JP3999633B2 - Joint sealing structure and joint sealing method - Google Patents

Description

【０００１】
本発明は、建物の壁体に設けられる外装材と建具枠との間の目地部がシールされた目地シール構造と、この目地シール構造を形成する目地シール方法とに関する。
【０００２】
【背景の技術】
建物の壁体に設けられた開口部周縁の建具枠と、建具枠に近接して壁体表面に貼り付けられた外装材との間の目地部が乾式シール材によってシールされた目地シール構造として、例えば特許文献１に開示の目地シール構造がある。なお、乾式シール材は定型性を有するシール材である。
この目地シール構造においては、目地部の内部には乾式シール材のシール材本体とカバー材とが設けられ、目地部をシールしている。具体的には、シール材本体は目地部に沿って壁体の表面に固定されて目地部をシールし、カバー材はシール材本体に取り付けられて目地部を更にシールしている。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−１９９２８５号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の乾式シール材同士を互いに当接させて設ける場合には、この当接部分に生じる隙間から雨水が流入しやすくなる。そのため、開口部の周縁部の目地部をシールする場合には、開口部の左右の縦目地部に対しては上記目地シール構造を適用して左右の乾式シール材を設け、開口部の上下の横目地部に対してはこれら左右の乾式シール材の上下面を端部で覆った状態に湿式シール材を設けている。なお、湿式シール材は不定形で、かつ水密性を有するパテ状のシール材である。
しかしながら、上記のように開口部の上下に湿式シール材を設ける場合には、乾式シール材の上下面で露出する湿式シール材の端部を均して意匠性を高めるのに手間がかかっていた。
【０００５】
本発明の課題は、目地部を高い意匠性で容易にシールすることができる目地シール構造及び目地シール方法を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項１記載の発明は、例えば図１〜図４及び図６に示すように、建物の壁体（例えば、外壁パネル１）に設けられた開口部１１周縁の建具枠２と、この建具枠２に近接して前記壁体１に貼り付けられた外装材（例えば、タイルパネル３）との間に形成される縦目地部Ｔと横目地部Ｙとこれら縦目地部Ｔ及び横目地部Ｙの交差部分Ｘとがシールされた目地シール構造であって、
前記縦目地部Ｔ及び前記横目地部Ｙの何れか一方の目地部と前記交差部分Ｘとには、所定の流動性及び粘性を有する湿式シール材５が連続して設けられ、
他方の目地部には、この目地部に固定されたシール材本体４０と、前記シール材本体４０に取り付けられてこの目地部を閉塞するカバー材４１とを備える乾式シール材４が設けられ、
前記カバー材４１は、前記交差部分Ｘに延出し、この交差部分Ｘに設けられた湿式シール材５を覆っていることを特徴とする。
【０００７】
ここで、縦目地部及び横目地部には、これらの交差部分Ｘが含まれないこととする。
請求項１記載の発明によれば、一方の目地部と交差部分Ｘとには湿式シール材５が連続して設けられ、かつ他方の目地部には乾式シール材４が設けられているので、縦目地部Ｔ、横目地部Ｙ及び交差部分Ｘがそれぞれシールされた状態となっている。
また、乾式シール材４のカバー材４１は交差部分Ｘに延出し、この交差部分Ｘに設けられた湿式シール材５、つまり湿式シール材５の端部を覆っているので、湿式シール材５の端部が露出していない分、交差部分Ｘの意匠性が高められた状態となっている。
従って、交差部分Ｘに湿式シール材５の端部を設け、この湿式シール材５の端部を乾式シール材４のカバー材４１で覆うことにより、交差部分Ｘが高い意匠性でシールされた状態とすることができる。よって、従来と異なり、意匠性を高めるべく湿式シール材５の端部を均す必要がないため、目地部Ｍを高い意匠性で容易にシールすることができる。
【０００８】
請求項２記載の発明は、例えば図１〜図４及び図６に示すように、請求項１記載の目地シール構造において、
前記シール材本体４０は、前記他方の目地部に沿って屋外側に開口した凹部４６を備え、
前記カバー材４１は、前記凹部４６に押入された芯部４１０と、この芯部４１０の屋外側の端部に設けられ前記他方の目地部を閉塞するとともに前記交差部分Ｘに延出した蓋部４１１とを備え、
前記交差部分Ｘに設けられた前記湿式シール材５は、前記カバー材４１の蓋部４１１と前記壁体１とによって挟まれていることを特徴とする。
【０００９】
請求項２記載の発明によれば、交差部分Ｘに設けられた湿式シール材５はシール材本体４０とカバー材４１の芯部４１０とによって分断されることなくカバー材４１の蓋部４１１と壁体１とによって挟まれているので、交差部分Ｘが湿式シール材５の端部によって確実にシールされた状態となっている。従って、交差部分Ｘに湿式シール材５を設け、この湿式シール材５をカバー材４１の蓋部４１１と壁体１とによって挟むことにより、交差部分Ｘが確実にシールされた状態とすることができる。よって、交差部分Ｘをより確実にシールすることができる。
【００１０】
請求項３記載の発明は、例えば図１〜図４及び図６に示すように、請求項１または２記載の目地シール構造において、
前記一方の目地部に設けられた前記湿式シール材５の表面は、ほぼ平らに均されていることを特徴とする。
【００１１】
請求項３記載の発明によれば、前記一方の目地部に設けられた湿式シール材５の表面はほぼ平らに均されているので、目地部がより意匠性の高い状態となっている。従って、前記一方の目地部に起伏して設けられた湿式シール材５の表面をほぼ平らに均すことによって、この目地部の意匠性がより高められた状態とすることができる。よって、目地部をより高い意匠性でシールすることができる。
【００１２】
請求項４記載の発明は、例えば図１〜図４及び図６に示すように、請求項１〜３の何れか一項に記載の目地シール構造を形成する目地シール方法において、
前記一方の目地部と前記交差部分Ｘとに前記湿式シール材５を連続した状態に設け、
次に、前記交差部分Ｘに設けられた前記湿式シール材５を前記カバー材４１で覆うように、前記他方の目地部に固定された前記シール材本体４０に前記カバー材４１を取り付けることを特徴とする。
【００１３】
請求項４記載の発明によれば、交差部分Ｘに設けられた湿式シール材５、つまり湿式シール材５の端部をカバー材４１で覆うことにより、従来と異なり、湿式シール材５の端部を露出させずに、意匠性の高い状態で目地部をシールすることができる。従って、従来と異なり、意匠性を高めるべく湿式シール材５の端部を均す必要がないため、目地部を高い意匠性で容易にシールすることができる。
【００１４】
請求項５記載の発明は、例えば図１〜図４及び図６に示すように、請求項４記載の目地シール方法において、
前記一方の目地部と前記交差部分Ｘとに前記湿式シール材５を設けた後で、かつ前記シール材本体４０に前記カバー材４１を取り付ける前に、
前記一方の目地部内に設けられた前記湿式シール材５の表面に当接することによってこの表面を均すべき均し部７１０と、前記外装材３の表面に当接してこの表面に対する前記均し部７１０の位置をガイドすべきガイド部７１１とを備えるヘラ７を用い、前記ガイド部７１１によって前記均し部７１０の位置をガイドした状態でこの均し部７１０を前記一方の目地部内でこの目地部に沿って移動させることにより前記湿式シール材５の過剰分を前記交差部分Ｘに集め、この湿式シール材５の表面をほぼ平らに均すことを特徴とする。
【００１５】
請求項５記載の発明によれば、ヘラ７を用いて湿式シール材５の過剰分を交差部分Ｘに集めて湿式シール材５の表面をほぼ平らに均し、この過剰分をカバー材４１によって覆うことによって、目地部をより高い意匠性でシールすることができる。
【００１６】
請求項６記載の発明は、例えば図１〜図４及び図６に示すように、請求項４または５記載の目地シール方法において、
前記一方の目地部と前記交差部分Ｘとに前記湿式シール材５を設ける前に、前記一方の目地部の縁部と前記交差部分Ｘの縁部とにマスキングテープ６を貼り付け、
前記一方の目地部と前記交差部分Ｘとに前記湿式シール材５を設けた後に前記マスキングテープ６を剥がすことを特徴とする。
【００１７】
請求項６記載の発明によれば、湿式シール材５を設ける前に前記一方の目地部の縁部と交差部分Ｘの縁部とにマスキングテープ６を貼り付けることによって、これら縁部に湿式シール材５が付着するのを防ぐことができる。従って、目地部をより高い意匠性でシールすることができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る目地シール構造及び目地シール方法について詳細に説明する。なお、本実施の形態における目地シール構造は、パネル工法によって構築される住宅に適用されたものである。パネル工法とは、縦横の框材を矩形枠状に組み立てるとともにその矩形枠内部に縦横の棧材を組みつけて構成された枠体とこの枠体の表裏面に設けられた面材とからなる木製パネルを予め作成しておき、建築現場においてこれら木製パネルを組み合わせて床、壁、屋根などを構築することにより建築現場での施工作業を省力化する工法である。上記のような木製パネルとしては、例えば外壁パネルや内壁パネル、床パネル、小屋パネル、屋根パネルなどがある。
【００１９】
本発明に係る目地シール構造が適用された外壁パネル１を図１に示す。
本実施の形態における目地シール構造においては、図１に示すように、外壁パネル１に設けられた開口部１１の周縁の建具枠２と、この建具枠２に近接して外壁パネル１の表面に貼り付けられた複数のタイルパネル３，…との間に形成される縦目地部Ｔ、横目地部Ｙ及びこれらの交差部分Ｘがシールされている。より詳細には、図２に示すように、目地部Ｍのうち上下方向に延在する縦目地部Ｔは乾式シール材４によってシールされ、左右方向に延在する横目地部Ｙと交差部分Ｘとは湿式シール材５によってシールされている。なお、図２においては、開口部１１の左側のタイルパネル３，…の図示が便宜的に略されている。
【００２０】
建具枠２は、図３に示すように、開口部１１に固定されたサッシ枠２０と、サッシ枠２０に固定され、このサッシ枠２０を屋外側から覆ったケーシング２１とからなる。これらサッシ枠２０及びケーシング２１はアルミ製のものである。サッシ枠２０は、屋外側からケーシング２１によって覆われ、化粧された状態となっている。
【００２１】
タイルパネル３，…は、胴縁３０を介して外壁パネル１の表面に固定されている。タイルパネル３は、側端部に設けられた上実３１と下実（図示せず）との実継ぎによって他のタイルパネル３と左右に接続されるものであり、本実施の形態においては建具枠２の側に上実３１が突出している。縦目地部Ｔの一部を構成した上実３１の裏面には、乾式シール材４との当接部を閉塞するための断面視略矩形状の閉塞部材３１ａが設けられている。
【００２２】
乾式シール材４は、可撓性を有する硬質樹脂などから形成されたものであり、定型性を有している。この乾式シール材４は、図２及び図３に示すように、縦目地部Ｔに沿って屋外側に開口した凹部４６を備えるシール材本体４０と、屋外側から凹部４６に押入される芯部４１０を有するとともにシール材本体４０の上面を覆うカバー材４１とからなる。なお、図３には、カバー材４１がシール材本体４０に取り付けられる前の状態が示されている。
【００２３】
シール材本体４０は、図３に示すように、縦目地部Ｔに沿ってこの縦目地部Ｔの底面、即ち外壁パネル１の表面に固定された板状の固定部４５と、建具枠２側及び外装材３側の側板４２，４３と、これら側板４２，４３を連結する連結板４４等とを備えている。
【００２４】
側板４２，４３は固定部４５から屋外側に突出して設けられ、互いに対向した状態となっている。これら側板４２，４３にはその厚さ方向、つまり左右方向に貫通した貫通孔部４２０，４３０が、互いに対向して設けられている。
側板４２の建具枠２側の面には防水テープ４２１が貼り付けられており、この防水テープ４２１は貫通孔部４２０を塞いだ状態となっている。側板４２は、この防水テープ４２１を介してケーシング２１の側面に当接した状態で固定されている。
【００２５】
側板４３のタイルパネル３側の面には、突出部４３１が貫通孔部４３０よりも屋外側に設けられるとともに、突出部４３２が貫通孔部４３０よりも外壁パネル１側に設けられている。これら突出部４３１，４３２のそれぞれの先端部は、軟質合成樹脂から形成されている。
突出部４３１は、タイルパネル３の閉塞部材３１ａの側面、つまり建具枠２側の面に当接し、シール材本体４０とタイルパネル３の上実３１との間を閉塞している。
【００２６】
突出部４３２は、タイルパネル３の閉塞部材３１ａの裏面、つまり外壁パネル１側の面に当接し、シール材本体４０とタイルパネル３の上実３１との間を閉塞している。この突出部４３２は、側板４３からタイルパネル３の裏面に沿って突出する基部４３２ａと、この基部４３２ａから屋外側に突出して閉塞部材３１ａの裏面に当接する当接部４３２ｂ，４３２ｂとから断面視略逆Ｆ字状に形成されている。なお、突出部４３２の基部４３２ａには溝４３２ｄが形成されており、突出部４３２は、この溝４３２ｄの位置で折り取られることによってシール材本体４０から取り外し可能とされている。
【００２７】
連結板４４は、外壁パネル１と平行な板状の部材であり、側板４２，４３とで断面視略コ字状の凹部４６を形成している。このシール材本体４０の凹部４６内には、所定の流動性および粘性を有する非硬化型シリコンからなるシーリング材４７が充填されている。このシーリング材４７は、カバー材４１の芯部４１０が凹部４６に押入される際に、突出部４３１，４３２、側板４３及びタイルパネル３の閉塞部材３１ａで囲まれる空間に圧出されて縦目地部Ｔをより確実にシールするものである。
【００２８】
カバー材４１は、芯部４１０とシール材本体４０を屋外側から覆う蓋部４１１とから断面視略Ｔ字状に形成されている。
芯部４１０は、シール材本体４０の凹部４６とほぼ同じ長さに延在し、この凹部４６の側板４２，４３の間に押入されることでこれら側板４２，４３の間を押し拡げ、突出部４３１をタイルパネル３の側端面に圧接させている。この芯部４１０には、図３に示すように、溝４１０ａ，４１０ｂが形成されている。この溝４１０ａ，４１０ｂは、側板４２，４３のツメ４２ｂ，４３ｂと係合することによってカバー材４１をシール材本体４０に固定するものである。
【００２９】
蓋部４１１は、軟質合成樹脂から形成され、芯部４１０の屋外側の端部に設けられている。蓋部４１１は、図２に示すように、芯部４１０が側板４２，４３の間に押入された際に、タイルパネル３の側端面と建具枠２の側面との間をさらに閉塞している。また、蓋部４１１は交差部分Ｘに延出して湿式シール材５の端部を外壁パネル１とで挟み、この湿式シール材５によって外壁パネル１に接着された状態となっている。
【００３０】
湿式シール材５は、所定の流動性、粘性及び水密性を有するパテ状のものである。この湿式シール材５は、図４(ａ)に示すようなシーリングガン５１等によって横目地部Ｙ及び交差部分Ｘに連続して設けられて硬化したものである。このような湿式シール材５としては、ゴム系，アクリル系，シリコン系のものがあり、本実施の形態においては、ブチルゴムを主体とするものが用いられている。
横目地部Ｙに設けられた湿式シール材５は、表面が平らに均された状態で硬化している。なお、本実施の形態においては、湿式シール材５の表面とタイルパネル３の表面との間の距離が、タイルパネル３の厚さとほぼ等しくなっている。
交差部分Ｘに設けられた湿式シール材５の端部は、乾式シール材４の蓋部４１１によって覆われている。
【００３１】
次に、図４及び図６を参照し、以上のような目地シール構造を形成する手順について説明する。なお、以下の手順は、現場での手間を省くために工場などで行われることが好ましい。
まず、開口部１１にサッシ枠２０及びケーシング２１を固定し、外壁パネル１の表面に胴縁３０を固定する。
次に、防水テープ４２１を介して乾式シール材４の側板４２を開口部１１の左右のケーシング２１に固定するとともに、固定部４５を外壁パネル１に固定する。
【００３２】
次に、胴縁３０を介して複数のタイルパネル３，…を外壁パネル１に固定する。ここで、開口部１１の左右にタイルパネル３，…を固定する際には、シール材本体４０の突出部４３２がタイルパネル３の閉塞部材３１ａの裏面に当接し、かつ突出部４３１がこの閉塞部材３１ａの側面に当接するようにする。
これにより、開口部１１の周縁部に横目地部Ｙ、縦目地部Ｔ及びこれらの交差部分Ｘが形成される。
【００３３】
次に、図４(ａ)、（ｂ）に示すように、横目地部Ｙの縁部と交差部分Ｘの縁部とにマスキングテープ６を貼り付けた後、シーリングガン５１を用いて横目地部Ｙと交差部分Ｘとに湿式シール材５を注入する。
【００３４】
次に、湿式シール材５が硬化する前に、図４(ｃ)、(ｄ)に示すように、ヘラ７を用いて湿式シール材５の表面を平らに均し、その過剰分を交差部分Ｘに集める。この工程（以下、均し工程とする）について、より詳細に説明する。
ヘラ７は、図５に示すように、可撓性を有するヘラ本体７１と、ヘラ本体７１の一端部（以下、基端部とする）から突出した細長い板状の柄７２とからなるものである。ヘラ本体７１は、横目地部Ｙとほぼ同じ幅を有する矩形板状の第一板部７１ａと、この第一板部７１ａと同じ厚さ及び長さを有する略矩形板状の第二板部７１ｂとから一体に形成されるものである。
【００３５】
第一板部の表面部分の先端部は、湿式シール材５の表面を均すための均し部７１０を形成している。この均し部７１０は、横目地部Ｙに設けられた室式シール材５の表面に当接することによってこの表面を平らに均すものである。
第二板部７１ｂは第一板部７１ａの側面に当接し、この第一板部７１ａとで略矩形板状をなしている。第二板部７１ｂの表面部分における先端部は、基端部側から先端部側に向かって徐々に裏面側に近接しており、その結果、第二板部７１ｂは先端部側に向かってテーパー状に薄くなっている。この第二板部の表面部分の先端部は、外装材の表面に当接してこの表面に対する均し部７１０の位置をガイドするためのガイド部７１１を形成している。
このようなヘラ７を用いて上記均し工程を行うには、具体的には、まずガイド部７１１をタイルパネル３の表面に当接させるとともに均し部７１０を横目地部Ｙに嵌め込み、湿式シール材５に当接させる。そして、ガイド部７１１によって均し部７１０の位置をガイドした状態でこの均し部７１０を横目地部Ｙに沿って移動させ、湿式シール材５の表面を均し、その過剰分を交差部分Ｘに集める。
【００３６】
次に、横目地部Ｙの縁部と交差部分Ｘの縁部とからマスキングテープ６を剥がす。
そして、図６(ａ)に示すようにカバー材４１の芯部４１０の交差部分Ｘの側の端部を切り取った状態で、図６（ｂ)，（ｃ）に示すように、この芯部４１０をシール材本体４０の側板４２，４３の間に押入する。なお、図６（ｂ），（ｃ）においては、開口部１１の左側のタイルパネルの図示が便宜的に略されている。
これにより、シール材本体４０の側板４２，４３の間が押し拡げられて、突出部４３１がタイルパネル３の閉塞部材３１ａの側面に圧接される。また、凹部４６内に充填されたシーリング材４７が、貫通孔部４３０から突出部４３１，４３２と側板４２とタイルパネル３とにより囲まれる空間に圧出され、このシール材本体４０とタイルパネル３との間がさらにシールされる。更に、縦目地部Ｔから交差部分Ｘに延出したカバー材４１の蓋部４１１が湿式シール材５の端部を交差部分Ｘ内に押し込んで外壁パネル１とで挟み、湿式シール材５によって外壁パネル１に接着された状態となる。
【００３７】
以上のように形成された目地シール構造によれば、横目地部Ｙと交差部分Ｘとには湿式シール材５が連続して設けられ、かつ縦目地部Ｔには乾式シール材４が設けられているので、縦目地部Ｔ、横目地部Ｙ及び交差部分Ｘがそれぞれシールされた状態となっている。
また、乾式シール材４のカバー材４１は交差部分Ｘに延出し、この交差部分Ｘに設けられた湿式シール材５の端部を覆っているので、湿式シール材５の端部が露出していない分、交差部分Ｘの意匠性が高められた状態となっている。
従って、交差部分Ｘに湿式シール材５の端部を設け、この湿式シール材５の端部を乾式シール材４のカバー材４１で覆うことにより、交差部分Ｘが高い意匠性でシールされた状態とすることができる。よって、従来と異なり、意匠性を高めるべく湿式シール材５の端部を均す必要がないため、目地部Ｍを高い意匠性で容易にシールすることができる。
【００３８】
また、交差部分Ｘに設けられた湿式シール材５の端部はシール材本体４０とカバー材４１の芯部４１０とによって分断されることなくカバー材４１の蓋部４１１と壁体１とによって挟まれているので、交差部分Ｘが湿式シール材５の端部によって確実にシールされた状態となっている。従って、湿式シール材５の端部を交差部分Ｘに延出させ、この端部をカバー材４１の蓋部４１１と壁体１とによって挟むことにより、交差部分Ｘが確実にシールされた状態とすることができる。よって、交差部分Ｘをより確実にシールすることができる。
【００３９】
また、横目地部Ｙに設けられた湿式シール材５の表面は平らに均され、湿式シール材５の過剰分が交差部分Ｘに集められてカバー材４１によって覆われているので、横目地部Ｙがより意匠性の高い状態となっている。従って、横目地部Ｙに起伏して設けられた湿式シール材５の表面をヘラ７などを用いて平らに均し、湿式シール材５の過剰分を交差部分Ｘに集めてカバー材４１で覆うことによって、目地部Ｍをより高い意匠性でシールすることができる。
【００４０】
更に、湿式シール材５を設ける前に横目地部Ｙの縁部と交差部分Ｘの縁部とにマスキングテープ６を貼り付けることによって、これら縁部への湿式シール材５の付着が防がれているので、目地部をより高い意匠性でシールすることができる。
【００４１】
なお、上記実施の形態においては、建具枠２の側に上実３１が突出したタイルパネル３と建具枠２との間の縦目地部Ｔを乾式シール材４によってシールすることとして説明したが、これに限らず、建具枠２の側に下実が突出したタイルパネル３と建具枠２との間の目地部をシールすることとしても良いし、建具枠２の側の側端面が平坦に形成されたタイルパネル３と建具枠２との間の目地部をシールすることとしても良い。このような場合には、乾式シール材４の突出部４３２を溝４３２ｄの位置でシール材本体４０から折り取ることによって乾式シール材４とタイルパネルとの間を閉塞した状態にすることができる。
【００４２】
また、縦目地部Ｔを乾式シール材４でシールし、横目地部Ｙ及び交差部分Ｘを湿式シール材５でシールすることとして説明したが、これに限らず、縦目地部Ｔを湿式シール材５でシールし、横目地部Ｙ及び交差部分Ｘを乾式シール材４でシールすることとしても良い。
また、ヘラ本体７１は、第一板部７１ａと第二板部７１ｂとを一体に設けることにより形成されるものとして説明したが、これに限らず、矩形板に切欠きを設けることによって形成されるものとしても良い。
【００４３】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によれば、交差部分に湿式シール材の端部を設け、この湿式シール材の端部を乾式シール材のカバー材で覆うことにより、交差部分が高い意匠性でシールされた状態とすることができる。よって、従来と異なり、意匠性を高めるべく湿式シール材の端部を均す必要がないため、目地部を高い意匠性で容易にシールすることができる。
【００４４】
請求項２記載の発明によれば、請求項１記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、交差部分に湿式シール材を設け、この湿式シール材をカバー材の蓋部と壁体とによって挟むことにより、交差部分が確実にシールされた状態とすることができる。よって、交差部分をより確実にシールすることができる。
【００４５】
請求項３記載の発明によれば、請求項１または２記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、前記一方の目地部に起伏して設けられた湿式シール材の表面をほぼ平らに均すことによって、この目地部の意匠性がより高められた状態とすることができる。よって、目地部をより高い意匠性でシールすることができる。
【００４６】
請求項４記載の発明によれば、請求項１〜３の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、従来と異なり、湿式シール材の端部を露出させずに、意匠性の高い状態で目地部をシールすることができる。従って、従来と異なり、意匠性を高めるべく湿式シール材の端部を均す必要がないため、目地部を高い意匠性で容易にシールすることができる。
【００４７】
請求項５記載の発明によれば、請求項４記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、ヘラを用いて湿式シール材の過剰分を交差部分に集めて湿式シール材の表面をほぼ平らに均し、この過剰分をカバー材によって覆うことによって、目地部をより高い意匠性でシールすることができる。
【００４８】
請求項６記載の発明によれば、請求項４または５記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、湿式シール材を設ける前に前記一方の目地部の縁部と交差部分の縁部とにマスキングテープを貼り付けることによって、これら縁部に湿式シール材が付着するのを防ぐことができる。従って、目地部をより高い意匠性でシールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る目地シール構造が適用された外壁パネルを示す斜視図である。
【図２】本発明に係る目地シール構造の要部を示す斜視図である。
【図３】乾式シール材を示す平断面図である。
【図４】横目地部に湿式シール材を設ける手順を示す図であり、（ａ)はシールガンで横目地部に湿式シール材を注入する手順を示す図であり、（ｂ）は交差部分に湿式シール材を注入する手順を示す図であり、（ｃ），（ｄ）は注入された湿式シール材の表面をヘラで均す手順を示す図である。
【図５】ヘラを示す図であり、(ａ)は斜視図、（ｂ)は平面図、（ｃ）は側面図である。
【図６】乾式シール材のカバー材を設ける手順を示す図であり、（ａ）は芯部を切り取る手順を示す図であり、（ｂ），（ｃ）はカバー材をシール材本体の凹部に押入する手順を示す図である。
【符号の説明】
１ 外壁パネル（壁体）
２ 建具枠
３ タイルパネル（外装材）
４ 乾式シール材
５ 湿式シール材
６ マスキングテープ
７ ヘラ
１１ 開口部
４０ シール材本体
４１ カバー材
４６ 凹部
４１０ 芯部
４１１ 蓋部
７１０ 均し部
７１１ ガイド部
Ｍ 目地部
Ｔ 縦目地部（他方の目地部）
Ｘ 縦目地部と横目地部との交差部分
Ｙ 横目地部（一方の目地部）[0001]
The present invention relates to a joint seal structure in which a joint part between an exterior material provided on a wall of a building and a joinery frame is sealed, and a joint sealing method for forming the joint seal structure.
[0002]
[Background technology]
As a joint seal structure where the joint between the joiner frame at the periphery of the opening provided on the wall of the building and the exterior material attached to the wall surface in the vicinity of the joiner frame is sealed with a dry sealant For example, there is a joint seal structure disclosed in Patent Document 1. The dry sealing material is a sealing material having a formability.
In this joint seal structure, a seal material body of a dry seal material and a cover material are provided inside the joint part to seal the joint part. Specifically, the seal material main body is fixed to the surface of the wall body along the joint portion to seal the joint portion, and the cover material is attached to the seal material main body to further seal the joint portion.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-199285 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the case where the above-described dry sealing materials are provided in contact with each other, rainwater tends to flow from a gap generated in the contact portion. Therefore, when sealing the joints at the peripheral edge of the opening, the right and left vertical joints are provided with the left and right dry sealing materials by applying the joint seal structure, and the upper and lower parts of the opening are For the horizontal joint, the wet sealing material is provided in such a state that the upper and lower surfaces of these left and right dry sealing materials are covered with the end portions. The wet seal material is an indeterminate and putty-like seal material having water tightness.
However, when the wet sealing material is provided above and below the opening as described above, it takes time to improve the design by leveling the ends of the wet sealing material exposed on the upper and lower surfaces of the dry sealing material. .
[0005]
The subject of this invention is providing the joint sealing structure and joint sealing method which can seal a joint part easily by high design property.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the invention described in claim 1 is, for example, as shown in FIGS. 1 to 4 and FIG. A vertical joint portion T and a horizontal joint portion Y formed between the joinery frame 2 and an exterior material (for example, a tile panel 3) attached to the wall body 1 in the vicinity of the joinery frame 2 and these vertical joint portions. A joint seal structure in which the joint portion T and the intersecting portion X of the horizontal joint portion Y are sealed,
A wet sealant 5 having a predetermined fluidity and viscosity is continuously provided on one joint of the vertical joint T and the horizontal joint Y and the intersection X,
The other joint portion is provided with a dry sealing material 4 including a sealing material body 40 fixed to the joint portion, and a cover material 41 attached to the sealing material body 40 and closing the joint portion.
The cover material 41 extends to the intersecting portion X and covers the wet seal material 5 provided at the intersecting portion X.
[0007]
Here, it is assumed that these crossing portions X are not included in the vertical joint portion and the horizontal joint portion.
According to the invention of claim 1, the wet sealing material 5 is continuously provided on one joint portion and the intersection X, and the dry sealing material 4 is provided on the other joint portion. The vertical joint portion T, the horizontal joint portion Y, and the intersecting portion X are sealed.
Further, the cover material 41 of the dry seal material 4 extends to the intersection portion X and covers the wet seal material 5 provided at the intersection portion X, that is, the end of the wet seal material 5. Since the end portion is not exposed, the design of the intersecting portion X is enhanced.
Therefore, by providing the end portion of the wet seal material 5 at the intersection portion X and covering the end portion of the wet seal material 5 with the cover material 41 of the dry-type seal material 4, the intersection portion X is sealed with high design properties. It can be. Therefore, unlike the conventional case, it is not necessary to level the end of the wet seal material 5 in order to improve the design, so that the joint portion M can be easily sealed with high design.
[0008]
The invention according to claim 2 is the joint seal structure according to claim 1, as shown in FIGS. 1 to 4 and 6, for example.
The sealing material body 40 includes a recess 46 opened to the outdoor side along the other joint portion,
The cover material 41 includes a core portion 410 that is pressed into the recess 46, and a lid portion that is provided at an end portion on the outdoor side of the core portion 410, closes the other joint portion, and extends to the intersecting portion X. 411,
The wet seal material 5 provided at the intersecting portion X is sandwiched between the lid portion 411 of the cover material 41 and the wall body 1.
[0009]
According to the second aspect of the present invention, the wet sealing material 5 provided at the intersecting portion X is not divided by the sealing material main body 40 and the core portion 410 of the cover material 41, and the lid portion 411 and the wall of the cover material 41. Since it is sandwiched between the body 1, the intersection X is reliably sealed by the end of the wet seal material 5. Accordingly, the wet sealant 5 is provided at the intersection X, and the wet sealant 5 is sandwiched between the lid portion 411 of the cover material 41 and the wall 1 so that the intersection X is reliably sealed. it can. Therefore, the crossing portion X can be more reliably sealed.
[0010]
The invention according to claim 3 is the joint seal structure according to claim 1 or 2, as shown in FIGS.
The surface of the wet seal material 5 provided on the one joint portion is leveled substantially flat.
[0011]
According to invention of Claim 3, since the surface of the wet sealing material 5 provided in said one joint part is leveled substantially flat, the joint part is in a state with higher designability. Therefore, the design property of this joint part can be made higher by leveling the surface of the wet seal material 5 undulated on the one joint part substantially flat. Therefore, the joint portion can be sealed with higher design.
[0012]
The invention according to claim 4 is a joint sealing method for forming the joint seal structure according to any one of claims 1 to 3, for example as shown in FIGS.
The wet sealing material 5 is provided in a continuous state at the one joint and the intersection X,
Next, the cover material 41 is attached to the seal material body 40 fixed to the other joint so that the wet seal material 5 provided at the intersection X is covered with the cover material 41. And
[0013]
According to the invention described in claim 4, the wet sealing material 5 provided at the intersection X, that is, the end of the wet sealing material 5 is covered with the cover material 41 by covering the end of the wet sealing material 5 with the cover material 41. The joint portion can be sealed in a highly designable state without exposing the surface. Therefore, unlike the conventional case, it is not necessary to level the end of the wet seal material 5 in order to improve the design, so that the joint can be easily sealed with high design.
[0014]
The invention according to claim 5 is the joint sealing method according to claim 4, as shown in FIGS. 1 to 4 and 6, for example.
After providing the wet sealant 5 at the one joint and the intersection X, and before attaching the cover member 41 to the sealant body 40,
A leveling portion 710 for leveling the surface by contacting the surface of the wet sealing material 5 provided in the one joint portion, and the leveling portion for the surface contacting the surface of the exterior material 3 A spatula 7 having a guide part 711 to guide the position of 710 is used, and the leveling part 710 is placed within the one joint part in a state where the position of the leveling part 710 is guided by the guide part 711. The excess of the wet seal material 5 is collected at the intersection X by moving along the surface, and the surface of the wet seal material 5 is leveled almost flat.
[0015]
According to the fifth aspect of the present invention, the spatula 7 is used to collect the excess amount of the wet sealing material 5 at the intersection X, and the surface of the wet sealing material 5 is leveled almost flat. By covering, the joint portion can be sealed with higher design.
[0016]
The invention according to claim 6 is the joint sealing method according to claim 4 or 5, as shown in FIGS.
Before providing the wet sealant 5 on the one joint and the intersection X, a masking tape 6 is applied to the edge of the one joint and the edge of the intersection X,
The masking tape 6 is peeled off after the wet sealing material 5 is provided at the one joint and the intersection X.
[0017]
According to the sixth aspect of the present invention, before the wet sealing material 5 is provided, the masking tape 6 is applied to the edge of the one joint and the edge of the intersecting portion X, whereby the wet seal is applied to these edges. It is possible to prevent the material 5 from adhering. Therefore, the joint portion can be sealed with higher design.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the joint seal structure and joint seal method according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, the joint seal structure in this Embodiment is applied to the house constructed | assembled by a panel construction method. The panel construction method is composed of a frame body constructed by assembling vertical and horizontal saddles into a rectangular frame shape and assembling vertical and horizontal saddles inside the rectangular frame, and a face material provided on the front and back surfaces of the frame. This is a construction method that saves construction work on a building site by creating wooden panels in advance and constructing floors, walls, roofs, etc. by combining these wooden panels on the building site. Examples of the wooden panel as described above include an outer wall panel, an inner wall panel, a floor panel, a cabin panel, and a roof panel.
[0019]
FIG. 1 shows an outer wall panel 1 to which a joint seal structure according to the present invention is applied.
In the joint seal structure in the present embodiment, as shown in FIG. 1, the joiner frame 2 at the periphery of the opening 11 provided in the outer wall panel 1 and the surface of the outer wall panel 1 in the vicinity of the joiner frame 2. The vertical joint portion T, the horizontal joint portion Y, and the intersecting portions X formed between the tile panels 3,. More specifically, as shown in FIG. 2, the vertical joint portion T extending in the vertical direction of the joint portion M is sealed by the dry sealing material 4 and intersects with the horizontal joint portion Y extending in the left-right direction. Is sealed with a wet sealant 5. In FIG. 2, the illustration of the tile panels 3,... On the left side of the opening 11 is omitted for convenience.
[0020]
As shown in FIG. 3, the joinery frame 2 includes a sash frame 20 fixed to the opening 11 and a casing 21 fixed to the sash frame 20 and covering the sash frame 20 from the outdoor side. The sash frame 20 and the casing 21 are made of aluminum. The sash frame 20 is covered and covered with a casing 21 from the outdoor side.
[0021]
The tile panels 3 are fixed to the surface of the outer wall panel 1 via the trunk edge 30. The tile panel 3 is connected to the other tile panel 3 on the left and right by an actual joint between an upper shell 31 and a lower shell (not shown) provided at the side end, and in the present embodiment, the joinery A top 31 protrudes from the frame 2 side. A closing member 31a having a substantially rectangular shape in cross section for closing the contact portion with the dry sealing material 4 is provided on the back surface of the upper shell 31 constituting a part of the vertical joint portion T.
[0022]
The dry sealing material 4 is formed from a flexible hard resin or the like, and has a fixed form. As shown in FIGS. 2 and 3, the dry seal material 4 includes a seal material body 40 including a recess 46 that opens to the outdoor side along the vertical joint T, and a core portion that is pushed into the recess 46 from the outdoor side. And a cover material 41 that covers the upper surface of the seal material body 40. FIG. 3 shows a state before the cover material 41 is attached to the seal material body 40.
[0023]
As shown in FIG. 3, the seal material main body 40 includes a plate-like fixing portion 45 fixed to the bottom surface of the vertical joint portion T, that is, the surface of the outer wall panel 1 along the vertical joint portion T, and the joinery frame 2 side. And side plates 42 and 43 on the exterior material 3 side, a connecting plate 44 for connecting these side plates 42 and 43, and the like.
[0024]
The side plates 42 and 43 are provided so as to protrude from the fixed portion 45 to the outdoor side, and are in a state of facing each other. The side plates 42 and 43 are provided with through-hole portions 420 and 430 that penetrate in the thickness direction, that is, in the left-right direction so as to face each other.
A waterproof tape 421 is attached to the surface of the side plate 42 on the joinery frame 2 side, and the waterproof tape 421 closes the through hole 420. The side plate 42 is fixed in contact with the side surface of the casing 21 through the waterproof tape 421.
[0025]
On the surface of the side plate 43 on the tile panel 3 side, the protruding portion 431 is provided on the outdoor side of the through hole portion 430, and the protruding portion 432 is provided on the outer wall panel 1 side of the through hole portion 430. The tip portions of the protrusions 431 and 432 are made of a soft synthetic resin.
The protruding portion 431 is in contact with the side surface of the closing member 31 a of the tile panel 3, that is, the surface on the side of the joinery frame 2, and closes the space between the seal material main body 40 and the tile panel 3.
[0026]
The protruding portion 432 contacts the back surface of the closing member 31 a of the tile panel 3, that is, the surface on the outer wall panel 1 side, and closes the space between the sealing material body 40 and the tile panel 3. The protruding portion 432 is a cross-sectional view from a base portion 432a protruding from the side plate 43 along the back surface of the tile panel 3, and contact portions 432b and 432b protruding from the base portion 432a to the outdoor side and contacting the back surface of the closing member 31a. It is formed in a substantially inverted F shape. A groove 432d is formed in the base 432a of the protrusion 432, and the protrusion 432 can be detached from the seal material body 40 by being folded at the position of the groove 432d.
[0027]
The connecting plate 44 is a plate-like member parallel to the outer wall panel 1, and the side plates 42 and 43 form a concave portion 46 that is substantially U-shaped in sectional view. A sealing material 47 made of non-hardening silicon having predetermined fluidity and viscosity is filled in the recess 46 of the sealing material body 40. When the core portion 410 of the cover material 41 is pushed into the recess 46, the sealing material 47 is pressed out into a space surrounded by the projecting portions 431, 432, the side plate 43, and the closing member 31a of the tile panel 3, and is vertically jointed. The portion T is more reliably sealed.
[0028]
The cover member 41 is formed in a substantially T shape in a sectional view from a core portion 410 and a lid portion 411 that covers the sealing material body 40 from the outdoor side.
The core portion 410 extends to substantially the same length as the concave portion 46 of the sealing material body 40, and is pushed between the side plates 42 and 43 of the concave portion 46, thereby expanding and projecting between the side plates 42 and 43. The part 431 is in pressure contact with the side end surface of the tile panel 3. As shown in FIG. 3, grooves 410 a and 410 b are formed in the core portion 410. The grooves 410 a and 410 b are for fixing the cover material 41 to the seal material main body 40 by engaging with the claws 42 b and 43 b of the side plates 42 and 43.
[0029]
The lid portion 411 is formed from a soft synthetic resin and is provided at the end of the core portion 410 on the outdoor side. As shown in FIG. 2, the lid portion 411 further closes the space between the side end surface of the tile panel 3 and the side surface of the joinery frame 2 when the core portion 410 is pushed between the side plates 42 and 43. . Further, the lid portion 411 extends to the intersecting portion X, sandwiches the end portion of the wet seal material 5 with the outer wall panel 1, and is adhered to the outer wall panel 1 by the wet seal material 5.
[0030]
The wet sealing material 5 is putty-like having predetermined fluidity, viscosity and water tightness. This wet sealing material 5 is provided continuously by the sealing gun 51 as shown in FIG. 4A at the horizontal joint portion Y and the intersecting portion X and hardened. Such wet sealing materials 5 include rubber-based, acrylic-based, and silicon-based materials, and in this embodiment, a material mainly composed of butyl rubber is used.
The wet sealing material 5 provided in the horizontal joint Y is cured in a state where the surface is flattened. In the present embodiment, the distance between the surface of the wet sealing material 5 and the surface of the tile panel 3 is substantially equal to the thickness of the tile panel 3.
An end portion of the wet seal material 5 provided at the intersecting portion X is covered with a lid portion 411 of the dry seal material 4.
[0031]
Next, a procedure for forming the joint seal structure as described above will be described with reference to FIGS. The following procedure is preferably performed in a factory or the like in order to save labor on site.
First, the sash frame 20 and the casing 21 are fixed to the opening 11, and the trunk edge 30 is fixed to the surface of the outer wall panel 1.
Next, the side plate 42 of the dry sealing material 4 is fixed to the left and right casings 21 of the opening 11 via the waterproof tape 421, and the fixing portion 45 is fixed to the outer wall panel 1.
[0032]
Next, the plurality of tile panels 3 are fixed to the outer wall panel 1 through the trunk edge 30. Here, when the tile panels 3,... Are fixed to the left and right of the opening 11, the protruding portion 432 of the sealing material body 40 abuts against the back surface of the closing member 31a of the tile panel 3, and the protruding portion 431 is closed. It is made to contact | abut to the side surface of the member 31a.
As a result, the horizontal joint Y, the vertical joint T, and the intersection X thereof are formed at the peripheral edge of the opening 11.
[0033]
Next, as shown in FIGS. 4 (a) and 4 (b), a masking tape 6 is applied to the edge of the horizontal joint Y and the edge of the intersecting portion X, and then the horizontal joint is used using the sealing gun 51. The wet sealing material 5 is injected into the part Y and the intersecting part X.
[0034]
Next, before the wet sealing material 5 is cured, as shown in FIGS. 4C and 4D, the surface of the wet sealing material 5 is leveled using a spatula 7 and the excess is crossed. Collect in X. This process (hereinafter referred to as a leveling process) will be described in more detail.
As shown in FIG. 5, the spatula 7 includes a flexible spatula body 71 and an elongated plate-like handle 72 protruding from one end portion (hereinafter referred to as a base end portion) of the spatula body 71. is there. The spatula body 71 includes a rectangular plate-like first plate portion 71a having substantially the same width as the horizontal joint portion Y, and a substantially rectangular plate-like second plate portion having the same thickness and length as the first plate portion 71a. It is formed integrally with 71b.
[0035]
The front end portion of the surface portion of the first plate portion forms a leveling portion 710 for leveling the surface of the wet seal material 5. The leveling portion 710 leveles the surface flatly by contacting the surface of the chamber-type sealing material 5 provided in the horizontal joint portion Y.
The second plate portion 71b contacts the side surface of the first plate portion 71a and forms a substantially rectangular plate shape with the first plate portion 71a. The distal end portion of the surface portion of the second plate portion 71b gradually approaches the back surface side from the proximal end portion side toward the distal end portion side, and as a result, the second plate portion 71b tapers toward the distal end portion side. It is thin. The leading end of the surface portion of the second plate portion forms a guide portion 711 that contacts the surface of the exterior material and guides the position of the leveling portion 710 relative to the surface.
In order to perform the leveling process using such a spatula 7, specifically, the guide portion 711 is first brought into contact with the surface of the tile panel 3, and the leveling portion 710 is fitted into the horizontal joint portion Y to be wet. The seal material 5 is brought into contact. Then, in a state where the position of the leveling portion 710 is guided by the guide portion 711, the leveling portion 710 is moved along the horizontal joint portion Y, the surface of the wet sealing material 5 is leveled, and the excess portion is crossed by the crossing portion X. To collect.
[0036]
Next, the masking tape 6 is peeled off from the edge of the horizontal joint Y and the edge of the intersecting portion X.
6 (a), the core portion 410 of the cover member 41 is cut off at the end portion on the crossing portion X side, as shown in FIGS. 6 (b) and 6 (c). 410 is inserted between the side plates 42 and 43 of the sealant main body 40. In FIGS. 6B and 6C, the illustration of the tile panel on the left side of the opening 11 is omitted for convenience.
Thereby, the space between the side plates 42 and 43 of the sealing material main body 40 is expanded, and the protruding portion 431 is pressed against the side surface of the closing member 31 a of the tile panel 3. Further, the sealing material 47 filled in the recess 46 is pressed out from the through-hole portion 430 into a space surrounded by the protruding portions 431, 432, the side plate 42, and the tile panel 3, and the sealing material body 40 and the tile panel 3. Is further sealed. Further, the cover portion 411 of the cover material 41 extending from the vertical joint portion T to the intersecting portion X pushes the end of the wet seal material 5 into the intersecting portion X and is sandwiched between the outer wall panel 1 and the outer wall by the wet seal material 5. The panel 1 is bonded.
[0037]
According to the joint seal structure formed as described above, the wet seal material 5 is continuously provided in the horizontal joint portion Y and the intersecting portion X, and the dry seal material 4 is provided in the vertical joint portion T. Therefore, the vertical joint portion T, the horizontal joint portion Y, and the intersecting portion X are sealed.
Further, since the cover material 41 of the dry sealing material 4 extends to the intersecting portion X and covers the end of the wet sealing material 5 provided at the intersecting portion X, the end of the wet sealing material 5 is exposed. As a result, the design of the intersecting portion X is enhanced.
Therefore, by providing the end portion of the wet seal material 5 at the intersection portion X and covering the end portion of the wet seal material 5 with the cover material 41 of the dry-type seal material 4, the intersection portion X is sealed with high design properties. It can be. Therefore, unlike the conventional case, it is not necessary to level the end of the wet seal material 5 in order to improve the design, so that the joint portion M can be easily sealed with high design.
[0038]
Further, the end portion of the wet seal material 5 provided at the intersection X is sandwiched between the lid portion 411 of the cover material 41 and the wall body 1 without being divided by the seal material body 40 and the core portion 410 of the cover material 41. Therefore, the intersecting portion X is securely sealed by the end of the wet seal material 5. Therefore, by extending the end of the wet seal material 5 to the intersection portion X and sandwiching the end portion between the lid portion 411 of the cover material 41 and the wall body 1, the intersection portion X is reliably sealed. can do. Therefore, the crossing portion X can be more reliably sealed.
[0039]
Further, the surface of the wet seal material 5 provided in the horizontal joint portion Y is leveled, and the excess portion of the wet seal material 5 is collected at the intersection X and covered with the cover material 41. Y is in a more highly designable state. Accordingly, the surface of the wet seal material 5 provided in an undulating manner at the horizontal joint portion Y is leveled using a spatula 7 or the like, and the excess portion of the wet seal material 5 is collected at the intersection X and covered with the cover material 41. Thus, the joint portion M can be sealed with higher design.
[0040]
Further, by attaching the masking tape 6 to the edge of the horizontal joint portion Y and the edge of the crossing portion X before providing the wet sealing material 5, the adhesion of the wet sealing material 5 to these edges can be prevented. Therefore, the joint portion can be sealed with higher design.
[0041]
In the above-described embodiment, the vertical joint portion T between the tile panel 3 and the joinery frame 2 from which the upper body 31 protrudes on the side of the joinery frame 2 is described as being sealed by the dry sealing material 4. Not only this but it is good also as sealing the joint part between the tile panel 3 and the joinery frame 2 from which the lower part protruded to the joinery frame 2 side, and the side end surface by the side of the joinery frame 2 is formed flat. It is good also as sealing the joint part between the tile panel 3 and the fitting frame 2 made. In such a case, the gap between the dry sealant 4 and the tile panel can be closed by breaking the protrusion 432 of the dry sealant 4 from the sealant body 40 at the position of the groove 432d.
[0042]
Moreover, although the vertical joint part T was sealed with the dry sealing material 4, and the horizontal joint part Y and the crossing part X were sealed with the wet sealing material 5, it was not restricted to this, The vertical joint part T was wet-sealing material. It is good also as sealing with 5 and sealing the horizontal joint part Y and the cross | intersection part X with the dry-type sealing material 4. FIG.
Moreover, although the spatula main body 71 was demonstrated as what is formed by providing the 1st board part 71a and the 2nd board part 71b integrally, it is not restricted to this but is formed by providing a notch in a rectangular plate. It may be a thing.
[0043]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the end of the wet seal material is provided at the intersecting portion, and the end of the wet seal material is covered with the cover material of the dry seal material, so that the intersecting portion is sealed with high design. State. Therefore, unlike the conventional case, it is not necessary to level the end of the wet sealing material in order to improve the design, so that the joint can be easily sealed with high design.
[0044]
According to the second aspect of the present invention, the same effect as that of the first aspect of the invention can be obtained, and the wet seal material is provided at the intersection, and the wet seal material is applied to the cover portion of the cover and the wall. By sandwiching with the body, the crossing portion can be surely sealed. Therefore, the crossing portion can be more reliably sealed.
[0045]
According to the invention described in claim 3, the same effect as that of the invention described in claim 1 or 2 can be obtained. By leveling it flat, the design of the joint can be further enhanced. Therefore, the joint portion can be sealed with higher design.
[0046]
According to the invention described in claim 4, the same effect as in the invention described in any one of claims 1 to 3 can be obtained, and unlike the prior art, the end of the wet seal material is exposed. In addition, the joint portion can be sealed in a highly designable state. Therefore, unlike conventional ones, it is not necessary to level the end of the wet seal material in order to improve the design, so that the joint can be easily sealed with high design.
[0047]
According to the fifth aspect of the invention, the same effect as that of the fourth aspect of the invention can be obtained, and the surface of the wet sealing material can be obtained by collecting the excess amount of the wet sealing material at the intersection using a spatula. It is possible to seal the joint portion with a higher design by leveling the surface almost flat and covering the excess with a cover material.
[0048]
According to the sixth aspect of the invention, the same effect as that of the fourth or fifth aspect of the invention can be obtained, and before the wet sealing material is provided, the edge portion of the one joint portion and the intersection portion By sticking the masking tape to the edges, it is possible to prevent the wet sealant from adhering to these edges. Therefore, the joint portion can be sealed with higher design.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an outer wall panel to which a joint seal structure according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a perspective view showing a main part of a joint seal structure according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional plan view showing a dry sealing material.
FIG. 4 is a diagram showing a procedure for providing a wet sealant on a horizontal joint, (a) is a diagram showing a procedure for injecting a wet sealant into a horizontal joint with a seal gun, and (b) is a diagram at an intersection. It is a figure which shows the procedure which inject | pours a wet sealing material, (c), (d) is a figure which shows the procedure in which the surface of the injected wet sealing material is equalized with a spatula.
5A is a perspective view, FIG. 5B is a plan view, and FIG. 5C is a side view.
FIGS. 6A and 6B are diagrams showing a procedure for providing a cover material for a dry seal material, FIG. 6A is a diagram showing a procedure for cutting a core portion, and FIGS. It is a figure which shows the procedure pushed in.
[Explanation of symbols]
1 outer wall panel (wall)
2 Joinery frame
3 Tile panel (exterior material)
4 Dry seal material
5 Wet sealing material
6 Masking tape
7 Spatula
11 opening
40 Seal material body
41 Cover material
46 recess
410 core
411 lid
710 Leveling section
711 Guide part
M joint part
T Vertical joint (the other joint)
X Intersection of vertical joint and horizontal joint
Y Horizontal joint (one joint)

Claims (6)

建物の壁体に設けられた開口部周縁の建具枠と、この建具枠に近接して前記壁体に貼り付けられた外装材との間に形成される縦目地部と横目地部とこれら縦目地部及び横目地部の交差部分とがシールされた目地シール構造であって、
前記縦目地部及び前記横目地部の何れか一方の目地部と前記交差部分とには、所定の流動性及び粘性を有する湿式シール材が連続して設けられ、
他方の目地部には、この目地部に固定されたシール材本体と、前記シール材本体に取り付けられてこの目地部を閉塞するカバー材とを備える乾式シール材が設けられ、
前記カバー材は、前記交差部分に延出し、この交差部分に設けられた湿式シール材を覆っていることを特徴とする目地シール構造。Vertical joints and horizontal joints formed between a joinery frame at the periphery of the opening provided in the wall of the building and an exterior material attached to the wall in the vicinity of the joinery frame, and the vertical joints. It is a joint seal structure in which the joint part and the intersection part of the side joint part are sealed,
A wet sealant having a predetermined fluidity and viscosity is continuously provided at any one of the vertical joint and the horizontal joint and the intersecting portion,
The other joint part is provided with a dry sealing material comprising a sealing material body fixed to the joint part, and a cover material attached to the sealing material body and closing the joint part,
The joint seal structure according to claim 1, wherein the cover material extends to the intersecting portion and covers a wet seal material provided at the intersecting portion. 請求項１記載の目地シール構造において、
前記シール材本体は、前記他方の目地部に沿って屋外側に開口した凹部を備え、
前記カバー材は、前記凹部に押入された芯部と、この芯部の屋外側の端部に設けられ前記他方の目地部を閉塞するとともに前記交差部分に延出した蓋部とを備え、
前記交差部分に設けられた前記湿式シール材は、前記カバー材の蓋部と前記壁体とによって挟まれていることを特徴とする目地シール構造。The joint seal structure according to claim 1,
The sealing material body includes a recess that is open to the outdoor side along the other joint.
The cover material includes a core portion that is pressed into the recess, and a lid portion that is provided at an end portion on the outdoor side of the core portion and closes the other joint portion and extends to the intersecting portion,
The joint seal structure according to claim 1, wherein the wet seal material provided at the intersecting portion is sandwiched between the lid portion of the cover material and the wall body. 請求項１または２記載の目地シール構造において、
前記一方の目地部に設けられた前記湿式シール材の表面は、ほぼ平らに均されていることを特徴とする目地シール構造。The joint seal structure according to claim 1 or 2,
The joint sealing structure characterized in that the surface of the wet sealing material provided on the one joint is leveled substantially flat. 請求項１〜３の何れか一項に記載の目地シール構造を形成する目地シール方法において、
前記一方の目地部と前記交差部分とに前記湿式シール材を連続した状態に設け、
次に、前記交差部分に設けられた前記湿式シール材を前記カバー材で覆うように、前記他方の目地部に固定された前記シール材本体に前記カバー材を取り付けることを特徴とする目地シール方法。In the joint sealing method which forms the joint sealing structure according to any one of claims 1 to 3,
The wet sealant is provided in a continuous state at the one joint and the intersection,
Next, the joint sealing method is characterized in that the cover material is attached to the seal material main body fixed to the other joint portion so as to cover the wet seal material provided at the intersecting portion with the cover material. . 請求項４記載の目地シール方法において、
前記一方の目地部と前記交差部分とに前記湿式シール材を設けた後で、かつ前記シール材本体に前記カバー材を取り付ける前に、
前記一方の目地部内に設けられた前記湿式シール材の表面に当接することによってこの表面を均すべき均し部と、前記外装材の表面に当接してこの表面に対する前記均し部の位置をガイドすべきガイド部とを備えるヘラを用い、前記ガイド部によって前記均し部の位置をガイドした状態でこの均し部を前記一方の目地部内でこの目地部に沿って移動させることにより前記湿式シール材の過剰分を前記交差部分に集め、この湿式シール材の表面をほぼ平らに均すことを特徴とする目地シール方法。The joint sealing method according to claim 4,
After providing the wet sealant at the one joint and the intersection, and before attaching the cover material to the sealant body,
The surface of the wet sealing material provided in the one joint portion is brought into contact with the surface of the wet sealing material, and the surface of the exterior material is brought into contact with the surface of the exterior material and the position of the leveling portion with respect to the surface is determined. And using the spatula provided with a guide portion to be guided, and moving the leveling portion along the joint portion in the one joint portion while the position of the leveling portion is guided by the guide portion. A joint sealing method characterized in that an excess of the sealing material is collected at the intersection and the surface of the wet sealing material is leveled almost flat. 請求項４または５記載の目地シール方法において、
前記一方の目地部と前記交差部分とに前記湿式シール材を設ける前に、前記一方の目地部の縁部と前記交差部分の縁部とにマスキングテープを貼り付け、
前記一方の目地部と前記交差部分とに前記湿式シール材を設けた後に前記マスキングテープを剥がすことを特徴とする目地シール方法。The joint sealing method according to claim 4 or 5,
Before providing the wet sealant on the one joint and the intersection, masking tape is applied to the edge of the one joint and the edge of the intersection,
The joint sealing method, wherein the masking tape is peeled off after the wet sealing material is provided at the one joint part and the intersecting part.

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