JP4002633B2 - Travel lock mechanism for walking type work vehicle - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＨＳＴ式変速装置によって走行変速して駆動する除雪機や管理機等の歩行型作業車において、走行ロックレバーをロック位置とすると、走行クラッチが「入」とならず、走行ロックレバーが「入」のときは走行ロックレバーがロック位置とできないようにする技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、走行クラッチレバーを回動することによって、走行クラッチを「入」「切」操作することができ、ブレーキレバーを回動することによって駐車ブレーキを「入」「切」できるようにした除雪機や管理機等の歩行型作業車は公知となっている。また、エンジンからの動力をＨＳＴ式変速装置によって無段階に変速して走行装置を駆動する技術も公知となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の歩行型作業車において、格納時や作業終了時にブレーキレバーを「入」側に回動して駐車ブレーキをかけた状態のときに、再度走行するためにブレーキレバーを「切」側に回動するのを忘れて、そのまま走行クラッチレバーを「入」側に回動することがある。このような場合、駐車ブレーキの効きがゆるい場合には引きずりながら走行することになり、ブレーキ装置を傷めてしまい、走行駆動部も負荷が掛かった状態となり走行もスムーズにできず、また、オペレーターが離れても走行してしまうと暴走の可能性もある。逆に、走行時に走行クラッチレバーを「切」側に回動せずにブレーキレバーを回動する場合も同様に、負荷が大きくなり、ブレーキを傷めてしまうのである。特に、ＨＳＴ式変速装置の場合、ブレーキレバーが「入」側のときに走行クラッチレバーを「入」側にすると、走行装置がロックされているにもかかわらず、ＨＳＴ式変速装置が回動するので、ＨＳＴ式変速装置に負荷がかかり装置を傷めてしまうのである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明が解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
エンジン（Ｅ）からの動力を走行用ベルトテンション式クラッチを介して変速装置に伝え、該変速装置より走行駆動軸（１１）を駆動する歩行型作業車において、該走行用ベルトテンション式クラッチの走行用テンションアーム（４３）を「切」位置で保持するテンションアームロック機構と、該変速装置と走行駆動軸の間の動力伝達経路の回転を止める駆動軸ロック機構を設け、両ロック機構を運転操作部近傍に設けた走行ロックレバー（７０）により、同時にロック操作可能に連動連結し、該テンションアームロック機構におい て、前記走行ロックレバー（７０）がロック位置のときには、走行クラッチレバー（２１）を「入」位置にすることを許容せず、また、該走行クラッチレバー（２１）が「入」位置のときには、前記走行ロックレバー（７０）をロック位置にすることを許容しない構成としたものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明の走行ロック機構を除雪機に適用した実施例を説明する。図１は除雪機の全体側面図、図２は同じく斜視図、図３は走行クラッチレバーと除雪クラッチレバーの連結部の分解斜視図、図４は除雪クラッチレバーを「入」状態に保持した機構の側面図、図５はベルトテンションクラッチ部分の側面図、図６は同じく正面図、図７はロック機構の側面図、図８は同じく斜視図である。
【０００６】
図１、図２において除雪機の全体構成から説明する。走行フレーム１の前部に除雪部Ａが配設されており、走行フレーム１前端にブロアを収納したブロアカバー６を連設し、該ブロアカバー６の上部に左右回動可能に投雪シュート７を突出し、該投雪シュート７は運転操作部Ｂの側部の投雪左右変更ハンドル２３を回動することにより、投雪シュート７を回動して排雪方向を変更できるようにしている。該投雪シュート７の上端には先端投雪シュート７ａが設けられ、該先端投雪シュート７ａは上下方向に回動でき、運転操作部Ｂの投雪上下変更レバー２０と連結されて、該投雪上下変更レバー２０を回動することによって先端投雪シュート７ａが上下方向に変更されて、投雪距離を調節することができる。
【０００７】
前記ブロアカバー６の前端にはオーガカバー８が設けられ、該オーガカバー８内に掻込オーガ２４が横設され、該掻込オーガ２４と前記ブロアは同時に駆動されて、掻込オーガ２４の回動によって雪を砕いて中央側へ掻き込み、ブロアによって上方へ吹き飛ばし、投雪シュート７によってガイドされて任意の方向へ排出できるようにしている。前記オーガカバー８の後部両側にはステー９・９を介して接地ローラー１０・１０が配置され、除雪部Ａが一定高さに維持されるようにしている。
【０００８】
前記走行フレーム１の両側後部より斜め後上方に、ループ式のハンドル４が突出され、該ハンドル４の上部の間に操作ボックス５が配置され、その両側上に走行クラッチレバー２１と除雪クラッチレバー２２が配設され、該走行クラッチレバー２１の後部はハンドル４の形状に合わせて平面視略Ｌ字状に構成され、走行クラッチレバー２１と除雪クラッチレバー２２は握っているときのみ作動し、放すと停止するデッドマンクラッチレバーとしている。前記操作ボックス５上にはアクセルレバー１７、走行変速レバー１８、除雪高さ調節レバー１９、投雪上下変更レバー２０が配設されている。
【０００９】
そして、図３に示すように、前記走行クラッチレバー２１と除雪クラッチレバー２２は前記操作ボックス５の側面に軸支した走行クラッチ軸２５と除雪クラッチ軸２６上の外側端にそれぞれ固定され、該走行クラッチ軸２５と除雪クラッチ軸２６は同一軸心上に配置され、操作ボックス５内の走行クラッチ軸２５上にはボス２７が固定され、該ボス２７より突出したアーム２７ａに連結金具２８が枢支され、該連結金具２８の他端が連結ロッド２９に固定され、該連結ロッド２９下端はバネを介して回動アーム３０に枢支され、該回動アーム３０は後述する連結シャフト３９を介して除雪用ベルトテンションアームに連結されている。
【００１０】
また、前記操作ボックス５内の除雪クラッチ軸２６上にはボス３１が固定され、該ボス３１より突出したアーム３１ａに連結金具３２が枢支され、該連結金具３２に係合プレート３３が枢支され、該係合プレート３３の一端にベアリング３４が回転自在に支持され、該係合プレート３３の他端にバネ３５が係止されている。また、前記連結金具３２の他端が連結ロッド３６に固定され、該連結ロッド３６下端はバネを介して回動アーム３７に枢支され、該回動アーム３７は後述する連結シャフト４０等を介して走行用ベルトテンションアームに連結されている。
【００１１】
一方、前記走行クラッチ軸２５上の内端側の、前記ベアリング３４の位置に合わせて切欠２５ａが形成されて、走行クラッチレバー２１を握ると走行し、除雪クラッチレバー２２を握ると前記除雪部Ａが駆動され、走行クラッチレバー２１と除雪クラッチレバー２２を握った状態では、図４に示すように、前記走行クラッチ軸２５上の切欠２５ａにベアリング３４が当接して係合され、除雪クラッチレバー２２から手を放しても除雪クラッチはベアリング３４が切欠２５ａに当接していて「切」側に戻ることができず作動された状態のままに維持され、走行クラッチレバー２２を放すと、バネ３５の付勢力によって除雪クラッチを「切」側へ回動して除雪作業を停止するようにしている。勿論、走行クラッチレバー２１が「切」側のときは、除雪クラッチレバー２２を握ってもベアリング３４は切欠２５ａに係合できず（図４の二点鎖線）、握っているときのみ作動させることができる。
【００１２】
また、図１に示すように、前記走行フレーム１の上部にエンジンＥが載置され、エンジンＥの前部にはベルトカバー３が配置されて、後述するベルトテンション式クラッチを収納し、走行フレーム１の前部内にはＨＳＴ式変速装置２が収納されて、エンジンＥからの動力が除雪部Ａ及びＨＳＴ式変速装置２にベルトテンション式クラッチを介して伝達できるようにしている。前記ＨＳＴ式変速装置２はミッションケース内に一体的に設けられ、該ミッションケースより両側へ突出した駆動軸１１は、走行フレーム１及びトラックフレーム１２を左右に貫通して支持され、該駆動軸１１の各軸端に駆動スプロケット１３が固設され、トラックフレーム１２の後部の従動軸１４上に従動スプロケット１５を回転自在に軸支し、該従動スプロケット１５と前記駆動スプロケット１３の間にクローラー１６を巻回している。前記トラックフレーム１２の後端にバネで付勢された連結ロッド３８を連結し、該連結ロッド３８の他端は前記操作ボックス５上の除雪高さ調節レバー１９と連結され、該除雪高さ調節レバー１９を回動することによって、駆動軸１１を中心に機体を前後傾斜させて除雪高さを変更できるようにしている。
【００１３】
また、前記ベルトテンション式走行クラッチを作動せるために、図５、図６に示すように、前記回動アーム３０のボス部３０ａは連結シャフト４０の後端に固設され、該連結シャフト４０は走行フレーム１に回転自在に前後方向に支持され、該連結シャフト４０の前端にアーム４１が固定され、該アーム４１に連結ロッド４２が枢支され、該連結ロッド４２は左右方向に配置され他端に走行用テンションアーム４３の中途部が枢支されている。該走行用テンションアーム４３の上端にテンションプーリー４４が回転自在に枢支され、該テンションプーリー４４はエンジンＥの出力軸４５上に固設した出力プーリー４６ａと、ＨＳＴ式変速装置２の入力軸上に固設した入力プーリー４７ａの間に巻回したベルト４８に当接するように配設している。前記走行用テンションアーム４３の他端は走行フレーム１より左右方向内側に突設したブラケット５０に枢軸５１によって枢支され、バネ５７によって走行クラッチ「切」側に付勢されている。
【００１４】
このようにして、前記走行クラッチレバー２１を握ると、連結ロッド２９が引き上げられて、回動アーム３０、連結シャフト４０、アーム４１が回動されて、連結ロッド４２が引っ張られ、走行用テンションアーム４３が回動されて、テンションプーリー４４がベルト４８に当接して緊張し、エンジンＥからの動力を出力プーリー４６ａからベルト４８、入力プーリー４７ａを介してＨＳＴ式変速装置２に伝えて走行駆動できるようにしている。
【００１５】
また、前記ブラケット５０には前記連結シャフト３９の前部が枢支され、該連結シャフト３９の前端には除雪用テンションアーム５２が固設され、該除雪用テンションアーム５２の上端にテンションプーリー５３が回転自在に枢支され、前記出力軸４５に固設した出力プーリー４６ｂと、前記ブロアの入力軸上に固設した入力プーリー４７ｂの間に巻回したベルト４９に、前記テンションプーリー５３が当接できるようにしている。そして、前記除雪用テンションアーム５２の基部からテンションプーリー５３と反対方向にプレート５２ａが突設され、該プレート５２ａのベルト４９側面に制動パッド５４が固設されている。
【００１６】
このようにして、除雪クラッチレバー２２を握ると、連結ロッド３６が引き上げられて、回動アーム３７、連結シャフト３９、除雪用テンションアーム５２が回動されて、テンションプーリー５３がベルト４９に当接して緊張し、エンジンＥからの動力を出力プーリー４６ｂからベルト４８、入力プーリー４７ｂを介して除雪部Ａに伝えて、掻込オーガ２４を回動して、雪を掻き込んでブロア側へ送り、該ブロアによって上方へ雪を吹き飛ばし、投雪シュート７によって投雪方向が定められて排出するのである。そして、除雪クラッチレバー２２を放すと、テンションプーリー５３はベルト４９から離れて、図６において、除雪用テンションアーム５２は左方向に回動し、プレート５２ａに固設した制動パッド５４がベルト４９に当接して、ベルト４９の回転を制動して、除雪部Ａの回動が速やかに停止するようにしている。なお、図６における、レバー５５は中央部がブラケット５０に枢支され、レバー５５の他端はＨＳＴ式変速装置２の閉回路の圧油を開放するバルブの先端５６に連結され、このバルブで閉回路内の圧油を開放することによって、駆動軸１１を回転自在として、エンジンＥを作動することなく、機体を移動させたりすることができるようにしている。
【００１７】
また、前記走行用テンションアーム４３の回動基部の側面には、図８に示すように、扇形のロックプレート６０が固設されてロック機構を構成しており、該ロックプレート６０の外周部には切欠６０ａが形成され、走行クラッチ「切」の状態でロックピン６１が切欠６０ａに嵌入できるようにし、走行用テンションアーム４３の回動を規制できるようにし、走行クラッチ「入」の状態でロックピン６１が、ロックプレート６０に当たり嵌入出来ない。但し、ロックプレート６０は扇形に限定するものではなく、ロックピン６１が嵌入できるものであれば、切欠６０ａに限定せず、凹部や孔等であってもよい。前記ロックピン６１は、図７、図８に示すように、側面視Ｌ字状に構成されて、垂直部分がストッパー連結ロッド６２の先端に固定され、該ストッパー連結ロッド６２の前部には左右方向に貫通された長孔６２ａが前後方向に開口され、該ストッパー連結ロッド６２前部にバネ６３を外嵌して、前記長孔６２ａにピン６４を挿入してバネ６３の抜け止めとして、長孔６２ａで遊びを構成してロック位置で後述する変速装置内のロック機構を傷めないようにしている。
【００１８】
また、前記ピン６４は回動ストッパー６５の上端より突設され、該回動ストッパー６５の中途部はＨＳＴ式変速装置２に枢軸６６により枢支され、該回動ストッパー６５の下端にはピン６５ａが突設され、該ピン６５ａはＨＳＴ式変速装置２内のロック機構に嵌合できるようにしている。該ロック機構は円板状に構成されたロック板６７の外周にピン６５ａが嵌入できる複数の凹部を形成し、該ロック板６７は本実施例ではＨＳＴ式変速装置を構成する油圧モータのモーター軸上に固設され、ブレーキとともに設けられている。但し、ロック板６７はモーター軸から駆動軸１１まで動力を伝達する経路の軸上に設けることも可能であり、ブレーキによって構成することもできる。また、前記ストッパー連結ロッド６２の後端は機体フレーム１の後部に枢支ピン６８によって枢支されたプレート６９に枢支され、該プレート６９に走行ロックレバー７０が固設され、該走行ロックレバー７０の他端は運転操作部Ｂの下方へ延設されている。
【００１９】
このような構成において、走行ロックレバー７０解除の状態では、図７に示すように、ストッパー連結ロッド６２が後方に引っ張られており、ロックピン６１はロックプレート６０の切欠６０ａに嵌合せず、走行クラッチレバー２１の回動によって走行用テンションアーム４３を回動して「入」「切」できると共に、ストッパー連結ロッド６２にピン６４を介して連結された回動ストッパー６５も回動されず、ピン６５ａはロック板６７と係合されず、駆動軸１１もＨＳＴ式変速装置２によって駆動できるのである。
【００２０】
そして、走行ロックレバー７０をロック方向（図７における７０’）に回動すると、ストッパー連結ロッド６２が前方に押されて、ロックピン６１がロックプレート６０の切欠６０ａに嵌合して、走行クラッチレバー２１は回動することができない。逆に、走行クラッチレバー２１を回動して、走行用テンションアーム４３がベルト緊張方向に回動されていると、ロックプレート６０に当たり、走行ロックレバー７０は回動することができず、ロック状態とすることを阻止するのである。また、ストッパー連結ロッド６２が前方に押されることによって、ピン６４を介して回動ストッパー６５が回動され、ピン６５ａがＨＳＴ式変速装置２内のロック板６７と係合して、駆動軸１１が駆動できなくなるのである。そして、前記ピン６５ａのロック板６７への係合が不充分な場合でも、ストッパー連結ロッド６２に配設するバネ６３の付勢力により係合を確実なものとできるのである。
【００２１】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
即ち、ベルトテンション式クラッチのテンションアームを「切」位置で保持するロック機構と、変速装置と走行駆動軸の間の動力伝達経路の回転を止めるロック機構を設け、両ロック機構を運転操作部近傍に設けた走行ロックレバーにより同時に操作可能に連動連結したので、一つのロックレバーで走行クラッチと走行駆動軸をロックすることが可能となり、両者によってロック時には走行を確実に停止して駆動することができず、機体を完全に停止でき、安全性を向上できたのである。
【００２２】
また、走行ロックレバーがロック位置のとき走行クラッチレバーを「入」位置にすることを許容せず、走行クラッチレバー「入」位置のとき走行ロックレバーをロック位置にすることを許容しないようにしたので、走行ロックレバーがロック位置にあるときには、走行クラッチを「入」側に回動しても「入」とならず、また、走行作業中に誤って走行ロックレバーを「入」位置に回動しようとしてもできず、誤操作を防止でき、誤操作で不意に走行したり、停止したりすることがなくなり安全性を向上できたのである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 除雪機の全体側面図である。
【図２】 同じく斜視図である。
【図３】 走行クラッチレバーと除雪クラッチレバーの連結部の分解斜視図である。
【図４】 除雪クラッチレバーを「入」状態に保持した機構の側面図である。
【図５】 ベルトテンションクラッチ部分の側面図である。
【図６】 同じく正面図である。
【図７】 ロック機構の側面図である。
【図８】 同じく斜視図である。
【符号の説明】
Ｅ エンジン
２ ＨＳＴ式変速装置
１１ 駆動軸
２１ 走行クラッチレバー
４３ 走行用テンションアーム
６０ ロックプレート
６１ ロックピン
７０ 走行ロックレバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, in a walk-type work vehicle such as a snowplow and a management machine that is driven and shifted by an HST transmission, when the travel lock lever is in the locked position, the travel clutch is not "on" and the travel lock lever The present invention relates to a technique for preventing the travel lock lever from being locked when it is “ON”.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, snow can be turned on and off by turning the travel clutch lever, and the parking brake can be turned on and off by turning the brake lever. Walking-type work vehicles such as machines and management machines are known. In addition, a technique for driving a traveling device by continuously changing power from an engine with an HST type transmission is known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in a conventional walk-type work vehicle, when the parking lever is applied by rotating the brake lever to the "on" side when retracted or at the end of work, the brake lever must be set to the "off" side to run again. The travel clutch lever may be turned to the “on” side without forgetting to turn it. In such a case, if the parking brake is not effective, it will run while dragging, damaging the brake device, the driving unit will be under load, and driving will not be smooth, and the operator will There is a possibility of runaway if you run away. On the other hand, when the brake lever is rotated without rotating the travel clutch lever to the “OFF” side during traveling, the load is increased and the brake is damaged. In particular, in the case of the HST transmission, if the traveling clutch lever is set to the “ON” side when the brake lever is on the “ON” side, the HST transmission rotates even though the traveling device is locked. Therefore, a load is applied to the HST transmission and the device is damaged.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The problems to be solved by the present invention are as described above. Next, means for solving the problems will be described.
In a walking type work vehicle in which power from the engine (E) is transmitted to a transmission via a belt tension clutch for traveling, and the traveling drive shaft (11) is driven by the transmission, the travel of the belt tension clutch for traveling is performed. A tension arm lock mechanism that holds the tension arm (43) in the “off” position and a drive shaft lock mechanism that stops the rotation of the power transmission path between the transmission and the travel drive shaft are provided, and both lock mechanisms are operated. the parts travel lock lever provided in the vicinity (70) to lock operably interlocked simultaneously, Te said tension arm lock mechanism smell, the when traveling lock lever (70) is in a locked position, the running clutch lever (21) When the travel clutch lever (21) is in the “on” position, the travel lock is not allowed. It is obtained by not allowing structure to the bar (70) in the locked position.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment in which the traveling lock mechanism of the present invention is applied to a snowplow will be described. 1 is an overall side view of the snowplow, FIG. 2 is a perspective view of the same, FIG. 3 is an exploded perspective view of a connecting portion of the traveling clutch lever and the snow removing clutch lever, and FIG. 5 is a side view of the belt tension clutch portion, FIG. 6 is a front view of the same, FIG. 7 is a side view of the locking mechanism, and FIG. 8 is a perspective view of the same.
[0006]
The overall structure of the snowplow will be described with reference to FIGS. A snow removal portion A is disposed at the front portion of the traveling frame 1, and a blower cover 6 containing a blower is connected to the front end of the traveling frame 1, and a snow throwing chute 7 is turnable to the left and right of the upper portion of the blower cover 6. The snow throwing chute 7 rotates the snow throwing left / right changing handle 23 on the side of the driving operation portion B, so that the snow throwing chute 7 can be rotated to change the snow discharge direction. A tip snow throwing chute 7a is provided at the upper end of the snow throwing chute 7, and the tip snow throwing chute 7a can be rotated in the vertical direction, and is connected to the snow throwing up / down changing lever 20 of the driving operation unit B. By turning the snow up / down change lever 20, the tip snow throwing chute 7a is changed in the up / down direction, and the snow throwing distance can be adjusted.
[0007]
An auger cover 8 is provided at the front end of the blower cover 6, and a take-up auger 24 is installed in the auger cover 8, and the take-up auger 24 and the blower are driven at the same time. The snow is crushed by the movement, scraped to the center side, blown upward by the blower, and guided by the snow throwing chute 7 so that it can be discharged in any direction. Grounding rollers 10 and 10 are arranged on both sides of the rear portion of the auger cover 8 via stays 9 and 9 so that the snow removal portion A is maintained at a constant height.
[0008]
A loop-type handle 4 protrudes obliquely rearward and upward from the rear portions on both sides of the traveling frame 1, and an operation box 5 is disposed between the upper portions of the handles 4. A traveling clutch lever 21 and a snow removal clutch lever 22 are disposed on both sides of the operation box 5. The rear portion of the travel clutch lever 21 is configured to have a substantially L shape in plan view in accordance with the shape of the handle 4, and the travel clutch lever 21 and the snow removal clutch lever 22 operate only when they are grasped and are released. The deadman clutch lever stops. On the operation box 5, an accelerator lever 17, a traveling speed change lever 18, a snow removal height adjusting lever 19, and a snow throwing up / down changing lever 20 are disposed.
[0009]
As shown in FIG. 3, the traveling clutch lever 21 and the snow removal clutch lever 22 are respectively fixed to the outer ends of the traveling clutch shaft 25 and the snow removal clutch shaft 26 that are pivotally supported on the side surfaces of the operation box 5. The clutch shaft 25 and the snow removal clutch shaft 26 are arranged on the same axis, and a boss 27 is fixed on the traveling clutch shaft 25 in the operation box 5, and a connection fitting 28 is pivotally supported on an arm 27 a protruding from the boss 27. The other end of the connecting fitting 28 is fixed to the connecting rod 29, and the lower end of the connecting rod 29 is pivotally supported by a rotating arm 30 via a spring. The rotating arm 30 is connected via a connecting shaft 39 which will be described later. It is connected to the belt tension arm for snow removal.
[0010]
Also, a boss 31 is fixed on the snow removal clutch shaft 26 in the operation box 5, and a connection fitting 32 is pivotally supported on an arm 31 a protruding from the boss 31, and an engagement plate 33 is pivotally supported on the connection fitting 32. A bearing 34 is rotatably supported at one end of the engagement plate 33, and a spring 35 is locked to the other end of the engagement plate 33. The other end of the connection fitting 32 is fixed to a connection rod 36, and the lower end of the connection rod 36 is pivotally supported by a rotation arm 37 via a spring. The rotation arm 37 is connected via a connection shaft 40 and the like which will be described later. And connected to the belt tension arm for traveling.
[0011]
On the other hand, a notch 25a is formed on the inner end side of the travel clutch shaft 25 in accordance with the position of the bearing 34. The notch 25a travels when the travel clutch lever 21 is gripped, and when the snow removal clutch lever 22 is gripped, the snow removal portion A Is driven and the travel clutch lever 21 and the snow removal clutch lever 22 are gripped, as shown in FIG. 4, the bearing 34 contacts and engages with the notch 25 a on the travel clutch shaft 25, and the snow removal clutch lever 22 is engaged. Even if the hand is released, the snow removal clutch is maintained in an activated state in which the bearing 34 is in contact with the notch 25a and cannot be returned to the “cut” side, and when the travel clutch lever 22 is released, the spring 35 The snow removal clutch is rotated to the “off” side by the urging force to stop the snow removal work. Of course, when the traveling clutch lever 21 is on the “cut” side, the bearing 34 cannot be engaged with the notch 25a even if the snow removal clutch lever 22 is gripped (the two-dot chain line in FIG. 4), and it should be operated only when it is gripped. Can do.
[0012]
Further, as shown in FIG. 1, an engine E is mounted on the upper part of the traveling frame 1, and a belt cover 3 is disposed at the front of the engine E to accommodate a belt tension type clutch to be described later. An HST transmission 2 is housed in the front portion of 1 so that power from the engine E can be transmitted to the snow removal portion A and the HST transmission 2 via a belt tension clutch. The HST transmission 2 is integrally provided in a transmission case, and a drive shaft 11 that protrudes to both sides from the transmission case is supported by penetrating the traveling frame 1 and the track frame 12 to the left and right. Drive sprockets 13 are fixedly attached to the respective shaft ends, and a driven sprocket 15 is rotatably supported on a driven shaft 14 at the rear of the track frame 12, and a crawler 16 is provided between the driven sprocket 15 and the drive sprocket 13. Winding. A connecting rod 38 biased by a spring is connected to the rear end of the track frame 12, and the other end of the connecting rod 38 is connected to a snow removal height adjusting lever 19 on the operation box 5 to adjust the snow removal height. By rotating the lever 19, the snow removal height can be changed by tilting the machine body forward and backward around the drive shaft 11.
[0013]
Further, in order to operate the belt tension type traveling clutch, as shown in FIGS. 5 and 6, the boss portion 30a of the rotating arm 30 is fixed to the rear end of the connecting shaft 40, and the connecting shaft 40 is The traveling frame 1 is rotatably supported in the front-rear direction, an arm 41 is fixed to the front end of the connection shaft 40, a connection rod 42 is pivotally supported on the arm 41, and the connection rod 42 is disposed in the left-right direction and has the other end. The middle part of the traveling tension arm 43 is pivotally supported. A tension pulley 44 is rotatably supported at the upper end of the traveling tension arm 43. The tension pulley 44 is provided on an output pulley 46a fixed on the output shaft 45 of the engine E, and on the input shaft of the HST transmission 2. Are arranged so as to abut on the belt 48 wound between the input pulleys 47a fixed to the belt. The other end of the traveling tension arm 43 is pivotally supported by a pivot 51 on a bracket 50 projecting inward in the left-right direction from the traveling frame 1, and is urged toward the traveling clutch “disengaged” by a spring 57.
[0014]
Thus, when the traveling clutch lever 21 is gripped, the connecting rod 29 is pulled up, the rotating arm 30, the connecting shaft 40, and the arm 41 are rotated, and the connecting rod 42 is pulled, and the traveling tension arm is pulled. 43 is rotated, the tension pulley 44 comes into contact with the belt 48 and is tensioned, and the power from the engine E is transmitted from the output pulley 46a to the HST transmission 2 via the belt 48 and the input pulley 47a to be driven to travel. I am doing so.
[0015]
A front portion of the connecting shaft 39 is pivotally supported on the bracket 50, and a snow removal tension arm 52 is fixed to the front end of the connection shaft 39, and a tension pulley 53 is provided on the upper end of the snow removal tension arm 52. The tension pulley 53 is in contact with a belt 49 wound between an output pulley 46b that is rotatably supported and fixed to the output shaft 45, and an input pulley 47b fixed to the input shaft of the blower. I can do it. A plate 52a projects from the base of the snow removal tension arm 52 in the direction opposite to the tension pulley 53, and a brake pad 54 is fixed to the side of the belt 49 of the plate 52a.
[0016]
When the snow removal clutch lever 22 is gripped in this way, the connecting rod 36 is pulled up, the turning arm 37, the connecting shaft 39 and the snow removing tension arm 52 are turned, and the tension pulley 53 comes into contact with the belt 49. The power from the engine E is transmitted from the output pulley 46b to the snow removal part A through the belt 48 and the input pulley 47b, the scraping auger 24 is rotated, the snow is scraped and sent to the blower side, The snow is blown upward by the blower, and the snow throwing direction is determined by the snow throwing chute 7 and discharged. When the snow removal clutch lever 22 is released, the tension pulley 53 moves away from the belt 49, and in FIG. 6, the snow removal tension arm 52 rotates to the left, and the braking pad 54 fixed to the plate 52a is attached to the belt 49. The rotation of the belt 49 is braked so as to stop the rotation of the snow removal portion A quickly. In FIG. 6, the central portion of the lever 55 is pivotally supported by the bracket 50, and the other end of the lever 55 is connected to the tip 56 of the valve that releases the pressure oil in the closed circuit of the HST transmission 2. By releasing the pressure oil in the closed circuit, the drive shaft 11 can be rotated, and the airframe can be moved without operating the engine E.
[0017]
Further, as shown in FIG. 8, a fan-shaped lock plate 60 is fixed to the side surface of the rotation base of the traveling tension arm 43 to form a lock mechanism. A notch 60a is formed so that the lock pin 61 can be fitted into the notch 60a when the travel clutch is "off", the rotation of the travel tension arm 43 is restricted, and the lock is locked when the travel clutch is "on". The pin 61 cannot hit and fit into the lock plate 60. However, the lock plate 60 is not limited to a fan shape, and is not limited to the notch 60a as long as the lock pin 61 can be inserted, and may be a recess or a hole. As shown in FIGS. 7 and 8, the lock pin 61 is configured in an L shape when viewed from the side, and a vertical portion is fixed to the tip of the stopper connecting rod 62. A long hole 62a penetrating in the direction is opened in the front-rear direction. A spring 63 is fitted on the front of the stopper connecting rod 62, and a pin 64 is inserted into the long hole 62a to prevent the spring 63 from coming off. A play is formed by the hole 62a so that a lock mechanism in the transmission described later is not damaged at the lock position.
[0018]
The pin 64 protrudes from the upper end of the rotation stopper 65, and the middle portion of the rotation stopper 65 is pivotally supported by the pivot 66 on the HST transmission 2. The pin 65a is disposed at the lower end of the rotation stopper 65. Is provided so that the pin 65a can be fitted into a lock mechanism in the HST transmission 2. The lock mechanism is formed with a plurality of recesses into which pins 65a can be fitted on the outer periphery of a disc-shaped lock plate 67. The lock plate 67 is a motor shaft of a hydraulic motor constituting an HST transmission in this embodiment. It is fixed on the top and is provided with a brake. However, the lock plate 67 can be provided on the shaft of a path for transmitting power from the motor shaft to the drive shaft 11 and can also be constituted by a brake. The rear end of the stopper connecting rod 62 is pivotally supported by a plate 69 pivotally supported by a pivot pin 68 at the rear of the body frame 1, and a travel lock lever 70 is fixed to the plate 69. The other end of 70 is extended below the operation unit B.
[0019]
In such a configuration, when the travel lock lever 70 is released, as shown in FIG. 7, the stopper connecting rod 62 is pulled rearward, and the lock pin 61 does not fit into the notch 60a of the lock plate 60 and travels. The travel tension arm 43 can be turned “on” and “off” by turning the clutch lever 21, and the turning stopper 65 connected to the stopper connecting rod 62 via the pin 64 is not turned. 65 a is not engaged with the lock plate 67, and the drive shaft 11 can also be driven by the HST transmission 2.
[0020]
When the travel lock lever 70 is rotated in the locking direction (70 'in FIG. 7), the stopper connecting rod 62 is pushed forward, the lock pin 61 is fitted into the notch 60a of the lock plate 60, and the travel clutch. The lever 21 cannot rotate. On the other hand, when the travel clutch lever 21 is rotated and the travel tension arm 43 is rotated in the belt tension direction, the travel lock lever 70 cannot be rotated because it hits the lock plate 60 and is locked. To prevent it. Further, when the stopper connecting rod 62 is pushed forward, the rotation stopper 65 is rotated via the pin 64, and the pin 65 a is engaged with the lock plate 67 in the HST transmission 2 to drive the drive shaft 11. Cannot be driven. Even when the pin 65 a is not sufficiently engaged with the lock plate 67, the engagement can be ensured by the biasing force of the spring 63 disposed on the stopper connecting rod 62.
[0021]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
In other words, a lock mechanism that holds the tension arm of the belt tension clutch in the “off” position and a lock mechanism that stops the rotation of the power transmission path between the transmission and the travel drive shaft are provided. Since the travel lock lever provided on the vehicle is linked so that it can be operated at the same time, it is possible to lock the travel clutch and the travel drive shaft with one lock lever. As a result, the aircraft could be completely stopped and safety improved.
[0022]
Also, the travel clutch lever is not allowed to be in the “on” position when the travel lock lever is in the locked position, and the travel lock lever is not allowed to be in the locked position when the travel clutch lever is in the “on” position. Therefore, when the travel lock lever is in the locked position, it does not become “ON” even if the travel clutch is turned to the “ON” side, and the travel lock lever is accidentally turned to the “ON” position during travel work. It was impossible to move, and it was possible to prevent erroneous operation, and it was possible to improve safety by preventing accidental running and stopping.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a snowplow.
FIG. 2 is a perspective view of the same.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a connecting portion between a travel clutch lever and a snow removal clutch lever.
FIG. 4 is a side view of a mechanism in which a snow removal clutch lever is held in an “on” state.
FIG. 5 is a side view of a belt tension clutch portion.
FIG. 6 is a front view of the same.
FIG. 7 is a side view of the lock mechanism.
FIG. 8 is a perspective view of the same.
[Explanation of symbols]
E engine 2 HST transmission 11 drive shaft 21 travel clutch lever 43 travel tension arm 60 lock plate 61 lock pin 70 travel lock lever

Claims (1)

エンジン（Ｅ）からの動力を走行用ベルトテンション式クラッチを介して変速装置に伝え、該変速装置より走行駆動軸（１１）を駆動する歩行型作業車において、該走行用ベルトテンション式クラッチの走行用テンションアーム（４３）を「切」位置で保持するテンションアームロック機構と、該変速装置と走行駆動軸の間の動力伝達経路の回転を止める駆動軸ロック機構を設け、両ロック機構を運転操作部近傍に設けた走行ロックレバー（７０）により、同時にロック操作可能に連動連結し、該テンションアームロック機構において、前記走行ロックレバー（７０）がロック位置のときには、走行クラッチレバー（２１）を「入」位置にすることを許容せず、また、該走行クラッチレバー（２１）が「入」位置のときには、前記走行ロックレバー（７０）をロック位置にすることを許容しない構成としたことを特徴とする歩行型作業車の走行ロック機構。 In a walking type work vehicle in which power from the engine (E) is transmitted to a transmission via a belt tension clutch for traveling, and the traveling drive shaft (11) is driven by the transmission, the travel of the belt tension clutch for traveling is performed. A tension arm lock mechanism that holds the tension arm (43) in the “off” position and a drive shaft lock mechanism that stops the rotation of the power transmission path between the transmission and the travel drive shaft are provided, and both lock mechanisms are operated. When the travel lock lever (70) is in the locked position in the tension arm lock mechanism, the travel clutch lever (21) is set to “ When the travel clutch lever (21) is in the “on” position, the travel lock is not allowed. Walk-behind work vehicle traveling locking mechanism, characterized in that it has a structure that does not allow the bars (70) in the locked position.

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