JP3998558B2 - 粗選機の風選吸塵装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、湾曲状の翼片を放射状に内装した周面多孔の回転円筒と石抜き機によって穀粒中の夾雑物・石などの異物を除去するとともに、吸引排塵ファンにより塵埃を吸引し機外に排出するところの粗選機の風選吸塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のように、湾曲状の翼片を放射状に内装した周面多孔の回転円筒と石抜き機によって穀粒中の夾雑物・石などの異物を除去し、吸引排塵ファンにより塵埃を吸引し機外に排出するものは、従来公知のことである。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
実公昭38−13953号公報(第1頁左欄第16行〜同頁右欄5行、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のものでは、穀粒中に含まれる塵埃の風選吸塵作用が構造上有効に行われず、しかも、吸引排塵ファンが機体上部の外側部に取付けられて機体の一側に偏っていることもあって風選吸塵作用にムラが発生し作用の有効化を妨げている。また、回転円筒を通過したものは石抜き機の揺動する選別盤上に落下して供給されるので、供給の際に落下の衝撃により飛散するなどの欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような従来のものにおける欠点を解消するために、機体内上部の前側に吸引排塵ファンを後側に湾曲状の翼片を放射状に内装した周面多孔の回転円筒を配置し機体内下部には石抜き機を設けて、穀粒中の夾雑物・石などの異物を除去するとともに、風選して塵埃を吸引し機外に排出するもので、回転円筒の下方に落下路を吸引排塵ファンと回転円筒の間には前傾する上昇風路をそれぞれ形成し、落下路と石抜き機の間に落下路から流下するものを受けて石抜き機の選別盤上に供給する漏斗を介在させ、漏斗の後側壁の上側に選別盤上から上昇風路に連通する迂回風路を構成するものにしたことにより、回転円筒を通過したものが落下路から漏斗内に落下するとき、迂回風路を通る風により風選されこの風選されたものが上昇風路内を上昇するとき更に風選され、風選された塵埃は機体内に設けた吸引排塵ファンによって吸引排出される。
また、落下路から流下するものは漏斗内に流入してから選別盤上に供給され、選別盤へ供給の際の衝撃が緩和されて飛散しないのである。
【0006】
また、機体内上部の前側に配置する吸引排塵ファンを機体幅方向の中程部に位置させ、吸引排塵ファンの両側壁と、該両側壁よりも機体幅方向外側に位置する左右両機壁の間には間には樋状の吸引ガイドを横設して吸引ガイド内を吸引口を通して吸引排塵ファンに連通するようにすると、更に、ムラのない風選吸塵作用が行われ、吸引排塵ファンの風量を石抜き機の圧風ファンの風量より大に設定することによって、選別盤から吹き上がる圧風は吸引排塵ファンの吸引風にのせられて機外に排風するので風選吸塵作用が良好になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、この発明による粗選機の風選吸塵装置について例図を参照し具体的に説明する。
【0008】
(1)は吸引排塵ファン、(2)は湾曲状の翼片(3)を放射状にして内装し周面を多孔にした回転円筒で、吸引排塵ファン(1)は機体内上部の前側に回転円筒(2)は後側に横架して配置し、機体内下部には石抜き機(4)が設けられ、こられの吸引排塵フアン(1)と回転円筒(2)と石抜き機(4)によって粗選機が構成されている。
【0009】
そして、(16)はホッパ−、(17)は繰出ロ−ラ、(18)は繰出量を調節する弁、(19)は回転円筒(2)の外周面から落下するものを受ける排出樋、(20)は回転円筒(2)の下方において前方下がりに斜設する流下板で、回転円筒(2)を通過したものの落下路(5)を形成している。
【0010】
吸引排塵ファン(1)は機体幅方向の中程部に位置し、ファンケ−ス(21)の両側壁(11)の吸引口(14)部からは側方に向け断面V字形をした樋状の吸引ガイド(13)を突設して両側壁(11)(11)と、該両側壁(11)(11)よりも機体幅方向外側に位置する左右両機壁(12)(12)の間に横設させている。
【0011】
(22)は吸引排塵ファン(1)の後側に斜設した前方上りの斜板で、斜板(22)の下端部と落下路(5)を形成する流下板(20)の下端部を対設させて吸引排塵ファン(1)と回転円筒(2)との間に前傾する上昇風路(6)を形成している。
【0012】
石抜き機(4)はやや後方上りで盤面に多数の噴風口(23)を有する選別盤(7)と選別盤(7)の下方に内蔵する圧風ファン(15)とからなり、板バネで構成された数本の揺動支杆(24)により支持され偏心駆動機構(25)によって前後に揺動可能である。
【0013】
そして、(26)は選別盤(7)の揺上がわで機体に取り付けた異物取出樋、(27)は選別盤(7)の揺下がわに一体的に取り付けてある穀粒受樋である。
【0014】
また、(8)は落下路(5)と石抜き機(4)の間に介在させて落下路(5)から流下するものを受けて石抜き機(4)の選別盤(7)上に供給する漏斗で、流下板(20)と斜板(22)の各下端部と石抜き機(4)の選別盤(7)とは距離をおいて上下の空間を確保し、その空間に漏斗(8)を位置させて固設している。
【0015】
そして、漏斗(8)を形成する後側壁(9)の上端部と流下板(20)の下端部は間隔をあけて選別盤(7)上から上昇風路(6)に連通する迂回風路(10)を構成している。
【0016】
なお、(M)は粗選機の駆動源である電動モ−タを示してある。
【0017】
これにより、電動モ−タ(M)が起動すれば、図4に示すように、無端帯(28)を介して圧風ファン(15)は矢印方向に回転すると共に、その他の各無端帯(29)(30)(31)(32)により吸引排塵ファン(1)と偏心駆動機構(25)軸と回転円筒(2)および繰出ロ−ラ(17)も同方向に回転して、選別盤(7)は前後に揺動すると同時に、図5のように、圧風ファン(15)により起風される圧風は噴風口(23)から(イ)(ロ)のように吹き上げて吸引排塵ファン(1)の回転により発生する吸引風に受継がれる。
【0018】
そして、選別盤(7)の漏斗(8)より揺上がわ部分から(イ)のように吹き上がる風は矢印(ハ)で示す如くの迂回風路(10)から上昇風路(6)を通って上昇し左右がわに分流して吸引排塵ファン(1)の左右に横設した吸引ガイド(13)内を経て吸引排塵ファン(1)に吸引され機外に排風され、漏斗(8)より揺下がわの選別盤(7)の部分から(ロ)のように吹き上がる風は矢印(ニ)と(ホ)の如く分流し吸引ガイド(13)の前後から吸引ガイド(13)内に吸引されて上昇風路(6)を上昇してきた風と合流するのである。
【0019】
したがって、ホッパ−(16)内から繰出ロ−ラ(17)により繰出された原料中に混じっている藁屑などの夾雑物は回転円筒(2)の外周面にのってもち回り排出樋(19)に落下して除去され、穀粒は塵埃と共に回転円筒(2)を通過して落下路(5)を流下し漏斗(5)内に落下する。このとき、迂回風路を(ハ)のように通る風によって風選され、穀粒と分離した塵埃は上昇風路(6)内を上昇し、また、一部の穀粒は塵埃と共に上昇しようとするのであるが、この上昇風路(6)内を上昇する過程においても風選作用が行われて塵埃は風と共に吸引ガイド(13)内を経て吸引排塵ファン(1)に吸引され機外に排出されるのである。
【0020】
そして、落下路(5)から流下するものは漏斗(8)内に流入し受けられて流速を減じ飛散することなく石抜き機(4)の選別盤(7)上に供給され圧風ファン(15)による圧風と選別盤(7)の揺動運動により穀粒中に混入している石などの異物は揺上がわに移行して異物取出樋(26)に落入し、穀粒は揺下がわに流動して穀粒受樋(27)から取出される。
【0021】
また、吸引排塵ファン(1)と圧風ファン(15)の回転数または大きさを異にすることによって吸引排塵ファン(1)の風量を圧風ファン(15)の風量より大にすれば、(イ)(ロ)のように選別盤(7)から吹き上がる風は吸引排塵ファン(1)の吸引風にのせられて上昇し風選と吸塵作用がよいのである。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0023】
即ち、機体内上部の前側に吸引排塵ファンを後側に湾曲状の翼片を放射状に内装した周面多孔の回転円筒を配置し機体内下部には石抜き機を設けて、穀粒中の夾雑物・石などの異物を除去するとともに、風選して塵埃を吸引し機外に排出するもので、回転円筒の下方に落下路を吸引排塵ファンと回転円筒の間には前傾する上昇風路をそれぞれ形成し、落下路と石抜き機の間に落下路から流下するものを受けて石抜き機の選別盤上に供給する漏斗を介在させ、漏斗の後側壁の上側に選別盤上から上昇風路に連通する迂回風路を構成するものにしたことにより、回転円筒を通過したものが落下路から漏斗内に落下するとき、迂回風路を通る風により風選されこの風選されたものが上昇風路内を上昇するとき更に風選され、風選された塵埃は機体内に設けた吸引排塵ファンによって吸引排出されるから、穀粒中に含まれる塵埃の風選吸塵作用が有効に行われ、しかも、その風選吸塵作用においてもムラが解消されて性能は向上し、機体もコンパクトなものになる。また、落下路から流下するものは漏斗内に流入してから選別盤上に供給されるので、選別盤上へ供給の際の衝撃が緩和されて穀粒の飛散を防止できるのである。
【0024】
また、機体内上部の前側に配置する吸引排塵ファンを機体幅方向の中程部に位置させ、吸引排塵ファンの両側壁と、該両側壁よりも機体幅方向外側に位置する左右両機壁の間には樋状の吸引ガイドを横設して吸引ガイド内を吸引口を通して吸引排塵ファンに連通するようにすると、更に、ムラのない風選吸塵作用が行えるものとなり、吸引排塵ファンの風量を石抜き機の圧風ファンの風量より大に設定することにより、選別盤から吹き上がる圧風は吸引排塵ファンの吸引風にのせられて機外に排風するので風選吸塵作用がより良好なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粗選機の内部を示す側面図である。
【図2】同粗選機の内部を示してある前面図である。
【図3】同粗選機の内部の一部を示す平面図である。
【図4】同粗選機の駆動説明図である。
【図5】同粗選機の作用説明図である。
【符号の説明】
1 吸引排塵ファン
2 回転円筒
3 翼片
4 石抜き機
5 落下路
6 上昇風路
7 選別盤
8 漏斗
9 後側壁
10 迂回風路
11 側壁
12 機壁
13 吸引ガイド
14 吸引口
15 圧風ファン

Claims (3)

  1. 機体内上部の前側に吸引排塵ファン(1)を後側に湾曲状の翼片(3)を放射状に内装した周面多孔の回転円筒(2)を配置し機体内下部には石抜き機(4)を設けて、穀粒中の夾雑物・石などの異物を除去するとともに、風選して塵埃を吸引し機外に排出する粗選機であって、回転円筒(2)の下方に落下路(5)を吸引排塵ファン(1)と回転円筒(2)の間には前傾する上昇風路(6)をそれぞれ形成し、落下路(5)と石抜き機(4)の間に落下路(5)から流下するものを受けて石抜き機(4)の選別盤(7)上に供給する漏斗(8)を介在させ、漏斗(8)の後側壁(9)の上側に選別盤(7)上から上昇風路(6)に連通する迂回風路(10)を構成したことを特徴とする粗選機の風選吸塵装置。
  2. 機体内上部の前側に配置する吸引排塵ファン(1)を機体幅方向の中程部に位置させ、吸引排塵ファン(1)の両側壁(11)(11)と、該両側壁(11)(11)よりも機体幅方向外側に位置する左右両機壁(12)(12)の間には樋状の吸引ガイド(13)を横設して吸引ガイド(13)内を吸引口(14)を通して吸引排塵ファン(1)に連通したことを特徴とする請求項1記載の粗選機の風選吸塵装置。
  3. 吸引排塵ファン(1)の風量を石抜き機(4)の圧風ファン(15)の風量より大に設定したことを特徴とする請求項1記載の粗選機の風選吸塵装置。
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