JP3998021B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント機能、スキャナ機能およびコピー機能などの各種機能を有する画像形成装置に関する。
従来より、プリント機能、スキャナ機能およびコピー機能などを有する画像形成装置(複合機)として、プリンタ本体の上方に、適当な空間を形成して、フラットベッドタイプのスキャナユニットを配置したものが知られている。プリンタ本体は、たとえば、レーザプリンタとして構成され、その内部に、用紙を横たえた状態(ほぼ水平方向に沿った状態)で収容可能な給紙カセット、この給紙カセットから給紙される用紙に画像を形成するための画像形成部分などを備えている。そして、プリンタ本体の上面に排紙トレイが形成されており、画像形成部分で画像が形成された用紙は、プリンタ本体とスキャナユニットとの間の空間に排出されて、排紙トレイに受け取られるようになっている。
このような画像形成装置において、プリンタ本体の底面積をスキャナユニットの平面サイズよりも小さくすることにより、その設置面積が縮小された構成のものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。画像形成装置の設置面積が小さいと、画像形成装置の設置場所に関する自由度が増すので、とくに卓上型の画像形成装置では、その設置面積の縮小が望まれている。
特開2004−214803号公報
ところが、用紙を横たえた状態で収容可能な給紙カセットは、プリンタ本体の最下部に配置されるのが一般的であり、このような構成では、給紙カセットに収容される用紙のサイズとの関係上、画像形成装置の設置面積の縮小化に限度がある。すなわち、プリンタ本体の底面積を給紙カセットに収容可能な最大の用紙のサイズ(最大用紙サイズ)以下にすることができないため、画像形成装置の設置面積もその最大用紙サイズ以下にすることができない。
そこで、本発明の目的は、記録媒体収容部分に収容される記録媒体のサイズと無関係に、設置面積の縮小を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、水平方向に延びる原稿載置面を有し、前記原稿載置面上に載置された原稿を読み取るためのスキャナと、記録媒体に画像を形成するための画像形成部分と、前記画像形成部分による画像形成前の記録媒体を横たえた状態で収容する記録媒体収容部分と、前記画像形成部分による画像形成済みの記録媒体を保持する排出媒体保持部分とを備え、前記画像形成部分、前記記録媒体収容部分および前記排出媒体保持部分は、前記スキャナの下方であって、前記スキャナと上下方向に重なる位置に配置され、前記画像形成部分は、前記記録媒体収容部分よりも下方に配置され、前記排出媒体保持部分は、前記画像形成部分よりも下方に配置され、前記記録媒体収容部分に収容可能な最大の記録媒体を、その一部が装置本体に形成された排紙突出口から突出した状態で保持し、装置本体の外観形状が逆四角錐台形状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、スキャナ、画像形成部分、記録媒体収容部分および排出媒体保持部分のうち、スキャナが最も上方に配置され、そのスキャナの下方において、画像形成部分および排出媒体保持部分が記録媒体収容部分の下方に配置されている。そのため、画像形成装置の底面積、つまり画像形成装置の設置面積を、記録媒体収容部分に収容される記録媒体のサイズに無関係とすることができる。よって、記録媒体収容部分に収容される記録媒体のサイズと無関係に、設置面積の縮小を図ることができる。
また、記録媒体収容部分に収容可能な最大の記録媒体は、排出媒体保持部分において、その一部が装置本体から突出した状態で保持される。そのため、排出媒体保持部分における記録媒体の表面に沿う方向のサイズを、記録媒体収容部分に収容可能な最大の記録媒体のサイズよりも小さくすることができる。その結果、装置の小型化を図ることができる。
そして、画像形成部分、記録媒体収容部分および排出媒体保持部分のうち、排出媒体保持部分が最も下方に配置されている。排出媒体保持部分は、記録媒体をその一部が装置本体から突出した状態で保持するように構成することにより小型化が容易であるから、この排出媒体保持部分が最下方に配置されることによって、装置の設置面積の縮小を容易に達成することができる。
また、スキャナ、画像形成部分、記録媒体収容部分および排出媒体保持部分は、上方から、スキャナ、記録媒体収容部分、画像形成部分および排出媒体保持部分の順に配置されている。記録媒体収容部分と排出媒体保持部分との間に画像形成部分が配置されているので、記録媒体収容部分から画像形成部分を経由して排出媒体保持部分に至る、記録媒体の搬送経路を無理なく形成することができる。そのため、記録媒体の良好な搬送を確保することができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記スキャナは、前記記録媒体収容部分の上方を覆う位置と、前記記録媒体収容部分の上方を開放する位置とに移動可能に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、スキャナを、記録媒体収容部分の上方を覆う位置と、記録媒体収容部分の上方を開放する位置とに移動させることができる。そのため、スキャナを移動させて、記録媒体収容部分の上方を開放することによって、記録媒体収容部分への記録媒体の補給などのために、記録媒体収容部分に対して上方からアクセスすることができる。
記録媒体収容部分を装置本体の側方へ引き出し可能に構成すれば、記録媒体収容部分を装置本体から側方に引き出して、その記録媒体収容部分に対してアクセスすることができる。しかしながら、そのような構成では、装置本体の側方に、記録媒体収容部分を引き出すためのスペースが必要となる。これに対し、スキャナの移動によって記録媒体収容部分の上方を開閉する構成では、装置本体の側方に記録媒体収容部分を引き出すためのスペースを必要としないので、装置の専有面積の縮小を図ることができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記スキャナは、前記画像形成部分の上方を覆う位置と、前記画像形成部分の上方を開放する位置とに移動可能に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、スキャナを、画像形成部分の上方を覆う位置と、画像形成部分の上方を開放する位置とに移動させることができる。そのため、スキャナを移動させて、画像形成部分の上方を開放することによって、画像形成部分に対して上方からアクセスすることができる。
画像形成部分を装置本体の側方へ引き出し可能に構成すれば、画像形成部分を装置本体から側方に引き出して、その画像形成部分に対してアクセスすることができる。しかしながら、そのような構成では、装置本体の側方に、画像形成部分を引き出すためのスペースが必要となる。これに対し、スキャナの移動によって画像形成部分の上方を開閉する構成では、装置本体の側方に画像形成部分を引き出すためのスペースを必要としないので、装置の専有面積の縮小を図ることができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記スキャナは、装置本体の一側面に沿って水平方向に延びるスキャナ回動軸を中心として、前記記録媒体収容部分の上方を覆う位置と、前記記録媒体収容部分の上方を開放する位置とに回動可能に設けられ、前記記録媒体収容部分は、前記一側面に沿って水平方向に延びる記録媒体収容部分回動軸を中心として、前記画像形成部分の上方を覆う位置と、前記画像形成部分の上方を開放する位置とに回動可能に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、スキャナを移動させて、記録媒体収容部分の上方を開放することができ、記録媒体収容部分への記録媒体の補給などのために、記録媒体収容部分に対して上方からアクセスすることができる。また、記録媒体収容部分を移動させて、画像形成部分の上方を開放することができ、画像形成部分に対して上方からアクセスすることができる。しかも、スキャナ回動軸および記録媒体収容部分回動軸が装置本体の同一側面に沿って配置されているので、スキャナの回動および記録媒体収容部分の回動を同一側(スキャナ回動軸および記録媒体収容部分回動軸が配置されている側と水平方向反対側)から操作することができる。また、記録媒体収容部分および画像形成部分を開放したときに、スキャナおよび記録媒体収容部分が同一側(スキャナ回動軸および記録媒体収容部分回動軸が配置されている側)に配置されるので、画像形成部分に対して容易にアクセスすることができる。そのため、操作性の向上を図りつつ、画像形成部分に対するアクセスの容易化を図ることができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記スキャナは、装置本体の一側面に沿って水平方向に延びるスキャナ回動軸を中心として回動可能に設けられ、前記原稿載置面を上面に有するスキャナ本体と、前記原稿載置面上に、前記スキャナ本体の前記スキャナ回動軸が設けられている側の端部において前記スキャナ回動軸と平行に延びるカバー軸を中心として回動可能に設けられ、前記原稿載置面に載置された原稿を押さえるためのカバーとを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、スキャナ回動軸およびカバー軸が装置本体の同一側端部に配置されているので、スキャナの回動およびカバーの回動を同一側から操作することができる。そのため、操作性の向上を図ることができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記画像形成部分は、水平方向に並列的に配置され、互いに異なる色の現像剤を収容する、複数の現像部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、複数の現像部が水平方向に並列的に配置される、いわゆるタンデム型のレイアウトを採用しながら、設置面積の縮小を図ることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記排出媒体保持部分は、装置本体の底部において、記録媒体の搬送方向に延びる空間を区画するように形成されており、前記排出媒体保持部分の前記空間における前記搬送方向の長さは、前記記録媒体収容部分に収容可能な最大の記録媒体の前記搬送方向の長さよりも短く、前記空間は、前記排紙突出口と連通していることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、前記記録媒体収容部分は、記録媒体が収容される用紙収容凹部と、前記用紙収容凹部内に配置され、前記用紙収容凹部に収容された記録媒体を押圧する用紙押圧板と、前記用紙収容凹部の下方に配置され、前記用紙収容凹部に収容された記録媒体の下面に接触し、該記録媒体を前記画像形成部分に給紙する給紙ローラとを備えることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の発明において、記録媒体を前記記録媒体収容部分から前記排出媒体保持部分まで搬送するための搬送経路は、前記記録媒体収容部分の一方側端部に接続され、前記画像形成部分の前記一方側を横切り、前記排出媒体保持部分に対して前記一方側から接続されていることを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、画像形成装置において、記録媒体に画像を形成するための画像形成部分と、前記画像形成部分による画像形成前の記録媒体を横たえた状態で収容する記録媒体収容部分と、前記画像形成部分による画像形成済みの記録媒体を保持する排出媒体保持部分とを備え、前記画像形成部分、前記記録媒体収容部分および前記排出媒体保持部分は、互いに上下方向に重なる位置に配置され、前記画像形成部分は、前記記録媒体収容部分よりも下方に配置され、前記排出媒体保持部分は、前記画像形成部分よりも下方に配置され、前記記録媒体収容部分に収容可能な最大の記録媒体を、その一部が装置本体に形成された排紙突出口から突出した状態で保持し、装置本体の外観形状が逆四角錐台形状に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、記録媒体収容部分に収容される記録媒体のサイズと無関係に、設置面積の縮小を図ることができる。また、記録媒体の搬送経路を無理なく形成することができ、これによって記録媒体の良好な搬送を確保することができる。
請求項に記載の発明によれば、装置の専有面積の縮小を図ることができながら、記録媒体収容部分に対するアクセスを可能にすることができる。
請求項に記載の発明によれば、装置の専有面積の縮小を図ることができながら、画像形成部分に対するアクセスを可能にすることができる。
請求項に記載の発明によれば、操作性の向上を図りつつ、画像形成部分に対するアクセスの容易化を図ることができる。
請求項に記載の発明によれば、操作性の向上を図ることができる。
請求項に記載の発明によれば、タンデム型のレイアウトを採用しながら、設置面積の縮小を図ることができる。
(第1実施形態)
1.複合機外観構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る複合機の外観を示す斜視図である。
この画像形成装置としての複合機1は、プリンタ2と、プリンタ2の上方に配置されるスキャナとしてのフラットベッドスキャナ3とを備え、プリンタ2によるプリント機能、フラットベッドスキャナ3によるスキャナ機能およびこれら機能の組み合わせによるコピー機能などを有している。そして、この複合機1は、机の上などに設置して使用することができる卓上型の複合機であって、全体として、その外観形状が上面の面積よりも底面の面積の方が小さい逆四角錐台形状をなし、設置面Fにおける設置面積S1が設置面Fへの投影面積S2よりも小さくなるように形成されている。
2.プリンタ全体構成
図2、図3および図4は、複合機1の内部構成を示す側断面図である。
プリンタ2は、中間転写タンデムタイプのカラーレーザプリンタであって、装置本体としての本体ケーシング4と、この本体ケーシング4に設けられる、記録媒体収容部分としての給紙部5、エンジン部6および排出媒体保持部分としての排紙部7とを備えている。
<本体ケーシング>
本体ケーシング4は、硬質の樹脂からなり、下部ケーシング8および上部ケーシング9に分割して構成されている。
図1〜図4に示すように、下部ケーシング8は、矩形状の底板10と、この底板10の周縁から外側に拡がりつつ上方に延びる側板11とを一体的に備えている。これにより、この下部ケーシング8の正面12、背面13および両側面14は、それぞれ、底板10の各辺に接続される下端縁の長さが上端縁の長さよりも短い側面視逆台形状に形成され、底板10の各辺から外側斜め上方に延びている。また、下部ケーシング8の上面には、後述するプロセスカートリッジ25を着脱させるためのカートリッジ着脱口34が形成されている。さらに、下部ケーシング8には、正面12の下部に、水平方向に長い長方形状の排紙突出口15が形成されている。
上部ケーシング9は、四角枠状に形成され、下部ケーシング8の上方に設けられている。この上部ケーシング9の正面16、背面17および両側面18は、それぞれ下部ケーシング8の正面12、背面13および両側面14と同一平面上に形成され、正面12、背面13および両側面14に対して水平方向における段差なく連続している。
また、上部ケーシング9の背面17の下端部には、下部ケーシング8の背面13の上端縁に沿って延びる、記録媒体収容部分回動軸としての回動軸19が挿通されており、上部ケーシング9は、その回動軸19に回動自在に支持されている。これにより、上部ケーシング9は、正面16、背面17および両側面18の各下端縁がそれぞれ下部ケーシング8の正面12、背面13および両側面14の各上端縁に当接する閉位置(図2に示す位置)と、回動軸19を中心に回転して、正面16側が上方に持ち上がった開位置(図4に示す位置)とに開閉可能に設けられている。
なお、以下の説明において、下部ケーシング8の正面側(図2における左側)を前側、その反対側の背面側(図2における右側)を後側とする。
<給紙部>
図2〜図4に示すように、給紙部5は、上部ケーシング9内の上部に配置されている。この給紙部5は、記録媒体としての用紙Pが収容される用紙収容凹部20と、用紙収容凹部20内に配置される用紙押圧板21と、用紙収容凹部20の後端部下方に配置される給紙ローラ22とを備えている。
用紙収容凹部20は、上側が開放される凹状の有底枠体をなし、上部ケーシング9に固定されている。
用紙押圧板21は、用紙収容凹部20内において、前後方向途中から後端部にわたって設けられている。この用紙押圧板21は、前端部が、フラットベッドスキャナ3の下面に回転可能に支持されるとともに、後端部の上面が、押圧ばね23によって下方に付勢されている。
給紙ローラ22は、用紙押圧板21の後端部と対向配置されている。
この給紙部5においては、用紙収容凹部20内に、用紙Pがほぼ水平に横たえた状態で収容される。そして、用紙押圧板21の後端部が、最上位の用紙Pの上面の後端部に当接し、押圧ばね23の付勢力によって、最下位の用紙Pの下面の後端部が、給紙ローラ22と接触するように押圧されている。給紙ローラ22が回転されると、給紙ローラ22に接触している最下位の用紙Pがエンジン部6へ向けて給紙される。
<エンジン部>
エンジン部6は、走査ユニット24、画像形成部分としてのプロセスカートリッジ25、転写部26、定着部27および搬送経路としての搬送パス28を備えている。
A.走査ユニット
走査ユニット24は、上部ケーシング9内において、給紙部5の下方に配置されている。走査ユニット24は、図示しないレーザ発光部および複数のレンズ、回転駆動されるポリゴンミラー29、複数の反射鏡30などを備えている。
そして、走査ユニット24では、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー29で偏向走査し、複数のレンズおよび複数の反射鏡30に順次通過または反射させて、矢印で示すように、各プロセスカートリッジ25の後述する感光ドラム38の表面に照射する。
B.プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ25は、複数色(4色)のトナーの各色ごとに設けられ、下部ケーシング8内の上部において、前後方向(水平方向)に並列的に配置されている。より具体的には、プロセスカートリッジ25は、イエロープロセスカートリッジ25Y、マゼンタプロセスカートリッジ25M、シアンプロセスカートリッジ25Cおよびブラックプロセスカートリッジ25Kの4つからなる。下部ケーシング8内の上部には、5つの案内部材31が前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されており、これらの案内部材31の各間にプロセスカートリッジ25が1つずつ配置されている。
各案内部材31は、下部ケーシング8の上下方向中央部から上端部にわたって設けられている。また、各案内部材31は、前後方向において互いに対向する前案内面32および後案内面33を有している。これらの前案内面32および後案内面33は、断面形状が後側(背面側)に凸となるように湾曲した同心円弧状に形成されている。そして、互いに隣り合う1対の案内部材31において、前側の案内部材31の後案内面33と後側の案内部材31の前案内面32との間に、プロセスカートリッジ25が配置され、この状態で、プロセスカートリッジ25の後述する筐体36の前円弧面41が、前側の案内部材31の後案内面33と接触状に対向し、その筐体36の後円弧面42が、後側の案内部材31の前案内面32と接触状に対向する。
各プロセスカートリッジ25は、図4に示すように、上部ケーシング9が開位置に開かれると、下部ケーシング8の上面107のカートリッジ着脱口34から露出する。そして、各プロセスカートリッジ25は、筐体36がその前後に対向する案内部材31と摺擦することにより、案内部材31に案内されて、図4に破線で示すように、カートリッジ着脱口34を横切り、下部ケーシング8の外部において下部ケーシング8の上面107と平行な平面Hに漸近する着脱経路35に沿って、下部ケーシング8に対して着脱される。より具体的には、着脱経路35は、カートリッジ着脱口34を横切り、下部ケーシング8の外部において下部ケーシング8の上面107に沿う方向、つまり水平方向となる湾曲状(この実施形態では、円弧状)に形成されており、各プロセスカートリッジ25は、案内部材31の案内によって、その着脱経路35に沿って着脱される。
図5は、プロセスカートリッジ25の側断面図である。
図5を参照して、各プロセスカートリッジ25は、筐体36と、この筐体36から外部に突出する取っ手361と、筐体36内に、現像部としての現像カートリッジ37、感光ドラム38、スコロトロン型帯電器39およびドラムクリーニングローラ40とを備えている。
なお、以下のプロセスカートリッジ25の説明では、プロセスカートリッジ25が下部ケーシング8に装着された状態を上下の基準とする。
筐体36は、外形が着脱経路35(図4参照)に沿うように湾曲した形状に形成されている。具体的には、筐体36は、上面362と、断面形状が円弧状に形成された一方面としての前円弧面41と、この前円弧面41と前後方向に間隔を隔てて対向し、断面形状が前円弧面41の断面円弧状の中心Cを中心とする同心円弧状に形成された他方面としての後円弧面42と、前円弧面41および後円弧面42の各幅方向(前後方向および上下方向に直交する方向)両端縁を連結する両側面43とを有している。
取っ手361は、筐体36の上面362から上方に突出し、幅方向に延びるように形成されている。この取っ手361は、その前面および後面に湾曲した凹状に窪む把持用凹部363を有し、その把持用凹部363の先端側には、手で掴むことのできる断面楕円形状の掴み部364が形成されている。プロセスカートリッジ25を下部ケーシング8に対して着脱させるときには、両把持用凹部363に指を掛けて、掴み部364を掴むことによって、プロセスカートリッジ25の着脱過程において、プロセスカートリッジ25の姿勢が変化しても、プロセスカートリッジ25を確実に支持することができ、そのプロセスカートリッジ25の移動を安定して操作することができる。
現像カートリッジ37は、筐体36の上部に装着され、トナー収容部44、供給ローラ45、現像ローラ46および層厚規制ブレード47を備えている。
トナー収容部44は、現像カートリッジ37の上側の内部空間として形成されており、トナー収容部44内を攪拌するアジテータ48を備えている。
また、トナー収容部44には、各プロセスカートリッジ25ごとに、イエロープロセスカートリッジ25Yにはイエロー、マゼンタプロセスカートリッジ25Mにはマゼンタ、シアンプロセスカートリッジ25Cにはシアン、および、ブラックプロセスカートリッジ25Kにはブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分のトナーがそれぞれ充填されている。
このトナーは、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる略球形の重合トナーが使用されている。なお、このようなトナーには、各色に対応した着色剤やワックスが配合され、シリカなどの外添剤を添加することによって流動性の向上が図られており、その粒子径は、約6〜10μm程度とされている。
そして、トナー収容部44のトナーは、トナー収容部44に設けられたアジテータ48の回転および撹拌によって、トナー収容部44の下側に開口されたトナー供給口から供給ローラ45に向けて放出される。
供給ローラ45は、トナー供給口の下方において、幅方向に延び、現像カートリッジ37に回転可能に設けられている。この供給ローラ45は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆する導電性のスポンジローラとを備えている。
現像ローラ46は、供給ローラ45のさらに下方において、幅方向に延び、供給ローラ45と対向するように回転可能に設けられている。現像ローラ46は、供給ローラ45がある程度圧縮される状態で、供給ローラ45と接触している。
現像ローラ46は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆する導電性のゴムローラとを備えている。より具体的には、現像ローラ46のゴムローラは、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性ローラと、その弾性ローラの表面に被覆される、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされるコート層との2層から形成されている。また、この現像ローラ46は、その下側部分が現像カートリッジ37の下側部分に形成される開口部49から露出するように配置され、現像時には、図示しない電源から現像バイアスが印加される。
層厚規制ブレード47は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部を備えており、ブレード本体の一端部が、現像カートリッジ37の開口部49の周縁部に支持され、押圧部がブレード本体の弾性力によって現像ローラ46の表面に圧接されるように、設けられている。
そして、トナー供給口から放出されるトナーは、供給ローラ45の回転により、現像ローラ46に供給され、このとき、供給ローラ45と現像ローラ46との間で正極性に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ46の上に供給されたトナーは、現像ローラ46の回転に伴って、層厚規制ブレード47の押圧部と現像ローラ46との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ46の上に担持される。
感光ドラム38は、現像ローラ46の下方において、その現像ローラ46と接触するような状態で、筐体36に回転可能に設けられている。感光ドラム38は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面が、ポリカーボネートを主成分とする有機感光体の感光層によって形成されている。また、感光ドラム38は、その下側部分が筐体36の開放された下面から露出するように配置されている。
スコロトロン型帯電器39は、筐体36に取り付けられて、感光ドラム38の後方やや上側に、感光ドラム38と接触しないように間隔を隔てて配置されている。このスコロトロン型帯電器39は、タングステンの帯電ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電性のスコロトロン型帯電器であり、感光ドラム38の表面を一様に正極性に帯電させる。
ドラムクリーニングローラ40は、感光ドラム38の回転方向におけるスコロトロン型帯電器39の上流側において、感光ドラム38と接触するように、プロセスカートリッジ25に回転可能に設けられている。ドラムクリーニングローラ40は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆する導電性のゴムローラとを備え、クリーニング時には、図示しない電源からクリーニングバイアスが印加される。
そして、プロセスカートリッジ25では、各色のトナーは、次のように露光および現像される。すなわち、まず、感光ドラム38の回転によって、その感光ドラム38の表面が、スコロトロン型帯電器39により一様に正帯電された後、走査ユニット24からのレーザビームの走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ46の回転により、現像ローラ46の上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム38に対向して接触するときに、感光ドラム38の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム38の表面のうち、レーザビームの走査により露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによってトナー像が形成され、これによって反転現像が達成される。
なお、図2〜図4においては、図面が煩雑になるのを避けるために、プロセスカートリッジ25の各部に参照符号を付すことを省略しており、それらの各部については、図5において各部に付された符号が参照される。
C.転写部
転写部26は、図2〜4に示すように、下部ケーシング8内において、前後方向に沿って並列配置される各プロセスカートリッジ25と対向するように、各プロセスカートリッジ25の下方に配置されている。転写部26は、中間転写ユニット50と、ベルトクリーナユニット51とを備えている。
中間転写ユニット50は、前後方向に沿って並列配置される各感光ドラム38と対向するように、前後方向に沿って設けられ、駆動ローラ52と、従動ローラ53と、転写ベルト54と、1次転写ローラ55と、2次転写ローラ56とを備えている。
駆動ローラ52は、最後位のブラックプロセスカートリッジ25Kの感光ドラム38の後方に配置されている。従動ローラ53は、最前位のイエロープロセスカートリッジ25Yの感光ドラム38の前方に配置されている。
転写ベルト54は、カーボンなどの導電性粒子が分散された導電性のポリカーボネートやポリイミドなどからなり、駆動ローラ52と従動ローラ53との間に巻回されている。転写ベルト54は、巻回状態の上側外面が、各プロセスカートリッジ25の感光ドラム38のすべてと接触するように配置されている。
そして、駆動ローラ52の駆動により、従動ローラ53が従動され、転写ベルト54が、これら駆動ローラ52と従動ローラ53との間を、各プロセスカートリッジ25の感光ドラム38と接触する上側外面において、感光ドラム38と同方向に回転するように、周回移動される。
1次転写ローラ55は、巻回状態の転写ベルト54内において、各プロセスカートリッジ25の感光ドラム38と、転写ベルト54を挟んで対向するように、それぞれ設けられている。1次転写ローラ55は、金属製のローラ軸と、その金属製のローラ軸に被覆される導電性のゴムローラとを備えている。また、1次転写ローラ55は、転写ベルト54の上側内面と接触するように配置され、その接触面において、転写ベルト54の周回移動方向と同方向に回転するように設けられており、転写時には、図示しない電源から1次転写バイアスが印加される。
2次転写ローラ56は、巻回状態の転写ベルト54の外側であって、駆動ローラ52の後方において、その駆動ローラ52と転写ベルト54を挟んで対向するように設けられている。2次転写ローラ56は、金属製のローラ軸と、その金属製のローラ軸に被覆される導電性のゴムローラとを備えている。また、2次転写ローラ56は、転写ベルト54の後側外面と接触するように配置され、その接触面において、転写ベルト54の周回移動方向と同方向に回転するように設けられており、転写時には、図示しない電源から2次転写バイアスが印加される。
ベルトクリーナユニット51は、転写ベルト54における各感光ドラム38の反対側(下側)であって、駆動ローラ52と従動ローラ53との間に配置されている。ベルトクリーナユニット51は、クリーニングブラシ57、回収ローラ58および回収ボックス59を備えている。
クリーニングブラシ57は、金属製のブラシ軸と、その金属製のブラシ軸の周りに設けられる導電性のブラシとを備えている。このクリーニングブラシ57は、転写ベルト54の下側外面と接触するように配置され、その接触部において、転写ベルト54の周回移動方向と同方向に回転するように、ベルトクリーナユニット51に回転可能に設けられており、クリーニング時には、図示しない電源から1次クリーニングバイアスが印加される。
回収ローラ58は、金属製のローラ軸と、その金属製のローラ軸に被覆される導電性のゴムローラとを備えている。この回収ローラ58は、クリーニングブラシ57の後側において、クリーニングブラシ57と接触するように配置され、ベルトクリーナユニット51に回転可能に設けられており、クリーニング時には、図示しない電源から2次クリーニングバイアスが印加される。
回収ボックス59は、回収ローラ58の後方に配置され、その回収ローラ58と対向する部分が開口されており、その開口部分の近傍に、回収ローラ58の表面に圧接されるスクレーパが設けられている。
D.定着部
定着部27は、下部ケーシング8内において、中間転写ユニット50の駆動ローラ52と2次転写ローラ56との間の2次転写位置に対して下方に配置されている。定着部27は、第1加熱ローラ60および第2加熱ローラ61を備えている。
第1加熱ローラ60は、下部ケーシング8において回転可能に支持され、アルミニウムなどの金属素管と、その金属素管内に配置されるハロゲンランプとを備えている。なお、金属素管の外周面には、トナーの付着を防止するための表面処理が施されている。
第2加熱ローラ61は、定着部27を通過する用紙Pを前後方向に挟んで、第1加熱ローラ60の後方において対向配置されている。この第2加熱ローラ61も、アルミニウムなどの金属素管と、その金属素管内に配置されるハロゲンランプとを備えており、第1加熱ローラ60を押圧するように、下部ケーシング8において回転可能に支持されている。
E.搬送パス
搬送パス28は、下部ケーシング8において、給紙部5から、最後位のブラックプロセスカートリッジ25Kの後方を下方に向けて横切り、定着部27の第1加熱ローラ60と第2加熱ローラ61との間を通過して、排紙部7に至る経路として形成されている。
搬送パス28において、給紙部5と2次転写位置との間には、1対のレジストローラ62が設けられている。また、その1対のレジストローラ62と給紙部5との間には、1対の搬送ローラ63が設けられ、さらに、定着部27と排紙部7との間には、1対の搬送ローラ64が設けられている。
F.エンジン部における画像形成
そして、給紙部5から給紙された用紙Pは、搬送パス28において、上方から下方に向けて搬送され、レジストローラ62によるレジスト後に、2次転写位置に向けて搬送される。
一方、転写部26では、駆動ローラ52の駆動および従動ローラ53の従動により、転写ベルト54が周回移動され、その周回移動される転写ベルト54の上には、各感光ドラム38とそれに対向する1次転写ローラ55との間の1次転写位置を通過するときに、各感光ドラム38に形成されている各色のトナー像が順次転写され、これにより、転写ベルト54の上にカラー画像が形成される。
すなわち、たとえば、イエロープロセスカートリッジ25Yの感光ドラム38の上に形成されたイエローのトナー像が、転写ベルト54に転写されると、次いで、マゼンタプロセスカートリッジ25Mの感光ドラム38の上に形成されたマゼンタのトナー像が、既にイエローのトナー像が転写されている転写ベルト54に重ねて転写され、以下同様の転写動作により、シアンプロセスカートリッジ25Cによって形成されるシアンのトナー像、ブラックプロセスカートリッジ25Kによって形成されるブラックのトナー像が重ねて転写され、これによって、転写ベルト54上にカラー画像が形成される。
そして、レジスト後に2次転写位置に向けて搬送された用紙Pが、駆動ローラ52と2次転写ローラ56との間を通過するときに、転写ベルト54の上に形成されたカラー画像が、用紙Pに一括転写される。
その後、カラー画像が形成された用紙Pは、定着部27に搬送され、第1加熱ローラ60および第2加熱ローラ61によって、その用紙Pの上に転写されたカラー画像を、用紙Pがこれら第1加熱ローラ60および第2加熱ローラ61との間を通過する間に熱定着させる。熱定着された用紙Pは、搬送ローラ64によって、排紙部7に搬送される。これによって、複合機1のプリント機能が達成される。
なお、用紙Pに各色のトナー像が転写された後に、感光ドラム38の表面に残留したトナーは、ドラムクリーニングローラ40によって一時的に捕捉され、非画像形成時に感光ドラム38上に戻されて、現像ローラ46によって回収されることにより、再度現像に使用される。
また、用紙Pにカラー画像が転写された後に、転写ベルト54の表面に付着した用紙Pからの紙粉は、クリーニングブラシ57と対向したときに、クリーニングブラシ57に印加される1次クリーニングバイアスによって、クリーニングブラシ57に付着される。その後、クリーニングブラシ57に付着されたトナーは、回収ローラ58と対向したときに、回収ローラ58に印加される2次クリーニングバイアスによって、回収ローラ58に付着され、次いで、スクレーパによって掻き取られた後、回収ボックス59に回収される。
<排紙部>
排紙部7は、下部ケーシング8内の最下部に配置されている。これにより、下部ケーシング8には、上方から順に、プロセスカートリッジ25、転写部26、定着部27および排紙部7が配置されている。さらに、本体ケーシング4においては、上方から順に、給紙部5、エンジン部6および排紙部7が配置され、複合機1の全体においては、上方から順に、フラットベッドスキャナ3、給紙部5、エンジン部6および排紙部7が配置されている。
排紙部7は、排紙ローラ65と、記録媒体排出部としての排紙保持部66とを備えている。
排紙ローラ65は、定着部27の下方であって、搬送パス28の下流側端部に配置されている。排紙ローラ65は、1対のローラからなり、定着部27においてカラー画像が熱定着された用紙Pを排紙保持部66に向けて排紙する。
排紙保持部66は、下部ケーシング8の底部において、排紙される用紙Pを収容するために、前後方向に延びる空間を区画するように形成されている。この排紙保持部66の前後方向の長さは、用紙収容凹部20に収容可能な最大の用紙P(たとえば、A4サイズの用紙P)の搬送方向の長さ(縦の長さ)よりも短く形成されており、下部ケーシング8の正面12の下部に形成されている排紙突出口15と連通している。また、排紙保持部66は、排紙される用紙Pを上下方向に積層して収容できる厚さで形成されている。
これにより、排紙ローラ65によって前方に向けて排紙された用紙Pは、排紙保持部66に排紙され、その前端部が排紙突出口15から突出し、上下方向に積層される状態で、排紙保持部66に保持される。
3.フラットベッドスキャナ全体構成
フラットベッドスキャナ3は、スキャナ本体67と、スキャナ本体67に開閉自在に支持される原稿押さえカバー68とを備えている。
<スキャナ本体>
スキャナ本体67は、平面視においてプリンタ2とほぼ同じサイズに形成されており、プリンタ2と一体感が損なわれないように、その側面がプリンタ2の上部ケーシング9の上端縁から外側上方にやや傾斜している。このスキャナ本体67の上面は、水平方向に延びており、原稿が載置される原稿載置面72とされている。原稿載置面72には、図示しないガラス板が嵌められており、スキャナ本体67の内部には、図示しないが、そのガラス板の下方において、原稿を読み取るためのCCDセンサや、そのCCDセンサをガラス板と対向した状態で水平方向(前後方向)に走査させるための走査モータが収容されている。
また、スキャナ本体67の背面下端部には、上部ケーシング9の背面17の上端縁に沿って幅方向に延びるスキャナ回動軸71が挿通されており、スキャナ本体67は、そのスキャナ回動軸71に回動自在に支持されている。これにより、スキャナ本体67(フラットベッドスキャナ3)は、その底面が上部ケーシング9の上端縁に当接して、上部ケーシング9の上面を覆う閉位置(図2に示す位置)と、スキャナ回動軸71を中心に回転して、前端部が上方に持ち上がった開位置(図3に示す位置)とに開閉可能に設けられている。そして、スキャナ本体67が開位置に開かれた状態では、上部ケーシング9の上面から用紙収容凹部20が露出し、用紙収容凹部20内に用紙Pを収容することができる。また、スキャナ本体67が閉位置に閉じられると、スキャナ本体67によって、用紙収容凹部20の上方が覆われて閉鎖される。
<原稿押さえカバー>
原稿押さえカバー68は、スキャナ本体67の上面(原稿載置面72)に嵌められたガラス板の全面を覆うことができる平面視矩形状の薄板に形成されている。また、この原稿押さえカバー68は、スキャナ本体67の後端部においてスキャナ回動軸71と平行に延びるカバー軸69に回動自在に支持されており、原稿載置面72を開放する状態と原稿載置面72を覆う状態とに開閉可能となっている。すなわち、原稿押さえカバー68の前端部を上方に持ち上げると、図2に二点鎖線で示すように、原稿載置面72が開放され、原稿押さえカバー68の前端部を下方に下ろすと、図2に実線で示すように、原稿載置面72に嵌められたガラス板が覆われる。ガラス板上に原稿を載置した状態で、原稿押さえカバー68を閉じることにより、原稿押さえカバー68によって、原稿をガラス板に押し付けるように押さえることができる。
<フラットベッドスキャナにおける原稿読取>
そして、フラットベッドスキャナ3では、原稿載置面72に原稿がセットされた後、この複合機1に接続されたパーソナルコンピュータ(図示せず)から読取開始信号が入力されると、CCDセンサによる原稿の読み取りが行われ、CCDセンサによって原稿画像のデータが取得される。これにより、スキャナ機能が達成され、CCDセンサによって取得された画像データがパーソナルコンピュータに送られる。
また、パーソナルコンピュータからの指令によって、CCDセンサによって取得された画像データがプリンタ2へ送られ、プリンタ2において、その画像データに基づくカラー画像が用紙Pに形成する。これによって、コピー機能が達成される。
4.第1実施形態の作用効果
そして、この複合機1では、フラットベッドスキャナ3が最も上方に配置され、そのフラットベッドスキャナ3の下方において、上方から、給紙部5、エンジン部6および排紙部7がこの順に配置されている。そのため、複合機1の底面積、つまり画像形成装置の設置面積S1を、給紙部5の用紙収容凹部20に収容される用紙Pのサイズに無関係とすることができる。その結果、給紙部5の用紙収容凹部20に収容される用紙Pのサイズと無関係に、設置面積S1の縮小を図ることができる。
また、用紙収容凹部20に収容可能な最大の用紙Pは、排紙保持部66において、その前端部が排紙突出口15から突出した状態で保持される。そのため、排紙保持部66の水平方向サイズを、用紙収容凹部20に収容可能な最大の用紙Pのサイズよりも小さくすることができる。
とくに、この複合機1のように、排紙部7が最下部に配置されていれば、排紙保持部66の水平方向サイズを縮小することによって、設置面積S1の縮小を容易に達成することができる。
また、複合機1の外観形状を上面の面積よりも底面の面積の方が小さい逆四角錐台形状に形成することにより、設置面Fにおける設置面積S1を設置面Fへの投影面積S2よりも確実に小さくすることができる。そして、設置面Fにおける設置面積S1が設置面Fへの投影面積S2よりも小さくすることにより、複合機1の上部にフラットベッドスキャナ3や給紙部5などの配置スペースを確保しつつ、その設置面積S1の縮小を図ることができる。
そのため、この複合機1では、複数のプロセスカートリッジ25が水平方向に並列的に配置される、いわゆるタンデム型のレイアウトを採用しているが、そのようなレイアウトを採用しながらも、設置面積S1の縮小を図ることができる。
また、給紙部5と排紙部7との間にエンジン部6が配置されているので、給紙部5からエンジン部6を経由して排紙部7に至る搬送パス28を無理なく形成することができる。そのため、用紙Pの良好な搬送を確保することができる。
さらにまた、フラットベッドスキャナ3を、給紙部5(用紙収容凹部20)の上方を開放する開位置と給紙部5の上方を覆う閉位置とに移動させることができるので、たとえば、用紙収容凹部20に用紙Pを補給するときには、その用紙収容凹部20に対して上方からアクセスすることができる。しかも、用紙収容凹部20を本体ケーシング4から側方へ引き出すように構成した場合と比較して、その本体ケーシング4の側方に用紙収容凹部20を引き出すためのスペースを不要とすることができるから、この複合機1の専有面積の縮小を図ることができる。そのため、専有面積の縮小を図ることができながら、用紙収容凹部20に対するアクセスを可能にすることができる。
さらに、この複合機1では、下部ケーシング8に対して上部ケーシング9が回動自在に設けられ、フラットベッドスキャナ3を開けた状態において、上部ケーシング9の回動によって、その上部ケーシング9に保持される給紙部5および走査ユニット24を、各プロセスカートリッジ25の上方を開放する位置と、各プロセスカートリッジ25の上方を覆う位置とに開閉させることができる。そして、給紙部5および走査ユニット24を開けることによって、下部ケーシング8の上面のカートリッジ着脱口34から各プロセスカートリッジ25を露出させることができ、各プロセスカートリッジ25に対して上方からアクセスすることができる。しかも、各プロセスカートリッジ25を本体ケーシング4から側方へ引き出すように構成した場合と比較して、その本体ケーシング4の側方に各プロセスカートリッジ25を引き出すためのスペースを不要とすることができるから、この複合機1の専有面積の縮小を図ることができる。そのため、専有面積の縮小を図ることができながら、各プロセスカートリッジ25に対するアクセスを可能にすることができる。
そのうえ、スキャナ回動軸71および上部ケーシング9の回動軸19が同一背面側に配置されているので、フラットベッドスキャナ3の回動および上部ケーシング9の回動を、複合機1の正面側から操作することができる。また、カートリッジ着脱口34を開放したときに、フラットベッドスキャナ3および上部ケーシング9が同一背面側に配置されるので、各プロセスカートリッジ25に対して正面側から容易にアクセスすることができる。そのため、操作性の向上を図りつつ、各プロセスカートリッジ25に対するアクセスの容易化を図ることができる。
さらに、フラットベッドスキャナ3においては、スキャナ回動軸71およびカバー軸69が同一背面側端部に配置されているので、フラットベッドスキャナ3の回動および原稿押さえカバー68の回動を同一正面側から操作することができる。そのため、操作性のさらなる向上を図ることができる。
(第2実施形態)
図6、図7および図8は、本発明の第2実施形態に係る複合機の側断面図である。なお、図6〜図8において、第1実施形態を示す各図に示された部分に相当する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付している。また、以下では、第2実施形態について、第1実施形態と相違する部分のみを説明し、第1実施形態と同様の部分の説明は省略する。
1.複合機外観構成
この複合機1は、第1実施形態と同様に、机の上などに設置して使用することができる卓上型の複合機であって、全体として、その外観形状が上面の面積よりも底面の面積の方が小さい逆四角錐台形状をなし、図6に示すように、設置面Fにおける設置面積S1が設置面Fへの投影面積S2よりも小さくなるように形成されている。
2.プリンタ全体構成
<本体ケーシング>
本体ケーシング4は、硬質の樹脂からなり、矩形状の底板73と、この底板73の周縁から外側に拡がりつつ上方に延びる側板74とを一体的に備えている。すなわち、側板74の各面は、底板73の各辺に接続される下端縁の長さが上端縁の長さよりも短い側面視逆台形状に形成され、底板73の各辺から外側斜め上方に延びている。
また、本体ケーシング4の正面には、エンジン部6と前後方向に対向する位置に、フロントカバー75が開閉自在に設けられている。このフロントカバー75は、その下端部が開閉軸76に取り付けられており、これによって、図8に示すように、開閉軸76を支点として、フロントカバー75を前側に傾倒させれば、本体ケーシング4の正面からエンジン部6が露出する。また、図6および図7に示すように、開閉軸76を支点として、フロントカバー75を本体ケーシング4の正面に沿うように起立させれば、フロントカバー75によってエンジン部6が被覆される。
さらに、本体ケーシング4の正面には、フロントカバー75の下方に、水平方向に長い長方形状の排紙突出口15が形成されている。
<給紙部>
給紙部5は、本体ケーシング4内の最上部に配置されている。この給紙部5において、用紙押圧板21は、用紙収容凹部20の前後方向途中から後端部にわたって設けられ、後端部の下面が図示しない押圧ばねによって上方に付勢されている。また、給紙ローラ22は、用紙収容凹部20の後端部上方において、用紙押圧板21の後端部と対向配置されている。
この給紙部5においては、用紙収容凹部20内の用紙押圧板21の上に、用紙Pが前後方向に沿って載置されている。用紙押圧板21上に積層される最上位の用紙Pは、用紙押圧板21によって給紙ローラ22と接触するように押圧され、その給紙ローラ22の回転によってエンジン部6へ向けて給紙される。
<エンジン部>
エンジン部6は、走査ユニット24、画像形成部分としてのプロセスユニット77、転写部26、定着部27および搬送パス28を備えている。
A.走査ユニット
走査ユニット24は、本体ケーシング4内において、給紙部5の下方に配置されている。
B.プロセスユニット
プロセスユニット77は、本体ケーシング4内において、走査ユニット24の下方に配置されている。このプロセスユニット77は、ユニットフレーム78と、複数色(4色)のトナーの各色ごとに設けられ、ユニットフレーム78に保持される感光ドラム79、現像カートリッジ80、スコロトロン型帯電器81およびドラムクリーニングローラ82とを備えている。
ユニットフレーム78は、幅方向に互いに対向する1対のフレーム側板83を備えている。各フレーム側板83は、側面視平行四辺形状に形成されており、水平方向に対して、後側ほど高くなる傾斜方向に延びるように配置されている。
4つの感光ドラム79は、1対のフレーム側板83の下端部間に回転可能に架設され、フレーム側板83の下端縁に沿う傾斜方向に間隔を隔てて並列的に配置されている。各感光ドラム79は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面が、ポリカーボネートを主成分とする有機感光体の感光層によって形成されている。
現像カートリッジ80は、イエロー現像カートリッジ80Y、マゼンタ現像カートリッジ80M、シアン現像カートリッジ80Cおよびブラック現像カートリッジ80Kの4つからなる。各現像カートリッジ80は、ユニットフレーム78に対して着脱自在に装着され、トナー収容部44、供給ローラ45、現像ローラ46および層厚規制ブレード47を備えている。
トナー収容部44には、各現像カートリッジ80ごとに異なる色のトナーが充填されている。すなわち、イエロー現像カートリッジ80Yには、イエローの色を有する正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填され、マゼンタ現像カートリッジ80Mには、マゼンタの色を有する正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填され、シアン現像カートリッジ80Cには、シアンの色を有する正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填され、ブラック現像カートリッジ80Kには、ブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されている。
スコロトロン型帯電器81は、ユニットフレーム78に取り付けられて、感光ドラム79の後方に、感光ドラム79と接触しないように間隔を隔てて配置されている。このスコロトロン型帯電器81は、タングステンの帯電ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電性のスコロトロン型帯電器であり、感光ドラム79の表面を一様に正極性に帯電させる。
ドラムクリーニングローラ82は、感光ドラム79の回転方向におけるスコロトロン型帯電器81の上流側において、感光ドラム79と接触するように、1対のフレーム側板83の下端部間に回転可能に架設されている。ドラムクリーニングローラ82は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆する導電性のゴムローラとを備え、クリーニング時には、図示しない電源からクリーニングバイアスが印加される。
そして、プロセスユニット77では、各色のトナーは、次のように露光および現像される。すなわち、まず、感光ドラム79の回転によって、その感光ドラム79の表面が、スコロトロン型帯電器81により一様に正帯電された後、走査ユニット24からのレーザビームの走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ46の回転により、現像ローラ46の上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム79に対向して接触するときに、感光ドラム79の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム79の表面のうち、レーザビームの走査により露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによってトナー像が形成され、これによって反転現像が達成される。
また、このプロセスユニット77は、図8に示すように、フロントカバー75が開かれた状態で、水平方向に前後に移動させて、本体ケーシング4に対して着脱させることができる。このとき、後方の感光ドラム79ほど高い位置に配置されているので、各感光ドラム79に接触するように転写ベルト54が配置されていても、転写ベルト54がプロセスユニット77の着脱の妨げになることを防止することができる。また、転写ベルト54が感光ドラム79に摺擦することを防止することができ、そのような摺擦による感光ドラム79の損傷を防止することができる。
C.転写部
転写部26は、本体ケーシング4内において、プロセスユニット77の下方に配置されている。
D.定着部
定着部27は、本体ケーシング4内において、中間転写ユニット50の駆動ローラ52と2次転写ローラ56との間の2次転写位置に対して下方に配置されている。
<排紙部>
排紙部7は、本体ケーシング4内の最下部に配置されている。これにより、本体ケーシング4には、上方から順に、給紙部5、エンジン部6および排紙部7が配置されている。また、複合機1の全体においては、上方から順に、フラットベッドスキャナ3、給紙部5、エンジン部6および排紙部7が配置されている。
3.第2実施形態の作用効果
そして、この第2実施形態によれば、複数の現像カートリッジ80が水平方向に並列的に配置される、いわゆるタンデム型のレイアウトを採用しながらも、第1実施形態の場合と同様に、複合機1の設置面積S1の縮小を図ることができる。
また、第2実施形態では、本体ケーシング4の正面にフロントカバー75が設けられ、このフロントカバー75を開いて、本体ケーシング4に対してプロセスユニット77を着脱させることができる。そのため、プロセスユニット77を本体ケーシング4から引き出して、そのプロセスユニット77に備えられている各部にアクセスすることができる。たとえば、プロセスユニット77を本体ケーシング4から引き出して、そのプロセスユニット77に対して現像カートリッジ80を着脱させることができる。よって、設置面積S1の縮小を図ることができながら、プロセスユニット77のメンテナンス作業を容易化することができる。
本発明の第1実施形態に係る複合機の外観を示す斜視図である。 図1に示す複合機の側断面図であり、フラットベッドスキャナおよび上部ケーシングが閉じられた状態を示す。 図1に示す複合機の側断面図であり、フラットベッドスキャナが開かれた状態を示す。 図1に示す複合機の側断面図であり、フラットベッドスキャナおよび上部ケーシングを示す。 図2に示すプロセスカートリッジの側断面図である。 本発明の第2実施形態に係る複合機の側断面図であり、フラットベッドスキャナが閉じられた状態を示す。 図6に示す複合機の側断面図であり、フラットベッドスキャナが開かれた状態を示す。 図6に示す複合機の側断面図であり、フロントカバーが開かれた状態を示す。
符号の説明
1 複合機
3 フラットベッドスキャナ
4 本体ケーシング
5 給紙部
7 排紙部
19 回動軸
25 プロセスカートリッジ
37 現像カートリッジ
67 スキャナ本体
68 カバー
69 カバー軸
71 スキャナ回動軸
72 原稿載置面
77 プロセスユニット
80 現像カートリッジ
F 設置面
P 用紙
S1 設置面積
S2 投影面積

Claims (10)

  1. 水平方向に延びる原稿載置面を有し、前記原稿載置面上に載置された原稿を読み取るためのスキャナと、
    記録媒体に画像を形成するための画像形成部分と、
    前記画像形成部分による画像形成前の記録媒体を横たえた状態で収容する記録媒体収容部分と、
    前記画像形成部分による画像形成済みの記録媒体を保持する排出媒体保持部分とを備え、
    前記画像形成部分、前記記録媒体収容部分および前記排出媒体保持部分は、前記スキャナの下方であって、前記スキャナと上下方向に重なる位置に配置され、
    前記画像形成部分は、前記記録媒体収容部分よりも下方に配置され
    前記排出媒体保持部分は、前記画像形成部分よりも下方に配置され、前記記録媒体収容部分に収容可能な最大の記録媒体を、その一部が装置本体に形成された排紙突出口から突出した状態で保持し、
    装置本体の外観形状が逆四角錐台形状に形成されていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記スキャナは、前記記録媒体収容部分の上方を覆う位置と、前記記録媒体収容部分の上方を開放する位置とに移動可能に設けられていることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記スキャナは、前記画像形成部分の上方を覆う位置と、前記画像形成部分の上方を開放する位置とに移動可能に設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記スキャナは、装置本体の一側面に沿って水平方向に延びるスキャナ回動軸を中心として、前記記録媒体収容部分の上方を覆う位置と、前記記録媒体収容部分の上方を開放する位置とに回動可能に設けられ、
    前記記録媒体収容部分は、前記一側面に沿って水平方向に延びる記録媒体収容部分回動軸を中心として、前記画像形成部分の上方を覆う位置と、前記画像形成部分の上方を開放する位置とに回動可能に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記スキャナは、装置本体の一側面に沿って水平方向に延びるスキャナ回動軸を中心として回動可能に設けられ、前記原稿載置面を上面に有するスキャナ本体と、前記原稿載置面上に、前記スキャナ本体の前記スキャナ回動軸が設けられている側の端部において前記スキャナ回動軸と平行に延びるカバー軸を中心として回動可能に設けられ、前記原稿載置面に載置された原稿を押さえるためのカバーとを備えていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部分は、水平方向に並列的に配置され、互いに異なる色の現像剤を収容する、複数の現像部を備えていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記排出媒体保持部分は、装置本体の底部において、記録媒体の搬送方向に延びる空間を区画するように形成されており、
    前記排出媒体保持部分の前記空間における前記搬送方向の長さは、前記記録媒体収容部分に収容可能な最大の記録媒体の前記搬送方向の長さよりも短く、
    前記空間は、前記排紙突出口と連通していることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記記録媒体収容部分は、
    記録媒体が収容される用紙収容凹部と、
    前記用紙収容凹部内に配置され、前記用紙収容凹部に収容された記録媒体を押圧する用紙押圧板と、
    前記用紙収容凹部の下方に配置され、前記用紙収容凹部に収容された記録媒体の下面に接触し、該記録媒体を前記画像形成部分に給紙する給紙ローラと
    を備えることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 記録媒体を前記記録媒体収容部分から前記排出媒体保持部分まで搬送するための搬送経路は、前記記録媒体収容部分の一方側端部に接続され、前記画像形成部分の前記一方側を横切り、前記排出媒体保持部分に対して前記一方側から接続されていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 記録媒体に画像を形成するための画像形成部分と、
    前記画像形成部分による画像形成前の記録媒体を横たえた状態で収容する記録媒体収容部分と、
    前記画像形成部分による画像形成済みの記録媒体を保持する排出媒体保持部分とを備え、
    前記画像形成部分、前記記録媒体収容部分および前記排出媒体保持部分は、互いに上下方向に重なる位置に配置され、
    前記画像形成部分は、前記記録媒体収容部分よりも下方に配置され、
    前記排出媒体保持部分は、前記画像形成部分よりも下方に配置され、前記記録媒体収容部分に収容可能な最大の記録媒体を、その一部が装置本体に形成された排紙突出口から突出した状態で保持し、
    装置本体の外観形状が逆四角錐台形状に形成されていることを特徴とする、画像形成装置。
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