JP4013341B2 - 可動接点の装着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器に使用されるパネルスイッチ等の可動接点の装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の可動接点の装着装置としては、特開平3−43919号公報「パネルスイッチ用ダイヤフラム装着装置」に記載されたものが知られている。
【0003】
そのパネルスイッチ用ダイヤフラム装着装置(以下、装着装置と記載する)について、図5及び図6を用いて説明する。
【0004】
図5は従来の装着装置の側面図と平面図、図6はこの装着装置によって装着される可動接点の装着工程の説明図であり、同図において、1は装着装置のフレーム、2は外周に突起を有した第一ピンホィール、3は貼り合わせローラで、フレーム1の一端の第一ピンホィール2と貼り合わせローラ3の間は、フープ状可動接点4と粘着テープ5が供給される接触部になっている。
【0005】
そして、6は第一ピンホィール2と同様に外周に突起を有しフレーム1の他端に取り付けられた第二ピンホィール、7は粘着テープ5を切断するためのカッター、8はフープ状可動接点4を切断する切断用パンチで、切断用パンチ8の上方には切断ダイ8Aが配置されている。
【0006】
以上の構成において、まず、図6(a)に示すような、円形ドーム形状の弾性金属薄板製のダイヤフラムすなわち可動接点4Aが、各々二つの桟部4Bで送り用のピッチ孔4Cを有した連結帯4Dに一定のピッチで連結されたフープ状可動接点4と、絶縁フィルムの下面に接着剤を塗布した粘着テープ5が、第一ピンホィール2と貼り合わせローラ3の間に供給され、図6(b)に示すように、フープ状可動接点4と粘着テープ5が貼り合わせられる。
【0007】
そして、フープ状可動接点4のピッチ孔4Cと同じピッチの突起を有した第一ピンホィール2と第二ピンホィール6の間で、フープ状可動接点4が図5の左側に送られ、その途中で、カッター7により粘着テープ5が図6(c)のように個別の粘着テープ5Aに切断され、次いで切断用パンチ8と切断ダイ8Aによって、フープ状可動接点4が桟部4Bを切断されて、フープ状から個別の粘着テープ5Aが貼付された単品の可動接点体9となる。
【0008】
この時、フープ状可動接点4は粘着テープ5の外周よりも少し外側位置で桟部4Bを切断される。
【0009】
そして、単品に切断され個別の粘着テープ5Aが貼り付けられた可動接点体9は、図5に示す実装機の吸着ユニット10で吸着され、この吸着ユニット10が配線基板11を載せたテーブル12上へ移動し、図6(d)に示すように、配線基板11の複数の固定接点13A,13Bの上に可動接点体9を貼付して、パネルスイッチの組み立てが行われるものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の可動接点の装着装置においては、フープ状可動接点4に粘着テープ5を接着し、粘着テープ5の外周よりも少し外側位置で桟部4Bを切断して可動接点体9を形成しているため、この桟部4Bの分だけフープ状可動接点4の幅が大きくなると共に、配線基板11に貼付後の可動接点体9の向きによる接着力の差を無くするために個別の粘着テープ5Aの形状を正方形にすると、可動接点4Aの配列ピッチも大きくなり、一つの可動接点体9に対するフープ状可動接点4の材料費が高価なものになるという課題があった。
【0011】
また、吸着ユニット10がフレーム1とテーブル12の間を往復移動して、可動接点体9の吸着と配線基板11への貼付を行っているため、この移動に時間を要し、パネルスイッチの組み立て作業時間が長いものになるという課題もあった。
【0012】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、フープ状可動接点を小さなものとし材料費を安くすると共に、可動接点の配線基板への貼付時間を短縮し安価なパネルスイッチを得ることができる可動接点の装着装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の可動接点の装着装置は、ドーム形状の可動接点が二つの短い桟部で連結帯に所定のピッチで連結されたフープ状可動接点から、桟部の付かない単品の可動接点に金型の切断加工部で切断して真下に供給し、それを縦回転する円筒状ドラムの複数の円形孔で位置決めしつつ吸着保持させ、またその一方で円筒状ドラムの近傍位置に縦回転可能に配されたメインドラムの複数のマウントノズルに個々の可動接点体を形成するための単品の粘着テープを順次吸着保持して準備させておき、その各マウントノズルに準備された上記単品の粘着テープに上記位置決めされた単品の可動接点を受け渡して上記可動接点体に形成させていき、かつ上記可動接点体のそれぞれを上記マウントノズルに吸着状態のまま引き続き移送して上記各マウントノズルで上記メインドラムの下方位置に配設されたテーブルに保持された基板に連続的に貼り付け装着することにより、上記単品の可動接点を連続して上記基板の対応する被着位置に貼付けるようにするものである。
【0014】
これにより、フープ状可動接点を小さなものとし材料費を安くできると共に、可動接点の配線基板への貼付時間を短縮し安価にパネルスイッチを製作できる可動接点の装着装置を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ドーム形状の可動接点が二つの短い桟部で連結帯に所定のピッチで連結されたフープ状可動接点を単品の可動接点に切断する切断加工部を有し、切断した上記単品の可動接点を上記切断加工部の真下に供給する金型と、上記金型の下方位置に縦方向に回転可能に配設され、その外周に、上記金型の切断加工部から下方側に供給される上記単品の可動接点をドーム形状の頂点部を外方に向けて一つずつ位置決めしつつ吸着収容する複数の円形孔を備えた円筒状ドラムと、上記円筒状ドラムの近傍位置に縦方向に回転可能に配設され、その外周に、上記単品の可動接点に貼り合わせられて個々の可動接点体を形成するための切断済みの単品の粘着テープが順次吸着されて準備される複数のマウントノズルを有して、上記マウントノズルに準備された上記粘着テープの位置に上記円筒状ドラムの上記円形孔の入口が合致したときに上記単品の可動接点が上記粘着テープに受け渡されてその可動接点の頂点部の上面側が上記粘着テープに接着されて上記可動接点体に形成され、その後も引き続いて上記粘着テープを上記マウントノズルで吸着保持したまま縦回転して上記可動接点体を移送するメインドラムと、上記メインドラムの下方位置にX軸及びY軸方向の位置調整が可能に配設されると共に、その上面に上記可動接点体を被着するための基板が保持され、上記可動接点体の移送中に上記X軸及びY軸方向の位置調整機能で調整されて上記マウントノズルで移送されてくる上記可動接点体の上記基板への被着位置が合わせ込まれるテーブルとを備え、上記金型の切断加工部から下方に供給される上記単品の可動接点が上記円筒状ドラムの円形孔内に吸着収容されることによって上記単品の可動接点の位置決めがされ、その位置決めされた可動接点が上記メインドラム側に受け渡されて上記各マウントノズルに吸着状態で上記可動接点体に形成されていき、かつ上記可動接点体のそれぞれを上記メインドラムのマウントノズルで吸着状態のままで引き続き移送させていき、上記マウントノズルで、移送してきた上記可動接点体を、上記テーブルの位置調整機能で調整された上記基板の被着位置に対して連続的に貼付け装着することにより、上記単品の可動接点を連続して対応する上記被着位置に貼付けることを特徴とする可動接点の装着装置としたものであり、単品の可動接点と単品の粘着テープを別々に切断し、これらを接着させて可動接点体に形成し、その可動接点体を、基板の被着位置に貼付け装着することによって、上記単品の可動接点を連続して対応する上記被着位置に貼付けさせる装置構成の仕様としているため、可動接点を連結帯に連結するための桟部及び配列ピッチを短くし、フープ状可動接点を小さなものとして材料費を安くできると共に、基板としてなる配線基板を載置するテーブルがX軸及びY軸方向の位置調整機能を備え、配線基板の所定の箇所に可動接点を貼付するための移動時間が少ないため、可動接点の配線基板への貼付時間を短縮し安価にパネルスイッチを製作できる可動接点の装着装置を得ることができるという作用を有する。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項1記載の発明において、円筒状ドラムの外周に設けられた複数の円形孔が、その円筒の中心に向けて空けられており、単品に切断された可動接点が、その複数の円形孔に、そのドーム形状の頂点部を外方に向けて一つずつ吸着収容されることにより上記単品の可動接点の位置決めがされ、その後、メインドラムの各マウントノズルに吸着されて回送されてくる単品の粘着テープに対して、その単品の可動接点を吸着収容している上記円形孔の入口が合致した時に、上記円形孔により位置決めされた上記単品の可動接点が上記円形孔内に設けられた突き出しピンで上記円筒状ドラムの径方向に沿って押し出されて上記粘着テープに受け渡されるものであり、フープ状可動接点から単品に切断した可動接点を、円筒状ドラムの位置決め用の円形孔内に一度収容することによって、切断時の位置ズレを修正することができ、切断した粘着テープに精度良く貼り合わせることができるという作用を有する。
【0018】
請求項に記載の発明は、請求項1記載の発明において、単品に切断した可動接点を切断した粘着テープに接着した位置を画像認識した後、画像認識により規格外であると判定されたものを、上記粘着テープの接着剤により取出し用テープに貼り付けて排出するものであり、画像認識によって粘着テープと可動接点の接着位置等を検出し、規格外品を粘着テープの接着剤により取出し用テープに貼り付けて巻き取ることによって、規格外品を確実に排出することができるという作用を有する。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項1記載の発明において、テープ状の絶縁フィルムを基板としてテーブル上に吸着保持すると共に、上記絶縁フィルムを供給する巻出し部と上記テーブルの間、及び上記テーブルと可動接点体を貼付装着した後の上記絶縁フィルムを巻き取る巻取り部の間の上記絶縁フィルムの箇所に、たるみを設けたものであり、基板をテープ状の絶縁フィルムとすることによって、テーブルへの基板の載せ替えを行わずに連続して可動接点の貼付ができると共に、絶縁フィルムのロール状の巻出し部とテーブル間及びテーブルと巻取り部の間の絶縁フィルムにたるみを設けることによって、テーブルのX軸及びY軸方向の移動による絶縁フィルムのねじれや蛇行をこのたるみで吸収し、確実に可動接点を貼付することができるという作用を有する。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項4記載の発明において、巻出し部とテーブルの間またはテーブルと巻取り部の間の少なくとも一方に、絶縁フィルムのたるみを検出するセンサを配置したものであり、このセンサによって巻出し部とテーブル間またはテーブルと巻取り部の間の絶縁フィルムのたるみを検出し、絶縁フィルムの供給や巻き取りを制御することによって、ねじれや蛇行を防止するための絶縁フィルムのたるみを常に一定に維持できるという作用を有する。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項4記載の発明において、テーブルの両端に、絶縁フィルムの浮きを防止する押さえピンと、送り方向の絶縁フィルムのたるみを防止するガイド板を設けたものであり、押さえピンとガイド板によって、テーブル上に載置された絶縁フィルムの浮きやたるみを防止し、確実な位置に可動接点を貼付することができるという作用を有する。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態による可動接点の装着装置の側面図であり、同図において、21はフープ状可動接点22を単品の可動接点に切断する金型、23は外周に円筒の中心に向け可動接点の外径に合わせた内径の複数の円形孔23Aが空けられた円筒状ドラム、24は後述する単品に切断された粘着テープ29Aを吸着保持する複数のマウントノズル25を外周に有するメインドラム、26はX軸及びY軸方向の位置調整機能を備えたテーブルで、テーブル26の上には配線基板27が載せられている。
【0023】
そして、28はフープ状の粘着テープ29を切断して供給するテープ用ドラム、30は画像認識用のカメラ、31は規格外の可動接点を排出する排出部で、メインドラム24の縦方向の回転にあわせ、テープ用ドラム28、円筒状ドラム23、カメラ30、排出部31がメインドラム24の外周に順次配設されている。
【0024】
以下、このように構成される本装着装置の動作について説明する。
まず、図2の平面図に示すような、ドーム形状の可動接点22Aが長さと幅がほぼ等しい短い二つの桟部22Bで細幅の連結帯22Cに所定のピッチで連結されたフープ状可動接点22を、金型21に供給して、桟部22Bの付かない単品の可動接点22Aに切断する。
【0025】
ここで、フープ状可動接点22の幅W及び可動接点22Aの配列ピッチPは、従来の技術の場合と同様の直径を有するドーム形状の可動接点22Aを、連結したフープ状に加工形成できる最小の寸法に設定したものとなっている。
【0026】
そして、単品に切断された可動接点22Aは、金型21の下方の円筒状ドラム23の間欠的な回転に伴って、円筒状ドラム23の外周に円筒の中心に向けて空けられた複数の円形孔23A内に、そのドーム形状の頂点部を外方に向けて一つずつ吸着収容されるのであるが、この円形孔23Aは可動接点22Aがスムーズに収容されるように入口にテーパ部を有すると共に、その内径は可動接点22Aの外径に合わせた大きさになっている。
【0027】
一方、テープ用ドラム28に供給されるフープ状の粘着テープ29は、テープ用ドラム28の回転に伴って、その側方に配された切断用のロータリーカッター28Aによって個別の粘着テープ29Aに切断され、メインドラム24の外周に装着されたマウントノズル25の先端に一枚ずつ、粘着面を外側にして吸着保持される。
【0028】
そして、メインドラム24の間欠的な回転に伴って、個別の粘着テープ29Aを保持した各マウントノズル25が上記の円筒状ドラム23に近接した位置にくると、円筒状ドラム23の外周の可動接点22Aを収容した各円形孔23Aが丁度マウントノズル25と同心位置となるように設定されており、この両者の中心が合致した位置で、各円形孔23A内の可動接点22Aは、各円形孔23Aの奥に装着された突き出しピン(図示せず)により順次押し出されて、その上部を各マウントノズル25先端の個別の粘着テープ29Aに装着されて単品の可動接点体32が形成されていく。
【0029】
なお、この可動接点22Aを接着する個別の粘着テープ29Aの大きさは、可動接点22Aの外周に所定の接着用面積を確保できればよく、正方形とした場合、その辺の長さは可動接点22Aの直径の1.4倍程度あれば充分である。
【0030】
そして、メインドラム24がさらに回転し、個別の粘着テープ29Aに可動接点22Aが接着された可動接点体32を保持したマウントノズル25が、カメラ30の位置にくると、粘着テープ29Aに対する可動接点22Aの接着位置をカメラ30が画像認識し、規格外であると判定されたものは、次の排出部31においてマウントノズル25から外されていく。
【0031】
この排出部31の構成は、図1に示すように、取出し用テープ31Aの巻出しドラム31Bと巻取りドラム31C及びメインドラム24に接近して設けられた貼付け台31Dからなり、メインドラム24の間欠的な回転に伴って、規格外と判定された可動接点体32を保持したマウントノズル25が貼付け台31Dの位置にきた時にマウントノズル25が動き、規格外の可動接点体32は、巻出しドラム31Bから送り出されて貼付け台31Dの貼付け面を通る取出し用テープ31Aに貼り付けられて、巻取りドラム31Cに巻き取られる。
【0032】
なお、この時、規格外の可動接点体32は、粘着テープ29Aの接着剤によって取出し用テープ31Aに貼り付けられるため、取出し用テープ31Aは表面に接着剤の付かないものであってもよいものである。
【0033】
そして、カメラ30による画像認識で規格内であると判定されたものは、メインドラム24の間欠的な回転によってさらに下方に運ばれ、テーブル26に載せられた配線基板27の上に粘着テープ29Aの接着剤によって接着される。
【0034】
また、このテーブル26は、図1において左右方向のX軸方向及び前後方向のY軸方向の位置調整機能を備えており、テーブル26がX軸及びY軸方向に移動することによって、載置した配線基板27の所定の箇所に可動接点体32を貼付できるものである。
【0035】
このように本実施の形態によれば、単品の可動接点22Aと単品の粘着テープ29Aを別々に切断し、これらを接着し可動接点体32とした後で配線基板27に貼付しているため、可動接点22Aを連結帯22Cに連結するための桟部22B及び配列ピッチを短くし、フープ状可動接点22を小さなものとして材料費を安くできると共に、配線基板27を載置するテーブル26がX軸及びY軸方向の位置調整機能を備え、マウントノズル25に粘着テープ29Aと可動接点22Aから形成された可動接点体32の粘着テープ29Aを吸着保持したメインドラム24が回転する間に、テーブル26がX軸及びY軸方向の移動を行って、配線基板27の所定の箇所にその可動接点体32を貼付しているため、可動接点の配線基板への貼付時間を短縮し安価にパネルスイッチを製作できる可動接点の装着装置を得ることができるものである。
【0036】
また、金型21によってフープ状可動接点22から単品に切断した可動接点22Aを、円筒状ドラム23の位置決め用の円形孔23A内に一度収容した後、メインドラム24のマウントノズル25に吸着保持されている粘着テープ29Aに受け渡すようにすることによって、切断時の位置ズレを修正することができ、切断した粘着テープ29Aに精度良く貼り合わせることができる。
【0037】
さらに、カメラ30の画像認識によって粘着テープ29Aと可動接点22Aの接着位置等を検出し、規格外品を配線基板27に貼り付けるための粘着テープ29Aの接着剤により取出し用テープ31Aに貼り付けて巻き取ることによって、規格外品を確実に排出することができる。
【0038】
なお、配線基板27は、紙フェノール積層板やガラスエポキシ等のある程度の剛性を有するものでも、ポリエステルフィルム等の可撓性を有する絶縁シートであっても、本発明の実施の形態が可能なことは勿論である。
【0039】
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態による可動接点の装着装置の側面図であり、同図において、金型21の下方に円筒状ドラム23、さらにこの下方にマウントノズル25を外周に有するメインドラム24、最下部にテーブル26が配設されていることや、メインドラム24の外周にテープ用ドラム28やカメラ30、排出部31が順次配設されていることは実施の形態1の場合と同様であるが、テーブル26の上にはテープ状の絶縁フィルム33が吸着保持されて載せられている。
【0040】
そして、テーブル26左方の絶縁フィルム33を供給する巻出し部34とテーブル26の間、右方の可動接点が貼付された絶縁フィルム33を巻き取る巻取り部35とテーブル26の間の絶縁フィルム33には、各々たるみ33A,33Bが設けられると共に、その側方にセンサ36,37が配置されている。
【0041】
以上の構成において、メインドラム24の間欠的な回転に伴って、メインドラム24の外周に配されたマウントノズル25の先端に一枚ずつ吸着保持された切断済みの個別の粘着テープ29Aに対し、桟部22Bの付かない単品の可動接点22Aが受け渡されて可動接点体32形成された後、粘着テープ29Aに対する可動接点22Aの接着位置をカメラ30が画像認識し、規格外であると判定されたものは次の排出部31においてマウントノズル25から外され、規格内であると判定されたものは、テーブル26に載せられた絶縁フィルム33の上に粘着テープ29Aの接着剤によって接着されることは実施の形態1の場合と同様であるが、絶縁フィルム33の所定の箇所に可動接点体32を貼付するために、テーブル26が左右方向のX軸方向及び前後方向のY軸方向に移動した際の、全体フィルムのねじれや蛇行は、テーブル26両端のたるみ33A,33Bで吸収されるように構成されている。
【0042】
そして、このたるみ33A,33Bの側方に配置されたセンサ36,37によって、各々のたるみ量が検出され、巻出し部34からの絶縁フィルム33の供給や巻取り部35の巻き取りが制御されて、絶縁フィルムのたるみ33A,33Bは常に一定に維持されている。
【0043】
このように、基板としてテープ状の絶縁フィルム33を用いるようにすれば、テーブル26への載せ替えを行わずに連続して可動接点体32の貼付ができるため、貼付時間を短縮できると共に、絶縁フィルム33のロール状の巻出し部34とテーブル26の間、及びテーブル26と巻取り部35の間の絶縁フィルム33にたるみ33A,33Bを設けることによって、テーブル26のX軸及びY軸方向の移動による絶縁フィルム33のねじれや蛇行をこのたるみ33A,33Bで吸収し、確実に可動接点体32を貼付することができるものである。
【0044】
また、たるみ33A,33Bの側方にセンサ36,37を配置し、このセンサ36,37によって巻出し部34とテーブル26間、またはテーブル26と巻取り部35の間の絶縁フィルム33のたるみを検出し、絶縁フィルム33の供給や巻き取りを制御しているため、ねじれや蛇行を防止するための絶縁フィルム33のたるみ33A,33Bを常に一定に維持することができる。
【0045】
なお、以上の説明では、メインドラム24の下に配置された一つのテーブル26がX軸及びY軸方向に移動する構成について説明したが、図4に示すように、左右方向のX軸方向の位置調整機能を備えたテーブル26Aと、前後方向のY軸方向の位置調整機能を備えたテーブル26Bに分割した構成としても、本発明の実施の形態が可能なことは勿論である。
【0046】
また、図4に示すように、テーブル26Bの両端に、絶縁フィルム33の浮きを防止する押さえピン38を設け、テーブル26Aの両端に、絶縁フィルム33の送り方向であるX軸方向の絶縁フィルム33のたるみを防止するガイド板39を設けることによって、テーブル上に載置された絶縁フィルム33の浮きやたるみを防止し、確実な位置に可動接点を貼付することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、単品に切断した可動接点を単品の粘着テープに受け渡して可動接点体に形成し、その可動接点体を基板の対応する被着位置に貼り付け装着することによって、上記単品の可動接点を連続して対応する上記被着位置に貼付けさせる装置構成の仕様としているため、フープ状可動接点を小さなものとし材料費を安くできると共に、可動接点の配線基板への貼付時間を短縮し安価にパネルスイッチを製作できる可動接点の装着装置を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による可動接点の装着装置の側面図
【図2】同フープ状可動接点の平面図
【図3】本発明の第2の実施の形態による可動接点の装着装置の側面図
【図4】同斜視図
【図5】従来の装着装置の側面図と平面図
【図6】同可動接点の装着工程の説明図
【符号の説明】
21 金型
22 フープ状可動接点
22A 可動接点
22B 桟部
22C 連結帯
23 円筒状ドラム
23A 円形孔
24 メインドラム
25 マウントノズル
26,26A,26B テーブル
27 配線基板
28 テープ用ドラム
28A ロータリーカッター
29,29A 粘着テープ
30 カメラ
31 排出部
31A 取出し用テープ
31B 巻出しドラム
31C 巻取りドラム
31D 貼付け台
32 可動接点体
33 絶縁フィルム
33A,33B たるみ
34 巻出し部
35 巻取り部
36,37 センサ
38 押さえピン
39 ガイド板

Claims (6)

  1. ドーム形状の可動接点が二つの短い桟部で連結帯に所定のピッチで連結されたフープ状可動接点を単品の可動接点に切断する切断加工部を有し、切断した上記単品の可動接点を上記切断加工部の真下に供給する金型と、上記金型の下方位置に縦方向に回転可能に配設され、その外周に、上記金型の切断加工部から下方側に供給される上記単品の可動接点をドーム形状の頂点部を外方に向けて一つずつ位置決めしつつ吸着収容する複数の円形孔を備えた円筒状ドラムと、上記円筒状ドラムの近傍位置に縦方向に回転可能に配設され、その外周に、上記単品の可動接点に貼り合わせられて個々の可動接点体を形成するための切断済みの単品の粘着テープが順次吸着されて準備される複数のマウントノズルを有して、上記マウントノズルに準備された上記粘着テープの位置に上記円筒状ドラムの上記円形孔の入口が合致したときに上記単品の可動接点が上記粘着テープに受け渡されてその可動接点の頂点部の上面側が上記粘着テープに接着されて上記可動接点体に形成され、その後も引き続いて上記粘着テープを上記マウントノズルで吸着保持したまま縦回転して上記可動接点体を移送するメインドラムと、上記メインドラムの下方位置にX軸及びY軸方向の位置調整が可能に配設されると共に、その上面に上記可動接点体を被着するための基板が保持され、上記可動接点体の移送中に上記X軸及びY軸方向の位置調整機能で調整されて上記マウントノズルで移送されてくる上記可動接点体の上記基板への被着位置が合わせ込まれるテーブルとを備え、上記金型の切断加工部から下方に供給される上記単品の可動接点が上記円筒状ドラムの円形孔内に吸着収容されることによって上記単品の可動接点の位置決めがされ、その位置決めされた可動接点が上記メインドラム側に受け渡されて上記各マウントノズルに吸着状態で上記可動接点体に形成されていき、かつ上記可動接点体のそれぞれを上記メインドラムのマウントノズルで吸着状態のままで引き続き移送させていき、上記マウントノズルで、移送してきた上記可動接点体を、上記テーブルの位置調整機能で調整された上記基板の被着位置に対して連続的に貼付け装着することにより、上記単品の可動接点を連続して対応する上記被着位置に貼付けることを特徴とする可動接点の装着装置。
  2. 円筒状ドラムの外周に設けられた複数の円形孔が、その円筒の中心に向けて空けられており、単品に切断された可動接点が、その複数の円形孔に、そのドーム形状の頂点部を外方に向けて一つずつ吸着収容されることにより上記単品の可動接点の位置決めがされ、その後、メインドラムの各マウントノズルに吸着されて回送されてくる単品の粘着テープに対して、その単品の可動接点を吸着収容している上記円形孔の入口が合致した時に、上記円形孔により位置決めされた上記単品の可動接点が上記円形孔内に設けられた突き出しピンで上記円筒状ドラムの径方向に沿って押し出されて上記粘着テープに受け渡される請求項1記載の可動接点の装着装置。
  3. 単品に切断した可動接点を切断した粘着テープに接着した位置を画像認識した後、画像認識により規格外であると判定されたものを、上記粘着テープの接着剤により取出し用テープに貼り付けて排出する請求項1記載の可動接点の装着装置。
  4. テープ状の絶縁フィルムを基板としてテーブル上に吸着保持すると共に、上記絶縁フィルムを供給する巻出し部と上記テーブルの間、及び上記テーブルと可動接点体を貼付装着した後の上記絶縁フィルムを巻き取る巻取り部の間の上記絶縁フィルムの箇所に、たるみを設けた請求項1記載の可動接点の装着装置。
  5. 巻出し部とテーブルの間またはテーブルと巻取り部の間の少なくとも一方に、絶縁フィルムのたるみを検出するセンサを配置した請求項4記載の可動接点の装着装置。
  6. テーブルの両端に、絶縁フィルムの浮きを防止する押さえピンと、送り方向の絶縁フィルムのたるみを防止するガイド板を設けた請求項4記載の可動接点の装着装置。
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