JP4006785B2 - 軸の連結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸と軸との連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
1例として、実開平5−68683号公報がある。その実用新案登録請求の範囲には、
「ストレ−トな有底金属パイプよりなる軸筒に嵌着される筆記具用キャップにおいて、ストレ−トな有底金属パイプよりなるキャップの蓋体の合口側近傍であってクリップの裏面に金属パイプが凹陥されて微小な嵌合突起が形成され、筆記時にキャップを軸筒の尾端側に嵌着したときに該嵌合突起が軸筒表面に圧接することを特徴とする筆記具用キャップ。
」と記載されている。つまり、キャップや軸筒に多少の寸法ばらつきが有っても、前記嵌合突起の弾性作用を活かして、キャップと軸筒との嵌合作用を高めようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなキャップと軸筒との連結構造では、キャップに嵌合突起を形成することにより、キャップと軸筒との嵌合作用を高めることはできるものの、嵌合突起の経時的な劣化により弾性力が衰え、キャップと軸筒との嵌合力がなくなり、遂には、軽い力で互いが分離してしまうものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、軸と軸との連結構造であって、少なくとも一方の軸筒の長手方向に切り欠き部を形成することで断面がC状の軸筒となすと共に、その断面がC状の軸筒上の前記切り欠き部と対向する位置に突部或は凹部を形成し、その突部或いは凹部と前記切り欠き部の両側近傍部を他方の軸筒への当接部とし、前記各々の軸筒を連結した後においても、前記切り欠き部の両側近傍部間に間隙を有することを要旨とする。
【0005】
【作用】
突部の弾性作用は勿論、軸筒自体の弾性作用で連結する他の軸筒を挾持する。
【0006】
【実施例】
図1〜図4に1例を示し説明する。異なる直径の芯が繰り出される、2種類のシャ−プペンシルとボ−ルペンが摺動自在に配置されている多芯筆記具であるが、3種類のシャ−プペンシルとしても良く、また、シャ−プペンシルと2種類のボ−ルペンとの組み合わせであっても良い。少なくとも1本のシャープペンシルが配置されていれば良い。参照符号1は、軸本体であり、その軸本体1は、前軸2と後軸3とより構成されている。また、本例において、前軸2は、先部材4と中軸5の螺合構造により構成されているが、圧入や嵌合などの手段であっても良く、また、一体的に形成されていても良い。
【0007】
前記後軸3には、その長手方向に3個のスリット6が形成されている。3種類のシャ−プペンシルが配置されているためであり、シャープペンシルの種類数、或は、シャープペンシルとボ−ルペンの合計数によって、前記スリット6の数が変わることは勿論である。
また、スリット6は、後軸3の一方の端部まで形成されていると共に、スリット6の長手方向の両側には、摺動溝7が形成されている。しかし、この摺動溝7は、スリット6の両側の全長に渡って形成されているのではなく、中間部までしか形成されていない。
前記後軸3の前方には、脚部8が形成されている。この脚部8は、前記スリット6が形成されることにより形成されている。よって、シャープペンシルやボールペンの数によって脚部8の数も変わる。また、この脚部8の長さは、同一ではなく異なっている。具体的には、図3中右側の2つの脚8よりも、左側の脚の方が短めに形成されている。これは、
後軸3の中軸5への組み立ての容易性を図ったものである。
参照符号9は、後軸3の側面に一体形成されたクリップ部であるが、別部材で形成し後軸3に取り付けても良く、また、後述するスライダ−にクリップを一体形成しても良い。
しかし、本例においては、前述したように後軸3にクリップ部9を一体形成してある。クリップをスライダ−に固定することによって発生するクリップと後軸との摺動抵抗を無くしたのである。
【0008】
前記後軸3のスリット6には、筆記体であるシャ−プペンシル出没用のスライダ−10が摺動自在に配置されており、そのスライダ−10の長手方向の両側には、摺動突起が形成されていて、前記スリット6に形成された摺動溝7に摺動自在に係合している。また、
このスライダ−10の背面には、間隔をおいて2つの解除突起11、12が各々に形成されており、スライダ−10の前端部には、シャ−プペンシル13、14、ボ−ルペン15を接続する圧入部16が形成されている。
【0009】
前記シャ−プペンシル出没用のスライダ−10の長手方向中心部には、ノック溝が形成されており、そのノック溝には、ノック棒17が形成されたノック駒(ノック部材)18が摺動自在に配置されている。また、そのノック駒18の上方部には、ノック駒18を操作するために指などを掛ける部分となる凹凸部19が形成されている。
符号20は、スライダ−10に接続されているシャ−プペンシルやボ−ルペンを後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材である。
【0010】
前記前軸2の一部材である中軸5の中間部には、規制部21が形成されており、その規制部21には、前記シャープペンシルやボ−ルペンが遊挿する3つの貫通孔22が形成されている。この規制部21に前記弾撥部材20の一端を係止させることにより、シャープペンシルやボ−ルペンを後方に付勢している。
また、中軸5の内側で、規制部21の後方には、長手方向に3つの溝部23が形成されており、この溝部23に前記後軸3の脚部8が摺接され、組み立て時に脚部8が案内されるようになっている。
【0011】
次に前記シャ−プペンシル13、14について説明する(図4参照)。樹脂製や、好ましくは金属製のパイプなどからなる長手方向に切欠き部24aが形成された断面がC状の外軸(外部材)24の後方は、前記スライダ−10の圧入部(接続部)16に連結している。また、外軸24の前方には、外面突部24bが形成されており、その外面突部24bの部分には、筒状の中継ぎ部材25が着脱自在に外嵌されている。また、前記外軸24の前方は、真円ではなく、非円形状をなしており、その外接円形は、中継ぎ部材25の内径よりも大きく設定されている。つまり、外軸24の前方部分(外面突部24bが形成されている近傍部)は、中継ぎ部材25に圧入している。更にその圧入状態を詳述すると、外面突部24bが中継ぎ部材への圧入部となると共に、外面突部24bを支点とし拡開する外軸24の外側の両側近傍部が中継ぎ部材への圧入部となる。尚、外軸24と中継ぎ部材25との着脱操作においては、突部24bと外軸24の両側近傍部との3箇所が中継ぎ部材の内面に当接するので、前記操作(着脱操作)が容易となる。
【0012】
前記中継ぎ部材25の先端には、先部材26が螺着などにより着脱自在に固定されている。そして、これら、外軸24並びに中継ぎ部材25、先部材26の内側には、芯繰り出し機構27が摺動自在に配置されている。その芯繰り出し機構27は、ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂パイプからなる芯タンク28とその芯タンク28の前方に連結部材29を介して固定されたチャック体30並びに、そのチャック体30の開閉を行なうチャックリング31と、前記チャック体30を常に後方に付勢するチャックスプリング32などから構成されている。符号33は、繰り出し時における芯の後退を防止する芯戻り止め部材である。
尚、本例においては、中継ぎ部材25を外軸24の前端の外側に圧入しているが、この部分から脱着し、芯の補充の容易性などを考慮すると、中継ぎ部材25のチャックスプリング32より後方を長く延設し、外軸24の前端の外側に圧入するようにしても良い。尚、この際には、中継ぎ部材25の後方に長手方向の切欠き部を形成し、断面形状をC状になすと共に、外軸24が圧入される位置に外面突起を形成する。
【0013】
次に動作について説明する。手に持ち、ノック駒18を前方に押圧すると、そのノック駒18に伴ってスライダ−10とシャ−プペンシル13とが前進するが、そのシャ−プペンシル13は、先部材4の内面傾斜面によって湾曲しながらも先部材26の先端が軸本体1の先端より突出する。と、同時に、スライダ−10が軸本体1の内側に押し込まれ、スライダ−10の後退が阻止される。つまり、摺動溝7をスリット6の中間部までしか形成しないことにより、スライダ−10の係合をも兼ねるようになっている。
【0014】
ここで、芯を繰り出すには、前記ノック駒18を押圧(前進)せしめる。このノック駒18の前進により、ノック駒18の押圧部18aが芯タンク28の後端を押圧する。この押圧動作により、チャック体30がチャックスプリング32の弾撥力に抗して前進する。
そして、チャック体30の前進に伴い芯が前進せしめられ先部材26の芯保護管34から繰り出される。
【0015】
次に、シャ−プペンシル13を軸本体1に収納したい場合には、他のスライダ例えば、
シャ−プペンシル14のスライダ−を押圧する。シャ−プペンシル14のスライダ−を押圧すると、そのスライダ−の背面に形成されている解除突起12が、前進しているスライダ−の解除突起12に衝突する。この衝突作用により、押圧されている状態にあるシャ−プペンシル13のスライダ−が軸本体1の外側方向に押圧される。そして、この押圧作用により、前記スライダ−の摺動突起と摺動溝7との係合が解除され、その解除作用により突出している状態にあるシャ−プペンシル13が弾撥部材20の作用により後退し軸本体1内に没入する。
尚、本例においては、弾撥部材20よりもチャックスプリング32の弾撥力の方が大きく設定したが、逆の状態に設定しても良く、つまり、チャックスプリング32よりも弾撥部材20の弾撥力の方が大きく設定しても良いが、シャ−プペンシルを突出させる際、チャックスプリングを押圧した状態で突出させることとなり、芯の繰り出しも同時に行えるものである。そして、この様な場合には、スライダ−10の外軸22への圧入力が大きく設定される。具体的には、弾撥部材20の弾撥力によって、抜け落ちない程度に設定される。
【0016】
次に、前記変形例を図8、図9に示し説明する。前記外軸24を中継ぎ部材25の外側に嵌合させた例である。本例においては、外軸24の前方内面に内面突部24cを形成している。また、外軸24は内側に向けて縮径されており、その内接円径は、中継ぎ部材25の外径よりも小さく設定されている。本例においても内面突部24cが中継ぎ部材25への圧入部となると共に、内面突部24bを支点とし拡開する外軸24の内側の両側近傍部が中継ぎ部材への圧入部となる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、経時的に安定性の良い、軸と軸との連結構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1例を示す1部外観図の縦断面図。
【図2】 図1のA矢視図。
【図3】 図1のB−B線断面図。
【図4】 シャ−プペンシルを示す縦断面図。
【図5】 図4の要部拡大図。
【図6】 図5のC−C線断面図。
【図7】 外軸を示す正面図。
【図8】 変形例を示す要部拡大図。
【図9】 図8のD−D線断面図。
【符号の説明】
1 軸本体
2 前軸
3 後軸
4 先部材
5 中軸
6 スリット
7 摺動溝
8 脚部
9 クリップ部
10 スライダ−(押圧部材)
11 解除突起
12 解除突起
13 シャ−プペンシル
14 シャ−プペンシル
15 ボ−ルペン
16 圧入部
17 ノック棒
18 ノック駒
19 凹凸部
20 弾撥部材
21 規制部
22 貫通孔
23 溝部
24 外軸
24a 切欠き部
24b 外面突部
24c 内面突部
25 中継ぎ部材
26 先部材
27 芯繰り出し機構
28 芯タンク
29 連結部材
30 チャック体
31 チャックリング
32 チャックスプリング
33 芯戻り止め部材
34 芯保護管

Claims (1)

  1. 軸と軸との連結構造であって、少なくとも一方の軸筒の長手方向に切り欠き部を形成することで断面がC状の軸筒となすと共に、その断面がC状の軸筒上の前記切り欠き部と対向する位置に突部或は凹部を形成し、その突部或いは凹部と前記切り欠き部の両側近傍部を他方の軸筒への当接部とし、前記各々の軸筒を連結した後においても、前記切り欠き部の両側近傍部間に間隙を有することを特徴とする軸の連結構造。
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