JP3993589B2 - 装身具類における磁気クラスプ - Google Patents

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Description

本発明は、装身具類において部材の接続に用いられる、互いに磁気吸着可能な磁気ペアを使用した磁気クラスプに関するものである。
例えばネックレスに使用されている止め金では、引輪、フック型クラスプ、中折れ式クラスプ、差し込み式クラスプ等、一部を開閉して相手金具に引っ掛け、ばねの力で閉じ状態を保つという構造を持つものが一般的である。しかし従来のものは、構造的に精度を出しにくいという製造上の問題があり、強い力が加えられると破損したり動きが悪くなるという不具合が起きやすいという問題があった。また、小さなレバーを爪で引っ掛ける開閉操作を首の後側で行うため操作性は大変良くない。
そのため磁石を使用する接続金具として、例えば特開2003−61717号が提案されている。しかし、同号の発明のように磁気ペアを突き合わせた構造では、図4上に示すように磁気吸着方向の逆方向に引き離す力F1に対しては有効であるが、図4下に示すように傾斜方向へ引き離す力F2に対しては点Oを中心に回転するため有効性が低く、簡単に外れてしまうという性質がある。なお、図4中磁石は符号M、M′、ケースは符号C、C′、連結端は符号D、D′で示している。これに対して特開2000−325117号のものは、磁気吸着する磁気ペアに係止突片とそれが嵌合する穴を設け、吸着面からの横ずれを防止しているが、これでは図4下に示す傾斜方向の力F2による問題を防ぐことはできない。
特開2003−61717号 特開2000−325117号
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、脱着操作を容易かつ確実に行える装身具類における磁気クラスプを提供することである。また本発明の他の課題は、適度な力で引っ張らないと外れない装身具類における磁気クラスプを提供することであ
る。
前記の課題を解決するため、本発明は、装身具類において部材の接続に用いられる、互いに磁気吸着可能な磁気ペアを使用した磁気クラスプについて、分離可能な一対の接続ケースの分離端となる開口部に、磁気ペアを構成する一対の磁気片を夫々取り付け、一対の接続ケースを開口部側にて磁気ペアの磁力により接続可能とするとともに、一対の接続ケースを左右に引き離したときにのみ分離可能とするヨークを接続ケースの外側に設け、磁気吸着している磁気ペアに傾斜方向の外力が働いて分離しないように、接続ケースとヨークとの隙間をすきまばめの嵌合形態に設定するという手段を講じたものである。

本発明の装身具類における磁気クラスプは、装身具類において、部材と部材、或いは部品と部品、その他着脱を繰り返す部材の連結に磁気ペアを用いるもので、磁気吸着作用により接続し、引き離すことにより分離する点、在来の磁気クラスプと共通している。本発明における磁気ペアは、磁力によって結合可能な組み合わせの対のことであり、いわゆる永久磁石同士の組み合わせや、永久磁石と強磁性体の組み合わせなどから成る。
本発明における磁気ペアは、分離可能な一対の接続ケースと、接続ケースの分離端である開口部に夫々取り付けられる一対の磁気片と、から成り、一対の接続ケースは夫々の開口部側にて、磁力により接続可能である。この一対の接続ケースを囲んでその外側にヨークを設け、一対の接続ケースを左右に引き離したときにのみ分離可能とし、それ以外の時には分離が妨げられるようにする。
即ち、磁気吸着している磁気ペアに傾斜方向の外力が働いて分離しないように、接続ケースとヨークとの隙間を最小限度に設ける。ヨークは接続、分離に必要な隙間を存して接続ケースの外側を囲んでいるので、磁気ペアを引き離そうとしても磁気ペアの磁気吸着力を上回るまで、分離が妨げられる。
接続ケースとヨークとは、それ故、形態的に密接な関係を有し、接続ケースをカプセル型とすると、ヨークはカプセルを挿入可能な筒型とすることが望ましい。この接続ケースの一方と、ヨークとは、例えば、ろう付け、かしめなどの適当な手段によって固定されているものとする。またヨークは、強磁性体又は磁性体金属を用いて形成することにより、磁気ペアとの間に磁気回路を形成し、磁気吸引による作用をより向上させる効果をも併せ奏する。
本発明は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、磁気ペアを構成している磁石片を接触、離間させることによって、磁力による接続と分離が可能であり、接続と分離に際して従来のように爪先でレバーを操作するようなことを必要としないので、操作性が良く、また接続状態にあるものは適度な力で引っ張ることにより外れるが、装身具類の重さ程度でも外れることはないので大変取り扱い易い。
以下、図示の実施形態を参照して本発明に係る装身具類の磁気クラスプについてより詳細に説明する。装身具類10は、図3に例示したようなネックレス状のもので、装身部材11の端部を接続して環状にするために、本発明の磁気クラスプ12が適用される。
図1は、本発明に係る磁気クラスプ12の1実施例を示すもので、磁気吸着可能な磁気ペアは磁石から成る1対の磁気片13、14から成る例である。磁気片13、14は、1対の接続ケース15、16に嵌め合わせ、開口部の縁をかしめ加工17、18することにより、抜け出さず、また奥へも移動しないように固定した構成を有している。
例示の磁気片13、14は短円柱形、それを収める接続ケース15、16は一端を開口し、他端を閉じた円筒形であり、磁気片13、14を接続ケース15、16に収めると、すっぽりと嵌まり合い、かしめ加工17、18により定位置に固定される形状構造になっている。接続ケース15、16は、どのような材質であっても良いが、例示のものは強磁性を有しない金属材料を使用し、それを塑性加工したものから成る。なお、磁気片13、14は接続ケース15、16に接着によって取り付けても良いし、また接続ケース15、16を強磁性を有する金属で形成することもある。
ヨーク19が接続ケース15、16の外側に設けられている。ヨーク19は、接続ケース15、16の分離端である一端がその中に収まるように、円筒形に形成された部品から成り、実施例の場合、一方の接続ケース(例示の場合右側ケース16)の外側に嵌め合わせてろう付けにより一体化し、他方の接続ケース15を端部開口21に受け入れるようになっている。一方の接続ケース16に取り付けたヨーク19に、他方の接続ケース15を差し込む方法は、間に隙間(すきま)のあるすきまばめの嵌合形態を取るが、その隙間の度合いは差し込みが容易であることと、左右へ引き離したときにヨークに対して他方の接続ケースが傾斜することがないので、常に設定されている磁気吸着力で保持されており、偶然には外れ難くなる嵌合とされている。
ヨーク19は、接続ケース15、16と同様の金属材料を用いて形成することができ、他方の接続ケース15との機械的な嵌合の用に供されるものである。しかし、ヨーク19を磁気回路を構成する部材として利用することも可能であり、その場合にはヨーク19を強磁性体材料を用いて形成するものとする。それによって、磁気片15、16同士のみならず、ヨーク19を経由する磁気吸着作用が得られるので磁力の有効利用が図られる。
図において、21、22は本発明に係るクラスプ12と装身部材11との結合手段を示しており、リング状のものとして図示されている。しかしこれに限られる訳ではなく、図3中に拡大併記したように結合軸23の軸頭24で接続するような方法をはじめとして、全ての公知の方法を適用することができる。
このような構成を有する本発明の磁気クラスプ12を、磁気片13、14によって磁気吸着し接続させるには、一方の磁気片14の側に取り付けられているヨーク19の中に他方の磁気片13を差し込み、磁気片13、14同士を接触させれば良い(図1)。この状態から接続ケース15、16を左右へ引き離すことにより分離することができる。
本発明に係る装身具類における磁気クラスプの一実施例を示す中央断面図。 同上のクラスプの分離状態を示す中央断面図。 装身具類に本発明を適用した例を示す斜視図。 従来の磁気クラスプの結合状態と分離状態を示す中央断面図。
符号の説明
10 装身具類
11 装身部材
12 磁気クラスプ
13、14 磁気片
15、16 接続ケース
17、18 かしめ加工
19 ヨーク

Claims (2)

  1. 装身具類において部材の接続に用いられる、互いに磁気吸着可能な磁気ペアを使用した磁気クラスプであって、分離可能な一対の接続ケースの分離端となる開口部に、磁気ペアを構成する一対の磁気片を夫々取り付け、一対の接続ケースを開口部側にて磁気ペアの磁力により接続可能とするとともに、一対の接続ケースを左右に引き離したときにのみ分離可能とするヨークを接続ケースの外側に設け、磁気吸着している磁気ペアに傾斜方向の外力が働いて分離しないように、接続ケースとヨークとの隙間をすきまばめの嵌合形態に設定したことを特徴とする装身具類における磁気クラスプ。
  2. ヨークを強磁性体材料を用いて形成することにより、磁気片とともにヨークを経由する磁気回路が形成されるようにした請求項1記載の装身具類における磁気クラスプ。
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