JP4019016B2

JP4019016B2 - Slide hinge

Info

Publication number: JP4019016B2
Application number: JP2003138010A
Authority: JP
Inventors: 義人佐々木
Original assignee: 株式会社太田製作所
Priority date: 2003-05-15
Filing date: 2003-05-15
Publication date: 2007-12-05
Anticipated expiration: 2023-05-15
Also published as: JP2004339803A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉に取り付けられた蝶番本体のアームを、扉取付け枠に取り付けられた連結手段にワンタッチで仮止めすることができ、かつ、アームを連結手段に固定する本体固定ねじが緩んでも、アームが連結手段から外れないスライド蝶番に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、キャビネット等の扉取付け枠に扉を取り付けるスライド蝶番は、扉に固定されるカップ，ねじの係入部と係止部が形成されたアーム，カップをアームに対して回動させるリンクを有する蝶番本体と、アームと扉取付け枠とを連結する連結手段と、頭部が、係入部から係入して係止部に固定され、連結手段にアームを固定する、連結手段に螺着された本体固定ねじとからなっていた。
【０００３】
一般的に、係入部は、本体固定ねじの頭部が貫通可能な丸孔としてあり、また、係止部は、上記丸孔に連通され、本体固定ねじのねじ部外径より大きく、かつ、頭部外径より小さい穴幅の長穴としていた。
このように、係入部と係止部を設けることにより、あらかじめ連結手段に本体固定ねじを取り付けた状態で、扉に取り付けられた蝶番本体のアームを、扉取付け枠に取り付けられた連結手段に係止することができた。
なお、長穴状の係止部は、扉取付け枠に対する扉の取付け位置を調整するためのものである。
【０００４】
このスライド蝶番の一般的な取付け手順は、まず、蝶番本体のカップを扉に固定するとともに、連結手段を扉取付け枠に取り付ける。続いて、本体固定ねじを頭部が浮いた状態で連結手段の雌ねじに締め込む。
次に、本体固定ねじの頭部を蝶番本体のアームの係入部から係入して、続いて、本体固定ねじを係止部に係止して扉を仮止めする。そして、扉を仮止めした状態で扉の取付け位置を調整し、取付け位置が決まったところで本体固定ねじを締め付け、扉ごと蝶番本体を連結手段に取り付ける。
すなわち、スライド蝶番は、係入部及び係止部を設けることにより、片手で扉を支えるとともに、もう片方の手でねじを締め付けるといった熟練を要する難しい作業を行なわなくてもすむので、作業性を大幅に改善することができた。
【０００５】
ところで、上記スライド蝶番は、扉の取付け位置を調整するときや、本体固定ねじが緩んだ状態で扉が開閉されたとき等において、本体固定ねじが係入部に移動すると、本体固定ねじの頭部が係入部から抜けてしまい、蝶番本体のアームが連結手段から外れる危険性があった。
このため、スライド蝶番は、取り付けやすさや、安全性等を向上させる観点から様々な工夫が施されてきた。
【０００６】
たとえば、ヒンジ本体と、マウンティングプレートと、止めねじと、止めねじに取り付けられた座金を備えたヒンジであって、座金が、塑性変形する材質からなり、変形前には、ねじ挿通用鍵穴を通過することができ、かつ、ねじ締め後には、塑性変形しねじ挿通用鍵穴より大きくなっているヒンジがある（実用新案文献１）。
このヒンジは、止めねじを締め付けると、座金が塑性変形しねじ挿通用鍵穴を通り抜けれなくなるので、止めねじを緩めて調整作業を行なっても、ヒンジ本体がマウンティングプレートから離脱、脱落するといった不具合を回避することができる。
【０００７】
また、スライド蝶番を構成するキャビネット側に固定されるキャビネット側部材に対し、扉側に固定される扉側部材を重ね合わせて組み付けるときに、一端部をキャビネットに固定され、他端部を締付ネジに固定される軟質シート材を付設し、この軟質シート材によりキャビネット部材からの扉側部材の外れを防止するスライド蝶番の外れ防止構造がある（特許文献１）。
この技術は、スライド蝶番の外れを防止して扉の落下事故を確実に防ぐことができる。
【０００８】
【実用新案文献１】
実公平５−１２４５６号公報
【特許文献１】
特開平７−１０２８４７号公報
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ヒンジは、扉を取り外す際、座金を塑性変形させているので、止めねじを緩めるだけではなく取り外す必要がある。この取外し作業は、扉を支えながら止めねじを外すといった熟練を要する作業であり、生産性が低下するといった問題があった。また、取外し作業中に、扉を倒してしまう危険性もあった。
また、このヒンジは、取り外した扉を再度取り付ける際、塑性変形した座金を用いるとすると、片手で扉を支えるとともに、もう片方の手で座金の付いたねじを締め付けるといった熟練を要する難しい作業を行なう必要があり、作業性が大きく低下するといった問題があった。
【００１０】
さらに、複数のヒンジを取り付ける場合、座金を塑性変形させるまでは、座金がねじ挿通用鍵穴から外れることもあり、扉を倒してしまう危険性があった。
また、扉の取付け位置を調整する際、止めねじを緩めすぎると、止めねじが連結手段から抜けてしまうので、止めねじを緩めすぎないように注意する必要もあった。
【００１１】
また、上記スライド蝶番の外れ防止構造は、軟質シート材，段状板材や止板を締付ねじで固定する必要があるので、取付け作業や取外し作業が、熟練を要する作業となってしまい、生産性が低下するといった問題があった。
【００１２】
本発明は上述の問題点に鑑み、安全かつ容易に扉の取付け及び取外しを行なうことができ、仮に本体固定ねじが緩んでも扉が倒れるといった不具合を防止することのできるスライド蝶番の提供を目的とする。
【００１３】
上記目的を達成するため、本発明のスライド蝶番は、扉に固定されるカップ，ねじの係入部と係止部が形成されたアーム，前記カップを前記アームに対して回動させるリンク，及び，前記係入部を塞ぐ方向に付勢された抜け止めプレートを有する蝶番本体と、前記アームと扉取付け枠とを連結する連結手段と、頭部が、前記係入部から係入して前記係止部に固定され、前記連結手段に前記アームを固定する、前記連結手段に螺着された本体固定ねじと、を具備し、前記アームの長手方向断面を‘コ’字状に形成し、対向する側板の間に、前記抜け止めプレートを回動自在に設けた構成としてある。
このような構成によれば、本体固定ねじの頭部を係入部に押し込むと、抜け止めプレートが付勢力に抗して開き頭部が係入部を貫通する、続いて、本体固定ねじのねじ部を係止部へ移動させると、抜け止めプレートが付勢力により閉じて、係入部を自動的に覆うので、特別に抜け止めプレートを操作しなくてよく、ワンタッチ操作で蝶番本体を仮止めすることができる。
また、蝶番本体を連結手段から取り外すときは、抜け止めプレートを付勢力に抗して持ち上げ係入部を開け、この係入部から本体固定ねじの頭部を引き抜くことによって容易に仮止めを解除することができる。
【００１４】
また、このスライド蝶番は、前記アームの長手方向断面を‘コ’字状に形成し、対向する側板の間に、抜け止めプレートを回動自在に設けてある。
これにより、アームの底板を連結手段に直接螺着することができ、構造を単純化することができる。
【００１５】
また、このスライド蝶番は、前記抜け止めプレートの前記係入部を塞ぐ抜け止め部が、前記本体固定ねじの頭部底面の下方に位置する構成としてある。
このようにすると、本体固定ねじが係入部方向に移動しても、抜け止め部が本体固定ねじの頭部の下方に位置するので、抜け止め部が頭部に乗り上げるといった不具合を防止でき、仮止めした蝶番本体が連結手段から外れるといった不具合を確実に防止することができる。
【００１６】
また、このスライド蝶番は、あらかじめ、前記本体固定ねじを前記連結手段の雌ねじに締め込み、さらに、前記本体固定ねじの先端に雌ねじから外れないようにするためのストッパを設けた構成としてある。
このようにすると、本体固定ねじが緩んでも連結手段から抜けないので、仮止めした蝶番本体が連結手段から外れるといった不具合をより確実に防止することができる。
さらに、前記ストッパを前記本体固定ねじに形成したかしめとしてもよく、このようにすると、構造を単純化することができ製造費のコストダウンを図ることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。
［第一実施形態］
まず、本発明のスライド蝶番の第一実施形態を、図面を参照して説明する。
図１は、第一実施形態にかかるスライド蝶番の取付け状態を説明するための概略斜視図を示している。
同図において、スライド蝶番１は、蝶番９１で連結されたアコーディオン式の扉９０の四隅に配設されており、扉９０をガイドレール９２，９３に開閉自在に連結してある。
【００１８】
また、図２は、第一実施形態にかかるスライド蝶番の概略図であり、（ａ）は正面側から見た斜視図を、（ｂ）は背面側から見た斜視図を示している。
同図において、スライド蝶番１は、上記扉９０に固定される蝶番本体２と、扉取付け枠としてのガイドレール９２，９３に移動自在に取り付けられる連結手段３と、蝶番本体２を連結手段３に固定する本体固定ねじ１０とからなっている。
なお、スライド蝶番１は、蝶番本体２を連結手段３に仮止めする前の状態を図示してある。
【００１９】
図３は、第一実施形態にかかるスライド蝶番の蝶番本体の概略分解斜視図を示している。
同図において、蝶番本体２は、扉９０の凹部に凸部２１が埋設された状態で螺着されるカップ２２と、カップ２２を回動させるリンク２３，２４と、長手方向断面を‘コ’字状に形成した、長方形状の底板４４および対向する側板４５とからなるアーム４０と、アーム４０に回動自在に取り付けられた抜け止めプレート５０とからなっている。
【００２０】
リンク２３，２４は、一方の端部が、Ｕ字ピン２８を介してカップ２２と回動自在に連結されており、もう一方の端部が、リベット２５，２６を介してアーム４０と回動自在に連結されている。
これらのリンク２３，２４は、カップ２２を回動させるリンク機構を構成している。
【００２１】
アーム４０の底板４４には、本体固定ねじ１０の頭部が貫通可能な丸孔状の係入部４１と、この係入部４１に連通され、本体固定ねじ１０のねじ部外径より大きく、かつ、頭部外径より小さい穴幅の長穴状の係止部４２が形成されている。
なお、係入部４１の形状は、上記形状に限定されるものではなく、たとえば、丸孔の代わりに、底板４４の端部に向かって開口された切欠（図示せず）を設けてもよい。
【００２２】
抜け止めプレート５０は、係止部４２に移動した本体固定ねじ１０が係入部４１から抜け出ないように係入部４１を塞ぐ抜け止め部５１と、トーションばね５３により閉方向（係入部４１を塞ぐ方向）に付勢される付勢板５４と、一方の端部が抜け止め部５１と連結され、もう一方の端部が付勢板５４と連結され、さらに、リベット２７を介して回動自在にアーム４０と連結される一対の対向した側板５２とからなっている。
【００２３】
ここで、好ましくは、抜け止めプレート５０の抜け止め部５１を、係入部４１に収まる窪んだ形状に形成し、この窪みの上面が、本体固定ねじ１０の頭部底面より下方向に位置する構成にするとよい。
このようにすると、本体固定ねじ１０が係入部４１側に移動しても、抜け止め部５１の窪みが、本体固定ねじ１０の頭部底面の下方に位置するので、抜け止め部５１が頭部に乗り上げるといった不具合を防止できる。
【００２４】
連結手段３は、図２に示すように、ローラー３５と、このローラー３５を軸支するローラー固定台３１と、ローラー固定台３１に連結された連結台３２と、上下方向に移動自在に連結台３２に連結された本体固定用上下可動台３３とからなっており、ガイドレール９２，９３を自由に移動する。
【００２５】
本体固定用上下可動台３３は、本体固定ねじ１０が締め込まれる雌ねじ（図示せず）が形成された平板３４と、この平板３４を上下方向にガイドする背面方向に突設された一対の側板３６と、アーム４０の側板４５を水平方向にガイドする正面方向に突設された一対の側板３７とからなっている。
また、本体固定用上下可動台３３は、上下調整ねじ３８によって、連結台３２に対し上下方向に移動自在な構造としてあり、上下調整ねじ３８を廻すことにより、本体固定用上下可動台３３の高さを調節することができる。
【００２６】
ここで、好ましくは、本体固定ねじ１０を本体固定用上下可動台３３の平板３４の雌ねじに締め込み、平板３４から突出したねじ部の先端をかしめ、本体固定ねじ１０が本体固定用上下可動台３３から抜けないようにするとよい（図４参照）。
このようにすると、上記かしめが、本体固定ねじ１０が本体固定用上下可動台３３から抜けることを防止するストッパとして機能し、本体固定ねじ１０が抜けることによりアーム４０が本体固定用上下可動台３３から外れるといった不具合を回避することができる。
なお、ストッパは、上記かしめに限定されるものではなく、たとえば、Ｃリング，Ｅリング，ピン等を用いてもよい。
【００２７】
次に、上記構成のスライド蝶番１の使用方法について説明する。
まず、スライド蝶番１が扉９０に取り付けられた状態について説明する。
扉９０の上部に取り付けられたスライド蝶番１のローラー固定台３１は、図１に示すように、扉取付け枠に設置され下側側板に切欠を設けた四角柱状のガイドレール９２に挿入され、ローラー３５が切欠の両側の滑走面を移動する。また、扉９０の下部に取り付けられたスライド蝶番１のローラー固定台３１は、扉取付け枠（又は、床面）に埋設された溝状のガイドレール９３に収納され、ローラー３５が溝内の滑走面を移動する（図１参照）。
【００２８】
次に、蝶番本体２のアーム４０を本体固定用上下可動台３３に取り付ける取付け手順について、図面を参照して説明する。
図４は、第一実施形態にかかるスライド蝶番の取付け手順を説明するための概略図であり、（ａ）は取り付け前の断面図を、（ｂ）は位置合わせ後の断面図を、（ｃ）は本体固定ねじの頭部を係入させた後の断面図を、（ｄ）は本体固定ねじのねじ部を係止部に移動させた後の断面図を示している。
同図（ａ）において、本体固定ねじ１０は、頭部１１が少なくともアーム４０の底板４４より浮いた状態で、本体固定用上下可動台３３に取り付けられている。
また、本体固定ねじ１０は、ねじ部１２の先端があらかじめ（たとえば、製造工場において）かしめられており、このかしめ部１３がストッパとして機能するので、本体固定用上下可動台３３から抜けることはない。
【００２９】
次に、同図（ｂ）に示すように、アーム４０を、本体固定用上下可動台３３の側板３７の間に挿入し、係入部４１が本体固定ねじ１０の真上に位置するように移動させる。
この際、アーム４０の側板４５を、本体固定用上下可動台３３の側板３７がガイドするので、アーム４０をガイド方向に沿って移動させると、係入部４１を本体固定ねじ１０の真上に簡単に移動させることができる。
【００３０】
次に、同図（ｃ）に示すように、アーム４０を本体固定ねじ１０側に押し付けると、係入部４１に本体固定ねじ１０の頭部１１が貫通し、係入部４１を覆っていた抜け止めプレート５０の抜け止め部５１が、頭部１１によって開方向に押し上げられる。すなわち、抜け止めプレート５０を特別に操作しなくても、頭部１１を係入部４１に係入させることができる。
【００３１】
次に、同図（ｄ）に示すように、本体固定ねじ１０の頭部１１を係入部４１に係入させた状態で、アーム４０を反扉側に移動させると、本体固定ねじ１０のねじ部１２が係止部４２に係止される。このとき、抜け止め部５１を押し上げていた頭部１１が移動するので、トーションばね５３によって抜け止めプレート５０が閉方向に回動し、抜け止め部５１が係入部４１を覆う。
【００３２】
次に、アーム４０を移動させて扉の取付け位置を調整する。
ここで、図５（ａ）に示すように、たとえば、アーム４０を扉側に移動させようとしても、係入部４１が抜け止め部５１で塞がれているので、本体固定ねじ１０のねじ部１２が抜け止め部５１と当接し係入部４１側に移動できない。したがって、扉９０の取付け位置を調整しているとき、本体固定ねじ１０の頭部１１が係入部４１から抜けて蝶番本体２が連結手段３から外れ扉９０が倒れるといった不具合を防止し、仮止め状態を維持することができる。
続いて、図５（ｂ）に示すように、扉９０の取付け位置を調整したところで、本体固定ねじ１０を締め付けると、アーム４０を本体固定用上下可動台３３に固定することができる。
【００３３】
ここで、たとえば、図６（ａ）に示すように、抜け止め部１５１に上述した窪みを形成しないと、本体固定ねじ１０が緩んでアーム４０が扉側に移動した際、図６（ｂ）に示すように、本体固定ねじ１０の頭部１１に抜け止め部１５１が乗り上げてしまい、アーム４０が本体固定用上下可動台３３から外れてしまうことも想定される。これに対し、スライド蝶番１は、抜け止め部５１に窪みを形成し、窪みの上面を底板４４の上面より低い又は同等の高さとしてあるので、頭部１１に抜け止め部１５１が乗り上げてしまい、アーム４０が本体固定用上下可動台３３から外れるといった不具合を防止できる（図５（ａ）参照）。
【００３４】
また、図示してないが、扉９０を取り外すときは、本体固定ねじ１０を緩めてから、抜け止めプレート５０を開方向に回動させて抜け止め部５１を浮かせ、この状態でアーム４０を扉側に移動させる（図４（ｃ）参照）。続いて、頭部１１が係入部４１を通り抜けるようにアーム４０を取り外すと、蝶番本体２を連結手段３から容易に取り外すことができる。
ここで、本体固定ねじ１０は、ねじ部１２の先端がかしめられており、本体固定ねじ１０を緩める際、緩めすぎても抜けることがないので、仮止め状態を維持することができ、扉９０が倒れるといった不具合を防止することができる。
【００３５】
このように、本実施形態のスライド蝶番１によれば、本体固定ねじ１０の頭部１１を係入部４１に係入させると、抜け止め部５１が頭部１１に押されて開方向に回動し、続いて、本体固定ねじ１０を係止部４２に移動させると、抜け止め部５１が付勢力により閉方向に回動し係入部４１を覆うので、特別に抜け止めプレート５０を操作しなくても、ワンタッチ操作で蝶番本体２を連結手段３に仮止めすることができる。
また、アーム４０の長手方向断面を‘コ’字状に形成し、対向する側板４５側に、抜け止めプレート５０を回動自在に設けてあるので、アーム４０の底板４４を連結手段３の平板３４に直接螺着することができ、構造を単純化することができる。
【００３６】
［第二実施形態］
図７は、第二実施形態にかかるスライド蝶番の取付け状態を説明するための概略斜視図を示している。
同図において、スライド蝶番１ａは、観音開きの扉９０ａの四隅に配設されており、扉９０ａを回動自在に扉取付け枠９４に取り付けてある。
【００３７】
また、図８は、第二実施形態にかかるスライド蝶番の概略斜視図を示している。
同図において、スライド蝶番１ａは、扉９０ａに固定される蝶番本体２ａと扉取付け枠（図示せず）に取り付けられる連結手段３ａと、蝶番本体２ａを連結手段３ａに螺着する本体固定ねじ１０とからなっている。
なお、本実施形態の蝶番本体２ａは、上記第一実施形態の蝶番本体２において、抜け止めプレート５０の代わりに抜け止めプレート５０ａを設けてあり、蝶番本体２をひっくり返して連結手段３ａへ連結する構成としてある。
【００３８】
抜け止めプレート５０ａは、係止部４２に挿入された本体固定ねじ１０が係入部４１に移動できないように係入部４１を塞ぐ抜け止め部５１ａと、トーションばね５３により閉方向（係入部４１を塞ぐ方向）に付勢された付勢板５４ａと、一方の端部が抜け止め部５１ａと連結され、もう一方の端部が付勢板５４ａと連結され、さらに、リベット２７を介して回動自在にアーム４０ａと連結される一対の対向した側板５２ａとからなっている。
また、側板５２ａは、アーム４０ａの側板４５ａを挟む構造としてある。
【００３９】
連結手段３ａは、アーム４０ａの対向する側板４５ａ内にスライド自在に嵌入される直方体状の突起部６１と、突起部６１の両側面下端に突設された四角柱状の当接部６２からなり、突起部６１の両端部に、扉取付け枠に螺着するためのねじ孔６３が穿設されている。また、突起部６１の中央部には、本体固定ねじ１０を締め付ける雌ねじ（図示せず）が設けられている。
そして、本体固定ねじ１０が締め付けられると、上記当接部６２に、側板４５ａの下部端面が押し付けられ、この摩擦抵抗により蝶番本体２ａと連結手段３ａを連結する。
その他の構成は、第一実施形態のスライド蝶番１とほぼ同様としてある。
【００４０】
次に、上記構成のスライド蝶番１ａの使用方法について、図面を参照して説明する。
図９は、第二実施形態にかかるスライド蝶番の取付け手順を説明するための概略図であり、（ａ）は取り付け前の断面図を、（ｂ）は位置合わせ後の断面図を、（ｃ）は本体固定ねじの頭部を係入させた後の断面図を、（ｄ）は本体固定ねじのねじ部を係止部に移動させた後の断面図を示している。
同図（ａ）において、本体固定ねじ１０は、当接部６２に側板４５ａの下部端面を当接させた際、頭部１１がアーム４０ａの上板４４ａより浮いた状態で（すなわち、Ｈ＞ｈとなる状態で）、連結手段３ａに締め込まれている。
【００４１】
次に、同図（ｂ）に示すように、アーム４０ａを、両側板４５ａの間に突起部６１を挟むように挿入し、係入部４１が本体固定ねじ１０の真上に位置するように移動させる。
この際、アーム４０ａの側板４５ａが、連結手段３ａの突起部６１の側面にガイドされるので、アーム４０ａをガイド方向に移動させると、係入部４１を本体固定ねじ１０の真上に簡単に移動させることができる。
【００４２】
次に、同図（ｃ）に示すように、アーム４０ａを本体固定ねじ１０側に押し付けると、係入部４１に本体固定ねじ１０の頭部１１が貫通し、係入部４１を覆っていた抜け止めプレート５０ａの抜け止め部５１ａが、頭部１１によって開方向に押し上げられる。すなわち、抜け止めプレート５０ａを特別に操作しなくても、頭部１１を係入部４１に係入させることができる。
【００４３】
次に、同図（ｄ）に示すように、本体固定ねじ１０の頭部１１を係入部４１に係入した状態で、アーム４０ａを反扉側に移動させると、本体固定ねじ１０のねじ部１２が係止部４２に係入される。この際、抜け止め部５１ａを押し上げていた頭部１１が移動するので、トーションばね５３によって抜け止めプレート５０ａが閉方向に回動し、抜け止め部５１ａが係入部４１を覆う。
続いて、図示してないが、扉９０ａの取付け位置を調整したところで、本体固定ねじ１０を締め付けることにより、アーム４０ａの側板４５ａが当接部６２に押し付けられ連結手段３ａに固定することができる。
【００４４】
また、図示してないが、扉９０ａを取り外すときは、本体固定ねじ１０を緩めてから、抜け止めプレート５０ａを開方向に回動させて抜け止め部５１ａを浮かせ、この状態でアーム４０ａを扉側に移動させる（図９（ｃ）参照）。続いて、頭部１１が係入部４１を通り抜けるようにアーム４０ａを取り外すと、蝶番本体２ａを連結手段３ａから容易に取り外すことができる。
【００４５】
このように、本実施形態のスライド蝶番１ａによれば、本体固定ねじ１０の頭部１１を係入部４１に貫通させると、抜け止め部５１ａが頭部１１に押されて開方向に回動し、続いて、本体固定ねじ１０のねじ部１２を係止部４２に移動させると、抜け止め部５１ａが付勢力により閉方向に回動し、係入部４１を自動的に覆うので、特別に抜け止め部５１ａを操作しなくても蝶番本体２ａを確実に仮止めすることができる。
【００４６】
以上、本発明のスライド蝶番について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係るスライド蝶番は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、抜け止めプレートを回動させているが、この構成に限定されるものではなく、抜け止めプレートを移動させる構成としてもよい。
また、作業現場において、本体固定ねじをあらかじめ締めこんだ後にストッパを取り付ける構成としてもよく、このようにしても、本体固定ねじが緩み連結手段から抜けるといった不具合を防止することができる。
【００４７】
【発明の効果】
以上のように、本発明にかかるスライド蝶番によれば、本体固定ねじの頭部を係入部に係入し、本体固定ねじのねじ部を係止部に移動させると、抜け止めプレートの抜け止め部が係入部を塞ぐので、本体固定ねじが係入部に移動できなくなり、仮止めした蝶番本体が連結手段から外れるといった不具合を防止することができる。
【００４８】
さらに、抜け止め部に窪みを形成し、窪みの上面を本体固定ねじの頭部底面より下方に位置させることにより、抜け止め部が本体固定ねじの頭部に乗り上げるといった不具合を防止でき、仮止めした蝶番本体が連結手段から外れるといった不具合を確実に防止することができる。
また、本体固定ねじを連結手段の雌ねじに締め込み、貫通したねじ部先端にストッパを設けることにより、本体固定ねじが連結手段から抜けなくなるので、本体固定ねじが緩んでも、本体固定ねじが抜けて仮止めした蝶番本体が連結手段から外れるといった不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、第一実施形態にかかるスライド蝶番の取付け状態を説明するための概略斜視図を示している。
【図２】図２は、第一実施形態にかかるスライド蝶番の概略図であり、（ａ）は正面側から見た斜視図を、（ｂ）は背面側から見た斜視図を示している。
【図３】図３は、第一実施形態にかかるスライド蝶番の蝶番本体の概略分解斜視図を示している。
【図４】図４は、第一実施形態にかかるスライド蝶番の取付け手順を説明するための概略図であり、（ａ）は取り付け前の断面図を、（ｂ）は位置合わせ後の断面図を、（ｃ）は本体固定ねじの頭部を係入させた後の断面図を、（ｄ）は本体固定ねじのねじ部を係止部に移動させた後の断面図を示している。
【図５】図５は、第一実施形態にかかるスライド蝶番の取付け手順を説明するための概略図であり、（ａ）は位置合わせ中の断面図を、（ｂ）は取付け完了後の断面図を示している。
【図６】図６は、その他の例にかかるスライド蝶番の取付け状態を説明するための概略図であり、（ａ）は本体固定ねじが係止部に移動したときの断面図を、（ｂ）は係止部が頭部に乗り上がったときの断面図を示している。
【図７】図７は、第二実施形態にかかるスライド蝶番の取付け状態を説明するための概略斜視図を示している。
【図８】図８は、第二実施形態にかかるスライド蝶番の概略斜視図を示している。
【図９】図９は、第二実施形態にかかるスライド蝶番の取付け手順を説明するための概略図であり、（ａ）は取り付け前の断面図を、（ｂ）は位置合わせ後の断面図を、（ｃ）は本体固定ねじの頭部を係入させた後の断面図を、（ｄ）は本体固定ねじのねじ部を係止部に移動させた後の断面図を示している。
【符号の説明】
１，１ａスライド蝶番
２，２ａ蝶番本体
３，３ａ連結手段
１０本体固定ねじ
１１頭部
１２ねじ部
１３かしめ部
２１凸部
２２カップ
２３，２４リンク
２５，２６，２７リベット
２８Ｕ字ピン
３１ローラー固定台
３２連結台
３３本体固定用上下可動台
３４平板
３５ローラー
３６側板
３７側板
３８上下調整ねじ
４０，４０ａアーム
４１係入部
４２係止部
４４底板
４４ａ上板
４５，４５ａ側板
５０，５０ａ抜け止めプレート
５１，５１ａ，１５１抜け止め部
５２，５２ａ側板
５３トーションばね
５４，５４ａ付勢板
６１突起部
６２当接部
６３ねじ孔
９０，９０ａ扉
９１蝶番
９２，９３ガイドレール
９４扉取付け枠[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention can temporarily fix the arm of the hinge main body attached to the door to the connecting means attached to the door mounting frame with one touch, and even if the main body fixing screw for fixing the arm to the connecting means is loosened, The present invention relates to a slide hinge whose arm does not come off the connecting means.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a slide hinge for attaching a door to a door mounting frame such as a cabinet has a cup fixed to the door, an arm formed with a screw engaging portion and a locking portion, and a hinge for rotating the cup relative to the arm. The main body, the connecting means for connecting the arm and the door mounting frame, and the head is engaged with the engaging portion and fixed to the locking portion, and the arm is fixed to the connecting means, and the main body is screwed to the connecting means. It consisted of fixing screws.
[0003]
Generally, the engaging portion is a round hole through which the head of the main body fixing screw can pass, and the locking portion is communicated with the round hole, larger than the outer diameter of the thread portion of the main body fixing screw, and It was a long hole with a hole width smaller than the outer diameter of the head.
Thus, by providing the engaging portion and the locking portion, the arm of the hinge main body attached to the door is engaged with the connecting means attached to the door mounting frame in a state where the main body fixing screw is attached to the connecting means in advance. I was able to stop.
The elongated hole-shaped locking portion is for adjusting the door mounting position with respect to the door mounting frame.
[0004]
The general attachment procedure of the slide hinge is to first fix the cup of the hinge body to the door and attach the connecting means to the door attachment frame. Subsequently, the main body fixing screw is tightened to the female screw of the connecting means with the head floating.
Next, the head of the main body fixing screw is engaged from the engaging portion of the arm of the hinge main body, and then the main body fixing screw is locked to the locking portion to temporarily fix the door. Then, the installation position of the door is adjusted with the door temporarily fixed, and when the installation position is determined, the main body fixing screw is tightened, and the hinge main body together with the door is attached to the connecting means.
In other words, the slide hinge is provided with an engaging part and a locking part, so that it is possible to support the door with one hand and to perform a difficult work requiring skill such as tightening a screw with the other hand, greatly improving workability. It was possible to improve.
[0005]
By the way, the slide hinge moves the head of the main body fixing screw when the main body fixing screw moves to the engaging portion when the door mounting position is adjusted or when the door is opened and closed with the main body fixing screw loosened. There is a danger that the arm of the hinge main body will come off from the connecting means due to slipping out of the engaging portion.
For this reason, the slide hinge has been devised in various ways from the viewpoint of improving ease of attachment and safety.
[0006]
For example, a hinge with hinge body, mounting plate, set screw, and washer attached to the set screw. The washer is made of a plastically deformed material and passes through the screw insertion keyhole before deformation. There is a hinge that is plastically deformed and larger than the screw insertion keyhole after the screw tightening (utility model document 1).
When the set screw is tightened, the washer is plastically deformed so that it cannot pass through the screw insertion keyhole.Therefore, even if the set screw is loosened and the adjustment work is performed, the hinge body will be detached from the mounting plate and fall off. It can be avoided.
[0007]
When the door side member fixed on the door side is assembled with the cabinet side member fixed on the cabinet side constituting the slide hinge, one end is fixed to the cabinet and the other end is tightened. There is a slide hinge detachment prevention structure in which a soft sheet material fixed to a screw is attached and the soft sheet material prevents the door side member from detaching from the cabinet member (Patent Document 1).
This technology can prevent the sliding hinge from coming off and reliably prevent the door from falling.
[0008]
[Utility model document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 5-12456
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-102847
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the washer plastically deforms the washer when removing the door, it is necessary not only to loosen the set screw but also to remove it. This removal work is a work requiring skill such as removing the set screw while supporting the door, and has a problem that productivity is lowered. There was also a risk of falling the door during the removal work.
In addition, when using a washer that has been plastically deformed when re-installing the removed door, this hinge performs a difficult task that requires skill, such as supporting the door with one hand and tightening the screw with the washer with the other hand. There is a problem that workability is greatly reduced.
[0010]
Further, when a plurality of hinges are attached, the washer may come off the screw insertion keyhole until the washer is plastically deformed, and there is a risk that the door may be brought down.
Further, when adjusting the mounting position of the door, if the set screw is loosened too much, the set screw will come off from the connecting means, so that care must be taken not to loosen the set screw too much.
[0011]
In addition, the above-mentioned slide hinge prevention structure requires that the soft sheet material, stepped plate material, and stop plate be fixed with a fastening screw, so that the installation and removal operations require skill, and production. There was a problem that the performance decreased.
[0012]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described problems, and it is an object of the present invention to provide a slide hinge that can safely and easily be attached and detached, and can prevent problems such as the door falling even if the body fixing screw is loosened. To do.
[0013]
  In order to achieve the above object, a slide hinge of the present invention includes a cup fixed to a door, an arm formed with a screw engaging portion and a locking portion, a link for rotating the cup with respect to the arm, and A hinge body having a retaining plate biased in a direction to close the engaging portion, a connecting means for connecting the arm and the door mounting frame, and a head is engaged from the engaging portion and the locking portion A body fixing screw fixed to the connecting means and fixing the arm to the connecting means, and screwed to the connecting means.The longitudinal section of the arm is formed in a “U” shape, and the retaining plate is rotatably provided between the opposing side plates.As a configuration.
  According to such a configuration, when the head of the main body fixing screw is pushed into the engaging portion, the retaining plate opens against the urging force, and the head portion penetrates the engaging portion. Subsequently, the thread portion of the main body fixing screw When the is moved to the locking part, the retaining plate closes by the urging force and automatically covers the engaging part, so there is no need to operate the retaining plate specially, and the hinge body can be temporarily secured by one-touch operation. Can do.
  When removing the hinge body from the connecting means, lift the retaining plate against the urging force, open the engaging part, and easily remove the temporary fixing by pulling out the head of the body fixing screw from this engaging part. Can do.
[0014]
  Further, this slide hinge has a U-shaped cross section in the longitudinal direction of the arm, and a retaining plate is rotatably provided between opposing side plates.
  Thereby, the bottom plate of the arm can be directly screwed to the connecting means, and the structure can be simplified.
[0015]
  Further, the slide hinge is configured such that a retaining portion that closes the engaging portion of the retaining plate is positioned below the bottom surface of the head of the main body fixing screw.
  In this way, even if the main body fixing screw moves in the direction of the engagement portion, the retaining portion is located below the head of the main body fixing screw. It is possible to reliably prevent a problem that the stopped hinge body is detached from the connecting means.
[0016]
  The slide hinge has a structure in which the main body fixing screw is fastened to the female screw of the connecting means in advance, and a stopper is provided at the tip of the main body fixing screw so as not to be detached from the female screw.
  If it does in this way, even if a main body fixing screw loosens, it will not come out of a connection means, and it can prevent more certainly a malfunction that a hinge body temporarily fixed temporarily comes off from a connection means.
  Further, the stopper may be formed on the main body fixing screw, and in this way, the structure can be simplified and the manufacturing cost can be reduced.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, each embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[First embodiment]
First, a first embodiment of the slide hinge of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1: has shown the schematic perspective view for demonstrating the attachment state of the slide hinge concerning 1st embodiment.
In the figure, a slide hinge 1 is arranged at four corners of an accordion type door 90 connected by a hinge 91, and the door 90 is connected to guide rails 92 and 93 so as to be freely opened and closed.
[0018]
2A and 2B are schematic views of the slide hinge according to the first embodiment. FIG. 2A is a perspective view seen from the front side, and FIG. 2B is a perspective view seen from the back side.
In the figure, a slide hinge 1 includes a hinge main body 2 fixed to the door 90, a connecting means 3 movably attached to guide rails 92 and 93 as door mounting frames, and the hinge main body 2 as a connecting means 3. It consists of a body fixing screw 10 for fixing.
The slide hinge 1 is shown in a state before the hinge body 2 is temporarily fixed to the connecting means 3.
[0019]
FIG. 3 is a schematic exploded perspective view of the hinge body of the slide hinge according to the first embodiment.
In the figure, the hinge body 2 includes a cup 22 to be screwed in a state in which a convex portion 21 is embedded in a concave portion of a door 90, links 23 and 24 for rotating the cup 22, and a longitudinal cross-section of The arm 40 includes a rectangular bottom plate 44 and opposing side plates 45 formed in a letter shape, and a retaining plate 50 rotatably attached to the arm 40.
[0020]
One end of the links 23 and 24 is rotatably connected to the cup 22 via the U-shaped pin 28, and the other end is rotated to the arm 40 via the rivets 25 and 26. It is connected freely.
These links 23 and 24 constitute a link mechanism for rotating the cup 22.
[0021]
The bottom plate 44 of the arm 40 has a round hole-like engaging portion 41 through which the head of the main body fixing screw 10 can pass, and is connected to the engaging portion 41, which is larger than the outer diameter of the screw portion of the main body fixing screw 10, and A long hole-like locking part 42 having a hole width smaller than the outer diameter of the head is formed.
In addition, the shape of the engaging part 41 is not limited to the said shape, For example, you may provide the notch (not shown) opened toward the edge part of the baseplate 44 instead of a round hole.
[0022]
The retaining plate 50 includes a retaining portion 51 that closes the engaging portion 41 so that the main body fixing screw 10 that has moved to the engaging portion 42 does not escape from the engaging portion 41, and a closing direction (a direction that blocks the engaging portion 41) by the torsion spring 53. ), One end is connected to the retaining portion 51, the other end is connected to the urging plate 54, and is further rotatable via the rivet 27. It consists of a pair of opposed side plates 52 connected to the arm 40.
[0023]
Here, preferably, the retaining portion 51 of the retaining plate 50 is formed in a recessed shape that fits in the engaging portion 41, and the upper surface of the recessed portion is positioned below the bottom surface of the head of the main body fixing screw 10. It is good to.
In this case, even if the main body fixing screw 10 moves to the engaging portion 41 side, the recess of the retaining portion 51 is positioned below the bottom surface of the head of the main body fixing screw 10, so that the retaining portion 51 is It is possible to prevent problems such as getting on.
[0024]
As shown in FIG. 2, the connecting means 3 includes a roller 35, a roller fixing base 31 that supports the roller 35, a connecting base 32 connected to the roller fixing base 31, and a connecting base that is movable in the vertical direction. The main body fixing upper and lower movable base 33 connected to the main body 32 is freely moved along the guide rails 92 and 93.
[0025]
The vertical fixing base 33 for fixing the main body includes a flat plate 34 formed with a female screw (not shown) to which the main body fixing screw 10 is tightened, and a pair of side plates protruding in the back direction for guiding the flat plate 34 in the vertical direction. 36 and a pair of side plates 37 protruding in the front direction for guiding the side plate 45 of the arm 40 in the horizontal direction.
The vertical fixing base 33 for fixing the main body is structured to be movable in the vertical direction with respect to the connecting base 32 by the vertical adjustment screw 38. By turning the vertical adjustment screw 38, the height of the vertical movable base 33 for fixing the main body is increased. Can be adjusted.
[0026]
Here, preferably, the main body fixing screw 10 is tightened to the female screw of the flat plate 34 of the main body fixing vertical movable table 33, and the tip of the thread portion protruding from the flat plate 34 is caulked so that the main body fixing screw 10 is fixed to the main body fixing vertical movable table. It is better not to come out of 33 (see FIG. 4).
In this way, the caulking functions as a stopper for preventing the main body fixing screw 10 from being removed from the main body fixing vertical movable base 33, and the arm 40 is fixed to the main body fixing vertical movable base 33 by the main body fixing screw 10 being removed. It is possible to avoid problems such as detachment.
The stopper is not limited to the above caulking, and for example, a C ring, an E ring, a pin, or the like may be used.
[0027]
  Next, a method of using the slide hinge 1 having the above configuration will be described.
  First, a state where the slide hinge 1 is attached to the door 90 will be described.
The roller fixing base 31 of the slide hinge 1 attached to the upper part of the door 90 isAs shown in FIG.The roller 35 moves on the sliding surfaces on both sides of the notch, and is inserted into a square columnar guide rail 92 provided on the door mounting frame and provided with a notch in the lower side plate. The roller fixing base 31 of the slide hinge 1 attached to the lower part of the door 90 is housed in a groove-shaped guide rail 93 embedded in the door attachment frame (or floor surface), and the roller 35 slides in the groove. Move the surface (see FIG. 1).
[0028]
Next, an attachment procedure for attaching the arm 40 of the hinge body 2 to the vertically movable base 33 for fixing the body will be described with reference to the drawings.
4A and 4B are schematic views for explaining a mounting procedure of the slide hinge according to the first embodiment, wherein FIG. 4A is a cross-sectional view before mounting, FIG. 4B is a cross-sectional view after alignment, and FIG. ) Shows a cross-sectional view after engaging the head of the main body fixing screw, and (d) shows a cross-sectional view after moving the screw portion of the main body fixing screw to the locking portion.
In FIG. 2A, the main body fixing screw 10 is attached to the main body fixing vertical movable table 33 with the head 11 floating at least from the bottom plate 44 of the arm 40.
Further, the main body fixing screw 10 has the tip of the screw portion 12 crimped in advance (for example, at a manufacturing factory), and the caulking portion 13 functions as a stopper, so that the main body fixing screw 10 does not come out of the main body fixing vertical movable table 33. .
[0029]
Next, as shown in FIG. 4B, the arm 40 is inserted between the side plates 37 of the main body fixing vertical movable base 33 and moved so that the engaging portion 41 is positioned directly above the main body fixing screw 10. Let
At this time, since the side plate 45 of the arm fixing vertical movable base 33 guides the side plate 45 of the arm 40, when the arm 40 is moved along the guide direction, the engaging portion 41 is easily placed directly above the main body fixing screw 10. Can be moved to.
[0030]
Next, as shown in FIG. 3C, when the arm 40 is pressed against the main body fixing screw 10, the head 11 of the main body fixing screw 10 penetrates the engaging portion 41 and covers the engaging portion 41. The retaining portion 51 of the plate 50 is pushed up in the opening direction by the head portion 11. That is, the head 11 can be engaged with the engagement portion 41 without specially operating the retaining plate 50.
[0031]
Next, when the arm 40 is moved to the non-door side with the head 11 of the main body fixing screw 10 engaged with the engaging portion 41 as shown in FIG. The part 12 is locked to the locking part 42. At this time, since the head 11 that has pushed up the retaining portion 51 moves, the retaining plate 50 rotates in the closing direction by the torsion spring 53, and the retaining portion 51 covers the engaging portion 41.
[0032]
Next, the arm 40 is moved to adjust the door mounting position.
Here, as shown in FIG. 5A, for example, even if the arm 40 is moved to the door side, the engaging portion 41 is blocked by the retaining portion 51, so that the thread portion of the main body fixing screw 10 is used. 12 abuts against the retaining portion 51 and cannot move to the engaging portion 41 side. Therefore, when adjusting the mounting position of the door 90, it is possible to prevent a problem that the head 11 of the main body fixing screw 10 comes off from the engaging portion 41, the hinge main body 2 comes off from the connecting means 3, and the door 90 falls down. The state can be maintained.
Subsequently, as shown in FIG. 5B, when the attachment position of the door 90 is adjusted, the arm 40 can be fixed to the main body fixing vertical movable table 33 by tightening the main body fixing screw 10.
[0033]
Here, for example, as shown in FIG. 6A, if the above-described depression is not formed in the retaining portion 151, when the main body fixing screw 10 is loosened and the arm 40 moves to the door side, FIG. As shown in FIG. 4, it is assumed that the retaining portion 151 rides on the head 11 of the main body fixing screw 10 and the arm 40 is detached from the main body fixing vertical movable table 33. On the other hand, since the slide hinge 1 forms a recess in the retaining portion 51 and the upper surface of the recess is lower than or equal to the upper surface of the bottom plate 44, the retaining portion 151 rides on the head 11. Thus, it is possible to prevent a problem that the arm 40 is detached from the vertical movable base 33 for fixing the main body (see FIG. 5A).
[0034]
Although not shown, when removing the door 90, the main body fixing screw 10 is loosened, and then the retaining plate 50 is rotated in the opening direction to float the retaining portion 51. In this state, the arm 40 is moved to the door. (See FIG. 4C). Subsequently, the hinge main body 2 can be easily detached from the connecting means 3 by removing the arm 40 so that the head 11 passes through the engaging portion 41.
Here, the main body fixing screw 10 has the tip of the screw portion 12 caulked. When the main body fixing screw 10 is loosened, the main body fixing screw 10 does not come out even if it is loosened too much, so that the temporarily fixed state can be maintained. It is possible to prevent problems such as falling down.
[0035]
Thus, according to the slide hinge 1 of the present embodiment, when the head portion 11 of the main body fixing screw 10 is engaged with the engagement portion 41, the retaining portion 51 is pushed by the head portion 11 and rotated in the opening direction. Subsequently, when the main body fixing screw 10 is moved to the locking portion 42, the retaining portion 51 rotates in the closing direction by the urging force and covers the engaging portion 41, so that the retaining plate 50 is not specially operated. However, the hinge body 2 can be temporarily fixed to the connecting means 3 by a one-touch operation.
Further, since the longitudinal section of the arm 40 is formed in a “U” shape and the retaining plate 50 is rotatably provided on the side plate 45 facing the arm 40, the bottom plate 44 of the arm 40 is connected to the flat plate of the connecting means 3. 34 can be screwed directly, and the structure can be simplified.
[0036]
[Second Embodiment]
FIG. 7: has shown the schematic perspective view for demonstrating the attachment state of the slide hinge concerning 2nd embodiment.
In the figure, a slide hinge 1a is disposed at four corners of a double door 90a, and the door 90a is rotatably attached to a door mounting frame 94.
[0037]
FIG. 8 is a schematic perspective view of a slide hinge according to the second embodiment.
In the figure, a slide hinge 1a includes a hinge body 2a fixed to a door 90a, a connecting means 3a attached to a door mounting frame (not shown), and a body fixing screw 10 for screwing the hinge body 2a to the connecting means 3a. It is made up of.
The hinge body 2a of this embodiment is provided with a retaining plate 50a in place of the retaining plate 50 in the hinge body 2 of the first embodiment, and the hinge body 2 is turned over and connected to the connecting means 3a. It is as composition to do.
[0038]
The retaining plate 50 a is closed by a retaining portion 51 a that closes the engaging portion 41 so that the main body fixing screw 10 inserted into the engaging portion 42 cannot move to the engaging portion 41 and a torsion spring 53 (closes the engaging portion 41. ), One end is connected to the retaining portion 51a, the other end is connected to the urging plate 54a, and is further rotatable via the rivet 27. And a pair of opposed side plates 52a connected to the arm 40a.
The side plate 52a has a structure that sandwiches the side plate 45a of the arm 40a.
[0039]
The connecting means 3a includes a rectangular parallelepiped projection 61 that is slidably fitted into the opposing side plate 45a of the arm 40a, and a rectangular columnar abutment 62 that projects from the lower ends of both side surfaces of the projection 61, Screw holes 63 are formed at both ends of the protrusion 61 for screwing onto the door mounting frame. Further, a female screw (not shown) for tightening the main body fixing screw 10 is provided at the center of the protrusion 61.
When the main body fixing screw 10 is tightened, the lower end surface of the side plate 45a is pressed against the contact portion 62, and the hinge main body 2a and the connecting means 3a are connected by this frictional resistance.
Other configurations are substantially the same as those of the slide hinge 1 of the first embodiment.
[0040]
Next, a method of using the slide hinge 1a having the above configuration will be described with reference to the drawings.
FIGS. 9A and 9B are schematic views for explaining a mounting procedure of the slide hinge according to the second embodiment. FIG. 9A is a cross-sectional view before mounting, FIG. 9B is a cross-sectional view after alignment, and FIG. ) Shows a cross-sectional view after engaging the head of the main body fixing screw, and (d) shows a cross-sectional view after moving the screw portion of the main body fixing screw to the locking portion.
In FIG. 6A, the main body fixing screw 10 is in a state where the head 11 is lifted from the upper plate 44a of the arm 40a when the lower end surface of the side plate 45a is brought into contact with the contact portion 62 (that is, H> h), and is fastened to the connecting means 3a.
[0041]
Next, as shown in FIG. 4B, the arm 40a is inserted so that the protruding portion 61 is sandwiched between the side plates 45a, and the engaging portion 41 is moved so as to be positioned directly above the main body fixing screw 10. Let
At this time, the side plate 45a of the arm 40a is guided by the side surface of the projection 61 of the connecting means 3a. Therefore, when the arm 40a is moved in the guide direction, the engaging portion 41 is easily moved directly above the main body fixing screw 10. Can be made.
[0042]
Next, as shown in FIG. 3C, when the arm 40a is pressed against the main body fixing screw 10, the head 11 of the main body fixing screw 10 penetrates the engaging portion 41 and covers the engaging portion 41. The retaining portion 51 a of the plate 50 a is pushed up in the opening direction by the head 11. That is, the head 11 can be engaged with the engagement portion 41 without specially operating the retaining plate 50a.
[0043]
Next, when the arm 40a is moved to the opposite door side with the head portion 11 of the main body fixing screw 10 engaged with the engaging portion 41 as shown in FIG. 12 is engaged with the locking portion 42. At this time, since the head 11 that has pushed up the retaining portion 51 a moves, the retaining plate 50 a is rotated in the closing direction by the torsion spring 53, and the retaining portion 51 a covers the engaging portion 41.
Subsequently, although not shown, when the attachment position of the door 90a is adjusted, the side plate 45a of the arm 40a is pressed against the contact portion 62 and fixed to the connecting means 3a by tightening the main body fixing screw 10. .
[0044]
Although not shown, when removing the door 90a, the main body fixing screw 10 is loosened, and then the retaining plate 50a is rotated in the opening direction to float the retaining portion 51a. (See FIG. 9C). Subsequently, when the arm 40a is removed so that the head 11 passes through the engaging portion 41, the hinge body 2a can be easily removed from the connecting means 3a.
[0045]
Thus, according to the slide hinge 1a of the present embodiment, when the head portion 11 of the main body fixing screw 10 is passed through the engaging portion 41, the retaining portion 51a is pushed by the head portion 11 and rotated in the opening direction. Subsequently, when the screw portion 12 of the main body fixing screw 10 is moved to the locking portion 42, the retaining portion 51a rotates in the closing direction by the biasing force and automatically covers the engaging portion 41. Even if the stopper 51a is not operated, the hinge body 2a can be securely temporarily fixed.
[0046]
As mentioned above, although the preferred embodiment was shown and demonstrated about the slide hinge of this invention, the slide hinge concerning this invention is not limited only to embodiment mentioned above, A various change implementation is carried out in the scope of the present invention. It goes without saying that it is possible.
For example, although the retaining plate is rotated, the present invention is not limited to this configuration, and the retaining plate may be moved.
Moreover, it is good also as a structure which attaches a stopper after tightening a main body fixing screw beforehand in a work site, and even if it does in this way, the malfunction that a main body fixing screw loosens and it will come off from a connection means can be prevented.
[0047]
【The invention's effect】
As described above, according to the slide hinge according to the present invention, when the head of the main body fixing screw is engaged with the engaging portion and the screw portion of the main body fixing screw is moved to the engaging portion, Since the portion closes the engaging portion, the main body fixing screw cannot be moved to the engaging portion, and it is possible to prevent the problem that the temporarily fixed hinge main body is detached from the connecting means.
[0048]
Furthermore, by forming a dent in the retaining part and positioning the upper surface of the dent below the bottom of the head of the body fixing screw, it is possible to prevent problems such as the retaining part riding on the head of the body fixing screw. It is possible to reliably prevent such a problem that the hinge main body is detached from the connecting means.
Also, by tightening the main body fixing screw to the female screw of the connecting means and providing a stopper at the end of the threaded part, the main body fixing screw will not come out of the connecting means. It is possible to prevent the problem that the temporarily fixed hinge main body is detached from the connecting means.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view for explaining a mounting state of a slide hinge according to a first embodiment.
2A and 2B are schematic views of a slide hinge according to the first embodiment, wherein FIG. 2A is a perspective view seen from the front side, and FIG. 2B is a perspective view seen from the back side. .
FIG. 3 is a schematic exploded perspective view of a hinge body of the slide hinge according to the first embodiment.
FIGS. 4A and 4B are schematic views for explaining a mounting procedure of the slide hinge according to the first embodiment, wherein FIG. 4A is a cross-sectional view before mounting, and FIG. 4B is a cross-sectional view after alignment. (C) is a cross-sectional view after engaging the head of the main body fixing screw, and (d) is a cross-sectional view after moving the screw portion of the main body fixing screw to the locking portion.
FIGS. 5A and 5B are schematic views for explaining a mounting procedure of the slide hinge according to the first embodiment, wherein FIG. 5A is a cross-sectional view during alignment, and FIG. 5B is a cross-sectional view after the mounting is completed. The figure is shown.
FIG. 6 is a schematic view for explaining a mounting state of a slide hinge according to another example, and (a) is a cross-sectional view when a main body fixing screw is moved to a locking portion; ) Shows a cross-sectional view when the latching portion rides on the head.
FIG. 7 is a schematic perspective view for explaining an attached state of the slide hinge according to the second embodiment.
FIG. 8 is a schematic perspective view of a slide hinge according to the second embodiment.
FIGS. 9A and 9B are schematic views for explaining a mounting procedure of the slide hinge according to the second embodiment, wherein FIG. 9A is a cross-sectional view before mounting, and FIG. 9B is a cross-sectional view after alignment. (C) is a cross-sectional view after engaging the head of the main body fixing screw, and (d) is a cross-sectional view after moving the screw portion of the main body fixing screw to the locking portion.
[Explanation of symbols]
1,1a Slide hinge
2,2a Hinge body
3,3a Connecting means
10 Body fixing screw
11 head
12 Screw part
13 Caulking part
21 Convex
22 cups
23, 24 links
25, 26, 27 Rivet
28 U-shaped pin
31 Roller fixing base
32 connection stand
33 Vertical movable base for fixing the main body
34 flat plate
35 rollers
36 Side plate
37 Side plate
38 Vertical adjustment screw
40, 40a arm
41 Enrollment Department
42 Locking part
44 Bottom plate
44a Upper plate
45, 45a Side plate
50, 50a Retaining plate
51, 51a, 151 Retaining part
52, 52a Side plate
53 Torsion spring
54, 54a Biasing plate
61 Protrusion
62 Contact part
63 Screw hole
90, 90a door
91 Hinge
92, 93 Guide rail
94 Door mounting frame

Claims

扉に固定されるカップ，ねじの係入部と係止部が形成されたアーム，前記カップを前記アームに対して回動させるリンク，及び，前記係入部を塞ぐ方向に付勢された抜け止めプレートを有する蝶番本体と、
前記アームと扉取付け枠とを連結する連結手段と、
頭部が、前記係入部から係入して前記係止部に固定され、前記連結手段に前記アームを固定する、前記連結手段に螺着された本体固定ねじと、
を具備し、
前記アームの長手方向断面を‘コ’字状に形成し、対向する側板の間に、前記抜け止めプレートを回動自在に設けたことを特徴とするスライド蝶番。A cup fixed to the door, an arm formed with a screw engaging portion and a locking portion, a link for rotating the cup with respect to the arm, and a retaining plate biased in a direction to close the engaging portion A hinge body having:
Connecting means for connecting the arm and the door mounting frame;
A body fixing screw screwed to the connecting means, wherein the head is engaged from the engaging part and fixed to the locking part, and the arm is fixed to the connecting means;
Equipped with,
A slide hinge characterized in that a longitudinal section of the arm is formed in a “U” shape, and the retaining plate is rotatably provided between opposing side plates .

前記抜け止めプレートの前記係入部を塞ぐ抜け止め部が、前記本体固定ねじの頭部底面の下方に位置することを特徴とする請求項１記載のスライド蝶番。 The slide hinge according to claim 1, wherein a retaining portion that blocks the engaging portion of the retaining plate is located below a bottom surface of the head of the main body fixing screw.

あらかじめ、前記本体固定ねじを前記連結手段の雌ねじに締め込み、さらに、前記本体固定ねじの先端に雌ねじから外れないようにするためのストッパを設けたことを特徴とする請求項１又は２記載のスライド蝶番。 3. The device according to claim 1, wherein the main body fixing screw is fastened to the female screw of the connecting means in advance, and a stopper is provided at a tip of the main body fixing screw so as not to be detached from the female screw. Slide hinge.

前記ストッパが前記本体固定ねじに形成したかしめであることを特徴とする請求項３記載のスライド蝶番。 The slide hinge according to claim 3, wherein the stopper is a crimp formed on the main body fixing screw.