JP4011760B2 - 対物レンズ駆動装置及びそれを備えた光ディスク装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置及びそれを備えた光ディスク装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置に用いられる対物レンズ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置に用いられる対物レンズ駆動装置の一例として、例えば特開平7−240031号公報に記載のものが知られている。
【0003】
図7はその基本的な構成を示したものである。対物レンズ1は、フォーカシングコイル3とトラッキングコイル4が巻回されたレンズホルダ2の中央に配置されて可動部を構成している。該可動部には4本の弾性支持部材8の一端が固定されており、該弾性支持部材8は導電性部材で構成されている。可動部に配置されたフォーカシングコイル3とトラッキングコイル4は、可動部内で、前記弾性支持部材8と電気的にも結合されており、かつ、4本の弾性支持部材8の他端は、固定部に物理的にも電気的にも結合され、可動部を支持している。
【0004】
一方、マグネット6とヨーク50,51から構成される磁気回路は、対物レンズ1の両側に2組配置され、その磁気ギャップ内をフォーカシングコイル3とトラッキングコイル4が通過する構成となっている。従って、フォーカシングコイル3とトラッキングコイル4にそれぞれ駆動電流が流れると、磁気ギャップ内の磁束と駆動電流との電磁作用により電磁力が発生し、対物レンズ1はフォーカシング方向(対物レンズの光軸方向)及びトラッキング方向(対物レンズの光軸と直交する方向)に移動可能となっている。
【0005】
フォーカシング制御時には、光ディスク記録面の面振れに対応して、対物レンズ1を光軸方向に動作させ、光ビームのスポットを光ディスク記録面上に追従させることができる。トラッキング制御時には、光ディスクのトラックの偏心・蛇行に対応して、対物レンズ1を光軸と直角方向に動作させ、光ビームのスポットを光ディスクのトラック上に追従させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、対物レンズ駆動装置が配置れている光ピックアップには、小型・薄型、かつ良好な動特性を有することが要求されている。従って、光学部品を効率よく配置し、スペースの無駄を排除する必要がある。また、良好な動特性を有する対物レンズ駆動装置を実現するには、可動部を小さく、軽くする必要がある。さらに、理想的な磁気回路構成とフォーカシングコイル及びトラッキングコイルとの関係を維持することも必要となる。
【0007】
一般的に対物レンズ駆動装置の可動部の大きさと重量は、可動部に配置される対物レンズの外径に左右される場合が多い。即ち、外径の小さな対物レンズをレンズホルダに配置し、かつ、小さくなった分、レンズホルダも小さくし、フォーカシングコイルの巻径も小さくすることにより、可動部全体の軽量化を図っている。また、フォーカシングコイルの巻径が小さくなった分、フォーカシング駆動力を発生する有効フォーカシングコイル間隔が狭くなるので、それに合わせてヨークとマグネットから構成され、対物レンズの両側に配置されている2組の磁気回路間隔も狭くする必要がある。
【0008】
一方、小型化、薄型化を目的にした光ピックアップの光学系の構成は、一般的に半導体レーザからの出射光の向きを光ディスク面と平行な向きとしており、このレーザ光をミラーによって方向を変え、光ディスクの記録面に対して略直角な向きにする構成が一般的である。この場合、発散光を略平行光にするコリメートレンズをミラーと対物レンズ間に配置することは、光ピックアップ全体の小型化、薄型化という点で有効な手段である。
【0009】
しかし、コリメートレンズの外径は、対物レンズがトラッキング方向にシフトした時でも、その有効レーザ光束の範囲内に対物レンズの有効径が位置する関係でなければならないので、一般に対物レンズ外径よりも大きくなる。
【0010】
図7に示す従来例の場合、対物レンズ駆動装置の2組の磁気回路は近接しているため、ヨーク50とヨーク51との間隔がコリメートレンズ7の外径よりも狭く、コリメートレンズ7を対物レンズ駆動装置の内側に配置することは困難であった。従って、対物レンズ1とミラー10の間に、発散光を略平行光にするコリメートレンズ7を配置するには、コリメートレンズ7全体を完全に対物レンズ駆動装置の下に配置しなければならない。従って、光ピックアップ全体の薄型化という目的を達成するには不利な構成となっていた。
【0011】
このように、従来の対物レンズ駆動装置の構成では、良好な動特性を維持しつつ、光ピックアップ全体を小型化、薄型化する場合、一定限度以下には薄型化できないという課題がある。
【0012】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、良好な動特性を維持しつつ、光ピックアップ全体を小型化・薄型化が可能な対物レンズ駆動装置を実現することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1の本発明は、
光ビームを光ディスク上に集光させる対物レンズと、該対物レンズをその光軸方向あるいは光軸と直角方向に駆動するための力を発生させる少なくとも1個以上の駆動コイルと、該駆動コイルを保持するレンズホルダ等から構成される可動部と、
該可動部に一端が固定され、前記可動部を弾性支持する少なくとも1個以上の弾性支持部材と、
該弾性支持部材の他端が固定される固定部と、
前記駆動コイルに作用する磁束を発生するヨークとマグネットから構成される少なくとも1個以上の磁気回路とを備え、
前記ヨークの磁気ギャップを構成するための前記対物レンズの光軸方向に伸びた複数の壁のうちの少なくとも1個の壁に前記マグネットが配置され、前記複数の壁のうちの他の壁が前記マグネットと対向するように配置されて、
前記ヨークの複数の壁のうちの少なくとも1個の壁が、前記対物レンズの光軸に対し斜めに傾いた部材で、前記対物レンズの光軸と直角方向に伸びた前記ヨークの底面と連結され
前記斜めに傾いた部材は前記複数の壁によって構成される有効磁気ギャップ部分とは別の部分に設けられており、
前記斜めに傾いた部材に隣接するように前記対物レンズよりも外径の大きいコリメートレンズが配置されていることを特徴とするものである。
【0014】
また上記課題を解決するために、第2の本発明は、
光ビームを光ディスク上に集光させる対物レンズと、該対物レンズをその光軸方向あるいは光軸と直角方向に駆動するための力を発生させる少なくとも1個以上の駆動コイルと、該駆動コイルを保持するレンズホルダ等から構成される可動部と、
該可動部に一端が固定され、前記可動部を弾性支持する少なくとも1個以上の弾性支持部材と、
該弾性支持部材の他端が固定される固定部と、
前記駆動コイルに作用する磁束を発生するヨークとマグネットから構成される少なくとも1個以上の磁気回路とを備え、
前記ヨークの磁気ギャップを構成するための前記対物レンズの光軸方向に伸びた複数の壁のうちの少なくとも1個の壁に前記マグネットが配置され、前記複数の壁のうちの他の壁が前記マグネットと対向するように配置されて、
前記ヨークの複数の壁のうちの少なくとも1個の壁が、前記対物レンズの光軸と直角方向に伸びた前記ヨークの底面と、略L次状の部材で連結され
前記略L次状の部材は前記複数の壁によって構成される有効磁気ギャップ部分とは別の部分に設けられており、
前記略L次状の部材に隣接するように前記対物レンズよりも外径の大きいコリメートレンズが配置されていることを特徴とするものである。
【0015】
また上記課題を解決するために、第3の本発明は、
光ビームを光ディスク上に集光させる対物レンズと、該対物レンズをその光軸方向あるいは光軸と直角方向に駆動するための力を発生させる少なくとも1個以上の駆動コイルと、前記対物レンズを光ディスク半径方向あるいは接線方向あるいはその両方向に傾動動作するための少なくとも1個以上の傾動駆動コイルと、前記駆動コイルを保持するレンズホルダ等から構成される可動部と、
該可動部に一端が固定され、前記可動部を弾性支持する少なくとも1個以上の弾性支持部材と、
該弾性支持部材の他端が固定される固定部と、
前記駆動コイルに作用する磁束を発生するヨークとマグネットから構成される少なくとも1個以上の磁気回路とを備え、
前記ヨークの磁気ギャップを構成するための前記対物レンズの光軸方向に伸びた複数の壁のうちの少なくとも1個の壁に前記マグネットが配置され、前記複数の壁のうちの他の壁が前記マグネットと対向するように配置されて、
前記ヨークの複数の壁のうちの少なくとも1個の壁が、前記対物レンズの光軸に対し斜めに傾いた部材で、前記対物レンズの光軸と直角方向に伸びた前記ヨークの底面と連結され
前記斜めに傾いた部材は前記複数の壁によって構成される有効磁気ギャップ部分とは別の部分に設けられており、
前記斜めに傾いた部材に隣接するように前記対物レンズよりも外径の大きいコリメートレンズが配置されていることを特徴とするものである。
【0016】
また上記課題を解決するために、第4の本発明は、
光ビームを光ディスク上に集光させる対物レンズと、該対物レンズをその光軸方向あるいは光軸と直角方向に駆動するための力を発生させる少なくとも1個以上の駆動コイルと、前記対物レンズを光ディスク半径方向あるいは接線方向あるいはその両方向に傾動動作するための少なくとも1個以上の傾動駆動コイルと、前記駆動コイルを保持するレンズホルダ等から構成される可動部と、
該可動部に一端が固定され、前記可動部を弾性支持する少なくとも1個以上の弾性支持部材と、
該弾性支持部材の他端が固定される固定部と、
前記駆動コイルに作用する磁束を発生するヨークとマグネットから構成される少なくとも1個以上の磁気回路とを備え、
前記ヨークの磁気ギャップを構成するための前記対物レンズの光軸方向に伸びた複数の壁のうちの少なくとも1個の壁に前記マグネットが配置され、前記複数の壁のうちの他の壁が前記マグネットと対向するように配置されて、
前記ヨークの複数の壁のうちの少なくとも1個の壁が、前記対物レンズの光軸と直角方向に伸びた前記ヨークの底面と、略L次状の部材で連結され
前記略L次状の部材は前記複数の壁によって構成される有効磁気ギャップ部分とは別の部分に設けられており、
前記略L次状の部材に隣接するように前記対物レンズよりも外径の大きいコリメートレンズが配置されていることを特徴とするものである。
【0017】
ここで前記ヨークは、プレス加工、メタルインジェクションモールディング製法あるいは焼結合金で構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。
【0019】
図1においてレンズホルダ2には、対物レンズ1、フォーカシングコイル3、トラッキングコイル4等が配置されている。可動部は複数の弾性支持部材8で支持されており、その弾性支持部材8の一端は可動部に、他端は固定部に機械的に連結固定されている。
【0020】
前記弾性支持部材8は、導電性材料で構成されており、可動部に配置された前記フォーカシングコイル3と前記トラッキングコイル4に、それぞれ電気的に接続されており、固定部側から弾性支持部材8を経由して、前記フォーカシングコイル3とトラッキングコイル4に電流を印加することが可能になっている。
【0021】
前記固定部には2組の磁気回路が構成されている。該磁気回路は、マグネット6とヨーク50,51からなり、該ヨーク50,51の対物レンズ1の光軸方向に伸びた壁50a,51aにマグネット6が配置され、同様に対物レンズ1の光軸方向に伸びた壁50b,51bとが対向するように配置されている。
【0022】
また、対物レンズ1の光軸方向に伸びた壁の内、マグネット6が配置されていない壁50b,51b(以後、内ヨークと呼ぶ)は、対物レンズ1の光軸に対して斜めに傾いた傾斜部50d,51dを介して、ヨーク底面50c,51c(対物レンズ1の光軸に対して略直角方向に伸びた部分)と連結されている。
【0023】
このときマグネット6と内ヨーク50b,51bとで構成される磁気ギャップ部は一定間隔を維持しており、有効磁束密度分布としては問題ないように構成されている。従って、対物レンズ1の両側に存在する内ヨーク50b,51bの間隔は、磁気ギャップ部で狭く、ヨーク底面50c,51c付近では広くなっている。
【0024】
この内ヨーク50b,51b間隔が広くなっている部分に、前記対物レンズ1の外径より大きな外径を有するコリメートレンズ7を配置しており、内ヨーク50b,51b形状を上述のように構成することにより、コリメートレンズ7を対物レンズ駆動装置の内部に配置することができ、従って、光ピックアップ全体の薄型化が可能となっている。符号10はミラー、11は半導体レーザを示す。
【0025】
次に、本発明の第1の実施形態において、その動作について説明する。光ディスクの上下の面振れ及びトラックの蛇行・偏心に対して、対物レンズ駆動装置は、対物レンズ1を、そのフォーカシングコイル3、トラッキングコイル4に適切に駆動電流を印加することによって駆動し、対物レンズ1によって集光された光ビームのスポットが光ディスクの記録面のトラック上に常に位置するよう制御する。
【0026】
対物レンズ1は必要最小限の大きさになっており、その小さな対物レンズ1に合わせてレンズホルダ2も小さくなっている。また、レンズホルダ2に配置されたフォーカシングコイル3も同時に小さくなっており、可動部全体の小型化、軽量化が図られている。
【0027】
レンズホルダ2の小型化に伴い、内ヨーク50b,51b間隔も狭くなるが、ヨーク底面50c,51c付近の間隔は広く確保されている。この広く確保された空間に対物レンズ1よりも外径の大きいコリメートレンズ7を配置することにより、コリメートレンズ7の厚さ方向の寸法を対物レンズ駆動装置の厚さで吸収可能となり、結果的に光ピックアップ全体の薄型化が可能となる。
【0028】
このとき、内ヨーク50b,51b間隔が広くなっている部分は、有効磁気ギャップ部よりもミラー10側の部分であるので、本来の磁束密度分布特性には、実質的に悪影響を殆ど与えることがなく、本来の良好な動特性を得ることが可能となる。
【0029】
図2は、本発明の第2の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。この実施形態では、内ヨーク50b,51bと、ヨーク底面50c,51cとを、略L字状のL字状部50e,51eで連結し、コリメートレンズ7を配置する空間を確保している。この場合も、有効磁気ギャップ部分とは別な部分で、内ヨーク50b,51b間隔を拡大しているので、本来の磁束密度分布と実質的に変わることなく、良好な対物レンズ駆動装置の動特性を確保しつつ、光ピックアップ全体の薄型化を実現できるという、第1の実施形態にて説明した効果と同様な効果を得ることができる。
【0030】
図3は、本発明の第3の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。この実施形態では、ヨーク50とマグネット6とから構成される磁気回路が1組の場合を示している。内ヨーク50bとヨーク底面50cとを、傾斜部50dで連結し、コリメートレンズ7を配置する空間を確保している。この場合も、有効磁気ギャップ部分とは別の部分で、内ヨーク50b間隔を拡大しているので、本来の磁束密度分布と実質的に変わることなく、良好な対物レンズ駆動装置の動特性を確保しつつ、光ピックアップ全体の薄型化を実現できるという、第1の実施形態にて説明した効果と同様な効果を得ることができる。
【0031】
図4は、本発明の第4の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。この実施形態では、ヨーク50とマグネット6とから構成される磁気回路が1組の場合を示している。内ヨーク50bと、ヨーク底面50cとを、L字状部50eで連結し、コリメートレンズ7を配置する空間を確保している。
【0032】
この場合も、有効磁気ギャップ部分とは別の部分で、内ヨーク50b間隔を拡大しているので、本来の磁束密度分布と実質的に変わることなく、良好な対物レンズ駆動装置の動特性を確保しつつ、光ピックアップ全体の薄型化を実現できるという、第1の実施形態にて説明した効果と同様な効果を得ることができる。
【0033】
図5は本発明の第5の実施の形態に係る対物レンズ駆動装置の上面図、図6はその正面断面構成図である。図5、図6に示す第5の実施形態では、対物レンズ1を光ディスク半径方向に傾動動作させるためのチルトコイル9が可動部に配置されており、かつ、チルトコイル9に作用する磁束を発生させるマグネット6c,6dが固定部に配置されている。
【0034】
第1の実施形態と同様に、内ヨーク50b,51bと、ヨーク底面50c,51cとが、傾斜部50d,51dを介して連結され、コリメートレンズ7を配置する空間を確保している。
【0035】
この場合も、有効磁気ギャップ部分とは別の部分で内ヨーク50b,51b間隔を拡大しているので、本来の磁束密度分布と実質的に変わることなく、良好な対物レンズ駆動装置の動特性を確保しつつ、光ピックアップ全体の薄型化を実現できるという、第1の実施形態にて説明した効果と同様な効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明は以上説明した通り、対物レンズ駆動装置の磁気回路を構成するヨークの、対物レンズの光軸方向に伸びた壁と、対物レンズ光軸に対して直角方向に伸びたヨーク底面とを直角に連結するのではなく、両者を対物レンズの光軸に対して略斜めに傾いた部材あるいは、略L字状の部材を介して連結することにより、有効磁気ギャップ部以外の部分で内ヨーク間隔を拡大することが可能となるため、この内ヨーク間隔を拡大した空間にコリメートレンズを配置し、コリメートレンズの厚さ方向の寸法を対物レンズ駆動装置内に吸収することができる。その結果、光ピックアップ全体を薄型化することが可能となる効果がある。
【0037】
また、内ヨーク間隔を拡大する部分が、有効磁気ギャップ以外の部分であることから、本来の磁束密度分布特性を実質的に悪化させることなく磁気回路を構成することが可能となり、結果として、対物レンズ駆動装置の良好な動特性を維持したまま、上記光ピックアップの薄型化が可能になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の上面図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。
【図7】従来例に係る対物レンズ駆動装置の正面断面構成図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ
2 レンズホルダ
3 フォーカシングコイル
4 トラッキングコイル
50,51 ヨーク
6 マグネット
7 コリメートレンズ
8 弾性支持部材
10 ミラー
11 半導体レーザ

Claims (8)

  1. 光ビームを光ディスク上に集光させる対物レンズと、該対物レンズをその光軸方向あるいは光軸と直角方向に駆動するための力を発生させる少なくとも1個以上の駆動コイルと、該駆動コイルを保持するレンズホルダ等から構成される可動部と、
    該可動部に一端が固定され、前記可動部を弾性支持する少なくとも1個以上の弾性支持部材と、
    該弾性支持部材の他端が固定される固定部と、
    前記駆動コイルに作用する磁束を発生するヨークとマグネットから構成される少なくとも1個以上の磁気回路とを備え、
    前記ヨークの磁気ギャップを構成するための前記対物レンズの光軸方向に伸びた複数の壁のうちの少なくとも1個の壁に前記マグネットが配置され、前記複数の壁のうちの他の壁が前記マグネットと対向するように配置されて、
    前記ヨークの複数の壁のうちの少なくとも1個の壁が、前記対物レンズの光軸に対し斜めに傾いた部材で、前記対物レンズの光軸と直角方向に伸びた前記ヨークの底面と連結され
    前記斜めに傾いた部材は前記複数の壁によって構成される有効磁気ギャップ部分とは別の部分に設けられており、
    前記斜めに傾いた部材に隣接するように前記対物レンズよりも外径の大きいコリメートレンズが配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 光ビームを光ディスク上に集光させる対物レンズと、該対物レンズをその光軸方向あるいは光軸と直角方向に駆動するための力を発生させる少なくとも1個以上の駆動コイルと、該駆動コイルを保持するレンズホルダ等から構成される可動部と、
    該可動部に一端が固定され、前記可動部を弾性支持する少なくとも1個以上の弾性支持部材と、
    該弾性支持部材の他端が固定される固定部と、
    前記駆動コイルに作用する磁束を発生するヨークとマグネットから構成される少なくとも1個以上の磁気回路とを備え、
    前記ヨークの磁気ギャップを構成するための前記対物レンズの光軸方向に伸びた複数の壁のうちの少なくとも1個の壁に前記マグネットが配置され、前記複数の壁のうちの他の壁が前記マグネットと対向するように配置されて、
    前記ヨークの複数の壁のうちの少なくとも1個の壁が、前記対物レンズの光軸と直角方向に伸びた前記ヨークの底面と、略L次状の部材で連結され
    前記略L次状の部材は前記複数の壁によって構成される有効磁気ギャップ部分とは別の部分に設けられており、
    前記略L次状の部材に隣接するように前記対物レンズよりも外径の大きいコリメートレンズが配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2記載において、前記ヨークをプレス加工で成形したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  4. 請求項1または請求項2記載において、前記ヨークをメタルインジェクションモールディング製法で成形したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  5. 請求項1または請求項2記載において、前記ヨークを焼結合金で成形したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  6. 光ビームを光ディスク上に集光させる対物レンズと、該対物レンズをその光軸方向あるいは光軸と直角方向に駆動するための力を発生させる少なくとも1個以上の駆動コイルと、前記対物レンズを光ディスク半径方向あるいは接線方向あるいはその両方向に傾動動作するための少なくとも1個以上の傾動駆動コイルと、前記駆動コイルを保持するレンズホルダ等から構成される可動部と、
    該可動部に一端が固定され、前記可動部を弾性支持する少なくとも1個以上の弾性支持部材と、
    該弾性支持部材の他端が固定される固定部と、
    前記駆動コイルに作用する磁束を発生するヨークとマグネットから構成される少なくとも1個以上の磁気回路とを備え、
    前記ヨークの磁気ギャップを構成するための前記対物レンズの光軸方向に伸びた複数の壁のうちの少なくとも1個の壁に前記マグネットが配置され、前記複数の壁のうちの他の壁が前記マグネットと対向するように配置されて、
    前記ヨークの複数の壁のうちの少なくとも1個の壁が、前記対物レンズの光軸に対し斜めに傾いた部材で、前記対物レンズの光軸と直角方向に伸びた前記ヨークの底面と連結され
    前記斜めに傾いた部材は前記複数の壁によって構成される有効磁気ギャップ部分とは別の部分に設けられており、
    前記斜めに傾いた部材に隣接するように前記対物レンズよりも外径の大きいコリメートレンズが配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  7. 光ビームを光ディスク上に集光させる対物レンズと、該対物レンズをその光軸方向あるいは光軸と直角方向に駆動するための力を発生させる少なくとも1個以上の駆動コイルと、前記対物レンズを光ディスク半径方向あるいは接線方向あるいはその両方向に傾動動作するための少なくとも1個以上の傾動駆動コイルと、前記駆動コイルを保持するレンズホルダ等から構成される可動部と、
    該可動部に一端が固定され、前記可動部を弾性支持する少なくとも1個以上の弾性支持部材と、
    該弾性支持部材の他端が固定される固定部と、
    前記駆動コイルに作用する磁束を発生するヨークとマグネットから構成される少なくとも1個以上の磁気回路とを備え、
    前記ヨークの磁気ギャップを構成するための前記対物レンズの光軸方向に伸びた複数の壁のうちの少なくとも1個の壁に前記マグネットが配置され、前記複数の壁のうちの他の壁が前記マグネットと対向するように配置されて、
    前記ヨークの複数の壁のうちの少なくとも1個の壁が、前記対物レンズの光軸と直角方向に伸びた前記ヨークの底面と、略L次状の部材で連結され
    前記略L次状の部材は前記複数の壁によって構成される有効磁気ギャップ部分とは別の部分に設けられており、
    前記略L次状の部材に隣接するように前記対物レンズよりも外径の大きいコリメートレンズが配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  8. 光ビームを光ディスク上に集光させる対物レンズを有する対物レンズ駆動装置を備えた光ディスク装置において、前記対物レンズ駆動装置が請求項1ないし7のいずれか1項記載の対物レンズ駆動装置であることを特徴とする光ディスク装置。
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