JP3998649B2 - 無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法 - Google Patents

無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3998649B2
JP3998649B2 JP2004062518A JP2004062518A JP3998649B2 JP 3998649 B2 JP3998649 B2 JP 3998649B2 JP 2004062518 A JP2004062518 A JP 2004062518A JP 2004062518 A JP2004062518 A JP 2004062518A JP 3998649 B2 JP3998649 B2 JP 3998649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
data
tcp
function unit
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004062518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005252822A (ja
Inventor
藤 真 孝 後
谷 尚 久 渋
澤 佳 道 谷
尾 吉 彦 柏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004062518A priority Critical patent/JP3998649B2/ja
Publication of JP2005252822A publication Critical patent/JP2005252822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3998649B2 publication Critical patent/JP3998649B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法に関し、特に、電力消費量を低減させた無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法に関する。
IEEE802.11委員会で策定された無線LANの仕様には、端末の消費電力を抑える枠組である省電力モードが存在する。
省電力モードは、アクセスポイント(AP:Access Point)装置が、省電力モードで動作する端末に対し、(1)ネットワークからのデータの蓄積、(2)端末宛のデータを蓄積中であることの通知、(3)端末宛のデータの送信依頼に対する対応、を実行することにより実現される。
アクセスポイント装置から一定時間間隔毎にビーコン信号が送信され、ビーコン信号には、TIM(Traffic Indication Map)と呼ばれる、端末(クライアント装置)宛のデータを蓄積中である旨を示すビットマップが含まれる(例えば、特許文献1を参照)。また、ビーコン信号には一定回数間隔でDTIM(Delivery Traffic Indication Message)と呼ばれるTIMが含まれ、このDTIMには、ブロードキャスト宛のデータが蓄積中である旨が含まれる。通常、ビーコン信号の受信間隔は数百ミリ秒間隔である。
クライアント装置は、ビーコン信号を受信すると、ビーコン信号内のTIMをチェックして、自装置宛のデータが存在するか否かを確認する。自装置宛のデータが存在する場合は、クライアント装置が、ポール(poll)フレームをアクセスポイント装置に送ることで、クライアント装置は、アクセスポイント装置からそのデータを受信できる。
以上から分かるように、省電力モードで動作中のクライアント装置は、(1)送信時、(2)ビーコン信号受信時に電力を消費する。
特開2002−300175公報([0008])
ところで、現在、インターネット等を介して種々のサービスが提供されており、そのうち主に提供されているものは、Webサービス、FTP(File Transfer Protocol)サービス、emailサービスといったように、クライアント装置の利用者が接続の契機を与え、(1)接続、(2)データの要求、(3)データ受信、(4)切断を要するコネクション型のプルサービスである。
このようなプルサービスの場合、クライアント装置は、インターネット等にアクセスする場合以外は、アクセスポイント装置との間でデータ通信をする必要性は少ない。
しかしながら、上述した省電力モードでは、クライアント装置がインターネット等にアクセスする場合以外においても、例えばアクセスポイント装置からのビーコン信号を定期的に受信するなど、電力の使用に無駄があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力消費量をより低減させた無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法を提供することにある。
本発明のデータ通信システムは、第1レイヤのデータを生成する第1の第1レイヤ部と、前記第1レイヤのデータを用いて前記第1レイヤよりも下位の第2レイヤのデータを生成する第1の第2レイヤ部とを含む送信装置と、所定の通信回線を介して前記第1の第2レイヤ部から前記第2レイヤのデータを受け取り、受け取った前記第2のレイヤのデータから前記第1レイヤのデータを抽出すると共に前記第2のレイヤのデータを受け取ったことを示す第1確認応答メッセージを生成して前記第1の第2レイヤ部に送出する第2の第2レイヤ部と、抽出された前記第1レイヤのデータを受け取り、前記第1レイヤのデータを受け取ったことを示す前記第1の第1レイヤ部宛ての第2確認応答メッセージを生成して、前記第2の第2レイヤ部に前記第2確認応答メッセージの送出を依頼する第2の第1レイヤ部と、を含む受信装置と、を備え、前記第1の第2レイヤ部は、前記第1の第1レイヤ部から受け取った前記第1レイヤのデータを記憶し、前記第2の第2レイヤ部から前記第1確認応答メッセージを受け取ったら、記憶した前記第1レイヤのデータを用いて前記第2確認応答メッセージを生成して、前記第1の第1レイヤ部へ送出し、前記第2の第2レイヤ部は、前記第2の第1レイヤ部から受け取った前記第2確認応答メッセージの送出依頼を実行しない、ことを特徴とする。
本発明のデータ通信方法は、第1レイヤのデータを生成する第1の第1レイヤ部と、前記第1レイヤのデータを用いて前記第1レイヤよりも下位の第2レイヤのデータを生成する第1の第2レイヤ部とを含む送信装置と、所定の通信回線を介して前記第1の第2レイヤ部から前記第2レイヤのデータを受け取り、受け取った前記第2のレイヤのデータから前記第1レイヤのデータを抽出すると共に前記第2のレイヤのデータを受け取ったことを示す第1確認応答メッセージを前記第1の第2レイヤ部に送出する第2の第2レイヤ部と、抽出された前記第1レイヤのデータを受け取り、前記第1レイヤのデータを受け取ったことを示す前記第1の第1レイヤ部宛ての第2確認応答メッセージを生成して、前記第2の第2レイヤ部に前記第2確認応答メッセージの送出を依頼する第2の第1レイヤ部と、を含む受信装置と、の間でデータ通信を行うデータ通信方法であって、前記第1の第2レイヤ部は、前記第1の第1レイヤ部から受け取った前記第1レイヤのデータを記憶し、前記第2の第2レイヤ部から前記第1確認応答メッセージを受け取ったら、記憶した前記第1レイヤのデータを用いて前記第2確認応答メッセージを生成して、前記第1の第1レイヤ部へ送出し、前記第2の第2レイヤ部は、前記第2の第1レイヤ部から受け取った前記第2確認応答メッセージの送出依頼を実行しない、ことを特徴とする。
本発明により無線データ通信に伴う電力消費量を低減させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に従ったデータ通信システムの構成を概略的に示す図である。
クライアント装置1及びアクセスポイント装置2は、例えば無線LANを構成する。クライアント装置1は、インターネット3上に配置されたコンテンツサーバ装置4に対して、アクセスポイント装置2を介してアクセス可能である。コンテンツサーバ装置4は、何らかのサービスを提供する装置であり、提供するサービスが、WebサービスならWebサーバ、FTPサービスならFTPサーバ、emailサービスならメールサーバに当たる。本実施の形態では、特にサービスを限定するものではないが、コンテンツサーバ装置4が提供するサービスは、ユーザが接続の契機を与えるコネクション型のプルサービスであるとする。
図2は、クライアント装置1の機能ブロック図である。
クライアント装置1は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)クライアントアプリ機能部11と、ACK変換機能部12と、無線LAN通信機能部13とを備える。
TCP/IPクライアントアプリ機能部11は、グラフィック表示やマイク、スピーカ、文字入出力といったユーザインタフェース/サービスに対応したプロトコルを実装し、例えば、Webブラウザクライアント、メールクライアントとして機能する。
ACK変換機能部12は、アクセスポイント装置2における無線LAN-AP通信機能部21(図3参照)から送られてくるIEEE802.11規定のackメッセージ(確認応答メッセージ)の受信を契機に、TCPによるackメッセージ(確認応答メッセージ)を生成する(後に詳述)。
無線LAN通信機能部13は、省電力制御の機能及びMAC(Media Access Control)層プロトコル処理の機能を実行する。
ここで、省電力制御の機能とは、背景技術の欄で説明したIEEE802.11の仕様で策定された手順を実現するステーション側の機能である。MAC層プロトコル処理の機能とは、IEEE802.11の仕様で策定されたリンクの制御及び維持を行なうステーション側の機能である。
図3は、アクセスポイント装置2の機能ブロック図である。
アクセスポイント装置2は、無線LAN-AP通信機能部21と、AP-ACK変換機能部22と、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23とを備える。
無線LAN-AP通信機能部21は、アクセスポイント装置2側のMAC層プロトコル処理の機能と、アクセスポイント装置2側の省電力制御の機能とを実行する。アクセスポイント装置2側のMAC層プロトコル処理の機能とは、IEEE802.11の仕様で策定されたリンクの制御及び維持を行なうアクセスポイント装置2側の機能である。アクセスポイント装置2側の省電力制御の機能とは、背景技術の欄で説明したIEEE802.11の仕様で策定された手順を実現するアクセスポイント装置2側の機能である。
AP-ACK変換機能部22は、クライアント装置1における無線LAN通信機能部13から送られてきたIEEE802.11規定のackメッセージの受信を契機に、TCPによるackメッセージを生成する(後に詳述)。
TCP/IPコンテンツバッファ機能部23は、クライアント装置1とコンテンツサーバ装置4との通信を仲介する機能と、コンテンツサーバ装置4からクライアント装置1に送られてくるデータを代理受信及び蓄積し、全て揃のデータが揃ったら、クライアント装置1へ転送するバッファ機能とを実現する。例えば、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23は、http(Hyper Text Transport Protocol)に関する代理転送に特化したものならばウェブプロキシ(Web Proxy)装置である。ここでは、TCPセッションの仲介を行なうもの全般を想定している。TCP/IPコンテンツバッファ機能部23は、ポートフォワーディングと呼ばれる機能にデータの一時蓄積機能が追加されたものと位置づけられる。
図4は、図1のシステムによる全体シーケンスを概略的に示す図である。
まず、クライアント装置1は、アクセスポイント装置2との間でリンク確立手順に従ってリンクを確立する。リンクが確立すると、クライアント装置1は電力停止モード、アクセスポイント装置2は無転送モードに入る。
通常、IEEE802.11の省電力モードでは、クライアント装置は、アクセスポイント装置から定期的に送信されるビーコン信号を受信し、自装置宛のデータがアクセスポイント装置に到着していないかどうかを確認する動作を行なうが、この電力停止モードでは、クライアント装置は、ビーコン信号の受信も行なわない。即ち、クライアント装置1における無線LAN通信機能部13には電源が供給されず、無線LAN通信機能部13は、送受信動作を行なわない状態である。
同様に、無転送モードに入ったアクセスポイント装置2は、クライアント装置1宛のデータが存在することを示すビーコン信号の送信を行なわない。即ち、アクセスポイント装置2は、クライアント装置1に関してビーコン信号におけるTIMの制御を行なわない。
クライアント装置1は、ユーザの契機により通信を開始する場合、アクセスポイント装置2との間でセッション確立手順を実行する。これと並行して、アクセスポイント装置2は、コンテンツサーバ装置4との間で代理セッション確立手順を実行する。
セッション確立手順及び代理セッション確立手順の実行が完了すると、クライアント装置1は省電力モードへ、アクセスポイント装置2は省電力転送モードへ移行する。つまり、いずれの装置も、通常のIEEE802.11で規定された省電力モードに移行する。但し、上述のセッション確立手順及び代理セッション確立手順の実行時は、クライアント装置1及びアクセスポイント装置2は、いずれも通常モードにあるとする。即ち、クライアント装置1及びアクセスポイント装置2における無線LAN通信機能部13及び無線LAN-AP通信機能部21は、常時電源が供給された状態にある。
アクセスポイント装置2は、コンテンツサーバ装置4との間で上述の代理セッション確立手順に従って代理セッションを確立すると、代理転送手順に従ってコンテンツサーバ装置4からデータを受信し、蓄積する。アクセスポイント装置2は、全てのデータを蓄積するまで、クライアント装置1宛のビーコン信号を送出しない。
ここで、クライアント装置1は、アクセスポイント装置2による代理転送手順が完了するまでの間、ビーコン信号の受信間隔を大きくとることが可能である。その様子を図5に示す。
図5に示すように、クライアント装置1は、通常数百ミリ秒間隔であるビーコン信号の受信間隔を、代理転送手順に要する時間より大きくしている。本例では、受信間隔を1secにしている。これにより、代理転送手順の実行時にビーコン信号を無駄に受信することを防いでいる。図中、クライアント装置1の時間軸上における太線部分は、クライアント装置1が活動中であることを示す。
図4に戻って、アクセスポイント装置2は、代理転送手順に従って全てのデータを蓄積したら、次に、後に詳述する軽量転送手順に従ってクライアント装置1にデータ転送を開始する。
即ち、アクセスポイント装置2は、クライアント装置1宛のデータが存在することをクライアント装置1にビーコン信号で知らせ、クライアント装置1からポール信号を受け取ったら、保持しているクライアント装置1宛のデータを全て、クライアント装置1に低消費電力及び短時間で送信する。
軽量転送手順の後、クライアント装置1及びアクセスポイント装置2は、セッション終了手順に従ってセッションを終了し、クライアント装置1は電力停止モード、アクセスポイント装置2は無転送モードに再び移行する。
以下、上述した各々の手順についてさらに詳しく説明する。
図6は、リンク確立手順のステップを詳細に示す図である。
アクセスポイント装置2における無線LAN-AP通信機能部21は、アクセスポイント装置2側のMAC層の制御機能として、自装置の存在及びサポート機能をクライアント装置1に知らせるためにビーコン信号を送信する。
ビーコン信号には、アクセスポイント装置2によりクライアント装置1に通知する情報がIE(Information Element)として含まれる。
図7は、アクセスポイント装置2が上述の軽量転送手順をサポートしていることを示すIE(軽量転送手順IE)の例を示す。
アクセスポイント装置2は、ビーコン信号にこの軽量転送手順IEを含めることで、アクセスポイント装置2側で軽量転送手順をサポートしていること(ACK変換機能の保有)をクライアント装置1に伝えることができる。
クライアント装置1における無線LAN通信機能部13は、クライアント装置1側のMAC層の制御機能として、IEEE802.11の通常の手順に従って、アクセスポイント装置2との間で、probe req.及びprobe resp.、auth req.及びauth resp.、assoc req.及びassoc resp.の送受信を行なう。
クライアント装置1は、アクセスポイント装置2から受信したビーコン信号に軽量転送手順IEが含まれている場合は、上述のassoc req.に軽量転送手順IEを含めることができる。これにより、クライアント装置2は、自装置が軽量転送手順を保有していること(ACK変換機能を保有していること)をアクセスポイント装置2に伝えることができる。
アクセスポイント装置2が、assoc req.に対する応答であるassoc resp.に軽量転送手順IEを含めることにより、クライアント装置1及びアクセスポイント装置2間で軽量転送手順を採用すること(ACK変換機能を使用すること)ことが確定される。
なお、クライアント装置1及びアクセスポイント装置2間での軽量転送手順の採用に関しては、上述のような軽量転送手順IEの送受信によらず、両装置の管理者が事前に設定することによっても構わない。
以上のようにして各フレーム(probe req.、probe resp.・・・)をやり取りした後、さらに、必要に応じて、図6に示すように、クライアント装置1及びアクセスポイント装置2間で高度な認証手順を実行する。以上により、クライアント装置1とアクセスポイント装置2との間でリンクが確立される。
リンクの確立後、クライアント装置1は、アクセスポイント装置2に対して、自装置が電力停止モードへ移行することを通知する(休眠開始通知)。即ち、クライアント装置1は、自装置内の無線LAN通信機能部13への電源の供給が停止され、一切のデータ通信が不能になることをアクセスポイント装置2に通知する。なお、上述のリンク確立手順の実行時においては、クライアント装置1及びアクセスポイント装置2のいずれも通常モード状態にある。
図8は、セッション確立手順(図4参照)のステップを詳細に示す図である。
本セッション確立手順は、クライアント装置1におけるACK変換機能部12及びアクセスポイント装置2におけるAP-ACK変換機能部22を用いて従来よりも少ないデータ通信量及び消費電力量で行なわれるが、まずは、従来のセッション確立手順を理解するため、ACK変換機能部12及びAP-ACK変換機能部22を用いないでセッション確立手順を行なう例を説明する。
図9は、ACK変換機能部12及びAP-ACK変換機能部22を用いないでセッション確立手順を実行する場合のステップを示す図である。
図9に示すように、クライアント装置1のTCP/IPクライアントアプリ機能部11は、ユーザから与えられた契機で、無線LAN通信機能部13に休眠終了要求を行なう。休眠終了要求を受けた無線LAN通信機能部13は無線LAN-AP通信機能部21に対して休眠終了通知を送る。これによりクライアント装置1及びアクセスポイント装置2は共に通常モードに移行する。
次に、TCP/IPクライアントアプリ機能部11は、アクセスポイント装置2のTCP/IPコンテンツバッファ機能部23との間でTCPに従ってコネクションを設定する(TCP接続する)。即ち、TCP/IPクライアントアプリ機能部11は、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23との間で、無線LAN通信機能部13及び無線LAN-AP通信機能21を介して、TCP-syn 、TCP-syn-ack、TCP-ackをやりとりする(3ウェイ・ハンドシェーク)。
この際、無線LAN通信機能部13及び無線LAN-AP通信機能部21間ではIEEE802.11の仕様に従って802.11ack(確認応答メッセージ)がやり取りされる。例えば、TCP-synをTCP/IPコンテンツバッファ機能部23に送信する場合、無線LAN通信機能部13は、TCP/IPクライアントアプリ機能部11から受け取ったTCP-synをカプセル化してTCP-synフレームとし、無線LAN-AP通信機能部21に送信する。無線LAN-AP機能部21は、受信したTCP-synフレームに対する確認応答として無線LAN通信機能部13に802.11ackを送信し、一方、受け取ったTCP-synフレームからTCP-synを抽出して、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23に渡す。
クライアント装置1は、確立されたTCPコネクションを用いて、図9に示すように、アクセスポイント装置2に向けてコンテンツ取得要求を送信する。コンテンツ取得要求の内容は、使用するサービスに依存し、例えばWebサービスの場合は、HTTP GET 要求に該当する。HTTP GET 要求の一例を図10に示す。
コンテンツ取得要求を受信したTCP/IPコンテンツバッファ機能部23は、TCPに従って、TCP-ack(確認応答メッセージ)を返す。
以上によりクライアント装置1とアクセスポイント装置2との間でセッションが確立される。
セッションが確立されると、クライアント装置1のTCP/IPクライアントアプリ機能部11は、省電力移行要求を生成して無線LAN通信機能部13に送出する。省電力移行要求を受け取った無線LAN通信機能部13は、アクセスポイント装置2の無線LAN-AP通信機能部21へ省電力移行通知を送出する。これによりクライアント装置1及びアクセスポイント装置2は、共に省電力モードに移行する。
次に、ACK変換機能部12及びAP-ACK変換機能部22を用いた場合のセッション確立手順について説明する。
図8に示すように、アクセスポイント装置2におけるAP-ACK変換機能部22が、802.11ackフレームの受信を契機に、TCP-ackを生成して、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23に渡す。一方、クライアント装置1により生成及び送出されたTCP-ackは、ACK変換機能部12によって破棄され、このため、このTCP-ackは、無線LAN通信機能部13及び無線LAN-AP通信機能部21間の無線通信区間を伝送されない。
同様に、ACK変換機能部12が、コンテンツ取得要求に関連する802.11ackを無線LAN通信機能部13から受信した場合も、これを契機にTCP-ackを生成して、TCP/IPクライアントアプリ機能部23に渡す。一方、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23により生成されたTCP-ackはAP-ACK変換機能部22によって破棄され、無線通信区間を伝送されない。
これらについてもう少し詳しく説明すると以下の通りである。
無線LAN通信機能部13は、無線LAN-AP通信機能部23からフレーム(例えばTCP-syn-ackフレーム) を受信した場合、上述したように、このフレームを受信した旨を示す802.11ackフレームを無線LAN-AP通信機能部22に即座に返すことがIEEE802.11の仕様で決められている。
TCPでも同様に、TCPデータの正常な受信(例えばTCP/IPクライアントアプリ機能部11によるTCP-syn-ackの受信)を示すTCP-ackを送信元に返すことが決められている。
本実施の形態では、これらの仕様に基づき、無線LAN通信機能部13によってフレーム(ここでは例えばTCP-syn-ackフレームとする)が正常に受信されたことをAP-ACK変換機能部22が認識した時点で(無線LAN通信機能部21から802.11ackフレームを受け取った時点で)、このTCP-syn-ackがTCP/IPクライアントアプリ機能部11に正常に受信されたとみなし、AP-ACK変換機能部22はこのTCP-syn-ackに対応するTCP-ackを生成して、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23に渡す。TCPに従ってTCP/IPクライアントアプリ機能部11によって生成されるTCP-ackは、上述のように、ACK変換機能部12において破棄される。従って、無線LAN通信機能部13は、このTCP-ackを無線通信区間で伝送することはなく、これによりクライアント装置1は低消費電力化される。
同様に、クライアント装置1からアクセスポイント装置2に向けて送出されたコンテンツ取得要求も、無線LAN-AP通信機能部21によって受信されたことをACK変換機能部12が認識した時点で(無線LAN変換通信機能部13から802.11ackを受け取った時点で)、このコンテンツ取得要求はTCP/IPコンテンツバッファ機能部23に正常に受信されたとみなし、ACK変換機能部12はこのコンテンツ取得要求に対応するTCP-ackを生成して、TCP/IPクライアントアプリ機能部11に渡す。TCPに従ってTCP/IPコンテンツバッファ機能部23によって生成されたTCP-ackは、上述したように、AP-ACK変換機能部22において破棄される。従って、無線LAN通信機能部13は、このTCP-ackを無線区間で伝送することはなく、これによりクライアント装置1は低消費電力化される。
クライアント装置1とアクセスポイント装置2との間でセッションが確立されたら、アクセスポイント装置2は、上述したように、図4に示すように、コンテンツサーバ装置4との間で代理セッションを確立して、クライアント装置1から受け取ったコンテンツ取得要求をコンテンツサーバ装置4に送出する。そして、アクセスポイント装置2におけるTCP/IPコンテンツバッファ機能部23は、代理転送手順に従ってコンテンツサーバ装置4からデータを受信する。そして、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23は、以下に説明する軽量転送手順に従って、受信したデータをクライアント装置に送信する。
図11は、軽量転送手順のステップを詳細に示す図である。
TCP/IPコンテンツバッファ機能部23は、上述の代理転送手順によって蓄積したデータ(TCP-data)をTCP/IPクライアントアプリ機能部11に送出する。TCPによれば、TCP/IPクライアントアプリ機能部11は、このTCP-dataを受信した時点で、確認応答としてTCP-ackを生成して、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23に返す必要がある。この様子を、図12に、ACK変換機能部12及びAP-ACK変換機能部22を用いない場合の転送手順として示す。
これに対し、図11に示す軽量転送手順では、TCP-dataが無線LAN通信機能部13に受信されたことをAP-ACK変換機能部22が認識した時点(無線LAN通信機能部21から802.11ackを受け取った時点)で、AP-ACK変換機能部22がTCP-ackを生成して、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23に渡す。一方、TCPに従ってTCP/IPクライアントアプリ機能部11によって生成されたTCP-ackはACK変換機能部12において破棄される。従って、無線LAN通信機能部13は、このTCP-ackを無線通信区間で伝送することはなく、これによりクライアント装置1は低消費電力化される。
図13は、上述の軽量転送手順に従ってTCP-dataフレームを何度か再送した結果、送信に失敗した場合に実行する再送手順のステップの一例を示す。
無線LAN-AP通信機能部21が、IEEE802.11の仕様に従って再送を繰り返した結果、送信に失敗した場合、即ち、無線LAN通信機能部13から802.11ackを受信できなかった場合、無線LAN-AP通信機能部21はAP-ACK変換機能部22に対し送信が失敗したことを示す802.11tx failメッセージを送出する。この802.11tx failメッセージを受信したAP-ACK変換機能部22は、TCPを利用して、重複TCP-ack(duplicate TCP-ack)を生成して、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23へ渡す。duplicate TCP-ackを受信したTCP/IPコンテンツバッファ機能部23は、高速リカバリ(fast recovery)と称されるTCPの再送を行なって、送信に失敗したTCP-dataの再送を速やかに行なう。
以上のようにして軽量転送手順(図11参照)が完了すると、図4に示すように、次に、セッション終了手順が実行される。
図14は、セッション終了手順のステップを詳細に示す図である。
まず、TCP/IPクライアントアプリ機能部11は省電力終了要求を生成して無線LAN通信機能部13に送出し、省電力終了要求を受け取った無線LAN通信機能部13は省電力終了通知を無線LAN-AP通信機能部21に送出する。これにより、クライアント装置1及びアクセスポイント装置2は、共に通常モードに移行する。
次に、クライアント装置1及びアクセスポイント装置2は、TCPに従ってセッションを閉じる。この際、上述した軽量転送手順と同様にして、TCP/IPクライアントアプリ機能部11から送出されたTCP-finに対するTCP-ack、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23から送出されたTCP-finに対するTCP-ackのいずれも無線通信区間での伝送は省略される。
セッションが閉じた後、図14に示すように、TCP/IPクライアントアプリ機能部11は休眠開始要求を生成して無線LAN通信機能部13に送出し、休眠開始要求を受け取った無線LAN通信機能部13は、休眠開始通知を無線LAN-AP通信機能部21に送出する。これにより、クライアント装置1は電力停止モード、アクセスポイント装置2は無転送モードに戻る。
ここで、AP-ACK変換機能部22及びACK変換機能部12によるTCP-ackの生成方法について詳しく説明する。
図15は、AP-ACK変換機能部22及びACK変換機能部12によるTCP-ackの生成方法を説明する図である。
ここでは説明の簡単化のため、AP-ACK変換機能部22によるTCP-ackの生成を例にして説明する。
AP-ACK変換機能部22は、例えば、図8に示すように、TCP/IPクライアントアプリ機能部11からTCP-data(TCP-syn)を受信したら、図15に示すように、このTCP-data(TCP-syn)から受信TCP/IPヘッダ情報を抽出して、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23に渡す。
次いで、AP-ACK変換機能部22は、図8に示すように、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23からTCP-data(TCP-syn-ack)を受け取ったら、図15に示すように、受け取ったTCP-data(TCP-syn-ack)を送信キューに貯める。AP-ACK変換機能部22は、送信キューの先頭データ(TCP-syn-ack)から、送信TCP/IPヘッダ情報を抽出した後、このTCP-syn-ackを、TCP/IPクライアントアプリ機能部11に送出する。
この後、AP-ACK変換機能部22は、無線LAN-AP通信機能部21から802.11ackを受け取ったら、先に抽出した受信TCP/IPヘッダ情報及び送信TCP/IPヘッダ情報を用いて、図15に示すようにTCP-ackを生成して、そのTCP-ackをTCP/IPコンテンツバッファ機能部23に渡すと共に、そのTCP/IPをlast TCP-ackとして記憶しておく。
AP-ACK変換機能部22は、図15に示すように802.11tx failを受信した場合、例えば、図8において、TCP-syn-ackフレームに対する確認応答(802.11ack)を受け取ることができなかった場合は、上述のlast TCP-ackを規定個数分(重複TCP-ack)、TCP/IPコンテンツバッファ機能部23に渡す。
図16は、送信TCP/IPヘッダ情報及び受信TCP/IPヘッダ情報と、生成されるTCP-ackとの関係の一例を示す図である。
TCP-ackの各々のフィールドについて説明すると以下のようになる。
Ver(バージョン): 4で固定
hlen : IPヘッダ長
TOS (サービスタイプ): 固定値(0)
len : IPデータ長
id (識別子): 受信TCP/IPヘッダ情報のidをcur idとして記憶し、TCP-ackを生成するたびに1を加える
off(オフセット): 固定値(0)
ttl(生存期間): 固定値(255)
proto (プロトコル): 6で固定
sum : IPチェックサム
src(送信元IPアドレス): 送信TCP/IPヘッダ情報のdst又は受信TCP/IPヘッダ情報のsrc
dst(宛先IPアドレス): 送信TCP/IPヘッダ情報のsrc又は受信TCP/IPヘッダ情報のdst
sport(送信元ポート番号): 送信TCP/IPヘッダ情報のdport又は受信TCP/IPヘッダ情報のsport
dport(宛先ボート番号): 送信TCP/IPヘッダ情報のsport又は受信TCP/IPヘッダ情報のdport
seq(シーケンス番号) : 受信TCP/IPのseq+β(上記例の場合TCPに従いβ=1)
ack(確認応答番号): 送信TCP/IPのseq+α(上記例の場合TCPに従いα=1)
flags(各種フラグ): ackビットが1の固定値
win(ウィンドウサイズ): 受信TCP/IPヘッダ情報のwin
sum : TCPチェックサム
urgp(緊急ポインタ) : 固定値(0)
括弧内に示した固定値は、管理者、または、システム及びネットワークの構成に従い、適正な値に設定できる。
また、上述では、送信TCP/IPヘッダ情報及び受信TCP/IPヘッダ情報を用いてTCP-ackを生成したが、必要に応じて、TCPのデータ部分を用いてもよい。
ところで、セッション終了手順(図14参照)の冒頭で行なった省電力終了要求及び省電力終了通知、即ち、通常モードへの移行は、軽量転送手順(図11参照)の冒頭で行なうことも可能である。この場合のシーケンスの概要を図17に、詳細なシーケンスを図18に示す。
図18に示すように、ビーコン信号及びポール信号によりコンテンツの転送開始直前に省電力モードから通常モードに復帰し、通常モードでのコンテンツ受信を行なうこともできる。なお、省電力モードから通常モードへの移行は、コンテンツの受信開始時に限られない。
以上のように、本実施の形態によれば、通常モードと、省電力モードと、電力停止モードとを選択的に実行可能にし、インターネット等にアクセスする必要がないときは、電力停止モードを選択するようにしたので、クライアント装置の消費電力を低減できる。
また、本実施の形態によれば、TCP/IPコンテンツバッファ機能部は、全てのデータを蓄積してから、クライアント装置宛のビーコン信号を送出するようにしたので、クライアント装置は一度のポール信号で全てのデータを受信できる。
また、本実施の形態によれば、802.11-ackの受信を契機にTCP-ackを生成してTCPスタックに渡すようにしたので、TCP-ackを無線通信区間で伝送する必要はなく、これによりクライアント装置等の消費電力を低減できる。
本発明の実施の形態に従ったデータ通信システムの構成を概略的に示す図である。 クライアント装置の機能ブロック図である。 アクセスポイント装置の機能ブロック図である。 図1のシステムによる全体シーケンスを概略的に示す図である。 ビーコン信号の受信間隔を大きくとった例を示す図である。 リンク確立手順のステップを詳細に示す図である。 アクセスポイント装置が上述の軽量転送手順をサポートしていることを示すIE(軽量転送手順IE)の例を示す図である。 セッション確立手順のステップを詳細に示す図である。 ACK変換機能部12及びAP-ACK変換機能部22を用いないでセッション確立手順を実行する場合のステップを示す図である。 HTTP GET 要求の一例を示す図である。 軽量転送手順のステップを詳細に示す図である。 ACK変換機能部12及びAP-ACK変換機能部22を用いない場合の転送手順のステップを示す図である。 再送手順のステップの一例を示す図である。 セッション終了手順のステップを詳細に示す図である。 TCP-ackの生成方法を説明する図である 送信TCP/IPヘッダ情報及び受信TCP/IPヘッダ情報と、生成されるTCP-ackとの関係の一例を示す図である。 軽量転送手順の冒頭で通常モードへの移行を行う場合のシーケンスの概要を示す図である。 軽量転送手順の冒頭で通常モードへの移行を行う場合のシーケンスを詳細に示す図である。
符号の説明
1:クライアント装置
2:アクセスポイント装置
3:インターネット
4:コンテンツサーバ装置
11:TCP/IPクライアントアプリ機能部
12:ACK変換機能部
13:無線LAN通信機能部
21:無線LAN-AP通信機能部
22:AP-ACK変換機能部
23:TCP/IPコンテンツバッファ機能部

Claims (4)

  1. 第1レイヤのデータを生成する第1の第1レイヤ部と、前記第1レイヤのデータを用いて前記第1レイヤよりも下位の第2レイヤのデータを生成する第1の第2レイヤ部とを含む送信装置と、
    所定の通信回線を介して前記第1の第2レイヤ部から前記第2レイヤのデータを受け取り、受け取った前記第2のレイヤのデータから前記第1レイヤのデータを抽出すると共に前記第2のレイヤのデータを受け取ったことを示す第1確認応答メッセージを生成して前記第1の第2レイヤ部に送出する第2の第2レイヤ部と、抽出された前記第1レイヤのデータを受け取り、前記第1レイヤのデータを受け取ったことを示す前記第1の第1レイヤ部宛ての第2確認応答メッセージを生成して、前記第2の第2レイヤ部に前記第2確認応答メッセージの送出を依頼する第2の第1レイヤ部と、を含む受信装置と、
    を備え、
    前記第1の第2レイヤ部は、前記第1の第1レイヤ部から受け取った前記第1レイヤのデータを記憶し、前記第2の第2レイヤ部から前記第1確認応答メッセージを受け取ったら、記憶した前記第1レイヤのデータを用いて前記第2確認応答メッセージを生成して、前記第1の第1レイヤ部へ送出し、
    前記第2の第2レイヤ部は、前記第2の第1レイヤ部から受け取った前記第2確認応答メッセージの送出依頼を実行しない、
    ことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 前記第1の第2レイヤ部は、前記第2の第2レイヤ部から前記第1確認応答メッセージを受け取らなかった場合は、前記第1の第1レイヤ部に対して、前記第1レイヤのデータが前記第2の第1レイヤ部に届かなかった旨を送出し、
    前記第1の第1レイヤ部は、前記第1レイヤのデータを再送することを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
  3. 前記第1のレイヤはTCPであり、前記第1の第2のレイヤ部は、前記第1のレイヤのデータが届かなかった旨として、重複ACKを生成して送出することを特徴とする請求項2に記載のデータ通信システム。
  4. 第1レイヤのデータを生成する第1の第1レイヤ部と、前記第1レイヤのデータを用いて前記第1レイヤよりも下位の第2レイヤのデータを生成する第1の第2レイヤ部とを含む送信装置と、
    所定の通信回線を介して前記第1の第2レイヤ部から前記第2レイヤのデータを受け取り、受け取った前記第2のレイヤのデータから前記第1レイヤのデータを抽出すると共に前記第2のレイヤのデータを受け取ったことを示す第1確認応答メッセージを前記第1の第2レイヤ部に送出する第2の第2レイヤ部と、抽出された前記第1レイヤのデータを受け取り、前記第1レイヤのデータを受け取ったことを示す前記第1の第1レイヤ部宛ての第2確認応答メッセージを生成して、前記第2の第2レイヤ部に前記第2確認応答メッセージの送出を依頼する第2の第1レイヤ部と、を含む受信装置と、
    の間でデータ通信を行うデータ通信方法であって、
    前記第1の第2レイヤ部は、前記第1の第1レイヤ部から受け取った前記第1レイヤのデータを記憶し、前記第2の第2レイヤ部から前記第1確認応答メッセージを受け取ったら、記憶した前記第1レイヤのデータを用いて前記第2確認応答メッセージを生成して、前記第1の第1レイヤ部へ送出し、
    前記第2の第2レイヤ部は、前記第2の第1レイヤ部から受け取った前記第2確認応答メッセージの送出依頼を実行しない、
    ことを特徴とするデータ通信方法。
JP2004062518A 2004-03-05 2004-03-05 無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法 Expired - Fee Related JP3998649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004062518A JP3998649B2 (ja) 2004-03-05 2004-03-05 無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004062518A JP3998649B2 (ja) 2004-03-05 2004-03-05 無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005252822A JP2005252822A (ja) 2005-09-15
JP3998649B2 true JP3998649B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=35032870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004062518A Expired - Fee Related JP3998649B2 (ja) 2004-03-05 2004-03-05 無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3998649B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7899396B2 (en) * 2006-06-02 2011-03-01 Qulacomm Incorporated Efficient operation for co-located WLAN and Bluetooth
JP2008067192A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Nec Access Technica Ltd 中継装置、通信制御システム及び通信制御プログラム
JP5058072B2 (ja) * 2008-05-26 2012-10-24 株式会社東芝 無線通信装置
US8644211B2 (en) * 2010-12-16 2014-02-04 Palo Alto Research Center Incorporated Energy-efficient content retrieval in content-centric networks
JP5327303B2 (ja) * 2011-11-01 2013-10-30 カシオ計算機株式会社 サーバ装置、クライアント装置およびプログラム
CN104053245B (zh) * 2013-03-13 2018-07-17 中兴通讯股份有限公司 一种连接移动互联网的方法及装置
JP6149591B2 (ja) * 2013-08-08 2017-06-21 富士通株式会社 無線中継装置、通信システム、及び、通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005252822A (ja) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101167339B (zh) 用于在功率受限环境中通信的方法、终端、设备和***
US20170373804A1 (en) Methods for enabling delay-awareness in the constrained application protocol (coap)
EP1344359B1 (en) Method of enhancing the efficiency of data flow in communication systems
KR101563683B1 (ko) Tcp 연결들에 의한 자원 소비를 관리하는 방법 및시스템
JP2008005021A (ja) 再送制御方法及び装置
JP2000224261A (ja) ネットワ―ク層プロトコルを直接サポ―トするデ―タリンク制御プロトコルおよび方法
WO2009022877A2 (en) A method of transmitting and processing data block of specific protocol layer in wireless communication system
WO2009039754A1 (fr) Procédé, passerelle multimédia et système pour commander un transport de paquets de données redondantes
JP5091761B2 (ja) 無線通信装置
WO2007052764A1 (ja) セッション中継装置およびセッション中継方法
WO2011100911A2 (zh) 探测处理方法、数据发送端、数据接收端以及通信***
CN108173851B (zh) 一种用于空间信息网络的高效多媒体传输方法
KR102070727B1 (ko) 무선 통신 시스템의 전송 제어 프로토콜 통신 방법 및 장치
JP3998649B2 (ja) 無線端末、アクセスポイント装置、データ通信システム及びデータ通信方法
WO2008034374A1 (fr) Procédé, système et appareil de transmission de commande de liaison radio
WO2013152614A1 (zh) 一种基于应用层数据的网络接入***和方法
EP1422882B1 (en) System and method of unacknowledged network layer service access point identifier (NSAPI) recovery in sub-network dependent convergence protocol (SNDCP) communication
JP3741421B2 (ja) データ通信方法及び通信端末装置
WO2010022671A1 (zh) 数据传输的方法、代理装置和***
WO2020154872A1 (zh) 一种传输控制协议加速方法和装置
JP2002281104A (ja) 通信プロトコル変換方法及びその装置、並びにデータ通信システム
JP3665309B2 (ja) 通信システム、通信装置及び通信方法
JP3266199B2 (ja) 信頼性あるデータ転送方法
JP2003224619A (ja) 移動通信システム
JP4498017B2 (ja) 無線接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070807

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees