JP4009088B2 - 体液吸収性物品の着用に適した外装体 - Google Patents

体液吸収性物品の着用に適した外装体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体に密着するパンティ部と、レッグ部およびフート部を有するパンティストッキングまたはタイツとして使用される外装体に係り、特に生理用ナプキンなどの体液吸収性物品の着用と同時に使用するのに適した外装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
生理用ナプキンなどの体液吸収性物品を装着する際、体液吸収性物品を身体の股間部に密着させた状態を維持するために、股部が防水機能を有し且つ体への締め付け力の大きい生理用ショーツを着用することが行われている。また、一般的には、前記生理用ショーツとともにパンティストッキングを着用し、さらに体型を整えるためにガードルを着用することもある。
【0003】
しかし、前記生理用ショーツは、体液吸収性物品の股間部からの位置ずれを防止するために体への締め付け力が大きく、また防水機能を有するために通気性が劣るものとなっている。よって前記生理用ショーツを着用した状態で下腹部や臀部に対する圧迫感があり、また身体の自由な動きを阻害することになりかねない。また、前記生理用ナプキンとパンティストッキングおよびガードルを重ねて着用すると、さらに圧迫感が生じ、通気性を損なうようになる。
【0004】
そこで、実開平3−128606号公報には、パンティストキングのパンティ部の素材の編み構造を工夫することによって、腹部と臀部に対するサポート力を持たせ、このサポート力により、体液吸収性物品を股間部へ保持できるようにしたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記公報に開示されたパンティストッキングは、パンティ部が身体の腹部と臀部に強く密着できるが、股部に装着した体液吸収性物品を身体の股間部へ押し付ける機能を重視したものではないため、股間部からの体液吸収性物品の位置ずれを確実に防止できないおそれがある。
【0006】
また、パンティ部が腹部や臀部を強く締め付ける構造であるため、着用者が圧迫感を感じやすく、また圧迫による血行不良を生じる不安もある。
【0007】
本発明は前記従来の課題を解決するものであり、パンティ部とレッグ部とフート部を有してパンティストッキングまたはタイツとして使用されるものにおいて、体液吸収性物品を股間部に密着させることができ、その結果、圧迫力の小さいショーツを内側に着用でき、またはショーツの着用も不要にできて身体の動きの自由度を高めることができる体液吸収性物品の着用に適した外装体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パンティ部と、前記パンティ部から延びる一対のレッグ部と、前記レッグ部の下端に連続するフート部とを有し、前記パンティ部が身体に密着する弾性収縮力を有してパンティストッキングまたはタイツとして使用される外装体において、
前記パンティ部は後身頃と、前身頃と、前記後身頃および前記前身頃の上部に形成される胴回り開口部と、前記後身頃と前記前身頃との間に位置する股部とを有し、
前記股部には、液遮断機能を有する股生地が設けられて、体液吸収性物品の取付け部とされており、
前記後身頃の中央部を通って身丈方向に延びる少なくとも1つの弾性収縮力を有する後方吊り上げ部材と、前記股部で股幅方向へ所定の間隔を有し且つ前記股部から前記前身頃に向かう少なくとも2つの弾性収縮力を有する前方吊り上げ部材とが設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明の外装体を着用すると、パンティ部に設けられた後方吊り上げ部材と前方吊り上げ部材によって股部に設置された体液吸収性物品が股間部に密着させられ、股間部に設置した体液吸収性物品の位置ずれを防止できる。よって締め付け力の過大なショーツを併用する必要がなく、またはショーツの着用を不要にでき、身体への圧迫感が少なくなり、また身体の自由度も増す。さらに通気性を確保できて蒸れ感を生じにくくなる。
【0011】
また、前記前方吊り上げ部材は、前記股部から前記前身頃に向けて間隔が徐々に広がるように配置されているものが好ましい。
【0012】
この前方吊り上げ部材を設けたものでは、股部において少なくとも2つの前方吊り上げ部材により体液吸収性物品が身体の股間部に押し付けられる。また前身頃では前方吊り上げ部材の間隔が徐々に広がっているため、身体の下腹部への加圧力が分散して圧迫感を生じにくくなる。また間隔が徐々に広がる前方吊り上げ部材が前身頃に位置していると下腹部での装着感が良好になる。
【0013】
例えば、前記後方吊り上げ部材と前記前方吊り上げ部材が別々の部材で構成されており、それぞれの吊り上げ部材の端末が前記後身頃の下方位置で集合しているものであってもよいし、前記後方吊り上げ部材と前記前方吊り上げ部材が、前記後身頃、前記股部、および前記前身頃にかけて連続する同一の部材により構成されているものであってもよい。
【0014】
このように後方吊り上げ部材と前方吊り上げ部材とが別体または同一の部材で形成されて、後身頃から股部を通り前身頃にかけて連続する吊り上げ力を発揮すると、体液吸収性物品を確実にサポートできる。
【0015】
さらに、前記パンティ部において、前記後方吊り上げ部材および前記前方吊り上げ部材が設けられている部分と、前記各吊り上げ部材と隣接し且つ前記吊り上げ部材が設けられていない部分とで弾性収縮力を比較したときに、前記各吊り上げ部材が設けられている部分の弾性収縮力の方が大きいことが好ましい。
【0016】
このように構成すると、パンティ部を身丈方向へ伸ばして着用したときに、パンティ部の伸長による加圧力よりも、前記吊り上げ部材と後方吊り上げ部材が伸長したことによる吊り上げ力が大きくなり、股部に装着される体液吸収性物品を確実にサポートできるようになる。
【0017】
また、前記外装体の少なくとも一部に他の領域よりも保温機能が高い領域が設けられていることが好ましい。
【0018】
例えばこの領域は、前記パンティ部や前記フート部の一部にパイル加工や起毛加工によって嵩高に構成された布が施された領域を有するものとして構成できる。
【0019】
他の領域よりも保温機能が大きい領域を設けることによって、保温効果を高めて下腹部や腰、あるいは足の冷えを抑制して血行を良くし、生理中の下腹部痛や腰痛を和らげることができる。
【0020】
また、前記領域の少なくとも一部は、水和熱により発熱する多価金属塩が添加された架橋型アクリレート樹脂で形成されたものであってもよい。この場合、前記架橋型アクリレート樹脂は、温度が20℃、相対湿度が65%の環境下で、水分率20%以上を有するものである。
【0021】
前記樹脂を設けると、身体から出る汗などの水分が吸収されたときに、これら多価金属のイオンの電荷により、H2Oが強く引き付けられるいわゆる水和が起り、多量のエネルギーが放出され熱が発せられて、保温効果を生じさせることができる。
【0022】
また、前記股生地の内側には前記体液吸収性物品を装着するための装着布を有しており、前記装着布は前端部および後端部が前記股生地に接合され、両側縁部が前記股生地に接合されていないものとして構成することができる。
【0023】
このように構成すると、前記装着布に体液吸収性物品を取り付けて着用することで、別のショーツの着用を不要にでき、重ね着による蒸れを防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下本発明の体液吸収性物品の着用に適する外装体の一例としてパンティストッキングについて説明する。
【0026】
なお、前記「体液吸収性物品」とは、身体から排出される液等を吸収して包含する物品を意味し、例えば生理用ナプキン、パンティライナー、尿取りパッドなどが挙げられるが以下の実施の形態では生理用ナプキンを用いた場合について説明する。また、「パンティストッキング」とは、薄い生地で形成されて臀部および腹部に密着するパンティ部とレッグ部とフート部を有するストッキングを意味する。ただし、本発明の外装体は、厚手の生地によってパンティ部とレッグ部とフート部が形成されたタイツであってもよい。
【0027】
図1は本発明の外装体の第1の実施の形態として生理ナプキンの着用に適したパンティストッキングを示した斜視図、図2(a)は前記パンティストッキングの正面図、図2(b)は前記パンティストッキングの背面図、図3は前記パンティストッキングのパンティ部を平面に展開した状態でパンティ部の内面側から見たときの展開平面図である。
【0028】
図1に示すように、この生理用パンティストッキング1は、着用者のウエストライン付近に装着されるウエストバンド部2と、前記ウエストラインよりも下側の胴部すなわち下腹部と腰部に密着するパンティ部3と、着用者の脚部を覆うレッグ部4と、前記レッグ部4の先部に連続して、着用者の足部を覆うフート部5を有している。
【0029】
前記パンティ部3は身体の腹部に密着する前身頃3Aと、身体の臀部に密着する後身頃3Bと、着用者の股部を覆うための股部3Cと、に大別される。前身頃3Aと後身頃3Bは主に、2枚の腰当て生地10A,10Bとから形成されている。
【0030】
2枚の前記腰当て生地10A,10Bは、前記前身頃3Aの中心線11および後身頃3Bの中心線12の位置で互いに接合されている。図3は、前記腰当て生地10Aと腰当て生地10Bをそれぞれの生地の中央部で身丈方向に沿って切断して展開した状態を示している。前記股部3Cには股生地13が設けられ、股生地13の前縁部13aと後縁部13bが前記腰当て生地10Aと10Bの下縁部に連結されている。前記腰当て生地10Aと腰当て生地10Bの下縁、および前記股生地13の両縁部で、脚開口部6,6が形成されている。
【0031】
なお、前記のパンティ部3の構造は一例であって、生地の組み合わせおよび接合構造が前記と異なるものであってもよい。
【0032】
前記ウエストバンド部2は、前記パンティ部3の胴回り開口部の開口縁3Dから所定幅(例えば、1〜4cm幅)の領域を意味している。着用時にパンティストッキング1がずれ落ちるのを防止する機能を付与するために、ウエストバンド部2は、ポリウレタン繊維で形成された伸縮織物、合成ゴムシート、天然ゴムシートなどからなるウエストバンドで形成されている。
【0033】
前記レッグ部4とフート部5は、脚部生地15,15によって実質的に一体に形成されている。そして、前記脚部生地15,15により、前記レッグ部4とフート部5は連続してストッキング形状に形成されている。前記フート部5は、つま先部5A,5Aおよびかかと部5B,5Bを有する袋体である。
【0034】
前記脚部生地15,15の端部を構成する糸と、前記腰当て生地10A,10Bおよび前記股生地13の端部を構成する糸は、前記脚開口部6,6において互いに編み込まれている。したがって、前記脚部生地15,15と、前記腰当て生地10A,10Bおよび前記股生地13は連続した布として形成されている。図1および図2(a)(b)では、前記生地の編み込み境界を境界線14として示している。ただし、前記脚開口部6,6において、前記脚部生地15,15の上縁部が、前記腰当て生地10A,10B、および前記股生地13に縫合されまたは接着されあるいは熱シールされて前記境界線14が形成されていてもよい。
【0035】
前記後身頃3Bには、後方吊り上げ部材20が取り付けられている。前記後方吊り上げ部材20の一方の端末20bは、前記ウエストバンド部2の下縁2aに位置している。前記後方吊り上げ部材20は、前記端末20bを始点として、前記後身頃の中心線12に沿い、身丈方向に沿って股部3Cに向かっている。そして、後方吊り上げ部材20の他方の端末20aは、前記後身頃3Bの下方(または股部3Cの後方部位であってもよい)に位置する集合部23に位置している。この後方吊り上げ部材20は、前記腰当て生地10Aと10Bと共に前記中心線12の部分で縫製などされて取り付けられている。
【0036】
前身頃3Aには、2つの前方吊り上げ部材21,22が取り付けられ、この前方吊り上げ部材21,22は、前記後方吊り上げ部材20と別体のものとして構成されている。前記前方吊り上げ部材21,22の一方の端末21b,22bは前記ウエストバンド部2の下縁2aに位置しており、前記前方吊り上げ部材21,22の他方の端末21a,22aは前記集合部23に位置している。よって、前記集合部23において、前記後方吊り上げ部材20から、2つの前記前方吊り上げ部材21,22が実質的に分岐した配置構造となっている。
【0037】
前記後方吊り上げ部材20および前方吊り上げ部材21,22はともに弾性収縮力を有している。また、この実施の形態では、後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22とが、後身頃3Bから股部3Cを通り前身頃3Aに向けて実質的に連続して配置されている。したがって、この吊り上げ部材によって発揮される収縮力がパンティ部の後身頃から股部3Cを通り前身頃まで連続して作用することになり、体液吸収性物品を確実にサポートできる。
【0038】
前記前方吊り上げ部材21,22は、前記集合部23を起点として股部3Cから前身頃3Aにかけて、間隔が徐々に広くなるように配置されている。そして、前記股部3Cにおいて、前後方向に二分する中心線O−Oにおいて、前記前方吊り上げ部材21と22が、股幅方向に間隔L2を開けて位置しており、また前記集合部23は前記中心線O−Oよりも後方へL1だけ離れた位置にある。
【0039】
前記股部3Cに位置する前方吊り上げ部材21と22は、股間部に設置された体液吸収性物品である生理用ナプキンを弾性的に押える機能を発揮するものであるが、通常生理用ナプキンの幅寸法は60〜100mm以下であるため、前記間隔L2は、生理用ナプキンの幅よりも短いことが好ましい。そのため、前記L2は100mm以下であることが必要であり、好ましくは60mm以下である。また、成人女性の股間部の股幅は20〜40mmであるため、前記L2のさらに好ましい範囲は20〜40mmである。
【0040】
また、股部3Cの中心Oにおいて、前記前方吊り上げ部材21と前方吊り上げ部材22との間隔L2を前記20〜40mmの範囲とするためには、前記集合部23と前記中心線O−Oとの距離L1は、20〜50mmの範囲であることが好ましい。
【0041】
なお、前記前方吊り上げ部材20の端末20aと、後方吊り上げ部材21,22の端末21a,22aとは、必ずしも集合部23で連続している必要はなく、前記端末20aと端末21a,22aとが、後身頃3Bの下方位置、または股部3Cの後方位置において離れていてもよい。また前記後方吊り上げ部材20の端末20bと、前記前方吊り上げ部材21,22の端末21b,22bがウエストバンド部2から離れた位置にあってもよい。
【0042】
前記パンティストッキング1を構成する材料は、弾性糸とナイロン糸とを組み合せたものであり、パンティストッキング1が全体に弾性伸縮性を有している。前記パンティ部3の腰当て生地10Aと10Bは、シングルカバードヤーンによって編まれた織布であり、前記シングルカバードヤーンは、ポリウレタン弾性糸であるスパンデックス(繊度44dtex)の回りに、ナイロン糸(24本のフィラメントからなり、繊度が77dtex)が一重に巻き付けられたものである。
【0043】
前記レッグ部4は、ダブルカバードヤーンによって編まれた織布であり、前記ダブルカバードヤーンは、スパンデックス(繊度22dtex)の回りに、ナイロン糸(5本のフィラメントからなり、繊度が11dtex)とナイロン糸(5本のフィラメントからなり、繊度が16.5dtex)の一方が下撚りに、他方が上撚りとなるように向きを変えて二重に巻き付けられたものである。
【0044】
前記つま先部5Aとかかと部5Bは、スパンデックス(繊度22dtex)の回りにナイロン糸(17本のフィラメントからなり、繊度が55dtex)が巻き付けられて構成された糸でメッシュ編みにした織布が使用されて、レッグ部4およびフート部5の他の部分よりも補強されている。
【0045】
ただし前記に説明した、パンティストッキング1、レッグ部4、つま先部5Aおよびかかと部5Bを構成するそれぞれの材料はこれらに限定されるものではなく、他の好適な材料によって構成することもできる。
【0046】
前記後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22は、弾性収縮力を有していることが好ましい。弾性収縮力を有していることにより、生理用ナプキンのサポート力を発揮しやすくなる。前記後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22には、例えばポリウレタン、天然ゴム、合成ゴムのいずれかで形成されたバンドが好ましく使用される。
【0047】
ただし、前記後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22が、弾性収縮力の少ない部材、あるいは弾性収縮力のない部材で構成されていてもよい。この場合、後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22は、身体に着用したときの身丈寸法よりもわずかに短い長さ寸法としておく。パンティ部3を身体に装着してパンティ部が身丈方向に伸ばされたときに、前記後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22が臀部および腹部および股間部に密着し、生理用ナプキンなどに対してサポート力を発揮できる。
【0048】
前記後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22は、パンティ部3の内面に縫合されていることが好ましい。内面に縫合されていると、外面に縫合した場合よりも生理用ナプキンに対してサポート力を強く与えることができる。また、前記パンティストッキング1の外面に着用した衣服の表面に前記各吊り上げ部材20および21,22の形状が表れることを防止でき、着用時に美しい外観を得ることができる。ただし、本発明では、前記後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22とが、パンティ部3の外面に縫合されていてもよい。
【0049】
前記後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22は、幅寸法が5〜20mmであることが好ましい。前記幅寸法が5mm未満であると、前記前方吊り上げ部材21,22の加圧力が股間部に局部的に作用して圧迫感を生じさせやすい。また股間部に対する前記前方吊り上げ部材21,22の位置が安定しにくくなり、生理用ナプキンへのサポート力の作用位置が安定しなくなるおそれがある。また前記前方吊り上げ部材21,22は、生理用ナプキンの中央部分を股間部に押し付けて生理用ナプキンの中央部を膣口に向くように凸状に変形させる機能を有することが好ましいが、前方吊り上げ部材21,22の幅寸法が20mmより大きいと、前記機能を発揮しにくくなる。
【0050】
前記後方吊り上げ部材20および前方吊り上げ部材21,22は、断面が偏平形状のバンドであるため、生理用ナプキンに対して安定したサポート力を与えることができる。ただし、前記各吊り上げ部材20および21,22は、断面形状が円形であってもよいし、図4に示すように、前記各吊り上げ部材20および21,22は、ジグザグ形状の千鳥縫いで形成されているものであってもよい。前記千鳥縫いの場合、前記ジグザグ形状の幅方向の頂点間の距離W1が5mm〜20mmであることが好ましい。
【0051】
前記各吊り上げ部材20および21,22が設けられている部分での、前記各吊り上げ部材が延びる方向での弾性収縮力は、前記各吊り上げ部材が設けられていない部分での腰当て生地10Aと10Bの身丈方向の弾性収縮力よりも大きい。例えば、パンティ部3を身丈方向へ50%の伸び率で伸ばしたとき、前記各吊り上げ部材20および21,22が設けられている部分での、前記各吊り上げ部材が延びる方向の弾性収縮力F1,F2が、前記各吊り上げ部材が設けられていない部分での腰当て生地10Aと10Bの身丈方向の弾性収縮力よりも大きくなる。
【0052】
前記弾性収縮力は次のようにして測定する。前記腰当て生地10A,10Bに吊り上げ部材を縫い付けたものを縦150mm×幅25mmの大きさに切断する。この測定試料の縦方向の両端部をテンシロン試験機のチャックに保持し、初期のチャック間距離を100mmとし、引張り速度100mm/分で引張り試験を行い、前記測定試料が縦方向に1.5倍伸ばされたときの荷重を前記吊り上げ部材20,21,22が設けられている部分の弾性収縮力F1,F2の測定値とする。また、前記腰当て生地10Aまたは10Bを、身丈方向を縦方向として、前記と同じ大きさの試料を形成し、同様にテンシロン試験機で測定した値を、前記腰当て生地10A,10Bの身丈方向の弾性収縮力とする。
【0053】
前記パンティストッキング1を用いるときは、ショーツの股部3Cの内側に生理用ナプキンを装着して着用し、その上に前記パンティストッキング1を着用する。着用状態では、レッグ部4,4が若干の弾性収縮力を有して身体の脚部に密着する。またパンティ部3は、全体が幅方向および身丈方向へ伸ばされた状態で、身体の腹部および臀部に対して弾性収縮力を発揮して密着する。前記パンティ部4の密着力により、身体の腹部と臀部に対して比較的弱い圧迫力が作用し、体型を整える機能を発揮できる。
【0054】
前記パンティ部4が伸ばされると、後身頃3Bでは、後方吊り上げ部材20が臀部の溝に沿う弾性収縮力F1を発揮し、股部3Cおよび前身頃3Aでは、2本の前方吊り上げ部材21,22が、身丈方向への弾性収縮力F2,F2を発揮する。前記弾性収縮力F1,F2が、股部3Cを吊り上げるように作用し、また股部3Cでは、2本の前方吊り上げ部材21,22が生理用ナプキンを2箇所で股間部に押し付けるように機能する。よって、生理用ナプキンは股間部から位置ずれしにくく、膣口に密着した状態を維持しやすくなる。
【0055】
また、前記後方吊り上げ部材20と前方吊り上げ部材21,22の幅寸法が5〜20mmの範囲内であると、着用者の下腹部や臀部周辺に過大な圧力を与えるのを防止できる。
【0056】
前記のように構成されたパンティストッキング1を着用すると、パンティストッキング1が生理用ナプキンのサポート機能を発揮するため、内側に着用するショーツは、身体に対する圧迫力が比較的弱いものでよくなり、ショーツとパンティストッキング1を重ねて着用したときに、身体の動きの自由度を阻害しにくくなる。
【0057】
また、前記パンティストッキング1の前記股部3Cは液遮断機能を有していることが好ましい。液遮断機能を有していると、生理用ナプキンで吸収保持されなかった経血がショーツから前記股部3Cに流れた場合でも、経血で衣服などを汚すおそれが少なくなる。例えば、前記股部3Cを形成する股生地13を、ポリエステル繊維が編まれることによって構成される布に、透湿機能を有するフィルムをラミネートしたもので構成される。
【0058】
また、前記パンティ部3の一部分や前記つま先部5A,5A、前記かかと部5B,5Bあるいは前記フート部5の足裏に当接する部分を、パイル加工や起毛加工によって嵩高に構成された布で形成し、またはパンティ部3を構成する生地に前記嵩高の布を重ねて設けてもよい。嵩高に構成された布は多くの空気層を保持することができるため、人体の体温によって温められた空気層を前記嵩高に構成された布に保持することが可能となる。したがって、嵩高に構成された布を設けることによって保温効果を高めて下腹部や腰、あるいは足の冷えを抑制して血行を良くし、生理中の下腹部痛や腰痛を和らげることができる。
【0059】
また、前記パンティ部3の少なくとも一部分に、前記パンティ部3の他の部分を構成する素材、あるいはレッグ部4またはフート部5を構成する他の素材に比べて小さい消費熱量(kcal/m2・hr)を有する素材を用い、保温機能を高めてもよい。例えば前記素材で形成された生地、または一部に前記素材を含む生地でパンティ部3の少なくとも一部を形成してもよい。または、前記素材で形成された生地、または一部に前記素材を含む生地を、前記腰当て生地10A,10Bの内側などに縫合してもよい。この保温機能を有する素材は、例えば図3に示す破線25,25よりも下側の領域で、下腹部および臀部の下方を覆う領域に設けられる。
【0060】
保温機能を有する前記素材を用いると、保温効果を高め、下腹部及び腰の冷えを抑制することができ、血行を良くすることが可能である。血行を良くすることで、特に生理中には、下腹部痛や腰痛を和らげることが可能になる。
【0061】
消費熱量の小さい前記素材として、架橋型アクリレート繊維とアクリル繊維とが混紡された混紡糸を挙げることができる。前記のように、前記混紡糸で形成された生地または前記混紡糸と他の繊維で形成された生地でパンティ部3の少なくとも一部が形成され、または前記生地がパンティ部を構成する生地に重ねられて使用される。
【0062】
前記混紡糸は、例えば前記架橋型アクリレート繊維が30質量%、アクリル繊維が70質量%で構成されており、混紡糸の繊度は192dtexである。
【0063】
前記架橋型アクリレート繊維を形成する樹脂は、アクリロニトリル(CH2=CH−CN)とモノマーとしてアクリル酸メチルとの共重合体を主体としている。前記モノマーの他の例としては、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化ビニリデン、p−スチレンスルホン酸等のスルホン酸含有モノマーやその塩、イタコン酸等のカルボン酸含有モノマーやその塩、アクリルアミド、スチレン、酢酸ビニル等を挙げることができる。また、前記混紡糸を形成するアクリル繊維を形成する樹脂は、アクリロニトリルの付加重合体である。
【0064】
前記架橋型アクリレート繊維は、前記アクリレートに、ヒドラジン処理が施され、ニトリル基(−CN)が架橋結合して架橋型とされている。ヒドラジン(NH2−NH2)としては、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジン等を例示できる。
【0065】
また、前記ニトリル基の一部がカルボキシル基(−COOH)に、残部のニトリル基がアミド基(−CONH2)に変換されたものであり、この変換処理は、アルカリ金属水酸化物、アンモニア等の塩基水溶液や強酸等の含受によって行える。そして架橋型アクリレート繊維は、PHが4.0〜7.0に調整されて、前記カルボキシル基の一部が、Ca,Mg,Al等の多価金属の硝酸塩、塩酸塩、硫酸塩より選ばれた1種または2種以上の塩を添加した金属塩とされる。
【0066】
PHを4.0〜7.0に調整するのは、カルボキシル基の一部を解離状態にして、繊維内部にまで金属塩への変換を均一に素早く行うためである。
【0067】
前記架橋型アクリレート樹脂の架橋構造を簡単に示した化学構造を化1に示す。
【0068】
【化1】
Figure 0004009088
【0069】
化1は、アクリロニトリルと他のモノマーとの重合によって形成された主鎖42,43を有しており、これら主鎖どうしが、橋かけA及びBによって架橋結合されている。橋かけAは、ニトリル基がヒドラジン処理によって架橋結合された部分である。また橋かけBは、カルボキシル基に変換された一部が、多価金属Mの硝酸塩等によって金属塩とされた部分である。
【0070】
前記架橋型アクリレート樹脂は、多価金属Mを含有するため、大気中の水分や汗などの水分が前記アクリル繊維に吸収されると、前記水分は、多価金属イオンに強く引き寄せられ、いわゆる水和の現象が起る。この水和によりエネルギーが放出され、熱が発せられるため保温効果が高くなる。
【0071】
また上記の架橋型アクリレート樹脂は、温度が20℃、相対湿度が65%の環境下で、20%以上の水分率を得ることが可能である。この保湿性によっても肌に暖かみを感じやすくなる。
【0072】
さらに、不快な刺激臭を有するガスが発生したときに、上記架橋型アクリレートのpH調整による脱臭作用によって、前記ガスがショーツの外部に漏れ出すことを適切に抑制する機能を有しているため、生理時の気になる臭いの発生も低減することができる。
【0073】
また、前記保温機能を有する素材を含む織布で、前記つま先部5A,5Aやかかと部5B,5Bを形成してもよい。
【0074】
図5は、前記吊り上げ部材の他の配置例を示している。
図5に示す例では、前記腰当て生地10Aおよび腰当て生地10Bに、身体の腰骨近傍に位置する腰周りバンド40A,40Bが設けられている。前記腰周りバンド40Aと40Bとは胴周り方向へ連続している。前記後方吊り上げ部材20の他方の端末20bは前記腰周りバンド40A,40Bの位置にあり、前記前方吊り上げ部材21,22の前記他方の端末21b,22bも前記腰周りバンド40A,40Bに位置している。この例では、前記弾性収縮力F1およびF2が前記パンティ部3に形成された前記腰周りバンド40A,40Bよりも下方部分のみに働くため、着用者に与える圧迫感を少なくすることができる。また前記腰周りバンド40A,40Bが腰骨の位置付近に密着するため、前記弾性収縮力F1,F2が作用してもパンティ部3がずり下がることが生じにくい。
【0075】
ここで、一般的に生理用ナプキンの縦方向の長さ寸法は160〜400mmの範囲内である。したがって、前記後方吊り上げ部材20の他方の端末20bから前記前方吊り上げ部材21,22の前記他方の端末21bまたは22bまでの、延べ長さ寸法は400mmより長いことが好ましい。前記長さ寸法を400mmよりも長く構成すると、夜用あるいは経血の***量が多い日の使用に適している、縦方向の長さ寸法が長い生理用ナプキンを着用したときでも、生理用ナプキンの縦方向を全長に渡って確実にサポートすることができる。
【0076】
図6は吊り上げ部材の配置を示す他の実施の形態を示している。
図6に示す例では、前記後身頃3Bにおいて、前記後方吊り上げ部材20の両側に、それぞれ1つずつ他の後方吊り上げ部材26,27が設けられている。この後方吊り上げ部材26,27の一方の端末26b,27bは前記ウエストバンド部2の下縁2aに位置しており、他方の端末26a,27aは前記集合部23に位置している。前記後方吊り上げ部材20,26,27と前記前方吊り上げ部材21,22は、別々の弾性部材で形成されており、前記集合部23において実質的に連続している。また、前記後方吊り上げ部材26,27はウエストバンド部2から前記集合部23に向けて間隔が徐々に狭まるように配置されている。
【0077】
図7は吊り上げ部材のさらに他の配置構造を示している。
図7に示すものは、前身頃3Aにおいて、前記前方吊り上げ部材21,22と並ぶ他の前方吊り上げ部材28,29が設けられ、各前方吊り上げ部材21,22,28,29は、その間隔がウエストバンド部2に向けて徐々に広がるように配置されている。前記前方吊り上げ部材21,22,28,29の一方の端末21b,22b,28b,29bは前記ウエストバンド部2の下縁2aに位置しており、他方の端末21a,22a,28a,29aは前記集合部23に位置している。
【0078】
前記後身頃3Bのほぼ中心部には、2つの後方吊り上げ部材31,32が短い間隔を開けて身丈方向に向けて平行に配置されている。前記後方吊り上げ部材31,32の一方の端末31b,32bは前記ウエストバンド部2の下縁2aに位置しており、他方の端末31a,32aは前記集合部23に位置している。
【0079】
この例では、前記各前方吊り上げ部材21,22,28,29および各後方吊り上げ部材31,32が別々の部材であり、これらは前記集合部23において実質的に連続している。
【0080】
図6および図7に示したように、前記吊り上げ部材20および21,22以外にさらに他の吊り上げ部材が設けられていると、吊り上げ部材が身体の腹部や臀部に当たる部分を分散でき、圧迫感をさらに解消できるようになる。
【0081】
図8は本発明の第2の実施の形態のパンティストッキングのパンティ部の内部をパンティ部の内側から見た部分斜視図である。
【0082】
このパンティストッキング100は、股部103Cが二重構造となっており、股生地110と、股生地110の上に位置する装着布120とから構成されている。股生地110と装着布120は、股部103Cの前端部104と後端部105において、前記腰当て生地10A,10Bに縫合されている。なお、前端部104と後端部105の間の部分では、前記股生地110と装着布120は接合されていない。
【0083】
前記装着布120は、股生地110よりも縦寸法が大きく、また幅寸法が小さい。この縦寸法の差により、生理用ナプキン装着布120と股生地110との間には隙間130が形成されやすく、また横寸法の差により、前記隙間の間に生理用ナプキン140のウイング部140a,140aを折り返して差し込みやすくなっている。
【0084】
このパンティストッキング100は、股部103Cに生理用ナプキン140を直接に取り付けることができるため、その下にショーツを着用することが必ずしも必要ではなく、重ね着によるムレなどの不快感を低減することができる。
【0085】
さらに図8に示す実施の形態では、前方吊り上げ部材21が前記集合部23よりも後方に延びる後方延長部21cを有し、同様に前方吊り上げ部材22が前記集合部23よりも後方に延びる後方延長部22cを有している。そして前記後方延長部21cと後方延長部22cとが、後身頃において密着したままウエストバンド部2まで延びて、二本の後方延長部21cと22cとによって後方吊り上げ部材20が形成されている。
【0086】
なお、前記図1ないし図7に示す各実施の形態においても、前方吊り上げ部材のいずれかと、後方吊り上げ部材のいずれかが、一体の弾性部材で構成され、前記集合部23よりも後方の部分が後方吊り上げ部材、前方の部分が前方吊り上げ部材とされていてもよい。
【0087】
以上、本発明の実施の形態を生理用ナプキンをサポートすることができるパンティストッキングを例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パンティライナー、尿取りパッドなどをサポートするためのパンティストッキングまたはタイツとしても実施できる。
【0088】
【発明の効果】
以上のように本発明のパンティストッキングまたはタイツとして使用される外装体は、体液吸収性物品をサポートする吊り上げ力を発揮できる。したがって、内側に着用するショーツとして圧迫力の大きいものを使用する必要がなく、またはショーツを着用しなくてもよい。そのため、身体の動きに自由度を生じさせることができ、しかも生理用ナプキンなどの体液吸収性物品が位置ずれするのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外装体の実施の形態としてパンティストッキングを示す斜視図、
【図2】(a)は図1に示すパンティストッキングの正面図、(b)はその背面図、
【図3】図1のパンティストッキングのパンティ部を展開して内側から見た展開平面図、
【図4】吊り上げ部材の変形例を示す平面図、
【図5】図1のパンティストッキングの吊り上げ部材の変形例を示す斜視図、
【図6】図3のパンティストッキングの吊り上げ部材の変形例を示す展開平面図、
【図7】図3のパンティストッキングの吊り上げ部材の他の変形例を示す展開平面図、
【図8】本発明の他の実施の形態のパンティストッキングのパンティ部の内側の構造を示す部分斜視図、
【符号の説明】
1 パンティストッキング
2 ウエストバンド部
3 パンティ部
3A 前身頃
3B 後身頃
3C 股部
4 レッグ部
5 フート部
10A,10B 腰当て生地
13 股生地
15 脚部生地
20,26,27,31,32 後方吊り上げ部材
21,22,28,29 前方吊り上げ部材
23 集合部
40A,40B 腰周りバンド
100 パンティストッキング
103C 股部
110 股生地
120 装着布
140 生理用ナプキン
140a ウイング部

Claims (12)

  1. パンティ部と、前記パンティ部から延びる一対のレッグ部と、前記レッグ部の下端に連続するフート部とを有し、前記パンティ部が身体に密着する弾性収縮力を有してパンティストッキングまたはタイツとして使用される外装体において、
    前記パンティ部は後身頃と、前身頃と、前記後身頃および前記前身頃の上部に形成される胴回り開口部と、前記後身頃と前記前身頃との間に位置する股部とを有し、
    前記股部には、液遮断機能を有する股生地が設けられて、体液吸収性物品の取付け部とされており、
    前記後身頃の中央部を通って身丈方向に延びる少なくとも1つの弾性収縮力を有する後方吊り上げ部材と、前記股部で股幅方向へ所定の間隔を有し且つ前記股部から前記前身頃に向かう少なくとも2つの弾性収縮力を有する前方吊り上げ部材とが設けられていることを特徴とする外装体。
  2. 前記前方吊り上げ部材は、前記股部から前記前身頃に向けて間隔が徐々に広がるように配置されている請求項1記載の外装体。
  3. 前記後方吊り上げ部材と前記前方吊り上げ部材が別々の部材で構成されており、それぞれの吊り上げ部材の端末が前記後身頃の下方位置で集合している請求項1または2記載の外装体。
  4. 前記後方吊り上げ部材と前記前方吊り上げ部材が、前記後身頃、前記股部、および前記前身頃にかけて連続する同一の部材により構成されている請求項1または2記載の外装体。
  5. 前記後方吊り上げ部材から前記前方吊り上げ部材が分岐する分岐点が前記後身頃の下方位置に位置する請求項4に記載の外装体。
  6. 前記パンティ部において、前記後方吊り上げ部材および前記前方吊り上げ部材が設けられている部分と、前記各吊り上げ部材と隣接し且つ前記吊り上げ部材が設けられていない部分とで弾性収縮力を比較したときに、前記各吊り上げ部材が設けられている部分の弾性収縮力の方が大きい請求項1ないし5のいずれかに記載の外装体。
  7. 前記外装体の少なくとも一部に、他の領域よりも保温機能の高い領域が設けられている請求項1ないしのいずれかに記載の外装体。
  8. 前記保温機能が高い領域の少なくとも一部は、水和熱により発熱する多価金属塩が添加された架橋型アクリレート樹脂で形成されている請求項記載の外装体。
  9. 前記架橋型アクリレート樹脂は、温度が20℃、相対湿度が65%の環境下で、水分率20%以上を有する請求項記載の外装体。
  10. 前記股布は、布に透湿機能を有するフィルムをラミネートしたものである請求項1ないし9のいずれかに記載の外装体。
  11. 前記股生地の内側には前記体液吸収性物品を装着するための装着布を有しており、前記装着布は前端部および後端部が前記股生地に接合され、両側縁部が前記股生地に接合されていない請求項1ないし10のいずれかに記載の外装体。
  12. 前記パンティ部と前記レッグ部および前記フート部は、弾性糸とナイロン糸を組み合わ せた材料で構成されて全体が弾性伸縮性を有している請求項1ないし11のいずれかに記載の外装体。
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