JP3995344B2 - 遊戯盤の釘打ち機械 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ台等の遊戯盤の組み立て工程において、その表面の所定位置に連続して釘を打ち込む一方、釘の打ち込み位置にポンチマークを刻設できる遊戯盤の釘打ち機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊戯盤の釘打ち機械としては、特開昭48ー69171号公報、特公平2ー35587号公報、特公平2ー35588号公報、特公平2ー37193号公報に記載のものが知られている。これらは、遊戯盤の釘打ち位置をX,Y座標データとしてメモリに記憶しておき、その位置データに基づき遊戯盤が取り付けられたXYテーブルを移動するとともに、釘供給装置から供給される釘を二本爪からなる釘ホルダの先端に保持しながら打ち込み位置に合わせ、釘の頭部を上方からハンマ装置により叩いて打ち込んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの釘打ち機械では、釘ホルダが釘供給装置からの釘を受け取ってから打ち込み位置まで移動するという工程があるため、釘1本当たりの打ち込み時間を短縮しようとする際の障害となる一方、釘を叩きこむハンマは、エアシリンダやモータ駆動のカムにより構成されているため、その打撃音や排気音が騒音となり、作業環境を悪化させるという問題があった。また、これら釘打ち機械は、XYテーブルへの遊戯盤の供給と排出が手作業により行われているため、1人の作業者が複数の機械を扱う場合、釘打ち機械の作業能力を十分に発揮することができないことがあった。
【0004】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、釘の打ち込み工程の短縮により釘打ち機械の能力を向上するとともに、釘打ち込み時の発生音を小さくして騒音を減らし作業環境を改善することができる遊戯盤の釘打ち機械を提供するものであり、更にはこの釘打ちに連動させてポンチマークを刻設可能にしてハンマによる打ち込みと、ポンチングとを選択的に操作できるようにした釘打ち機械を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、発明はXYテーブル上に支持する遊戯盤を釘打ち位置に対応させて順次移動させると共に、この個々の釘打ち位置に釘供給装置から順に送り出される釘を釘ホルダで支えてこの釘の頭部をハンマ装置により叩き遊戯盤に打ち込むようにした遊戯盤の釘打ち機械において、前記ハンマ装置にはポンチング装置を併設し、ポンチマークの刻設時にはハンマ装置の釘打ちロッドに代えてポンチング装置のポンチを下降させ、ハンマ装置の駆動力によって釘打ち込み位置にポンチマークを打刻するようにしたことを特徴とする遊戯盤の釘打ち機械を提供することにある。
【0006】
また本発明は上記遊戯盤の釘打ち機械において、ポンチング装置はハンマ装置の釘打ち込み位置データによってポンチング位置を制御し、釘打ち込み位置とポンチの打刻位置とを一致させるようにしたことを特徴とする遊戯盤の釘打ち機械を提供することにある。
【0007】
また本発明は前記遊戯盤の釘打ち機械において、ハンマ装置とポンチング装置とはプレートを介して一体に併設し、ハンマ装置の打込みロッドとポンチング装置のポンチとを並行に保持するようにしたことを特徴とする遊戯盤の釘打ち機械を提供することにある。
【0008】
また更に、本発明は前記遊戯盤の釘打ち機械において、ハンマ装置はサーボモータと、サーボモータの出力軸に接続されるボールねじと、ボールねじに嵌合したナットを保持し打ち込み方向に往復動する打ち込みヘッドと、打ち込みヘッドを釘打ち込み方向に往復動可能に支持するガイドと、打ち込みヘッドに連結され上下動自在に支持される釘打ちロッドとからなり、他方ポンチング装置は前記打ち込みヘッドの側方にロッドを下方にして取り付けられるエアシリンダと、エアシリンダのロッド先端に取り付けられる直線案内機構と、該直線案内機構の可動部に先端を下方にして取り付けられるボンチと、から構成されることを特徴とした遊戯盤の釘打ち機械を提供することにある。
次に、本発明を図示する実施例につき詳述し、その特徴とするところを明らかにする。
【0009】
【実施の態様】
【実施例】
以下、図に基づき本発明の実施例を説明する。図1、図2は本発明に係る遊戯盤の釘打ち機械の実施例の主要部を示し、図1は左側面図の左上部を、図2は同じく左側面図の右下部をそれぞれ一部を重複させて示す。両図に示されるように、実施例の釘打ち機械は、フレーム1により左上部に支持されているパーツフィーダ2、パーツフィーダ2から送り出された釘を重力により自然搬送するシュータ3、シュータ3の先端に配設された釘繰り出し機構4および案内筒5、案内筒5の上方に配設されたハンマ装置6およびポンチング装置7、シュータ3および案内筒5の下方に配設された釘ホルダ8、案内筒5下方に配設されたXYテーブル9、XYテーブル9上に支持されたパチンコ板等の遊戯盤13の取り付け台10等から構成されたいる。
【0010】
このうち、パーツフィーダ2とシュータ3とが釘供給装置を構成する。取り付け台10の上面には位置決めピン11,12が突設されており、このピン11,12に、図3,図4に示す遊戯盤13の基準孔14,15が差し込まれて固定される。なお、図3,図4中の16は釘が打ち込まれる範囲を示す。
また、この実施例では、釘を遊戯盤13に対して6度傾けて打ち込む場合を示している。
【0011】
図5は図1のシュータ3先端部の釘繰り出し機構4、案内筒5および釘ホルダ8の部分の拡大図である。図6は図5のシュータ3のB−B線断面図であり、図7は図5のシュータ3のDーD線断面図である。両図に示されるように、シュータ3は3枚の板21〜23を組み合わせて、釘Nの通路24が形成されている。図8は釘Nを示し、先端近くにスクリュー部が形成されている。通常は、スクリュー部までが遊戯盤13に打ち込まれ、このスクリュー部が打ち込まれるときに釘Nに回転が生じる。
【0012】
図9から図11までは釘繰り出し機構4を示す。図9は図5のA−A線断面図であり、図10は図9のC−C線断面図であり、図11は図10のE−E線断面図およびその補助投影図である。これらの図において、シュータ3を形成する板21,22の先端に、釘の通路24を開閉する仕切り板25が通路24の直角方向に往復動自在に配設される。すなわち、板21を貫通して板22の側面に支持された1対のガイドロッド26,27にブラケット28が摺動自在に嵌合され、このブラケット28がエアシリンダ29により駆動されて、ブラケット28に固定された仕切り板25が往復移動する。
【0013】
また、ブラケット28のシュータ3側に取り付けられたピン31,32の先端にコイルばね33,34を介して押圧ブロック35が支持される。押圧ブロック35は板21の釘の通路24に面する位置に形成された切欠きに嵌合し、エアシリンダ29が前進している状態で通路24内に整列している釘Nを押圧・保持する。
【0014】
押圧ブロック35と仕切り板25との間には、釘Nの1個分の外径の隙間が形成されており、仕切り板25には、釘Nを通過させるための開口部30が形成されている。仕切り板25が前進した状態で開口部30は通路24の前方に位置する。
【0015】
ここで、図示されている状態から、エアシリンダ29が後退すると、ブラケット28とともに仕切り板25が後退して開口部30の位置がずれて通路24は塞がれる。このとき同時に、ブラケット28とともに後退するピン31,32の先端の大径部が押圧ブロック35内の摺動孔の端部に係止されるまで、押圧ブロック35はコイルばね33,34により通路24側に押圧された状態が続き、通路24の釘Nを保持したままとなる。
【0016】
ピン31,32が距離aを移動した後は、押圧ブロック35はピン31,32とともに後退して、通路24内での釘Nの通過が自由となる。この状態で、自然落下により釘Nの列が前進し、先頭の釘Nが仕切り板25に当接して停止する。さらに、エアシリンダ29が前進すると、ブラケット28と共にピン31,32および仕切り板25が前進する。今度は、先にピン31,32がコイルばね33,34を介して押圧ブロック35を通路24に押し当て、釘Nの列を押圧保持する。
【0017】
このとき、先頭の釘Nだけは、押圧ブロック35に押圧されずに、押圧ブロック35と仕切り板25の間の隙間に残る。次に仕切り板25の開口部30が通路24に到達すると、押圧されずに残っていた1本の釘Nが開口部30を重力により通過して案内筒5に送り込まれる。
【0018】
このようにして、エアシリンダ29の前進・後退を繰り返すことにより、シュータ3に整列されている釘Nが1本ずつ案内筒5へ繰り出される。なお、仕切り板25の開口部30の先端側の縁を断面鋭角にしてシュータ3側に尖らせてあるのは、通路24を塞ぐ際に誤って釘Nを通路24側に戻さないためである。
【0019】
図12から図15までは釘ホルダ8を示す。図12は図5の釘ホルダ8の部分の底面図であり、図13は図12のG−G線断面図であり、図14は図13の右側面図であり、図15は図12のI−I線断面図である。これらの図において、シュータ3の下方に支柱41によりプレート42がほぼ水平に支持され、プレート42の下面にはスライダ43がガイドプレート44,45により前後方向に摺動自在に保持される。なお、プレート42のスライダ43に接する部分には、無給油焼結金属材からなるスライドプレート46が埋設されている。
【0020】
ガイドプレート44,45も無給油焼結金属材が用いられて、長期の連続使用を可能にしている。スライダ43の下面にはピン47を支点として爪48,49が開閉自在に軸支される。爪48,49の先端には、閉じた状態でその内径が釘Nの外径よりやや大きい釘保持部51が形成され、釘Nのガイド孔となる。爪48,49は、その他端側の内側にテーパープレート53が当接され、このテーパープレート53はエアシリンダ52により前後方向に駆動される。
【0021】
即ち、テーパープレート53が前進して、爪48,49の他端側を拡開することにより、爪48,49の先端の釘保持部51が閉じられる。エアシリンダ52によりテーパープレート53が後退すると、爪48,49の他端部に張設されている引っ張りコイルばね54の復元力により、先端の釘保持部51が開かれる。また、爪48,49を支持するスライダ43は、プレート42に取り付けられているエアシリンダ55により前後方向に往復駆動される。
【0022】
次に、このように構成された釘ホルダ8の動作を説明する。エアシリンダ52を前進させて爪48,49が閉じた状態で、エアシリンダ55によりスライダ43を前進させ、案内筒5の軸心に釘保持部51を一致させておく。ここで釘繰り出し機構4が作動して上方の案内筒5の溝孔82へ釘Nが送り込まれると、釘Nは案内筒5内を落下して釘保持部51内に受け止められる。このとき、釘Nの先端が遊戯盤13に当接し、さらに釘Nの上部が釘保持部51によりガイドされるので、次の釘打ち込み工程で釘Nの頭部がハンマ装置6により打ち込まれる際、釘Nの頭部がふらつくことが無くそのままの姿勢が保たれる。
【0023】
ハンマ装置6により釘Nが所定深さまで打ち込まれると、エアシリンダ52を後退させて、爪48,49の先端の釘保持部51を開く。次いで、エアシリンダ55を駆動してスライダ43を後退させることにより、釘保持部51が釘Nをかわしながら後退する。この状態で、XYテーブル9が駆動されて、次の釘打ち込み位置まで、遊戯盤13が移動することになる。
【0024】
このように、実施例の釘ホルダ8は、釘Nが落下する時点で釘Nの打ち込み位置まで釘保持部51が前進し予めその直下で待機しているため、釘Nが落下した直後にハンマ装置6による打ち込みが可能となる。そのため、釘の把持位置と打ち込み位置が異なる従来の釘ホルダに比べ、釘ホルダの移動に要する時間の分だけ省くことができ、それだけ釘打ち込み工程に要する時間が短縮されることになるのである。
なお、図中のピン56はそのフランジにより爪48,49を支持するとともに、先端部が挿入されたテーパープレート53をガイドする。また、57,58は爪48,49に支持されたガイドローラである。
【0025】
図16は案内筒5の上方に配設されたハンマ装置6およびポンチング装置7の要部を示す断面図である。図17は図16のJ−J線断面図である。図において、コラム61は図示しないフレームにより支持固定されており、このコラム61の上部にモータボックス62が、下部にブラケット63,64が固定されている。モータボックス62にはサーボモータ65(図1に図示)が取り付けられており、サーボモータ65の出力軸66がカップリング67を介してボールねじ軸68に接続されている。そして、ボールねじ軸68にはボールねじナット69が嵌合され、このナット69が打ち込みヘッド71に嵌合・支持されている。
【0026】
また、コラム61の前面に沿ってほぼ垂直方向に左右1対のガイドレール72が固定され、このガイドレール72に循環するボールを介してブロック73,74が装着される。これらブロック73,74が打ち込みヘッド71の側面に取り付けられて、打ち込みヘッド71が釘の打ち込み方向に往復動自在に支持される。打ち込みヘッド71の下端にはプレート75が固定され、その下面にボール78を介して打ち込みロッド79が支持される。
【0027】
打ち込みロッド79の下部は前記ブラケット64に形成されるガイド孔81に挿入され、下端の釘Nとの当接部は釘Nの頭部形状に合わせて凹面形状に形成されている。また、ブラケット64の下端には案内筒5がガイド孔81と同軸上に支持固定され、案内筒5のシュータ3側の側面に釘Nを通過させるための溝孔82が形成されている。これらによってハンマ装置6が形成されている。
更に、打ち込みヘッド71の下端のプレート75の先端側上面にエアシリンダ76がロッド77を下方にしてボールねじ軸68と並行するように取り付けられている。
【0028】
また、エアシリンダ76が取り付けられたプレート75の下面であってロッド77の両側には1対のガイドロッド83,84が垂設されている。このガイドロッド83,84にはロッド77に取り付けられた可動ブロック85が摺動自在に嵌合され直線案内機構が形成される。更に、可動ブロック85の下端にポンチ86を保持したブラケット87が固定され、これら打ち込みヘッド71、プレート75、エアシリンダ76、ガイドロッド83,84、可動ブロック85、ポンチ86、ブラケット87によってポンチング装置7が形成されているのである。
【0029】
次に、ハンマ装置6およびポンチング装置7の動作を説明する。
先ず、ハンマ装置6を作動させる場合は、ポンチング装置7のエアシリンダ76を上昇させてポンチ86を上方に待機させておき、この状態でサーボモータ65を駆動してボールねじ軸68を回転させ、打ち込みヘッド71を上昇させ、打ち込みロッド79の下端をガイド孔81内の上部に待機させる。ここで釘繰り出し機構4を作動し、溝孔82を介して案内筒5へ釘Nを送り込み、釘Nが案内筒5内を落下し釘保持部51内に受け止められるのである。
【0030】
次に、サーボモータ65を駆動し、打ち込みヘッド71を図18のように昇降させ、打ち込みロッド79により釘Nの頭部を押下しながら遊戯盤13へ打ち込むのである。釘Nにはスクリュウが形成されているため打ち込まれながら回転し、打ち込みロッド79を回転させるが、打ち込みロッド79は上端がボール78に支持されているため、回転がプレート75に伝えられることはない。
【0031】
このサーボモータ65による打ち込みヘッド71の昇降動作を説明すると、図18に示すように、最初に上方の待機レベルから打ち込み開始レベルまで下降する。次に、上下方向に微小距離の往復動作(ステップ送り)を繰り返しながら、打ち込み終了レベルまで下降させ、終了レベルに達して打ち込みが終了すると、待機レベルまで上昇して待機することになる。
【0032】
このようにして、サーボモータ65により打ち込みロッド79の送り量が制御されながら、釘Nの頭部が押圧されて打ち込まれることになる。そのため、釘Nが遊戯盤13に打ち込まれる際の抵抗に基づいて最適な送り量を設定することから打撃音を殆ど発生することなく、短時間に釘Nを打ち込むことができるのである。このサーボモータ65の回転制御は、図示しないコントローラにより行われる。
【0033】
次に、ポンチング装置7を使用する場合について説明する。
このポンチング装置は試作等のため少数の遊戯盤13を作成する場合に、ポンチ用の専用治具を作成することなく、釘打ち込みを可能にするものである。具体的には、XYテーブル9を駆動するための釘打ち込み位置データが入力された後に、打ち込みヘッド71を上方に待機させた状態でエアシリンダ76を下降させて可動ブロック85に支持されているポンチ86を下降させ、この状態でポンチ86の先端を打ち込みロッド79の下端よりも下方に位置させる。
【0034】
次に、打ち込みロッド79の軸心からポンチ86の先端までの偏位量により、釘打ち込み位置データをオフセットさせ、XYテーブル9を上記の量移動させる。釘打ち込み位置の上方にポンチ86が一致したところで固定し、サーボモータ65を回転駆動して打ち込みヘッド71を下降させる。このときの下降量はポンチ86が遊戯盤13に当接した後、更に若干下降して遊戯盤13の表面にポンチマークが打刻される程度とする。ポンチマークが打刻された後は、サーボモータ65を反転させてポンチ86を上昇させる。
【0035】
次いで、次の釘打ち込み位置までハンマ装置による釘打ちの時と同様に遊戯盤13を移動し、同様に次のポンチマークを打刻する。このポンチング装置7の場合は、ハンマ装置の釘打ち込み用に入力された位置データを共用して使用できるため、操作が容易である。また、同一の遊戯盤13について、ポンチマークを打刻した後、そのまま続けて釘打ち込みを行うことも可能であることから小ロットの試作について効率良く作業することが可能になる。
【0036】
図19から図21までは遊戯盤の自動搬送装置を示す。図19は全体の正面図であり、図20は図19のK−K線断面図であり、図21は図19のL−L線断面図である。図において、91は遊戯盤の釘打ち機械であり、XYテーブル9の最も手前の位置で且つ左右方向の中心を遊戯盤13のセット位置として遊戯盤13の供給と排出が行われる。このセット位置を基準にして、左右に距離Lを隔てて供給台92と排出台93がXYテーブル9と同一レベルに配設される。
【0037】
供給台92の右側の近接する位置にストッカ94が配設され、釘打ち込み前の遊戯盤13が積み重ねられる。ストッカ94の更に右側にストッカ94の遊戯盤13を供給台92上に送り出すためのプッシャ95が配設され、また排出台93の上面に加工のすんだ遊戯盤13を搬送するためのローラコンベア96が設置される。更に、供給台92、XYテーブル9、排出台93の上方に互いに距離Lを隔てて1対のハンド97,98が配設される。
【0038】
ハンド97,98は共に昇降台99により支持され、昇降台99はブレーキ装置付きのエアシリンダ101によって昇降駆動される。同時に、シャフトとブッシュからなる4個のスライドシフタ102により、昇降台99は水平状態が保持される。
エアシリンダ101は搬送台106上に取り付けられており、搬送台106は前後に配設されている断面コ字形をしたガイドレール107,108に4個のローラ111およびガイドローラ112を介して支持される。
【0039】
ガイドレール107,108は、ブラケット121,122により支持されており、またブラケット121,122に突設されているストッパ123,124により搬送台106の左右端部の停止位置が調整される。この搬送台106の右端はエアシリンダ112に連結されて水平方向左右に往復駆動される。
搬送台106の走行行程は距離Lに等しく、右端に位置しているときは、図19のように、ハンド98がXYテーブル9の中心の上方に、ハンド97が供給台92の上方に位置する。
【0040】
左端に位置しているときは、ハンド98が排出台93の上方に、そしてハンド97がXYテーブル9の中心の上方に位置する。また、ハンド97,98が下降した場合にそれぞれのグリッパ125〜130がXYテーブル9等に載置された遊戯盤13を把持するレベルとなる。
【0041】
ハンド97,98は、図20、図21のように昇降台99の下面に上部プレート141が取り付けられ、さらにブラケット142を介して下部プレート143が支持される。この下部プレート143の上面前後部にそれぞれ取り付けられた空気圧スライドユニット131,132によりグリッパ125,126が前後方向に開閉駆動される。
同様に、スライドシフタ133〜136に支持されたグリッパ127〜130が空気圧スライドユニット137により左右方向に開閉駆動される。
【0042】
次に、遊戯盤13が自動的に供給および排出される動作するついて説明する。最初にエアシリンダ101を上昇させると共にエアシリンダ112を後退させ、ハンド97,98を図19の状態にする。ここで、ストッカ94に積み重ねられた遊戯盤13の最上部の1枚を空気圧スライドユニット143によりプッシャ95を前進させて、供給台92へ送り出す。
【0043】
遊戯盤13がストッパ144に当接して停止したところでプッシャ95は空気圧スライドユニット143により元の位置まで戻されると共に、ストッカ94を上昇させて遊戯盤13を1枚の厚み分押し上げる。次に、昇降台99を支持しているエアシリンダ101を下降させ、ハンド97を下降させ、グリッパ125〜130を閉じて供給台92上の遊戯盤13を把持する。このとき、XYテーブル9上にも加工がすんだ遊戯盤13が載置されているため、同様に、ハンド98も下降してその遊戯盤13を把持する。次に、エアシリンダ101を上昇させてからエアシリンダ125を前進させる。
【0044】
ハンド97,98が左端まで移動したらエアシリンダ101を下降し、ハンド97が把持している未加工の遊戯盤をXYテーブル9上に、そしてハンド98が把持している加工済の遊戯盤を排出台93上に移動する。ここで、ハンド97,98のグリッパ125〜130を開いてそれぞれが把持していた遊戯盤13を台上に置いてから再び上昇し右端に戻り、次の遊戯盤13の搬送のため待機する。その間、XYテーブル9上に載置された遊戯盤13は釘打ち機械91により釘打ち込みが行われる。また、排出台93に載置された遊戯盤13は、ローラコンベア96により搬出される。
【0045】
これらの一連の動作により最初にストッカ94に遊戯盤13をまとめて積み重ねておけば、遊戯盤13が釘打ち機械91に自動的に供給されるとともに加工がすんだ遊戯盤13が自動的にローラコンベア96から排出されることから釘打ち機械91の稼働についての無人化が可能となる。
また、ハンド97,98は移動および把持等の各動作が互いに同一タイミングであるため、ソフトウェアおよびエアバルブ等のハードウェアを共通化することが可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、ハンマ装置に併設してポンチング装置が設けられるため釘の打ち込みとポンチングが一つの釘打ち機械において選択的に行えると共に、ハンマ装置の釘打ち込みのための位置データをポンチングの位置データとしてその儘利用することができることから極めて便利であると共に、連続して両作業を行えるため迅速に作業できる利点がある。
【0047】
しかも、本発明によればハンマ装置の駆動力をポンチングの駆動力として利用できることから装置を簡素化することができ製造コストの面でも有利であると共に、設置場所の面でもコンパクトにすることができるので有利である。
【0048】
また、本発明によれば、ハンマ装置はサーボモータの回転をボールねじにより往復運動に変換して釘打ちロッドに伝えるとともに、釘打ちロッドをサーボモータの回転制御により上下方向の往復動を繰り返しながら下降させて釘を遊戯盤に打ちこむことから打ち込み時の衝撃音が無く、従って従来の騒音が軽減され作業環境が改善される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊戯盤の釘打ち機械の実施例の左側面図の左上部である。
【図2】本発明に係る遊戯盤の釘打ち機械の実施例の左側面図の右下部である。
【図3】実施例で使用される遊戯盤の平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図1のシュータ先端の釘繰り出し機構、案内筒、釘ホルダ部の拡大図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】図5のD線断面図である。
【図8】実施例で使用される釘の外形図である。
【図9】図5のA−A線断面図である。
【図10】図9のC−C線断面図である。
【図11】図10のE−E線断面図およびその補助投影図である。
【図12】図5の底面図である。
【図13】図12のG−G線断面図である。
【図14】図13の右側面図である。
【図15】図12のI−I線断面図である。
【図16】実施例のハンマ装置およびポンチング装置の要部を示す断面図である。
【図17】図16のJ−J線断面図である。
【図18】打ち込みヘッドの送り量と時間の関係を示すタイミングチャートである。
【図19】本発明に係る遊戯盤の自動搬送装置の実施例を示す正面図である。
【図20】図19のK−K線断面図である。
【図21】図19のL−L線断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 パーツフィーダ
3 シュータ
4 釘繰り出し機構
5 案内筒
6 ハンマ装置
7 ポンチング装置
8 釘ホルダ
9 XYテーブル
10 取り付け台
13 遊戯盤

Claims (1)

  1. XYテーブル上に支持する遊戯盤を釘打ち込み位置に対応させた釘打ち込み位置データに基いて順次移動させ、この個々の釘打ち込み位置に釘供給装置から順に送り出される釘を案内筒を通して該案内筒の軸心上に臨ませる釘ホルダ先端の釘保持部に案内し支えさせ、この釘の頭を前記案内筒内で上下作動するハンマ装置の打ち込みロッドで叩き遊戯盤に打ち込むようにした遊戯盤の釘打ち機械において、
    前記ハンマ装置にプレートを介して並行にポンチング装置を一体に併設する一方、前記ポンチング装置によるポンチマークの刻設時には前記ハンマ装置の打ち込みヘッドを上昇待機させた状態で前記打ち込みロッドの下端より下方に前記ポンチング装置のポンチを下降させ、且つ前記打ち込みロッドの軸心からポンチの先端までの偏位置を移動させて前記ハンマ装置の駆動力により前記釘打ち込み位置データに基づき前記釘打ち込み位置にポンチマークを打刻することを特徴とした遊戯盤の釘打ち機械。
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