JP4408795B2 - ショーツ - Google Patents
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例えば、特許文献1には、縦横方向に弾性伸縮性を有するツーウェイストレッチの材料により構成され、後身頃幅方向略中央位置に伸縮テープを取付け、前後身頃片が側部より腹側に偏倚した位置で縫合されてなるショーツが記載されている。
本発明の一実施形態としてのショーツ1は、図1、図2及び図3に示すように、前身頃2、後身頃3、前身頃2と後身頃3との間に位置する股下部4、及び脚周り部5を有し、脚周り部5は前身頃2とは別体のループ形状を形成する弾性シート51によって形成されており、前身頃2の両側縁部と後身頃3の両側縁部とが互いに縫合により接合され、脚周り部5は、弾性シート51が、前身頃及び後身頃のレッグ開口部の周縁部に沿ってループ形状を形成するように折返され、その折返し先端の近傍を縫合(図5中、縫合部を符号52で示す)され、ウエスト開口部6及び一対のレッグ開口部7,7が形成されている。
さらに、ショーツ1は、前身頃2の横方向寸法より後身頃3の横方向寸法が大きくなるように形成され、前身頃2がショーツの胴周り側部よりも腹側に偏倚した位置で縫合されるので、前身頃2と後身頃3と股下部4との縫合線がショーツの腹側に位置している。
ここで、後身頃3におけるショーツ幅方向中央部とは、ショーツ幅方向中心線から左右20mmの範囲、合計40mmの範囲の部分であって、好ましくは、ショーツ幅方向中心線から左右10mmの範囲、合計20mmの範囲の部分のことである。
このように前身頃2、後身頃3及び股下部4が各々のパーツから構成される場合、前身頃2とは、ショーツの腹側に位置するパーツ21からなる部分を意味し、後身頃3とは、背側に位置するパーツ31からなる部分を意味し、股下部4は、前身頃と後身頃に挟まれたショーツの股下部分に位置するパーツ41からなる部分を意味する。
尚、ショーツを構成する前身頃、後身頃、股下部が連続する1枚の不織布から構成されている場合には、ショーツに吸収層が設けられているときには、その吸収層を有する部分を股下部、その前後に位置する部分を前身頃2及び後身頃3とし、ショーツに吸収層はないが防漏層が設けられているときには、その防漏層を有する部分を股下部、その前後に位置する部分を前身頃2及び後身頃3とする。
前記編糸は、このような伸縮性繊維を含むものであり、該編糸は、伸縮性繊維を裸糸として用いてもよいし、また、他の天然繊維、合成繊維等によって被覆されていてもよい。
前記ステッチ縫合とは、伸縮性繊維が表糸(フロントバー又はL1)として、一方、編糸が裏糸(バックバー又はL2)として、不織繊維層を狭持する状態のことをいう。ステッチ縫合には、例えば市販のラッセル経編機を用いることができる。ステッチ縫合前の不織繊維層としては、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、スパンボンド不織布等を用いることができる。
を伸縮性繊維を含む編糸と交編糸でステッチ縫合することによって得ることができる。
弾性シート51は、折り返し部52と縫合部53との間における相対向面同士が接合されておらず、断面がループ形状を形成している。
また、図2に示すように、後身頃3の幅方向両側部それぞれにおける下縁部にも、弾性シート13が二つ折りされた状態で固定されており、該弾性シート13によって、レッグ開口部の開口周縁部の後身頃3側の部分が形成されている。弾性シート13の伸縮性によって、レッグ開口部の開口周縁部の後身頃3側の部分に、周方向の伸縮性が付与されている。
弾性シート13が形成するループの中には、後身頃3を構成する伸縮性不織布31が入り込んでおり、該不織布31の端部は、弾性シート13の折り返し部13’に近接している。
ここで、断面がループ形状を形成するとは、生地を挟んでパイピング状に縫い付けたもの、生地を挟まずにパイピング状に縫合したものの何れをも含む。
本実施形態のショーツ1においては、前身頃の脚周り部5のレッグ開口周縁は、前身頃生地を挟まずにループ形状を形成するように折り返されて縫合されているので、ループ形状を形成する弾性シート51のみが伸縮することで優しくフィットする。また後身頃のレッグ開口周縁は、後身頃生地を挟みパイピングに用いる材13でループ形状を形成するように折り返されて縫合されているので、よれたり、めくれたりせず、皺にもならずにしっかりとフィットする。更に、股下部のレッグ開口周縁では、周方向に弾性部材が取り付けられておらず、伸縮性が付与されていないので、股間部の違和感となる股下部のギャザーを排除することができ、レッグ開口部の前身頃の伸張力を後身頃のそれより小さくすることで、更に脚周りの動きやすさも向上できる。レッグ開口部の前身頃の伸張力を、後身頃のそれより小さくすることで、更に脚周りの動き易さも向上することができる。これらの相乗効果によって、着用中に股下部が臀部の谷間に食い込むことを防止できる。
そして、股下部4の肌対向面側には吸収層14が、非肌対向面側、前記伸縮性不織布41の内側には、撥水性で且つ透湿性の防漏層11が設けられている。肌対向面及び非肌対向面とは、各部材において、着用者の肌側に向けられる面及びそれとは反対側に向けられる面であり、肌対向面側(又は非肌対向面側)に設けられているという表現には、肌対向面(又は非肌対向面)との間に他の部材が介在していない場合と介在している場合の両者が含まれる。防漏層11は、股下部4を構成する伸縮性不織布41の肌対向面側に、液不透過性で且つ透湿性の防漏シート12を配して形成されている。
尚、防漏シート12の透湿度は、JIS Z 0208に従い測定された透湿度の値が1.0g/(100cm2・hr)以上であることが好ましい。
伸縮性不織布の100%伸張時の伸張力:伸縮性不織布を長さ150mm、幅50mmになるように試験片を切りだし、引張試験機(オリエンテック社製、チャック間隔100mm、試験速度300mm/min)にて100%伸張した後、即、試験片を試験速度300mm/minで元のチャック間距離まで戻し、即続けて同試験速度で100%伸張した時の荷重を測定する。
100%伸張とは以下の計算式を用いて表される。 100%伸張={(2回目伸張時の長さ―初期のチャック間隔)/初期のチャック間隔}×100
尚、試験片は、ショーツ後身頃幅方向(図2の左右方向)が試験片の長手方向になるように切り出す。
前身頃又は後身頃におけるレッグ弾性部材51又は13が配された部分、又は前身頃又は後身頃にレッグ弾性部材51又は13が取り付けられて形成された部分から、レッグ開口部の周方向の長さが70mmで、レッグ開口部の最外側縁からの幅が20mmの短冊状の試験片を切り出し、この試験片を、引張試験機(オリエンテック社製、チャック間隔50mm、試験速度300mm/min)にて長手方向に50%伸張した時の伸張力を測定する。なお側縁部のみにレッグ弾性部材を配する場合も同様にレッグ開口部の最外側縁から幅20mm×長さ70mmで切りだし測定する。
例えば、上記の実施形態においては、股下部4を構成する伸縮性不織布41の肌対向面側に別体の防漏シート12を配して防漏層11が形成されていたが、これに代えて、伸縮性不織布41の肌対向面又は非肌対向面に、溶融樹脂をラミネートして防漏層11を形成することもできる。また、伸縮性不織布21,31,41,51は、連続する一枚の不織布であっても良い。また、股下部4を構成する伸縮性不織布41は、その高伸縮方向をおむつの幅方向に一致させるのに代えて、長手方向に一致させるようにしても良い。この場合には、レッグ開口縁の周方向の伸縮性が向上し、脚周りのサイズ適応範囲が広くなる。
2 前身頃 21伸縮性不織布 3 後身頃 31伸縮性不織布
4 股下部 41伸縮性不織布 5 脚周り部 51伸縮性不織布 6 ウエスト開口部
7 レッグ開口部
51 伸縮性不織布(弾性シート)
9 ヒップ弾性部材
11防漏層 12防漏シート 13パイピングに用いる材 14吸収層
Claims (4)
- 前身頃、後身頃及びこれら両者間に位置する股下部を有し、前記前身頃及び前記後身頃は、それぞれ伸縮性不織布を含んで構成されており、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するショーツであって、
前記後身頃の前記伸縮性不織布は、ショーツ幅方向中央部に位置する部分を除いて、ショーツの幅方向に伸縮し、同方向に100%伸張した時の伸張力が1N〜4Nであり且つ該ショーツの縦方向の10N荷重時の伸張率が10%以下であり、
前記後身頃におけるショーツ幅方向中央部に位置する部分には、後身頃と股下部との境界部付近からウエスト開口部に向かって延びるようにヒップ弾性部材が取り付けられて、ショーツ縦方向に伸縮性が付与されており、
前記前身頃のレッグ開口部の開口周縁部には、該レッグ開口部の周方向の伸縮性が付与されるように、弾性シートが該前身頃の前記伸縮性不織布に縫合されて構成される前身頃側レッグ弾性部材を有し、
前記後身頃のレッグ開口部の開口周縁部には、該レッグ開口部の周方向の伸縮性が付与されるように、弾性シートが該後身頃の前記伸縮性不織布に縫合されて構成される後身頃側レッグ弾性部材を有し、
前身頃側レッグ弾性部材をレッグ開口部の周方向に50%伸張させた時の伸張力が、後身頃側レッグ弾性部材をレッグ開口部の周方向に50%伸張させた時の伸張力よりも小さく、
股下部の両側縁部には、前記レッグ開口部の周方向に伸縮性を付与する弾性部材が取り付けられていないショーツ。 - 前身頃側レッグ弾性部材及び後身頃側レッグ弾性部材は、それぞれ、断面がループ形状を形成する弾性シートから構成されている請求項1記載の記載のショーツ。
- 前記前身頃及び前記後身頃を構成する伸縮性不織布は、それぞれ、不織繊維層が伸縮性繊維を含む編糸によって縫合されてなる請求項1又は2記載のショーツ。
- 前記ヒップ弾性部材は、少なくとも100mmの長さに亘って取り付けられている請求項1〜3の何れかに記載のショーツ。
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