JP4007710B2 - 車両の協調制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋回外輪の回転数を旋回内輪の回転数に対して増速し、旋回外輪に配分する駆動力を増加するとともに旋回内輪に配分する駆動力を減少させる駆動力配分装置と、操舵系に操舵補助トルクを付加する電動パワーステアリング装置とを併せ備えた車両の協調制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの駆動力を左右の駆動輪に配分する比率を可変とし、旋回外輪に配分する駆動力を増加するとともに旋回内輪に配分する駆動力を減少させることにより、旋回方向のヨーモーメントを発生させて旋回性能を高める技術は公知である。かかる駆動力配分装置を備えた車両において、左右の駆動輪に配分する駆動力を変化させると、操舵輪を兼ねる左右の駆動輪に望ましくない操舵力が発生してしまう問題がある(トルクステア現象)。そこで、車両に備えられた電動パワーステアリング装置を利用し、その電動パワーステアリング装置に前記望ましくない操舵力を打ち消すような操舵補助トルクを発生させてトルクステア現象を軽減するものが、本出願人により既に提案されている(特願平9−302155号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来のものは、電動パワーステアリング装置を制御する制御手段に、トルクステア現象を軽減する操舵補助トルクを発生させるための回路が予め組み込まれている。一方、駆動力配分装置を備えない仕様の車両の場合には、その電動パワーステアリング装置を制御する制御手段にトルクステア現象を軽減する操舵補助トルクを発生させるための回路を組み込む必要がないため、駆動力配分装置を備える仕様の車両と備えない仕様の車両とで前記制御手段の設計を変更する必要が生じてコストが嵩む問題がある。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、駆動力配分装置および電動パワーステアリング装置を協調制御してトルクステア現象を軽減する車両の協調制御装置において、前記協調制御を行わない仕様の車両の電動パワーステアリング装置の制御手段を変更せずに、あるいは最小限の変更を加えるだけで、その制御手段を前記協調制御を行う仕様の車両に適用できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、旋回外輪の回転数を旋回内輪の回転数に対して増速し、旋回外輪に配分する駆動力を増加するとともに旋回内輪に配分する駆動力を減少させる駆動力配分装置と、駆動力配分装置の作動を制御する第1制御手段と、操舵系に操舵補助トルクを付加する電動パワーステアリング装置と、少なくとも操舵トルク検出手段で検出した操舵トルクに基づいて電動パワーステアリング装置の作動を制御する第2制御手段とを備えた車両の協調制御装置において、操舵トルク検出手段で検出した操舵トルクを第1制御手段に入力し、第1制御手段は、左右の駆動輪に配分されるトルク配分量の差に基づいて操舵トルク補正量を算出し、駆動力配分装置の作動により発生する操舵力の方向とドライバーの操舵方向とが一致すれば前記操舵トルク補正量を前記操舵トルクから減算し、一致しなければ前記操舵トルクに前記操舵トルク補正量を加算することで補正操舵トルクを算出して第2制御手段に出力し、第2制御手段は前記補正操舵トルクに基づいて前記操舵補助トルクを算出することを特徴とする車両の協調制御装置が提案される。
【0006】
上記構成によれば、操舵トルク検出手段で検出した操舵トルクを電動パワーステアリング装置の第2制御手段に直接入力することなく、その操舵トルクを駆動力配分装置の第1制御手段に入力し、第1制御手段は、左右の駆動輪に配分されるトルク配分量の差に基づいて操舵トルク補正量を算出し、駆動力配分装置の作動により発生する操舵力の方向とドライバーの操舵方向とが一致すれば前記操舵トルク補正量を前記操舵トルクから減算し、一致しなければ前記操舵トルクに前記操舵トルク補正量を加算することで補正操舵トルクを算出して第2制御手段に出力し、第2制御手段は前記補正操舵トルクに基づいて電動パワーステアリング装置の操舵補助トルクを算出するので、電動パワーステアリング装置および駆動力配分装置の協調制御を行わない車両の第2制御手段を変更せずにそのまま使用しながら、かつ駆動力配分装置の作動に伴うトルクステア現象を軽減しながら、前記協調制御を可能にしてコストダウンに寄与することができる。
【0007】
また請求項2に記載された発明によれば、旋回外輪の回転数を旋回内輪の回転数に対して増速し、旋回外輪に配分する駆動力を増加するとともに旋回内輪に配分する駆動力を減少させる駆動力配分装置と、駆動力配分装置の作動を制御する第1制御手段と、操舵系に操舵補助トルクを付加する電動パワーステアリング装置と、少なくとも操舵トルク検出手段で検出した操舵トルクに基づいて電動パワーステアリング装置の作動を制御する第2制御手段とを備えた車両の協調制御装置において、第1制御手段は、左右の駆動輪に配分されるトルク配分量の差に基づいて操舵トルク補正量を算出して第2制御手段に出力し、第2制御手段は、駆動力配分装置の作動により発生する操舵力の方向とドライバーの操舵方向とが一致すれば前記操舵トルク補正量を前記操舵トルクから減算し、一致しなければ前記操舵トルクに前記操舵トルク補正量を加算することで補正操舵トルクを算出するとともに、前記補正操舵トルクに基づいて前記操舵補助トルクを算出することを特徴とする車両の協調制御装置が提案される。
【0008】
上記構成によれば、駆動力配分装置の第1制御手段で該駆動力配分装置の制御量に応じた操舵トルク補正量を算出し、その操舵トルク補正量を入力された第2制御手段は、駆動力配分装置の作動により発生する操舵力の方向とドライバーの操舵方向とが一致すれば前記操舵トルク補正量を前記操舵トルクから減算し、一致しなければ前記操舵トルクに前記操舵トルク補正量を加算することで補正操舵トルクを算出するとともに、前記補正操舵トルクに基づいて電動パワーステアリング装置の操舵補助トルクを算出するので、電動パワーステアリング装置および駆動力配分装置の協調制御を行わない車両の第2制御手段の変更を最小限に抑えながら、かつ駆動力配分装置の作動に伴うトルクステア現象を軽減しながら、前記協調制御を可能にしてコストダウンに寄与することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】
図1〜図8は本発明の第1実施例を示すもので、図1は駆動力配分装置の構造を示す図、図2は第1電子制御ユニットの回路構成を示すブロック図、図3は中低車速域での右旋回時における駆動力配分装置の作用を示す図、図4は中低車速域での左旋回時における駆動力配分装置の作用を示す図、図5は電動パワーステアリング装置の構造を示す図、図6は第2電子制御ユニットの回路構成を示すブロック図、図7は操舵トルクとトルク配分量の差の絶対値との関係を示す図、図8はトルク配分量の差の絶対値から操舵トルク補正量を検索するマップを示す図である。
【0011】
図1に示すように、フロントエンジン・フロントドライブの車両の車体前部に横置きに搭載したエンジンEの右端にトランスミッションMが接続されており、これらエンジンEおよびトランスミッションMの後部に駆動力配分装置Tが配置される。駆動力配分装置Tの左端および右端から左右に延びる左ドライブシャフトAL および右ドライブシャフトAR には、それぞれ左前輪WFLおよび右前輪WFRが接続される。駆動力配分装置Tは、本発明の駆動力配分装置を構成する。
【0012】
駆動力配分装置Tは、トランスミッションMから延びる入力軸1に設けた入力ギヤ2に噛み合う外歯ギヤ3から駆動力が伝達される差動装置Dを備える。差動装置Dはダブルピニオン式の遊星歯車機構よりなり、前記外歯ギヤ3と一体に形成されたリングギヤ4と、このリングギヤ4の内部に同軸に配設されたサンギヤ5と、前記リングギヤ4に噛み合うアウタプラネタリギヤ6および前記サンギヤ5に噛み合うインナプラネタリギヤ7を、それらが相互に噛み合う状態で支持するプラネタリキャリヤ8とから構成される。差動装置Dは、そのリングギヤ4が入力要素として機能するとともに、一方の出力要素として機能するサンギヤ5が左出力軸9L を介して左前輪WFLに接続され、また他方の出力要素として機能するプラネタリキャリヤ8が右出力軸9R を介して右前輪WFRに接続される。
【0013】
左出力軸9L の外周に回転自在に支持されたキャリヤ部材11は、円周方向に90°間隔で配置された4本のピニオン軸12を備えており、第1ピニオン13、第2ピニオン14および第3ピニオン15を一体に形成した3連ピニオン部材16が、各ピニオン軸12にそれぞれ回転自在に支持される。
【0014】
左出力軸9L の外周に回転自在に支持されて前記第1ピニオン13に噛み合う第1サンギヤ17は、差動装置Dのプラネタリキャリヤ8に連結される。また左出力軸9L の外周に固定された第2サンギヤ18は前記第2ピニオン14に噛み合う。更に、左出力軸9L の外周に回転自在に支持された第3サンギヤ19は前記第3ピニオン15に噛み合う。
【0015】
実施例における第1ピニオン13、第2ピニオン14、第3ピニオン15、第1サンギヤ17、第2サンギヤ18および第3サンギヤ19の歯数は以下のとおりである。
【0016】
第1ピニオン13の歯数 Z2 =17
第2ピニオン14の歯数 Z4 =17
第3ピニオン15の歯数 Z6 =34
第1サンギヤ17の歯数 Z1 =32
第2サンギヤ18の歯数 Z3 =28
第3サンギヤ19の歯数 Z5 =32
【0017】
第3サンギヤ19は左油圧クラッチCL を介してケーシング20に結合可能であり、左油圧クラッチCL の係合によってキャリヤ部材11の回転数が増速される。またキャリヤ部材11は右油圧クラッチCR を介してケーシング20に結合可能であり、右油圧クラッチCR の係合によってキャリヤ部材11の回転数が減速される。そして前記右油圧クラッチCR および左油圧クラッチCL は、マイクロコンピュータを含む第1電子制御ユニットU1 により制御される。第1電子制御ユニットU1 は本発明の第1制御手段を構成する。
【0018】
図2に示すように、第1電子制御ユニットU1 には、エンジントルクTE を検出するエンジントルク検出手段S1 と、エンジンEの回転数Neを検出するエンジン回転数検出手段S2 と、車速Vを検出する車速検出手段S3 と、操舵角θを検出する操舵角検出手段S4 と、操舵トルクTQ を検出する操舵トルク検出手段S5 とからの信号が入力される。第1電子制御ユニットU1 は前記各検出手段S1 〜S5 からの信号を所定のプログラムに基づいて演算処理し、前記左油圧クラッチCL および右油圧クラッチCR を制御する。
【0019】
第1電子制御ユニットU1 は、ドライブシャフトトルク算出手段M1と、ギヤレシオ算出手段M2と、左右配分補正係数算出手段M3と、目標ヨーレート算出手段M4と、横加速度算出手段M5と、左右配分補正係数算出手段M6と、左右前輪トルク算出手段M7と、補正操舵トルク算出手段M8とを備える。
【0020】
ドライブシャフトトルク算出手段M1は、ギヤレシオ算出手段M2においてエンジン回転数Neと車速Vとから求めたギヤレシオNiをエンジントルクTE に乗算することにより、ドライブシャフトトルクTD (すなわち、左右の前輪WFL,WFRに伝達されるトルクの総和)を算出する。尚、エンジントルクTE は吸気圧(又はアクセル開度)とエンジン回転数Neとから求めることが可能であり、ドライブシャフトトルクTD は前述した以外に動力伝達系に設けたトルク検出手段や車両の前後加速度から求めることができる。また、車速Vは車輪速度から求める以外に空間フィルターを用いて光学的に求めても良く、ドップラーレーダーを用いて求めても良い。
【0021】
左右配分補正係数算出手段M3は、ドライブシャフトトルクTD に基づいて第1左右配分補正係数KT をマップ検索するとともに、車速Vに基づいて第2左右配分補正係数KV をマップ検索する。目標ヨーレート算出手段M4は、操舵角θに基づいて目標ヨーレートYの操舵角成分Y1 をマップ検索するともに、車速Vに基づいて目標ヨーレートYの車速成分Y2 をマップ検索し、それら操舵角成分Y1 および車速成分Y2 を乗算して目標ヨーレートYを算出する。横加速度算出手段M5は、前記目標ヨーレートYに車速Vを乗算することにより横加速度YG を算出し、左右配分補正係数算出手段M6は、前記横加速度YG に基づいて左右配分補正係数Gをマップ検索する。
【0022】
而して、左右前輪トルク算出手段M7において、左前輪WFLに配分すべきトルク配分量TL と右前輪WFRに配分すべきトルク配分量TR とが、次式に基づいて算出される。
【0023】
L =(TD /2)×(1+KW ×KT ×KV ×G) …(1)
R =(TD /2)×(1−KW ×KT ×KV ×G) …(2)
ここで、KT ,KV は左右配分補正係数算出手段M3で求めた左右配分補正係数、Gは左右配分補正係数算出手段M6で求めた左右配分補正係数、KW は定数である。
【0024】
また、(1)式および(2)式の右辺の(1±KW ×KT ×KV ×G)は左右の前輪WFL,WFR間でのトルク配分比を決定する項であって、一方の前輪WFL,WFRのトルク配分が所定量だけ増加すると、他方の前輪WFL,WFRのトルク配分が前記所定量だけ減少する。
【0025】
上述のようにして左右の前輪WFL,WFRに配分すべきトルク配分量TL ,TR が求められると、左右の前輪WFL,WFRに前記トルク配分量TL ,TR が伝達されるように左油圧クラッチCL および右油圧クラッチCR が制御される。
【0026】
尚、補正操舵トルク算出手段M8については、後から詳述する。
【0027】
而して、第1電子制御ユニットU1 からの指令により、車両の直進走行時には右油圧クラッチCR および左油圧クラッチCL が共に非係合状態とされる。これにより、キャリヤ部材11および第3サンギヤ19の拘束が解除され、左ドライブシャフト9L 、右ドライブシャフト9R 、差動装置Dのプラネタリキャリヤ8およびキャリヤ部材11は全て一体となって回転する。このとき、図1に斜線を施した矢印で示したように、エンジンEのトルクは差動装置Dから左右の前輪WFL,WFRに均等に伝達される。
【0028】
さて、車両の中低車速域での右旋回時には、図3に示すように第1電子制御ユニットU1 からの指令により右油圧クラッチCR が係合し、キャリヤ部材11をケーシング20に結合して停止させる。このとき、左前輪WFLと一体の左出力軸9L と、右前輪WFRと一体の右出力軸9R (即ち、差動装置Dのプラネタリキャリヤ8)とは、第2サンギヤ18、第2ピニオン14、第1ピニオン13および第1サンギヤ17を介して連結されているため、左前輪WFLの回転数NL は右前輪WFRの回転数NR に対して次式の関係で増速される。
【0029】
L /NR =(Z4 /Z3 )×(Z1 /Z2
=1.143 …(3)
【0030】
上述のようにして、左前輪WFLの回転数NL が右前輪WFRの回転数NR に対して増速されると、図3に斜線を施した矢印で示したように、旋回内輪である右前輪WFRのトルクの一部を旋回外輪である左前輪WFLに伝達することができる。
【0031】
尚、キャリヤ部材11を右油圧クラッチCR により停止させる代わりに、右油圧クラッチCR の係合力を適宜調整してキャリヤ部材11の回転数を減速すれば、その減速に応じて左前輪WFLの回転数NL を右前輪WFRの回転数NR に対して増速し、旋回内輪である右前輪WFRから旋回外輪である左前輪WFLに任意のトルクを伝達することができる。
【0032】
一方、車両の中低車速域での左旋回時には、図4に示すように第1電子制御ユニットU1 からの指令により左油圧クラッチCL が係合し、第3ピニオン15が第3サンギヤ19を介してケーシング20に結合される。その結果、左出力軸9L の回転数に対してキャリヤ部材11の回転数が増速され、右前輪WFRの回転数NR は左前輪WFLの回転数NL に対して次式の関係で増速される。
【0033】
R /NL ={1−(Z5 /Z6 )×(Z2 /Z1 )}
÷{1−(Z5 /Z6 )×(Z4 /Z3 )}
=1.167 …(4)
【0034】
上述のようにして、右前輪WFRの回転数NR が左前輪WFLの回転数NL に対して増速されると、図4に斜線を施した矢印で示したように、旋回内輪である左前輪WFLのトルクの一部を旋回外輪である右前輪WFRに伝達することができる。この場合にも、左油圧クラッチCL の係合力を適宜調整してキャリヤ部材11の回転数を増速すれば、その増速に応じて右前輪WFRの回転数NR を左前輪WFLの回転数NL に対して増速し、旋回内輪である左前輪WFLから旋回外輪である右前輪WFRに任意のトルクを伝達することができる。而して、車両の中低速走行時には旋回外輪に旋回内輪よりも大きなトルクを伝達して旋回性能を向上させることが可能である。尚、高速走行時には前記中低速走行時に比べて旋回外輪に伝達されるトルクを少なめにしたり、逆に旋回外輪から旋回内輪にトルクを伝達して走行安定性能を向上させることが可能である。そして、それらは第1電子制御ユニットU1 の左右配分補正係数算出手段M3において、車速Vに対する第2左右配分補正係数KV のマップの設定により達成される。
【0035】
(3)式および(4)式を比較すると明らかなように、第1ピニオン13、第2ピニオン14、第3ピニオン15、第1サンギヤ17、第2サンギヤ18および第3サンギヤ19の歯数を前述の如く設定したことにより、右前輪WFRから左前輪WFLへの増速率(約1.143)と、左前輪WFLから右前輪WFRへの増速率(約1.167)とを略等しくすることができる。
【0036】
次に、図5に基づいて車両の操舵系を説明する。
【0037】
ドライバーによってステアリングホイール21に入力された操舵トルクは、ステアリングシャフト22、連結軸23およびピニオン24を介してラック25に伝達され、更にラック25の往復動は左右のタイロッド26,26を介して左右の前輪WFL,WFRに伝達されて該前輪WFL,WFRを転舵する。操舵系に設けられた電動パワーステアリング装置Sは、モータ27の出力軸に設けた駆動ギヤ28と、この駆動ギヤ28に噛み合う従動ギヤ29と、この従動ギヤ29と一体のスクリューシャフト30と、このスクリューシャフト30に噛み合うとともに前記ラック25に連結されたナット31とを備える。
【0038】
本発明の第2制御手段を構成する第2電子制御ユニットU2 は、単独で電動パワーステアリング装置Sの作動を制御するものではなく、駆動力配分装置Tの作動と関連して電動パワーステアリング装置Sの作動を協調制御する。そのために、操舵トルク検出手段S5 により検出された操舵トルクTQ は、駆動力配分装置Tを制御する前記第1電子制御ユニットU1 に一旦入力されて補正され、その補正操舵トルクTQ ′が入力される第2電子制御ユニットU2 により、モータドライバー32を介して電動パワーステアリング装置Sのモータ27の作動が制御される。第2電子制御ユニットU2 には、前記補正操舵トルクTQ ′に加えて、電圧検出手段S6 で検出したモータ27の電圧VM と電流検出手段S7 で検出したモータ27の電流IM とが入力される。
【0039】
図6に示すように、第2電子制御ユニットU2 は、目標電流設定手段M9と、操舵回転速度算出手段M10と、駆動制御手段M11とを備える。
【0040】
目標電流設定手段M9は、第1電子制御ユニットU1 から入力される補正操舵トルクTQ ′と、操舵回転速度算出手段M10から入力される操舵回転速度Nとに基づいてモータ27を駆動する目標電流IMSを算出する。操舵回転速度Nはステアリングホイール21の回転速度(つまり、ピニオン24の回転速度)であって、タコジェネレータ等の回転速度検出手段によっても検出可能であるが、本実施例では操舵回転速度算出手段M10において、電圧検出手段S6 で検出したモータ27の電圧VM と、電流検出手段S7 で検出したモータ27の電流IM と、第1電子制御ユニットU1 から入力される補正操舵トルクTQ ′とに基づいて算出される。
【0041】
目標電流IMSは、補正操舵トルクTQ ′が所定値以下のときには該補正操舵トルクTQ ′の増加に応じてリニアに増加するが、補正操舵トルクTQ ′が前記所定値を越えると、操舵回転速度Nが小さいときほど目標電流IMSの上限値が小さく抑えられる。目標電流IMSの上記特性により、ドライバーがステアリングホイール21を限界位置まで回転させてラックエンドに達したとき、つまり補正操舵トルクTQ ′が大きくなり、かつ操舵回転速度Nが小さくなったとき、モータ27が大きな目標電流INSで駆動されて過負荷状態になるのを防止することができる。
【0042】
駆動制御手段M11は、目標電流設定手段M9で算出した目標電流IMSをPWM制御信号に変換したモータ制御電圧V0 を算出し、モータドライバ32は、前記モータ制御電圧V0 に基づいてモータ駆動電圧VM をPWM制御することにより、電動パワーステアリング装置Sのモータ27を駆動して操舵補助トルクを発生させる。
【0043】
次に、第1電子制御ユニットU1 において行われる操舵トルクTQ の補正について説明する。
【0044】
エンジンEから駆動力配分装置Tを介して左右の前輪WFL,WFRに配分される駆動力が変化すると、操舵輪である左右の前輪WFL,WFRにいわゆるトルクステア現象によって望ましくない操舵力が発生してしまう。電動パワーステアリング装置Sを備えた車両では、駆動力配分装置Tの作動によりトルクステア現象が発生したときに、トルクステア現象による操舵力を打ち消すように電動パワーステアリング装置Sを作動させて逆方向の操舵補助トルクを発生させることにより、前記トルクステア現象を軽減することができる。
【0045】
図2から明らかように、第1電子制御ユニットU1 の補正操舵トルク算出手段M8には、操舵トルク検出手段S5 で検出した操舵トルクTQ と、左右前輪トルク算出手段M7で算出した左右の前輪WFL,WFRに配分されるトルク配分量TL ,TR とが入力される。トルクステア現象により発生する操舵力は左右の前輪WFL,WFRに配分されるトルク配分量TL ,TR の差の絶対値である|TL −TR |と、操舵系のジオメトリにより決まるスクラブ半径Rとに比例するため、補正操舵トルク算出手段M8は、操舵トルク補正量ΔTQ を、
ΔTQ =K×|TL −TR |×R …(5)
で算出する。ここでKは変換係数である。更に補正操舵トルク算出手段M8は、操舵トルク検出手段S5 で検出した操舵トルクTQ に前記操舵トルク補正量ΔTQ を加算あるいは減算して補正操舵トルクTQ ′を算出し、この補正操舵トルクTQ ′を、電動パワーステアリング装置Sを制御する第2電子制御ユニットU2 に出力する。
【0046】
而して、駆動力配分装置Tの作動によりドライバーのステアリング操作と同方向の操舵力が作用する場合には、操舵トルクTQ から操舵トルク補正量ΔTQ を減算して補正操舵トルクTQ ′を算出し、またドライバーのステアリング操作と逆方向の操舵力が作用する場合には、操舵トルクTQ に操舵トルク補正量ΔTQ を加算して補正操舵トルクTQ ′を算出することにより、駆動力配分装置Tの作動に伴うトルクステア現象を軽減することができる。
【0047】
尚、操舵トルク補正量ΔTQ を前記(5)式に基づいて算出する代わりに、操舵トルクTQ およびトルク配分量の差の絶対値|TL −TR |に基づいてマップから検索することも可能である。即ち、操舵トルクTQ およびトルク配分量の差の絶対値|TL −TR |は、通常図7の実線で示すような関係にあるが、路面摩擦係数等の変化でトルクステア量が大きくなると一点鎖線で示すような関係となり、トルクステア量が小さくなると破線で示すような関係となる。従って、入力される操舵トルクTQ とトルク配分量の差の絶対値|TL −TR |との関係が図7の3つの特性線のうちどれに一番近いかを特定し、図8のマップから、図7で特定した特性線に対応する特性線を選択し、その特性線にトルク配分量の差の絶対値|TL −TR |を適用して操舵トルク補正量ΔTQ を検索することにより、トルクステア現象を更に効果的に軽減することができる。
【0048】
以上のように、操舵トルク検出手段S5 で検出した操舵トルクTQ を駆動力配分装置Tの第1電子制御ユニットU1 に一旦入力して補正操舵トルクTQ ′を算出し、この補正操舵トルクTQ ′を第2電子制御ユニットU2 に入力して電動パワーステアリング装置Sを制御するので、操舵トルク検出手段S5 で検出した操舵トルクTQ が第2電子制御ユニットU2 に直接入力される従来の電動パワーステアリングSをそのまま使用し、前記第2電子制御ユニットU2 に操舵トルクTQ を直接入力する代わりに補正操舵トルクTQ ′を入力するだけでトルクステア現象を軽減することができる。その結果、駆動力配分装置Tを備えている車両と備えていない車両とに同じ仕様の第2電子制御ユニットU2 を適用しても、駆動力配分装置Tを備えている車両においてトルクステア現象の軽減制御を支障なく行うことが可能になり、第2電子制御ユニットU2 の種類を減らしてコストダウンに寄与することができる。
【0049】
次に、図9に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0050】
上述した第1実施例では、第1電子制御ユニットU1 で算出した補正操舵トルクTQ ′を第2電子制御ユニットU2 に入力しているが、第2実施例では第1電子制御ユニットU1 が操舵トルク補正量ΔTQ の算出を分担し、この操舵トルク補正量ΔTQ が入力される第2電子制御ユニットU2 の内部で、操舵トルク検出手段S5 から入力された操舵トルクTQ と操舵トルク補正量ΔTQ とを加算(あるいは減算)して補正操舵トルクTQ ′を算出するようになっている。そして第2電子制御ユニットU2 が前記補正操舵トルクTQ ′に基づいて電動パワーステアリング装置Sを制御することにより、第1実施例と同様にトルクステア現象を軽減することができる。
【0051】
本実施例によれば、第2電子制御ユニットU2 に、第1電子制御ユニットU1 から操舵トルク補正量ΔTQ を入力する端子33と、この操舵トルク補正量ΔTQ を操舵トルクTQ に加算あるいは減算する加・減算手段34とを付加するだけで、その第2電子制御ユニットU2 を駆動力配分装置Tを備えた車両と備えていない車両とに共用することができ、第2電子制御ユニットU2 に僅かな変更を加えるだけでコストの上昇を最小限に抑えながら汎用性を高めることができる。
【0052】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である
【0053】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、操舵トルク検出手段で検出した操舵トルクを電動パワーステアリング装置の第2制御手段に直接入力することなく、その操舵トルクを駆動力配分装置の第1制御手段に入力し、第1制御手段は、左右の駆動輪に配分されるトルク配分量の差に基づいて操舵トルク補正量を算出し、駆動力配分装置の作動により発生する操舵力の方向とドライバーの操舵方向とが一致すれば前記操舵トルク補正量を前記操舵トルクから減算し、一致しなければ前記操舵トルクに前記操舵トルク補正量を加算することで補正操舵トルクを算出して第2制御手段に出力し、第2制御手段は前記補正操舵トルクに基づいて電動パワーステアリング装置の操舵補助トルクを算出するので、電動パワーステアリング装置および駆動力配分装置の協調制御を行わない車両の第2制御手段を変更せずにそのまま使用しながら、かつ駆動力配分装置の作動に伴うトルクステア現象を軽減しながら、前記協調制御を可能にしてコストダウンに寄与することができる。
【0054】
また請求項2に記載された発明によれば、駆動力配分装置の第1制御手段で該駆動力配分装置の制御量に応じた操舵トルク補正量を算出し、その操舵トルク補正量を入力された第2制御手段は、駆動力配分装置の作動により発生する操舵力の方向とドライバーの操舵方向とが一致すれば前記操舵トルク補正量を前記操舵トルクから減算し、一致しなければ前記操舵トルクに前記操舵トルク補正量を加算することで補正操舵トルクを算出するとともに、前記補正操舵トルクに基づいて電動パワーステアリング装置の操舵補助トルクを算出するので、電動パワーステアリング装置および駆動力配分装置の協調制御を行わない車両の第2制御手段の変更を最小限に抑えながら、かつ駆動力配分装置の作動に伴うトルクステア現象を軽減しながら、前記協調制御を可能にしてコストダウンに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 駆動力配分装置の構造を示す図
【図2】 第1電子制御ユニットの回路構成を示すブロック図
【図3】 中低車速域での右旋回時における駆動力配分装置の作用を示す図
【図4】 中低車速域での左旋回時における駆動力配分装置の作用を示す図
【図5】 電動パワーステアリング装置の構造を示す図
【図6】 第2電子制御ユニットの回路構成を示すブロック図
【図7】 操舵トルクとトルク配分量の差の絶対値との関係を示す図
【図8】 トルク配分量の差の絶対値から操舵トルク補正量を検索するマップを示す図
【図9】 本発明の第2実施例に係る、前記図6に対応する図
【符号の説明】
S 電動パワーステアリング装置
5 操舵トルク検出手段
T 駆動力配分装
Q 操舵トルク
Q ′ 補正操舵トルク
ΔTQ 操舵トルク補正量
1 第1電子制御ユニット(第1制御手段)
2 第2電子制御ユニット(第2制御手段)

Claims (2)

  1. 旋回外輪の回転数を旋回内輪の回転数に対して増速し、旋回外輪に配分する駆動力を増加するとともに旋回内輪に配分する駆動力を減少させる駆動力配分装置(T)と、
    駆動力配分装置(T)の作動を制御する第1制御手段(U1 )と、
    操舵系に操舵補助トルクを付加する電動パワーステアリング装置(S)と、
    少なくとも操舵トルク検出手段(S5 )で検出した操舵トルク(TQ )に基づいて電動パワーステアリング装置(S)の作動を制御する第2制御手段(U2 )と、
    を備えた車両の協調制御装置において、
    操舵トルク検出手段(S5 )で検出した操舵トルク(TQ )を第1制御手段(U1 )に入力し、
    第1制御手段(U1 )は、左右の駆動輪に配分されるトルク配分量の差に基づいて操舵トルク補正量(ΔT Q )を算出し、駆動力配分装置(T)の作動により発生する操舵力の方向とドライバーの操舵方向とが一致すれば前記操舵トルク補正量(ΔT Q )を前記操舵トルク(T Q )から減算し、一致しなければ前記操舵トルク(T Q )に前記操舵トルク補正量(ΔT Q )を加算することで補正操舵トルク(TQ ′)を算出して第2制御手段(U2 )に出力し、
    第2制御手段(U2 )は前記補正操舵トルク(TQ ′)に基づいて前記操舵補助トルクを算出することを特徴とする車両の協調制御装置。
  2. 旋回外輪の回転数を旋回内輪の回転数に対して増速し、旋回外輪に配分する駆動力を増加するとともに旋回内輪に配分する駆動力を減少させる駆動力配分装置(T)と、
    駆動力配分装置(T)の作動を制御する第1制御手段(U1 )と、
    操舵系に操舵補助トルクを付加する電動パワーステアリング装置(S)と、
    少なくとも操舵トルク検出手段(S5 )で検出した操舵トルク(TQ )に基づいて電動パワーステアリング装置(S)の作動を制御する第2制御手段(U2 )と、
    を備えた車両の協調制御装置において、
    第1制御手段(U1 )は、左右の駆動輪に配分されるトルク配分量の差に基づいて操舵トルク補正量(ΔTQ )を算出して第2制御手段(U2 )に出力し、第2制御手段(U2 )は、駆動力配分装置(T)の作動により発生する操舵力の方向とドライバーの操舵方向とが一致すれば前記操舵トルク補正量(ΔT Q )を前記操舵トルク(T Q )から減算し、一致しなければ前記操舵トルク(T Q )に前記操舵トルク補正量(ΔT Q )を加算することで補正操舵トルク(T Q ′)を算出するとともに、前記補正操舵トルク(T Q ′)に基づいて前記操舵補助トルクを算出することを特徴とする車両の協調制御装置。
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