JP4003598B2 - 操舵角検出装置 - Google Patents

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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車のステアリング装置の操舵部材の操舵角を検出するための、操舵角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステアリング装置には、操舵角検出装置として回転角検出センサが設けられているものがある。通例、回転角検出センサの測定範囲は1回転(360°)以内である。一方で、操舵部材の回転角度範囲は、通例、複数回転の範囲に及ぶ。上述のような回転角検出センサを用いて、多回転の回転範囲となる操舵部材の絶対回転角を検出する回転角検出装置が提供されている。
【0003】
例えば、従来の回転角検出装置には、多回転体を取り囲む大径歯車に、相異なる歯数を持つ一対の小径歯車を噛み合わせ、各小径歯車の回転角を対応する回転角検出センサにより検出することで、小径歯車間の位相差に基づいて、絶対回転角を検出するものがある(例えば、特許文献1,2参照。)。
一方、ステアリング装置には、車輪の転舵角を検出するために、舵取り機構のラック軸にポテンショメータを設けてあるものもある(例えば、特許文献3,4参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特表平11−500828号公報
【特許文献2】
特表2001−505667号公報
【特許文献3】
特開平11−43066号公報
【特許文献4】
特開2001−191937号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1,2の回転角検出装置では、2個の回転角検出センサがともに操舵部材に設けられるので、センサのレイアウトの自由度が低くなっていた。
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、センサのレイアウトの自由度が高く、操舵部材の回転角を高精度で検出できるステアリング装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1に記載の発明は、車両の操舵部材の回転角を検出するための回転角センサと、操舵部材とは連動回転するピニオンに噛み合うラックが形成された転舵軸に生ずる径方向の撓み量を、操舵部材の回転に応じてラックおよびピニオンの噛み合いの変化によって転舵軸に生ずる周期的な変動量として検出する変動検出センサと、回転角センサおよび変動検出センサの検出信号に基づいて操舵部材の絶対回転角を演算する絶対角演算部とを備え、上記絶対角演算部は、回転角センサおよび変動検出センサの検出信号の双方がともに増加傾向である場合、および上記双方がともに減少傾向である場合は、第1の演算式を用い、回転角センサおよび変動検出センサのいずれか一方の検出信号が増加傾向であって且つ他方の検出信号が減少傾向である場合は、第2の演算式を用いて、回転角センサの検出信号から得られた検出回転角が何周期目の角度区間にあるかを特定するための段階値を求め、求められた段階値により特定された角度区間に対応する基準回転角と回転角センサの検出信号から得られた検出回転角とに基づいて上記絶対回転角を演算することを特徴とする。
この発明によれば、操舵部材の回転に伴って回転角センサにより検出される検出信号は、周期的に変動し、どの周期内での信号であるかを、変動検出センサの検出信号を用いて検出して、操舵部材の絶対回転角を精度良く検出することができる。また、変動検出センサは、転舵軸の近傍に配置できるので、センサのレイアウトの自由度が高まる。
【0007】
具体的には、ピニオンはラックを押し、これに伴い、転舵軸には撓みが生じる。このときの撓み量は、ピニオンの回転に伴うピニオンとラックとの歯同士の噛み合いによって転舵軸の径方向に生じる変位量であって、周期的に変動し、この撓み量の変動を検出して、絶対回転角の検出に利用することができる。
【0008】
また、操舵部材が多回転すると、回転角センサが高精度ではあるが操舵部材の回転角に応じて周期的に反復する検出信号を出力する。この回転角センサの検出信号がどの周期内での検出信号であるかを、上述の段階値により特定することができる。また、段階値を求める演算式は、例えば、回転角センサおよび変動検出センサの検出信号同士の差を求めるといった簡単なものにでき、信号処理を簡素化できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、上記絶対角演算部は、上記第1の演算式として下記式1を用いて、上記段階値を求め、上記第2の演算式として下記式2を用いて、上記段階値を求めることを特徴とする。
N=(DA−DB) ……式1
N=(DA+DB−W2) ……式2
ここで、Nは段階値であり、DAは回転角センサの検出回転角であり、DBは変動検出センサの検出回転角であり、W2は変動検出センサの周期である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の操舵角検出装置を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施形態の操舵角検出装置の概略構成を示す模式図であり、本操舵角検出装置が適用される車両のステアリング装置も図示されている。
図1を参照して、ステアリング装置1は、車輪2を操向するためのステアリングホイール3の動きを伝達する操舵部材としてのステアリングシャフト4と、ステアリングシャフト4を内部に通して回転自在に支持するステアリングコラム5とを有する。ステアリングシャフト4の一方の端部6にステアリングホイール3が連結され、他方の端部7にインターミディエイトシャフト8等を介して車輪2を操向するための舵取り機構9が連結される。
【0010】
舵取り機構9は、ステアリングシャフト4と連動して回動するピニオン11と、このピニオン11と噛み合うラック12が軸方向の中間部に形成された転舵軸13と、ピニオン11を回動自在に支持するハウジング14と、ハウジング14に支持され転舵軸13の両端部の近傍部分をその軸方向に摺動自在に支持する軸受部材としての環状のブッシュ15とを有している。転舵軸13の軸方向の両端部には、タイロッド16等を介して、車輪2が連結されている。ステアリングホイール3が回されると、ステアリングシャフト4、ピニオン11等が回動し、転舵軸13が軸方向に移動し、車輪2を操向することができる。
【0011】
また、ステアリング装置1は、電動パワーステアリング装置として構成され、ステアリングシャフト4にかかるトルクを検出するためのトルクセンサ19と、このトルクセンサ19からの信号や車速信号等に基づいて操舵補助力を発生させる電動モータ20と、この電動モータ20からの回転力を減速してステアリングシャフト4に伝達する減速機21とを有している。トルクセンサ19、電動モータ20、および減速機21は、ステアリングコラム5の一部となるハウジング22に支持される。電動モータ20には、回転を制御するための回転角センサ23が設けられている。この回転角センサ23は、例えば、レゾルバからなり、電動モータ20に支持され電動モータ20の回転軸の回転角を検出する。電動モータ20は、減速機21を介してステアリングシャフト4と動力伝達可能に連結されている。トルクセンサ19により検出されたトルク、車速等に応じて電動モータ20を回転させて、操舵操作に伴い生じる操舵抵抗に見合った操舵補助力を得られるようになっている。操舵補助力はステアリングシャフト4を介して舵取り機構9へ伝達される。
【0012】
本操舵角検出装置30は、ステアリングシャフト4の回転角を検出するための回転角センサ31と、ステアリングシャフト4の回転に応じて転舵軸13に生じる周期的な変動量、例えば、本実施形態では撓み量を検出するための第1の変動検出センサ32と、回転角センサ31および第1の変動検出センサ32の検出信号に基づいてステアリングシャフト4の絶対回転角を演算する絶対角演算部33とを備える。
【0013】
本操舵角検出装置30は、図2に示すように、ステアリングシャフト4の回転角を回転角センサ31に伝達するための伝達機構として、ステアリングシャフト4の周囲に同軸上に配置されステアリングシャフト4と一体回転する第1の歯車35と、この第1の歯車35に噛み合う第2の歯車36とを有する。第2の歯車36は、ステアリングコラム5に取り付けられる支持部材37に回動自在に支持される。第1および第2の歯車35,36は平歯車からなる。第1および第2の歯車35,36のギヤ比は、例えば、18:19に設定される。ここで、ギヤ比の値またはその逆数は、非整数値とするのが好ましく、これにより、回転角センサ31および第1の変動検出センサ32の検出信号同士の組合せを、ステアリングシャフト4の回転角に対して一義的に決めることができるので、絶対回転角を検出するのに好ましい。
【0014】
回転角センサ31は、互いに相対変位する固定部39と可動部40とを有する。回転角センサ31は、例えば、磁気式の回転角センサであり、固定部39は、例えば、磁気抵抗素子を含むセンサ本体からなり、可動部40は、例えば、磁石からなる。回転角センサ31の可動部40は、第2の歯車36の端面に一体回転可能に固定される。固定部39は可動部40の近傍に対向して配置され、支持部材41を介してステアリングコラム5に固定される。
【0015】
回転角センサ31の検出信号は、固定部39と可動部40との相対位置に応じて変化するようになっており、第2の歯車36の所定回転角(例えば、180°)ごとに周期的に変化する。第1および第2の歯車35,36を介することにより、回転角センサ31の検出信号は、図5Bに示すように、ステアリングシャフト4の第1の所定回転角W1、例えば、190°ごとに周期的に変動する。各周期内において、回転角センサ31の検出信号は、ステアリングシャフト4の一方の向き(例えば、右回り)の回転角変化に対して直線状に単調増加する。
【0016】
第1の変動検出センサ32は、図3に示すように、互いに相対変位する固定部43と可動部44とを有する。第1の変動検出センサ32は、例えば、磁気式の変位センサであり、固定部43は、例えば、磁気抵抗素子を含むセンサ本体からなり、ハウジング14に支持される。ハウジング14は、支持部材45を介して磁石46を支持し、可動部44と対向する側となる磁石46の面に、固定部43が取り付けられる。可動部44は、例えば、転舵軸13に設けられた被検出部としての被検出面からなる。この被検出面は、転舵軸13の軸方向に平行に真直に延びる平坦面からなり、転舵軸13のストローク量に対応する長さで、ピニオン11の回転軸線と平行に、例えば、ラック12以外となる転舵軸13の部分に形成される。
【0017】
転舵軸13は、がたつきを防止するため、ピニオン11と反対側の面(背面)を、図示しない支持部材を介してばね等の弾性部材によりピニオン11に向けて付勢されている。その結果、転舵軸13とピニオン11とは押圧状態にあり、転舵軸13には、ピニオン11から遠ざかる方向に撓みが生じる。このときの撓み量は、ピニオン11の回転に伴い周期的に変動する。具体的には、ピニオン11とラック12との対応する歯同士が順次に噛み合うごとに、撓み量が変動する。これに伴い、第1の変動検出センサ32の可動部44と固定部43とが相対変位し、その間の隙間量47が変化する結果、固定部43からの検出信号が変化する。この検出信号の変化から、可動部44の相対変位量、例えば、本実施形態ではピニオン11とラック12とが並ぶ方向に平行となる転舵軸13の径方向(矢印R参照)に沿う撓み量を検出することができる。撓み量の変動を検出することにより、絶対回転角の検出に利用できる。
【0018】
第1の変動検出センサ32の検出信号は、転舵軸13の径方向R(図3参照)の撓みに応じた信号であり、図5Aに示すように、ピニオン11の1ピッチに対応する回転角度ごとに、また、ステアリングシャフト4の第2の所定回転角W2ごとに周期的に変動する。各周期内において、第1の変動検出センサ32の検出信号は、ステアリングシャフト4の一方の向き(例えば右回り)の回転角変化に対して略直線状に増加した後、略直線状に減少する。第1の変動検出センサ32の検出信号は、増加する場合と減少する場合とで、回転角変化に対する傾きの絶対値が等しく且つ符号が逆になっている。第1の変動検出センサ32の検出信号は、最大値を挟んで、一方の向きの回転角変化に対する増加する場合のグラフと減少する場合のグラフとがつながり、これら2つのグラフは上述の最大値を通る対称軸(図5AのTJ参照)に対して対称形となっている。
【0019】
第2の所定回転角W2は、例えば、ステアリングシャフト4とピニオン11とが一体回転する場合、ピニオン11の1ピッチに対応する回転角と等しくなり、ピニオン11が5枚歯の場合には72°となる。
ステアリングシャフト4が多回転すると、回転角センサ31が高精度ではあるがステアリングシャフト4の回転角に応じて周期的に反復する検出信号(図5B参照)を出力する。しかし、この検出信号は、反復するので、どの周期の信号か、すなわち、第1の所定回転角W1の幅の複数の角度区間のうちのどの角度区間の信号かが判らない。絶対角演算部33により、ステアリングシャフト4の回転に伴って回転角センサ31により検出される検出信号が、どの周期内での信号であるかを、第1の変動検出センサ32の検出信号(図5A参照)を用いて検出し、ステアリングシャフト4の絶対回転角を精度良く検出することができる。
【0020】
絶対角演算部33は、例えば、マイクロコンピュータ等を含む信号処理用の電気回路により構成される。絶対角演算部33には、回転角センサ31からの検出信号および第1の変動検出センサ32からの検出信号が入力される。絶対角演算部33では、予め記憶されたプログラムに基づいて、ステアリングシャフト4の絶対回転角を演算する以下の信号処理が実行される。
図4のフローチャートおよび図5のグラフ図を参照し、絶対角演算部33による信号処理を説明する。
【0021】
イグニッションキースイッチが操作される等の所定の開始操作に応答して、信号処理が開始される(ステップS1)。
先ず、回転角センサ31による回転角の検出と、第1の変動検出センサ32による撓み量の検出とが同時に行われる。そして、回転角センサ31および第1の変動検出センサ32から検出信号を読み込む(ステップS2)。読み込まれた検出信号はメモリに記憶される。
【0022】
所定時間の経過後(ステップS3)に、再度、ステップS2と同様に、回転角センサ31および第1の変動検出センサ32により検出を行い、これらから検出信号を読み込む(ステップS4)。
前回の読み込み操作、例えば、ステップS2の操作により読み込まれて記憶されている検出信号および今回のステップS4で読み込んだ検出信号とを比較して、回転角センサ31および第1の変動検出センサ32の検出信号の変動の傾向の組合せが同じか異なるかを判断する(ステップS5)。すなわち、回転角センサ31の検出信号について、記憶された前回の値よりも新たに読み込んだ今回の値が大きく、増加傾向にあり、且つ第1の変動検出センサ32の検出信号について、記憶された前回の値よりも読み込まれた今回の値が大きく、増加傾向にある場合には、両センサ31,32の検出信号の変動の傾向の組合せは同じと判る。また、回転角センサ31の検出信号が減少傾向にあり、且つ第1の変動検出センサ32の検出信号が減少傾向にある場合にも、両センサ31,32の検出信号の変動の傾向の組合せは同じと判る。また、回転角センサ31の検出信号が減少傾向にあり且つ第1の変動検出センサ32の検出信号が増加傾向にある場合や、逆に、回転角センサ31の検出信号が増加傾向にあり且つ第1の変動検出センサ32が減少傾向にある場合には、両センサ31,32の検出信号の変動の傾向の組合せは異なると判る。
【0023】
絶対角演算部33は、回転角センサ31および第1の変動検出センサ32の検出信号の変動の傾向の組合せに応じた第1および第2の演算式を用いて、回転角センサ31および第1の変動検出センサ32の検出信号から、回転角センサ31の検出信号が何周期目にあるかを特定するための段階値Nを求める(ステップS6,7,8)。
すなわち、傾向の組合せが同じ場合(ステップS6でYES)には、第1の演算式を用いる(ステップS7)。第1の演算式は、
N=DA−DB
である。ここで、Nは、段階値である。DAは、回転角センサ31の検出回転角である。DBは、第1の変動検出センサ32の検出回転角である。また、検出回転角DA,DBは、ステップS4で読み込んだ対応する検出信号から求められ、各センサ31,32からの検出信号を、ステアリングシャフト4の回転角のスケールに合わせたものであり、図5Cに実線DAと破線DBで示すようになる。検出回転角DA,DBでは、ステアリングシャフト4の回転角の変化に対する変化量は、ステアリングシャフト4の回転角の変化量と等しくなる。検出回転角DAは、0°から第1の所定回転角W1までの間の値を変化する。検出回転角DBは、0°から第2の所定回転角W2の半分の値までの間の値を変化する。また、検出回転角DA,DBは、上述の各センサ31,32からの検出信号の特徴をも同様に有している。
【0024】
変動の傾向が同じになるとき、図5Cに示す両検出回転角DA,DBのグラフは重なるかまたは平行となり、段階値Nは、第2の所定回転角W2の幅の角度区間、例えば、区間E1,E2ごとに決まる一定値となる。例えば、ステアリングシャフト4の回転角が角度区間E1にあり、変動の傾向が同じになるとき(例えば、区間E1の点P)には、第1の演算式により得られる段階値Nは、N=N1となる。同様に、ステアリングシャフト4の回転角が角度区間E2にあるときには、N=N2となる。このように、ステアリングシャフト4の回転角の角度区間E1,E2,…ごとに、段階値Nは互いに異なる値N1,N2,…を取る。
【0025】
また、傾向の組合せが異なる場合(ステップS6でNO)には、第2の演算式を用いる(ステップS8)。第2の演算式は、
N=DA+DB−W2
である。
変動の傾向が異なるとき、両検出回転角DA,DBのグラフの傾きは正負逆でその絶対値が相等しくなるので、第2の演算式を用いることにより、変動の傾向が同じときと同様にして、段階値Nは角度区間内で一定となる。例えば、ステアリングシャフト4の回転角が区間E1にあり、変動の傾向が異なるとき(区間E1の点Q参照)には、第2の演算式により得られる段階値Nは、N=N1となる。同様に、ステアリングシャフト4の回転角の区間E1,E2,…ごとに、段階値Nは互いに異なる値N1,N2,…を取る。
【0026】
次に、上述のようにして求められた段階値Nから、ステップS4で検出した各検出信号が、回転角センサ31の検出信号の周期的な変動の何周期目にあるかを求める(ステップS9)。
例えば、図5B,図5Dに示すように、回転角センサ31の検出信号のいわゆる周期となる角度の幅W1の一つの角度区間に対しては、複数の段階値Nが対応するが、各段階値Nは、ただ一つの角度区間にのみ対応する。例えば、第1の所定回転角W1の幅となり回転角が値A1から値A2までの間の第1角度区間F1では、段階値Nは、複数、例えば、3つの値N1,N2およびN3をとる。また、回転角が値A2から値A3までの間の第2角度区間F2では、段階値Nは、複数、例えば、4つの値N4,N5,N6,N7をとる。従って、段階値Nの値から、この値に対応する角度区間が一義的に決まり、ステップS4で検出された回転角センサ31からの検出信号が、どの角度範囲に対応する信号であるかが判る。段階値Nの値と各角度区間との対応付けは、例えば、予め記憶されたデータテーブルに照らし合わせることによりなされる。
【0027】
次に、上述のように求められた段階値Nにより特定されたいわゆる周期、すなわち、角度区間に対応する基準回転角と回転角センサ31の検出信号から得た検出回転角に基づいて絶対回転角を演算する(ステップS10)。
例えば、ステアリングシャフト4が回転角Pのときに絶対回転角を検出する場合を考える。ステップS4で検出された検出信号により、変動の傾向が同じと分かり、第1の演算式を用いて、段階値Nの値N1が求まる。これにより、検出された検出信号は、第1角度区間F1にあることが分かる。この第1角度区間F1に対応する基準回転角、例えば、角度区間内の最小の回転角である値A1が絶対回転角で求められる。求められた基準回転角(例えばA1)と、回転角センサ31の検出された検出信号から得る検出回転角(例えば値P)、との和から、絶対回転角が求められる。そして、次の処理のために、ステップS4で読み込まれた検出信号はメモリに記憶される。
【0028】
以後、イグニッションキースイッチの操作等の所定の終了操作がなされるまで、所定時間ごとに上述のステップS4〜ステップS10までの処理が繰り返し行われる。この際、ステップS5では、前回の検出信号として、ステップS2で読み込まれて記憶されている検出信号に代えて、上述のステップS10で記憶された検出信号を用いる。
このように、周期的に反復する回転角センサ31の検出信号がどの周期内での検出信号であるかを、上述の段階値Nにより特定することができる。従って、ステアリングシャフト4の絶対回転角を精度良く検出することができる。
【0029】
また、段階値Nを求める演算式は、例えば、回転角センサ31および第1の変動検出センサ32の検出信号から得る検出回転角同士の差を求めるといった簡単なものにでき、信号処理を簡素化できる。
また、回転角センサ31の検出信号のいわゆる周期となる第1の所定回転角W1と、第1の変動検出センサ32の検出信号のいわゆる周期となる第2の所定回転角W2との最小公倍数が、ステアリングシャフト4の操作可能範囲を示す角度よりも大きくなるように、第1および第2の所定回転角W1,W2が互いに異なって設定される。これにより、ステアリングシャフト4の操作範囲内では、回転角センサ31および第1の変動検出センサ32の検出信号同士の組合せを、ステアリングシャフト4の回転角に対して一義的に決めることができるので、絶対回転角を検出するのに好ましい。
【0030】
なお、回転角センサ31は、減速機構等の上述の伝達機構を介してステアリングシャフト4の回転角を検出するものに限定されず、要は、ステアリングホイール3と連動して回動する操舵部材、例えば、ステアリングシャフト4、インターミディエイトシャフト8、ピニオン11等の回転角を直接にまたは間接に検出するものであればよい。例えば、上述の第1の実施形態の回転角センサ31に代えて、電動モータ20用の回転角センサ23、および後述する第2の変動検出センサ50の何れかを用いることができる。
【0031】
6に示す本発明の第2の実施形態の操舵角検出装置30では、電動モータ20用の回転角センサ23と、第1の変動検出センサ32と、絶対角演算部33とを用いている。また、図7に示す参考例としての操舵角検出装置30では、第2の変動検出センサ50と、第3の変動検出センサ51と、絶対角演算部33とを用いている。なお、以下の説明では、上記実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については説明を省略して同じ符号を付しておく。
【0032】
回転角センサ23は、図6に示すように、操舵補助用の電動モータ20の回転軸の回転制御用のもので、操舵補助用の減速機21を介して、ステアリングシャフト4の回転角を検知することができる。回転角センサ23の検出信号は周期的に変動し、例えば、電動モータ20の回転軸が所定角度、例えば、180°回転するごとに周期的に変動する。この角度に減速機21を介して対応するステアリングシャフト4の回転角ごとに回転角センサ23の検出信号は変動し、変動の周期以外の点では回転角センサ31の検出信号と同様である。
【0033】
電動モータ20の回転制御用に通例設けられる回転角センサ23を、絶対回転角の検出のために兼用できるので、第2の実施形態では、ステアリング装置1としての構造を簡素化できる。また、操舵補助用の減速機21の減速比を適宜設定することにより、上述の第1および第2の歯車35,36のギヤ比の値を非整数値とすることによる効果を同様に得ることもできる。
第2の変動検出センサ50は、図7および図8に示すように、第1の変動検出センサ32の固定部43と同様の固定部54と、この固定部54に対向して設けられる可動部55とを有する。可動部55は、転舵軸13に設けられた被検出部としての被検出面からなり、この被検出面は、転舵軸13の軸方向に対して一方の向きに直線状に傾斜する複数の傾斜面(一つの面を実線で他の面を一点鎖線で図示)にて構成されている。これら傾斜面は、図8に示すように転舵軸13に凸状に設けられてもよいし、図9に示すように凹状に設けられてもよい。ステアリングシャフト4が回り、転舵軸13が軸方向に移動すると、可動部55の被検出面と固定部54との間隔が変化する。この間隔の変化が、第2の変動検出センサ50により検出される。転舵軸13の軸方向に沿って測る可動部55のひとつの傾斜面の長さに相当する距離を転舵軸13が移動するごとに、第2の変動検出センサ50の検出信号は周期的に変動する。変動の周期以外の点では、第2の変動検出センサ50の検出信号は、回転角センサ31の検出信号と同様のものである。
【0034】
また、第2の変動検出センサ50を、転舵軸13の端部近傍に配置し、その固定部54を、図10および図11に示す保持部材60により保持してもよい。
保持部材60は、環状のブッシュ15の内周61と、転舵軸13の断面異形部との間に収容され、内周61と転舵軸13の一対の摺動部62との間に挟持される。転舵軸13の断面異形部は、断面略3角形形状の第1半部63と、断面略半円状の第2半部64とを有している。第2半部64は、ブッシュ15の内周61に摺動自在に沿う摺動部としての外周面65を有する。第1半部63は、上述の摺動部62を有し、この摺動部62は、ブッシュ15の内周61との間に距離を開けて配置され軸方向に延びる平坦な一対の平面を含む。ブッシュ15には、内周61と外周67とを挿通する挿通孔68が形成され、この挿通孔68を通して第2の変動検出センサ50の固定部54を保持部材60に取り付けてある。
【0035】
保持部材60は、ブッシュ15の内周61に接する断面円弧形状の第1の当接部71を有する。第1の当接部71は、ブッシュ15により転舵軸13の軸方向についての転舵軸13に対する移動を規制される。また、保持部材60は、転舵軸13に設けられる一対の摺動部62に軸方向に摺動自在に接する第2の当接部72と、転舵軸13の軸方向と交差する方向について転舵軸13と第2の変動検出センサ50の固定部54との相対移動を規制するように第2の変動検出センサ50の固定部54を保持する保持部としての取付孔73とを有している。取付孔73は、第2の変動検出センサ50の可動部55に対向して形成され、第2の変動検出センサ50の固定部54を位置決めする。
【0036】
保持部材60は、ブッシュ15の内周61と転舵軸13の摺動部62との間に介在することにより、転舵軸13に対して接近および離反する向きの第2の変動検出センサ50の固定部54の変位を防止して、仮に転舵軸13が径方向に変位してもこの変位に固定部54が追従できるようにし、第2の変動検出センサ50の固定部54と転舵軸13とを高精度に位置決めできる。また、転舵軸13は、ブッシュ15により転舵軸13の軸方向と直交する方向の変位を規制されるので、絶対回転角の検出のための転舵軸13における可動部55の変動を検出するのに好ましい。
【0037】
保持部材60は、転舵軸13の断面異形部と接することにより、転舵軸13の軸線の回りの転舵軸13と第2の変動検出センサ50の固定部54との相対回動を規制し、第2の変動検出センサ50の固定部54と転舵軸13とをより一層高精度に位置決めできる。
第2の変動検出センサ50では、ラック12とピニオン11とが並ぶ方向と直交する方向に沿って、第2の変動検出センサ50の固定部54と可動部55とが並んで配置されることが好ましい。これにより、ピニオン11との噛み合いに伴う転舵軸13の撓みの影響を検出信号が受け難くすることができ、より一層高精度な検出ができる。
【0038】
図7および図8を参照する。第3の変動検出センサ51は、第1の変動検出センサ32の固定部43と同様の固定部75と、この固定部75に対向して設けられる可動部76とを有する。可動部76は、被検出部としてのラック12からなり、傾きが交互に逆になる複数の傾斜面(ラック歯の歯面となる)を含み、傾きが互いに逆の傾斜面が転舵軸13の移動方向に沿って交互に並ぶ断面波形となる。固定部75は、ラック12の歯の頂部と対向して配置される。第3の変動検出センサ51は、ラック12の歯と固定部75との間隔の変化を検出する。ラック12の歯のピッチに相当する距離を転舵軸13が軸方向に移動するごとに、第3の変動検出センサ51の検出信号は周期的に変動する。変動の周期以外の点では第3の変動検出センサ51の検出信号は第1の変動検出センサ32の検出信号と同様のものである。第3の変動検出センサ51では、可動部76にラック12を利用できるので、可動部76を別途設けずにすむ。
【0039】
このように本発明の実施形態および参考例によれば、舵取り機構9に設けた上述のセンサ32,50,51を利用して、ステアリングシャフト4の絶対回転角を高精度に検出できる。
また、第1、第2および第3の変動検出センサ32,50,51は、転舵軸13の近傍に配置できるので、各センサ32,50,51のレイアウトがステアリングシャフト4のレイアウトに規制されずに済み、各センサ32,50,51のレイアウトの自由度が高まる。また、各センサ32,50,51の組み付けの自由度を高くできる。
【0040】
また、上述の各センサ31,32,50,51は安価に構成できる。
また、第1および第2の歯車35,36の減速比を適宜調節することにより、絶対回転角の検出可能な角度範囲を調節できる。
なお、上述の各回転角センサ31,23および各変動検出センサ32,50,51は、上述のものに限定されない。例えば、ホールセンサを用いた磁気式や光電式のセンサ、ポテンショメータ等の公知の回転角センサおよび変位センサを利用できる。また、回転角センサとしては、可動部と固定部との相対変位量を検出するインクリメンタルタイプでもよいし、可動部と固定部との絶対位置変化を検出するアブソリュートタイプでもよいが、後者が好ましい。
【0041】
なお、絶対角演算部33での絶対回転角を求めるための信号処理として回転角センサ31の検出信号に基づいて絶対回転角を求める例を説明したが、第1の変動検出センサ32の検出信号に基づいて絶対回転角を求めてもよい。
また、本操舵角検出装置30は、コラムタイプの電動パワーステアリング装置1に限らず、他のタイプのパワーステアリング装置や、操舵補助力を得られないマニアルタイプのステアリング装置に適用してもよい。その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の操舵角検出装置と、これを適用したパワーステアリング装置の概略構成を示す模式図。
【図2】図1に示す操舵角検出装置の回転角センサとこれに関連するステアリング装置の部分を示す一部断面正面図。
【図3】図1に示す操舵角検出装置の変動検出センサとこれに関連するステアリング装置の部分を示す一部断面図。
【図4】図1に示す操舵角検出装置の絶対角演算部での信号処理のフローチャート。
【図5】図5は、図1に示す操舵角検出装置の絶対角演算部で扱う信号とステアリングシャフトの回転角との関係を示すグラフ図である。図5Aは、第1の変動検出センサの検出信号とステアリングシャフトの回転角との関係を示し、横軸にステアリングシャフトの回転角を、縦軸に検出信号の強さをとる。図5Bは、回転角センサの検出信号とステアリングシャフトの回転角との関係を示し、横軸にステアリングシャフトの回転角を、縦軸に検出信号の強さをとる。図5Cは、第1の変動検出センサおよび回転角センサの検出信号を絶対角演算部で処理して得られた2つの検出回転角と、ステアリングシャフトの回転角との関係を示し、横軸にステアリングシャフトの回転角を、縦軸に2つセンサの検出回転角をとる。図5Dは、段階値とステアリングシャフトの回転角との関係を示し、横軸にステアリングシャフトの回転角を、縦軸に段階値をとる。
【図6】本発明の第2の実施形態の操舵角検出装置と、これを適用したパワーステアリング装置の概略構成を示す模式図。
【図7】 参考例としての操舵角検出装置を適用したパワーステアリング装置の概略構成を示す模式図。
【図8】図7に示す操舵角検出装置の第2の変動検出センサおよび第3の変動検出センサの概略構成を示す模式図である。
【図9】図8に示す操舵角検出装置の変形例を示す模式図。
【図10】図8と異なるレイアウトとする場合の操舵角検出装置の第2の変動検出センサ、ブッシュ、保持部材および転舵軸の断面図。
【図11】図10に示す第2の変動検出センサ、ブッシュ、保持部材および転舵軸の分解斜視図。
【符号の説明】
4 ステアリングシャフト(操舵部材)
11 ピニオン
12 ラック
13 転舵軸
23 回転角センサ
30 操舵角検出装置
31 回転角センサ
32 第1の変動検出センサ
33 絶対角演算
1,A2,A3,… 回転角(周期に対応する基準回転角)
N 段階値

Claims (2)

  1. 車両の操舵部材の回転角を検出するための回転角センサと、
    操舵部材とは連動回転するピニオンに噛み合うラックが形成された転舵軸に生ずる径方向の撓み量を、操舵部材の回転に応じてラックおよびピニオンの噛み合いの変化によって転舵軸に生ずる周期的な変動量として検出する変動検出センサと、
    回転角センサおよび変動検出センサの検出信号に基づいて操舵部材の絶対回転角を演算する絶対角演算部とを備え
    上記絶対角演算部は、回転角センサおよび変動検出センサの検出信号の双方がともに増加傾向である場合、および上記双方がともに減少傾向である場合は、第1の演算式を用い、回転角センサおよび変動検出センサのいずれか一方の検出信号が増加傾向であって且つ他方の検出信号が減少傾向である場合は、第2の演算式を用いて、回転角センサの検出信号から得られた検出回転角が何周期目の角度区間にあるかを特定するための段階値を求め、
    求められた段階値により特定された角度区間に対応する基準回転角と回転角センサの検出信号から得られた検出回転角とに基づいて上記絶対回転角を演算することを特徴とする操舵角検出装置。
  2. 請求項1に記載の操舵角検出装置において、
    上記絶対角演算部は、上記第1の演算式として下記式1を用いて、上記段階値を求め、上記第2の演算式として下記式2を用いて、上記段階値を求めることを特徴とする操舵角検出装置。
    N=(DA−DB) ……式1
    N=(DA+DB−W2) ……式2
    ここで、Nは段階値であり、DAは回転角センサの検出回転角であり、DBは変動検出センサの検出回転角であり、W2は変動検出センサの周期である。
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