JP4001436B2 - 光スイッチ及び光スイッチを用いた光路切換装置 - Google Patents

光スイッチ及び光スイッチを用いた光路切換装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信分野において、光路切換部材(例えばミラー)の位置に応じて光路の切換を行う光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の高度情報化、マルチメディア化に対応して、大量の情報の伝達が可能な光通信の要求が高まっている。このような光通信分野においては、光通信ネットワークの信頼性を向上させるために、故障時における回線切換や、加入者間の回線切換のために小型・高速・高信頼性を有する光スイッチが必要であり、そのために活発な開発が行われている。
【0003】
図20は、「マイクロマシンの光技術への応用」国際会議97[International Conference on Optical MEMS(Micro Electro Mechanical Systems) and Their Applications]で発表された従来の光路切換装置の一例を示す斜視図であり、201、202、203、204は光ファイバ、205は光路を切り換えるための導電体でコーティングされた可動ミラー、206はミラーを支持し水平方向に付勢する梁、207は絶縁層、208は一対の電極である。
【0004】
上述の構成からなる従来の光路切換装置において、ミラー205が電極208間の静電力で図20に示すように立っている場合には、光ファイバ201から出た光はミラー205で反射して、光ファイバ204に受光されるとともに、光ファイバ202から出た光もミラー205で反射して、光ファイバ203に受光される。一方、静電力を切ることによりミラー205を水平に戻した場合には、光ファイバ201から出た光はまっすぐ進み、光ファイバ203に受光されるとともに、光ファイバ202から出た光もまっすぐ進み、光ファイバ204に受光される。
【0005】
図42は、従来の光路切換装置の別の実施例を示す斜視図であり、この光路切換装置700はハウジング702を有する。ハウジング702の周壁を形成している側壁704A、704C、704D、704Fはそれぞれ光ファイバ706A、706C、706D、706Fを支持している。ハウジング702のほぼ中央には可動ミラー708が設けてある。この可動ミラー708は、図示しない静電リニアモータにより、実線で示す位置と点線で示す位置との間を移動できるようにしてある。
【0006】
この光路切換装置700では、可動ミラー708が実線位置にあるとき、光ファイバ706Aから送り出された光が可動ミラー708で反射して光ファイバ706Fに導かれ、光ファイバ706Cから送り出された光が可動ミラー708で反射して光ファイバ706Dに導かれる。他方、可動ミラー708が点線位置にあるとき、光ファイバ706Aから送り出された光が対向位置にある光ファイバ706Dに導かれ、光ファイバ706Cから送り出された光が対向位置にある光ファイバ706Fに導かれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光路切換装置の第1の実施例は、以上のようにミラーの駆動力に静電力を用い、ミラーを梁で支持しているためミラーを所望の位置に移動することができず、また、ミラーを水平状態又は垂直状態に保持しておくために常時電力を供給する必要があるという問題点があった。
【0008】
また、第2の実施例として示された従来の光路切換装置700は、ハウジング702から四方向に光ファイバ706A、706C、706D、706Fが突出しているので、広い実装スペースを必要とするという問題があった。
【0009】
また、可動ミラー708を静電リニアモータで駆動しており、この可動ミラー708を実線位置及び点線位置に安定して保持するには常時電力を供給する必要があるという問題があった。
【0010】
また、2つの実施例に共通して、ミラーの位置を外部から確認する機構がないことから、スイッチが故障しているか否かを確認できず、本スイッチを適用したシステムは、その自己診断ができず信頼性が低下するという点で問題があった。さらに、光ファイバから出射された光を直接光ファイバで受けるようにしているため、例えばファイバ間の軸ずれによる光学損失が大きいし、光ファイバ端面をファイバ軸に対し直角に切断しているので、この直角端面で多くの光が反射してファイバのコア内へ戻ってしまうという問題があった。
【0011】
そこで、本発明の第1の形態は、ミラーの駆動力に電磁力を用い、電力を供給しなくてもミラーを自己保持できる機能を持ち、ミラー位置を検出する機構により光スイッチの状態を外部から確認できる機能を持ち、適当な光ファイバとレンズとを組み合わせることで、光ファイバの入出端における光学損失を低減し、反射光を削減する光スイッチ及び光スイッチに用いられる光路切換装置を提供することを目的とする。
【0012】
本発明の第2の形態は、光ファイバの実装スペースを削減し、電力を供給しなくてもミラーを自己保持できる機能を持ち、ミラー位置を検出する機構により光スイッチの状態を外部から確認できる機能を持ち、適当な光ファイバを使用することによって、光ファイバの入出端における光学損失を低減し、反射光を削減する光スイッチを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る光路切換装置は、
(a) 一平面上に並列に配置され、特定の方向に引き出された第1の入射光路、第2の入射光路、第1の出射光路及び第2の出射光路と、
(b) これら4つの光路の一端側に所定の間隔を置いて配置され、互いに90度の内角をもって隣接する2つの大反射面と、90度の内角と270度の外角をもって順次隣接する4つの小反射面とを有する一の可動部材と、
(c) この可動部材を、上記2つの大反射面により第1及び第2の入射光路から送り出された光を第1及び第2の出射光路に導く第1の状態と、上記4つの小反射面により第1及び第2の入射光路から送り出された光を第2及び第1の出射光路に導く第2の状態とに切り換える移動機構であって、上記第1の状態と上記第2の状態の間で上記可動部材を直線移動せしめる移動機構とを有することを特徴とする
ものである。
【0014】
請求項2に係る光路切換装置は、請求項記載の光路切換装置において、上記移動機構は、上記可動部材に設けた永久磁石と、この永久磁石を第1の位置に付勢する第1の磁界と第2の位置に付勢する第2の磁界とを形成する磁界形成部とを有する
ことを特徴とするものである。
【0015】
請求項3に係る光路切換装置は、請求項記載の光路切換装置において、上記移動機構はまた、上記永久磁石の下に配置され、該永久磁石の磁界に反発する磁界を作用させる反発磁界形成部を有することを特徴とするものである。
【0016】
請求項4に係る光路切換装置は、請求項に記載の光路切換装置において、上記第1の位置及び第2の位置の近傍に固定され、これら上記第1の位置及び第2の位置に上記永久磁石があるとき、この永久磁石との間に磁気吸引力を生じる磁性部材を有することを特徴とするものである。
【0017】
請求項5に係る光路切換装置は、請求項に記載の光路切換装置において、上記磁性部材が上記磁界形成部の励磁部であることを特徴とするものである。
【0018】
請求項6に係る光路切換装置は、請求項1から5のいずれかに記載の光路切換装置において、上記可動部材が上記第1の状態又は上記第2の状態にあるかを検出する検出手段を設けたことを特徴とするものである。
【0019】
請求項7に係る光路切換装置は、請求項に記載の光路切換装置において、上記検出手段は、上記可動部材と共に移動する導電部材と、上記可動部材が第1の位置又は第2の位置にあるとき上記導電部材と接触する互いに絶縁された第1及び第2の端子と、上記第1の端子と第2の端子が電気的に接続されているか否かを検出する検出回路とを有することを特徴とするものである。
【0020】
請求項8に記載の光路切換装置は、請求項に記載の光路切換装置において、上記検出手段は、上記可動部材と共に移動する導電部材と、上記可動部材が第1の位置又は第2の位置にあるとき上記導電部材に近接する互いに絶縁された第1及び第2の電極と、第1と第2の電極間の静電容量変化を検出する検出回路とを有することを特徴とするものである。
【0021】
請求項9に記載の光路切換装置は、請求項記載の光路切換装置において、上記検出手段は、上記第1の位置又は第2の位置にある上記可動部材の近傍に配置されたホトカプラと、このホトカプラからの信号を検出する検出回路とを有することを特徴とするものである。
【0022】
請求項10に係る光路切換装置は、請求項1から9のいずれかに記載の光路切換装置において、上記入射光路と上記出射光路の少なくともいずれか一方は、レンズと、このレンズと同軸上に配置された光ファイバとを有することを特徴とするものである。
【0023】
請求項11に係る光路切換装置は、請求項10記載の光路切換装置において、上記レンズがコリメートレンズであることを特徴とするものである。
【0024】
請求項12に係る光路切換装置は、請求項1から9のいずれかに記載の光路切換装置において、上記入射光路と上記出射光路の少なくともいずれか一方は、コア部の端面近傍がテーパ状に拡大されたテーパファイバを有することを特徴とするものである。
【0025】
請求項13に係る光路切換装置は、請求項10記載の光路切換装置において、上記光ファイバとして、その端面を端面での反射光がコアの外部へ放射される程度に斜めに切断した光ファイバを適用することを特徴とするものである。
【0026】
請求項14に係る光路切換装置は、請求項1から9のいずれかに記載の光路切換装置において、上記入射光路と上記出射光路の少なくともいずれか一方は微小コリメータ付き光ファイバであることを特徴とするものである。
【0027】
請求項15に係る光路切換装置は、請求項14記載の光路切換装置において、上記微小コリメータ付き光ファイバとして、その端面を端面での反射光がコアの外部へ放射される程度に斜めに切断した微小コリメータ付き光ファイバを適用することを特徴とするものである。
【0028】
請求項16に係る光路切換装置は、請求項1に記載の光路切換装置において、上記可動部材が、上記2つの大反射面と上記4つの小反射面とが同一方向に向けて重ね合わされてなり、当該重ね合わせ方向に上記移動機構によって移動することを特徴とするものである
【0061】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の光スイッチ及びこの光スイッチを用いた光路切換装置の実施形態を説明する。なお、各実施形態において特に言及しない限り、同一の部材には同一の数字からなる符号、又は同一の数字にアルファベットを付けた符号を用いることで詳細な説明は省略する。
【0062】
(1)光スイッチの実施の形態1
図1(a)は光スイッチの実施の形態1に係る斜視図、図1(b)と図1(c)はそれぞれ図1(a)のIb−Ib線、Ic−Ic線に沿った断面図である。これらの図において、全体を符号2で示す光スイッチは支持部材4を有する。支持部材4は非磁性材料からなり、内側に向かって窪んだ長溝6を有する。長溝6は図1(b)と図1(c)において約12時の方向から約3時の方向までの領域を開放した円筒状の支持部8と、支持部8の周方向一端部(約3時の方向に位置する端部)から水平方向に伸びる位置決め部10と、支持部8の周方向他端部(約12時の方向に位置する端部)から垂直方向に伸びる位置決め部12を有する。
【0063】
可動部14は、上述した円筒状支持部8の内径よりも僅かに外径の小さい円柱状の永久磁石16を有する。永久磁石16は、中心軸を含む面を境として一方がN極、他方がS極に着磁されている。可動部14はまた長方形のミラー18を備えており、このミラー18は永久磁石16におけるN極とS極との境界面上に位置して永久磁石16に固定されている。この可動部14は図示するように永久磁石16が支持部8に収容され、ミラー18が位置決め部10に当たる第1の位置〔図1(b)参照〕と、ミラー18が位置決め部12に当たる第2の位置〔図1(c)参照〕との間で回転できるようにしてある。
【0064】
支持部4の下には磁界発生手段としての電磁石20が配置されている。この電磁石20はコイル22を有し、永久磁石16に向けて磁界が形成されるように配置されている。
【0065】
このように構成された光スイッチ2は、電磁石20のコイル22に電流を流し、永久磁石16に対向する領域にS極を有する磁界24を形成すると、この磁界24のS極に永久磁石16のN極が吸引され、可動部14はミラー18が第1の位置決め部10に当たった位置(第1の位置)で安定する〔図1(b)参照〕。この状態からコイル22の電流の方向を切り換えると、図1(c)に示すように、永久磁石16に対向する領域にN極を有する磁界26が形成される。これにより、磁界26のN極と永久磁石16のN極が反発し、可動部14が回転する。また、可動部14の回転と共に永久磁石16のS極が磁界26のN極に接近し、これにより可動部14の回転が促進される。最後に、ミラー18は第2の位置決め部12に当たった位置(第2の位置)で安定する。この状態から再びコイル22の電流を切り換えると磁界24が形成され、この磁界24のS極と第2の位置にある永久磁石16のS極が反発することにより可動部14は第1の位置に戻る。
【0066】
このように、光スイッチ2によれば、電磁石20のコイル22に流れる電流の方向を切り換えることにより、永久磁石16及びミラー18が第1の位置と第2の位置との間を移動できる。
【0067】
(2)光路切換装置の実施の形態1
上述した光スイッチ2を利用した光路切換装置30の実施の形態1を説明する。図2(a)及び図2(b)は実施の形態1の光路切換装置を示し、この光路切換装置は、一つの光ファイバ(出光部)32と、この光ファイバ32と所定の間隔を置いて同一直線上に配置された光ファイバ(受光部)34と、光ファイバ32と略平行に且つ並列に配置された第2の出射用光ファイバ(受光部)36を有する。また、光ファイバ32と光ファイバ34との間には光スイッチ2Aが設けてある。また、光ファイバ36の延長上であって光スイッチ2Aの近傍には、光スイッチ2Bが設けてある。
【0068】
光スイッチ2Aは、ミラー18Aが第1の位置にあるときは光ファイバ32と34とを結ぶ光路40から退避し、ミラー18Aが第2の位置にあるときは光ファイバ32と34との間の光路40に進出して光ファイバ32から出射された光を他方の光スイッチ2Bに向けて変更するように配置され方向付けられている。他方の光スイッチ2Bは、ミラー18Bが第2の位置にあるとき、光スイッチ2Aのミラー18Aで反射された光を第2の受光用光ファイバ36に向けて反射するように配置され方向付けられている。
【0069】
このように構成された光路切換装置によれば、図2(a)に示すように、光スイッチ2A、2Bのミラー18A、18Bが第1の位置にあるとき、光ファイバ32から出た光が光ファイバ34に到達する。また、図2(b)に示すように、光スイッチ2A、2Bのミラー18A、18Bが第2の位置にあるとき、光ファイバ32から出た光は、光路42に沿って,光スイッチ2A、2Bのミラー18A、18Bでそれぞれ反射して光ファイバ36に到達する。したがって、光スイッチ2A、2Bのミラー18A、18Bの位置を切り換えることにより、光ファイバ32から出射された光を、光ファイバ34又は36に選択的に送ることができる。
【0070】
(3)光路切換装置の実施の形態2
図3(a)と図3(b)は光路切換装置の実施の形態2を示し、この光路切換装置は、矢印50に沿って所定の間隔を置いて平行に配置された一対の光ファイバ46A、46Bと、これら光ファイバ46A、46Bのそれぞれ近傍であって矢印50とは反対方向の矢印52に沿って所定の間隔を置いて平行に配置された一対の光ファイバ46C、46Dを有する。また、この光路切換装置は4つの光スイッチ2A、2B、2C、2Dを備えており、2つの光スイッチ2A、2Bが前者の光ファイバ46A、46Bの間に配置され、残る2つの光スイッチ2C、2Dが後者の光ファイバ46C、46Dの間に配置されている。
【0071】
この光スイッチでは、図3(a)に示すように、光スイッチ2A、2B、2C、2Dのミラー18A、18B、18C、18Dが第1の位置にあるとき、光ファイバ46Aから出た光は光路50に沿って対向する光ファイバ46Bに受光され、他方光ファイバ46Dから出た光は光路52に沿って対向する光ファイバ46Cに受光される。他方、図3(b)に示すように、光スイッチ2A、2B、2C、2Dのミラー18A、18B、18C、18Dが第2の位置にあるとき、ミラー18A、18Bが光路50に進出すると共にミラー18C、18Dが光路52に進出する。その結果、光ファイバ46Aから出た光はミラー18A、18Cに反射されて光ファイバ46Cで受光され、他方、光ファイバ46Dから出た光はミラー18D、18Bに反射されて光ファイバ46Bで受光される。
【0072】
(4)光路切換装置の実施の形態3
図4(a)と図4(b)は光路切換装置の実施の形態3を示し、この光路切換装置は並列に配置された4本の光ファイバ60A、60B、60C、60Dを有し、それらの一端側に6個の光スイッチ2A、2B、2C、2D、2E、2Fが配置されている。具体的に、光スイッチ2A、2B、2C、2Dは光ファイバ60A、60B、60C、60Dの端部から所定の間隔を置いてそれらの延長上に配置されている。また、光スイッチ2E、2Fは、光スイッチ2B、2Cを挟んで光ファイバ60B、60Cの反対側にこれらと所定の間隔を置いて配置されている。
【0073】
この光路切換装置は、光スイッチ2B、2Cのミラー18B、18Cが第1の位置にあり、残る光スイッチ2A、2D、2E、2Fのミラー18A、18D、18E、18Fが第2の位置にある第1の状態〔図4(a)参照〕と、光スイッチ2A、2B、2C、2Dのミラー18A、18B、18C、18Dが第2の位置にあり、残る光スイッチ2E、2Fのミラー18E、18Fが第1の位置にある第2の状態〔図4(b)参照〕に切り換えられる。これにより、第1の状態では、光ファイバ60Aから出た光は光スイッチ2A、2Dのミラー18A、18Dで反射して光ファイバ60Dに入り、光ファイバ60Cから出た光は光スイッチ2F、2Eのミラー18C、18Bで反射して光ファイバ60Bに入る。また、第2の状態では、光ファイバ60Aから出た光は光スイッチ2A、2Bのミラー18A、18Bで反射して光ファイバ60Bに入り、光ファイバ60Cから出た光は光スイッチ2C、2Dのミラー18C、18Dで反射して光ファイバ60Dに入る。
【0074】
(5)光路切換装置の実施の形態4
図5は光路切換装置の実施の形態4を示し、この光路切換装置は、4行×4列のマトリックス状に配置された16個の光スイッチ2を有する。また、各列及び各行の延長上にはそれぞれ光ファイバ64A〜64Hが配置されている。この実施の形態では、光スイッチ2におけるミラー18の位置を適宜切り換えることにより、例えば図示するように光ファイバ64A〜64Dから出た光をそれぞれ光ファイバ64E〜64Hの何れかに伝送できる。
【0075】
(6)光スイッチの実施の形態2
図6(a)は光スイッチの実施の形態2の斜視図、図6(b)は図6(a)のVIb−VIb線に沿った断面図である。この光スイッチ2’は、電磁石20に磁性材料からなる磁性部材66を備えている点で光スイッチ2と異なる。磁性部材66は、コイル22に挿入された鉄心68と、コイル22と支持部材4との間に介在するフランジ70を有する。この光スイッチ2’では、コイル22に電流を流すことにより形成される磁束が磁性部材66の内部に集束し、その結果、電流の切換時、永久磁石16に対して強い回転力を与えることができる。
【0076】
(7)光スイッチの実施の形態3
図7(a)と図7(b)は光スイッチの第3の実施の形態を示す。この光スイッチ2''は、ミラー18に永久磁石71を備えており、永久磁石71は一方の表面側(図7(a)の下側)がN極、他方の表面側(図7(a)の上側)がS極に着磁されている。支持部材4’は、支持部材4’の位置決め部10下方から水平方向に伸びた部分72を有し、この部分72の上に鉄心74Aと、鉄心74Aの周囲に巻回したコイル76Aとからなる電磁石73Aが設けられてあり、ミラー18が第1の位置[図7(a)参照]にあるときにこのミラー18と鉄心74Aとが接触するようになっている。一方、位置決め部12上方には、鉄心74Bと、鉄心74Bの周囲に巻回したコイル76Bとからなる電磁石73Bが設けてあり、ミラー18が第2の位置[図7(b)参照]にあるときにこのミラー18と鉄心74Bとが接触するようになっている。また、コイル76Aとコイル76Bは制御回路80に接続されており、この制御回路80によりコイル76A、76Bに流れる電流の向きが制御できるようになっている。
【0077】
このように構成された光スイッチ2''では、ミラー18が第1の位置[図7(a)参照]にあるとき、永久磁石71と鉄心74Aが吸着する。コイル76Aに電流を流さなくても、永久磁石71と鉄心74Aとの吸着力によりミラー18を第1の位置に保持できる。この状態からコイル76Aに電流を印加して永久磁石71に対向する鉄心74Aの端部をN極に磁化すると、永久磁石71と鉄心74Aが反発し、鉄心74Aからミラー18が離れる。このとき、コイル22に加える電流の方向を切り換えると、ミラー18は第2の位置[図7(b)参照]に移動する。他方、第2の位置において、永久磁石71が鉄心74Bに吸着してミラー18はこの位置に自己保持される。すなわち、コイル76Bに電流を流さなくても、永久磁石71と鉄心74Bとの吸着力によりミラー18を第2の位置に保持できる。この状態からコイル76Bに電流を印加して永久磁石71に対向する鉄心74Bの端部をS極に磁化すると、永久磁石71と鉄心74Bが反発し、鉄心74Bからミラー18が離れる。このとき、再びコイル22に加える電流の方向を切り換えることによりミラー18は第1の位置に戻る。
【0078】
このように、光スイッチ2''によれば、制御回路80によりミラー18は第1の位置又は第2の位置に自己保持できる。
【0079】
(8)光スイッチの実施の形態4
図8(a)と図8(b)は光スイッチの第4の実施の形態を示す。この光スイッチ2'''では、光スイッチ2’において永久磁石16のN極とS極の境界面とミラー18の配置方向が同一直線上であるのに対し、永久磁石16の境界面がミラー18に対し時計回りに約45度回転した位置に設けられている。
【0080】
このように構成された光スイッチ2'''では、電磁石20のコイル22に電流を流し、永久磁石16に対向する領域にS極を有する磁界24を形成すると、この磁界24のS極に永久磁石16のN極が吸引され、ミラー18は矢印82の向きに移動し、第1の位置決め部10に当たった位置(第1の位置)で保持される〔図8(a)参照〕。また、このときコイル22に流れる電流を切っても、永久磁石16は磁性部材66との間に最も安定した状態(S極とN極の境界面がフランジ70と垂直となる状態)を作ろうとして矢印82向きへの回転力をそれ自身に作用する。但し、ミラー18の回転は第1の位置決め部10により規制されているので、ミラー18は第1の位置決め部10に対して付勢力をもって接触状態を保つ。次に、コイル22の電流の方向を切り換えると、図8(b)に示すように、永久磁石16に対向する領域にN極を有する磁界26が形成される。これにより、磁界26のN極と永久磁石16のN極が反発し、ミラー18は矢印84の向きに移動し、第2の位置決め部12に当たった位置(第2の位置)で保持される。また、このときコイル22に流れる電流を切っても、永久磁石16は磁性部材66との間に最も安定した状態を作ろうとして矢印84向きへの回転力をそれ自身に作用する。但し、ミラー18の回転は第2の位置決め部12により規制されているので、ミラー18は第2の位置決め部12に対しては付勢力をもって接触状態を保つ。ここで、再びコイル22の電流を切り換えると磁界24が形成され、この磁界24のS極と第2の位置にある永久磁石16のS極が反発することによりミラー18は第1の位置に戻る。
【0081】
このように、光スイッチ2'''によれば、永久磁石16の着磁の方向とミラー18の配置方向を所定の関係にすることにより保持機能を備えたものである。
【0082】
(9)光路切換装置の実施の形態5
図9(a)と図9(b)は光路切換装置の実施の形態5を示し、この光路切換装置は並列に配置された4本の光ファイバ90A、90B、90C、90Dを有し、それらの一端側に2個の光スイッチ2B、2C及び2個の固定ミラー92A、92Dが配置されている。具体的に、光スイッチ2B、2Cは光ファイバ90B、90Cの端部から所定の間隔を置いてそれらの延長上に配置されている。また、固定ミラー92A、92Dは、光ファイバ90A、90Bの端部から所定の間隔を置いたそれらの延長上から、光スイッチ2B、2Cを挟んで光ファイバ90B、90Cの反対側にこれらと所定の間隔を置いた所まで伸びている。さらに、光スイッチ2B、2Cはコイル22及び磁性部材66を共有している。
【0083】
この光路切換装置は、光スイッチ2B、2Cが共有するコイル22に流れる電流の向きを切り換えることにより、光スイッチ2B、2Cのミラー18B、18Cが第1の位置にある第1の状態〔図9(a)参照〕と、光スイッチ2B、2Cのミラー18B、18Cが第2の位置にある第2の状態〔図9(b)参照〕とに切り換える。これにより、第1の状態では、光ファイバ90Aから出た光は固定ミラー92A、92Dで反射して光ファイバ90Dに入り、光ファイバ90Cから出た光も固定ミラー92D、92Aで反射して光ファイバ90Bに入る。また、第2の状態では、光ファイバ90Aから出た光は固定ミラー92A、光スイッチ2Bのミラー18Bで反射して光ファイバ90Bに入り、光ファイバ90Cから出た光は光スイッチ2Cのミラー18C、固定ミラー92Dで反射して光ファイバ90Dに入る。
【0084】
(10)光路切換装置の実施の形態6
図10は光路切換装置の第6の実施の形態を示す。この光路切換装置に用いられる光スイッチでは、支持部材4’の一部を側方に伸ばし、第1の位置にあるミラー18の下方にこれと所定の間隔を置いて対向する支持部72が形成されている。支持部72の上には絶縁層94が配置され、この絶縁層94の上に一対の端子96A、96Bが所定の間隔を置いて配置され互いに絶縁されている。また、ミラー18は少なくとも端子96A、96Bに対向する部分(対向部97)が導電材料で形成されており、ミラー18が第1の位置にあるとき、対向部97が端子96A、96Bに接触するようになっている。また、一対の端子96A、96Bは図外の検出回路に接続されており、ミラー18の対向部97と端子96A、96Bとの接触及び非接触を電気的に検出できるようにしてある。したがって、この光路切換装置によれば、ミラー18が第1の位置にあるか否かを検出回路において確認できる。
【0085】
なお、本実施形態では、互いに絶縁された一対の端子を第1の位置にあるミラーの近傍に配置したが、これらの端子を第2の位置にあるミラーと接触できるように設けると共に、これらに接触するミラーの一部を導電材料で形成することにより、ミラーが第2の位置にあるか否かも確認できる。
【0086】
(11)光路切換装置の実施の形態7
図11は光路切換装置の実施の形態7を示し、図10に示した実施の形態6の変形例である。この変形例において、支持部72の上には、第1の位置にあるミラー18と所定の間隔を置いて対向するように、一対の電極98A、98Bが絶縁部層94’の中に所定の間隔を置いて配置され互いに絶縁されている。また、ミラー18は導電部材を有する。
【0087】
ここで用いられる光スイッチでは、図11に示すようにミラー18が第1の位置にあるときは、導電部材を有するミラー18が絶縁層94’を隔てて電極98Aと98Bに近接するために、電極98Aと電極98Bとの間の静電容量は最大となる。逆に、導電部材を有するミラー18が電極98Aと98Bから離れるにしたがって、電極98Aと電極98Bとの間の静電容量が減少する。よって、電極98Aと98Bに接続された図外の検出手段により静電容量の変化を検出することによって、ミラー18の位置を確認できる。
【0088】
(12)光路切換装置の実施の形態8
図12は光路切換装置の実施の形態8を示し、図10に示した実施の形態6の変形例である。この変形例において、支持部72の上には、第1の位置にあるミラー18と所定の間隔を置いて対向するように、発光素子100と受光素子102が配置されている。発光素子100は電気信号を入力すると発光し、受光素子102は光が入射すると電気信号を発生する。
【0089】
ここで用いられる光スイッチでは、図12に示されたようにミラー18が第1の位置にあるときは、ミラー18が発光素子100と受光素子102の上部にあるため、発光素子100から出射された光がミラー18で反射し、受光素子102に受光される。一方、ミラー18が第2の位置にあるときは、発光素子100からの光がミラー18で反射しないため、受光素子102が光を受けることはない。したがって、図外の検出手段により受光素子からの電気信号を検出するか否かによって、ミラー18が第1の位置あるいは第2の位置にあるかを確認できる。
【0090】
(13)光路切換装置の実施の形態9
図13は光路切換装置の実施の形態9を示す。光学軸103に沿って、光ファイバ104A、レンズ106A、光スイッチ2A、レンズ106C、光スイッチ2B、レンズ106B、光ファイバ104Bが順に配置され、光ファイバ104A、104B、レンズ106A、106B、106Cはそれぞれが微小なV溝で構成された保持部材108A、108B、110A、110B、110Cにより保持されている。また、光学軸103は、互いに略平行な線112と114と、これらの線112、114と略垂直な線116からなる。
【0091】
光ファイバ104Aから出た光は、レンズ106Aにより集光され、光スイッチ2Aのミラー18Aで反射する。次に、光はレンズ106Cにより集光され、光スイッチ2Bのミラー18Bで反射した後、最後にレンズ106Bにより集光され、光ファイバ104Bにより受光される。
【0092】
(14)光路切換装置の実施の形態10
図14は光路切換装置の実施の形態10を示す。この光路切換装置は、実施の形態9の光路切換装置において、特にレンズ106Aで光をコリメートし、レンズ106Bで光を集光するのが特徴である。レンズ106Aで光をコリメートすることで、したがって、例えば光ファイバやレンズ等の取付誤差により光路がオフセットしても光学損失を小さく抑えることができる。
【0093】
(15)光路切換装置の実施の形態11
図15は光路切換装置の実施の形態11を示す。この光路切換装置は、図14の光路切換装置において、光ファイバとして、コア部がその端面近傍でテーパ状に拡大されたテーパファイバ118A、118Bを用いているのが特徴である。テーパファイバ118A、118Bは、端面におけるスポットサイズが通常のシングルモード光ファイバに比べて拡大されているため、位置ずれの誤差に対する光学損失を低減できる。また、光路切換装置を製造する際に光ファイバ、レンズ及び光路切換装置の配置に関する精度が緩和され製造コストを低減できる。
【0094】
(16)光路切換装置の実施の形態12
図16は光路切換装置の実施の形態12を示す。この光路切換装置は、図14の光路切換装置において、光ファイバとレンズの代わりに筒形状の微小レンズと光ファイバを同軸上で融着接続した微小コリメータ付き光ファイバ120A、120Bを使用している。例えばコアがレンズ効果を有するGI(Graded Index)タイプのマルチモード光ファイバとシングルモード光ファイバを融着接続することでこれらの微小コリメータ付き光ファイバを実現できる。また、微小コリメータ付き光ファイバを適用することによってレンズ位置と光ファイバ位置のずれを低減できる。
【0095】
(17)光路切換装置の実施の形態13
図17は光路切換装置の実施の形態13を示す。この光路切換装置は、図14の光路切換装置において、光ファイバとして、その端面をそこでの反射光がコアの外部へ放射される程度に斜めに切断したものを使用している。一般に、光ファイバを伝播し端面から出射する際に、光の一部は端面反射する。光ファイバの端面が垂直である場合は、多くの反射光は入射側の光ファイバのコア内に戻ってしまう。光路切換装置の実施の形態13に係る端面を斜めに切断した光ファイバ122A、122Bは、それらの端面での反射光が斜め方向へ反射されるため、光ファイバの入射側に戻る反射光を低減できる。
【0096】
(18)光路切換装置の実施の形態14
図18は光路切換装置の実施の形態14を示す。この光路切換装置は、図16の光路切換装置において、微小コリメータ付き光ファイバとして、その端面をそこでの反射光がコアの外部へ放射される程度に斜めに切断した微小コリメータ付き光ファイバ124A、124Bを使用している。これにより、それらの端面での反射光が斜め方向へ反射されるため、光ファイバの入射側に戻る反射光を低減できる。
【0097】
(19)他の実施の形態
上述の光スイッチ及び光路切換装置は、本発明の様々な可能な実施形態の一部しか表しておらず、修正及び変更も種々可能である。また、当業者なら容易に種々の修正例及び変更例を実現できるが、それらは全て本発明の範囲に属するものである。
【0098】
例えば、上記実施形態では、長方形のミラー18は、永久磁石16の中心軸を含む面内に位置するように、永久磁石16に固定されているが、図19に示すように、永久磁石16の略接線方向に取り付けることで、ミラー18が垂直位置でより安定できるようにしてもよい。
【0099】
また、上記実施形態では磁場を切り換えることによりミラー18を永久磁石16とともに回転させる構成をとっているが、磁気力によりミラー18を第1の位置と第2の位置との間で移動できればどのような構成(例えばスライド式の移動構造)であってもよい。
【0100】
また、光の進行方向を変える光路切換部材としてミラー18を用いたがプリズム等を用いることも可能である。
【0101】
また、電磁石20を用い、これに印加する電流の方向を切り換えることで磁界の方向を切り換えているが、スライド自在又は回転自在に設けた永久磁石をスライド又は回転することで可動部14の永久磁石16に作用する磁界の方向を切り換えてもよい。
【0102】
また、永久磁石16としてN極とS極を一つずつ備えたものを使用したが、N極とS極の少なくともいずれか一方は複数設けたものを用いてもよい。
【0103】
また、光の出光部及び受光部として光ファイバを用いているが、光路切換装置の第9乃至実施の形態14を除いて、導波管等の光路となりうるものであればどのようなものを用いてもよい。
【0104】
また、光ファイバ保持部材108及びレンズ保持部材110として微小なV溝を使用する構成をとっているが、U字形状や円形状の溝等光ファイバやレンズを所定の位置に保持するものであればどのようなものを用いてもよい。
【0105】
また、ミラー18は永久磁石16に固定されているとしたが、ミラーと永久磁石を永久磁石で一体成形し、永久磁石面に金やアルミを成膜してミラーとしたものを用いてもよい。
【0106】
また、永久磁石16として円柱状のものを用いているが、円筒状の永久磁石を用いても、また、断面が円状になっていなくても、永久磁石で構成された軸であればどのようなものを用いてもよい。
【0107】
また、支持部材4はミラー16が約90度回転する構成をとっているが、所望の回転が可能な構成をとった支持部材を用いてもよい。
【0108】
また、本発明の光路切換装置によれば、入射光路及び出射光路である光ファイバの数は上記光路切換装置の実施形態の場合以外にも種々選択できる。
【0109】
また、ミラー16の自己保持を磁気力により行っているが自己保持できる手段であればどのようなものを用いてもよい。
【0110】
また、ミラー16の位置を非接触で確認するのに静電容量式センサ(図11参照)あるいはホトカプラ(図12参照)を用いているが、非接触でミラーの位置を確認できるならどのようなもの(例えば超音波センサ)を用いてもよい。
【0111】
また、レンズとして円柱状のものが用いられているが、光を集光するものであればどのようなレンズ(例えばボール型レンズ)を用いてもよい。また、光ファイバとミラーの間及び、図13のようにミラーとミラーとの間にそれぞれレンズを配置しているが、適当に光学結合される位置に各素子を配置すれば必ずしも全ての位置にレンズを配置する必要はない。
【0112】
(21)光路切換装置の実施の形態15
図21は光路切換装置の平面図、図22は図21のII−II線に沿った断面図を示す。これらの図において、全体を符号301で示す光路切換装置は、略長方形の基板302を有する。基板302の一辺近傍には光路基板304が設けてあり、この光路基板304に4つの光ファイバ306A〜306D(入射用光ファイバ306A・306Cと出射用光ファイバ306B・306D)が等間隔に並列に配置されている。光路基板304はまた、各光ファイバ306A〜306Dの一端側にこれと同軸的にレンズ308A〜308Dを支持している。また、基板302上には、レンズ308A〜308Dを挟んで光ファイバ306A〜306Dの反対側に光スイッチ310が設けてある。
【0113】
光スイッチ310において、固定反射板312A・312Dは、光ファイバ306A・306Dの延長上に、レンズ308A・308Dと所定の間隔を置いて設けてある。これら固定反射板312A・312Dは、光ファイバ306Aから入射された(送り出された)光が固定反射板312A・312Dで順次反射されて光路306Dに入るように、それらの反射面を光ファイバ306A・306Dに対して時計回り方向に+45度、−45度傾けて配置されている。
【0114】
可動反射板312Bは光ファイバ306Bの延長上にある第1の位置(実線及び符号312Bで示す位置)と、光ファイバ306Cの延長上にある第2の位置(点線及び符号312B’で示す位置)との間で移動できるようにしてある。また、可動反射板312Cは光ファイバ306Cの延長上にある第1の位置(実線及び符号312Cで示す位置)と、光ファイバ306Bの延長上にある第2の位置(点線及び符号312C’で示す位置)との間で移動できるようにしてある。
【0115】
可動反射板312Bは、第1の位置において固定反射板312A・312Dの間に進出しており、固定反射板312Aで反射された光を光ファイバ306Bに導くように、その反射面を光ファイバ306Bに対して時計回り方向に−45度傾けて配置される。他方、可動反射板312Cも、第1の位置において固定反射板312A・312Dの間に進出しており、光ファイバ306Cから入射された(送り出された)光を固定反射板312Dを介して光路306Dに導くように、その反射面を光ファイバ306Cに対して時計回り方向に+45度傾けて配置される。
【0116】
また、可動反射板312B・312Cは、第2の位置において、光ファイバ306Cから入射された光を可動反射板312B・312Cで順次反射して光ファイバ306Bに導くように配置される。
【0117】
可動反射板312B・312Cをそれぞれ第1の位置と第2の位置で保持及び切り離しを行う自己保持切離し機構314は、一方の可動反射板312Bを第1の位置から第2の位置へ、また逆に第2の位置から第1の位置へと付勢する自己保持切離し装置316Bと、他方の可動反射板312Cを第1の位置から第2の位置へ、また逆に第2の位置から第1の位置へと付勢する自己保持切離し装置316Cを有する。
【0118】
自己保持切離し装置316Bは、可動反射板312Bについて、第1の位置の近傍に配置された第1の電磁石318Bと第2の位置の近傍に配置された第2の電磁石318B’とを有する。電磁石318B・318B’はそれぞれヨーク320B・320B’を備えており、これらヨーク320B・320B’の一端が第1の位置と第2の位置にある可動反射板312Bの近傍に位置している。一方、可動反射板312Bは、その底部において、ヨーク320Bと320B’の間を移動可能に配置した永久磁石322B(図22参照)により支持されている。また、永久磁石322Bは、ヨーク320B・320B’に対向する部分がそれぞれS極とN極に着磁されている。
【0119】
したがって、可動反射板312Bと永久磁石322Bが第1の位置にあるとき、この永久磁石322Bがヨーク320Bの一端を吸着する。そのため、可動反射板312Bは第1の位置に安定して保持される。この状態から第1の電磁石318Bを励磁してヨーク320Bの永久磁石322Bに対向する一端をS極に着磁すると、このS極と永久磁石322BのS極が反発し、永久磁石322B及び可動反射板312Bが第2の位置に向けて移動する。逆に、可動反射板312Bと永久磁石322Bが第2の位置にあるとき、第2の電磁石318B’を励磁してヨーク320B’の永久磁石322Bに対向する一端をN極に着磁すると、このN極と永久磁石322BのN極が反発し、永久磁石322B及び可動反射板312Bが第1の位置に向けて移動する。
【0120】
同様に、自己保持切離し装置316Cは、可動反射板312Cについて、第1の位置の近傍に配置された第1の電磁石318Cと第2の位置の近傍に配置された第2の電磁石318C’とを有する。電磁石318C・318C’はそれぞれヨーク320C・20C’を備えており、これらヨーク320C・320C’の一端が第1の位置と第2の位置にある可動反射板312Cの近傍に位置している。一方、可動反射板312Cは、その底部において、ヨーク320Cと320C’の間を移動可能に配置した永久磁石322Cにより支持されている。また、永久磁石322Cは、ヨーク320C・320C’の対向する部分がそれぞれS極とN極に着磁されている。
【0121】
したがって、可動反射板312Cと永久磁石322Cが第1の位置にあるとき、この永久磁石322Cがヨーク320Cの一端を吸着する。そのため、可動反射板312Cは第1の位置に安定して保持される。この状態から第1の電磁石318Cを励磁してヨーク320Cの永久磁石322Cに対向する一端をS極に着磁すると、このS極と永久磁石322CのS極が反発し、永久磁石322C及び可動反射板312Cが第2の位置に向けて移動する。逆に、可動反射板312Cと永久磁石322Cが第2の位置にあるとき、第2の電磁石318C’を励磁してヨーク320C’の永久磁石322Cに対向する一端をN極に着磁すると、このN極と永久磁石322CのN極が反発し、永久磁石322C及び可動反射板312Cが第1の位置に向けて移動する。
【0122】
可動反射板312B・312Cの移動領域(第1の位置にある可動反射板312B・312Cと第2の位置にある可動反射板312B’・312C’で囲まれた正方形領域)に電磁式リニアアクチュエータ(以下、電磁アクチュエータという。)324を有し、リニアモータカーの浮上原理を利用して、第1の位置と第2の位置との間を可動反射板312B・312Cが移動する際に受ける抵抗を出来るだけ少なくするとともに、可動反射板312B・312Cを移動させる。
【0123】
電磁アクチュエータ324は、可動反射板312B・312Cの移動方向に沿ってN行×N列に配置されたN2個の電磁コイル326と、各電磁コイル26に接続された電源(図示せず)を有し、各電磁コイル326に印加する電流の方向が個別に制御できるようにしてある。具体的に、3行×3列の電磁アクチュエータ324の場合、可動反射板312Bが第1の位置から第2の位置に移動するとき、可動反射板312Bについて最も第1の位置側にある第1列の電磁コイル、続く第2列の電磁コイル、更に第3列の電磁コイルに順次電流が印加されて、可動反射板312Bを支持する永久磁石322Bに対して、この永久磁石322Bを上方に付勢しながら第2の位置に向けて移動する移動磁界が形成される。逆に、可動反射板312Bが第2の位置から第1の位置に移動するときも同様にして移動磁界が形成される。
【0124】
同様に、可動反射板312Cが第1の位置から第2の位置に移動するとき、可動反射板312Cについて最も第1の位置側にある第1列の電磁コイル、続く第2列の電磁コイル、更に第3列の電磁コイルに順次電流が印加されて、可動反射板312Cを支持する永久磁石322Cに対して、この永久磁石322Cを上方に付勢しながら第2の位置に向けて移動する移動磁界が形成される。逆に、可動反射板312Cが第2の位置から第1の位置に移動するときも同様にして移動磁界が形成される。したがって、可動反射板312B・312Cはより摩擦抵抗の少ない状態で第1の位置と第2の位置との間を移動することができる。
【0125】
このように構成された光路切換装置301の動作を説明する。可動反射板312B・312Cが第1の位置にあるとき、光ファイバ306Aから入射された光はレンズ308Aでコリメートされ、反射板312A・312Bで反射され、レンズ308Bで収束された後、光ファイバ306Bに導かれる。同様に、光ファイバ306Cから入射された光はレンズ308Cでコリメートされ、反射板312C・312Dで反射され、レンズ308Dで収束された後、光路306Dに導かれる。
【0126】
この状態から可動反射板312B・312Cを第1の位置から第2の位置に移動する場合、それぞれ自己保持切離し装置316B・316Cの電磁石318B・318Cを励磁し、永久磁石322B・22Cを第2の位置に向けて付勢すると共に、永久磁石322B・22Cとヨーク320B・20Cとの磁気吸引力を消去する。また、電磁アクチュエータ324の電磁コイル26に上述のようにして電流を印加し、永久磁石322B・22Cに対して移動磁界を作用させてこれを浮上移動させる。その結果、可動反射板312B・312Cは永久磁石322B・22Cと共に過度の抵抗を受けることなくそれぞれ第2の位置に移動する。
【0127】
可動反射板312B・312Cが第2の位置にあるとき、光ファイバ306Aから入射された光はレンズ308Aでコリメートされ、反射板312A・312Dで反射され、レンズ308Dで収束された後、光ファイバ306Dに導かれる。同様に、光ファイバ306Cから入射された光はレンズ308Cでコリメートされ、反射板312B・312Cで反射され、レンズ308Bで収束された後、光ファイバ306Bに導かれる。
【0128】
この状態から可動反射板312B・312Cを第2の位置から第1の位置に移動する場合、それぞれ自己保持切離し装置316B・316Cの電磁石318B’・318C’を励磁し、永久磁石322B・22Cを第1の位置に向けて付勢すると共に、永久磁石322B・22Cとヨーク320B’・20C’との磁気吸引力を消去する。また、電磁アクチュエータ324の電磁コイル26に上述のようにして電流を印加し、移動する永久磁石322B・22Cに対して移動磁界を作用させてこれを浮上移動させる。その結果、可動反射板312B・312Cは永久磁石322B・322Cと共に過度の抵抗を受けることなくそれぞれ第1の位置に移動する。
【0129】
このように構成した光路切換装置301において可動反射板312B、312Cは第1の位置又は第2の位置に自己保持できる。
【0130】
なお、図21から分かるように、可動反射板312Bと312Cの移動経路は重複しており、同時にこれらを移動すると移動中に衝突する。そのため、例えば、まず一方の可動反射板312Bを移動し、その移動が完了してから他方の可動反射板312Cを移動する必要がある。
【0131】
光路切換装置301と、別の光路切換スイッチ501、601との実装面積を図23を参照して比較する。具体的に、図23Aに示すように、四方向から光ファイバ511を引き出した4台の光スイッチ510を用いた場合、これらの光ファイバ511で光スイッチ510を互いに連結すると共にすべての光ファイバ511を特定の方向に引き出すと、これら光ファイバ511を折損することなく曲げるためのスペースを考慮すれば、広い実装スペースを要する。また、図23Bに示すように、両側から光ファイバ611を引き出した光路切換装置601の場合、同様にすべての光ファイバ611を特定の方向に引き出すと、図23Aの場合よりも実装面積は減少するが、依然として広い実装スペースを要する。これに対して、実施の形態15の光路切換装置301を利用した場合、すべての光ファイバ311を一側部に集約できるので、実装面積は極めて減少する。
【0132】
上記実施の形態では、図21に示すように、基板2の一端側に、入射用光ファイバ306A・出射用光ファイバ306B・入射用光ファイバ306C・出射用光ファイバ306Dの順番で配置したが、この配置は限定的なものではない。また、上記実施の形態では、2つの可動反射板をそれぞれ光ファイバの配置方向と時計回り方向に±45度の角度をなす方向に移動したが、光ファイバと平行な方向又は直交する方向に移動するようにしてもよい。この場合、入射光路と出射光路は、図24に示す▲1▼〜▲6▼の配置例のように配置することが可能である。なお、図24において、「入」は入射光路、「出」は出射光路を意味する。
【0133】
反射板の配置についても上記実施の形態は限定的なものでなく、例えば図25に示すような配置例が考えられる。図25Aの配置例では、第1の状態(図25A1)で4つの反射板312A〜312Dは光ファイバから同一距離に配置されており、第2の状態(図25A2)で中間の2つの反射板312Bと312Cが両側の反射板312Aと312Dの間から光ファイバと反対側に移動している。この場合、反射板312Bと312Cを移動する機構は、上述した機構に限るものでなく、これらの一端で90度回転する機構を採用してもよい。
【0134】
図25Bの配置例では、第1の状態(図25B1)で2つの反射板312Aと312Cが他の反射板312Bと312Dよりも光ファイバ側に位置しており、この位置から反射板を移動して第2の状態(図25B2,B2’)が形成されている。なお、上段に示す第2の状態(図25B2)は反射板312Cと312Dを光ファイバと平行方向又は直交方向に移動して形成された例を示し、下段に示す第2の状態(図25B2’)は反射板312Aと312Bを光ファイバと平行方向又は直交方向に移動して形成された例を示す。
【0135】
図25Cの配置例では、第1の状態(図25C1)で2つの反射板312Aと312Bが残りの反射板312Cと312Dよりも光ファイバ側に位置しており、この位置から反射板312Bと312Cを回転移動又は光ファイバと直交する方向に移動して第2の状態(図25C2)が形成されている。
【0136】
(22)光路切換装置の実施の形態16
図26は光路切換装置の実施の形態16を示す。この実施の形態の光路切換装置301Bは、光ファイバ306A・306B・306C・306Dの延長上にそれぞれ配置された固定反射板312A・312B’・312C’・312Dを有する。これらの固定反射板312A・312B’・312C’・312Dは、光ファイバ306Aから入射された光が固定反射板312A・312Dで反射して光ファイバ306Dに導かれ、光ファイバ306Cから入射された光が固定反射板312C’・312B’で反射して光ファイバ306Bに導かれるように配置してある。光路切換装置301Bはまた、2つの可動反射板312B・312Cを有する。ここで、一方の可動反射板312Bが光ファイバ306Bの延長上にあって固定反射板312Aで反射した光を更に反射して光ファイバ306Bに導く位置と、固定反射板312A・312B’の間を通過して光ファイバの反対側に退避した位置(312B’’)との間を移動できるようにしてある。また、他方の可動反射板312Cが光ファイバ306Cの延長上にあって光ファイバ306Cから入射された光を反射して、固定反射板312Dを介して光ファイバ306Dに導く位置と、固定反射板312D・312C’の間を通過して光ファイバの反対側に退避した位置(312C’’)との間を移動できるようにしてある。なお、可動反射板312B・312Cを移動する機構は実施の形態15で説明した自己保持切離し機構、電磁アクチュエータが利用できる。
【0137】
この実施の形態によれば、実施の形態15と違って、可動反射板312B・312Cを同時に移動しても互いに干渉することがない。そのため、光路切換時間が短縮され、応答性の速い光スイッチを実現できる。また、可動反射板312B・312Cが退避された状態では固定反射板のみを用いて光路変更を行うようにしたので、光路変更の精度を高めることができる。
【0138】
(23)光路切換装置の実施の形態17
図27と図28は実施の形態17に係る光路切換装置301Cを示す。これらの図に示す光路切換装置301Cの光スイッチ330は固定ブロック331を有する。固定ブロック331は、光ファイバ306B・306Cの中央を通る線上の一点から光ファイバ側に向かってそれぞれ45度の角度を持ってV字状に伸びる一対の大型固定反射面332L・332L’を有し、例えば光ファイバ306A・306Cから入射された光がそれぞれ一方の固定反射面332L・332L’で反射した後、さらに他方の固定反射面332L’・332Lで反射して、それぞれ対称位置にある光ファイバ306D・306Bに導かれるようにしてある。
【0139】
光スイッチ330は可動ブロック334を有する。可動ブロック334は、上下方向から見ると略正方形の形をしており、図28A、Bに示すように、隣接する一組の背面を固定反射面332L・332L’に沿わせて垂直方向に移動できるようにしてあり、隣接するもう一組の前面(小型可動反射面336S・336S’)が光ファイバ306B・306Cの延長上から退避した第1の位置(図28A)と、光ファイバ306B・306Cの延長上に進出した第2の位置(図28B)との間で移動できるようにしてある。
【0140】
可動ブロック334を移動するために、この可動ブロック334の上部と下部にはそれぞれ永久磁石338U・338Lが固定されており、これら永久磁石338U・338Lの上面がN極、下面がS極に着磁されている。固定ブロック331の上方には、可動ブロック334を第1の位置に規制するために、磁性材料からなる上部規制板340Uが設けてある。他方、固定ブロック331の下方には、可動ブロック334を第2の位置に規制するために、磁性材料からなる下部規制板340Lが設けてある。規制板340U・340Lの近傍にはそれぞれ電磁石342U・342Lが設けてある。これら電磁石342U・342Lと規制板340U・340Lは磁気的に接続されており、これら電磁石342U・342Lに電流を印加して形成される磁界がそれぞれ規制板340U・340Lに及ぶようにしてある。
【0141】
以上の構成からなる光路切換装置301Cでは、可動ブロック334が第1の位置(図28A参照)にあるとき、永久磁石338Uが上部規制部材340Uに吸着し、可動ブロック334を第1の位置に保持する。この状態で、例えば光ファイバ306Aから入射された光は固定ブロック331の反射面332L、さらに反射面332L’で反射された後、光ファイバ306Dに導かれる。また、光ファイバ306Cから入射された光は固定ブロック331の反射面332L’、さらに反射面332Lで反射された後、光ファイバ306Bに導かれる。
【0142】
可動ブロック334を第1の位置から第2の位置に移動する場合、電磁石342Uを励磁して上部規制板340Uの下面をN極に着磁する。これにより、上部規制板340Uと永久磁石338Uとの間に反発力が作用し、可動ブロック334が下降して第2の位置に移動する。
【0143】
第2の位置(図28B参照)において、永久磁石338Lが下部規制部材340Lに吸着し、可動ブロック334を第2の位置に保持する。この状態で、例えば光ファイバ306Aから入射された光は固定ブロック331の反射面332L、さらに可動ブロック334の反射面336Sで反射された後、光ファイバ306Bに導かれる。また、光ファイバ306Cから入射された光は可動ブロック334の反射面336S’、さらに固定ブロック331の反射面332L’で反射された後、光ファイバ306Dに導かれる。
【0144】
可動ブロック334を第2の位置から第1の位置に移動する場合、電磁石342Lを励磁して下部規制板340Lの上面をS極に着磁する。これにより、下部規制板340Lと永久磁石338Lとの間に反発力が作用し、可動ブロック334が上昇して第1の位置に移動する。
【0145】
以上のように構成された光路切換装置301Cでは、光路の切換を可動ブロック334の移動により行うようにしたので、光路切換の応答速度を高めることができる。また、光路変更角度が固定されたブロックを用いているので、光路変更の精度を高めることができる。
【0146】
また、光路切換装置301Cでは、可動ブロック334を磁気力によって移動させる構成になっているが、可動ブロック334を移動できるものであればどのような移動機構を用いてもよい。
【0147】
(24)光スイッチの実施の形態5
図29と図30は実施の形態5に係る光スイッチ350を示す。この光スイッチ350において、基板352の上には円盤354が回転自在に支持されており、円盤354はその中央部において図外のモータに駆動接続されており、このモータの駆動に基づいて正逆回転自在としてある。円盤354の外周部には永久磁石356と、この永久磁石356の対称位置に該永久磁石356と同一重量のバランスウェイト358が固定されている。ここで、永久磁石356は、円盤354の周方向に関して、その一端側がN極、他端側がS極に着磁されている。また、永久磁石356は円盤354の下面側に配置され、バランスウェイト358は円盤354の上面側に配置されている。また、円盤354の上面には、略L字状の反射部材360が固定してあり、この反射部材360の内角側において隣接する面が内側反射面362I・362I’としてあり、反射部材360の外角側において隣接する面が外側反射面362O・362O’としてある。
【0148】
基板352の上にはまた、電磁石364と、この電磁石364において着磁される部位(磁極部366L・366R)の近傍から円盤354の外周部に沿ってそれぞれ対称に伸びるヨーク368L・368Rが設けてあり、これらヨーク368L・368Rの端部が円盤354の中心軸を通る線の近傍に位置している。なお、ヨーク368L・368Rの厚さ(又は上面高さ)は、円盤354の回転時にバランスウェイト358がヨーク368L・368Rと干渉することがなく、永久磁石356がヨーク368L・368Rの端部に当接できるように設定されている。
【0149】
従って、図29に示すように、永久磁石356がヨーク368Lに当たっている状態(第1の位置)では、永久磁石356とヨーク368Lとの磁気吸着力により、円盤354が保持される。この状態から電磁石364を励磁してヨーク368L・368RをそれぞれN極・S極に着磁すると、ヨーク368Lと永久磁石356の間に生じる反発力により永久磁石356がヨーク368Lから離れ、円盤354をモータにより時計回り方向に回転させ、永久磁石356が他方のヨーク368Rに当たる。円盤354の回転時、上述のように、ヨーク368L・368Rはバランスウェイト358よりも低い位置にあるので、両者が干渉することはない。その結果、図29に示す位置にあったL字状の反射部材360は180度逆の方向に向けられた状態(第2の位置)となる。
【0150】
第2の位置で、永久磁石356とヨーク368Rとの磁気吸着力により、円盤354が保持される。この状態から電磁石364を励磁してヨーク368L・368RをそれぞれN極・S極に着磁すると、ヨーク368Rと永久磁石356の間に生じる反発力により永久磁石356がヨーク368Rから離れ、円盤354をモータにより反時計回り方向に回転させ、永久磁石356が他方のヨーク368Lに当たり、第1の位置に復帰する(図29の状態)。
【0151】
このように構成した光スイッチ350では、光路の切換を反射部材360を回転して行うようにしたので、光路切換の応答速度を高めることができる。また、光路変更角度が固定された固定反射部材を用いているので、光路変更の精度を高めることができる。
【0152】
光スイッチ350は、図30(B)に示すように、円盤354の周囲に、第1の位置にある反射部材360の外側反射面362O・362O’の端部から、これら外側反射面362O・362O’との間に90度の内角を形成するように2つの固定反射部材(反射面)362F・362F’を有する。したがって、図30(B)に示すように、第1の位置において、例えば、一方の固定反射面362Fと他方の外側反射面362O’に対して入射された光は、それぞれ一方の外側反射面362Oと他方の固定反射面362F’に反射されて、入射方向と逆の方向に伝送される。他方、第2の位置において、例えば、図30(A)に示すように、一方の固定反射面362Fと他方の内側反射面362I’に対して入射された光は、それぞれ他方の固定反射面362F’と一方の内側反射面362Iに反射されて、入射方向と逆の方向に伝送される。
【0153】
(25)光スイッチの実施の形態6
図31から図33は実施の形態6に係る光スイッチ370を示す。光スイッチ370は基板372を有する。基板372の上には、電磁石374と、この電磁石374を励磁したときに着磁される部分(磁極部)の近傍から所定の間隔を置いて略平行に伸びる一対のヨーク376L・376Rが固定されている。ヨーク376L・376Rの間には、これらと直交方向に伸びる一対のガイド378A・378Bが設けてある。これらガイド378A・378Bの間には、ガイド378A・378Bに案内されながら左右方向(ヨーク376L・376Rの対向方向)に移動可能に永久磁石380が設けてあり、ヨーク376L・376Rとの対向部がそれぞれN極とS極に着磁されている。永久磁石380の下には、上述したのと同様の電磁式リニアアクチュエータ382が配置されており、永久磁石380をヨーク376Lから376Rへ又その逆に付勢する移動磁界が形成できるようにしてある。永久磁石380の上には、略長方形の反射ブロック384が固定されている。
【0154】
この反射ブロック384は、図33に示すように、ガイド378Aに対向する一つの側面を加工して、一方のヨーク376R側には、90度の内角をもって隣接する2つの大型反射面386A・386Bと、これら大型反射面386A・386Bよりも小さく、順次90度の内角と270度の外角をもって隣接する4つの小型反射面388A・388B・388C・388Dが形成されている。
【0155】
このように構成された光路切換装置370では、例えば、永久磁石380が一方のヨーク376Rの近傍にあるとき、永久磁石380とヨーク376Rとの間に作用する磁気吸引力により、この永久磁石380及び反射ブロック384がその位置(第1の位置)に保持される。この状態から電磁石374を励磁してヨーク376L・376RをN極・S極に着磁すると、ヨーク376Rと永久磁石380との間に働く反発磁界により永久磁石380が他方のヨーク376Lに向けて付勢される。また、永久磁石380の下に配置された電磁式リニアアクチュエータ382を起動することにより、永久磁石380及び反射ブロック384が他方のヨーク376Lに向けて移動し、永久磁石380がヨーク376Lの近傍に到達した位置(第2の位置)で停止する。なお、永久磁石380が移動を開始した直後に電磁石374は切られる。よって、永久磁石380は、これとヨーク376Lとの間に作用する磁気吸引力により安定して第2の位置に保持される。
【0156】
この状態から電磁石374を励磁してヨーク376L・376RをN極・S極に着磁すると、ヨーク376Lと永久磁石380との間に働く反発磁界により永久磁石380が他方のヨーク376Rに向けて付勢される。また、永久磁石380の下に配置された電磁式リニアアクチュエータ382を起動することにより、永久磁石380及び反射ブロック384が他方のヨーク376Rに向けて移動し、永久磁石380がヨーク376Rの近傍に到達した位置(第1の位置)で停止する。なお、永久磁石380が移動を開始した直後に電磁石374は切られる。
【0157】
したがって、反射ブロック384が第2の位置にあるとき、例えば図33(B)に示すように、図示しない光ファイバから大型反射面386A・386Bにそれぞれ入射された光は、この大型反射面386A・386Bと他方の大型反射面386B・386Aに反射され、入射方向と逆の方向に伝送される。また、反射ブロック384が第1の位置にあるとき、例えば図33(A)に示すように、図示しない光ファイバから小型反射面388A・388Cに入射された光は、この反射面388A・388Cで反射した後、さらに隣接する反射面388B・388Dで反射して、入射方向と逆の方向に伝送される。
【0158】
(26)光路切換装置実施の形態18
図34は実施の形態18に係る光路切換装置301Fを示す。光路切換装置301Fは反射ブロック392を有する。反射ブロック392は2つの反射プレート394L・394Sからなる。一方の反射プレート394Lは、例えば一辺をV字状に切り込み、90度の内角をもって隣接する一対の大反射面396Lが形成されている。他方の反射プレート394Sは、例えば一辺をW字状に切り込み、90度の内角と270度の外角をもって隣接する4つの小反射面396Sが形成されており、各小反射面396Sの長さは大反射面396Lの半分としてある。これら2つの反射プレート394L・394Sは、それぞれの反射面を同一方向に向けて重ね合わせ、図示するように、4つの光ファイバ306A〜306Dの端部と所定の間隔を置き、図示しない昇降装置により板厚方向に上下できるように配置される。
【0159】
このように構成された光路切換装置301Fでは、反射プレート394Lが光ファイバ306A〜306Dに対向した状態(反射ブロック392の第1の位置)では、光ファイバ306Aから入射した光は一方の大反射面396Lで反射した後、さらに他方の大反射面396Lで反射して光ファイバ306Dに導かれ、光ファイバ306Cから入射した光は他方の大反射面396Lで反射した後、さらに一方の大反射面396Lで反射して光ファイバ306Bに導かれる。
【0160】
反射ブロック392が移動し、反射プレート394Sが光ファイバ306A〜306Dに対向した状態(反射ブロック392の第2の位置)では、光ファイバ306Aから入射した光は一つの小反射面396Sで反射した後、これに隣接する小反射面396Sで反射して光ファイバ306Bに導かれ、光ファイバ306Cから入射した光は小反射面396Sで反射した後、これに隣接する小反射面396Sで反射して光ファイバ306Dに導かれる。
【0161】
上記2つの実施の形態では、光路切換を一つの反射ブロック384、392を移動することにより実現するようにしたので、光路切換の応答速度を高めることができる。また、光路変更角度が固定された反射ブロック384、392を用いているので、光路変更の精度を高めることができる。
【0162】
また、上記2つの実施の形態では、光路切換にブロック状のものを用いたが、反射面の形状が確保されていれば、重量を軽くするために枠形状にしたり穴を開けたりしたものでもよい。
【0163】
また、上記2つの実施の形態では、反射ブロック384、392を移動させる構成であったが、代わりに、光ファイバ306A、306B、306C、306D及びレンズ308A、308B、308C、308Dを移動させる構成であってもよい。
【0164】
(27)光路切換装置の実施の形態19
図35から図37は、実施の形態15について、永久磁石322Bが第1の位置にあるか否かを検出する機構の例をそれぞれ示す。図35の検出機構は一対の互いに絶縁された端子400を有し、永久磁石322Bが第1の位置にあるときこの永久磁石322Bの一部に接触するように、端子400がヨーク320Bの永久磁石322Bに対向する側に取付けられている。永久磁石322Bは、少なくとも端子400の接触する領域に導電性の薄膜を取り付けるなどして、接触した一対の端子400が電気的に導通するようにしてある。また、一対の端子400は図示しない検出回路に接続されている。したがって、この検出機構によれば、永久磁石322Bが第1の位置にあるとき、一対の端子400が電気的に接続し、これを検出回路で検出することにより、永久磁石322B及びこれに保持された可動反射板312Bが第1の位置にあることが検出できる。
【0165】
(28)光路切換装置の実施の形態20
図36の検出機構は、永久磁石322Bが第1の位置にあるときこの永久磁石322Bに非接触で対向する一対の互いに絶縁された電極402を有し、これらの電極402は図示しない検出回路に接続されている。また、永久磁石322Bの少なくとも電極402の近傍には導電材料が取付けられている。この検出機構によれば、永久磁石322Bの位置により一対の電極402に蓄えられる静電容量が変化する(第1の位置で静電容量最大)。したがって、検出回路で電極402間の静電容量を検出することにより、永久磁石322B及びこれに保持された可動反射板312Bが第1の位置にあることが検出できる。
【0166】
(29)光路切換装置の実施の形態21
図37の検出機構は、永久磁石322Bが第1の位置にあるときこの永久磁石322Bに非接触で対向する一対の発光素子404と受光素子406を有し、これらの発光素子404と受光素子406が図示しない検出回路に接続されている。この検出機構によれば、永久磁石322Bが第1の位置にあるとき、発光素子404から出射された光が永久磁石322Bで反射して受光素子406で検出される。したがって、検出回路で受光素子406の出力を検出することにより、永久磁石322B及びこれに保持された可動反射板312Bが第1の位置にあることが検出できる。
【0167】
なお、これらの検出機構は、第1の位置だけでなく第2の位置に設けてもよいし、両方に設けてもよい。
【0168】
(30)光路切換装置の実施の形態22
本発明の光路切換装置に用いる光ファイバ306A〜306Dとレンズ308A〜308Dには種々の公知のものが適用できる。例えば、図38の光路切換装置では、図15に示したのと同様のテーパファイバ306A〜306Dが用いられている。
【0169】
(31)光路切換装置の実施の形態23
また、図39に示す光路切換装置では、図16に示したのと同様の微小コリメータ付き光ファイバ306A’、306B’、306C’、306D’を使用している。
【0170】
(32)光路切換装置の実施の形態24
さらに、図40に示す光路切換装置では、図17に示したのと同様の、端部を斜めに切断した光ファイバ306A’’、306B’’、306C’’、306D’’を使用している。
【0171】
(33)光路切換装置の実施の形態25
さらに、図41に示す光路切換装置では、図18に示したのと同様の、端部を斜めに切断した微小コリメータ付き光ファイバ306A’’’、306B’’’、306C’’’、306D’’’を使用している。
【0172】
(34)他の実施の形態
上述の光スイッチの実施の形態5、6及び光路切換装置の実施の形態15〜25は、本発明の様々な可能な実施形態の一部であり、修正及び変更も種々可能である。
【0173】
例えば、可動反射板の移動機構として、電磁式リニアアクチュエータを用いた構成になっているが、可動反射板を移動できるものであればどのようなアクチュエータ(例えば圧電アクチュエータ)を用いてもよい。
【0174】
また、光の進行方向を変える光路切換部材として反射板を用いたがプリズム等を用いることも可能である。
【0175】
また、光の入射光路及び出射光路として光ファイバを用いているが、導波管等の光路となりうるものであればどのようなものを用いてもよい。
【0176】
また、入出射光路を等間隔に配置させ、また、反射板を入出射光路の配置方向と時計回り方向に±45度傾けて配置しているが、入射光が対応する出射光路に導入されるような入出射光路と反射板の配置であればどのような配置でもよい。
【0177】
また、レンズとして円柱状のものが用いられているが、光を集光するものであればどのようなレンズ(例えばボール型レンズ)を用いてもよい。また、入出射光路と反射板の間にレンズを配置しているが、適当に光学結合される位置に各素子を配置すれば必ずしも全ての位置にレンズを配置する必要はない。
【0178】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1及び第2の形態に共通して、光路切換部材の駆動力に電磁力を用い、電力を供給しなくても磁気力により光路切換部材を自己保持できる。
【0179】
さらに、適当な光ファイバとレンズを組み合わせることにより、光ファイバの入出端における光学損失を低減し、反射光の量を削減できる。
【0180】
加えて、光路切換部材の位置を検出する機構を設けることによって光路切換装置の状態を外部から確認でき、システムの信頼性を向上することができる。また、非接触で光路切換部材の位置を検出する場合は、長時間の物理的接触によって接着し、可動光路切換部材が動作しなくなってしまう現象を避けることが可能で、光路切換装置の長期的信頼性が向上する。
【0181】
その上、適当な光ファイバとレンズ(例えばコリメートレンズ)を組み合わせることにより、光ファイバの入出端における光学損失を低減し、反射光の量を削減できる。
【0182】
また、本発明の第2の形態は、入出射光路を一方向に配置することにより入出射光路の実装スペースを削減し、コンパクトな光路切換装置を提供できる。
【0183】
さらに、光路変更角度が固定された反射板を用いることによって光路変更の速度を高めることができる。また、1つの可動反射板ブロックを移動することによって応答速度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光スイッチの実施の形態1を示す斜視図及び断面図である。
【図2】 光路切換装置の実施の形態1を示す斜視図である。
【図3】 光路切換装置の実施の形態2を示す平面図である。
【図4】 光路切換装置の実施の形態3を示す平面図である。
【図5】 光路切換装置の実施の形態4を示す平面図である。
【図6】 光スイッチの実施の形態2を示す斜視図及び断面図である。
【図7】 光スイッチの実施の形態3を示す断面図である。
【図8】 光スイッチの実施の形態4を示す断面図である。
【図9】 光路切換装置の実施の形態5を示す平面図である。
【図10】 光路切換装置の実施の形態6を示す断面図である。
【図11】 光路切換装置の実施の形態7を示す断面図である。
【図12】 光路切換装置の実施の形態8を示す断面図である。
【図13】 光路切換装置の実施の形態9を示す平面図である。
【図14】 光路切換装置の実施の形態10を示す平面図である。
【図15】 光路切換装置の実施の形態11を示す平面図である。
【図16】 光路切換装置の実施の形態12を示す平面図である。
【図17】 光路切換装置の実施の形態13を示す平面図である。
【図18】 光路切換装置の実施の形態14を示す平面図である。
【図19】 光路切換装置の変形例を示す平面図である。
【図20】 従来の光路切換装置を示す斜視図である。
【図21】 本発明の光路切換装置の実施の形態15を示す平面図である。
【図22】 光路切換装置の実施の形態15を示す断面図である。
【図23】 光路切換装置の実装スペースを示す平面図である。
【図24】 入射光路と出射光路の配置例である。
【図25】 反射板の配置例である。
【図26】 光路切換装置の実施の形態16を示す平面図である。
【図27】 光路切換装置の実施の形態17を示す斜視図である。
【図28】 光路切換装置の実施の形態17を示す断面図である。
【図29】 光スイッチの実施の形態5を示す斜視図である。
【図30】 光スイッチの実施の形態5を示す斜視図である。
【図31】 光スイッチの実施の形態6を示す斜視図である。
【図32】 光スイッチの実施の形態6を示す断面図である。
【図33】 光スイッチの実施の形態6を示す斜視図である。
【図34】 光路切換装置の実施の形態18を示す斜視図である。
【図35】 光路切換装置の実施の形態19を示す断面図である。
【図36】 光路切換装置の実施の形態20を示す断面図である。
【図37】 光路切換装置の実施の形態21を示す断面図である。
【図38】 光路切換装置の実施の形態22を示す平面図である。
【図39】 光路切換装置の実施の形態23を示す平面図である。
【図40】 光路切換装置の実施の形態24を示す平面図である。
【図41】 光路切換装置の実施の形態25を示す平面図である。
【図42】 従来の別の光路切換装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 光スイッチ、 4 支持部材、 6 長溝、 8 支持部、 10、12位置決め部、 14 可動部、 16 永久磁石、 18 ミラー、 20 電磁石、 22 コイル、 30 光路切換装置、 32、34、36 光ファイバ、 40、42 光路、 46 光ファイバ、 50、52 光路、 60、64 光ファイバ、 66 磁性部材、 71 永久磁石、 74 鉄心、 76 コイル、 80 制御回路、 90 光ファイバ、 92 固定ミラー、94 絶縁層、 96 端子、 98 電極、 100 発光素子、 102受光素子、 104 光ファイバ、 106 レンズ、 108 光ファイバ支持部材、 110 レンズ支持部材、 112、114、116 光路、 118 テーパファイバ、 120 微小コリメータ付き光ファイバ、 122 端面が斜めに切断された光ファイバ、 124 端面が斜めに切断された微小コリメータ付き光ファイバ、 201、202、203、204 光ファイバ、 205 可動ミラー、 206 梁、 207 絶縁層、 208 電極 301 光スイッチ、 306 光ファイバ、 308 レンズ、 312 反射板、 318、322 永久磁石、 324 電磁式リニアアクチュエータ、 320 ヨーク、 326 電磁コイル、 331 固定ブロック、 334 可動ブロック、 338 永久磁石、 340 規制板、 342 電磁石、 356 永久磁石、 360 反射部材、 364 電磁石、 368 ヨーク、374 電磁石、 376 ヨーク、 380 永久磁石、 382 電磁式リニアアクチュエータ、 384、392 反射ブロック、 400 端子、 402 電極、 404 発光素子、 406 受光素子、 700 光スイッチ、 706 光ファイバ、 708 可動ミラー。

Claims (16)

  1. (a) 一平面上に並列に配置され、特定の方向に引き出された第1の入射光路、第2の入射光路、第1の出射光路及び第2の出射光路と、
    (b) これら4つの光路の一端側に所定の間隔を置いて配置され、互いに90度の内角をもって隣接する2つの大反射面と、90度の内角と270度の外角をもって順次隣接する4つの小反射面とを有する一の可動部材と、
    (c) この可動部材を、上記2つの大反射面により第1及び第2の入射光路から送り出された光を第1及び第2の出射光路に導く第1の状態と、上記4つの小反射面により第1及び第2の入射光路から送り出された光を第2及び第1の出射光路に導く第2の状態とに切り換える移動機構であって、上記第1の状態と上記第2の状態の間で上記可動部材を直線移動せしめる移動機構
    を有することを特徴とする光路切換装置。
  2. 上記移動機構は、上記可動部材に設けた永久磁石と、この永久磁石を第1の位置に付勢する第1の磁界と第2の位置に付勢する第2の磁界とを形成する磁界形成部とを有することを特徴とする請求項に記載の光路切換装置。
  3. 上記移動機構はまた、上記永久磁石の下に配置され、該永久磁石の磁界に反発する磁界を作用させる反発磁界形成部を有することを特徴とする請求項記載の光路切換装置。
  4. 上記第1の位置及び第2の位置の近傍に固定され、これら上記第1の位置及び第2の位置に上記永久磁石があるとき、この永久磁石との間に磁気吸引力を生じる磁性部材を有することを特徴とする請求項に記載の光路切換装置。
  5. 上記磁性部材が上記磁界形成部の励磁部であることを特徴とする請求項記載の光路切換装置。
  6. 上記可動部材が上記第1の位置又は上記第2の位置にあるかを検出する検出手段を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光路切換装置。
  7. 上記検出手段は、上記可動部材と共に移動する導電部材と、上記可動部材が第1の位置又は第2の位置にあるとき上記導電部材と接触する互いに絶縁された第1及び第2の端子と、上記第1の端子と第2の端子が電気的に接続されているか否かを検出する検出回路とを有することを特徴とする請求項記載の光路切換装置。
  8. 上記検出手段は、上記可動部材と共に移動する導電部材と、上記可動部材が第1の位置又は第2の位置にあるとき上記導電部材に近接する互いに絶縁された第1及び第2の電極と、第1と第2の電極間の静電容量変化を検出する検出回路とを有することを特徴とする請求項記載の光路切換装置。
  9. 上記検出手段は、上記第1の位置又は第2の位置にある上記可動部材の近傍に配置されたホトカプラと、このホトカプラからの信号を検出する検出回路とを有することを特徴とする請求項記載の光路切換装置。
  10. 上記入射光路と上記出射光路の少なくともいずれか一方は、レンズと、このレンズと同軸上に配置された光ファイバとを有することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の光路切換装置。
  11. 上記レンズがコリメートレンズであることを特徴とする請求項10記載の光路切換装置。
  12. 上記入射光路と上記出射光路の少なくともいずれか一方は、コア部の端面近傍がテーパ状に拡大されたテーパファイバを有することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の光路切換装置。
  13. 上記光ファイバとして、その端面を端面での反射光がコアの外部へ放射される程度に斜めに切断した光ファイバを適用することを特徴とする請求項10記載の光路切換装置。
  14. 上記入射光路と上記出射光路の少なくともいずれか一方は微小コリメータ付き光ファイバであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の光路切換装置。
  15. 上記微小コリメータ付き光ファイバとして、その端面を端面での反射光がコアの外部へ放射される程度に斜めに切断した微小コリメータ付き光ファイバを適用することを特徴とする請求項14記載の光路切換装置。
  16. 上記可動部材が、上記2つの大反射面と上記4つの小反射面とが同一方向に向けて重ね合わされてなり、当該重ね合わせ方向に上記移動機構によって移動することを特徴とする請求項1に記載の光路切換装置。
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