JP4008167B2 - Bad breath odor preventing agent and composition for oral cavity using the same - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、口臭防止効果に優れた口臭防止剤に関し、更に詳しくは、粘弾性菓子等の消臭成分を吸着しやすい食品に用いても、消臭成分の発現に優れた口臭防止剤及びそれを用いた口腔用組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、口臭は、食べかす、口腔内の歯面沈着物、歯周ポケットからの浸出物、唾液の状態、舌苔の他、う蝕などの歯周疾患や口腔内細菌等の口腔内の衛生状態や、内臓疾患や、喫煙、胃に滞留する食品やアルコール由来の臭気が呼気中に放出されることなどに起因して発生するといわれている。口臭の成分としては、アンモニア、アミン類、硫化物、インドール、スカトールなどがあり、特に揮発性硫化硫黄化合物であるメチルメルカプタンと硫化水素が主体であるといわれている。
【０００３】
昨今、消費者の清潔志向が高まる中で、口臭を防止するためのさまざまな食品や素材が提案されている。例えば、食品形態としては、口中に長く滞留することで唾液を誘発し口臭を軽減したり、また食品中の香料でマスキングすることを企図したチューインガム、飴、トローチや、ゼラチンカプセル中に消臭成分を充填し、服用して胃内で溶解するようにしたカプセルなどがある。
【０００４】
また、消臭成分としては、茶抽出物、銅クロロフィル、シャンピニオンエキス、香料、健胃漢方成分などが良く知られている。
【０００５】
上記食品の形態は、洗口液や歯磨剤とは異なり、場所や時間を選ばず、また他人に気づかれずに簡便に消臭を行うことができる点で広く普及している。
【０００６】
しかしながら、消臭成分は、特にチューインガムなどの粘弾性食品の場合、食品生地中に吸着されやすく、その効果が十分に発現しないという欠点がある。また、他の食品の場合も、効果が発現するまでに時間がかかったり、口臭防止の持続性が短いという欠点もある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、消臭成分を粘弾性菓子等の吸着しやすい食品に用いても、消臭成分の発現に優れた口臭防止剤及び口腔用組成物を提供するにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、キナ酸と植物乾留成分とを含有し、重量比で上記キナ酸１に対して植物乾留成分が０．１〜１００であることを特徴とする口臭防止剤によって達成される。
【０００９】
また、上記口臭防止剤を口腔用組成物に含有させることが好適である。
【００１０】
更に好ましくは、口腔用組成物が粘弾性食品である。
【００１１】
すなわち、本発明者らは、チューインガム等の粘弾性食品に消臭成分を添加した時、消臭効果がすぐには発現しにくく、また、チューインガム等の粘弾性食品に添加せずに、消臭成分単独で用いた場合も消臭効果が弱いことに着目し、消臭成分の消臭効果を発現するための素材について検討を行った。その結果、キナ酸を植物乾留成分とともに用いると消臭効果が早期に発現し、しかも消臭力が持続することを見出し、本発明を完成した。
【００１２】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を詳しく説明する。
本発明の口臭防止剤は、キナ酸と植物乾留成分とを含有するものである。
【００１３】
まず、キナ酸とは、コーヒー豆やクランベリーなどに含まれるカルボン酸の１種である。
本発明において用いるキナ酸は、精製品を用いてもよく、コーヒー豆、クランベリー等のキナ酸含有植物体から抽出したものでもよい。これら抽出物の例としては、特開平９−９４０８０号公報に記載のコーヒー豆抽出物や特開平１０−４２８２４号記載のクランベリー抽出物が挙げられる。これらは単独でも複数組み合わせてもよい。
【００１４】
また、消臭成分としては、例えば、茶抽出物、銅クロロフィル、シャンピニオンエキス、健胃漢方成分、パセリシードオイル、ハーブ、植物抽出物、とうがらし、植物乾留成分等が挙げられる。これらは単独でも数種組み合わせてもよい。
【００１５】
上記消臭成分の中でも、植物乾留成分を用いることが、キナ酸と組み合わせた時の口臭防止効果が優れる点で重要である。
植物乾留成分とは、木材や竹などの植物を乾留して得られる液体生成物の一つである。例えば、木酢液、竹酢液や、コーヒー豆粕や茶などの植物体を燃焼した際に生じる成分を水などの溶媒に吸着させて得られる燻液、もしくはこれらを粉末化したものなどが挙げられる。
植物乾留成分には、酢酸、フェニール類、カルボニル化合物、フルフラール等が含まれていることが知られている。
植物乾留成分としては、具体的には、例えば株式会社ファイン・２製の「Ｆ−１１８」や、燻製香料等が挙げられる。
【００１６】
本発明の口臭防止剤の形態は、液体、粉体、錠剤、ゲル類、クリーム類、スプレー等が挙げられる。
【００１７】
また、口臭防止剤中のキナ酸と植物乾留成分の添加量は、特に限定するものではなく、口臭防止剤の形態等によって適宜設定すればよい。しかしながら、キナ酸と植物乾留成分とを組み合わせた割合が、好ましくは口臭防止剤全体重量中、５０％以上であることが消臭成分の発現に優れる点で好適である。
特に、キナ酸と植物乾留成分とを組み合わせた場合、重量比でキナ酸固形分１に対し、植物乾留成分固形分０．１〜１００とすることが風味及び口臭防止効果を発揮する点で重要である。
【００１８】
その添加方法としては、口臭防止剤の形態、消臭成分の配合量及び水分量等にもよるが、キナ酸は、例えば粉末及び溶液状物等が挙げられ、消臭成分は、例えば抽出エキス、その粉末及びペースト状物等が挙げられる。
【００１９】
次に、本発明の口腔用組成物及び粘弾性食品について説明する。
本発明の口腔用組成物及び粘弾性食品は、上記口臭防止剤を含有するものである。
【００２０】
上記口腔用組成物としては、特に限定するものではなく各種のものが挙げられるが、例えば、洗口剤、噴霧液、歯磨剤、錠薬、錠菓、粘弾性食品、飲料等が挙げられる。
【００２１】
中でも、キナ酸と植物乾留成分とを粘弾性食品に用いた場合には、粘弾性生地中に植物乾留成分が吸着されにくく、その消臭効果が早期に発現し、また、消臭効果の持続性にも優れている点で好適に用いられる。
粘弾性食品とは、粘性もしくは弾性の少なくとも一方を有する固形食品生地を用いたものであり、具体的には、例えばチューインガム、及びソフトキャンディ、キャラメル、グミ、マシュマロ、ヌガー、タフィー、フォンダン、ファッジ、チューイングキャンディ等のキャンディ類などが挙げられる。
【００２２】
キナ酸と植物乾留成分とを口腔用組成物に添加する際の添加量は、特に限定するものではなく、口腔用組成物の形態によって適宜設定すればよい。具体的には、例えば、チューインガム、ソフトキャンディ等の粘弾性食品及び錠菓の場合は、キナ酸固形分、植物乾留成分固形分がそれぞれ全体重量中、０．００３〜０．２％、０．００１〜０．１％とすることが、植物乾留成分の粘弾性生地への吸着防止、消臭効果の早期発現の点で好ましい。その他、飲料の場合は、それぞれ０．０００３〜０．００８％、０．００１〜０．１％、歯磨剤や洗口剤、噴霧液の場合は、それぞれ０．０３〜０．２％、０．０１〜０．０５％とすることが、消臭効果の早期発現の点で好ましい。
【００２３】
その添加方法は、上記したように、キナ酸は、例えば粉末及び溶液状物等が挙げられ、植物乾留成分は、例えば抽出エキス、その粉末及びペースト状物等が挙げられ、各々組成物形態に合わせて適宜添加する。
【００２４】
次に、上記キナ酸と植物乾留成分とを含有する粘弾性食品の一例として、チューインガムの製造方法を下記に示す。
【００２５】
まず、チューインガムは通常の方法により調製される。
すなわち、チューインガムは、ガムベースと副原料とからなり、ガムベースは、例えば、弾性体、ワックス、無機質等が適宜選択して使用される。弾性体としては、例えば天然ゴム、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、酢酸ビニル樹脂、合成ゴム、合成弾性体、天然弾性体等が挙げられ、これらの中から適宜選択し単独もしくは複数組み合わせて用いればよい。
ワックスとしては、ライスワックス、カルナバワックス、及びマイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。これらは単独でも複数組み合わせてもよい。
無機質としては、炭酸カルシウム、タルク等が挙げられ、これらは単独でも複数組み合わせてもよい。
【００２６】
また、ガムベースは、酢酸ビニル樹脂を主体とする風船ガムタイプ、天然チクルを主体とするレギュラーガムタイプ等適宜設計して用いればよい。
【００２７】
副原料としては、糖類、色素、乳化剤、安定剤、酸味料、軟化剤等を適宜組み合わせて用いればよい。例えば、乳化剤としては、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、グリセリルモノステアレート、ジグリセライド、トリグリセライド、グリセリルトリアセテート、プロピレングリコールモノステアレート等が挙げられ、これらは単独でも複数組み合わせてもよい。
【００２８】
次に、上記ガムベース中に、キナ酸と植物乾留成分及び、必要に応じて副原料を添加して混練した後、適宜成形することにより、口臭防止チューインガムが得られる。このように製造することにより、植物乾留成分がガムベースに吸着されず、口臭を効果的に除去することができる。
【００２９】
次に、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
【実施例１〜５、参考例１、比較例１〜２】
表１に示す組成にて、下記のようにしてチューインガムを調製した。
【００３０】
（チューインガムの調製）
チューインガム組成物をチューインガム混合機に投入し、１５分間均質混合した後、圧延、裁断し、１個３ｇ、大きさ２０×１４×１１ｍｍのブロック状チューインガムを得た。
【００３１】
【実施例６】
表２に示す組成にて、下記のようにしてソフトキャンディを調製した。
【００３２】
（ソフトキャンディの調製）
まず、砂糖、ライススターチ及びショートニングとをニーダーで混合し、次いで、キナ酸と消臭成分とを上記混合物に分散させた。その後、水飴とゼラチン水溶液とを添加混合してソフトキャンディ生地を得た。次に、この生地をエクストルーダーより押出し、ロープ成形後、切断して口臭防止ソフトキャンディを得た。
【００３３】
次に、得られたチューインガム及びソフトキャンディを、被験者２０人に喫食させて口臭防止効果を確認した。なお、被験者は、歯疾患の治療を済ませた成人２０名で、歯磨き後、生ニンニクを５ｇ喫食し、チューインガム及びソフトキャンディを５分間喫食した後、口臭の強度を試験者が官能評価によって判定し、更に噛んだ１時間後に同様に判定した。その結果を表１及び表２に併せて示す。
【００３４】
【表１】

【００３５】
【表２】

【００３６】
表１及び表２の結果から、実施例１〜３及び６は口臭防止効果が喫食直後から発揮され
、時間が経過しても効果が持続していた。また、参考例１は消臭成分として茶抽出物を使用したため、実施例１に比べ口臭防止効果がやや劣っていた。また、実施例５はキナ酸を多量に用いたので、口臭防止効果には優れるものの、風味に関してはやや劣っていた。これに対し、比較例１は、キナ酸と消臭成分とを併用しなかったため、口臭防止効果の発現が弱かったり、効果の持続性がなく好ましくなかった。また、比較例２も比較例１と同様に、消臭防止効果が得られなかった。
【００３７】
【発明の効果】
以上のように、本発明の口臭防止剤及び口腔用組成物は、植物乾留成分とキナ酸とを組み合わせているので、口臭の防止効果に優れている。また、各種形態に加工することができ、変質が生じにくい。
また、この口臭防止剤を用いた粘弾性食品は、食品生地に植物乾留成分が吸着しにくく、消臭力、消臭効果の早期発現性、消臭持続性に優れている。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bad breath prevention agent excellent in bad breath prevention effect, and more particularly, even if it is used in foods that easily adsorb a deodorant component such as a viscoelastic confectionery, the bad breath prevention agent excellent in expression of the deodorant component and the same The present invention relates to a composition for oral cavity using
[0002]
[Prior art]
In general, halitosis can be eaten, oral surface deposits, exudates from periodontal pockets, saliva, tongue coating, periodontal diseases such as caries, oral hygiene such as oral bacteria, It is said to be caused by visceral diseases, smoking, and food or alcohol-derived odors accumulated in the stomach being released into the breath. The components of bad breath include ammonia, amines, sulfides, indole, skatole and the like, and it is said that methyl mercaptan and hydrogen sulfide, which are volatile sulfur sulfide compounds, are mainly composed.
[0003]
In recent years, a variety of foods and ingredients for preventing bad breath have been proposed as consumers are becoming more clean. For example, as a food form, deodorant ingredients in chewing gum, candy, troches, and gelatin capsules that are intended to reduce the bad breath by inducing saliva by staying in the mouth for a long time or masking with a flavor in the food And capsules that are taken and dissolved in the stomach.
[0004]
As deodorant components, tea extract, copper chlorophyll, champignon extract, fragrance, and traditional Chinese medicine components are well known.
[0005]
Unlike the mouthwash and dentifrice, the form of the food is widely used in that it can be easily deodorized regardless of location and time and without being noticed by others.
[0006]
However, the deodorant component is disadvantageous in that, particularly in the case of viscoelastic foods such as chewing gum, it is easily adsorbed in the food dough, and the effect is not sufficiently exhibited. In addition, other foods also have drawbacks that it takes time until the effect is exerted, and that the prevention of bad breath is short.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such circumstances, and the object of the present invention is that the deodorant component was excellent in the expression of the deodorant component even when the deodorant component was used for foods that are easily adsorbed such as viscoelastic confectionery. The object is to provide a bad breath prevention agent and a composition for oral cavity.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The above-mentioned object is achieved by a mouth odor preventing agent characterized in that it contains quinic acid and a plant dry distillation component, and the weight ratio of the plant dry distillation component is 0.1 to 100 with respect to the quinic acid 1 .
[0009]
Also, Ru preferably der be contained the anti-halitosis agents the oral composition.
[0010]
More preferably, the oral composition is Ru viscoelastic food der.
[0011]
That is, when the present inventors add a deodorant component to a viscoelastic food such as chewing gum, the deodorizing effect is not readily manifested, and the deodorant is not added to a viscoelastic food such as chewing gum. Focusing on the fact that the deodorizing effect is weak even when the component is used alone, a material for expressing the deodorizing effect of the deodorizing component was examined. As a result, when quinic acid was used together with a plant dry distillation component, it was found that the deodorizing effect was developed early and the deodorizing power was sustained, and the present invention was completed.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the present invention will be described in detail.
The bad breath odor preventive agent of the present invention contains quinic acid and a plant dry distillation component.
[0013]
First, quinic acid is one of carboxylic acids contained in coffee beans, cranberries and the like.
The quinic acid used in the present invention may be a purified product or may be extracted from a quinic acid-containing plant such as coffee beans or cranberries. Examples of these extracts include coffee bean extract described in JP-A-9-94080 and cranberry extract described in JP-A-10-42824. These may be used alone or in combination.
[0014]
In addition, examples of the deodorant component include tea extract, copper chlorophyll, champignon extract, healthy stomach Chinese medicine component, parsley seed oil, herb, plant extract, red pepper, plant dry distillation component and the like. These may be used alone or in combination.
[0015]
Among the deodorant components, the use of plant dry distillation component, is important in anti-halitosis effect when combined with quinic acid is excellent.
The plant dry distillation component is one of liquid products obtained by dry distillation of plants such as wood and bamboo. For example, wood vinegar liquid, bamboo vinegar liquid, and the liquid obtained by adsorbing the components produced when burning plant bodies such as coffee bean cake and tea to a solvent such as water, or those powdered. .
It is known that plant dry distillation components include acetic acid, phenyls, carbonyl compounds, furfural and the like.
Specific examples of the plant dry distillation component include “F-118” manufactured by Fine-2 Co., Ltd. and smoked fragrances.
[0016]
Examples of the form of the bad breath prevention agent of the present invention include liquids, powders, tablets, gels, creams, sprays and the like.
[0017]
Moreover, the addition amount of the quinic acid and plant dry distillation component in a bad breath prevention agent is not specifically limited, What is necessary is just to set suitably according to the form etc. of a bad breath prevention agent. However, the ratio of the combination of quinic acid and the plant dry distillation component is preferably 50% or more in the total weight of the bad breath deodorant, from the viewpoint of excellent expression of the deodorant component.
In particular, when quinic acid and a plant dry distillation component are combined, it is important in terms of exerting a flavor and bad breath prevention effect that the plant dry distillation component solid content is 0.1 to 100 with respect to the quinic acid solid content by weight. It is .
[0018]
The addition method depends on the form of the bad breath deodorant, the amount of the deodorant component, the amount of water, etc., but quinic acid includes, for example, powder and solution, and the deodorant component includes, for example, an extract extract. And powders and pastes thereof.
[0019]
Next, the oral composition and viscoelastic food of the present invention will be described.
The composition for oral cavity and the viscoelastic food of the present invention contain the above breath odor inhibitor .
[0020]
Although it does not specifically limit as said oral composition, Various things are mentioned, For example, a mouthwash, a spray liquid, a dentifrice, a tablet, a tablet confectionery, a viscoelastic food, a drink etc. are mentioned.
[0021]
In particular, when quinic acid and plant dry distillation components are used in viscoelastic foods, the plant dry distillation components are less likely to be adsorbed in the viscoelastic dough, and the deodorizing effect appears early, and the deodorizing effect is sustained. It is preferably used because of its excellent properties.
The viscoelastic food, which with solid food dough having at least one viscous or elastic, specifically, for example chewing gum, and soft candies, caramels, gummy, marshmallow, nougat, data fees, fondant, fudge And candy such as chewing candy.
[0022]
The addition amount at the time of adding quinic acid and a plant dry distillation component to an oral composition is not specifically limited, What is necessary is just to set suitably according to the form of an oral composition. Specifically, for example, in the case of viscoelastic foods such as chewing gum and soft candy, and tablet confectionery, the quinic acid solid content and the plant dry distillation component solid content are 0.003 to 0.2%, 0. A content of 001 to 0.1% is preferable in terms of preventing adsorption of plant dry distillation components to viscoelastic dough and early expression of the deodorizing effect. In addition, in the case of beverages, 0.0003 to 0.008% and 0.001 to 0.1%, respectively, and in the case of dentifrice, mouthwash, and spray, 0.03 to 0.2% and 0, respectively. 0.01% to 0.05% is preferable from the viewpoint of early development of the deodorizing effect.
[0023]
As described above, as for the addition method, quinic acid includes, for example, a powder and a solution, and the plant dry distillation component includes, for example, an extract, its powder, a paste, and the like. Add them together as appropriate.
[0024]
Next, the manufacturing method of chewing gum is shown below as an example of the viscoelastic food containing the said quinic acid and a plant dry distillation component.
[0025]
First, chewing gum is prepared by a conventional method.
That is, chewing gum is composed of a gum base and auxiliary materials. For the gum base, for example, an elastic body, a wax, an inorganic material, and the like are appropriately selected and used. Examples of the elastic body include natural rubber, polyisobutylene, polyisoprene, vinyl acetate resin, synthetic rubber, synthetic elastic body, natural elastic body, and the like, which may be appropriately selected from these and used alone or in combination.
Examples of the wax include rice wax, carnauba wax, and microcrystalline wax. These may be used alone or in combination.
Examples of inorganic substances include calcium carbonate and talc, and these may be used alone or in combination.
[0026]
The gum base may be appropriately designed and used, such as a bubble gum type mainly composed of vinyl acetate resin and a regular gum type mainly composed of natural chicle.
[0027]
As auxiliary materials, saccharides, pigments, emulsifiers, stabilizers, acidulants, softeners and the like may be used in appropriate combinations. For example, as the emulsifier, propylene glycol fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, polyglycerin fatty acid ester, fatty acid monoglyceride, glyceryl monostearate, diglyceride, triglyceride, glyceryl triacetate, propylene glycol monostearate and the like can be mentioned. You may combine.
[0028]
Next, after adding and kneading quinic acid, a plant dry distillation component, and, if necessary, an auxiliary raw material into the gum base, an oral malodor prevention chewing gum is obtained. By producing in this way, plant dry distillation components are not adsorbed on the gum base, and bad breath can be effectively removed.
[0029]
Next, the present invention will be specifically described based on examples.
Examples 1-5, Reference Example 1, Comparative Examples 1-2
With the composition shown in Table 1, chewing gum was prepared as follows.
[0030]
(Preparation of chewing gum)
The chewing gum composition was put into a chewing gum mixer, mixed homogeneously for 15 minutes, then rolled and cut to obtain a block-shaped chewing gum having 3 g each and a size of 20 × 14 × 11 mm.
[0031]
[Example 6]
With the composition shown in Table 2, soft candy was prepared as follows.
[0032]
(Preparation of soft candy)
First, sugar, rice starch and shortening were mixed with a kneader, and then quinic acid and a deodorizing component were dispersed in the above mixture. Thereafter, a syrup and a gelatin aqueous solution were added and mixed to obtain a soft candy dough. Next, this dough was extruded from an extruder, formed into a rope, and then cut to obtain a soft candy for preventing bad breath.
[0033]
Next, 20 test subjects were allowed to eat the obtained chewing gum and soft candy to confirm the bad breath prevention effect. The subjects were 20 adults who had been treated for dental diseases. After brushing their teeth, eating 5g of raw garlic, eating chewing gum and soft candy for 5 minutes, the tester determined the intensity of bad breath by sensory evaluation. Further, the same determination was made 1 hour after chewing. The results are also shown in Table 1 and Table 2.
[0034]
[Table 1]

[0035]
[Table 2]

[0036]
From the results of Table 1 and Table 2, Examples 1 to 3 and 6 exhibited the effect of preventing bad breath immediately after eating, and the effect was maintained even after a lapse of time. Moreover, since the tea extract was used for the reference example 1 as a deodorizing component, the bad breath prevention effect was a little inferior compared with Example 1. In addition, Example 5 used a large amount of quinic acid, which was excellent in the effect of preventing bad breath but was slightly inferior in flavor. On the other hand, since Comparative Example 1 did not use quinic acid and a deodorant component in combination, the expression of the bad breath prevention effect was weak or the durability of the effect was not preferable. Moreover, the comparative example 2 was not able to acquire the deodorizing prevention effect similarly to the comparative example 1.
[0037]
【The invention's effect】
As mentioned above, since the bad breath prevention agent and composition for oral cavity of this invention combine the plant dry distillation component and quinic acid, it is excellent in the prevention effect of bad breath. In addition, it can be processed into various forms and hardly deteriorates.
In addition, viscoelastic foods using this bad breath deodorant are difficult to adsorb plant dry distillation components on food dough, and are excellent in deodorizing power, early onset of deodorizing effect, and deodorizing sustainability.

Claims (3)

キナ酸と植物乾留成分とを含有し、重量比で上記キナ酸１に対して植物乾留成分が０．１〜１００であることを特徴とする口臭防止剤。A bad breath prevention agent comprising quinic acid and a plant dry distillation component , wherein the plant dry distillation component is 0.1 to 100 with respect to the quinic acid 1 by weight . 請求項１記載の口臭防止剤を含有する口腔用組成物。 Mouth luminal cavity composition you contain anti-halitosis agent according to claim 1, wherein. 口腔用組成物が粘弾性食品である請求項２記載の口腔用組成物。 The composition for oral cavity according to claim 2, wherein the composition for oral cavity is a viscoelastic food .