JP3996437B2 - オンスクリーンディスプレイ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オンスクリーンディスプレイ装置に係わり、特に、画像データに基づく画像にビットマップデータに基づく画像を重ね合わせて表示手段に表示させるオンスクリーンディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、デジタルカメラには、被写体を撮像して得られた被写体像上に、ビットマップ画像を重畳してLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)などの表示手段に表示する所謂オンスクリーン機能を備えているものがある。
【0003】
詳しくは、図7に示すように、撮影により得られホワイトバランス調整やYC変換といった所定の処理が施された画像データ(YCデータ)と、ROM(図示省略)から読み出したメニューやストロボマークといった重畳して表示したい各種のビットマップデータとがSDRAM200などの記憶手段に一旦格納される。このときそれぞれのビットマップデータには、後述するテーブルRAM206のアドレスを指定するアドレスデータも含まれている。
【0004】
その後、画像データについては、エンコーダ(ENCD)208に転送される。ビットマップデータについては、SDRAM200から読み出され、DMA転送にて転送されて2つのラインメモリ202A、202Bに1ラインずつ交互に書き込まれ、2つのラインメモリ202A、202Bに書き込まれたデータは、1ラインずつ交互に読み出されて、制御回路204を介してテーブルRAM206に入力される。テーブルRAM206には、予めビットマップデータをYCデータに変換するための変換テーブルが記憶されており、ビットマップデータに含まれているアドレスデータを参照し、該アドレスデータによって指定されるアドレスに格納されているYCデータを変換テーブルから読み出すことによりビットマップデータをYCデータに変換してエンコーダ208へと出力され、エンコーダ208において、画像データ(YCデータ)と合わせられ、画像データが示す被写体像上に各種のビットマップデータが重畳された状態を示すNTSC(National TV Standards Committee)信号に変換される。この変換されたNTSC信号がLCDなどの表示手段に供給することにより、被写体を撮像して得られた被写体像上に、ビットマップ画像が重畳して表示される。
【0005】
ところで、装置全体の低コスト化のために、上記SDRAMなどの記憶手段のメモリ容量を削減することも求められている。このためには、特開平9−6326号公報に記載されているように、ビットマップデータであるキャラクタ画像データを圧縮した状態でROMに記憶しておき、キャラクタ画像データをRAMに格納する際には圧縮した状態のままとし、重畳表示するためにRAMから読み出した後で展開することが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、重畳したいビットマップデータをROMから一度に全て読み出してRAMに格納するため、特開平9−6326号公報に記載の技術を適用して各ビットマップデータを圧縮しておいても、ビットマップデータの個数が増えると、やはり大きなメモリ容量の記憶手段が必要になるという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、記憶手段のメモリ容量を削減可能なオンスクリーンディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像データ及びビットマップデータを記憶した記憶手段と、入力された画像データに基づく画像を表示する表示手段と、入力された画像データを前記記憶手段に書き込み、前記記憶手段に記憶されている画像データを入力された画像データに更新する画像データ更新手段と、前記記憶手段に記憶されている画像データ及びビットマップデータを読み出して、読み出した画像データに基づく画像に読み出したビットマップデータに基づく画像を重ね合わせた重畳画像を示す画像データを生成して、前記表示手段及び前記画像データ更新手段に入力する重畳画像データ生成手段と、前記記憶手段に記憶されている前記ビットマップデータが読み出された後、他のビットマップデータを前記記憶手段に書き込み、前記記憶手段に記憶されているビットマップデータを他のビットマップデータに更新するビットマップデータ更新手段と、を有することを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、重畳画像データ生成手段により、記憶手段から画像データ及びビットマップデータが読み出されて、当該画像データに基づく画像に所定のビットマップデータに基づく画像を重ね合わせた重畳画像を示す画像データが生成される。表示手段では、この生成された重畳画像を示す画像データに基づいて画像表示を行い、これにより表示手段に重畳画像が表示される。
【0010】
また、重畳画像データ生成手段により生成された重畳画像を示す画像データは、画像データ更新手段により記憶手段にも転送されて該記憶手段に書き込まれ、該記憶手段に記憶されている画像データの記憶が重畳画像を示す画像データに更新される(この更新記憶された画像データのことを「新たな画像データ」と称す)。一方、記憶手段に記憶されているビットマップデータについては、ビットマップデータ更新手段により、他のビットマップデータに記憶が更新されるので、次の重畳画像データ生成手段の処理では、新たな画像データと他のビットマップデータを読み出して、新たな画像データに基づく画像に他のビットマップデータに基づく画像を重ね合わせた重状画像を示す画像データが生成される。
【0011】
すなわち、画像データにビットマップデータを重畳して新たな画像データを生成し、この新たな画像データに他のビットマップデータを重畳させてさらに新たな画像データとし、…と繰返すことで、最初の画像データに重畳表示したいビットマップデータを順番に重ね合わせていくことができ、且つ最初の画像データに重状表示したいビットマップデータを一度に全て読み出して記憶手段に記憶させる必要がなく、従来よりもメモリ容量を削減可能である。
【0012】
なお、処理時間の短縮のためには、請求項2に記載されているように、前記記憶手段から重畳画像データ生成手段への前記画像データ及び前記ビットマップデータの読出し、及び画像データ更新手段から前記記憶手段への前記画像データの書き込みをDMA転送により行うようにするとよい。また、請求項3の発明は、前記重畳画像データ生成手段は、2つのラインメモリを有し、前記記憶手段から読み出した前記ビットマップデータを前記2つのラインメモリに交互に書き込むと共に、書き込んだ前記ビットマップデータを前記2つのラインメモリから交互に読み出し、前記記憶手段から読み出した画像データに基づく画像に前記2つのラインメモリから読み出したビットマップデータに基づく画像を重ね合わせる、ことを特徴としている。また、請求項4の発明は、前記画像データ更新手段は、DMA転送の際に利用されるラインメモリを含むことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、本発明のオンスクリーンディスプレイ装置をデジタルカメラに適用した場合について説明する。
【0014】
図1に示すように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の背面には、本発明の表示手段として、撮影によって得られた被写体像、各種メニュー、静止画/動画撮影モードマーク、日付け、バッテリー残量、ストロボマーク、画像処理に関するパラメータ、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ14と、液晶ディスプレイ14への各種表示を実行する際に押圧操作される表示ボタン20と、撮影を実行する際に被写体の構図等を決定するためのファインダー18と、撮影モードとしてオート撮影、マニュアル撮影、連写撮影、動画撮影の何れか1つを選択する際に回転操作されるダイヤル23と、液晶ディスプレイ14に表示されたメニュー画面から所望のメニュー項目又はパラメータを選択するための十字ボタン16と、が設けられている。
【0015】
また、デジタルカメラ10の側面には、撮影によって得られた画像データをデジタルデータとして記憶する可搬型の記憶メディア(本実施の形態では、スマートメディア)をデジタルカメラ10に装着する際に当該記憶メディアが装着される記憶メディアインタフェース(以下、「記憶メディアI/F」という。)46(図2参照、図1では図示省略)が設けられている。
【0016】
更に、デジタルカメラ10の上面には、デジタルカメラ10の各部への電源電力の供給/供給停止の切り替えを行う電源スイッチ21と、撮影を実行する際にユーザーによって押圧操作されるシャッタスイッチ(所謂レリーズスイッチ)22と、が設けられており、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ32と、露光に際して被写体が適正な露光光量が得られない低照度の場合に発光されるストロボ36と、が備えられている(デジタルカメラ10の上面及び正面は図示省略、図2参照)。
【0017】
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
【0018】
同図に示すように、デジタルカメラ10は、レンズ32を通過した被写体像を示す入射光に基づき被写体を撮像して被写体像を示すアナログ画像信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)28と、入力された信号に対して所定のアナログ信号処理を施すアナログ信号処理部40と、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「A/D変換器」という。)42と、入力されたデジタル信号に対して所定のデジタル信号処理を行うDSP(Digital Signal Processor)26と、主として被写体像を示すデジタル信号によって示される情報を記憶する本発明の記憶手段としてのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)48と、各種プログラムや所定データ等の情報を記憶するためのフラッシュROM(Flash Read Only Memory)50と、レンズ32を光軸方向に移動させるモータ(図示省略)を駆動するための駆動信号を生成するモータドライバ34と、CCD28に対する撮影時のタイミング制御を行うCCD制御部30と、ストロボ36の発光の制御を行うストロボ制御部38と、を備えている。
【0019】
CCD28の出力端はアナログ信号処理部40の入力端に、アナログ信号処理部40の出力端はA/D変換器42の入力端に、A/D変換器42の出力端はDSP26の入力端に、各々接続されている。また、DSP26及びSDRAM48は共にメインバスMBに接続されており、CCD28から出力された被写体像を示すアナログ画像信号は、アナログ信号処理部40により所定のアナログ信号処理が施され、次いでA/D変換器42によりデジタル画像信号に変換された後、DSP26により所定のデジタル信号処理が施されてデジタル画像データとしてSDRAM48に一旦記憶される。
【0020】
より詳しくは、DSP26では、デジタル画像信号に対して、光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行って所定のデジタル画像データを生成し、更にYC変換処理して、輝度データYとクロマデータCr、Cb(以下「YCデータ」という)を生成し、このYCデータを被写体像を表すデジタル画像データとしてSDAMに格納する。
【0021】
一方、記憶メディアI/F46及び液晶ディスプレイ14はDSP26に接続されており、SDRAM48に記憶されたデジタル画像データは、必要に応じてDSP26を介して記憶メディアI/F46に装着されたスマートメディアに記憶され、画像再生時にはスマートメディアに記憶された再生対象とするデジタル画像データがDSP26によって読み出され、液晶ディスプレイ14に表示される。
【0022】
また、デジタルカメラ10は、音声によりデジタル画像データにコメント等を付加できるボイスメモ機能、及び動画像を音声と共に記憶できる動画撮影機能を備えている。これらの機能は音声データを再生する機能を必要としており、このために、デジタルカメラ10には、音声データを再生するスピーカ、ヘッドホン等の再生手段との間の電気的な接続を司るオーディオインタフェース(以下、「オーディオI/F」という。)44が備えられている。このオーディオI/F44はDSP26に接続されており、DSP26を介して音声データが再生される。
【0023】
一方、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央演算処理装置)24を更に備えている。このCPU24には、電源スイッチ21、シャッタスイッチ22、十字ボタン16が接続されており、CPU24はこれらのスイッチ乃至ボタンのユーザーによる操作状態を常時把握できる。
【0024】
更に、CPU24には、CCD制御部30、モータドライバ34、ストロボ制御部38、DSP26、オーディオI/F44、液晶ディスプレイ14が接続されており、CPU24は、これら各部の作動を制御する。
【0025】
なお、CPU24及びフラッシュROM50は共にメインバスMBに接続されており、CPU24は、SDRAM48及びフラッシュROM50に任意にアクセスすることができる。特に本発明に係わるものして、フラッシュROM50には、各種メニュー、静止画/動画撮影モードマーク、日付け、バッテリー残量、ストロボマーク、画像処理に関するパラメータ、メッセージなどを示す各種のビットマップデータが予め格納されている。このビットマップデータは、CPU24(?)の制御により、必要なものが1つずつ順番にフラッシュROM50から読み出されてSDRAM48に上書き記憶され、SDRAM48のビットマップデータの記憶が更新されるようになっている。すなわち、CPU24が本発明のビットマップ更新手段に対応する。
【0026】
ところで、本実施の形態に係るデジタルカメラ10には、撮影によって得られた被写体像上に各種メニュー、静止画/動画撮影モードマーク、日付け、バッテリー残量、ストロボマーク、画像処理に関するパラメータ、メッセージなどを示す各種の各種のビットマップデータを重畳して液晶ディスプレイ14に表示させるOSD(On Screen Display)機能が備えられている。このため、デジタルカメラ10には、DSP26上にOSD回路60を備えている。
【0027】
このOSD回路60は、図3に示すように、SDRAM48からデジタル画像データ(YCデータ)及びビットマップデータが転送されて入力されるようになっている。
【0028】
また、このOSD回路60は、SDRAM48から転送されてきたビットマップデータを記憶するための2つのラインメモリ62A、62Bを備えたメモリ回路62と、2つのラインメモリ62A、62Bからビットマップデータを交互に読み出す制御回路64と、制御回路64によって読み出されたビットマップデータをYCデータに変換するテーブルRAM66と、SDRAM48から転送されてきたデジタル画像データ(YCデータ)とYCデータに変換されたビットマップデータとを合成し、撮影によって得られた被写体像上にビットマップデータを重畳した状態を示すデジタル画像データ(YCデータ)を生成する合成回路68を備えている。これらメモリ回路62、制御回路64、テーブルRAM66、及び合成回路68により本発明の重畳画像データ生成手段が構成されている。
【0029】
合成回路68の出力は2方向に分岐されており、分岐された一方はOSD回路60の出力とされ、DSP26上に設けられているエンコーダ70と接続されている。合成回路68で生成されたデジタル画像データ(YCデータ)は、エンコーダ70によりNTSC信号に変換されて液晶ディスプレイ14へと出力されるようになっている。
【0030】
また、OSD回路60には、本発明の画像データ更新手段として、合成回路68により生成されたデジタル画像データ(YCデータ)を新しいデジタル画像データとしてSDRAM48へ転送するためのラインメモリ72が備えられている。このラインメモリ72には、合成回路68の分岐された他方の出力と接続されており、ラインメモリ72では合成回路68により生成されたデジタル画像データ(YCデータ)が1ライン分記憶したら、SDRAM48へと転送し、SDRAM48のデジタル画像データの記憶を更新するようになっている。すなわち、合成回路68の出力とSDRAM48とをラインメモリ72を介して接続することによって、合成回路68で生成されたデジタル画像データ(YCデータ)を新しいデジタル画像データとしてSDRAM48へ転送する(戻す)転送回路が形成されている。
【0031】
また、SDRAM48と、ラインメモリ62若しくはラインメモリ72との間のデータ転送は、処理の高速化のために、図示しないDMAコントローラによりCPU24を介さずにデータを転送する所謂DMA(Direct Memory Access)転送が行われるようになっている。
【0032】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施のデジタルカメラ10は、電源スイッチ21の操作により起動される。ユーザは、被写体の撮影を行うときには、不図示の切替スイッチを操作して撮影モードに切換えると共に、ダイヤル23を操作して撮影モードの種類を選択し、その後にファインダー18を覗きながら被写体の構図を決定し、シャッタスイッチ22を押圧操作する。これにより被写体像を示すデジタル画像データが生成され、スマートメディアに記憶される。
【0033】
また、既に撮影した画像を液晶ディスプレイ14に表示するときには、ユーザは、不図示の切り替えスイッチを操作して再生モードに切換えると共に、十字ボタン16を操作するなどして再生したいデジタル画像データを指定すると、液晶ディスプレイ14に該デジタル画像データに基づく画像が表示される。
【0034】
ところで、液晶ディスプレイ14には、デジタル画像データ以外にも、各種メニュー、静止画/動画撮影モードマーク、日付け、バッテリー残量、ストロボマーク、画像処理に関するパラメータ、メッセージなどのビットマップデータも必要に応じて表示される。これら各種メニュー、静止画/動画撮影モードマーク、日付け、バッテリー残量、ストロボマーク、画像処理に関するパラメータ、メッセージなどのビットマップデータは、デジタル画像データに基づく画像(被写体像)の表示時には、OSD回路60により該被写体像上に重畳されて表示されるようになっている。
【0035】
以下、図4、図5を参照して、このときのOSD回路60の動作について説明する。なお、図4は、SDRAM48に格納されるデータを示す図であり、図5は、OSD回路60で行われる処理を示すフローチャートである。
【0036】
被写体像にビットマップデータを重畳表示する場合、図4(A)に示すように、SDRAM48には被写体像を表すデジタル画像データ(YCデータ)が予め格納されている。また、被写体像上に重畳表示したいビットマップデータもフラッシュROM50から読み出されて、SDRAM48に格納されるが、重畳表示したいビットマップデータが複数ある場合には、まず1つ目のビットマップデータとして、ビットマップデータAのみがフラッシュROM50から読み出されてSDRAM48に格納される。
【0037】
その後、図5に示すように、OSD回路60により、ステップ100において、SDRAM48に格納されているデジタル画像データ(YCデータ)のDMA転送が開始され、SDRAM48からデジタル画像データ(YCデータ)が読み出されて合成回路68へ入力される。また同時に、次のステップ102において、SDRAM48に格納されているビットマップデータ(図4(A)の例ではビットマップデータA)のDMA転送が開始される。これにより、SDRAM48からビットマップデータ(ビットマップデータA)が読み出されてラインメモリ62A、62Bに1ラインずつ交互に書き込まれ、ラインメモリ62A、62Bからビットマップデータが交互に読み取られ、制御回路64を介してテーブルRAM66に入力される。そして、次のステップ104において、テーブルRAM66でビットマップデータがYCデータに変換された後、合成回路68に入力される。
【0038】
次のステップ106では、合成回路68において、YCデータに変換されたビットマップデータをSDRAM48から転送されたデジタル画像データ(YCデータ)と合成し、デジタル画像データが表す被写体像上に、ビットマップデータが重畳された状態を表すデジタル画像データ(YCデータ)を生成する。
【0039】
合成回路68で生成されたデジタル画像データ(YCデータ)は、ステップ108でエンコーダ70へ出力されると共に、ステップ110でラインメモリ72へ新しいデジタル画像データとして転送される。エンコーダ70では合成回路68で生成されたデジタル画像データ(YCデータを)NTSC信号に変換して液晶ディスプレイ14へと出力し、これにより、液晶ディスプレイ14にはデジタル画像データが表す被写体像上に、ビットマップデータが重畳されて表示される。
【0040】
なお、本実施の形態では、複数のビットマップデータを重畳表示したい場合は、1つずつ重畳表示されるビットマップデータが追加されて液晶ディスプレイ14に表示されていくようになっているが、本発明はこれに限定されるものではない。表示したい全てのビットマップデータが重畳された状態のデジタル画像データ(YCデータ)が生成されたら初めてエンコーダ70へ該デジタル画像データが出力されるようにして、表示したい全てのビットマップデータが重畳された状態となってから液晶ディスプレイに表示されるようにしてもよい。
【0041】
そして、新しいデジタル画像データがラインメモリ72へ1ライン分転送されたら、次のステップ112からステップ114へと進み、SDRAM48へ新しいデジタル画像データが転送され、重畳したいビットマップデータが残っている場合は、次のステップ116で否定判定されてステップ100に戻り同様の処理を繰り返す。
【0042】
ここで、複数のビットマップデータを重畳表示したい場合は、前述のステップ100で1つ目のビットマップデータのDMA転送が開始された後、CPU24の制御により、フラッシュROM50から次のビットマップデータを読み出してSDRAM48に格納する処理が開始されている。したがって、このときSDRAM48には、図4(B)に示すように、次のビットマップデータとしてビットマップデータAとは異なるビットマップデータBが格納されており、今度は新しいデジタル画像データとこのビットマップデータBとを重畳するための処理が行われる。その後、同様の処理を繰返し行って、重畳表示したい全てのビットマップデータについての重畳処理を終了したら、ステップ116で肯定判定されてOSD回路60の処理は終了する。
【0043】
このように処理することにより、例えば図6(A)に示すような被写体像を示すデジタル画像データに、(B)に示す如く1つ目のビットマップデータAが重畳され、続いて(C)に示す如く2つ目のビットマップデータB、最後に(D)に示す如く3つ目のビットマップデータCが重畳される、被写体像上にビットマップデータA、B、Cを重畳表示することができる。なお、図6では、撮影モードを示すマークをビットマップデータA、バッテリー残量を示すマークをビットマップデータB、撮影日を示す年月日をビットマップデータCとした例である。すなわち、複数のビットマップデータを被写体像上に重畳表示することができる。
【0044】
また、上記のようにOSD回路60において1つのビットマップデータを重畳処理したら、新しいデジタル画像データとしてSDRAM48に戻して用いることで、SDRAM48にはまず1つ目のビットマップデータが格納され、該格納した1つ目のビットマップデータをOSD回路60へ転送されたら、2つ目のビットマップが格納され、2つ目のビットマップデータが転送されたら3つ目…というように、複数のビットマップデータを重畳表示する場合でも、SDRAM48にはフラッシュROM50から1つずつビットマップデータを順番に読み出して格納すればよい。したがって、SDRAM48が必要とするメモリ容量はデジタル画像データ(YCデータ)分の他には、ビットマップデータ1つ分だけでよく、従来のよりもSDRAM48のメモリ容量を削減することができる。
【0045】
なお、上記では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、デジタルカメラ以外の装置にも適用可能である。画像を表示する表示手段を有する装置、例えば、携帯電話、PDA(Personal Data Assistants)などの携帯端末などに適用することもできる。
【0046】
また、上記では、本発明の記憶手段としてSDRAMを用いた場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、VRAMなど他の書換え可能なメモリを用いることもできる。
【0047】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、記憶手段のメモリ容量を削減可能であるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラの背面を示す外観図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係わるOSD回路の詳細構成を示すブロック図である。
【図4】 (A)、(B)は、本発明の実施の形態に係わるSDRAMに格納されるデータを説明するための図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係わるOSD回路で行われる処理を示すフローチャートである。
【図6】 (A)〜(D)は、被写体像上にOSD回路により複数のビットマップデータが1つずつ順番に重畳されていく様子の一例を示す図である。
【図7】 従来のオンスクリーン機能の回路構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
14 液晶ディスプレイ
26 DSP回路
48 SDRAM
50 フラッシュROM
60 OSD回路
62 メモリ回路
62A、62B ラインメモリ
64 制御回路
68 合成回路
70 エンコーダ
72 ラインメモリ
Claims (4)
- 画像データ及びビットマップデータを記憶した記憶手段と、
入力された画像データに基づく画像を表示する表示手段と、
入力された画像データを前記記憶手段に書き込み、前記記憶手段に記憶されている画像データを入力された画像データに更新する画像データ更新手段と、
前記記憶手段に記憶されている画像データ及びビットマップデータを読み出して、読み出した画像データに基づく画像に読み出したビットマップデータに基づく画像を重ね合わせた重畳画像を示す画像データを生成して、前記表示手段及び前記画像データ更新手段に入力する重畳画像データ生成手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記ビットマップデータが読み出された後、他のビットマップデータを前記記憶手段に書き込み、前記記憶手段に記憶されているビットマップデータを他のビットマップデータに更新するビットマップデータ更新手段と、
を有することを特徴とするオンスクリーンディスプレイ装置。 - 前記記憶手段から重畳画像データ生成手段への前記画像データ及び前記ビットマップデータの読出し、及び画像データ更新手段から前記記憶手段への前記画像データの書き込みをDMA転送により行う、
ことを特徴とする請求項1に記載のオンスクリーンディスプレイ装置。 - 前記重畳画像データ生成手段は、2つのラインメモリを有し、前記記憶手段から読み出した前記ビットマップデータを前記2つのラインメモリに交互に書き込むと共に、書き込んだ前記ビットマップデータを前記2つのラインメモリから交互に読み出し、前記記憶手段から読み出した画像データに基づく画像に前記2つのラインメモリから読み出したビットマップデータに基づく画像を重ね合わせる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオンスクリーンディスプレイ装置。 - 前記画像データ更新手段は、DMA転送の際に利用されるラインメモリを含む、
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のオンスクリーンディスプレイ装置。
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