JP4001949B2 - 偏波角調整アンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星通信等からの水平及び垂直偏波を選択的に受信する給電部の偏波角の位置調整を可能にした偏波角調整アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の偏波角調整アンテナは、アームの先端に、導波管の中心軸と同心の円弧状溝を形成し、この溝を挿通したねじ部材を給電部のコンバータに係脱可能に設けることにより、ねじ部材を緩めた状態で導波管の中心軸に対し給電部を回転させ、主偏波レベルと交差偏波レベルとの偏差が最大になる偏波角となるように調整した後、そのねじ部により固着させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の偏波角調整アンテナは、偏波角の調整作業のため給電部を回転させる方向を案内する円弧状溝は、回転中心となる導波管より下側に且つ離れて形成されているため、作業員は給電部を握って導波管の中心を想像しながら上方へ持ち上げ調整する必要があり、下向きに荷重のかかるねじ部材と円弧状溝との滑りが悪くなり作業性が悪い。また、偏波角の微調整中に斜めに仮固定していた給電部のねじ部材が緩んだ時には、到来する電波の偏波面の傾きに対してコンバーターの自重により最適な偏波角位置が狂ってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために、アームに対する一次放射器の偏波角の調整が容易に行えることを目的とし、その偏波角調整アンテナの構成は、前面中央に導波管を介してフィードホーンを連結した円形又は多角形のケースを、前記フィードホーンを内部に配する円筒部を前面中央に突設した表カバー及びその表カバーに係着される裏カバーで前後から覆うようにした円形又は多角形の給電部と、前記円筒部の外周径より大きい取付部を有する支持体を先端に備えたアームと、を備え、前記アームの先端の取付部に前記円筒部を遊嵌して、前記円筒部を取付部と隙間を設けた状態で回動自在に支持させ、所望の回動角度にて前記給電部を前記アームに対してボルトで固定する偏波角調整アンテナにおいて、前記取付部の上端と前記表カバーの上方との何れか一方に目盛りを、他方にその目盛りに対応した指針を夫々刻設する一方、前記給電部における前記ケースの前面に、前記導波管の中心軸を通る水平線上で前記円筒部の左右両側に位置する取付ねじ孔を夫々設け、前記支持体の前記取付ねじ孔に対応した部位に、前記導波管と同心である円弧状スリットを貫設して、前記円弧状スリットに挿通させたボルトを前記表カバーを貫通させて前記取付ねじ孔に螺合させることで、前記表カバーとケースとを前記支持体へ同時に固定可能としたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に係る偏波角調整アンテナを、オフセットパラボラアンテナにおいて実施した一例を図面に基き説明する。
図1はオフセットパラボラアンテナの側面図であって、オフセットパラボラアンテナ1の焦点位置の近傍には、一端でパラボラアンテナ1を支持したアーム20の他端に給電部10が配置されている。3は給電部10に接続された同軸ケーブルであって、上方に折り曲げられたアーム20の他端に接触しそのアーム20に沿って固着されている。なお、説明のため給電部10をパラボラアンテナ1に対し大きく表示している。
電波は、図示しない仰角調整機構で通信衛星に位置合わせしたパラボラアンテナ1で集められて給電部10に導入され、F型接栓座4を介して同軸ケーブル3に出力される。なお、同軸ケーブル3は1本又は適宜2本以上としF型接栓座4を1個又は2個以上により連設することが可能である。
【0006】
図2は図1のA−A線における給電部10の横断面図であって、11はパラボラアンテナ1に対向しテーパ状に形成されたフィードホーンである。フィードホーン11の後方には、筒形状の平行な導波管12が同径の外部導波管12aを介して設けられ、この導波管12は、周波数変換回路部14を内蔵したケース15の前面中央に形成された導波管開口部15cを貫通してケース15の内部に配置されている。
ケース15は、導波管12を介してフィードホーン11を連結した前面をほぼ正方形とする直方体で、フィードホーン11側の本体15aと反対側の裏板15bとを図示しないボルトにより連結してなり、その本体15aと裏板15bとの間にはプローブ13を配置した周波数変換回路部14を挟持している。本体15aはフィードホーン11・外部導波管12a・導波管12が一体にアルミダイカストで成形されている。また、前記前面の導波管12と外部導波管12aとを連結する導波管開口部15cの左右両側のケース15には、アーム20と螺着する取付ねじ孔15dが、導波管12の中心軸に直交する水平線上に位置するようにそれぞれ設けられている。ケース15の下端には同軸ケーブル3を脱着可能に接続するF型接栓座4が二点鎖線で示すように設けられている。
これにより、パラボラアンテナ1によって反射された電波をフィードホーン11で受け、外部導波管12a、導波管12を経てプローブ13から周波数変換回路部14に導入された電波は、該回路部14によって変換された後、同軸ケーブル3へ接続されたF型接栓座4から外部へ出力される。
また、ケース15は、フィードホーン11を内部に配する円筒部17cを突設した表カバー17aと、その表カバー17aに防水性を高めて係着し裏板11bを内部に配する裏カバー17bとにより覆われている。
【0007】
図3は偏波角調整アンテナにおける給電部10付近の分解図である。
22は給電部10を保持するためにアーム20の先端に設けられた支持体であって、外部導波管12aを覆う円筒部17cの外周径より大きい円筒状の取付部22aを有する。支持体22の取付ねじ孔15dに対応する部位であって円筒状の取付部22aの中心軸に直交する水平線上の支持体22には、導波管12及びフィードホーン11と同心である円弧状スリット22bがそれぞれ貫設されている。
これにより、その取付部22aの内側に導波管12を遊嵌し、取付ねじ孔15dに円弧状スリット22bを挿通したボルト23を螺合させ、導波管12を、取付部22aと隙間を設けた状態で回動自在に支持し、偏波角を最適とする所望の回動角度にて給電部10をアーム20に固定できる。
【0008】
なお、これらの部材の素材は、ケース15はアルミダイカスト製で、角筒形状のアーム20はアルミの引き伸ばしにより成形されているが、他の金属製品又は硬質プラスチック製品であってもよいし、アーム20を、一辺が開口し断面がコ字状の長尺部材とした場合には、アルミダイカスト又は抜き型により成形することもできる。
【0009】
このように構成されるオフセットパラボラアンテナの取り付け方を説明する。
まず、オフセットパラボラアンテナ1側の取付部22aに給電部10の円筒部17cを嵌挿し2つのボルト23で仮止めしアンテナ自体の設置をする。
次に、オフセットパラボラアンテナ1で受信しようとする通信衛星に応じた方位角及び仰角を、受信出力が最大レベルになるように図示しない支持金具で荒調整してアンテナ1の本体及びアーム20の方位角及び仰角を固定する。このとき、導波管12の回転位置は基準となる水平状態のままである。
更に、アンテナ1の方位角及び仰角を荒調整を終えた後、円弧状スリットに挿通されているボルトの締着を緩め、導波管12の中心軸を回転の中心として、ボルトが円弧状スリットの範囲内で案内しつつ給電部10を回動させる。2つのボルトは導波管12の中心軸の左右両側に位置するから、導波管12付近の給電部10を手で掴んだ時に掌に回転中心が対応しスムーズに回動できる上、給電部10から手を離してもその重心と回動中心とが同じになり回動させたままの状態を維持できる。そして、その方位角及び仰角においてコンバータの出力値が最大値となる時点でボルト23を強く締着することによって給電部10を、図に示すようにアーム20に対して偏波の所望の回動角度にて固定することができる。
【0010】
は、実施例2に係る分解図である。
実施例1では、取付部22aは円筒部17cの外周径より大きい円筒状に形成されているが、取付部22aの上端部は大きくとも円筒部17cが上方に抜けてしまわないような切欠きを設け、Y字状となる両端に円弧状スリット22bをそれぞれ貫設することもできる。そのY字状の取付部22aの上端には指針23を、取付部22aに遊嵌される円筒部17cの上端には偏波角の目盛り24をそれぞれ刻設して偏波角の粗調整を行い易くする。
実施例1では、給電部10のケース15及びカバー17a、17bは導波管12を介してフィードホーン11を連結した前面をほぼ正方形とする直方体であるが、導波管12を回動中心として対称的な形状であれば四角以上の多角形や図に示すように円形とすることにより、偏波角調整時に給電部を回動させやすくする上、例えば、偏波角が大きく設定された給電部のボルトが緩んでしまった場合でも、従来のように給電部の下方が自重により下がってしまうことが無くなくなり、到来する電波の偏波角に対して最適な位置に設置できる。
【0011】
上記実施例では、アンテナにオフセットパラボラアンテナを用いたが、回転放物面パラボラアンテナを使用することもできる。また、給電部をアームによってオフセットパラボラアンテナに取り付けたが、アームはオフセットパラボラアンテナを支持している支柱に取り付けるようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】
請求項1に係る本発明によれば、円形又は多角形のケースであるから回動中心となる導波管に対し給電部のバランスがよい上、導波管の中心が左右の2つの取付ねじの間に位置するので作業員が手で回動させた際、回動に対する重量バランスも良くなり、到来する電波の偏波角を最適にする給電部の調整を確実に且つ簡単に行うことができる。
また従来の給電部のように導波管の回動中心に対しケースの下端が下垂していないため、本発明は給電部の下端に取り付ける同軸コードとアームとの距離を近くすることができ、給電部と風に揺られたコードとの接触部が破損することがない上、取付工事の際にもコードを引っ掛けるおそれが無い。
さらに、フィードホーンの重心に近い左右両側でねじ止めされるから、給電部はバランスよく支持体で保持される上、アームの取付部及び給電部の上端に目盛り及び指針を刻設し偏波角の設定量を表示させたから、偏波角の調整を片手で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体を示す側面図である。
【図2】給電部付近を示す横断面図である。
【図3】分解斜視図である。
【図4】他の実施例を示す分解説明図である。
【符号の説明】
1・・オフセットパラボラアンテナ、3・・同軸ケーブル、4・・F型接栓座、10・・給電部、11・・フィードホーン、12・・導波管、12a・・外部導波管、13・・プローブ、14・・周波数変換回路部、15・・ケース、15a・・本体、15b・・裏板、15c・・導波管開口部、15d・・取付ねじ孔、17a・・表カバー、17b・・裏カバー、、20・・アーム、22・・支持体、22a・・嵌合部、22b・・円弧状スリット。

Claims (1)

  1. 前面中央に導波管を介してフィードホーンを連結した円形又は多角形のケースを、前記フィードホーンを内部に配する円筒部を前面中央に突設した表カバー及びその表カバーに係着される裏カバーで前後から覆うようにした円形又は多角形の給電部と、前記円筒部の外周径より大きい取付部を有する支持体を先端に備えたアームと、を備え、前記アームの先端の取付部に前記円筒部を遊嵌して、前記円筒部を取付部と隙間を設けた状態で回動自在に支持させ、所望の回動角度にて前記給電部を前記アームに対してボルトで固定する偏波角調整アンテナにおいて、
    前記取付部の上端と前記表カバーの上方との何れか一方に目盛りを、他方にその目盛りに対応した指針を夫々刻設する一方、前記給電部における前記ケースの前面に、前記導波管の中心軸を通る水平線上で前記円筒部の左右両側に位置する取付ねじ孔を夫々設け、前記支持体の前記取付ねじ孔に対応した部位に、前記導波管と同心である円弧状スリットを貫設して、前記円弧状スリットに挿通させたボルトを前記表カバーを貫通させて前記取付ねじ孔に螺合させることで、前記表カバーとケースとを前記支持体へ同時に固定可能としたことを特徴とする偏波角調整アンテナ。
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