JP4014318B2 - 難燃性樹脂組成物、並びにこれを用いた半導体封止材料および積層板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハロゲン系難燃剤を使用しなくても優れた難燃性を有する難燃性樹脂組成物、並びにこれを用いた半導体封止材料および積層板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エポキシ樹脂などに代表される熱硬化性樹脂は、その優れた特性から電気および電子機器部品などに広く使用されているが、火災に対する安全性を確保するため、難燃性が付与されている例が多い。これらの樹脂の難燃化は従来、臭素化エポキシなどのハロゲン含有化合物を用いることが一般的であった。これらのハロゲン含有化合物は高度な難燃性を有するが、芳香族臭素化合物は、熱分解により腐食性の臭素および臭化水素を発生するだけではなく、酸素存在下で分解した場合には、毒性の高いポリブロムジベンゾフラン、およびポリブロムジベンゾジオキシンを形成する可能性がある。また、臭素を含有する老朽廃材やゴミの処理は極めて困難である。
【0003】
このような理由から、臭素含有難燃剤に代わる難燃剤として、リン化合物が広く検討されているのは周知の事実である。しかし、エポキシ樹脂系にリン酸エステルなどを用いる場合、ブリードや加水分解の問題で、使用できる範囲が限られる。また、フェノール性水酸基などの官能基を持った一般的なリン酸エステル化合物は、加水分解により遊離のリン酸が生成し、電気的特性や信頼性を著しく劣化させるという欠点が生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述のような問題点を解決すべく鋭意検討した結果なされたものであり、ハロゲン化合物を添加することなく高度な難燃性を有し、かつ製品の特性を悪化させない樹脂組成物を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、1分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有し、且つハロゲン原子を含まないエポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、および、ジフェニルホスフィンオキサイドに、1分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物を反応させて得られる有機リン化合物(C)とからなる樹脂組成物であって、且つ樹脂組成物中のリン含量が0.3重量%以上5重量%以下であることを特徴とする難燃性樹脂組成物、並びに、これを用いた半導体封止材料および積層板である。
【0006】
【発明の実施の形態】
前述のように、エポキシ樹脂系にリン酸エステルなどを添加する場合、ブリードや加水分解の問題で、使用できる範囲が限られる。また、フェノール性水酸基などの官能基を持った一般的なリン酸エステル化合物は、加水分解により遊離のリン酸が生成し、電気的特性や信頼性を著しく劣化させるという欠点が生じていた。本発明においてはこのような問題を解決するため、加水分解に対して安定なP−C結合を有する有機リン化合物を合成するため、P−H結合を持つリン化合物とエポキシ基との反応を利用し、さらに、エポキシ基によって、樹脂マトリックスと強固に結合させることで、難燃性と信頼性を両立させることを技術骨子とするものである。
【0007】
本発明における1分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有し、且つハロゲン原子を含まないエポキシ樹脂(A)としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、芳香族アミンおよび複素環式窒素塩基からのN−グリシジル化合物、例えばN,N−ジグリシジルアニリン、トリグリシジルイソシアヌレート、 N,N,N',N'−テトラグリシジル−ビス(p−アミノフェニル)−メタンなどが例示されるが、特にこれらに限定されるものではない。これらは何種類かを併用して用いることもできる。
【0008】
ただし、本発明がハロゲン系難燃剤を用いない樹脂組成物を標榜する以上、臭素化ビスフェノールAエポキシ樹脂や臭素化ノボラックエポキシ樹脂などの、含ハロゲンエポキシ樹脂は除外するが、エポキシ樹脂の製造工程上、エピクロルヒドリンを起源とする通常のエポキシ樹脂に含まれる塩素は、やむを得ず混入することになる。ただしその量は当業者に公知のレベルで、加水分解性塩素にて数百ppmのオーダーである。
【0009】
本発明で用いる硬化剤(B)としては、当業者において公知のものはすべて用いることができるが、特に、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのC2〜C20の直鎖脂肪族ジアミン、メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラキシレンジアミン、4,4'−ジアミノジフェニルメタン、4,4'−ジアミノジフェニルプロパン、4,4'−ジアミノジフェニルエーテル、4,4'−ジアミノジフェニルスルフォン、4,4'−ジアミノジシクロヘキサン、ビス(4−アミノフェニル)フェニルメタン、1,5−ジアミノナフタレン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン、1,1−ビス(4−アミノフェニル)シクロヘキサン、ジシアノジアミドなどのアミン類、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、tert−ブチルフェノールノボラック樹脂、ノニルフェノールノボラック樹脂などのノボラック型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂、ポリパラオキシスチレンなどのポリオキシスチレン、フェノールアラルキル樹脂、ナフトール系アラルキル樹脂などの、ベンゼン環、ナフタリン環その他の芳香族性の環に結合する水素原子が水酸基で置換されたフェノール化合物と、カルボニル化合物の共縮合によって得られるフェノール樹脂や、酸無水物などが例示されるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0010】
半導体封止材料用の樹脂組成物としては、耐湿性、信頼性などの観点から、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、tert−ブチルフェノールノボラック樹脂、ノニルフェノールノボラック樹脂などのノボラック型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂、ポリパラオキシスチレンなどのポリオキシスチレン、フェノールアラルキル樹脂、ナフトール系アラルキル樹脂などを用いるのが好ましい。
【0011】
次に、本発明で用いる有機リン化合物(C)は、ジフェニルホスフィンオキサイドと、1分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物とを、加熱付加せしめることによって得ることができる。
【0016】
ジフェニルホスフィンオキサイドと、1分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物との反応は、エポキシ基が過剰の割合で、バルクまたは不活性溶媒の存在下、反応温度は80〜200℃、好ましくは100℃〜150℃で、1〜24時間、好ましくは3〜12時間、加圧又は常圧下で行なわれる。溶媒を使用する場合は、反応終了後に脱溶媒が容易なベンゼン、トルエン、キシレン等が有用に使用される。ジフェニルホスフィンオキサイドとエポキシ基を有する化合物との付加反応の進行は、P−H基の定量により、その減少によって確認することが出来る。
【0017】
エポキシ樹脂(A)と、硬化剤(B)の配合割合は、有機リン化合物(C)がエポキシ基を持つため、これらを考慮して任意に設定される。しかし、いずれかの官能基が大過剰になると、耐湿性、成形性、硬化物の電気特性などが低下し、好ましくない。有機リン化合物(C)の割合は、樹脂組成物中のリン含量、すなわちリン原子としての重量割合が0.3重量%以上8重量%以下の範囲になるように含有させる。その割合が0.3重量%未満では難燃性の効果がなく、また、8重量%を越えると耐熱性や耐湿性が低下したり、成形性に悪影響を与えるので好ましくない。
【0018】
本発明の難燃性樹脂組成物は、ハロゲン化合物を添加することなく高度な難燃性を有し、かつ製品の特性を悪化させない熱硬化性樹脂であり、半導体素子の封止材料を始め、電子部品や電気部品の封止、被覆、絶縁、積層板、金属張り積層板などにも好適に使用できるものである。
【0019】
半導体素子の封止材料としては、充填剤として、シリカ粉末、アルミナ、タルク、炭酸カルシウム、チタンホワイト、クレー、マイカなどを配合し、必要に応じて、天然ワックス類、合成ワックス類、直鎖脂肪酸の金属塩、酸アミド類、エステル類、パラフィン類などの離型剤、カーボンブラック、ベンガラなどの着色剤、種々の硬化促進剤など、当業者において公知の添加剤を用いて、封止用樹脂組成物として使用できる。本発明の難燃性樹脂組成物と充填剤、その他を所定の組成比に選択し、ミキサーなどにより十分均一になるように混合した後、熱ロールによる混練、またはニーダなどによる混合処理を行い、冷却、固化させ、適当な大きさに粉砕することで、半導体封止材料を得ることができ、トランスファー成形、射出成形などによって半導体素子の封止に好適に用いられる。
【0020】
また、本発明による難燃性樹脂組成物を、溶剤に溶解して得られるワニスは、被覆や積層板の製造などに用いられる。積層板の製造には、このワニスを、紙、ガラス織布、ガラス不織布、あるいはガラス以外を成分とする布などの基材に、塗布、含浸させ、乾燥炉中で80〜200℃の範囲内で乾燥させることにより、プリプレグを調製する。これを加熱・加圧して積層板、あるいはプリント配線板用の金属張り積層板などを製造する。
【0021】
本発明による難燃性樹脂組成物の、ワニスの調製には通常の溶剤が用いられる。用いる溶剤は、組成の一部あるいはすべてに対して良好な溶解性を示すことが必要であるが、悪影響を及ぼさない範囲で貧溶媒を用いることができる。用いられる溶剤の例を挙げると、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、トルエン、キシレン、メシチレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、イソブチルセロソルブ、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどの各種グリコールエーテル系溶剤、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジアルキルグリコールエーテル系溶剤、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、酢酸エチルなどのエステル系溶剤、N,N−ジメチルアセトアミド、 N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどのアミド系溶剤、メタノール、エタノールなどのアルコール系溶剤があり、これらは何種類かを併用して用いることもできる。
【0022】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。先ず、前記有機リン化合物(C)の合成例について述べ、次に、得られた有機リン化合物(C)を配合して、封止用成形材料及び積層板を調製する実施例について述べる。
【0023】
(合成例1)
温度計、攪拌機、およびコンデンサーを備え付けた四つ口フラスコに、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド100部と、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂EOCN−1020(日本化薬社製)184.3部を加えて、130〜135℃で6時間反応させて、化合物(a)を得た。化合物(a)は、元素分析によるリン含量は5.1%で、エポキシ当量は658g/eqであった。
【0025】
(合成例2)温度計、攪拌機、およびコンデンサーを備え付けた四つ口フラスコに、ジフェニルフォスフィンオキシド100部と、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂EOCN−1020(日本化薬社製)197部を加えて、145〜150℃で12時間反応させ、化合物(c)を得た。その元素分析によるリン含量は5.2%で、エポキシ当量は643g/eqであった。
【0026】
(実施例1)ビフェニル型エポキシ樹脂YX−4000H(油化シェルエポキシ社製,エポキシ当量195g/eq)5.4重量部、ザイロック樹脂XL−225−3L(三井化学製,水酸基当量175g/eq)6.9重量部、合成例2で得られた化合物(c)7.7重量部、溶融シリカ80重量部、離型剤(天然カルナバワックス)0.3重量部、顔料(カーボンブラック)0.2重量部、およびカップリング剤(日本ユニカー製A−186)0.3重量部を混合した。これを熱ロールを用いて混練し、半導体封止用成形材料を得た。
【0027】
この成形材料について、スパイラルフロー、硬化性、難燃性、および信頼性を測定した。スパイラルフローは、EMMI規格に準じた金型を使用して、175℃、70kgf/cm2の条件で測定した。硬化性は、175℃120秒の条件で成形した時の、成形品のバーコール硬度で評価した。難燃性は、175℃で3分間成形した後、175℃で8時間後硬化を行ない、厚さ1.6mmの難燃性試験サンプルを作製し、UL−94規格に従い垂直法により評価した。また、信頼性は、難燃性試験サンプルと同様な成形条件によって、模擬素子を搭載したモニターIC(16pDIP)を作成し、これを125℃、100%の温湿条件で1000時間放置後の不良数によって評価した。評価結果は、第1表に示した通りであった。
【0029】
(比較例1〜3)
樹脂、硬化剤、その他の各成分を、第2表に従って配合した以外は、実施例1と同様にして成形材料を調製し、スパイラルフロー、硬化性、難燃性、および信頼性を評価した。評価結果は、まとめて第2表に示した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
従来の難燃剤を用いた比較例3では、難燃剤添加量が比較的少ないため難燃性がV−1と低いにも拘わらず、スパイラルフローが長く、硬化性が低く、信頼性も低い。また、比較例2では、難燃剤添加量を増やすことにより難燃性はV−0に向上したが、信頼性はより低くなっている。これに対して、本発明による有機リン化合物を適用した実施例1では、いずれも難燃性はV−0を達成し、モニターICの不良品は0で、信頼性が優れているのが分かる。
【0033】
(参考例1)フェノールノボラックエポキシ樹脂「エピクロン」N−770(大日本インキ化学製、エポキシ当量190g/eq)21.9重量部、ジシアンジアミドを2.4重量部、および合成例で得られた化合物(a)75.7重量部に、N,N−ジメチルホルムアミド/メチルエチルケトン=1/1の混合溶媒を加え、不揮発分濃度50%となるようにワニスを調製した。このとき、樹脂組成物合計100重量部中の、リン成分は3.9重量%になった。
【0034】
このワニスを用いて、ガラスクロス(日東紡績(株)製,厚さ0.18mm)100部に、ワニスを固形分で80部含浸させて、150℃の乾燥機炉で4分間乾燥させ、樹脂含有量44.4%のプリプレグを作製した。得られたプリプレグ8枚を重ね、その上下に厚さ35μmの電解銅箔を重ねて、圧力40kgf/cm2、温度170℃ で120分加熱加圧成形を行ない、厚さ1.6mmの両面銅張り積層板を得た。
【0035】
得られた積層板について、難燃性、半田耐熱性、ピール強度、およびガラス転移温度を測定した。難燃性は、UL−94規格に従い垂直法により評価した。半田耐熱性とピール強度は、JIS−C6481に準じて測定し、半田耐熱性については、煮沸2時間の吸湿処理を行なった後、260℃の半田槽に180秒浮かべた後の外観の異常の有無を調べた。また、ガラス転移温度は、粘弾性法によりtanδのピーク温度から求めた。
【0036】
(比較例4、5)
樹脂、硬化剤、その他の各成分を、第3表に従って配合した以外は、実施例5と同様にして積層板を作製し、耐燃性、半田耐熱性、ピール強度、およびガラス転移温度を評価した。
【0037】
【表3】
【0038】
参考例1、および比較例4、5の評価結果は、まとめて第3表に示した。従来の難燃剤を用いた比較例5は、難燃性はV−0を達成しているが、ガラス転移温度が低いために、半田耐熱試験ではフクレを発生し、ピール強度も低い。これに対して、1分子内に少なくとも1個のP−H結合を有するリン化合物より合成した有機リン化合物を用いた参考例1および比較例4では、半田耐熱性、ピール強度、ガラス転移温度はいずれも良い結果を示したが、添加量の少ない比較例4は、難燃性が不十分な結果であった。
【0039】
【発明の効果】
本発明の有機リン化合物を用いた樹脂組成物は、ハロゲン化合物を添加することなく高度な難燃性を有し、かつ優れた信頼性を兼ね備えており、今後要求されるノンハロゲン材料用途などに好適に用いられる難燃性樹脂組成物、並びに、それを用いた半導体封止材料および積層板を提供するものである。
Claims (4)
- 1分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有し、且つハロゲン原子を含まないエポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、および、ジフェニルホスフィンオキサイドに、1分子内に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物を反応させて得られる有機リン化合物(C)とからなる樹脂組成物であって、且つ樹脂組成物中のリン含量が0.3重量%以上5重量%以下であることを特徴とする難燃性樹脂組成物。
- 硬化剤(B)が、1分子内に少なくとも2個のフェノール性水酸基を有する化合物もしくは樹脂であることを特徴とする、請求項1記載の難燃性樹脂組成物。
- 請求項1又は2に記載の難燃性樹脂組成物と充填剤とで、基本的に構成されることを特徴とする半導体封止材料。
- 請求項1又は2に記載の難燃性樹脂組成物と基材とで、基本的に構成されることを特徴とする積層板。
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