JP3997374B2 - 電話機及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、着信検出により着信報知を行う電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従前より、一般加入電話機、ISDN端末、ファクシミリ端末又は携帯電話機などの各種電話端末(本明細書では、これらを総称して「電話機」という)の呼び出し音は、ベルやブザー若しくは電子音などの無味乾燥な音調であったため、耳障りであるうえ、複数台の電話機が混在する事業所や雑踏(携帯電話機の場合)の中などでは、どの電話機が呼び出されているのか即座に識別できないという不都合があった。このため、近年、いわゆる、“着メロ”と称される呼び出し音が採用されるようになってきた。
【0003】
着メロ付きの電話機は、被呼端末からの呼び出し時(以下、着信時という)に、メモリに記憶されているメロディ(Melody:旋律ともいう)データを読み出してスピーカ等から出力する。あらかじめメロディデータを複数備えてユーザに選択させたり、電話回線を介して任意のメロディデータをダウンロードしてメモリに登録させたり、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号などを利用してユーザに簡易作曲させたりすることにより、他の電話機との呼び出し音の差別化を図ることができ、また、ユーザの音楽的趣向に合わせることができる。
【0004】
図11は、メモリに格納された着メロのテーブル概念図であり、このテーブルは、例えば、「着メロNo.」、「曲名」及び「メロディデータ」の三つのフィールドを有する複数のレコードからなっている。メロディデータ・フィールド内の黒丸から始まって白丸で終わる破線は、曲名A、B、C及びDの各メロディデータを概念的に表しており、一般に、黒丸から白丸までは、その曲の持つ特長的な部分(例えば、サビ)であることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の着メロ付き電話機にあっては、以下のような問題点があった。
(1) 通常、呼び出し音を聞いてから応答(オフフック操作)するまでの時間は数秒ないし数十秒程度と短く、スピーカから出力される着メロもメロディデータの最初から当該秒数程度(図11の黒丸及びその黒丸に続く破線の一部)しか再生されない。このことは、せっかく登録されているメロディデータの頭の部分しか聞けないことを意味し、メモリ利用の無駄があるうえ、好みのメロディを最後まで聞けないという問題点がある。
(2) また、電話機個々の呼び出し音を差別化するためには、多くのメロディデータを登録しなければならないが、その全てをあらかじめ登録しておくには大容量のメモリが必要になるし、前述のダウンロード方式やユーザに作曲させる方式では、手間がかかって面倒であるという問題点がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、メモリ利用の無駄をなくして好みのメロディデータを最後まで聞くことができ、又は、大容量のメモリを必要とせず、且つ、手間をかけずに電話機個々の着メロを差別化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、着信時に呼び出し音を所定の楽曲のメロディで奏でる着信報知手段と、前記楽曲のメロディデータを複数に分割して記憶する記憶手段と、着信の度に前記記憶手段から前回着信時と異なる分割データを読み出して前記着信報知手段に出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、着信検出に基づいて着信報知を行う電話機であって、楽曲による音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、着信検出時に、前記音楽データ記憶手段に記憶された音楽データにより音楽報知を行う着信報知手段と、前記音楽報知による着信報知中にあって所定操作を検出した際は、その音楽データによる音楽報知を中断すると共に、その音楽データにおける中断箇所の情報を記憶する中断箇所記憶手段と、新たな着信を検出した際に、前記中断箇所記憶手段に記憶された中断箇所の情報に基づいて前記音楽データ記憶手段に記憶された音楽データの内で前記中断箇所以降の音楽による音楽報知を行うよう前記着信報知手段を制御する報知制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、PHS(Personal Handy−Phone System)方式の携帯電話機を例にして、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用したPHS方式の携帯電話装置のブロック図であり、10は主として1.9GHz帯の周波数域に同調したアンテナ、11はアンテナ10を送受信で共有する送受共有部、12は送信信号の増幅等を行う送信部、13は受信信号の増幅等を行う受信部、14は送信信号/受信信号の変調/復調を行う変復調部、15は送受信信号のTDMA/TDD処理等を行うチャネルコーデック部、16は音声信号のADPCM処理等を行う音声コーデック部、17は音声の送受話を行う送受話器、18はチャネルコーデック部15や音声コーデック部16などを制御して携帯電話機の動作全体の制御を行う制御部、19は呼び出し音を出力するサウンダ(着信報知手段に相当)である。
【0008】
なお、サウンダ19とは、圧電素子と金属板を張り合わせた発音体(いわゆる圧電振動板)のたわみ振動を発音源としたものである。圧電振動板をケースに組み込んだものを圧電サウンダという。圧電振動板は消費電力が非常に少ないことに加え、無接点構造のためにノイズが発生しないという優れた特長を持ち、特に小型電子機器のスピーカ的用途への需要が多い部品である。但し、本発明においては、圧電サウンダ(又は圧電振動板)に限定しない。制御部18からの電子音信号を可聴音に変換できるものであればよく、例えば、スピーカや電磁ブザーなどであってもよい。
【0009】
図2は、制御部18のブロック図であり、18aは携帯電話機の動作制御プログラムを実行するCPU(出力手段、特定手段、割り当て手段、楽曲割り当て手段、ランダム値発生手段、表示制御手段、判定手段、状態遷移手段に相当)、18bは該プログラムを格納するプログラムROM、18cはCPU18aの作業領域として用いられるワークRAM、18dは通話相手の名前や電話番号などの情報(以下「電話帳情報」という)を格納する電話帳RAM、18eは着メロ用のメロディ情報を格納する音曲RAM(記憶手段、記憶装置に相当)、18fはサウンダ19を駆動するための駆動部である。
また、18gは電話番号や送受信情報又は様々なメッセージ等を表示する表示部(表示手段に相当)、18hは電話番号入力用のテンキー(アルファベット及びカナ入力のキー兼用)やオフフックキー並びに各種モード設定用の機能キーなどを含むキー入力部、18iはチャネルコーデック15や音声コーデック部16などとの間でデータの入出力を行う入出力部である。
【0010】
プログラムROM18bには、少なくとも、オペレーティングシステム用の領域とユーザアプリケーションプログラム用の領域が形成されており、ユーザアプリケーションプログラム用の領域には携帯電話機の動作全体を制御する制御プログラム、例えば、後述の通信制御プログラム(図5及び図6参照)などが不揮発的(電源をオフにしても消去されない状態のこと)に格納されている。
ワークRAM18cは、上述のとおり、CPU18aの作業領域として用いられるメモリであり、その記憶内容は電源オフとともに消去されるが、他のRAM、すなわち、電話帳RAM18dや音曲RAM18eはバッテリバックアップされており、電源をオフにしてもその記憶内容を保持するようになっている。なお、電話帳RAM18d及び音曲RAM18eについては、バッテリバックアップされたRAMである必然性はない。書き換え可能な記憶媒体であって、電源オフ後もその記憶内容を保持できるものであればよく、例えば、EEPROMなどの書き換え可能な不揮発性半導体メモリを使用しても構わない。
【0011】
図3は、電話帳RAM18dに格納された電話帳情報の構造概念図である。電話帳情報20は複数のレコードからなるいわゆるデータベース構造を有しており、図示の例では、各レコードは「名前」、「TEL No.」及び「着メロNo.」の三つのフィールドを持ち、各フィールドにそれぞれ通話相手の名前(又はニックネーム)と電話番号及び当該通話相手からの着信時に使用する着メロの識別番号(着メロNo.)を登録できるようになっている。
例えば、図示の例では、第1レコードに、電話番号“090−0000−0000”の“サトウ”からの着信時に1番の着メロを使用することが登録されており、第2レコードに、電話番号“090−1111−1111”の“イトウ” からの着信時に2番の着メロを使用することが登録されており、第3レコードに、電話番号“090−2222−2222”の“カトウ” からの着信時に3番の着メロを使用することが登録されている。なお、着メロを登録してない発信者からの着信に対しては、デフォルトの着メロを使用するようにする。また、電話番号の桁数は携帯電話機のものになっているが、登録可能な電話番号は携帯電話機のものに限らず、一般加入電話機の端末番号や構内電話の内線番号を含むものであっても構わないことはもちろんである。
【0012】
図4は、音曲RAM18eに格納されたメロディ情報の構造概念図である。メロディ情報21は、前述の電話帳情報20と同様に、複数のレコードからなるいわゆるデータベース構造を有しており、図示の例では、各レコードは「着メロNo.」、「曲名」、「メロディデータ」及び「先回終了のPART番号」の四つのフィールドを持っている。
着メロNo.は、メロディ情報21の各レコードに割り当てられたユニークな情報であり、図では、第1レコードから順に、1、2、3、4、……、の連番が付与されている。また、曲名は、各レコードに登録された着メロの名前であり、テキスト形式の文字情報である(図では、便宜的にA、B、C、D、……としている)。メロディデータは、曲名A、曲名B、曲名C又は曲名Dの楽音が持つ音楽的内容を電子データ化したものであって、駆動部18fを介してサウンダ19に与え、周囲に報知することにより、人間の聴覚上、当該音楽的内容を知覚し得るようなデータである。メロディデータ・フィールドはn個のサブフィールドに分かれている。このサブフィールドを便宜的に“PART”と呼ぶことにし、先頭のサブフィールドから順に「PART1」、「PART2」、「PART3」、「PART4」、……、「PARTn」という名前を付与することにすると、各サブフィールドには、一つの曲のメロディデータを幾つかに区切った各分割データが格納されている。
【0013】
以下、PART1サブフィールドに格納された分割データのことを「PART1データ」といい、PART2サブフィールドに格納された分割データのことを「PART2データ」といい、PART3サブフィールドに格納された分割データのことを「PART3データ」といい、PART4サブフィールドに格納された分割データのことを「PART4データ」といい、……、PARTnサブフィールドに格納された分割データのことを「PARTnデータ」ということにする。
曲に関わらず、PART1データは、その曲のメロディデータの始まり部分(便宜的に二重の黒丸で示す)とそれに続くメロディ部分(便宜的に破線で示す)及びPART1データの終わり部分(便宜的に白丸で示す)を含む。PART1データ以外は、その曲の残りの部分、すなわち、PARTiデータの始まり部分とそれに続くメロディ部分及びPARTiデータの終わり部分(iは1、2、3、4、……、n;以下同様)を含む。但し、PARTiデータにその曲の終わり部分(便宜的に二重の白丸で示す)が含まれる場合、PARTiデータはPARTiデータの始まり部分とそれに続くメロディ部分及びその曲の終わり部分を含み、PARTi+1以降のサブフィールドは未使用となり、例えば、ダミーのデータで埋められる。一つの曲で幾つのサブフィールドを占有するかは、専らその曲の長さに依存する。
【0014】
PARTiデータは、既述のとおり、一つの曲のメロディデータをいくつかに区切った分割データである。この分割データは、後の説明からも明らかになるが、着メロ再生の際の単位データとなる。すなわち、PART1データを再生する際は、必ずその曲の始まり部分を含んで再生され、PART1データ以外のPARTiデータを再生する際は、必ずそのPARTiデータの始まり部分を含んで再生されるので、再生時の音楽的内容の把握容易性(どの曲かを理解しやすくする)に配慮すると、上記分割データの分割位置は、その曲の節(音の高低・長短・強弱の変化する境目)などを考慮して適切に設定することが好ましく、例えば、ある楽曲によっては「イントロ(前奏ともいう)」、「Aメロ」、「Bメロ」、「サビ」、「コーダ(後奏ともいう)」の順、又は、「イントロ」、「Aメロ」、「Bメロ」、「サビ」、「間奏」、「Bメロ」、「サビ」、「コーダ」の順に構成されているものがあるので、これらの構成要素毎に分割してもよいが、本発明の思想によれば、この分割手法に限定されない。音楽的内容の把握容易性を無視すれば、一定のデータサイズ毎に分割してもよい。
【0015】
先回終了のPART番号は、その曲を構成する全てのPARTiデータのうち、先回、着メロとして使用したPART番号、すなわちiの値である。例えば、図示の例では、第1レコードに「2」が、第2レコードに「1」が、第3レコードに「3」が、また、第4レコードに「1」が登録されているので、先回使用した曲名AのメロディデータはPART2データ、同じく曲名BのメロディデータはPART1データ、同じく曲名CのメロディデータはPART3データ、同じく曲名DのメロディデータはPART1データであることが分かる。
CPU18aは、プログラムROM18bに格納されているオペレーティングシステムやユーザアプリケーションプログラムをワークRAM18cにロードして実行し、PHS方式による通話処理を行うほか、電話帳情報20やメロディ情報21の更新登録などの様々な管理処理を行う。
【0016】
次に、作用を説明する。
・PHS方式の通話処理
PHS方式の移動電話システムは、サービスエリアを複数のゾーン(セルともいう)に分け、各ゾーンの中央部付近に設置された基地局(以下CS;CellStationという)を介して、一般加入電話機、ISDN端末、自動車電話機又は他のPHS端末と移動機(以下PS;Personal Stationという)との間で音声やデータの送受信を行うというものであり、携帯・自動車電話システムと同様の小ゾーン方式の移動通信システムを構成する。
PHS方式における無線回線は、1.9GHz帯で計77チャネル(チャネル番号1〜77)確保されており、現在、そのうちの40チャネルが屋外公衆で利用されている(注記参照)。チャネル番号のいくつかは各事業者用の制御チャネル(12、18、73、75及び77)である。
注記:平成10年9月12日付け郵政省諮問(PHS加入者増に対応するための周波数拡大(電波法施行規則等の一部改正に係る諮問))によれば、現在、自営用PHSで使用中の周波数帯を公衆用PHSにも利用できるようにする、とされており、上記の屋外公衆用チャネル数の拡大の可能性があるが、本明細書中では現行のチャネル数(40チャネル)をベースに説明することとする。
【0017】
各チャネルの伝送方式は、TDMA(時分割多元接続)/TDD(時分割双方向伝送)方式であり、TDMAによって1回線当たり送受それぞれ四つのスロットを確保するとともに、TDDで送受信の双方向通信を可能にしている。
送受信スロットの1組(T1及びR1)は呼設定等処理に用いられる制御用スロットであり、残りのスロットの組(T2とR2、T3とR3、T4とR4)を各PSに動的に割り当て(チャネル番号の割り当てと合わせてリンクチャネル割り当てという)、1回線当たり同時に3台のPSとの間で多元接続を行う。
リンクチャネル割り当ての一例を説明すると、待ち受け状態(後述の処理プログラムにおける「待受」のステップ参照)にある呼び出し元PSは、所定の発呼操作(呼び出し先PSの電話番号を入力してオフフックキーを押す操作)に応答して、制御チャネル(チャネル番号12、18、73、75又は77のうちの一つ;但し、当該PSの加入事業者に割り当てられた制御チャネル)を用いてCSにリンクチャネル確立要求を出し、CSからのリンクチャネル割り当てメッセージを受け取ると、このメッセージのインフォメーション部(SCCH)に格納された通信キャリア番号コード(制御チャネルを除く屋外公衆用通信チャネル番号の一つを表すコード)と、通信スロット番号コード(当該チャネル番号の4組のスロット番号の一つを表すコード)とを用いて、以降の呼設定等処理及び通信シーケンスを実行する。
【0018】
なお、CSで割り当てチャネル及びスロットが見つからなかった場合、すなわち、屋外公衆用の40チャネル(但し、チャネル番号12、18、73、75又は77の制御チャネルを除く)のうち自ゾーンに割り当てられたチャネルの全てのスロットがふさがっている場合、CSは、呼び出し元PSに対してリンクチャネル割り当て拒否メッセージを通知し、呼び出し元PSは、この通知を受け取ると待受状態に移行する。
呼設定等処理では、CSから割り当てられたチャネル及びスロットを用いて、呼び出し元PSと呼び出し先PSとの間で回線接続等の処理を行う。この呼設定処理では、呼び出し元PSから呼び出し先PS(正確にはCSから呼び出し先PS)に対して呼び出しデータを送出し、呼び出し先PSは、この呼び出しデータに応答して、呼び出し音(着信音ともいう)の鳴動処理等、着信に必要な処理を行う。
ここで、上記の呼び出しデータには、呼び出し元PSを特定するための識別情報を含むことができる。識別情報の代表はいわゆる「発信者番号」(呼び出し元PSの電話番号)であり、呼び出し元PSで発信者番号通知をオンにしておくことにより、上記識別情報を呼び出し先PSに知らせることができる。なお、上記識別情報は、呼び出し元PSを特定できる情報であればよく、PS固有のID情報やユーザによって任意に入力されたID情報などであってもよいが、説明の便宜上、本明細書中では発信者番号とする。
【0019】
・着信制御処理
図5及び図6は、通信制御プログラムに含まれる着信制御処理のフローチャートである。このプログラムは、通常、他のPSからの呼び出しがあるまで待ち受け状態を維持し(ステップS1及びステップS2)、呼び出しがあると、ステップS3に進んで呼び出し元PSからの呼び出しデータに「発信者番号」が含まれているか否かを判定する。
そして、発信者番号が含まれていない場合は、ステップS4で既定(ディフォルト)の着メロNo.、例えば、図4のメロディ情報21の第1レコードに登録されている着メロNo.1を選択する一方、発信者番号が含まれている場合は、ステップS5で電話帳情報20(図3参照)を検索して発信者番号と同一のTEL No.を有するレコードの着メロNo.、例えば、発信者番号を“090−2222−2222”と仮定すると、電話帳情報20の第3レコードに登録された着メロNo.3を選択する。なお、発信者番号が電話帳情報20に登録されていない場合は、発信者番号通知なしのときと同様に、既定の着メロNo.(例えば、着メロNo.1)を選択する。
【0020】
このようにして、着メロNo.の選択を完了すると、次に、ステップS8で、先回終了のPART番号+1のメロディデータを読み込む。先回終了のPART番号とは、選択された着メロNo.と同一のキー値を持つ図4のメロディ情報21のレコードに含まれる「先回終了のPART番号フィールド」のデータであり、例えば、選択された着メロNo.を上記例示のとおり、「着メロNo.1」及び「着メロNo.3」とすると、前者の場合、「先回終了のPART番号フィールド」のデータは「2」、後者の場合、「先回終了のPART番号フィールド」のデータは「1」となるので、ステップS8においては、前者(着メロNo.1)の場合、PART3+1のメロディデータ、すなわち、図4のメロディ情報21の第1レコードのPART4データが読み出され、また、後者(着メロNo.3)の場合、PART1+1のメロディデータ、すなわち、図4のメロディ情報21の第3レコードのPART2データが読み出され、要するに、先回使用したPARTiデータの次のデータ(PARTi+1データ)が読み出されることとなる。但し、PARTi+1データが空の場合やi+1>nの場合は、ステップS8で先頭のPART1データが読み出されるようになっている。
【0021】
ステップS8で読み出されたメロディデータ(上記例示に従えば、メロディ情報21の第1レコードのPART4データ、又は第3レコードのPART2データ)は、次のステップS9で逐次に駆動部18fに送られ、この駆動部18fで電力増幅された後、サウンダ19を駆動するために出力される。その結果、サウンダ19は、当該メロディデータ、すなわち、上記例示に従えば、メロディ情報21の第1レコードのPART4データ、又は、第3レコードのPART2データに応じた着メロを奏で始める。
着メロ鳴動中に、ステップS10で応答操作(オフフックキーの押し下げ操作)を検出しなければ、ステップS15に進み、着メロ鳴動終了、すなわち、上記例示に従えば、メロディ情報21の第1レコードのPART4データ、又は、第3レコードのPART2データの終了か否かを判定する。そして、終了であれば、ステップS16で同一レコードの次のPART番号のメロディデータを読み込み、ステップS17で、ステップS9と同様の処理(逐次に駆動部18fを介してサウンダ19に出力する処理)を行い、再びステップS10以降を繰り返す。但し、ステップS16で“次のPART番号”のデータが空の場合、又は、“次のPART番号”がnを超える場合は、同一レコードの先頭のPART1データを読み込む。
【0022】
着メロ鳴動中に発呼者切断(呼び出し元PSでの強制切断又は電波状態悪化による切断)が発生した場合(ステップS18のYES判定)、ステップS19で直ちにメロディ出力を停止し、ステップS20で現在のPART番号をメロディ情報21の該当レコード(の「先回終了のPART番号フィールド」)に記録した後、待ち受け状態(図5のステップS1)に復帰する。
また、着メロ鳴動中に応答操作(オフフックキーの押し下げ操作)を検出(ステップS10のYES判定)すると、ステップS11で直ちにメロディ出力を停止し、ステップS12で現在のPART番号をメロディ情報21の該当レコード(の「先回終了のPART番号フィールド」)に記録する。そして、ステップS13で通話状態に移行した後、回線切断(ステップS14のYES判定)を待ってから待ち受け状態(図5のステップS1)に復帰する。
【0023】
したがって、以上の処理によれば、着信時に先回使用したPART番号の次のPART番号のメロディデータを鳴動できるから、着信の度に一つの曲のメロディデータの分割データを順次に鳴動させることができ、一つの曲を最後まで聞くことができるという格別の効果が得られる。
また、発信者番号通知がある場合は、その番号を用いて電話帳を検索し、電話帳に登録されている着メロNo.に基づいて複数のメロディデータの一つを選択的に使用するので、呼び出し元PSに対応した特定の着メロを鳴動させることができ、呼び出し元の聴覚上の識別性を向上できるとともに、かかる電話帳利用の場合においても、同一の相手からの着信の度に一つの曲のメロディデータの分割データを順次に鳴動させることができ、一つの曲を最後まで聞くことができるという格別の効果が得られる。
なお、図5のステップS8の処理、すなわち、「先回終了のPART番号+1のメロディデータを読み込む」を、「乱数等のランダムな値を発生してそのランダム値をPART番号とするメロディデータを読み込む」と変形させてもよい。これによれば、着信の度にランダムに読み出された分割データによるメロディが奏でられるので、一つの楽曲の様々な部分を聞いて楽しむことができるという効果が得られる。
【0024】
上記の実施の形態は、本発明の意図する範囲において様々な変形例を含む。例えば、電話帳情報を使用しない変形例も包含する。
図7は、そのフローチャートであり、図5と同一処理内容のステップには共通の符号を付してある。すなわち、図7のフローチャートは、図5のフローチャートのステップS3、ステップS5、ステップS6及びステップS7を取り除いたものに相当し、要するに、発信者番号通知の有無判定と、電話帳からの着メロNo.の選択処理とを省いたものであり、着信時に常に同一の着メロNo.(既定の着メロNo.)を選択する点で、図5のフローチャートと相違する。
したがって、この変形例においても、呼び出し元PS毎に着メロNo.を指定をできないものの、着信時に先回使用したPART番号の次のPART番号のメロディデータを鳴動できるから、着信の度に一つの曲のメロディデータの分割データを順次に鳴動させることができ、一つの曲を最後まで聞くことができるという同一の効果が得られる。
【0025】
また、図示はしないが、一つの曲を構成するPART1からPARTnまでの各分割データを、電話帳を用いてそれぞれの呼び出し元PSに割り当てるようにすれば、一つの曲で最大n個の呼び出し元PSに対応することができ、従来のように、異なる曲をそれぞれの呼び出し元PSに割り当てるものに比べてメモリ容量を少なくできるという効果が得られる。
または、図8及び図9のように変形させてもよい。これは、着メロNo.とその着メロNo.のPART番号の選択にランダム性を持たせ、ユーザに曲名を当てさせるというゲームを行うものである。以下の例では、着信時に当該ゲームを行い、曲名が一致しなければ応答不可(オフフック操作不可)となるようにしているが、これに限らない。待ち受け状態で自由にゲームを楽しめるようにしてもよい。
【0026】
図8において、ステップS1とステップS2の処理は、前述の図5の同一ステップの処理と同じである。ステップS2で着信を検出すると、まず、ステップS21で乱数(便宜的にjaとする)を発生する。この乱数(ja)の基数となる値は例えば日時情報のようにランダム性の高いものを用いる。また、乱数(ja)の範囲は1〜mとすることが望ましい。mはメロディ情報21の最大レコード数である。
次に、ステップS22で乱数(ja)に対応する、メロディ情報21のレコード番号(以下、レコードjaとする)を検査し、存在しなければ、ステップS21に戻って乱数(ja)を再発生し、存在すれば、ステップS23に進んで新たな乱数(便宜的にjbとする)を発生する。この乱数(jb)の基数となる値も例えば日時情報のようにランダム性の高いものを用いる。また、乱数(jb)の範囲は1〜nとすることが望ましい。nはメロディ情報21のメロディデータフィールドにおけるサブフィールド数である。
【0027】
次に、ステップS24で乱数(jb)に対応する、レコードjaのサブフィールド(例えば、jb=2とすると、PART2)に有効なメロディデータが存在するか否かを検査し、存在しなければ(例えば、空データ)、ステップS23に戻って乱数(jb)を再発生し、存在すれば、ステップS25に進んでレコードjaのサブフィールドのメロディデータ、例えば、jb=2とすると、PART2データを読み込み、ステップS26で、逐次に駆動部18fを介してサウンダ19に出力する。その結果、サウンダ19は、当該メロディデータ、すなわち、上記例示に従えば、メロディ情報21の第jaレコードのPARTjbデータに応じた着メロを奏で始める。
次に、着メロ鳴動中にステップS27で曲名リストを表示部18gに送り、所要のフォーマットで表示する。図10(a)はその表示例であり、表示部18gの画面上には、番号と曲名がリスト状に表示されているとともに、テンキーによる番号入力を促す適宜のメッセージ(例えば、“番号を入力して下さい”)が表示されている。なお、表示される曲名は、メロディ情報21の曲名フィールドに登録されている情報である。
【0028】
ユーザが任意のテンキーを押して番号を入力すると、ステップS29の判定結果がYESとなり、ステップS30に進んで曲名一致が判定される。曲名が一致している場合、ステップS33でオフフックボタンの操作が可能となり、以降、通常の通話動作に移行できるが、曲名が不一致の場合は、ステップS31に進んで適宜のエラーメッセージ(例えば、図10(b)参照)を表示部18gに表示し、ステップS32で所定時間(エラーメッセージの確認に必要な時間)待機した後、ステップS27に戻って再び曲名リストを表示する。なお、曲名リスト表示中にメロディが終了した場合(ステップS28のYES判定)は、ステップS26に戻って同一のメロディ出力をやり直す。
以上のとおり、この変形例によれば、着信時に、メロディ情報21に登録されている複数の着メロの一つがランダムに選択され、且つ、その着メロのPART番号がランダムに選択された後、当該PART番号のメロディデータが鳴動される。さらに、その曲名を当てるメッセージを表示してユーザに曲名番号の入力を促し、番号が一致したときにオフフックキーを操作可能にして通常の通話動作に移行させることができる。
したがって、着信操作にゲーム性を持たせることができ、楽しみつつ電話機を使用できるという格別の効果が得られる。
【0029】
なお、メロディ情報21に登録されているPARTデータうち、その曲の音楽的特長をよく表す部分(例えば、イントロやサビ)を固定的に選択するようにしてもよい。すなわち、当該部分をPARTxとすると、図8のステップS23及びステップS24の代わりに、PARTxデータを固定的に選択するステップを入れてもよい。このようにすると、その曲の音楽的特長をよく表す部分が着メロとして流れるので、曲名を当てやすくなる。
また、以上の変形例を含む実施の形態は、上記例示の携帯電話機に限らない。要は、呼び出し音に着メロを用いる電話機であればよく、一般加入電話機、ISDN電話機、PBX構内電話機又はファクシミリ端末などの各種電話端末、若しくはパーソナルコンピュータや携帯情報端末などに搭載された電話機能にも適用することができる。
また、図4に示したメロディ情報21の構造は、各フィールド及び各サブフィールドの長さを固定長としているが、これに限らない。登録データの長さに応じて可変長となる構造にしてもよく、むしろメモリ容量の効率的使用を考慮すると可変長構造の方が望ましい。
さらに、上記実施の形態では、サブフィールドの選択条件として着信回数を条件としているが、これに限ることなく、例えば、着信時間、日付、月等の日時、あるいは優先度(相手による)等を条件としてもよい。
【0030】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、一つのメロディによる着信報知であっても、着信の度に前回着信時のメロディとは異なるパートのメロディによる着信報知が可能となる。
請求項5の発明によれば、何回かの着信を経ることにより、一つのメロディを最初から最後まで聞くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話機の全体ブロック図である。
【図2】携帯電話機の制御部のブロック図である。
【図3】電話帳情報の概念図である。
【図4】メロディ情報の概念図である。
【図5】通信制御プログラムのフローチャート(1/2)である。
【図6】通信制御プログラムのフローチャート(2/2)である。
【図7】通信制御プログラムの変形例のフローチャートである。
【図8】通信制御プログラムの別変形例のフローチャート(1/2)である。
【図9】通信制御プログラムの別変形例のフローチャート(2/2)である。
【図10】曲名当てクイズの画面表示状態図である。
【図11】従来のメロディ情報の概念図である。
【符号の説明】
18a CPU(出力手段、特定手段、割り当て手段、
楽曲割り当て手段、ランダム値発生手段、
表示制御手段、判定手段、状態遷移手段)
18e 音曲RAM(記憶手段、記憶装置)
18g 表示部(表示手段)
19 サウンダ(着信報知手段)
Claims (7)
- 着信時に呼び出し音を所定の楽曲のメロディで奏でる着信報知手段と、
前記楽曲のメロディデータを複数に分割して記憶する記憶手段と、
着信の度に前記記憶手段から前回着信時と異なる分割データを読み出して前記着信報知手段に出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする電話機。 - 呼び出し元毎に前記記憶手段内の分割データの一つを割り当てる割り当て手段を有し、
前記出力手段は、前記割り当て手段により割り当てられた呼び出し元からの着信の度に当該呼び出し元に割り当てられた分割データを前記記憶手段から読み出して前記着信報知手段に出力すること、を特徴とする請求項1記載の電話機。 - 呼び出し元毎に前記記憶手段内の楽曲の一つを割り当てる楽曲割り当て手段を有し、
前記出力手段は、前記楽曲割り当て手段により割り当てられた呼び出し元からの着信の度に当該呼び出し元に割り当てられた楽曲のメロディデータのうち前回着信時と異なる分割データを前記記憶手段から読み出して前記着信報知手段に出力すること、を特徴とする請求項1記載の電話機。 - ランダムな値を発生するランダム値発生手段を有し、
前記出力手段は、前記ランダム値発生手段により発生されたランダムな値に対応する楽曲の分割データを前記記憶手段から読み出して前記着信報知手段に出力すること、を特徴とする請求項1記載の電話機。 - 着信検出に基づいて着信報知を行う電話機であって、
楽曲による音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、
着信検出時に、前記音楽データ記憶手段に記憶された音楽データにより音楽報知を行う着信報知手段と、
前記音楽報知による着信報知中にあって所定操作を検出した際は、その音楽データによる音楽報知を中断すると共に、その音楽データにおける中断箇所の情報を記憶する中断箇所記憶手段と、
新たな着信を検出した際に、前記中断箇所記憶手段に記憶された中断箇所の情報に基づいて前記音楽データ記憶手段に記憶された音楽データの内で前記中断箇所以降の音楽による音楽報知を行うよう前記着信報知手段を制御する報知制御手段と、
を具備したことを特徴とする電話機。 - コンピュータに、
着信時に呼び出し音を所定の楽曲のメロディで奏でる着信報知手段と、
前記楽曲のメロディを複数に分割する分割手段と、
着信の度に、前記分割手段で分割されたメロディの内で、前回着信時に奏でた箇所のメロディとは異なる箇所のメロディを前記着信報知手段に出力する出力手段と、
を機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - コンピュータに、
楽曲による音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、
着信検出時に、前記音楽データ記憶手段に記憶された音楽データにより音楽報知を行う着信報知手段と、
前記音楽報知による着信報知中にあって所定操作を検出した際は、その音楽データによる音楽報知を中断すると共に、その音楽データにおける中断箇所の情報を記憶する中断箇所記憶手段と、
新たな着信を検出した際に、前記中断箇所記憶手段に記憶された中断箇所の情報に基づいて前記音楽データ記憶手段に記憶された音楽データの内で前記中断箇所以降の音楽による音楽報知を行うよう前記着信報知手段を制御する報知制御手段と、
を機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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