JP4005476B2 - 男性用失禁パッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は使い捨て吸収性物品に関する。より詳細には、本発明は、軽度の失禁による尿を吸収でき、下着の開口部を塞ぐことないような男性用失禁パッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
乳幼児用紙おむつ、トイレットトレーニング用パンツ、女性生理用ナプキン、成人用紙おむつといった様々な使い捨て吸収性物品が広く使用されるようになるに従い、用途に応じて様々な改善が施されてきている。なかでも、高齢化社会に伴い、成人用紙おむつの需要が高まってきている。また、最近では、このような成人用紙おむつを必要としない程度の失禁に対処できるような失禁パッドも開発されてきている。女性が使用する場合には、使用態様から成人用紙おむつや、生理用ナプキンなどを使用することによりこのような用途に対処できる場合もあるが、男性用として対応できるものがないために、特に男性用の失禁パッドが注目されてきている。このような男性用失禁パッドは、寝たきりの老人などの介護に使用されることを目的にするものもあるが、通常の生活は可能であるような、例えば、前立腺肥大などによる病気のために極く軽度の失禁の際に尿を吸収できることを目的にするものも必要とされている。特に、普通の社会生活を送れるような男性が病気などのために、例えば頻繁にトイレに行くことが不可能なようなとき、また、軽度の尿洩れ症状はあるものの、通常の紙おむつを使用することに抵抗感を有するような人にとって、外観からみても他人には気がつかれることなくまた失禁以外の通常の排尿時、つまりトイレで普通に排尿を行う際にも失禁用パッドをとりはずすことなく、または下着をおろすことなく、排尿できるような失禁パッドの要望が高まってきている。
【0003】
従来の男性用失禁パッドには、パンツ形式になったものがある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示された失禁防護体は、男性の陰茎および陰嚢を容器状にした防護体によって包み込み、防護体の後部側に切り欠き部分を設けることによってさらに陰嚢をしっかり包み込むようになっている。この失禁防護体では成人用紙おむつを男性用にしただけにすぎず、外観から見ると不自然であり、さらには着用者の抵抗感を起こさせることになる。
【0004】
さらに、パッドに男性器を貫通させるためのスリットまたは孔を形成するようになったものもある(例えば、特許文献2参照。)。しかし、このパッドでは、微量の失禁による尿は吸収されるが、トイレで通常の排尿を行うときには、吸収体があるためにうまく尿が排出されず、結局、パッドを取り外して排尿を行わなければならない。またパッドの形状は立体的にはならず、身体へのフィット性も好ましくないと考えられる。
【0005】
また、パッドを取り外すことなく着用者が便器に排尿できるようになった男性用尿取りパッドがある(例えば、特許文献3参照。)。しかし、特許文献3に記載されたパッドの構成はわりに複雑であり、さらに、ペニスのみを収納するようになっているため収納性が確実ではないと考えられ、従って、漏れなどが発生する可能性も高いと考えられる。
【0006】
【特許文献1】
特公昭61−21665号公報
【特許文献2】
特開平11−226044号公報
【特許文献3】
特開2002−282292号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、先行技術の欠点を回避し、上述したような要望の高い男性用失禁パッドを提供するためになされたものである。
【0008】
本発明の目的は、極く軽度の失禁、すなわち微量の尿洩れをただちに吸収できるとともに、通常の排尿時には下着をおろしたり、パッドをとりはずすことなく排尿できるようになった、下着の前部開口部を塞ぐことがない男性用失禁パッドを提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、失禁用パッドの下着への再装着時に、パッドの端部が折れ曲がったり、反ったりすることなく、最適な状態で下着に取りつけることのできる男性用失禁パッドを提供することである。
【0010】
本発明のさらなる目的は、着用者が装着中に、ずれたりすることなく、身体に最適な状態で密着できるようになって、外観上不自然でないような男性用失禁パッドを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の男性用失禁パッドは、身体側表面シートと、外側カバーとこれらの間に配置される吸収体とからなり、着用者の身体前部に対応する前側端部と身体股部領域に対応する後側端部及びこれらを連結する長手方向に延びる両側部とを有する。表面シートと外側カバーおよび吸収体とにより形成されたパッドの前側端部から2分割されて、着用者の前側領域において第1及び第2のフラップを形成するように、スリットが前側端部からパッドの後端部にかけて所定の位置まで形成されている。使用時において、第1及び第2のフラップを上下に重ね合わせて、パッドを下着に取りつけることにより失禁時の尿を吸収するとともに、通常の排尿時には第1及び第2のフラップの重ね合わされた状態でも、スリットがあるために下着の開口部を塞ぐことなく尿を排出できるようになっている。
【0012】
別の態様において、本発明の男性用失禁パッドは、身体側表面シートと、外側カバーとこれらの間に配置される吸収体とからなり、着用者の身体前部に対応する前側端部と身体後部に至る領域に対応する後側端部及びこれらを連結する長手方向に延びる両側部とを有する。表面シートと外側カバーおよび吸収体とにより形成されたパッドの前側端部から2分割されて着用者の前側領域において第1及び第2のフラップを形成するように、スリットが前側端部からパッドの後端部にかけて所定の位置まで形成されている。使用時において、第1及び第2のフラップを上下に重ね合わせて、パッドを下着に取りつけることにより失禁時の尿を吸収するとともに、通常の排尿時には第1及び第2のフラップの重ね合わされた状態でも、スリットがあるために下着の開口部を塞ぐことなく尿を排出できるようになっている。
【0013】
別の態様において、本発明の男性用失禁パッドは、外側カバーの外面に粘着材が取り付けられており、着用者の下着にこのパッドを取りつけるときには、粘着材から剥離紙を剥がして所定の位置に固定できるようになっている。
【0014】
さらに別の態様において、本発明の男性失禁パッドは、表面シートと吸収体の間にトランスファシートを有するようになっていることが好ましい。このトランスファシートにより、吸収体への液体の分散および移動を容易にし、いったん、吸収体に吸収された液体が表面シートへ戻ることがないようになる。
【0015】
本発明の男性失禁用パッドにおいて、外側カバーの外面にはバリヤシートが、パッドの両側端部を越えて延びるように固着されており、該バリヤシートの長手方向両側部の縁には弾性体が設けられている。使用時において、該バリヤシートは弾性体によりパッドの両側部において立体的ギャザーを形成するようになっている。
【0016】
本発明において、パッドのバリヤシートは不織布から形成されていることが好ましい。
【0017】
さらに本発明の失禁用パッドにおいて、パッドの一対になった左右フラップの少なくとも一方には止着材が取りつけられており、使用時には、該止着材を相互に、またはフラップの外側カバーに直接結合でき、このようにフラップを結合することによって、着用時のパッドの形状は立体的になる。
【0018】
本発明において、止着材は、再結合可能な粘着テープまたはフック及びループ型のメカニカルテープであればよい。
【0019】
さらに、本発明において、幅を、パッドを上方から見た投影幅すなわち湾曲した弦の長さであるとすると、一対のフラップを上下に重ね合わせたときのフラップ部分の最大幅は、該パッドの最も広い地点における幅の1/3以上であること好ましい。
【0020】
また、本発明のパッドにおいて、スリットのパッド上の終了最後部地点と、第1のフラップが第2のフラップの上に重なるときの第1のフラップのスリット側の先端部が第2のフラップと重なる地点とを結ぶ線と、スリットの最後部地点と、第2のフラップが第1のフラップの下側に重なるときの第2のフラップのスリット側の先端部が第1のフラップと重なる地点とを結ぶ線とにより形成される角度は30°から120°であることが好ましい。
【0021】
パッドが使用されるときのパッドの形状は、立体的な、舟形、J字形状、またはカップ形状のような立体的構造となるので、本発明の着用者の身体に密着し、フィット感に優れる。さらに、本発明のバリヤシートにより立体ギャザーが形成されることになり、このような立体的形状を保持しやすく、さらに、パッドの両側部からの洩れを防ぐことができる。
【0022】
さらに本発明のパッドの展開状態の外形は、砂時計形、矩形形状またはT字形状であればよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。以下の説明において、図面を通し同一の構成部には同一の符号を使用する。
【0024】
図1は、本発明の男性用失禁パッド10の外観をあらわす概略図であり、図2は、図1に図示した本発明の第1実施例のパッド10のX−X線断面図である。パッド10は、着用者の身体側に面する側の表面材となる表面シート12と、下着側に面する防水材からなる外側カバー14と、これらの間に挟まれた状態で配置される吸収体16とからなる。パッド10は、着用者の前部に対応する前側領域と、股領域と、後部に対応する後側領域とを有する。
【0025】
図1(a)に図示するパッド10の外形は砂時計形であるが、図1(b)に図示するように、ほぼ矩形形状、あるいは図1(c)に図示するようにT字形状であってもよい。
【0026】
吸収体16の形状は、図4(a)に図示するようにパッドの前側端部22側に対応する前端部が、パッドの後側端部24に対応する後端部よりもわずかに寸法が大きくなったI字状、または犬の骨型形状であればよく、着用者の股部分に対応する部分が最も幅が狭くなっている。図4(a)において、吸収体16は、パッド10の股領域32に対応する部分から吸収体16の前端部および後端部に向かって徐々になめらかに連結されるように形成されている。しかし、吸収体16の形状は、上述した形状の他に、例えば図4(b)に図示する矩形、図4(c)に図示するT字形などのさまざまな形状を有することもでできるが、吸収体16の着用者の股に対応する股領域が、通常の成人男性着用者の脚の間、すなわち股部分に最適にフィットし、排出物を適切に吸収できるような寸法でなければならない。この寸法は、例えば着用者の大きさによりいくつかの段階を有するように変更することも可能である。この吸収体16には該吸収体の前端部の幅方向のほぼ中心から吸収体の股領域部分に向かってほぼ股領域が始まる地点にまでほぼ直線状にスリット26が形成されている。しかし、このスリット26の最終点は吸収体16のほぼ股領域が始まる点を目標としているが多少ずれても問題はない。スリット26は、このスリット形成領域がほぼ着用者の身体の前部に対応できるような長さを有するようになっていればよい。また、スリット26は、本実施例においてほぼ直線状となっているが、最終的に形成される後述のフラップの形状によっては曲線またはこれらの組合せた形状から形成されてもよい。
【0027】
パッド10の表面シート12の形状は吸収体16の形状とほぼ同一であるが、表面シート12の寸法は、吸収体16を取り囲むような大きさである。本実施例においては、表面シート12の寸法は、表面シート12の前端部、後端部、及び両側部において、吸収体16よりもわずかに大きく、吸収体16の外周縁部よりも約1cm大きいものとなっている。さらに、表面シート12の前端部のほぼ中心から股領域32にかけてスリット26がほぼ直線状に形成され、表面シート12が吸収体16と組合されたときに、それぞれのスリットが同一の1つのスリット26を形成できるようになっている。表面シート12のスリット26側の側端部におけるシートの寸法は、吸収体16のスリット部分を外側カバー14と組合されたときに包み込むことができる程度に、吸収体16のスリット部分よりわずかに大きければよい。
【0028】
パッド10の外側カバー14の形状および寸法は表面シート12とほぼ同一である。外側カバー14にも、表面シート12と吸収体16と同様に外側カバー14の前端部のほぼ中心から股領域にかけてスリットがほぼ直線状に形成されており、表面シート12、吸収体16と組合されたときに、同一のスリット26が形成され、吸収体16をそのスリット側においても表面シート12とともに包み込むようになっている。従って、最終的には、スリット部を形成しつつ、外側カバー14と表面シート12とが吸収体16を包み込むようになっている。
【0029】
本実施例において、表面シート12と外側カバー14は、吸収体16を間に挟んだ状態で、表面シート12と外側カバー14のそれぞれの外縁を高温溶融接着剤のような接着剤を用いて一体的に組み立てられる。接着剤は、均一な連続接着剤層、噴霧された接着剤パターン、あるいはパターン化された接着剤層として塗布されていればよい。しかし、接着手段としては、超音波結合、熱結合、またはこれらを組合せて、様々な種類の好適な結合手段を用いて一体的に結合できるように組み立てられていればよい。
【0030】
このようにして、表面シート12、外側カバー14及び吸収体16とが組合されることにより、一体化したパッド10が形成され、このパッドの前端部22の幅方向ほぼ中心から股領域にかけてスリット26が形成される。このようなスリット26により、パッド10の前側領域において2分割された第1および第2の2つのフラップ28、30が形成されることになる。第1および第2のフラップの中心側の縁も、上述したように表面シート12と外側シート14とが接着結合されて吸収体を包み込むようになっており、パッド10の前端部から股領域32に及んで形成された2つのフラップは別体となっている。
【0031】
パッド10の表面シート12は、着用者の皮膚に面する側となるので柔らかな感触で、着用者の皮膚に刺激を与えないような材料から形成されていることが好ましい。また、着用者の尿を吸収体16へ移すことが容易であるように、そして着用者に対し乾燥した表面を呈するように、吸収体16よりも親水性が小さく、多孔性の液体透過性であることが好ましい。表面シート12が疎水性材料から形成される場合には、界面活性剤で処理するなどの方法により親水性をあたえるようにしてもよい。
【0032】
本実施例において、表面シート12は、多孔性発泡体、網状発泡体、穿孔プラスチックフィルム、木材又は綿繊維のような天然繊維、ポリエステル又はポリプロピレン繊維のような合成繊維あるいはこれらを組合せた繊維からなるウェブ材料から形成されていればよい。また、表面シート12は、吸収体16に吸収され保持されている液体から皮膚を隔離するようになっていればよい。
【0033】
パッド12の吸収体16は、一般的に超吸収性材料として既知である高吸収性材料の粒子と混合された、木材パルプフラフのようなセルロースフラフのウェブの親水性繊維マトリックスを含んでいればよい。木材パルプフラフの代わりに合成繊維、ポリマー繊維などを使用してもよい。超吸収性粒子は、親水性繊維と均一に混合されていてもよいし、不均一に混合されていてもよい。超吸収性粒子の混合率は吸収体の厚みにより変えてもよいし、また超吸収性粒子の混合率を吸収体の部分によって変えるように構成してもよい。超吸収性材料は別個になった粒子の形態であることが好ましいが、様々な幾何学的形状であってもよい。超吸収性材料は、吸収体16の重量に対し約5から90重量%の量で吸収体16に含まれていればよい。
【0034】
パッド10の外側カバー14は、吸収体16内において保持している液体などが下着に洩れないように防水機能を有するように、液体に対し不透過である材料から形成されている。通常、このような液体不透過性の外側カバー14は、ポリエチレンフィルムなどの薄いプラスチックフィルムや、これとは別の可撓性液体不透過性材料から製造することができる。また、このような外側カバー14に吸収体からの蒸気を逃しつつ、液体が通過しないように微孔性の通気性材料から形成されていてもよい。
【0035】
さらに本実施例において、この外側カバー14の外面には、ポリオレフィン繊維のスパンボンドウェブのような不織布からなるバリヤシート18が熱的に結合されている。このバリヤシート18は外側カバー14の外面の一部から結合されており、パッド10の前側端部22及び後側端部24における表面シート12と外側カバー14との外周結合部と一致しているが、パッド10の両側部を越えて延びるようになっている。すなわち、図1(a)を参照すると、バリヤシート18は、パッド10の前側端部22の右端から後側端部24の右端に向かって、前側端部22の左端から後側端部24の左端に向かって、ほぼ直線状に延びている。このため、パッド10の股領域部分32の幅が最も狭いので、この領域に対応するバリヤシート18の幅が最も大きく延長された状態になっている。そして、このバリヤシート18の外縁には弾性体20が設けられている。本実施例において弾性体20は2本設けられているが、弾性体20の数はこれらに限定されるものではない。弾性体20に適する材料は、エラストマー性ポリマー材料からなるストランド、又はリボン、あるいはポリウレタン、合成ゴム、天然ゴムなどがあるが、これらは当業者に公知であるので本明細書においては詳細に記載しない。このように構成されたバリヤシート18は、後に説明するが、使用時には立体ギャザーとなり、脚部間すなわちパッドの両側部から尿などの液体の洩れを防ぐように機能することになる。
【0036】
本発明のパッド10の形状は、図1(b)に図示するように、ほぼ矩形形状であってもよい。図1(b)に図示するパッド10の構成は、図1(a)に図示したように股領域部分32が最も狭くなった砂時計形形状のパッド10とは形状が異なること以外はほぼ同じである。図1(b)のパッド10の場合、吸収体も図4(b)に図示するようにほぼ矩形形状であってもよい。しかし、この場合、バリヤシート18の領域が、図1(a)のパッドの場合よりも狭くなるため、すなわち、バリヤシート18は、パッド10の前側端部から後側端部にかけてほぼ均一な寸法となるため、弾性体20をバリヤシート18の縁に設けても立体ギャザーはほとんど形成されない。このような場合であっても、吸収体の幅領域が大きいためパッドの両側部からの漏れは発生しない。
【0037】
さらに、本発明のパッド10の形状は、図1(c)に図示するように、T字形状であってもよい。図1(c)に図示するパッド10の構成も図1(a)に図示したように股領域部分32が最も狭くなった砂時計形形状のパッド10とは形状が異なること以外はほぼ同じである。この場合、吸収体16の形状はT字形状のパッド10の外形に合わせて図4(c)に図示するようにT字形状であってもよい。
【0038】
上述してきた実施例において、パッド10は、パッド10が着用者に使用された場合、ほぼ着用者の後部領域にまで及ぶような大きさであったが、別の実施態様として、着用者のほぼ股領域に至るまでの大きさであってもよい。すなわち、このような着用者の前部から股領域に及ぶようなパッド10を着用すると、パッド10が着用者の前部から股部までを覆うような形態となる。本実施例のパッド10の構成は、上述した実施例のパッド10の構成とほぼ同じである。パッドの形状は、図1(a)、(b)及び(c)に示したように砂時計形状、矩形形状またはT字形状のいずれでもよいが、T字形状を採用することが好ましい。
【0039】
さらに、パッド10の前側端部22の両端部、すなわちフラップ28、30の前側端部それぞれには、使用時にフラップ28、30を組合せ結合するための止着材34、36が形成されている。止着材34、36は対になっており、例えば、粘着テープファスナー、あるいはメカニカルテープ、ボタン、フック及びループ型ファスナー、スナップ、ピン、ベルトなどの従来のファスナーを用いてそれぞれフラップに結合されていればよい。これらのファスナーを用いて、一対の止着材34、36のいずれかが再締結可能なように、ループ型ファスナーとして機能し、他方がフック型ファスナーとして機能するようになっていればよい。
【0040】
図8および図9は、止着材としてメカニカルテープを使用した場合の例を図示している。図8、9において、左フラップ28と右フラップ30の上側すなわち表面シート側が着用者の身体に面する側であり、下側すなわち止着材が取りつけられる外側カバー側が着用者の下着に面する側である。
【0041】
図8(a)において、左フラップ28と右フラップ30のそれぞれの所定の位置に止着材34、36が固着されている。止着材34、36はメカニカルテープとしてテープ基材上に凹凸メカニカルテープが固着されて構成されている。未使用のときは図8(a)に示すように折畳まれた状態になっている。使用時には、図8(b)に図示するように止着材36がスリット26を越えるようにして引き延ばされ、他方止着材36はスリット26反対側方向に延ばされ、止着材36がフック型のテープすなわち凸メカニカルテープとして、止着材34のテープ基材上のループ型テープすなわち凹メカニカルテープに止着される。この場合、止着材34のテープ基材上の凸メカニカルテープ部分が下着とパッド10とを固定するのに利用することも可能である。図8(c)は、別の態様を示しており、左フラップ28の外側カバー上に、左フラップ28の所定の位置に止着材36が取りつけられ、折畳まれた状態になっている。右フラップ30の外側カバー上には止着材36に対応できるように凹メカニカルテープが固着されている。あるいは、凹メカニカルテープの代わりに不織布をフラップ30の外側カバーの所定の位置に貼り合わてもよい。使用時には、図8(d)に図示するように凸メカニカルテープがスリット26を越えて引き延ばされて凹メカニカルテープまたは不織布に接合されるようになっている。
【0042】
図9(a)は、止着材34、36として凸メカニカルテープがテープ基材なしで左右フラップ28、30の外側カバー上に、それぞれ直接取りつけられた状態を表している。使用時には、図9(b)に図示するように右フラップ30が左フラップ28上に重ね合わされて右フラップ30の凸メカニカルテープ34が左フラップ28の表面シート上に直接接合されるようになっている。この場合、止着材36と、止着材34の固着に使用されない領域とを、下着とパッド10とを固定するのに利用することも可能である。図9(c)は、図9(a)においては凸メカニカルテープが左右フラップ28、30の両方に取りつけられていたが、右フラップ30の外側シート上にのみ凸メカニカルテープが固着された場合を図示するものである。図9(d)は、使用時において凸メカニカルテープ34が左フラップ28の表面シート上に直接接合されつつある状態を表している。
【0043】
上述したメカニカルテープの代わりに粘着テープと粘着部とを利用することももちろん可能である。すなわち、図8(a)に図示したメカニカルテープ34、36の代わりに粘着テープ34、36として利用することができる。この場合も折畳まれた粘着テープ36が使用時にはスリット26を越えて延びて粘着テープ34に固定するようになる。同様に、図8(c)の止着材36を粘着テープとし36とし、被着部を右フラップ30の外側カバーとしてもよい。さらに、図9(a)に図示する止着材34、36を剥離紙が結合された粘着部34、36とし左右フラップを重ね合わせ、粘着部同士を固着させてもよい。この場合、一方の粘着部は利用されないので下着とパッド10を固定するのに利用してもよい。もちろん、図9(c)の場合のように一方のフラップの外側カバー上に剥離紙が結合された粘着部を使って、フラップを重ね合わせ固定するようにしてもよい。
【0044】
さらに、本発明のパッド10の外側カバー14のスリット形成領域以外の外面上に、粘着材38が取り付けられていてもよい。未使用時には、粘着材38には剥離紙が固着されており、使用時にはこの剥離紙をはがして、粘着材38により、パッド10を着用者の下着に適切に固定できるようになっていることが好ましい。粘着材38の大きさはパッド10を下着に固定できる程度の大きさを有していればよい。この粘着材38と剥離紙の材料と取りつけ方法は、当業者であれば公知であるので、本明細書においては詳細に説明しない。
【0045】
図3は、本発明の第2の実施例の図1に図示したパッド10のY−Y断面図である。
【0046】
第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、表面シート12と吸収体16との間にトランスファシート40が配置されていることである。このトランスファシート40は表面シート12から吸収体16への液体の移動、分散を容易にするためのものであり、吸収体16と流体連通するようになっている。トランスファシート40を表面シート12と吸収体16との間に配置することにより、吸収体16の吸収能力をさらに高めることができるようになる。このようなトランスファシート40は、一般的に合成繊維から構成されていればよい。トランスファシート40の材料は当業者であれば公知であるので、本明細書においてこれ以上説明しない。
【0047】
また、上述したように、第1実施例と第2実施例とはトランスファシート40についてのみ異なるものであり、その他の構成は全く同一であるので、同一の構成についての説明を省く。
【0048】
図5は上述した構成からなるパッド10を使用に際し組み立てた状態、すなわち一対のフラップ28、30を上下に重ね合わせたときの平面図である。スリット26により形成された一対のフラップ28、30を上下に重ね合わせると同時に止着材34、36は固着される。図5において、パッド10の裏側におけるフラップ28、30の重なり部分を破線で示しており、表側における重なり部分を実線で示している。ここで、幅を、パッド10を上方から見た投影幅すなわち湾曲した弦の長さとすると、一対のフラップ28、30が重ね合わされて一体となったフラップ部分の最大幅W1は、パッド10の最も広い地点における幅Wの1/3以上であることが好ましい。幅W1が幅Wの1/3以下である場合、フラップ同士の重ね合わさり方が不充分となり、スリット26から尿が洩れる可能性が生じる。
【0049】
図6を参照すると、パッド10の組み立て前のスリット26とフラップとの関係を表している。スリット26の最後部の地点をaとし、フラップ28が上側になる状態でフラップ30と重なるときのフラップ28の右端部42がフラップ30に対応する地点をcとし、フラップ30が下側になる状態でフラップ28と重なるときのフラップ30の左端部44に対応するフラップ28の地点をbとする。これにより形成される辺acと辺abとのなす角Θが30°以上であることが好ましい。具体的には、本実施例において、角度Θは30°から120°の範囲内であることが好ましい。角度Θが30°以下であると、一対のフラップ28、30の重なり合いが不充分となり尿が洩れる可能性が高くなる。一方、角度Θが120°以上であると、パッドを組み立てる際に、変形が大きくなりすぎて、「く」の字型になってしまい着用者に対するフィット性が悪化するといった不都合が生じる。
【0050】
このように、パッド10のスリット26を中心としてフラップ28、30を上下に重ね合わせ、止着材34、36を結合することにより、安定した立体的な舟形、あるいはJ字形状またはカップ型となるパッド10を得ることができる。さらに、バリヤシート18に弾性体が設けられているので立体ギャザーが形成され、脚間すなわちパッドの両側部からの液体の洩れを防ぐとともに、舟形、J字形状、カップ形状といったパッド10の立体的形状が保たれることになる。このようなパッド10の立体構造により、パッド10は、着用者の身体にフィットし易くなり、さらには、パッドの尿が排出される領域では吸収体が2枚重ねになり、微量は当然のことながら、多少多い量の尿であっても確実に吸収できるようになる。
【0051】
図7は、パッド10が取りつけられるべき下着48の前部開口部50に合わせて2つのフラップ28、30を上下に重ね合わせた状態の図5のパッド10のY−Y線断面図である。ここで、d−d線はパッド10の中心線である。フラップ28、30が上下に組み合われたとき、フラップ30側の外側シートとフラップ28側の表面シート12とが上下関係となり、これらの間のわずかな間隙には通路46が形成される。通路46は、通常の排尿時に尿が排出される経路となりうる。すなわち、通常のようにトイレで排尿するときには、スリットにより形成される図7に図示する矢印方向の通路46と、下着の前部開口部を介し尿が排出されることになる。このような通路が形成されるために、着用者の下着の前部開口部を塞ぐことがなくなるので、排尿時には下着を下ろしたり、パッドをとりはすずことなく、パッド10を装着したまま排尿できることになる。
【0052】
本発明の実施例において、フラップ28、30の最終的な形状については詳細に記載しなかったが、本発明のパッド10を身体に装着した場合、フラップ部分28、30の端部が着用者の皮膚に当たることを考慮して、直線、曲線、またはこれらの組合せることによりスリット26を形成することにより、フラップの形状を三角形状、円弧形状などの様々な形状から適宜選択できる。このようにフラップの形状を適宜選択することによりパッドの着用者への刺激を軽減させ、肌当たりを改善することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明の男性失禁用パッドは、表面シート、外側カバー及び吸収体からなり、これらにより一体的に形成されたパッドの前端部のほぼ中心にスリットを設けてこれを2つのフラップとし、これらを上下に重ねあわせて、取りつけるべき下着の開口部に対応する位置にほぼ位置決めすることにより、軽度の失禁時にはパッドの吸収体により尿は吸収され、通常の排尿時には、パッドのフラップの重なり部分を下着の開口部のようにしてそのまま排尿を行うことができるので有効なものである。
【0054】
さらに、本発明のパッドの形状が立体的な船形またはカップ形状などの形状をとるために、再固着する場合であっても、パッドの端部が折れ曲がったり、反ったりすることなく、最適な状態で付け直すことが可能となる。また、本発明のパッドでは装着中にずれたりすることなく最適な状態で着用者の身体に密着できるようになっている。
【0055】
なお、本実施例において、例として開示した寸法、材料、形状などを含む全てのことは、これらに限定されるものではなく、当業者であれば適宜変更可能であるような例を全て含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る失禁パッドの平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る図1のパッドのx−x線断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る、図1に図示したパッドのx−x線断面図である。
【図4】本発明の失禁パッドを構成する吸収体の平面図である。
【図5】本発明の失禁パッドのフラップが重ね合わされた状態のパッドを表す平面図である。
【図6】本発明の失禁パッドのフラップが重ね合わされていない状態を表す平面図である。
【図7】本発明の失禁パッドのフラップが重ね合わされた状態の図5のy−y断面図である。
【図8】本発明の失禁パッドのフラップの止着材による止着状態を段階的に表す図である。
【図9】本発明の失禁パッドのフラップの別の止着材による止着状態を段階的に表す図である。
【符号の説明】
10 パッド
12 表面シート
14 外側カバー
16 吸収体
18 バリヤシート
20 弾性体
22 前側端部
26 スリット
28、30 フラップ
32 股領域
34、36 止着材
38 粘着材
40 トランスファシート

Claims (11)

  1. 身体側表面シートと、外側カバーとこれらの間に配置される吸収体とからなり、着用者の身体前部に対応する側の前側端部と身体股部に対応する後側端部及びこれらを連結する長手方向に延びる両側部とを有する男性用失禁パッドであって、
    前記身体側表面シートと前記外側カバーおよび前記吸収体とからなる第1及び第2のフラップを前記パッドの前側領域に形成するように、スリットが前記前側端部から始まり前記後側端部方向へ向けて所定の位置で終了するように形成されており、
    使用時において、前記第1及び第2のフラップを上下に重ね合わせることにより形成される重ね合わせ部分を前記パッドが取りつけられるべき下着の前部開口部の位置に一致するようにして失禁時の尿を吸収し、通常の排尿時には前記第1及び第2のフラップの重ね合わされた部分と前記下着前部開口部とを介して尿が排出されるようになった男性用失禁パッド。
  2. 身体側表面シートと、外側カバーとこれらの間に配置される吸収体とからなり、着用者の身体前部に対応する側の前側端部と身体後部に対応する側の後側端部及びこれらを連結する長手方向に延びる両側部とを有する男性用失禁パッドであって、
    前記身体側表面シートと前記外側カバーおよび前記吸収体とからなる第1及び第2のフラップを前記パッドの前側領域に形成するように、スリットが前記前側端部から始まり前記後側端部方向へ向けて所定の位置で終了するように形成されており、
    使用時において、前記第1及び第2のフラップを上下に重ね合わせることにより形成される重ね合わせ部分を前記パッドが取りつけられるべき下着の前部開口部の位置に一致するようにして失禁時の尿を吸収し、通常の排尿時には前記第1及び第2のフラップの重ね合わされた部分と前記下着前部開口部とを介して尿が排出されるようになった男性用失禁パッド。
  3. 前記外側カバーの外面には粘着材が固着されており、前記パッドは、前記パッドが取りつけられるべき下着に前記固着材により固定されるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の男性用失禁パッド。
  4. 前記表面シートと前記吸収体との間にはトランスファシートが配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の男性用失禁パッド。
  5. 前記スリットは、前記パッドの前側端部のほぼ中心から始まり、前記パッドの着用者の股部に対応する領域に至る地点までの間の位置で終了することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の男性用失禁パッド。
  6. 前記外側カバーの外面にはバリヤシートが、前記パッドの両側端部を越えて延びるように固着されており、該バリヤシートの長手方向両側部の縁には弾性体が設けられており、使用時において、該バリヤシートは前記パッドの両側部において立体的ギャザーを形成するようになっていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の男性用失禁パッド。
  7. 前記パッドの前記一対のフラップの少なくとも一方の上端部側には再固着可能な止着材が取りつけられており、該止着材により前記一対のフラップを重ね合わせて固定できるようになっていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の男性用失禁パッド。
  8. 前記第1および第2のフラップを上下に重ね合わせた状態のとき、幅を、前記パッドを上方から見た投影幅としたときの前記フラップ部分の最大幅は、前記パッドの最も広い地点における幅の1/3以上であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の男性用失禁パッド。
  9. 前記スリットの前記パッドにおける終了最後部地点と、前記第1のフラップが前記第2のフラップの上に重なるときの前記第1のフラップのスリット側の先端部が前記第2のフラップと重なる地点とを結ぶ線と、前記スリットの最後部地点と、前記第2のフラップが前記第1のフラップの下側に重なるときの前記第2のフラップのスリット側の先端部が前記第1のフラップと重なる地点とを結ぶ線と、により形成される角度は30°から120°であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の男性用失禁パッド。
  10. 前記パッドが展開された状態のときの形状は、砂時計形状、ほぼ矩形形状、またはT字形状であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の男性用失禁パッド。
  11. 前記パッドが使用されるときの前記パッドの形状は、立体的な、舟形、J字形状、またはカップ形状となることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の男性用失禁パッド。
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