JP4002311B2 - 燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造 - Google Patents

燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の車両に搭載される燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
車両用燃料タンクにあっては、タンク本体の上壁に設けたベント孔を通して満杯規制用フロートバルブを嵌挿固定して、該満杯規制用フロートバルブにベントチューブを接続し、燃料補給時にこの満杯規制用フロートバルブのフロートが燃料液面の上昇と共に上昇して、該満杯規制用フロートバルブが閉弁することによってタンク本体内の上部空間とベントチューブとを遮断し、タンク本体の満杯規制を行えるようにしている。
【0003】
ところが、この満杯規制用フロートバルブは固定的で、タンク本体への固定位置で満杯規制位置が決まってしまうため、例えば、同一規格のタンク本体を仕様の異なる車両に兼用して満杯容量を変えるような場合には、別規格の満杯規制用フロートバルブを用意する必要があってコスト的に不利となってしまう。
【0004】
そこで、本発明は1つの満杯規制用フロートバルブでも多段階に満杯規制位置を変えることができて、同一規格のタンク本体でも車両仕様に対応した満杯規制を行わせることができることは勿論、他型式のタンク本体の満杯規制用に用いることができる燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1にあっては、タンク本体上壁のベント孔にベントチューブに接続されるバルブキャップを装着固定して該ベント孔を閉塞し、該バルブキャップにタンク本体の内部上側に突出配置されるフロートバルブ本体を嵌合接続した構造において、前記フロートバルブ本体は、上下端部が開放した円筒状のケースと、該ケースに上下方向に移動自在に内装したフロートと、フロートの上端面に一体的に設けた弁体と、ケースの上側部内に弁体と対峙して設けた弁座とを備えていて、このケースの上端部をバルブキャップの周壁の内側に嵌合接続して配置しており、フロートバルブ本体の上端部の胴部外周に、径方向に対称的に配置した各一対の係止縁を上下方向に適宜の間隔をおいて互い違いに多段状に形成する一方、バルブキャップの周壁内面に前記各一対の係止縁に係合可能で、かつ、各一対の係止縁間の部分をくぐり抜け可能な一対のストッパ縁を径方向に対称的に形成し、前記フロートバルブ本体をバルブキャップに対して上下方向に位置調節自在に装着して満杯規制位置を可変としたことを特徴としている。
【0006】
請求項2にあっては、請求項1に記載の一対の係止縁をストッパ縁に上下方向に当接係合して溶着することによってフロートバルブを固定したことを特徴としている。
【0007】
請求項3にあっては、請求項1または請求項2に記載のフロートバルブ本体の胴部外周に、バルブキャップの周壁内面に密接するシールリングを装着して、フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部をシールしたことを特徴としている。
【0008】
請求項4にあっては、タンク本体上壁のベント孔にベントチューブに接続されるバルブキャップを装着固定して該ベント孔を閉塞し、該バルブキャップにタンク本体の内部上側に突出配置されるフロートバルブ本体を嵌合接続した構造において、前記フロートバルブ本体は、上下端部が開放した円筒状のケースと、該ケースに上下方向に移動自在に内装したフロートと、フロートの上端面に一体的に設けた弁体と、ケースの上側部内に弁体と対 峙して設けた弁座とを備えていて、このケースの上端部をバルブキャップの周壁の内側に嵌合接続して配置し、前記フロートバルブ本体をバルブキャップに対して上下方向に位置調節自在に装着して満杯規制位置を可変とし、フロートバルブ本体の胴部外周に環状突起を形成し、該環状突起をバルブキャップの周壁に摺接させて溶着して、フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部をシールしたことを特徴としている。
【0009】
請求項5にあっては、タンク本体上壁のベント孔にベントチューブに接続されるバルブキャップを装着固定して該ベント孔を閉塞し、該バルブキャップにタンク本体の内部上側に突出配置されるフロートバルブ本体を嵌合接続した構造において、前記フロートバルブ本体は、上下端部が開放した円筒状のケースと、該ケースに上下方向に移動自在に内装したフロートと、フロートの上端面に一体的に設けた弁体と、ケースの上側部内に弁体と対峙して設けた弁座とを備えていて、このケースの上端部をバルブキャップの周壁の内側に嵌合接続して配置し、前記フロートバルブ本体をバルブキャップに対して上下方向に位置調節自在に装着して満杯規制位置を可変とし、フロートバルブ本体の上端面に環状突起を形成し、フロートバルブ本体を上限位置に調節した際に該環状突起をバルブキャップの上端壁内面に突き当てて溶着して、フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部をシールしたことを特徴としている。
【0010】
請求項6にあっては、請求項4または請求項5に記載のフロートバルブ本体の上端部の胴部外周とバルブキャップの周壁内面とにそれぞれねじ部を形成して、フロートバルブ本体をバルブキャップに螺装することによって該フロートバルブ本体を上下方向に位置調節自在としたことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】
請求項1によれば、フロートバルブ本体をバルブキャップに対して上下方向に位置調節することによって、該フロートバルブ本体の閉弁高さ位置で決まる満杯規制位置を任意に設定することができる。
【0012】
従って、同一規格のタンク本体を用いて多種の満杯容量を設定する場合でも、同一の満杯規制用フロートバルブで対応することができることは勿論、他型式のタンク本体の満杯規制用に用いることができて大幅なコストダウンを図ることができる。
【0013】
さらに、フロートバルブ本体の胴部外周に上下方向に多段状に設けた各一対の係止縁を選択的にバルブキャップ周壁内面のストッパ縁に係合させることによって満杯規制位置を確定できるから、満杯規制調節を容易に行うことができる。
【0014】
請求項2によれば、請求項1の効果に加えて、フロートバルブ本体の係止縁とバルブキャップのストッパ縁とを上下方向に当接係合させて溶着してフロートバルブ本体を固定するため、該フロートバルブ本体の上下方向の位置調節後のバルブキャップとの固定作業を位置ずれを生じることなく容易に行うことができる。
【0015】
請求項3によれば、請求項1または請求項2の効果に加えて、シールリングによってフロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部のシールを確実に行えるため、フロートバルブ本体の満杯規制作用を確実に行わせることができる。
【0016】
請求項4によれば、フロートバルブ本体の胴部外周の環状突起をバルブキャップの周壁に摺接させて溶着してあるため、フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部のシールを確実に行えてフロートバルブ本体の満杯規制作用を確実に行わせることができることは勿論、フロートバルブ本体のバルブキャップへの固定を確実に行うことができる。
【0017】
請求項5によれば、フロートバルブ本体を上限位置に調節した際のフロートバルブ本体の固定と、該フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部のシールとを同時に行うことができる。
【0018】
請求項6によれば、請求項4または請求項5の効果に加えて、フロートバルブ本体とバルブキャップとを螺装タイプとして該フロートバルブ本体を上下方向に位置調節自在としてあるから位置調節機構の構造を簡単にすることができる。
しかも、螺装タイプであるためフロートバルブ本体の上下方向の位置調節をリニアに行えて微調整することもでき、従って、適正な満杯規制を行わせることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図1,2を参照しながら参考例を説明し、本発明の実施形態を図3〜10を参照しながら詳述する。
【0020】
図1,2に示す参考例において、1は樹脂材からなるタンク本体で、その上壁2にはベント孔3を形成してある。
【0021】
4は前記タンク本体1の上壁2のベント孔3に嵌挿配置した満杯規制用のフロートバルブを示し、上壁2に固着されたバルブキャップ5と、該バルブキャップ5に嵌合接続されてタンク本体1の内部上側に突出配置されたフロートバルブ本体6とで構成されている。
【0022】
バルブキャップ5は合成樹脂材で形成され、周壁7の外周の上下方向中間部にフランジ8を一体成形してあって、該周壁7の下半部をベント孔3に挿入すると共にフランジ8をタンク本体1の上壁2面に重合して該上壁2面に溶着又は接着して気液密的に固着してある。
【0023】
バルブキャップ5の上端壁9の上面には接続ポート10を一体成形してあって、この接続ポート10に図外のベントチューブを接続して、フロートバルブ4を介してベントチューブをタンク本体1の内部上側に連通させている。
【0024】
フロートバルブ本体6は合成樹脂材からなる上下端部が開放した円筒状のケース11と、該ケース11に上下方向に移動自在に内装したフロート12と、フロート12の上端面に一体的に設けた弁体13と、ケース11の上側部内に弁体13と対峙して設けた弁座14とを備えていて、ケース11の上端部をバルブキャップ5の周壁7の内側に嵌合接続して配置され、燃料補給により燃料液面Sの上昇と共にフロート12が上昇して、弁体13が弁座14に密接することにより前記ベントチューブを遮断し、タンク本体1の満杯規制を行うようになっている。
バルブキャップ5の周壁7の略上半部内周面にはねじ部15を形成してある一方、フロートバルブ本体6の上端部の胴部外周、即ち、ケース11の上端部外周にねじ部16を形成してあり、これらねじ部15,16を螺合してフロートバルブ本体6をバルブキャップ5に対して上下方向に位置調節自在に接続し、該フロートバルブ本体6の上下方向の位置調節によって、フロートバルブ本体6の閉弁位置、即ち、弁体12と弁座13との密接位置の高さ位置Hで一義的に決まる満杯規制位置を可変としてある。
【0025】
また、この参考例ではケース11のねじ部16の下端部に近接して環状溝17を形成して該環状溝17に耐油,耐熱,耐候性のゴム,合成樹脂等の弾性材からなるシールリング18を嵌着固定してある。
【0026】
このシールリング18は自由状態において円形断面の径を、環状溝17の溝底とバルブキャップ5の周壁7の下半部内面との間の間隔よりも十分に大きく形成してあって、該シールリング18が環状溝17と周壁7の内面との間で圧縮されることによって、バルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシールを行うと共に、該シールリング18の弾性フリクションによってフロートバルブ本体6をバルブキャップ5に固定して、該フロートバルブ本体6の回転による上下方向の位置ずれを生じないようにしてある。
【0027】
以上の参考例の構造によれば、フロートバルブ本体6をバルブキャップ5に対して上下方向に位置調節することによって、該フロートバルブ6の閉弁高さ位置Hで決まる満杯規制位置を任意に設定することができる。
【0028】
特に、本参考例ではバルブキャップ5とフロートバルブ本体6とをねじ部15,16によって螺装タイプとしてあるから、位置調節機構の構造を簡単にすることができると共に、これらねじ部15,16の形成領域とシールリング18の配設位置とで決まる図1のフロートバルブ本体6の下限位置と、図2に示すようにシールリング18がねじ部15に噛み込むフロートバルブ本体6の上限位置との間で満杯規制位置をリニアに任意に調節できると共に、位置の微調整を行うことができ、従って、適正な満杯規制を行わせることができる。
【0029】
そして、このようにフロートバルブ本体6の上下方向の位置調節によってタンク本体1の満杯規制位置を任意に変更できるため、同一規格のタンク本体1を仕様の異なる車種に搭載する場合や、フロートバルブ4を他型式のタンク本体の満杯規制用に用いる場合でも、このフロートバルブ本体6の上下方向の位置調節によってタンク仕様に応じた満杯規制を行わせることができるから大幅なコストダウンを実現することができる。
【0030】
また、シールリング18がケース11の環状溝17とバルブキャップ5の周壁7の内面とに密接して、バルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部を確実にシールできてベーパーの漏出を阻止できるから、フロートバルブ本体6の満杯規制作用を確実に行わせることができるばかりでなく、該シールリング18の弾性フリクションによってフロートバルブ本体6の回転による上下方向の位置ずれを生じることもない。
【0031】
図3は本発明の第1実施形態を示すもので、この第1実施形態にあっては前記図1,2に示した参考例の構成に加えて、フロートバルブ本体6のケース11の上端面に環状の突起19を一体に形成してあり、フロートバルブ本体6を上限位置に調節した際にはこの環状突起19をバルブキャップ5の上端壁9の内面に突き合わせて溶着、例えば超音波溶着してケース11を該上端壁9に固着するようにしてある。
【0032】
従って、この第1実施形態の構成によればフロートバルブ本体6を上限位置に調節した時には、前述のようにケース11上端面の環状突起19をバルブキャップ5の上端壁9の内面に超音波溶着することによって、フロートバルブ本体6をバルブキャップ5に固定できると共に、これらバルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部を確実にシールすることができるため、シールリング18を不要とすることができる。
【0033】
図4,5は本発明の第2実施形態を示すもので、この第2実施形態では前記図1,2に示した参考例や図3に示した第1実施形態におけるバルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシール構造および固着構造が若干異なっている。
【0034】
即ち、この第2実施形態にあってはフロートバルブ本体6の胴部外周、つまり、ケース11の上端部のねじ部16の下方位置に環状突起20を一体に形成し、この環状突起20をバルブキャップ5の周壁7に溶着して、これらバルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシールと固定とを行わせるようにしている。
【0035】
環状突起20はその外径をバルブキャップ5の周壁7の内径よりも若干大きく設定して突起先端が周壁7の内面にきっちりと摺接するようにしてあり、また、バルブキャップ5の下端内周面に環状溝21aを形成して下端内周縁21をリップ状に形成して弾性を付与し、環状突起20のバルブキャップ5の下端部内への進入をスムーズに行えて、フロートバルブ本体6のバルブキャップ5に対する螺装調節操作に引っかかり感を生じないようにしてある。
【0036】
従って、この第2実施形態では図4に示すように前記環状突起20をリップ状の下端内周縁21の下面に突き当てた位置が上下方向調節の下限位置として、該下限位置に設定する際には環状突起20とリップ状の下端内周縁21とを溶着、例えば超音波溶着して固定し、また、ケース11の上端がバルブキャップ5の上端壁9の内面に突き当る上限位置では、環状突起20を周壁7の内面に超音波溶着して固定する。
【0037】
このように、環状突起20をバルブキャップ5の周壁7の下端内周縁21又は周壁7の内面に超音波溶着することによって、バルブキャップ5とフロートバルブ本体6との固定と、これらバルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシールを同時に行えるから、前記参考例におけるシールリング18を不要とすることができてコスト的に有利となる。
【0038】
図6〜8はフロートバルブ本体6の上下方向の位置調節手段の異なる第3実施形態を示すものである。
【0039】
フロートバルブ本体6のケース11の上端外周には径方向に対称的に一対の係止縁22,22を一体に形成してあると共に、該係止縁22,22の下方に適宜の間隔をおいて更に一対の係止縁23,23を径方向に対称的に一体成形してある。
【0040】
これら係止縁22,23は丁度90度位相を異にして上下方向に互い違いの配置となるように多段状に形成してある。
【0041】
一方、バルブキャップ5の周壁7の内面には、前記係止縁22,22の間および係止縁23,23の間をくぐり抜け可能で、かつ、これら係止縁22,23と上下方向に係合可能な一対のストッパ縁24,24を径方向に対称的に一体に形成してある。
【0042】
この第3実施形態では係止縁22,23によってフロートバルブ6の上下方向位置を2段階に調節するようにしてあるが、係止縁の設定によって更に多段階の上下調節を行えるようにすることもできる。
【0043】
この第3実施形態では図6に示すようにケース11の上端の係止縁22,22をバルブキャップ5の周壁7のストッパ縁24,24の下面に突き当てた位置が上下方向調節の下限位置として、これら係止縁22とストッパ縁24とを溶着、例えば超音波溶着して、バルブキャップ5とフロートバルブ本体6とを固定し、また、図7に示すように前記係止縁22,22をストッパ縁24,24間にくぐり抜けさせて、下側の係止縁23,23をストッパ縁24,24の下面に突き当てた位置が上下方向調節の上限位置として、これら係止縁23とストッパ縁24とを超音波溶着して、バルブキャップ5とフロートバルブ本体6とを固定するようにしている。
【0044】
従って、この第3実施形態によれば前述のようにケース11の係止縁22又は23を選択的にバルブキャップ5の周壁7のストッパ縁24の下面に突き当てて係合させることによって、タンク本体1の満杯規制位置を多段階に確定できるから、この満杯規制調節を容易に行うことができる。
【0045】
また、前記係止縁22又は23をストッパ縁24の下面に突き当てた状態で超音波溶着してバルブキャップ5とフロートバルブ本体6とを固定するため、該フロートバルブ本体6の上下方向の位置調節後のバルブキャップ5との固定作業を位置ずれを生ずることなく容易に行うことができる。
【0046】
図6,7に示す第3実施形態ではバルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシール手段としてシールリング18を用いている。
【0047】
フロートバルブ本体6を下限位置に設定する場合はこのシールリング18を係止縁22と23との間に配置し、フロートバルブ本体6を上限位置に設定する場合はシールリング18を係止縁23とその下方に一体成形した抜止め環状突起25との間に配置して、シールリング18がケース11の下方にずれ落ちないようにしている。
【0048】
図9,10は本発明の第4実施形態を示すもので、この第4実施形態では前記図6〜8に示した第3実施形態におけるバルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシール構造および固着構造が若干異なっている。
【0049】
この第4実施形態ではフロートバルブ本体6のケース11の外周面に、係止縁23よりも下方に若干離れた部分に環状突起26を一体成形し、図9に示すフロートバルブ本体6の下限位置設定時、および図10に示すフロートバルブ本体6の上限位置設定時に、該環状突起26をバルブキャップ5の周壁7の内面に摺接させて、例えば超音波溶着により溶着するようにしている。
【0050】
従って、この第4実施形態によれば前記図4,5に示した第2実施形態と同様に、環状突起26をバルブキャップ5の周壁7の内面に超音波溶着することによって、バルブキャップ5とフロートバルブ本体6との固定と、これらバルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシールを同時に行えてシールリング18を不要とすることができ、コスト的に有利に得ることができる。
【0051】
なお、図4〜10に示す第2〜4実施形態にあっても図3に示した第1実施形態と同様にケース11の上端面に環状突起19を一体成形し、フロートバルブ本体6の上限位置設定時に該環状突起19をバルブキャップ5の上端壁9の内面に突き合わせて超音波溶着し、バルブキャップ5とフロートバルブ本体6との固定、およびバルブキャップ5とフロートバルブ本体6との接続部のシールを同時に行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例の下限位置設定状態を示す断面図。
【図2】 本発明の参考例の上限位置設定状態を示す断面図。
【図3】 本発明の第1実施形態を示す断面図。
【図4】 本発明の第2実施形態の下限位置設定状態を示す断面図。
【図5】 本発明の第2実施形態の上限位置設定状態を示す断面図。
【図6】 本発明の第3実施形態の下限位置設定状態を示す断面図。
【図7】 本発明の第3実施形態の上限位置設定状態を示す断面図。
【図8】 本発明の第3実施形態のバルブキャップのストッパ縁とフロートバルブ本体の係止縁との関係を部分断面として示す分解斜視図。
【図9】 本発明の第4実施形態の下限位置設定状態を示す断面図。
【図10】 本発明の第4実施形態の上限位置設定状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 タンク本体
2 上壁
3 ベント孔
4 フロートバルブ
5 バルブキャップ
6 フロートバルブ本体
7 バルブキャップの周壁
9 バルブキャップの上端壁
15 バルブキャップのねじ部
16 フロートバルブ本体のねじ部
18 シールリング
19 フロートバルブ本体上端の環状突起
20,26 フロートバルブ本体胴部外周の環状突起
22,23 係止縁
24 ストッパ縁

Claims (6)

  1. タンク本体上壁のベント孔にベントチューブに接続されるバルブキャップを装着固定して該ベント孔を閉塞し、該バルブキャップにタンク本体の内部上側に突出配置されるフロートバルブ本体を嵌合接続した構造において、
    前記フロートバルブ本体は、上下端部が開放した円筒状のケースと、該ケースに上下方向に移動自在に内装したフロートと、フロートの上端面に一体的に設けた弁体と、ケースの上側部内に弁体と対峙して設けた弁座とを備えていて、このケースの上端部をバルブキャップの周壁の内側に嵌合接続して配置しており、
    フロートバルブ本体の上端部の胴部外周に、径方向に対称的に配置した各一対の係止縁を上下方向に適宜の間隔をおいて互い違いに多段状に形成する一方、バルブキャップの周壁内面に前記各一対の係止縁に係合可能で、かつ、各一対の係止縁間の部分をくぐり抜け可能な一対のストッパ縁を径方向に対称的に形成し、
    前記フロートバルブ本体をバルブキャップに対して上下方向に位置調節自在に装着して満杯規制位置を可変としたことを特徴とする燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造。
  2. 一対の係止縁をストッパ縁に上下方向に当接係合して溶着することによってフロートバルブを固定したことを特徴とする請求項1記載の燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造。
  3. フロートバルブ本体の胴部外周に、バルブキャップの周壁内面に密接するシールリングを装着して、フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部をシールしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造。
  4. タンク本体上壁のベント孔にベントチューブに接続されるバルブキャップを装着固定して該ベント孔を閉塞し、該バルブキャップにタンク本体の内部上側に突出配置されるフロートバルブ本体を嵌合接続した構造において、
    前記フロートバルブ本体は、上下端部が開放した円筒状のケースと、該ケースに上下方向に移動自在に内装したフロートと、フロートの上端面に一体的に設けた弁体と、ケースの上側部内に弁体と対峙して設けた弁座とを備えていて、このケースの上端部をバルブキャップの周壁の内側に嵌合接続して配置し、前記フロートバルブ本体をバルブキャップに対して上下方向に位置調節自在に装着して満杯規制位置を可変とし、
    フロートバルブ本体の胴部外周に環状突起を形成し、該環状突起をバルブキャップの周壁に摺接させて溶着して、フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部をシールしたことを特徴とする燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造。
  5. タンク本体上壁のベント孔にベントチューブに接続されるバルブキャップを装着固定して該ベント孔を閉塞し、該バルブキャップにタンク本体の内部上側に突出配置されるフロートバルブ本体を嵌合接続した構造において、
    前記フロートバルブ本体は、上下端部が開放した円筒状のケースと、該ケースに上下方向に移動自在に内装したフロートと、フロートの上端面に一体的に設けた弁体と、ケースの上側部内に弁体と対峙して設けた弁座とを備えていて、このケースの上端部をバルブキャップの周壁の内側に嵌合接続して配置し、前記フロートバルブ本体をバルブキャップに対して上下方向に位置調節自在に装着して満杯規制位置を可変とし、
    フロートバルブ本体の上端面に環状突起を形成し、フロートバルブ本体を上限位置に調節した際に該環状突起をバルブキャップの上端壁内面に突き当てて溶着して、フロートバルブ本体とバルブキャップとの接続部をシールしたことを特徴とする燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造。
  6. フロートバルブ本体の上端部の胴部外周とバルブキャップの周壁内面とにそれぞれねじ部を形成して、フロートバルブ本体をバルブキャップに螺装することによって該フロートバルブ本体を上下方向に位置調節自在としたことを特徴とする請求項4 または請求項5記載の燃料タンクの満杯規制用フロートバルブの取付構造。
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