JP4004933B2 - 真贋判定用シート並びに真贋判定用シートの真贋判定方法および真贋判定システム - Google Patents

真贋判定用シート並びに真贋判定用シートの真贋判定方法および真贋判定システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真贋判定対象の透かしが形成された真贋判定用シートおよび形成された透かしに基づいて当該シートの真贋を判定する真贋判定方法、真贋判定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばチケットやラベル等の偽造防止用としていわゆる透かしを形成することが一般的に行われている。透かしは、抄紙時に形成するものから、型ロールでの型押しによる形成、さらにはレーザ加工により目視し難いハーフカットにより形成することも知られている。このようなレーザ加工のハーフカットにより所定形状の透かしを形成する技術が以下の特許文献等により知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−95899号公報
【特許文献2】
特開平10−236000号公報
【0004】
上記型押しによる透かし形成では型ロールを変更しない限り形状が一律となることに比べ、レーザ加工のハーフカットによる透かしの形成はレーザ加工時の加工データの変更によって容易に変更することができるというメリットがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、透かしを形成することだけでもカラープリンタやカラーコピー等による偽造を透かしの有無で防止することができるものであるが、型押し等で透かしも偽造された場合には、その真贋を判定することが困難であるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、形成された透かしに基づいて真贋を確実に判定することを可能とする真贋判定用シート、真贋判定方法および真贋判定システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、所定の表示情報の他に、レーザ照射による目視困難な非貫通のハーフカットにより所定形状の透かしが形成される真贋判定用シートであって、設定された前記透かしの形状、および設定された当該透かしを形成するためのレーザ照射に関する加工データの一部を構成する加工要素に基づいて、前記レーザ照射により前記ハーフカットで削り取る対象のうち、非照射部分を設定した所定間隔の走査での前記レーザ照射により当該設定された形状で形成される透かしと、所定部分に形成され、前記透かし形成における前記レーザ照射に関する透かし形成時の所定の加工要素を特定するための加工特定符号と、を有する構成とする。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1記載の真贋判定用シートにおける前記ハーフカットによる透かし形成のレーザ照射に関する所定対応の加工データの一部を構成する加工要素が格納手段に格納され、真贋判定対象のシートに形成された透かしの加工要素を特定して当該シートの真贋判定を行う真贋判定方法であって、真贋判定対象のシートに対し、当該シートの少なくとも上記透かしおよび加工特定符号を撮像するステップと、撮像データに基づいて、前記加工特定符号を認識すると共に、前記透かしの形態を認識して当該透かし形成のレーザ照射に関する加工データの一部を構成する所定の加工要素を特定するステップと、前記認識された加工特定符号に基づいて、透かし形成時の前記予め設定されたレーザ照射に関する対応の加工要素を前記格納手段より取得するステップと、前記撮像データに基づいて特定した前記所定の加工要素と前記格納手段より取得した前記透かし形成の加工要素とを照合することで前記シートの真贋判定するステップと、を含む構成とする。
【0009】
請求項3の発明では、請求項1記載の真贋判定用シートにおける前記ハーフカットによる透かし形成のレーザ照射に関する所定対応の加工要素を特定して当該シートの真贋判定を行う真贋判定システムであって、前記真贋判定シートへの透かし形成の前記所定対応の加工データの一部を構成する加工要素が格納される格納手段と、真贋判定対象のシートに対して少なくとも前記透かしおよび加工特定符号を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像した撮像データに基づいて、前記加工特定符号および前記透かしの形態を認識し、当該透かし形態より加工要素を特定すると共に、当該認識された加工特定符号より特定される前記加工データの一部を構成する透かし形成時の加工要素を前記格納手段より取得し、互いの透かし形成のレーザ照射に関する加工要素同士を照合することで前記シートの真贋判定する真贋判定処理手段と、を有する構成とする。
【0010】
このように、真贋判定用シートに透かしおよび透かしを形成したときの透かし形成時の加工要素を特定する加工特定符号が形成され、少なくとも透かしおよび加工特定符号の撮像データより、透かしおよび加工特定符号を認識し、当該透かしより形成時のレーザ照射に関する加工データの一部を構成する加工要素を特定すると共に、認識した加工特定符号より透かし形成時のレーザ照射に関する透かし形成時の加工要素を取得し、当該レーザ照射に関する加工要素同士を照合することで真贋判定を行う。すなわち、形成されている透かしをレーザ照射に関する透かし形成時の加工データの一部を構成する加工要素に基づいて照合することから、形成された透かしの真贋を確実に判定することが可能となるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。
図1に本発明に係る真贋判定システムの構成図を示す。なお、本実施形態では真贋判定用シートを例えばチケットとして説明するが、ラベル等のおよそ透かしを形成するシート、さらには磁気カードやICカードにも適用することができるものである。また、形成される透かしは、いわゆる黒透かし、白透かしの何れであっても適用することができるものである。
【0012】
図1において、真贋判定システム11は、後述のレーザ加工による目視困難なハーフカットにより形成される透かしおよび印刷または印字で形成される識別符号(シリアル番号及び加工特定データ)が形成された真贋判定用シート12(図3で詳述する)に対し、撮像を行う撮像カメラ13および照明部14A(14B)で構成される撮像手段が配置される。そして、真贋判定は真贋判定処理手段15が行い、当該真贋判定処理手段15は加工データベース(DB)16(図2で詳述する)にアクセス自在とされる。
【0013】
上記撮像カメラ13は、例えば一般的に使用されているCCDカメラ等が使用できる。また、真贋判定用シート12に対して撮像カメラ13と対向面に照明部14Aが配置されるが、図面上破線で示すように当該撮像カメラ13と同一面上に照明部14Bを配置してもよい。すなわち、撮像カメラ13は、照明部14Aが真贋判定用シート12の対向面に配置される場合にはその照明部14Aからの撮像光の透過量の多寡で撮像可能であり、同一面上に照明部14Bが配置される場合には撮像光で生じる陰影により撮像可能である。また、照明部14A(14B)は、通常波長の撮像光を照射するもので、通常波長とは一般に使用される可視光で十分であるという意であり、特定波長を特に必要としないという意である。
【0014】
上記加工DB16は、対象の真贋判定用シート12に形成する透かしの加工データが格納されるもので、適宜、対象の真贋判定用シート12の透かし形成時に所定枚数毎に異なる形状とする場合に、対応毎の加工データがそれぞれ格納されものである。その一例が後述の図2に示される。
【0015】
上記真贋判定処理手段15は、撮像カメラ13で撮像した撮像データに基づいて、真贋判定用シート12に形成された加工特定符号および透かしの形態を認識し、当該透かし形態より加工要素を特定すると共に、当該認識された加工特定符号より特定される透かし形成時の加工要素を格納手段16より取得し、互いの透かし形成のレーザ照射に関する加工要素同士を照合することで当該真贋判定対象のシート12の真贋判定するもので、制御手段21、バス22、インタフェース(IF)23、撮像データ取得手段24、識別符号認識手段25、透かし加工形態認識手段26、透かし加工情報取得手段27、照合手段28および表示手段29を適宜備える。
【0016】
上記制御手段21は、このシステムの制御を統括するもので制御プログラムが格納される。上記IF23は、少なくとも撮像カメラ13からの撮像データを入力すると共に、加工DB16より所定の加工データ(加工要素)を入力する。上記撮像データ取得手段24は、撮像カメラ13からの撮像データを一旦記憶するもので、照合手段28による照合処理の作業領域ともなる。上記識別符号認識手段25は、撮像データより少なくとも加工特定符号(図3参照)を認識する。また、上記透かし加工情報取得手段27は、識別符号認識手段25が認識した加工特定符号により特定される加工データの所定の加工要素を加工DB16より取得する。
【0017】
上記透かし加工形態認識手段26は、上記撮像データより透かしの形態を認識し、当該透かし形成の加工要素を特定する。ここで、加工要素とは、例えばレーザ照射のスキャン角度、図形や文字の輪郭の有無、レーザ照射(レーザビーム)の間隔(ピッチ)、レーザビームの加工幅、透かしのタイプ等がある。上記照合手段28は、撮像データに基づいて特定した上記透かし形成の加工要素と上記特定された加工データの所定の加工要素とを照合することで対象の真贋判定用シート12の真贋判定を行う。そして、上記表示手段29は、照合手段28による照合結果を表示する。
【0018】
そこで、図2に図1の真贋判定システムにおける加工データベースの説明図を示すと共に、図3に図1の真贋判定システムで判定される真贋判定用シートの説明図を示す。上記加工DB16は、図2に示すように、対象の真贋判定用シート12の透かし形成時に所定枚数(ここでは対象枚葉)毎に異なる形状とする場合として対応毎の加工データをそれぞれ格納するもので、例えば、加工特定符号としての加工IDに対応した加工データフィル名が関連付けられ、対応の加工データフィルを所定数格納する。各加工データファイルにはレーザ加工のための情報が予め作成されているものである。
【0019】
上記加工データは、例えば形状データと加工要素で構成され、当該加工要素は一例として「aaa.txt」において、上記加工要素に対応させた場合としてレーザ照射のスキャン角度が45度として「045」、図形や文字の輪郭の有無が無しとして「000」、レーザ照射(レーザビーム)の間隔(ピッチ)が「0.60mm」、レーザビームによる加工幅が「0.30mm」、透かしのタイプが白透かしとして「000」としており、他のファイルも同様に作成されているものである。
【0020】
上記真贋判定用シート12は、図3に示すように、当該シート特有の情報が印刷、印字されていると共に、例えばシリアル番号31と加工ID32とよりなる識別符号33が印刷、印字されている。この識別符号33は、通常の印刷インキにより目視可能状態に印刷、印字する場合や、いわゆるステルスインキと称される不可視のインキであって紫外線を照射することで可視状態となるインキを使用することもできる。さらに、この識別符号33をもレーザ加工によりハーフカットで形成してもよい。また、上記識別符号33は文字等で構成する場合の他、バーコード等で表示させてもよい。
【0021】
なお、真贋判定用シート12は、本実施形態では単なるチケットを示しているが、磁気カードやICカードであってもよく、その表面に透かし34を形成し、識別符号としてシリアル番号や加工IDをデータで記憶させておいてもよいものである。
【0022】
また、所定位置には、レーザ光により目視困難な非貫通のハーフカットにより透かし34が形成されている。ここでは、例えばレーザ照射角度45度、レーザ加工幅0.30mm、照射ピッチ0.60mmでレーザ照射を行って図形文字「TF」の透かし34をハーフカットにより形成した場合を示している。すなわち、透かし34は、真贋判定用シート12の表面および内部が同一色とされることで当該ハーフカット部分が目視困難となるものである。なお、図3上では、説明を容易とするためにハーフカット状態を目視可能状態で示してある。
【0023】
ここで、図4に図3に示す真贋判定用シートを作製する印刷加工システムの構成図を示すと共に、図5に図4の印刷加工システムによる真贋判定用シート作製の説明図を示す。図4において、図4(A)は印刷加工システム41のブロック構成図、図4(B)は印刷DBの説明図である。図4(A)において、印刷加工システム41は、印刷手段42、レーザ照射手段43、印刷加工処理手段44、印刷DB46および加工DB16Aを適宜備える。
【0024】
上記印刷手段42は、対象の真贋判定シートに対して、当該シート特有の情報を所定位置に印刷(印字)すると共に、上記識別符号33(シリアル番号31および加工ID32)を所定位置に印刷(印字)する。上記レーザ照射手段43は、対象の真贋判定用シートに対して所定位置にハーフカットとなるような出力のレーザ光を照射して透かし34を形成する。レーザ光は、CO2レーザ、YAGレーザ、UVレーザ、エキシマレーザ等の従前より知られている発振手段により発生させることができる。なお、上記レーザ照射手段43は図5では図面上は加工ヘッドのみを示しているが、レーザ光発生手段およびレーザ光の照射位置を制御する走査手段(ガルバノ方式、XYプロッタ方式等)を備えるものである。
【0025】
上記印刷DB45は、シート特有の印刷情報や、識別符号33となるシリアル番号31および加工ID32の情報等の印刷データが格納される。すなわち、図4(B)に示すように、例えばシリアル番号31に対応した印刷データフィル名が関連付けられ、対応の印刷データフィルを所定数格納する。各印刷データファイルには、上述のようにシート特有の印刷情報や、識別符号33となるシリアル番号31および加工ID32の情報等が予め作成されているものである。なお、加工DB16Aは、図1および図2に示す加工DB16と同一の情報が格納されるものである。
【0026】
上記印刷加工処理手段44は、印刷制御手段51、バス52、IF53、印刷ファイル作成手段54、印刷駆動制御手段55、レーザ加工データ作成手段56およびレーザ照射制御手段57を適宜備える。上記印刷制御手段51は、このシステムを統括的に制御するもので、そのためのプログラムを格納する。上記IF53は、印刷手段42およびレーザ照射手段43に対して駆動制御信号を送出すると共に、印刷DB45より読み出した印刷データを入力し、加工DB16Aより読み出した加工データを入力する。上記印刷ファイル作成手段54は、対象の真贋判定用シートに印刷(印字)する情報の印刷データを印刷DB45より読み出して印刷のための印刷ファイルを作成する。当該印刷ファイルには、上述のように加工IDが含まれる。
【0027】
上記印刷駆動制御手段55は、印刷手段42を駆動制御するもので、印刷ファイル作成手段54で作成された印刷ファイルに基づいて対応の方式により印刷データを送出する。上記レーザ加工データ作成手段56は、印刷DB45より読み出された印刷データに含まれる加工IDに基づいて加工DB16Aより加工データを取得し、対象の真贋判定シートに透かし34を目視困難にハーフカットで形成させるための加工データファイルを作成する。そして、上記レーザ照射制御手段57は、作成された加工データファイルに基づいてレーザ照射手段43を駆動制御するものである。
【0028】
そこで、図5に示すように、印刷(印字)および透かし形成の対象を連続シート61としたもので、搬送手段に応じたマージナル部61A,61Bがミシン目線等により分離自在に設けられ、断裁線62が形成される。この断裁線62で区分けされる領域に、それぞれ対応の印刷(印字)および透かし形成が行われ、形成後に、これら断裁線62で断裁されることで図3に示すような真贋判定用シート12となるものである。
【0029】
すなわち、印刷加工処理手段44の印刷ファイル作成手段54が印刷する印刷データを印刷DB45より取得し、これに基づいて印刷ファイルを作成して印刷手段42に送出し、連続シート61の対象の真贋判定シートとなる所定部分に上記シート特有の印刷情報並びにシリアル番号31および加工ID32の識別符号33の印刷情報を印刷させる。
【0030】
一方、レーザ加工データ作成手段58において、加工ID32に基づいて加工DB16Aより対応の加工データを取得してレーザ加工データを作成し、レーザ照射制御手段43が当該レーザ加工データに基づいてレーザ照射手段43を制御駆動することにより、ハーフカットによる目視困難な透かし34が形成されるものである。特に、レーザ加工による透かし形成は、レーザ光照射をオンデマンド的に随時変更できることから、同一形態の透かし形成に拘わらず、随時形態の異なる透かしを形成することができるものである。なお、シートに透かしを形成する場合として上記連続シートに拘わらず、枚葉のシートにおいても同様である。
【0031】
そこで、図6に図1および図2のシステムによる図3の真贋判定用シートにおける真贋判定処理のフローチャートを示すと共に、図7に図3に示す真贋判定シートの真贋判定要素の説明図を示す。図6において、まず、画像データ取得手段24が撮像カメラ13で撮像した真贋判定用シート12の撮像データを取得する(ステップ(S)1)。取得した撮像データに基づいて、識別符号認識手段25が識別符号33を特定して加工ID32を認識すると共に、透かし加工形態認識手段26が透かし34の形態を認識して当該透かし形成におけるレーザ照射に関する加工要素を特定する(S2)。
【0032】
すなわち、撮像データのうち、図7(A)に示す透かし部分のビットマップデータを特定し、当該透かし34部分でレーザ照射の加工要素を特定する。例えば、図7(B)に示すように、白透かしの輪郭無しの透かし34であることが特定されると共に、レーザ照射ライン71が、基準ライン(例えば真贋判定用シート12の下辺ライン)よりレーザスキャン角度45度が特定され、レーザ照射間隔(ピッチ)0.60mmおよびレーザ加工幅0.30mmが特定されるものである。
【0033】
続いて、透かし加工情報取得手段27が、上記識別符号認識手段25で認識した加工ID32に基づいて、加工DB16(16A)より図4に示したような当該対応の透かしを形成したときに使用された図2に示されるような加工データ(特に加工要素)を取得する(S3)。そこで、照合手段28が、上記真贋判定用シート12の撮像データより特定された透かし34部分の上記加工要素と、上記加工DB16より取得された加工要素とを比較照合する(S4)。そして、照合結果を表示手段29で表示させるものである(S5)。
【0034】
このように、真贋判定用シート12に形成されている透かし34を形成時の加工要素に基づいて照合することから、形成された透かしの真贋を確実に判定することができるものである。特に、偽造防止効果を向上させるために各シート毎に異なる透かしを形成させた場合の真贋判定が容易、確実に行うことができるものである。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、真贋判定用シートに透かしおよび透かしを形成したときの透かし形成時の加工要素を特定する加工特定符号が形成され、少なくとも透かしおよび加工特定符号の撮像データより、透かしおよび加工特定符号を認識し、当該透かしより形成時のレーザ照射に関する加工データの一部を構成する加工要素を特定すると共に、認識した加工特定符号より透かし形成時のレーザ照射に関する透かし形成時の加工要素を取得し、当該レーザ照射に関する加工要素同士を照合することで真贋判定を行うことにより、形成された透かしの真贋を確実に判定することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真贋判定システムの構成図である。
【図2】図1の真贋判定システムにおける加工データベースの説明図である。
【図3】図1の真贋判定システムで判定される真贋判定用シートの説明図である。
【図4】図3に示す真贋判定用シートを作製する印刷加工システムの構成図である。
【図5】図4の印刷加工システムによる真贋判定用シート作製の説明図である。
【図6】図1および図2のシステムによる図3の真贋判定用シートにおける真贋判定処理のフローチャートである。
【図7】図3に示す真贋判定用シートの真贋判定要素の説明図である。
【符号の説明】
11 真贋判定システム
12 真贋判定用シート
13 撮像カメラ
14 照明手段
15 真贋判定処理手段
16 加工データベース(DB)
25 識別符号認識手段
26 透かし加工形態認識手段
27 透かし加工情報取得手段
28 照合手段
29 表示手段
31 シリアル番号
32 加工ID
33 識別符号
41 印刷加工システム

Claims (3)

  1. 所定の表示情報の他に、レーザ照射による目視困難な非貫通のハーフカットにより所定形状の透かしが形成される真贋判定用シートであって、
    設定された前記透かしの形状、および設定された当該透かしを形成するためのレーザ照射に関する加工データの一部を構成する加工要素に基づいて、前記レーザ照射により前記ハーフカットで削り取る対象のうち、非照射部分を設定した所定間隔の走査での前記レーザ照射により当該設定された形状で形成される透かしと、
    所定部分に形成され、前記透かし形成における前記レーザ照射に関する透かし形成時の所定の加工要素を特定するための加工特定符号と、
    を有することを特徴とする真贋判定用シート。
  2. 請求項1記載の真贋判定用シートにおける前記ハーフカットによる透かし形成のレーザ照射に関する所定対応の加工データの一部を構成する加工要素が格納手段に格納され、真贋判定対象のシートに形成された透かしの加工要素を特定して当該シートの真贋判定を行う真贋判定方法であって、
    真贋判定対象のシートに対し、当該シートの少なくとも上記透かしおよび加工特定符号を撮像するステップと、
    撮像データに基づいて、前記加工特定符号を認識すると共に、前記透かしの形態を認識して当該透かし形成のレーザ照射に関する加工データの一部を構成する所定の加工要素を特定するステップと、
    前記認識された加工特定符号に基づいて、透かし形成時の前記予め設定されたレーザ照射に関する対応の加工要素を前記格納手段より取得するステップと、
    前記撮像データに基づいて特定した前記所定の加工要素と前記格納手段より取得した前記透かし形成の加工要素とを照合することで前記シートの真贋判定するステップと、
    を含むことを特徴とする真贋判定方法。
  3. 請求項1記載の真贋判定用シートにおける前記ハーフカットによる透かし形成のレーザ照射に関する所定対応の加工要素を特定して当該シートの真贋判定を行う真贋判定システムであって、
    前記真贋判定シートへの透かし形成の前記所定対応の加工データの一部を構成する加工要素が格納される格納手段と、
    真贋判定対象のシートに対して少なくとも前記透かしおよび加工特定符号を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像した撮像データに基づいて、前記加工特定符号および前記透かしの形態を認識し、当該透かし形態より加工要素を特定すると共に、当該認識された加工特定符号より特定される前記加工データの一部を構成する透かし形成時の加工要素を前記格納手段より取得し、互いの透かし形成のレーザ照射に関する加工要素同士を照合することで前記シートの真贋判定する真贋判定処理手段と、
    を有することを特徴とする真贋判定システム。
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