JP3995920B2 - 割勘課金処理方法、割勘課金処理システム、課金方法及び課金サーバ並びにその処理プログラムと記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコンテンツやサービス等の商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う割勘課金処理システムに関し、特にインターネット等のデータ通信ネットワークや電波を使って配信されるコンテンツ(特に映像、音楽、ゲーム等)の商取引において、一つの商品の代金を複数人で分割して支払う、いわゆる“割勘”で購入することができる割勘課金処理システムに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、商品やサービスを割勘で購入する方法に関連する技術としては以下の様な技術があった。
(1)ネットワーク上で販売される商品やサービスの価格が、購入意思を示した買い手の人数によって変化しうるシステムに関するもので、予め決められた所定期間内に購入意思を示した買い手の数により、商品或いはサービスの価格が下がっていくもの(特開2001−67420号公報「データ通信ネットワークを基盤とした商取引システム」)。
(2)割勘処理機能を備えたカード端末装置に関するもので、プリペイドカードに書込まれた残金としての金額情報から販売額を引落す際に割勘方式で複数のカードから引落すもの(特開平5−174232号公報「割勘処理機能付カード端末装置」)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来の技術には以下の様な問題があった。
(1)所定の期間が経過して買い手の募集が終了しないと買い手は商品を購入することはできない。また、それぞれが支払う単価が下がるものであり、共同で料金を負担する、つまり割勘はできない。
(2)プリペイドカードを使用するため、カードから残金情報等を読み込む為の端末装置が買い手のそばになければならない。また、事前にカードを購入しておかなければならない。
本発明の目的は上記問題を解決し、ある商品を単一の端末上で複数のユーザによって同時に利用する際に、支払う意志のある複数のユーザに対して各ユーザの希望する負担割合や負担金額で課金処理を行った後に商品を提供することが可能な技術を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う割勘課金処理システムにおいて、共同購入される商品の課金情報に対して複数のユーザから入力された支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合に各ユーザ毎の課金処理を行ってその商品を共同購入端末へ提供するものである。
【0005】
本発明の割勘課金処理システムでは、共同購入されるコンテンツやサービス等の商品の選択を利用者から受付けると、当該商品を識別する為の商品IDを課金サーバに送信して当該商品の購入代金を示す課金情報の提示を課金サーバに要求し、前記商品の課金情報を課金サーバから共同購入端末または携帯端末等のユーザ側の装置に送信する。
【0006】
前記課金情報がユーザ側の装置に送信されると、その装置では受信した課金情報を表示して各ユーザに示した後、各ユーザが負担を希望する支払額の入力を受付ける。そして、その受付けた支払額の合計と前記課金情報の購入代金とを比較し、その支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合には、その商品の共同購入に際して各ユーザが入力した支払額を示す情報を用いて課金サーバで各ユーザ毎に課金処理を行った後、その課金処理の行われた商品の提供を商品提供装置に依頼する。
【0007】
商品提供装置は、課金サーバから商品の提供依頼を受けると、その依頼されたコンテンツやサービスに相当するデータを商品提供装置から当該ユーザの共同購入端末へ提供し、前記共同購入を行った複数のユーザは、前記商品提供装置から提供された商品をそのユーザの共同購入端末で受付けて、単一の共同購入端末上で複数のユーザによって同時に当該コンテンツやサービスを利用する。
【0008】
以上の様に本発明の割勘課金処理システムによれば、共同購入される商品の課金情報に対して複数のユーザから入力された支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合に各ユーザ毎の課金処理を行ってその商品を共同購入端末へ提供するので、ある商品を単一の端末上で複数のユーザによって同時に利用する際に、支払う意志のある複数のユーザに対して各ユーザの希望する負担割合や負担金額で課金処理を行った後に商品を提供することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下に共同購入端末により商品の共同購入を行う実施形態1の割勘課金処理システムについて説明する。
図1は本実施形態の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。図1に示す様に本実施形態の割勘課金処理システムは、共同購入端末100と、課金サーバ110と、配信装置120とを有している。
【0010】
共同購入端末100は、共同購入されるコンテンツを識別する為のコンテンツID(C)を課金サーバ110に送信して当該コンテンツのコンテンツ代金を示す課金情報(M)の提示を要求し、課金情報(M)を各ユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、その受付けた支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)を示す割勘情報(W)を作成して課金サーバ110に送信し、割勘情報(W)により課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120から受付ける装置である。
【0011】
課金サーバ110は、課金情報(M)を共同購入端末100に送信し、共同購入端末100から受信した割勘情報(W)により各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行った後、その課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理装置である。配信装置120は、前記依頼されたコンテンツを共同購入端末100へ配信する商品提供装置である。
【0012】
共同購入端末100は、入力手段101と、コンテンツ選択手段102と、共同購入端末情報保持手段103と、割勘情報作成・送信手段104と、コンテンツ信号受信・再生処理手段105とを有している。
【0013】
入力手段101は、ユーザにより入力されたデータを検出し、必要に応じて各手段に伝達する処理部である。コンテンツ選択手段102は、共同購入される商品であるコンテンツの選択を受け付け、そのコンテンツID(C)を課金サーバ110に送信して当該コンテンツのコンテンツ代金を示す課金情報(M)の提示を要求する処理部である。
【0014】
共同購入端末情報保持手段103は、共同購入端末100を識別する為の情報である共同購入端末情報(K)を保持する処理部である。割勘情報作成・送信手段104は、課金情報(M)を各ユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、その受付けた支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)を示す割勘情報(W)を作成して課金サーバ110に送信する処理部である。コンテンツ信号受信・再生処理手段105は、割勘情報(W)により課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120から受付ける処理部である。
【0015】
共同購入端末100を入力手段101、コンテンツ選択手段102、共同購入端末情報保持手段103、割勘情報作成・送信手段104及びコンテンツ信号受信・再生処理手段105として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0016】
課金サーバ110は、課金情報提示手段111と、課金処理手段112とを有している。
課金情報提示手段111は、コンテンツID(C)を共同購入端末100から受信し、そのコンテンツID(C)で識別されるコンテンツの課金情報(M)を共同購入端末100に送信する処理部である。
課金処理手段112は、課金情報(M)のコンテンツ代金に対する各ユーザの支払額(Pm)を示す割勘情報(W)を共同購入端末100から受信してその割勘情報(W)により各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行った後、その課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理部である。
【0017】
課金サーバ110を課金情報提示手段111及び課金処理手段112として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0018】
配信装置120は配信手段121を有している。配信手段121は、前記依頼されたコンテンツを共同購入端末100へ配信する処理部である。
配信装置120を配信手段121として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0019】
本実施形態の割勘課金処理システムは、ネットワークを介して配信、或いは地上波や衛星からの電波を使って放送されるデジタルコンテンツ(映像、音楽、ゲーム等)を1台の端末で複数のユーザが共同で視聴したり利用したりする場合に、そのコンテンツの代金をユーザで分割して負担する、いわゆる“割勘”で購入することができるシステムであり、コンテンツを共同で視聴或いは利用する為の共同購入端末100、割勘購入するユーザに課金する課金サーバ110、コンテンツを配信または放送する配信装置120からなる。本実施形態では、割勘購入のユーザが共同購入端末100の前に揃っていることを想定している。
【0020】
共同購入端末100は、課金サーバ110及び配信装置120とネットワークで接続されている。また、上記地上波や衛星からの電波を用いた放送の様に配信装置120とは直接接続されていない場合もある。ユーザの入力により購入するコンテンツを選択し、割勘情報(W)を作成して課金サーバ110に送信し、配信装置120からコンテンツ信号(V)或いは再生許可信号(Vp)を受信してコンテンツの再生処理を行う。
【0021】
課金サーバ110は、共同購入端末100からコンテンツの選択結果を受信してそのコンテンツの課金情報(M)を共同購入端末100に送信し、共同購入端末100から受信した割勘情報(W)に基づき各ユーザに課金処理を行う。課金処理が終了したら、コンテンツ信号(V)の配信或いは再生許可信号(Vp)を共同購入端末100に配信する様、配信装置120に依頼する。
配信装置120は、課金サーバ110からの依頼により、共同購入端末100にコンテンツ(V)或いは再生許可信号(Vp)を配信する。
【0022】
次に図1に示す各手段について説明する。本実施形態の共同購入端末100は、入力手段101、コンテンツ選択手段102、共同購入端末情報保持手段103、割勘情報作成・送信手段104、コンテンツ信号受信・再生処理手段105を備えている。
【0023】
入力手段101は、ユーザにより入力されたデータを検出し、必要に応じて各手段に伝達するものであり、例えばキーボードやマウスによる入力、或いは無線信号によるリモコンを用いた入力によるデータを検出するものである。
【0024】
コンテンツ選択手段102は、ユーザによる入力を元に購入するコンテンツを選択し、該当するコンテンツを一意に識別する為の情報であるコンテンツID(C)を保持する。同時にそのコンテンツID(C)と共同購入端末100に固有に割り振られた共同購入端末情報(K)を課金サーバ110に送信して課金情報(M)の提示を要求する。ここで、課金情報(M)は、少なくともコンテンツID(C)とコンテンツの代金の情報を含むものとする。
【0025】
購入コンテンツの選択に際し、候補となるコンテンツの一覧及びそれに対応するコンテンツID(C)は、予め配信装置120から取得しておくものとする。また、チャンネルを切り替えることによりコンテンツを選択する様な場合では、チャンネルを切り替えた時にコンテンツID(C)を保持するものとする。
【0026】
共同購入端末情報保持手段103は、共同購入端末100を識別する為の情報である共同購入端末情報(K)を保持する。割勘情報作成・送信手段104は、ユーザによる入力を元に、購入するコンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)、割勘でコンテンツを購入するユーザのユーザID(U)、各ユーザのみが知るパスワード(P)、それぞれが負担する支払額(Pm)からなる割勘情報(W)を作成する。ユーザID(U)は、各ユーザを一意に識別する為にユーザ毎に予め付与されるものである。パスワード(P)は名ユーザが独自に設定するもので原則として設定したユーザのみが知りうる情報であり、文字列の場合や指紋や虹彩等の個人に固有の生体的特徴に関する情報の場合がある。ユーザID(U)、パスワード(P)とも予め課金サーバ110に登録されているものとする。
【0027】
支払額(Pm)の合計額が課金情報(M)のコンテンツ代金に等しければ課金サーバ110に送信し、割勘購入を依頼する。等しくない場合は、再度入力を促す画面をユーザに提示する。
【0028】
図2は本実施形態の割勘情報(W)のデータ例を示す図である。図2に示す様に割勘情報(W)には、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)と、当該コンテンツを受信して再生する共同購入端末100の共同購入端末情報(K)と、当該コンテンツを購入する複数のユーザのユーザID(U)、パスワード(P)及び支払額(Pm)とが格納されている。
【0029】
コンテンツ信号受信・再生処理手段105は、ネットワークを介して配信装置120からコンテンツ信号(V)を受信したり、或いは電波放送でスクランブル処理されたコンテンツ信号(V)を受信した上で再生許可信号(Vp)を電波またはネットワークを介して受信し、画面でコンテンツを再生する処理を行う。ここで、再生許可信号(Vp)とは、スクランブル等を解除する為の信号である。
【0030】
課金サーバ110は、課金情報提示手段111と課金処理手段112を備えている。課金情報提示手段111は、共同購入端末100から共同購入するコンテンツのコンテンツID(C)と共同購入端末情報(K)を受信して課金情報(M)の提示を要求されると、少なくともコンテンツID(C)により特定されるコンテンツの代金を含む課金情報(M)を共同購入端末100に送信する。また、共同購入端末100から割勘情報(W)を受信すると、各ユーザのユーザID(U)とパスワード(P)の組が予め登録されているものと同じであるかを確認し、異なるものがあれば共同購入端末100に割勘での課金に失敗した旨を通知する。異なるものがなければ各ユーザ毎に設定された支払額(Pm)を課金処理する。終了後、コンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)を配信装置120に送信し、コンテンツの配信を依頼する。
【0031】
図3は本実施形態の課金テーブルの一例を示す図である。課金サーバ110は図3に示す様な課金テーブルを持っており、課金テーブルは、コンテンツIDと、そのコンテンツIDで識別されるコンテンツの購入に必要なコンテンツ代金と、当該コンテンツの配信を行う配信装置120のアドレスを保持している。
配信装置120は、配信手段121を備えている。コンテンツがネットワークを介して配信される場合には、配信装置120はサーバであり、課金サーバ110からコンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)を受信してコンテンツの配信を依頼されると、そのコンテンツID(C)を用いて配信対象のコンテンツを特定し、そのコンテンツのコンテンツ信号(V)を共同購入端末100に配信する。また、コンテンツが電波を使って放送される場合には、配信装置120は電波塔や衛星装置を使って、課金処理が行われていないユーザに視聴させない為にスクランブル処理等が施されたコンテンツ信号(V)を放送すると共に、電波、或いはネットワークを介して再生許可信号(Vp)を配信する。
以下、本実施形態の割勘課金処理システムの処理手順について図を用いて説明する。
【0032】
図4は本実施形態の共同購入端末100の処理手順を示すフローチャートである。図4に示す様に共同購入端末100のコンテンツ選択手段102は、共同購入される商品であるコンテンツの選択を受け付けて課金情報(M)の提示を要求する処理を行い、割勘情報作成・送信手段104は、各ユーザから受付けた支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)を示す割勘情報(W)を作成して課金サーバ110に送信する処理を行う。またコンテンツ信号受信・再生処理手段105は、割勘情報(W)により課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120から受付けて再生する処理を行う。
【0033】
ステップ401で共同購入端末100のコンテンツ選択手段102は、予め取得済みのコンテンツ一覧の中からの購入コンテンツの選択、或いはチャンネルを合わせた後に購入決定ボタンの押下等のユーザの入力を検出すると、その入力によるコンテンツの選択を受け付け、ステップ402では、前記選択されたコンテンツ対応するコンテンツID(C)を共同購入端末100のメモリに保持する。
【0034】
ステップ403では、そのコンテンツID(C)と予め保持している共同購入端末情報(K)を課金サーバ110に送信し、課金情報(M)の提示を課金サーバ110に要求する。
ステップ404で課金サーバ110より課金情報(M)を取得すると、ステップ405で割勘情報作成・送信手段104は、割勘情報(W)を作成する為に、ユーザID(U)、パスワード(P)、支払額(Pm)の入力をユーザに求める画面を提示する。
【0035】
ステップ406で割勘情報作成・送信手段104は、ユーザの入力を検出し、支払額(Pm)の合計が課金情報(M)に含まれるコンテンツ代金に等しくない場合にはステップ410へ進んで再入力をユーザに促す画面を提示し、等しければステップ407へ進んで割勘情報(W)を課金サーバ110に送信する。
ステップ408でコンテンツ信号受信・再生処理手段105は、配信装置120より、コンテンツ信号(V)または再生許可信号(Vp)を受信し、コンテンツの再生処理を行って終了する。
【0036】
図5は本実施形態の課金サーバ110の処理手順を示すフローチャートである。図5に示す様に課金サーバ110の課金情報提示手段111は、コンテンツID(C)を共同購入端末100から受信して課金情報(M)を共同購入端末100に送信する処理を行う。また課金処理手段112は、各ユーザの支払額(Pm)を示す割勘情報(W)を共同購入端末100から受信して各ユーザの課金処理を行った後、その課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理を行う。
【0037】
ステップ501で課金サーバ110の課金情報提示手段111は、共同購入端末100より、コンテンツID(C)及び共同購入端末100(K)を受信すると、ステップ502で課金情報提示手段111は、前記受信したコンテンツID(C)を用いてコンテンツを特定し、該当する課金情報(M)であるコンテンツ代金を課金テーブル(図3)から読み出して共同購入端末100に送信する。
【0038】
ステップ503で課金処理手段112は、前記送信した課金情報(M)のコンテンツ代金に対する各ユーザの支払額(Pm)を示す割勘情報(W)を共同購入端末100から受信するとステップ504の処理へ進む。
【0039】
ステップ504で課金処理手段112は、前記受信した割勘情報(W)に含まれる各ユーザのユーザID(U)とパスワード(P)が予め課金サーバ110に登録されているものと一致するかどうかを調べ、一致していないものがある場合には、ステップ507で共同購入端末100に割勘課金が失敗した旨を通知して処理を終了する。
【0040】
また各ユーザのユーザID(U)とパスワード(P)を調べた結果、前記受信した割勘情報(W)中のユーザID(U)とパスワード(P)が課金サーバ110に登録されているものと全て一致している場合にはステップ505へ進み、各ユーザ毎に設定された支払額(Pm)を課金する。
【0041】
ステップ506で課金処理手段112は、課金テーブル(図3)を参照し、前記受信した割勘情報(W)中のコンテンツIDに対応する配信装置120のアドレスを特定した後、その特定したアドレスの配信装置120に前記受信した割勘情報(W)中のコンテンツID(C)及び共同購入端末情報(K)を送信して共同購入されたコンテンツの配信をその配信装置120に依頼して処理を終了する。
【0042】
図6は本実施形態の配信装置120の処理手順を示すフローチャートである。図6に示す様に配信装置120の配信手段121は、課金サーバ110から依頼されたコンテンツを共同購入端末100へ配信する処理を行う。
ステップ601で配信装置120の配信手段121は、課金サーバ110よりコンテンツID(C)及び共同購入端末情報(K)を受信するとステップ602に進み、前記受信したコンテンツID(C)を用いてコンテンツを特定した後、共同購入端末情報(K)で識別される共同購入端末100に対して、ネットワークを介してコンテンツ信号(V)を配信したり、或いは電波を用いてスクランブル処理が施されたコンテンツ信号(V)を放送している場合には再生許可信号(Vp)を電波またはネットワークを用いて共同購入端末100に配信して処理を終了する。
【0043】
図7は本実施形態の共同購入端末100と課金サーバ110と配信装置120の間のシーケンスを示す図である。図7に示す様に共同購入端末100にて購入コンテンツの選択処理が行われると、コンテンツID(C)と共同購入端末情報(K)を共同購入端末100から課金サーバ110に送信すると、課金サーバ110で課金情報(M)を提示する為の処理を行い、課金情報(M)を課金サーバ110から共同購入端末100に送信する。
【0044】
共同購入端末100では、課金サーバ110から送信された課金情報(M)を受信したユーザに提示し、ユーザからの入力に基づき割勘情報(W)を作成した後、その作成した割勘情報(W)を課金サーバ110に送信する。課金サーバ110は、共同購入端末100から割勘情報(W)を受信すると各ユーザ毎に課金処理を行い、課金が終了するとコンテンツID(C)と共同購入端末情報(K)を配信装置120に送信してコンテンツの配信を依頼する。
【0045】
配信装置120は課金サーバ110から送信されたコンテンツID(C)を用いてコンテンツを特定し、コンテンツ信号(V)または再生許可信号(Vp)を共同購入端末100に送信する。共同購入端末100は、コンテンツ信号(V)または再生許可信号(Vp)を受信するとコンテンツの再生処理を行う。
【0046】
以上説明した様に本実施形態の割勘課金処理システムによれば、共同購入される商品の課金情報に対して複数のユーザから入力された支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合に各ユーザ毎の課金処理を行ってその商品を共同購入端末へ提供するので、ある商品を単一の端末上で複数のユーザによって同時に利用する際に、支払う意志のある複数のユーザに対して各ユーザの希望する負担割合や負担金額で課金処理を行った後に商品を提供することが可能である。
【0047】
(実施形態2)
以下に各ユーザの携帯端末から共同購入端末へ支払情報を送信して商品の共同購入を行う実施形態2の割勘課金処理システムについて説明する。
図8は本実施形態の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。図8に示す様に本実施形態の割勘課金処理システムは、共同購入端末200と、携帯端末230とを有している。
【0048】
共同購入端末200は、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)を課金サーバ110に送信して当該コンテンツの課金情報(M)の提示を要求し、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)と課金サーバ110から送信された課金情報(M)とを携帯端末230に送信して各携帯端末のユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)の入力を依頼し、各携帯端末から送信された支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)を示す割勘情報(W)を作成して課金サーバ110に送信し、割勘情報(W)により課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120から受付ける装置である。
【0049】
携帯端末230は、共同購入端末200から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して共同購入端末200に送信する携帯型の処理装置である。
【0050】
共同購入端末200は、割勘購入ID生成手段201と、支払情報入力依頼手段202と、端末間通信手段203と、割勘情報作成・送信手段204とを有している。
割勘購入ID生成手段201は、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)を生成する処理部である。支払情報入力依頼手段202は、前記生成した割勘購入ID(WID)と課金サーバ110から送信された課金情報(M)とを携帯端末230に送信して各携帯端末のユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)の入力を依頼する処理部である。
端末間通信手段203は、共同購入端末200と携帯端末230との間で各データを通信する処理部である。割勘情報作成・送信手段204は、各携帯端末から送信された支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)を示す割勘情報(W)を作成して課金サーバ110に送信する処理部である。
【0051】
共同購入端末200を割勘購入ID生成手段201、支払情報入力依頼手段202、端末間通信手段203及び割勘情報作成・送信手段204として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0052】
携帯端末230は、支払情報作成手段231と、端末間通信手段232と、入力手段233とを有している。
支払情報作成手段231は、共同購入端末200から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成する処理部である。
端末間通信手段232は、共同購入端末200と携帯端末230との間で各データを通信する処理部である。入力手段233は、ユーザにより入力されたデータを検出し、必要に応じて各手段に伝達する処理部である。
【0053】
携帯端末230を支払情報作成手段231、端末間通信手段232及び入力手段233として機能させる為のプログラムは、ROM等の記録媒体に記録されて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0054】
本実施形態の割勘課金処理システムは、実施形態1のシステム構成に加え、共同購入端末200との間で通信可能であり原則として各ユーザが一人一台所有する携帯端末230を備えている。
実施形態1との大きな違いは、共同購入端末200で割勘情報(W)を作成する際に必要な情報を入力する手段が、各ユーザの携帯端末230になる点である。各ユーザ毎に自分の携帯端末230を用いて必要な情報を入力し、共同購入端末200との間で通信して情報を伝達する。なお本実施形態では、割勘購入のユーザが携帯端末230を持って共同購入端末200の前に揃っていることを想定している。
【0055】
次に、図8に示す各手段について説明する。以下、実施形態1と同様の部分は説明を省略する。
本実施形態の携帯端末230は、支払情報作成手段231、端末間通信手段232、入力手段233を備えている。支払情報作成手段231は、端末間通信手段232を通して共同購入端末200から割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を受信すると、ユーザに入力を求める画面を提示し、受信した割勘購入ID(WID)、ユーザにより入力されたユーザID(U)、パスワード(P)、支払額(Pm)を用いて支払情報(Py)を作成し、共同購入端末200に送信する。また入力手段233は、ユーザにより入力されたデータを検出し、必要に応じて各手段に伝達するものである。
【0056】
図9は本実施形態の支払情報(Py)のデータ例を示す図である。図9に示す様に支払情報(Py)は、この支払情報(Py)により行おうとする共同購入の割勘購入ID(WID)と、その支払いを行うユーザのユーザID(U)、パスワード(P)及び支払額(Pm)とが格納されている。
【0057】
携帯端末230の端末間通信手段232は、携帯端末230と共同購入端末200の間で各データを通信する為の手段で、赤外線やBluetooth等の無線通信手段やバーコードリーダ等によって実装される。
【0058】
本実施形態の共同購入端末200は、実施形態1の場合に加え、割勘購入ID生成手段201、支払情報入力依頼手段202、端末間通信手段203を備えている。割勘購入ID生成手段201は、課金サーバ110から課金情報(M)を受信した後に手続きが行われようとしている割勘購入を、一意に特定する為に割勘購入ID(WID)を生成する(例えばカウンターを用いて割勘購入が行われる度に数字を1増やし、その時の数字を割勘購入ID(WID)として用いても良い)。支払情報入力依頼手段202は、割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を端末間通信手段203を用いて携帯端末230に送信し、携帯端末230のユーザに支払情報(Py)の作成に必要な情報の入力を依頼する手段である。端末間通信手段203は、携帯端末230におけるものと同様である。
以下、本実施形態の割勘課金処理システムの処理手順について図を用いて説明する。
【0059】
図10は本実施形態の共同購入端末200の処理手順を示すフローチャートである。図10に示す様に共同購入端末200の割勘購入ID生成手段201は、コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)を生成する処理を行い、支払情報入力依頼手段202は、前記生成した割勘購入ID(WID)と課金サーバ110から送信された課金情報(M)とを携帯端末230に送信して各携帯端末のユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)の入力を依頼する処理を行う。そして割勘情報作成・送信手段204は、各携帯端末から送信された支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)を示す割勘情報(W)を作成して課金サーバ110に送信する処理を行う。
【0060】
ステップ1001からステップ1004まで実施形態1と同様の処理を行って課金サーバ110から課金情報(M)を取得した後、ステップ1005で共同購入端末200の割勘購入ID生成手段201は、選択されたコンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)を生成し、ステップ1006で支払情報入力依頼手段202は、その生成した割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を端末間通信手段203により携帯端末230に送信する。
【0061】
ステップ1007で割勘情報作成・送信手段204は、割勘購入を希望する複数のユーザの携帯端末230から支払情報(Py)を取得し、同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払情報(Py)を用いて割勘情報(W)を作成する。
ステップ1008では、前記作成した割勘情報(W)中の支払額(Pm)の合計が課金情報(M)に含まれるコンテンツ代金に等しければステップ1009でその割勘情報(W)を課金サーバ110に送信し、等しくなければステップ1012を経て他のユーザの携帯端末230からの支払情報(Py)の送信を待つ。
【0062】
図11は本実施形態の割勘情報(W)のデータ例を示す図である。図11に示す様に割勘情報(W)には、その共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)と、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)と、当該コンテンツを受信して再生する共同購入端末200の共同購入端末情報(K)と、当該コンテンツを購入する複数のユーザのユーザID(U)、パスワード(P)及び支払額(Pm)とが格納されている。
ステップ1010及びステップ1011でコンテンツ信号受信・再生処理手段105は、実施形態1と同様にして、コンテンツ信号(V)または再生許可信号(Vp)を受信し、コンテンツの再生処理を行う。
【0063】
図12は本実施形態の携帯端末230の処理手順を示すフローチャートである。図12に示す様に携帯端末230の支払情報作成手段231は、共同購入端末200から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成する処理を行う。
ステップ1201で携帯端末230の支払情報作成手段231は、共同購入端末200から割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を受信するとステップ1202へ進み、ユーザにより入力されたユーザID(U)、パスワード(P)、支払額(Pm)を用いて支払情報(Py)を作成し、その作成した支払情報(Py)を共同購入端末200に送信して処理を終了する。
なお、本実施形態の課金サーバ110と配信装置120の処理フローは、それぞれ実施形態1に示したものと同様である。
【0064】
図13は本実施形態の携帯端末230、共同購入端末200、課金サーバ110、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。図13に示す様に本実施形態において、共同購入端末200でコンテンツ選択処理が行われ、課金サーバ110で課金情報提示処理が行われるところまでは実施形態1の場合と同様である。
その後、共同購入端末200は課金サーバ110からコンテンツID(C)、課金情報(M)を受信すると、割勘購入ID(WID)の生成処理を行い、割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を携帯端末230に送信して支払情報(Py)の入力を依頼する。
携帯端末230は、ユーザの入力を検出して支払情報(Py)を作成し、共同購入端末200に送信する。共同購入端末200は、複数の携帯端末230から支払情報(Py)を受信し、割勘情報(W)を作成して課金サーバ110に送信する。その後のシーケンスは実施形態1の場合と同様である。
【0065】
以上説明した様に本実施形態の割勘課金処理システムによれば、共同購入される商品の課金情報に対して複数のユーザから入力された支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合に各ユーザ毎の課金処理を行ってその商品を共同購入端末へ提供するので、ある商品を単一の端末上で複数のユーザによって同時に利用する際に、支払う意志のある複数のユーザに対して各ユーザの希望する負担割合や負担金額で課金処理を行った後に商品を提供することが可能である。
【0066】
(実施形態3)
以下に共同購入端末から各ユーザの携帯端末へ課金情報を送信した後、各ユーザの携帯端末から課金サーバへ支払情報を送信して商品の共同購入を行う実施形態3の割勘課金処理システムについて説明する。
図14は本実施形態の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。図14に示す様に本実施形態の割勘課金処理システムは、共同購入端末300と、課金サーバ310と、携帯端末330とを有している。
【0067】
共同購入端末300は、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)を課金サーバ310に送信して当該コンテンツの課金情報(M)の提示を要求し、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)と課金サーバ310から送信された課金情報(M)とを携帯端末330に送信して各携帯端末のユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)の入力及び課金サーバ310への送信を依頼し、支払額(Pm)の合計により課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120から受付ける装置である。
【0068】
課金サーバ310は、課金情報(M)を共同購入端末300に送信し、各携帯端末から送信された支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行った後、その課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理装置である。
【0069】
携帯端末330は、共同購入端末300から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ310に送信する携帯型の処理装置である。
【0070】
共同購入端末300は支払情報入力・送信依頼手段301を有している。支払情報入力・送信依頼手段301は、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)と課金サーバ310から送信された課金情報(M)とを携帯端末330に送信して各携帯端末のユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)の入力及び課金サーバ310への送信を依頼する処理部である。
【0071】
共同購入端末300を支払情報入力・送信依頼手段301として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0072】
課金サーバ310は課金処理手段311を有している。課金処理手段311は、課金情報(M)のコンテンツ代金に対するユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を各ユーザの携帯端末330から受信し、その支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行った後、その課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理部である。
【0073】
課金サーバ310を課金処理手段311として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0074】
携帯端末330は支払情報作成・送信手段331を有している。支払情報作成・送信手段331は、共同購入端末300から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ310に送信する処理部である。
【0075】
携帯端末330を支払情報作成・送信手段331として機能させる為のプログラムは、ROM等の記録媒体に記録されて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0076】
本実施形態の構成は、実施形態2のシステム構成とほぼ同様である。図14に示す各手段の内、実施形態2と異なる手段について説明する。
本実施形態の携帯端末330は、支払情報作成・送信手段331を備えている。支払情報作成・送信手段331は、支払情報作成手段231とほぼ同様であるが送信手段も備えており、支払情報(Py)の送信は端末間通信手段232を用いず、無線等のネットワークを介して課金サーバ310に直接送信される。
【0077】
また共同購入端末300は、実施形態2の場合に加え、支払情報入力・送信依頼手段301を備えている。支払情報入力・送信依頼手段301は、割勘購入ID(WID)と課金サーバ310から送信された課金情報(M)とを携帯端末330に送信し、各携帯端末のユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)の入力及び課金サーバ310への送信を携帯端末330に依頼する。共同購入端末300は、実施形態2と異なり、必ずしも割勘情報作成・送信手段104を備えていなくても良い。
以下、本実施形態の割勘課金処理システムの処理手順について図を用いて説明する。
【0078】
図15は本実施形態の共同購入端末300の処理手順を示すフローチャートである。図15に示す様に共同購入端末300の支払情報入力・送信依頼手段301は、コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)と課金サーバ310から送信された課金情報(M)とを携帯端末330に送信して各携帯端末のユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)の入力及び課金サーバ310への送信を依頼する処理を行う。
【0079】
ステップ1501からステップ1505まで実施形態2と同様の処理を行って割勘購入ID(WID)を生成した後、ステップ1506で共同購入端末300の支払情報入力・送信依頼手段301は、割勘購入ID(WID)と課金サーバ310から送信された課金情報(M)とを携帯端末330に送信し、各携帯端末のユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)の入力及び課金サーバ310への送信を携帯端末330に依頼する。
ステップ1507及びステップ1508でコンテンツ信号受信・再生処理手段105は、実施形態1と同様にして、コンテンツ信号(V)または再生許可信号(Vp)を受信し、コンテンツの再生処理を行う。
【0080】
図16は本実施形態の課金サーバ310の処理手順を示すフローチャートである。図16に示す様に課金サーバ310の課金処理手段311は、課金情報(M)のコンテンツ代金に対するユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を各ユーザの携帯端末330から受信し、その支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行った後、その課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理を行う。
【0081】
ステップ1601及びステップ1602で課金サーバ310の課金情報提示手段111は、実施形態1と同様の処理を行って課金情報(M)を共同購入端末300に送信する。
ステップ1603で課金処理手段311は、前記送信した課金情報(M)のコンテンツ代金に対するユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を携帯端末330から受信し、課金サーバ310のメモリに保存する。
【0082】
ステップ1604では、前記受信しメモリに保存した支払情報(Py)中の割勘購入ID(WID)を参照し、受信済みの支払情報(Py)の中から、同じ割勘購入ID(WID)を持つものを選択する。
ステップ1605では、前記選択した支払情報(Py)中の支払額(Pm)の合計が、その支払情報(Py)中のコンテンツID(C)で特定されるコンテンツの代金に等しいかどうかを調べ、支払額(Pm)の合計が前記コンテンツ代金に等しくない場合は、ステップ1603へ戻って他の支払情報(Py)が携帯端末330から送信されてくるのを待つ。
【0083】
また、支払額(Pm)の合計が前記コンテンツ代金に等しい場合はステップ1606へ進み、前記選択した支払情報(Py)に基づき、ユーザID(U)とパスワード(P)が予め課金サーバ310に登録されているものと一致するかどうかを調べた後、各ユーザ毎に設定された支払額(Pm)の課金処理を行う。
ステップ1607では、課金テーブル(図3)を参照し、前記選択した支払情報(Py)中のコンテンツIDに対応する配信装置120のアドレスを特定した後、その特定したアドレスの配信装置120に前記受信した支払情報(Py)中のコンテンツID(C)及び共同購入端末情報(K)を送信して共同購入されたコンテンツの配信をその配信装置120に依頼して処理を終了する。
【0084】
図17は本実施形態の携帯端末330の処理手順を示すフローチャートである。図17に示す様に携帯端末330の支払情報作成・送信手段331は、共同購入端末300から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ310に送信する処理を行う。
ステップ1701で携帯端末330の支払情報作成・送信手段331は、共同購入端末300から割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を受信するとステップ1702へ進み、ユーザにより入力されたユーザID(U)、パスワード(P)、支払額(Pm)を用いて支払情報(Py)を作成し、その作成した支払情報(Py)を課金サーバ310に送信して処理を終了する。
【0085】
図18は本実施形態の支払情報(Py)のデータ例を示す図である。図18に示す様に支払情報(Py)には、その共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)と、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)と、当該コンテンツを受信して再生する共同購入端末300の共同購入端末情報(K)と、当該コンテンツを購入するユーザのユーザID(U)、パスワード(P)及びそのユーザの負担額を示す支払額(Pm)とが格納されている。
【0086】
図19は本実施形態の携帯端末330、共同購入端末300、課金サーバ310、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。図19に示す様に本実施形態において、共同購入端末300でコンテンツ選択処理が行われ、割勘購入ID(WID)の生成が行われるところまでは実施形態1の場合と同様である。
その後、共同購入端末300は、割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を携帯端末330に送信して支払情報(Py)の入力及び課金サーバ310への送信を携帯端末330に依頼する。
携帯端末330は、ユーザの入力を検出して支払情報(Py)を作成し、その作成した支払情報(Py)を課金サーバ310へ送信する。課金サーバ310は、複数の携帯端末330から支払情報(Py)を受信し、同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払情報(Py)により課金処理を行う。その後のシーケンスは実施形態1の場合と同様である。
【0087】
以上説明した様に本実施形態の割勘課金処理システムによれば、共同購入される商品の課金情報に対して複数のユーザから入力された支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合に各ユーザ毎の課金処理を行ってその商品を共同購入端末へ提供するので、ある商品を単一の端末上で複数のユーザによって同時に利用する際に、支払う意志のある複数のユーザに対して各ユーザの希望する負担割合や負担金額で課金処理を行った後に商品を提供することが可能である。
【0088】
(実施形態4)
以下に共同購入端末からの要求により課金サーバから各ユーザの携帯端末へ課金情報を送信した後、各ユーザの携帯端末から課金サーバへ支払情報を送信して商品の共同購入を行う実施形態4の割勘課金処理システムについて説明する。
図20は本実施形態の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。図20に示す様に本実施形態の割勘課金処理システムは、共同購入端末400と、課金サーバ410と、携帯端末430とを有している。
【0089】
共同購入端末400は、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)と、前記コンテンツを共同購入するユーザの携帯端末430を識別する為の携帯端末情報(Mb)と、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)とを課金サーバ410に送信して当該コンテンツの課金情報(M)の携帯端末430への提示を要求し、各ユーザの支払額(Pm)の合計により課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120から受付ける装置である。
【0090】
課金サーバ410は、割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を携帯端末情報(Mb)で識別される携帯端末430に送信し、各携帯端末から送信された支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行った後、その課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理装置である。
【0091】
携帯端末430は、課金サーバ410から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ410に送信する携帯型の処理装置である。
【0092】
共同購入端末400は、コンテンツ選択手段401と、課金情報要求手段402とを有している。
コンテンツ選択手段401は、共同購入される商品であるコンテンツのコンテンツID(C)の選択を受け付ける処理部である。課金情報要求手段402は、前記受付けたコンテンツID(C)と、前記コンテンツを共同購入するユーザの携帯端末430を識別する為の携帯端末情報(Mb)と、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)とを課金サーバ410に送信して当該コンテンツの課金情報(M)の携帯端末430への提示を要求する処理部である。
【0093】
共同購入端末400をコンテンツ選択手段401及び課金情報要求手段402として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0094】
課金サーバ410は課金情報提示手段411を有している。課金情報提示手段411は、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)と、前記コンテンツを共同購入するユーザの携帯端末430を識別する為の携帯端末情報(Mb)と、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)とを共同購入端末400から受信し、割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を携帯端末情報(Mb)で識別される携帯端末430に送信する処理部である。
【0095】
課金サーバ410を課金情報提示手段411として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0096】
携帯端末430は、支払情報作成・送信手段431と、携帯端末情報保持手段432とを有している。
支払情報作成・送信手段431は、課金サーバ410から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ410に送信する処理部である。携帯端末情報保持手段432は、携帯端末430を識別する為の情報である携帯端末情報(Mb)を保持する処理部である。
【0097】
携帯端末430を支払情報作成・送信手段431及び携帯端末情報保持手段432として機能させる為のプログラムは、ROM等の記録媒体に記録されて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0098】
本実施形態の構成は、実施形態3のシステム構成とほぼ同様である。図20に示す手段の内、実施形態3と異なる部分のみ説明する。
本実施形態の携帯端末430は、支払情報作成・送信手段431、携帯端末情報保持手段432を備えている。支払情報作成・送信手段431は、支払情報作成・送信手段331とほぼ同様であるが、課金サーバ410から送信された課金情報(M)を受信してユーザに提示する点が異なっている。携帯端末情報保持手段432は、各端末毎に予め固有に割り振られてメモリ等の記憶装置で記憶しているか或いは使用する度にユーザにより入力された携帯端末情報(Mb)を保持しており、ユーザの入力により端末間通信手段232を用いて携帯端末情報(Mb)を共同購入端末400に送信するものである。携帯端末情報(Mb)は、課金サーバ410が課金情報(M)を送信する際に、各端末を一意に識別する為に用いられる。
【0099】
また共同購入端末400は、コンテンツ選択手段401と課金情報要求手段402を備えている。コンテンツ選択手段401は、ユーザの入力により購入コンテンツが選択されたら、まずコンテンツID(C)を保持し、割勘購入ID(WID)が生成された後で、課金情報要求手段402にコンテンツID(C)を伝達する。割勘購入ID生成手段201は、端末間通信手段203を通して携帯端末430から携帯端末情報(Mb)を受信すると割勘購入ID(WID)を生成し、携帯端末情報(Mb)と割勘購入ID(WID)を課金情報要求手段402に伝達する。課金情報要求手段402は、携帯端末情報(Mb)と割勘購入ID(WID)とコンテンツID(C)が伝達されると、これらの情報と共同購入端末情報(K)を課金サーバ410に送信し、携帯端末430に課金情報(M)を提示する様に要求する。なお配信装置120の構成は実施形態1と同様である。以下、本実施形態の割勘課金処理システムの処理手順について図を用いて説明する。
【0100】
図21は本実施形態の共同購入端末400の処理手順を示すフローチャートである。図21に示す様に共同購入端末400のコンテンツ選択手段401は、共同購入される商品であるコンテンツのコンテンツID(C)の選択を受け付ける処理を行い、課金情報要求手段402は、前記受付けたコンテンツID(C)と、前記コンテンツを共同購入するユーザの携帯端末430を識別する為の携帯端末情報(Mb)と、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)とを課金サーバ410に送信して当該コンテンツの課金情報(M)の携帯端末430への提示を要求する処理を行う。
【0101】
ステップ2101で共同購入端末400のコンテンツ選択手段401は、ユーザの入力により購入コンテンツが選択されると、その選択を受け付けてステップ2102へ進み、その選択されたコンテンツに該当するコンテンツID(C)をひとまずメモリへ保持する。
次にステップ2103で割勘購入ID生成手段201は、ある携帯端末430より携帯端末情報(Mb)を受信すると、前記選択されたコンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)を生成する。
【0102】
ステップ2104で課金情報要求手段402は、前記生成した割勘購入ID(WID)と、前記受信した携帯端末情報(Mb)と、前記メモリに保持したコンテンツID(C)と、共同購入端末400の共同購入端末情報(K)とをネットワークを介して課金サーバ410に送信し、携帯端末430に課金情報(M)を送信する様に課金サーバ410に依頼する。
またステップ2105及びステップ2106でコンテンツ信号受信・再生処理手段105は、実施形態1と同様にして、コンテンツ信号(V)または再生許可信号(Vp)を受信し、コンテンツの再生処理を行う。
【0103】
図22は本実施形態の課金サーバ410の処理手順を示すフローチャートである。図22に示す様に課金サーバ410の課金情報提示手段411は、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)と、前記コンテンツを共同購入するユーザの携帯端末430を識別する為の携帯端末情報(Mb)と、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)とを共同購入端末400から受信し、割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を携帯端末情報(Mb)で識別される携帯端末430に送信する処理を行う。
【0104】
ステップ2201で課金サーバ410の課金情報提示手段411は、共同購入端末400より割勘購入ID(WID)、コンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)、携帯端末情報(Mb)を受信するとステップ2202へ進み、前記受信した携帯端末情報(Mb)を用いて課金情報提示先の携帯端末430を特定し、コンテンツID(C)を用いて該当するコンテンツの課金情報(M)であるコンテンツ代金を課金テーブルから読み出した後、その割勘購入ID(WID)と共同購入端末情報(K)と課金情報(M)を前記特定した携帯端末430に送信する。ステップ2203からステップ2207では、実施形態3と同様の処理を行う。
【0105】
図23は本実施形態の携帯端末430の処理手順を示すフローチャートである。図23に示す様に携帯端末430の支払情報作成・送信手段431は、課金サーバ410から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ410に送信する処理を行う。
共同購入端末400で購入コンテンツの選択処理が行われた後、ステップ2301で携帯端末430は、ユーザの入力により端末間通信手段232を用いて共同購入端末400に携帯端末情報(Mb)を送信する。
ステップ2302で携帯端末430の支払情報作成・送信手段431は、課金サーバ410より割勘購入ID(WID)、コンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)、課金情報(M)を受信するとステップ2303へ進み、ユーザの入力によりユーザID(U)、パスワード(P)、支払額(Pm)を取得して支払情報(Py)を作成し、課金サーバ410に送信する。
【0106】
図24は本実施形態の携帯端末430、共同購入端末400、課金サーバ410、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。共同購入端末400で購入コンテンツの選択処理が行われると、携帯端末430はユーザの入力により共同購入端末400に携帯端末情報(Mb)を送信する。
共同購入端末400が携帯端末情報(Mb)を受信すると、割勘購入ID(WID)の生成処理を行い、割勘購入ID(WID)、コンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)、携帯端末情報(Mb)をネットワーク経由で課金サーバ410に送信する。課金サーバ410は、これらの情報を受信すると課金情報提示処理を行う。以降は実施形態3と同様である。
【0107】
以上説明した様に本実施形態の割勘課金処理システムによれば、共同購入される商品の課金情報に対して複数のユーザから入力された支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合に各ユーザ毎の課金処理を行ってその商品を共同購入端末へ提供するので、ある商品を単一の端末上で複数のユーザによって同時に利用する際に、支払う意志のある複数のユーザに対して各ユーザの希望する負担割合や負担金額で課金処理を行った後に商品を提供することが可能である。
【0108】
(実施形態5)
以下に携帯端末からの要求により課金サーバから各ユーザの携帯端末へ課金情報を送信した後、各ユーザの携帯端末から課金サーバへ支払情報を送信して商品の共同購入を行う実施形態5の割勘課金処理システムについて説明する。
図25は本実施形態の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。図25に示す様に本実施形態の割勘課金処理システムは、共同購入端末500と、課金サーバ510と、携帯端末530とを有している。
【0109】
共同購入端末500は、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)と、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)と、前記コンテンツの共同購入の行われる共同購入端末500を識別する為の共同購入端末情報(K)とを携帯端末530に送信し、各携帯端末からの支払情報(Py)中の支払額(Pm)の合計により課金処理の行われたコンテンツの配信を配信装置120から受付ける装置である。
【0110】
課金サーバ510は、課金情報(M)を携帯端末530に送信し、各携帯端末から送信された支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行った後、その課金処理の行われたコンテンツの共同購入端末情報(K)で識別される共同購入端末500への配信を配信装置120に依頼する処理装置である。
【0111】
携帯端末530は、コンテンツID(C)を課金サーバ510に送信して当該コンテンツの課金情報(M)の提示を要求し、課金サーバ510から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)及び共同購入端末情報(K)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ510に送信する携帯型の処理装置である。
【0112】
課金サーバ510は、課金情報提示手段511と、課金処理手段512とを有している。
課金情報提示手段511は、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)を携帯端末530から受信し、そのコンテンツID(C)で識別されるコンテンツの課金情報(M)を携帯端末530に送信する処理部である。
課金処理手段512は、前記コンテンツの共同購入の行われる共同購入端末500を識別する為の共同購入端末情報(K)と課金情報(M)のコンテンツ代金に対するユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を各ユーザの携帯端末530から受信し、その支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行った後、その課金処理の行われたコンテンツの共同購入端末情報(K)で識別される共同購入端末への配信を配信装置120に依頼する処理部である。
【0113】
課金サーバ510を課金情報提示手段511及び課金処理手段512として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0114】
携帯端末530は、課金情報要求手段531と、支払情報作成・送信手段532とを有している。
課金情報要求手段531は、コンテンツID(C)を課金サーバ510に送信して当該コンテンツの課金情報(M)の提示を要求する処理部である。支払情報作成・送信手段532は、課金サーバ510から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、共同購入端末500から送信された割勘購入ID(WID)及び共同購入端末情報(K)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ510に送信する処理部である。
【0115】
携帯端末530を課金情報要求手段531及び支払情報作成・送信手段532として機能させる為のプログラムは、ROM等の記録媒体に記録されて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0116】
本実施形態の構成は、実施形態4のシステム構成とほぼ同様である。図25に示す各手段の内、実施形態4と異なる手段について説明する。
本実施形態の携帯端末530は、課金情報要求手段531、支払情報作成・送信手段532を備えている。課金情報要求手段531は、共同購入端末500から端末間通信手段232を通して割勘購入ID(WID)、コンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)を受信し、ユーザの入力によりコンテンツID(C)と携帯端末情報(Mb)を課金サーバ510に送信してコンテンツの課金情報(M)を要求する。支払情報作成・送信手段532は、携帯端末530自身の要求によって課金サーバ510から送信された課金情報(M)を受信してユーザに提示し、支払情報(Py)を作成して課金サーバ510に送信する。
以下、本実施形態の割勘課金処理システムの処理手順について図を用いて説明する。
【0117】
図26は本実施形態の共同購入端末500の処理手順を示すフローチャートである。ステップ2601で共同購入端末500のコンテンツ選択手段401は、ユーザの入力により購入コンテンツが選択されると、その選択を受け付けてステップ2602へ進み、その選択されたコンテンツに該当するコンテンツID(C)をひとまずメモリへ保持する。
次にステップ2603で割勘購入ID生成手段201は、前記選択されたコンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)を生成し、前記メモリに保持したコンテンツID(C)と、共同購入端末500の共同購入端末情報(K)とを携帯端末530に送信する。
またステップ2604及びステップ2605でコンテンツ信号受信・再生処理手段105は、実施形態1と同様にして、コンテンツ信号(V)または再生許可信号(Vp)を受信し、コンテンツの再生処理を行う。
【0118】
図27は本実施形態の課金サーバ510の処理手順を示すフローチャートである。図27に示す様に課金サーバ510の課金情報提示手段511は、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)を携帯端末530から受信し、そのコンテンツID(C)で識別されるコンテンツの課金情報(M)を携帯端末530に送信する処理を行う。
すなわちステップ2701で課金サーバ510の課金情報提示手段511は、携帯端末530よりコンテンツID(C)と携帯端末情報(Mb)を受信し、課金情報(M)の提示を要求されるとステップ2702の処理へ進み、携帯端末情報(Mb)を使って携帯端末530を特定し、課金情報(M)を送信する。その後の処理は実施形態4の場合と同様である。
【0119】
図28は本実施形態の携帯端末530の処理手順を示すフローチャートである。図28に示す様に携帯端末530の課金情報要求手段531は、コンテンツID(C)を課金サーバ510に送信して当該コンテンツの課金情報(M)の提示を要求する処理を行い、支払情報作成・送信手段532は、課金サーバ510から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、共同購入端末500から送信された割勘購入ID(WID)及び共同購入端末情報(K)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ510に送信する処理を行う。
【0120】
ステップ2801で携帯端末530の課金情報要求手段531は、共同購入端末500より割勘購入ID(WID)、コンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)を受信するとステップ2802へ進み、携帯端末情報(Mb)とコンテンツID(C)を課金サーバ510ヘ送信して課金情報(M)の提示を携帯端末530から課金サーバ510に要求する。
ステップ2803で支払情報作成・送信手段532は、課金サーバ510より課金情報(M)を受信したらステップ2804へ進み、ユーザの入力によりユーザID(U)、パスワード(P)、支払額(Pm)を取得し、支払情報(Py)を作成して課金サーバ510に送信する。
【0121】
図29は本実施形態の携帯端末530、共同購入端末500、課金サーバ510、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。図29に示す様に共同購入端末500で購入コンテンツの選択処理と割勘購入ID(WID)の生成処理が行われると、割勘購入ID(WID)、コンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)が端末間通信手段を通して携帯端末530に送信される。
携帯端末530は、これらの情報を受信するとネットワークを介して課金サーバ510にコンテンツID(C)と携帯端末情報(Mb)を送信して、課金情報(M)の提示を課金サーバ510に要求する。課金サーバ510は、携帯端末530から課金情報(M)の提示を要求されると、携帯端末情報(Mb)を用いて携帯端末530を特定し、課金情報(M)を携帯端末530に送信する。以降は実施形態4と同様である。
【0122】
以上説明した様に本実施形態の割勘課金処理システムによれば、共同購入される商品の課金情報に対して複数のユーザから入力された支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合に各ユーザ毎の課金処理を行ってその商品を共同購入端末へ提供するので、ある商品を単一の端末上で複数のユーザによって同時に利用する際に、支払う意志のある複数のユーザに対して各ユーザの希望する負担割合や負担金額で課金処理を行った後に商品を提供することが可能である。
【0123】
(実施形態6)
以下に任意端末から各ユーザの携帯端末へ課金情報を送信した後、各ユーザの携帯端末から課金サーバへ支払情報を送信して商品の共同購入を行う実施形態6の割勘課金処理システムについて説明する。
図30は本実施形態の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。図30に示す様に本実施形態の割勘課金処理システムは、共同購入端末600と、課金サーバ610と、携帯端末630と、任意端末640とを有している。
【0124】
共同購入端末600は、携帯端末630から送信された割勘購入ID(WID)を示す共同購入要求を共同購入端末600から課金サーバ610に送信して、割勘購入ID(WID)で識別される共同購入により課金処理の行われたコンテンツの配信を要求し、配信装置120から配信されたコンテンツを受付ける装置である。
【0125】
課金サーバ610は、課金情報(M)を任意端末640に送信し、各携帯端末から送信された支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行った後、課金処理が正常に終了した共同購入の割勘購入ID(WID)を課金結果として携帯端末630に通知し、共同購入端末600から送信された割勘購入ID(WID)で識別される共同購入の課金処理が正常に終了しているかどうかを確認し、その課金処理が正常に終了しているコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理装置である。
【0126】
携帯端末630は、任意端末640から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ610に送信し、課金処理が正常に終了したコンテンツの割勘購入ID(WID)を指定して当該コンテンツの配信要求を共同購入端末600に送信する携帯型の処理装置である。
【0127】
任意端末640は、共同購入されるコンテンツのコンテンツID(C)を課金サーバ610に送信して当該コンテンツの課金情報(M)の提示を要求し、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)と課金サーバ610から送信された課金情報(M)とを携帯端末630に送信する任意の処理装置である。
【0128】
共同購入端末600は共同購入要求手段601を有している。共同購入要求手段601は、課金処理が正常に終了した共同購入の割勘購入ID(WID)を携帯端末630から受信し、その割勘購入ID(WID)を示す共同購入要求を課金サーバ610に送信して、割勘購入ID(WID)で識別される共同購入により課金処理の行われたコンテンツの配信を要求する処理部である。
【0129】
共同購入端末600を共同購入要求手段601として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0130】
課金サーバ610は、課金処理手段611と、課金結果通知手段612と、配信許可確認手段613とを有している。
課金処理手段611は、課金情報(M)のコンテンツ代金に対するユーザの支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を各ユーザの携帯端末630から受信し、その支払情報(Py)の内で同じ割勘購入ID(WID)を持つ支払額(Pm)の合計が課金情報(M)のコンテンツ代金に達している場合に各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行う処理部である。
課金結果通知手段612は、課金処理が正常に終了した共同購入の割勘購入ID(WID)を課金結果として携帯端末630に通知する処理部である。配信許可確認手段613は、共同購入端末600から送信された割勘購入ID(WID)で識別される共同購入の課金処理が正常に終了しているかどうかを確認し、その課金処理が正常に終了しているコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理部である。
【0131】
課金サーバ610を課金処理手段611、課金結果通知手段612及び配信許可確認手段613として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0132】
携帯端末630は、支払情報作成・送信手段631と、課金結果保持手段632と、視聴要求送信手段633とを有している。
支払情報作成・送信手段631は、任意端末640から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ610に送信する処理部である。
課金結果保持手段632は、課金処理が正常に終了したコンテンツの割勘購入ID(WID)を保持する処理部である。視聴要求送信手段633は、前記保持した割勘購入ID(WID)を指定して当該コンテンツの配信要求を共同購入端末600に送信する処理部である。
【0133】
携帯端末630を支払情報作成・送信手段631、課金結果保持手段632及び視聴要求送信手段633として機能させる為のプログラムは、ROM等の記録媒体に記録されて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0134】
任意端末640は、コンテンツ選択手段641と、割勘購入ID生成手段642と、課金情報提示手段643と、端末間通信手段644とを有している。
コンテンツ選択手段641は、共同購入される商品であるコンテンツのコンテンツID(C)の選択を受け付ける処理部である。割勘購入ID生成手段642は、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)を生成する処理部である。
課金情報提示手段643は、前記生成した割勘購入ID(WID)と前記コンテンツの課金情報(M)とを携帯端末630に送信する処理部である。端末間通信手段644は、任意端末640と携帯端末630との間で各データを通信する処理部である。
【0135】
任意端末640をコンテンツ選択手段641、割勘購入ID生成手段642、課金情報提示手段643及び端末間通信手段644として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとしても良い。
【0136】
本実施形態の割勘課金処理システムは、共同購入端末600、携帯端末630、課金サーバ610、配信装置120、任意端末640とで構成される。ここで、任意端末640とは、ユーザの入力によりコンテンツを選択することができ、各携帯端末630が選択したコンテンツの課金情報(M)を受信してそれとは別の共同購入端末600で共同購入をすることができる様な端末を指す。よって、前記実施形態の共同購入端末が任意端末640となる場合もあるし、必要となる情報を取得済みの携帯端末が任意端末640となる場合もある。携帯端末630が任意端末640となる場合、一つの携帯端末630から他の携帯端末630がコンテンツに関する情報を取得し、割勘でそのコンテンツを購入という処理を行うことが可能になる。
【0137】
次に、図30に示す各手段について説明する。本実施形態の任意端末640は、コンテンツ選択手段641、割勘購入ID生成手段642、課金情報提示手段643、端末間通信手段644を備えており、それぞれ、前記実施形態で共同購入端末や課金サーバが備えていた手段と同様の処理を行う。前述の様に、任意端末640はこの様な手段を備えていれば良く、前記実施形態で説明した共同購入端末を任意端末640として用いるものとしても良いし、割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を一度取得して保持している前記実施形態の携帯端末を任意端末640としても良い。
【0138】
本実施形態の携帯端末630は、支払情報作成・送信手段631、課金結果保持手段632、視聴要求送信手段633を備えている。支払情報作成・送信手段631は、任意端末640から送信された課金情報(M)により支払情報(Py)を作成して課金サーバ610に送信する。課金結果保持手段632は、課金処理が正常に終了した結果として課金サーバ610から割勘購入ID(WID)を取得して保持する。視聴要求送信手段633は、ユーザの入力により、共同購入を要求する為に割勘購入ID(WID)とユーザID(U)とパスワード(P)を端末間通信手段232を用いて共同購入端末600に送信する。
【0139】
また共同購入端末600は、共同購入要求手段601を備えている。共同購入要求手段601は、携帯端末630から割勘購入ID(WID)とユーザID(U)とパスワード(P)を視聴要求として受信すると、割勘購入ID(WID)毎にユーザID(U)及びパスワード(P)を共同購入要求(Kd)として保存する。
【0140】
図31は本実施形態の共同購入要求(Kd)のデータ例を示す図である。図31に示す様に共同購入要求(Kd)には、その視聴要求の行われた共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)と、視聴対象のコンテンツを受信して再生する共同購入端末600の共同購入端末情報(K)と、当該コンテンツを購入した複数のユーザのユーザID(U)及びパスワード(P)とが格納されている。
【0141】
また本実施形態の課金サーバ610は、課金処理手段611、課金結果通知手段612、配信許可確認手段613を備えている。課金処理手段611は、各ユーザの携帯端末630から支払情報(Py)を受信して課金処理を行う。課金結果通知手段612は、課金処理を終了したユーザのユーザID(U)、パスワード(P)及びそのユーザが送信してきた支払情報(Py)に含まれる割勘購入ID(WID)、コンテンツID(C)を課金処理手段611から受取り、課金結果(R)として保存した後、課金が終了したユーザに割勘購入ID(WID)を送信する。
【0142】
図32は本実施形態の課金結果(R)のデータ例を示す図である。図32に示す様に課金結果(R)には、割勘購入ID(WID)と、割勘購入IDで識別される共同購入により購入されたコンテンツのコンテンツID(C)と、当該コンテンツを購入した複数のユーザのユーザID(U)及びパスワード(P)とが格納されている。
【0143】
また配信許可確認手段613は、共同購入端末600から共同購入要求(Kd)を受信すると、保存している課金結果(R)の内、割勘購入ID(WID)が一致するデータを選択し、それぞれに含まれるユーザID(U)とパスワード(P)が一致することを確かめた後、一致していればコンテンツID(C)と共同購入端末情報(K)を配信装置120に送信し、コンテンツの配信を依頼する。以下、本実施形態の割勘課金処理システムの処理手順について図を用いて説明する。
【0144】
図33は本実施形態の共同購入端末600の処理手順を示すフローチャートである。図33に示す様に共同購入端末600の共同購入要求手段601は、課金処理が正常に終了した共同購入の割勘購入ID(WID)を携帯端末630から受信し、その割勘購入ID(WID)を示す共同購入要求を課金サーバ610に送信して、割勘購入ID(WID)で識別される共同購入により課金処理の行われたコンテンツの配信を要求する処理を行う。
【0145】
ステップ3301で共同購入端末600の共同購入要求手段601は、携帯端末630からユーザID(U)、パスワード(P)、割勘購入ID(WID)を受信するとステップ3302へ進み、割勘購入ID(WID)別にユーザID(U)、パスワード(P)及び共同購入端末情報(K)を共同購入要求(Kd)として保存する。ステップ3303では、ユーザの入力により共同購入要求(Kd)を課金サーバ610に送信し、ステップ3304及びステップ3305にて配信装置120よりコンテンツ信号(V)または再生許可信号(Vp)を受信した後の処理は実施形態1と同様である。
【0146】
図34は本実施形態の課金サーバ610の処理手順を示すフローチャートである。図34に示す様に課金サーバ610の課金処理手段611は、共同購入されるコンテンツに対する支払情報(Py)を各ユーザの携帯端末630から受信して各ユーザの支払額(Pm)の課金処理を行い、課金結果通知手段612は、課金処理が正常に終了した共同購入の割勘購入ID(WID)を課金結果として携帯端末630に通知する処理を行う。また配信許可確認手段613は、共同購入端末600から送信された割勘購入ID(WID)で識別される共同購入の課金処理が正常に終了しているかどうかを確認し、その課金処理が正常に終了しているコンテンツの配信を配信装置120に依頼する処理を行う。
【0147】
ステップ3401で課金サーバ610の課金処理手段611は、携帯端末630から支払情報(Py)を受信し、ユーザ毎に課金処理を行う。そして、その中に含まれる割勘購入ID(WID)毎にユーザID(U)、パスワード(P)及びコンテンツID(C)を課金結果(R)として保存する。ステップ3402で課金結果通知手段612は、携帯端末630に割勘購入ID(WID)を送信し、課金結果を通知する。
【0148】
ステップ3403で配信許可確認手段613は、共同購入端末600から共同購入要求(Kd)を受信するとステップ3404へ進み、その受信した共同購入要求(Kd)中に含まれるユーザID(U)及びパスワード(P)が、その割勘購入ID(WID)に該当する課金結果(A)中のユーザID(U)及びパスワード(P)と一致するかどうかを確かめる。
一致する場合にはステップ3405へ進み、配信装置120にコンテンツID(C)、共同購入端末情報(K)を送信して共同購入端末情報(K)で識別される共同購入端末600へのコンテンツの配信を依頼し、一致しない場合にはステップ3406へ進み、コンテンツの配信が不可能である旨を共同購入端末600に通知する。
【0149】
図35は本実施形態の携帯端末630の処理手順を示すフローチャートである。図35に示す様に携帯端末630の支払情報作成・送信手段631は、任意端末640から送信された課金情報(M)をユーザに示して支払額(Pm)の入力を受付け、割勘購入ID(WID)と前記受付けた支払額(Pm)を示す支払情報(Py)を作成して課金サーバ610に送信する処理を行う。また課金結果保持手段632は、課金処理が正常に終了したコンテンツの割勘購入ID(WID)を保持する処理を行い、視聴要求送信手段633は、前記保持した割勘購入ID(WID)を指定して当該コンテンツの配信要求を共同購入端末600に送信する処理を行う。
【0150】
ステップ3501で携帯端末630の支払情報作成・送信手段631は、任意端末640より割勘購入ID(WID)、課金情報(M)を受信するとステップ3502へ進み、ユーザの入力によりユーザID(U)、パスワード(P)、支払額(Pm)を取得し、支払情報(Py)を作成して課金サーバ610に課金を依頼する。
ステップ3503で課金結果保持手段632は、課金サーバ610より課金が終了した旨を通知する割勘購入ID(WID)を受信してメモリに保持する。またステップ3504で視聴要求送信手段633は、ユーザの入力により共同購入端末600に、ユーザID(U)、パスワード(P)及び前記保存していた割勘購入ID(WID)を送信し、共同購入する旨を通知する。
【0151】
図36は本実施形態の任意端末640の処理手順を示すフローチャートである。図36に示す様に任意端末640のコンテンツ選択手段641は、共同購入される商品であるコンテンツの選択を受け付け、割勘購入ID生成手段642は、前記コンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)を生成する処理を行い、課金情報提示手段643は、前記生成した割勘購入ID(WID)と当該コンテンツの課金情報(M)とを携帯端末630に送信する処理を行う。
【0152】
ステップ3601で任意端末640のコンテンツ選択手段641は、前記実施形態での処理と同様にしてユーザの入力による購入コンテンツの選択を受付け、ステップ3602では、前記選択されたコンテンツに該当するコンテンツID(C)をメモリに保持する。
ステップ3603で割勘購入ID生成手段642は、前記選択されたコンテンツの共同購入を識別する為の割勘購入ID(WID)を生成し、ステップ3604で課金情報提示手段643は、コンテンツID(C)を含む課金情報(M)と割勘購入ID(WID)を携帯端末630に送信する。
【0153】
図37は本実施形態の任意端末640、携帯端末630、共同購入端末600、課金サーバ610、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。図37に示す様に任意端末640において、コンテンツの選択処理を行った後、割勘購入ID(WID)を生成して割勘購入ID(WID)と課金情報(M)を携帯端末630に送信する。
【0154】
携帯端末630は、これらの情報を受信すると、ユーザの入力に従い支払情報(Py)の作成処理を行い、課金サーバ610に送信する。課金サーバ610は受信した支払情報(Py)に従い、各ユーザ毎に課金処理を行う。そして課金結果(R)を保存すると共に課金結果の通知として、割勘購入ID(WID)を携帯端末630に送信する。
携帯端末630は受信した割勘購入ID(WID)を保存し、ユーザの入力により、ユーザID(U)、パスワード(P)及び割勘購入ID(WID)を共同購入端末600に送信して購入要求処理を行う。
【0155】
これらを受信した共同購入端末600は、共同購入要求(Kd)を作成して課金サーバ610に送信し、共同購入要求処理を行う。共同購入要求(Kd)を受信した課金サーバ610は、配信許可確認処理を行い、コンテンツID(C)及び共同購入端末情報(K)を配信装置120に送信してコンテンツの配信を依頼する。その後のシーケンスは実施形態5までと同様である。
【0156】
以上説明した様に本実施形態の割勘課金処理システムによれば、共同購入される商品の課金情報に対して複数のユーザから入力された支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合に各ユーザ毎の課金処理を行ってその商品を共同購入端末へ提供するので、ある商品を単一の端末上で複数のユーザによって同時に利用する際に、支払う意志のある複数のユーザに対して各ユーザの希望する負担割合や負担金額で課金処理を行った後に商品を提供することが可能である。
【0157】
【発明の効果】
本発明によれば共同購入される商品の課金情報に対して複数のユーザから入力された支払額の合計が当該商品の購入代金に達している場合に各ユーザ毎の課金処理を行ってその商品を共同購入端末へ提供するので、ある商品を単一の端末上で複数のユーザによって同時に利用する際に、支払う意志のある複数のユーザに対して各ユーザの希望する負担割合や負担金額で課金処理を行った後に商品を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。
【図2】実施形態1の割勘情報(W)のデータ例を示す図である。
【図3】実施形態1の課金テーブルの一例を示す図である。
【図4】実施形態1の共同購入端末100の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】実施形態1の課金サーバ110の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】実施形態1の配信装置120の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施形態1の共同購入端末100と課金サーバ110と配信装置120の間のシーケンスを示す図である。
【図8】実施形態2の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。
【図9】実施形態2の支払情報(Py)のデータ例を示す図である。
【図10】実施形態2の共同購入端末200の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】実施形態2の割勘情報(W)のデータ例を示す図である。
【図12】実施形態2の携帯端末230の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】実施形態2の携帯端末230、共同購入端末200、課金サーバ110、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。
【図14】実施形態3の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。
【図15】実施形態3の共同購入端末300の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】実施形態3の課金サーバ310の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】実施形態3の携帯端末330の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】実施形態3の支払情報(Py)のデータ例を示す図である。
【図19】実施形態3の携帯端末330、共同購入端末300、課金サーバ310、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。
【図20】実施形態4の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。
【図21】実施形態4の共同購入端末400の処理手順を示すフローチャートである。
【図22】実施形態4の課金サーバ410の処理手順を示すフローチャートである。
【図23】実施形態4の携帯端末430の処理手順を示すフローチャートである。
【図24】実施形態4の携帯端末430、共同購入端末400、課金サーバ410、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。
【図25】実施形態5の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。
【図26】実施形態5の共同購入端末500の処理手順を示すフローチャートである。
【図27】実施形態5の課金サーバ510の処理手順を示すフローチャートである。
【図28】実施形態5の携帯端末530の処理手順を示すフローチャートである。
【図29】実施形態5の携帯端末530、共同購入端末500、課金サーバ510、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。
【図30】実施形態6の割勘課金処理システムの構成例を示す図である。
【図31】実施形態6の共同購入要求(Kd)のデータ例を示す図である。
【図32】実施形態6の課金結果(R)のデータ例を示す図である。
【図33】実施形態6の共同購入端末600の処理手順を示すフローチャートである。
【図34】実施形態6の課金サーバ610の処理手順を示すフローチャートである。
【図35】実施形態6の携帯端末630の処理手順を示すフローチャートである。
【図36】実施形態6の任意端末640の処理手順を示すフローチャートである。
【図37】実施形態6の任意端末640、携帯端末630、共同購入端末600、課金サーバ610、配信装置120の間のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
100…共同購入端末、110…課金サーバ、120…配信装置、101…入力手段、102…コンテンツ選択手段、103…共同購入端末情報保持手段、104…割勘情報作成・送信手段、105…コンテンツ信号受信・再生処理手段、111…課金情報提示手段、112…課金処理手段、121…配信手段、200…共同購入端末、230…携帯端末、201…割勘購入ID生成手段、202…支払情報入力依頼手段、203…端末間通信手段、204…割勘情報作成・送信手段、231…支払情報作成手段、232…端末間通信手段、233…入力手段、300…共同購入端末、310…課金サーバ、330…携帯端末、301…支払情報入力・送信依頼手段、311…課金処理手段、331…支払情報作成・送信手段、400…共同購入端末、410…課金サーバ、430…携帯端末、401…コンテンツ選択手段、402…課金情報要求手段、411…課金情報提示手段、431…支払情報作成・送信手段、432…携帯端末情報保持手段、500…共同購入端末、510…課金サーバ、530…携帯端末、511…課金情報提示手段、512…課金処理手段、531…課金情報要求手段、532…支払情報作成・送信手段、600…共同購入端末、610…課金サーバ、630…携帯端末、640…任意端末、601…共同購入要求手段、611…課金処理手段、612…課金結果通知手段、613…配信許可確認手段、631…支払情報作成・送信手段、632…課金結果保持手段、633…視聴要求送信手段、641…コンテンツ選択手段、642…割勘購入ID生成手段、643…課金情報提示手段、644…端末間通信手段。
Claims (20)
- 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う割勘課金処理方法において、
共同購入端末のコンテンツ選択手段が行う、予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、入力手段を介してユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持し、その商品IDと予め共同購入端末情報保持手段に保持している当該共同購入端末を識別する共同購入端末情報とを課金サーバに送信して当該商品の購入代金を示す課金情報の提示を要求するステップと、
前記課金サーバの課金情報提示手段が行う、前記共同購入端末から商品IDと共同購入端末情報とを受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を前記共同購入端末に送信するステップと、
前記共同購入端末の割勘購入ID生成手段が行う、前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成するステップと、
前記共同購入端末の支払情報入力依頼手段が行う、前記生成された割勘購入IDと課金サーバから送信された課金情報とを端末間通信手段を介して携帯端末に送信し、各携帯端末のユーザの支払額を示す支払情報の入力を依頼するステップと、
前記携帯端末の支払情報作成手段が行う、前記共同購入端末から送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成し、端末間通信手段を介して前記共同購入端末に送信するステップと、
前記共同購入端末の割勘情報作成手段が行う、各携帯端末から共同購入端末に送信された支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計が前記課金情報の購入代金に達している場合に、割勘購入ID、商品ID、共同購入端末情報、および当該商品を購入する複数のユーザのユーザID、パスワード、支払額とからなる割勘情報を作成して前記課金サーバに送信するステップと、
前記課金サーバの課金処理手段が行う、前記送信された割勘情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと全て一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し前記受信した割勘情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼するステップと、
前記共同購入端末の商品受信手段が行う、前記商品提供装置から提供された商品を受付けるステップと
を有することを特徴とする割勘課金処理方法。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う割勘課金処理方法において、
共同購入端末のコンテンツ選択手段が行う、予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、入力手段を介してユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持し、その商品IDと予め共同購入端末情報保持手段に保持している当該共同購入端末を識別する共同購入端末情報とを課金サーバに送信して当該商品の購入代金を示す課金情報の提示を要求するステップと、
前記課金サーバの課金情報提示手段が行う、前記共同購入端末から商品IDと共同購入端末情報とを受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を前記共同購入端末に送信するステップと、
前記共同購入端末の割勘購入ID生成手段が行う、前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成するステップと、
前記共同購入端末の支払情報入力依頼手段が行う、前記生成された割勘購入IDと課金サーバから送信された課金情報とを端末間通信手段を介して携帯端末に送信し、各携帯端末のユーザの支払額を示す支払情報の入力及び課金サーバへの送信を依頼するステップと、
前記携帯端末の支払情報作成手段が行う、前記共同購入端末から送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成して課金サーバに送信するステップと、
前記課金サーバの課金処理手段が行う、各携帯端末から送信された支払情報をメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼するステップと、
前記共同購入端末の商品受信手段が行う、前記商品提供装置から提供された商品を受付けるステップと
を有することを特徴とする割勘課金処理方法。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う割勘課金処理方法において、
共同購入端末のコンテンツ選択手段が行う、予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、入力手段を介してユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持するステップと、
共同購入端末の割勘購入ID生成手段が行う、前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成するステップと、
前記共同購入端末の課金情報要求手段が行う、前記割勘購入ID、前記商品を共同購入するユーザの携帯端末を識別する為の携帯端末情報、前記メモリに保持した商品ID、予め共同購入端末情報保持手段に保持している当該共同購入端末を識別する共同購入端末情報とを課金サーバに送信して当該商品の購入代金を示す課金情報の携帯端末への提示を要求するステップと、
前記課金サーバの課金情報提示手段が行う、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報、および前記受信した割勘購入ID、商品ID、共同購入端末情報とを前記携帯端末情報で識別される携帯端末に送信するステップと、
前記携帯端末の支払情報作成手段が行う、前記課金サーバから送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成して課金サーバに送信するステップと、
前記課金サーバの課金処理手段が行う、各携帯端末から送信された支払情報をメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼するステップと、
前記共同購入端末の商品受信手段が行う、前記商品提供装置から提供された商品を受付けるステップと
を有することを特徴とする割勘課金処理方法。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う割勘課金処理方法において、
共同購入端末のコンテンツ選択手段が行う、予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、入力手段を介してユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持するステップと、
共同購入端末の割勘購入ID生成手段が行う、前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成し、生成された割勘購入ID、前記メモリに保持した商品ID、予め共同購入端末情報保持手段に保持している当該共同購入端末を識別する共同購入端末情報とを端末間通信手段を介して携帯端末に送信するステップと、
携帯端末の課金情報要求手段が行う、当該携帯端末を識別する為の携帯端末情報と受信した商品IDとを課金サーバに送信して当該商品の購入代金を示す課金情報の提示を要求するステップと、
前記課金サーバの課金情報提示手段が行う、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を受信した携帯端末情報で識別される携帯端末に送信するステップと、
前記携帯端末の支払情報作成手段が行う、前記課金サーバから送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成して課金サーバに送信するステップと、
前記課金サーバの課金処理手段が行う、各携帯端末から送信された支払情報をメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼するステップと、
前記共同購入端末の商品受信手段が行う、前記商品提供装置から提供された商品を受付けるステップと
を有することを特徴とする割勘課金処理方法。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う割勘課金処理方法において、
任意端末のコンテンツ選択手段が行う、予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、ユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持するステップと、
任意端末の割勘購入ID生成手段が行う、前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成するステップと、
任意端末の課金情報提示手段が行う、前記商品ID、前記割勘購入ID、および当該商品の課金情報とを端末間通信手段を介して携帯端末に送信するステップと、
前記携帯端末の支払情報作成手段が行う、前記任意端末から送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成して課金サーバに送信するステップと、
前記課金サーバの課金処理手段が行う、各携帯端末から送信された支払情報をメモリに保存し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金するステップと、
前記課金サーバの課金結果通知手段が行う、課金処理が終了したユーザのユーザID、パスワード、および割勘購入IDと商品IDからなる課金結果を保存し、課金処理が正常に終了した共同購入の割勘購入IDを携帯端末に通知するステップと、
前記携帯端末の視聴要求手段が行う、前記通知された割勘購入ID、およびユーザIDとパスワードを指定し、課金処理が正常に終了した商品の提供要求を共同購入端末に送信するステップと、
前記共同購入端末の共同購入要求手段が行う、携帯端末から割勘購入ID、ユーザIDとパスワードを受信し、割勘購入ID毎にユーザIDとパスワードを保存し、割勘購入ID、ユーザID、パスワードを含む共同購入要求を課金サーバに送信し、前記割勘購入IDで識別される商品の提供を要求するステップと、
前記課金サーバの配信許可確認手段が行う、保存している課金結果のなかで受信した共同購入要求に含まれる割勘購入IDと一致するデータを選択しユーザIDとパスワードが一致していれば、前記課金テーブルを参照し提供すべき商品に対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に商品の提供を依頼するステップと、
前記共同購入端末の商品受信手段が行う、前記商品提供装置から提供された商品を受付けるステップと
を有することを特徴とする割勘課金処理方法。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う、共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおいて、
前記共同購入端末は、
携帯端末との通信を行う端末間通信手段と、
予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、入力手段を介してユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持し、その商品IDと予め共同購入端末情報保持手段に保持している当該共同購入端末を識別する共同購入端末情報とを課金サーバに送信して当該商品の購入代金を示す課金情報の提示を要求するコンテンツ選択手段と、
前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成する割勘購入ID生成手段と、
前記生成された割勘購入IDと課金サーバから送信された課金情報とを端末間通信手段を介して携帯端末に送信し、各携帯端末のユーザの支払額を示す支払情報の入力を依頼する支払情報入力依頼手段と、
各携帯端末から共同購入端末に送信された支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計が前記課金情報の購入代金に達している場合に、割勘購入ID、商品ID、共同購入端末情報、および当該商品を購入する複数のユーザのユーザID、パスワード、支払額とからなる割勘情報を作成して前記課金サーバに送信する割勘情報作成手段と、
課金サーバが依頼した商品提供装置から提供された商品を受付ける商品受信手段と、
を有し、
前記課金サーバは、
前記共同購入端末から商品IDと共同購入端末情報とを受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を前記共同購入端末に送信する課金情報提示手段と、
共同購入端末から送信された割勘情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと全て一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し前記受信した割勘情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼する課金処理手段と、
を有し、
前記携帯端末は、
共同購入端末との通信を行う端末間通信手段と、
前記共同購入端末から送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成し、端末間通信手段を介して前記共同購入端末に送信する支払情報作成手段と、
を有することを特徴とする割勘課金処理システム。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う、共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおいて、
前記共同購入端末は、
携帯端末との通信を行う端末間通信手段と、
予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、入力手段を介してユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持し、その商品IDと予め共同購入端末情報保持手段に保持している当該共同購入端末を識別する共同購入端末情報とを課金サーバに送信して当該商品の購入代金を示す課金情報の提示を要求するコンテンツ選択手段と、
前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成する割勘購入ID生成手段と、
前記生成された割勘購入IDと課金サーバから送信された課金情報とを端末間通信手段を介して携帯端末に送信して各携帯端末のユーザの支払額を示す支払情報の入力及び課金サーバへの送信を依頼する支払情報入力依頼手段と、
課金サーバが依頼した商品提供装置から提供された商品を受付ける商品受信手段と、
を有し、
前記課金サーバは、
前記共同購入端末から商品IDと共同購入端末情報とを受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を前記共同購入端末に送信する課金情報提示手段と、
各携帯端末から送信された支払情報をメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼する課金処理手段と、
を有し、
前記携帯端末は、
共同購入端末との通信を行う端末間通信手段と、
前記共同購入端末から送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成して課金サーバに送信する支払情報作成手段と、
を有することを特徴とする割勘課金処理システム。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う、共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおいて、
前記共同購入端末は、
予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、入力手段を介してユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持するコンテンツ選択手段と、
前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成する割勘購入ID生成手段と、
前記割勘購入ID、前記商品を共同購入するユーザの携帯端末を識別する為の携帯端末情報、前記メモリに保持した商品ID、予め共同購入端末情報保持手段に保持している当該共同購入端末を識別する共同購入端末情報とを課金サーバに送信して当該商品の課金情報の携帯端末への提示を要求する課金情報要求手段と、
課金サーバが依頼した商品提供装置から提供された商品を受付ける商品受信手段と、
を有し、
前記課金サーバは、
商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報、および前記受信した割勘購入ID、商品ID、共同購入端末情報とを前記携帯端末情報で識別される携帯端末に送信する課金情報提示手段と、
各携帯端末から送信された支払情報をメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼する課金処理手段と、
を有し、
前記携帯端末は、
前記課金サーバから送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成して課金サーバに送信する支払情報作成手段
を有することを特徴とする割勘課金処理システム。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う、共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおいて、
前記共同購入端末は、
予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、入力手段を介してユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持するコンテンツ選択手段と、
前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成し、生成された割勘購入ID、前記メモリに保持した商品ID、予め共同購入端末情報保持手段に保持している当該共同購入端末を識別する為の共同購入端末情報とを端末間通信手段を介して携帯端末に送信する割勘購入ID生成手段と
課金サーバが依頼した商品提供装置から提供された商品を受付ける商品受信手段と、
を有し、
前記課金サーバは、
商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を受信した携帯端末情報で識別される携帯端末に送信する課金情報提示手段と、
各携帯端末から送信された支払情報をメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼する課金処理手段と、
を有し、
前記携帯端末は、
当該携帯端末を識別する為の携帯端末情報と受信した商品IDとを課金サーバに送信して当該商品の購入代金を示す課金情報の提示を要求する課金情報要求手段と、
前記課金サーバから送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成して課金サーバに送信する支払情報作成手段と、
を有することを特徴とする割勘課金処理システム。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の課金処理を行う、任意端末と共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおいて、
前記任意端末は、
携帯端末との通信を行う端末間通信手段と、
予め取得し保持された商品一覧と対応する商品を一意に識別する為の商品IDを利用し、ユーザにより入力された共同購入される商品を選択し、当該選択された商品の商品IDをメモリに保持するコンテンツ選択手段と、
前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入IDを生成する割勘購入ID生成手段と、
前記商品ID、前記割勘購入ID、および当該商品の課金情報とを端末間通信手段を介して携帯端末に送信する課金情報提示手段と
を有し、
前記共同購入端末は、
前記携帯端末から割勘購入ID、ユーザIDとパスワードを受信し、割勘購入ID毎にユーザIDとパスワードを保存し、割勘購入ID、ユーザID、パスワードを含む共同購入要求を課金サーバに送信し、前記割勘購入IDで識別される商品の提供を要求する共同購入要求手段と、
課金サーバが依頼した前記商品提供装置から提供された商品を受付ける商品受信手段と
を有し、
前記課金サーバは、
各携帯端末から送信された支払情報をメモリに保存し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金する課金処理手段と、
課金処理が終了したユーザのユーザID、パスワード、および割勘購入IDと商品IDからなる課金結果を保存し、課金処理が正常に終了した共同購入の割勘購入IDを携帯端末に通知する課金結果通知手段と、
保存している課金結果のなかで受信した共同購入要求に含まれる割勘購入IDと一致するデータを選択しユーザIDとパスワードが一致していれば、前記課金テーブルを参照し提供すべき商品に対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に商品の提供を依頼する配信許可確認手段と、
を有し、
前記携帯端末は、
任意端末との通信を行う端末間通信手段と、
前記任意端末から送信された課金情報をユーザに示して支払額の入力を受付け、前記割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を作成して課金サーバに送信する支払情報作成手段と、
前記通知された割勘購入ID、およびユーザIDとパスワードを指定し、課金処理が正常に終了した商品の提供要求を共同購入端末に送信する視聴要求手段と、
を有することを特徴とする割勘課金処理システム。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおける課金サーバが行う課金方法であって、
課金サーバの課金情報提示手段が行う、共同購入端末から共同購入される商品を識別する為の商品IDと当該共同購入端末を識別する共同購入端末情報を受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を前記共同購入端末に送信するステップと、
課金サーバの課金処理手段が行う、共同購入端末から前記課金情報を受信した各携帯端末が送信する前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報をメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼するステップとを有することを特徴とする課金方法。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおける課金サーバが行う課金方法であって、
前記課金サーバの課金情報提示手段が行う、商品の共同購入を識別する為の割勘購入ID、前記商品を共同購入するユーザの携帯端末を識別する為の携帯端末情報、前記商品を識別する為の商品ID、共同購入端末を識別する共同購入端末情報とを共同購入端末から受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、商品IDにより特定される商品の課金情報、および前記受信した割勘購入IDとを前記携帯端末情報で識別される携帯端末に送信するステップと、
課金サーバの課金処理手段が行う、割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を携帯端末から受信してメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼するステップと、
を有することを特徴とする課金方法。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおける課金サーバが行う課金方法であって、
前記課金サーバの課金情報提示手段が行う、共同購入される商品を識別する為の商品IDと携帯端末を識別する為の携帯端末情報を携帯端末から受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を受信した携帯端末情報で識別される携帯端末に送信するステップと、
課金サーバの課金処理手段が行う、商品の共同購入を識別する為の割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を携帯端末から受信してメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼するステップと、
を有することを特徴とする課金方法。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおける課金サーバが行う課金方法であって、
課金サーバの課金処理手段が行う、商品の共同購入を識別する為の割勘購入ID、当該商品を識別する為の商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を携帯端末から受信してメモリに保存し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金するステップと、
前記課金サーバの課金結果通知手段が行う、課金処理が終了したユーザのユーザID、パスワード、および割勘購入IDと商品IDからなる課金結果を保存し、課金処理が正常に終了した共同購入の割勘購入IDを課金結果として携帯端末に通知するステップと、
前記課金サーバの配信許可確認手段が行う、携帯端末から前記割勘購入IDを受信した共同購入端末が送信する割勘購入ID、ユーザID、パスワードを含む共同購入要求を受信し、保存している課金結果のなかで受信した共同購入要求に含まれる割勘購入IDと一致するデータを選択しユーザIDとパスワードが一致していれば、前記課金テーブルを参照し提供すべき商品に対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に商品の提供を依頼するステップと、
を有することを特徴とする課金方法。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおける課金サーバであって、
共同購入端末から共同購入される商品を識別する為の商品IDと当該共同購入端末を識別する共同購入端末情報を受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を前記共同購入端末に送信する課金情報提示手段と、
共同購入端末から前記課金情報を受信した各携帯端末が送信する前記商品の共同購入を識別する為の割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報をメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼する課金処理手段とを備えることを特徴とする課金サーバ。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおける課金サーバであって、
商品の共同購入を識別する為の割勘購入ID、前記商品を共同購入するユーザの携帯端末を識別する為の携帯端末情報、前記商品を識別する為の商品ID、共同購入端末を識別する共同購入端末情報とを共同購入端末から受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、商品IDにより特定される商品の課金情報、および前記受信した割勘購入IDとを前記携帯端末情報で識別される携帯端末に送信する課金情報提示手段と、
割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を携帯端末から受信してメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼する課金処理手段とを備えることを特徴とする課金サーバ。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおける課金サーバであって、
共同購入される商品を識別する為の商品IDと携帯端末を識別する為の携帯端末情報を携帯端末から受信し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、受信した商品IDにより特定される商品の課金情報を受信した携帯端末情報で識別される携帯端末に送信する課金情報提示手段と、
商品の共同購入を識別する為の割勘購入ID、商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を携帯端末から受信してメモリに保存し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達しており、その支払情報に含まれるユーザIDとパスワードとが課金サーバに予め登録されているものと一致している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金した後、前記課金テーブルを参照し支払情報に含まれる商品IDに対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に前記課金処理の行われた商品の提供を依頼する課金処理手段とを備えることを特徴とする課金サーバ。 - 商品を複数のユーザによって共同購入する際の共同購入端末と課金サーバと携帯端末からなる割勘課金処理システムにおける課金サーバであって、
商品の共同購入を識別する為の割勘購入ID、当該商品を識別する為の商品ID、支払いを行うユーザのユーザID、パスワード、および支払額からなる支払情報を携帯端末から受信してメモリに保存し、商品IDとその商品IDで識別される商品の購入代金と当該商品の配信を行う商品提供装置のアドレスとを保持した課金テーブルを利用し、メモリに保存した支払情報の内で同じ割勘購入IDを持つ支払額の合計がその支払情報に含まれる商品IDで特定される商品の購入代金に達している場合には、各ユーザ毎に設定された支払額を課金する課金処理手段と、
課金処理が終了したユーザのユーザID、パスワード、および割勘購入IDと商品IDからなる課金結果を保存し、課金処理が正常に終了した共同購入の割勘購入IDを課金結果として携帯端末に通知する課金結果通知手段と、
携帯端末から前記割勘購入IDを受信した共同購入端末が送信する割勘購入ID、ユーザID、パスワードを含む共同購入要求を受信し、保存している課金結果のなかで受信した共同購入要求に含まれる割勘購入IDと一致するデータを選択しユーザIDとパスワードが一致していれば、前記課金テーブルを参照し提供すべき商品に対応する商品提供装置のアドレスを特定し、その特定したアドレスの商品提供装置に商品の提供を依頼する提供許可確認手段とを備えることを特徴とする課金サーバ。 - 前記請求項11乃至請求項14のいずれか1項の課金方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- 前記請求項19のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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