JP3991942B2 - 車両の回生制御装置および回生制御方法 - Google Patents

車両の回生制御装置および回生制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電源装置と、二次電池と、電源装置と二次電池の少なくとも一方から供給された電力で車両を駆動する電動機とを備える車両において電動機の回生電力を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車のエネルギー源として、化石燃料に替わる電気が注目されている。電気によってモータ(電動機)を駆動することにより車両を走らせる。モータは、減速時や降坂時に回生制動されることで、回生電力を発生する。この回生電力は、バッテリ(二次電池)に蓄積される。この構成において、回生電力によるバッテリの過充電を防止するために、回生電力を熱に変換して、その熱を、放熱器を利用して消費させようとした構成が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−319205号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、放熱器が故障した際の考慮がなされていないことから、その故障時に回生電力を消費できずバッテリに過大な回生電力が供給され、バッテリが劣化する恐れがあった。
【0005】
この発明は、回生電力を消費するための放熱器に故障が発生した場合にも、二次電池の保護をできるだけ可能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
【0016】
本発明の車両の回生制御装置は、
車両を駆動する2系統の動力源を備え、
各系統の動力源は、
電源装置と、
二次電池と、
前記電源装置と二次電池の少なくとも一方から供給された電力によって駆動される電動機と、
所定運転時に、前記電動機を回生制動させるように制御して、前記電動機の回生電力を前記二次電池に充電する電動機制御手段と、
前記二次電池の充電可能量からみて前記回生電力に余剰が発生したときに、余剰回生電力を消費する回生電力消費手段と
をそれぞれ有する車両の回生制御装置であって、
前記系統ごとの回生電力消費手段の故障を判定する故障判定手段と、
一方の系統は回生電力消費手段に故障が存在する故障系統であり、他方の系統は該故障が存在しない正常系統であることが検出された場合に、該故障系統において発生した前記余剰回生電力を、前記正常系統の有する回生電力消費手段にて消費させる故障時制御手段と
を備えることを特徴としている。
【0017】
この構成の車両の回生制御装置によれば、一方の系統の回生電力消費手段に故障が生じても、他方の系統の有する回生電力消費手段を利用して回生電力の消費を図ることができる。このために、余剰回生電力が二次電池にさらに蓄積されることを防止することができることから、二次電池の保護を図ることができる。また、片側の系統の回生電力消費手段に故障が生じても、車両全体の回生電力量、すなわち減速度を低下させることもない。
【0018】
前記系統ごとの回生電力消費手段は、電力を熱に変換して放熱させる放熱器を備える構成とすることができる。この構成によれば、簡単な構成によって、回生電力の消費を図ることができる。
【0019】
記車両の回生制御装置において、前記電源装置は、燃料電池である構成とすることができる。この構成によれば、燃料電池と、この燃料電池を補助する二次電池をエネルギー源とした車両に適用可能である。
【0022】
この発明の車両の回生制御方法は、
車両を駆動する2系統の動力源を備え、
各系統の動力源は、電源装置と、二次電池と、前記電源装置と二次電池の少なくとも一方から供給された電力によって駆動される電動機と、前記二次電池の充電可能量からみて前記電動機の回生電力に余剰が発生したときに、余剰回生電力を消費する回生電力消費装置とを備える車両の回生制御方法であって、
(a)前記系統ごとの回生電力消費装置の故障を判定する行程と、
(b)一方の系統は回生電力消費装置に故障が存在する故障系統であり、他方の系統は該故障が存在しない正常系統であることが検出された場合に、該故障系統において発生した前記余剰回生電力を、前記正常系統の有する回生電力消費装置にて消費させる行程と
を備えることを特徴としている。
【0023】
この発明の車両の回生制御方法は、上記発明の車両の回生制御装置と同様な作用・効果を有しており、回生電力消費装置に故障が発生した場合にも、二次電池の保護を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明する。図1は、第1実施例の車両の回生制御装置を搭載する電動車両の概略構成図である。この電動車両には、図示するように、主電源としての燃料電池10と、補助電源としてのバッテリ(二次電池)12と、これらの電源から供給される直流電気を交流に変えるインバータ20と、インバータ20からの交流電気の供給を受けて駆動軸22に動力を出力するモータ(電動機)24とが設けられている。バッテリ12には、コンバータ14を介して、燃料電池10とインバータ20が並列となるように接続されている。モータ24によって駆動軸22に出力された動力は、ディファレンシャルギヤ26を介して各駆動輪28L,28Rに伝達される。
【0025】
燃料電池10は、水素を含んだ燃料ガスと、酸素を含んだ酸化ガス(例えば、空気)の供給を受けて、水素極と酸素極において電気化学反応を起こし、電力を発生させるもので、ここでは、固体高分子型のものが用いられている。燃料ガスおよび空気の供給は、図示しないバルブによって個別に調整されるが、これらバルブの開度は、制御系である電子制御ユニット30によって制御される。
【0026】
バッテリ12は、例えば、鉛バッテリや、ニッケル−水素バッテリ、ニッケル−カドミウムバッテリ、リチウム電池など種々の二次電池を用いることができる。
【0027】
コンバータ14は、バッテリ12から出力された電圧を昇圧して、インバータ20に印加する。このとき、コンバータ14は、電子制御ユニット30からの制御信号に従って、電圧の昇圧を行なう。実際には、コンバータ14は、4個のスイッチング素子(例えば、バイポーラ形MOSFET(IGBT))とリアクタとを主回路素子として構成されており、これらスイッチング素子のスイッチング動作を電子制御ユニット30からの制御信号によって制御されることにより、印加された直流電圧を所望の直流電圧に昇圧変換している。また、コンバータ14は、燃料電池10から入力された直流電圧を調整してバッテリ12に出力することもでき、このコンバータ14の機能により、バッテリ12の充放電が実現される。
【0028】
インバータ20は、燃料電池10やバッテリ12から供給された電力によってモータ24を駆動する。具体的には、インバータ20は、燃料電池10やバッテリ12から印加された直流電圧を、3相交流電圧に変換してモータ24に供給すると共に、このとき、電子制御ユニット30からの制御信号に従って、モータ24に供給する3相交流電圧の振幅(実際にはパルス幅)及び周波数を調節することによって、モータ24で発生するトルクを制御している。
【0029】
実際には、インバータ20は、6個のスイッチング素子(例えば、バイポーラ形MOSFET(IGBT))を主回路素子として構成されており、これらスイッチング素子のスイッチング動作を電子制御ユニット30からの制御信号によって制御されることにより、印加された直流電圧を所望の振幅及び周波数の三相交流電圧に変換している。モータ24は、例えば、三相同期モータで構成されており、インバータ20を介して供給された電力によって駆動されて、駆動軸22にトルクを発生させる。
【0030】
インバータ20は、モータ24を発電機として、インバータ20の入力側に電力を返還する回生制御も行なう。この回生制御によってインバータ20の入力側(コンバータ14の側)に返還された回生電力は、バッテリ12に蓄積される。また、インバータ20の入力側には、放熱器40が並列に接続されている。回生電力がバッテリ12への充電可能量を上回ったときに、この放熱器40で回生電力の余剰分を消費可能としている。
【0031】
放熱器40は、内部にヒータ(抵抗器)を備え、外側に冷却フィンを備えた構造をしており、この冷却フィンに外気を直接当てて冷却し、取り去った熱を大気に放出している。放熱器40には、制御部42が接続されており、インバータ20からの回生電力を制御部42を介して放熱器40のヒータへ供給している。制御部42は、電子制御ユニット30からの指令を受けて、放熱器40へ供給する電力を制御する。制御部42は、電力制御素子としてのIPM(Intelligent Power Module)を少なくとも備える。
【0032】
上述した燃料電池10、コンバータ14,インバータ20、制御部42の運転は、電子制御ユニット30によって制御される。電子制御ユニット30は、内部にCPU、RAM,ROMおよび動作の同期をとるためのクロック等を備えるマイクロコンピュータとして構成されている。電子制御ユニット30は、インバータ20のスイッチングを制御して、要求動力に応じた三相交流をモータ24に出力する。要求動力に応じた電力が供給されるよう、燃料電池10およびコンバータ14の運転を制御する。
【0033】
また、電子制御ユニット30は、インバータ20の制御によって、減速時や降坂時には、モータ24を発電機として回生制動させることも行なう(電動機制御)。コンバータ14および制御部42を制御することにより、回生制動によって発生した回生電力をバッテリ12と放熱器40に振り分けて、バッテリ12に蓄積させ、また放熱器40で消費させる(回生電力制御)。なお、上記電動機制御が、特許請求の範囲に記載の電動機制御手段に対応し、回生電力制御が、特許請求の範囲に記載の回生電力制御手段に対応する。また、放熱器40および制御部42が、特許請求の範囲に記載の回生電力消費手段(あるいは回生電力消費装置)に対応する。
【0034】
これらの制御を実現するために、電子制御ユニット30には、種々のセンサ信号が入力される。これらのセンサとしては、例えば、アクセルペダルセンサ、車速を検出する車速センサ、バッテリ12の出力電圧を検出する電圧センサ、その出力電流を検出する電流センサ、バッテリ12の温度を検出する二次電池温度センサ、燃料電池10の出力電圧を検出する電圧センサ、その出力電流を検出する電流センサ、燃料電池10の温度を検出する燃料電池温度センサ等が設けられている。なお、図中には、バッテリ12に関わる電圧センサ50と電流センサ52と温度センサ54を示し、その他は省略した。
【0035】
また、放熱器40と制御部42には、故障診断回路40a,42aが設けられている。放熱器40に設けられた故障診断回路40aは、放熱器40に供給される電流を検出する電流センサや放熱器40の温度を検出する温度センサ等が内蔵されており、放熱器40での過電流や過熱といった故障を検知することができる。制御部42に設けられた故障診断回路42aは、制御部42に使用されたIPMに供給される電流を検出する電流センサやIPMの温度を検出する温度センサ等が内蔵されており、IPMでの過電流や過熱といった故障を検知することができる。
【0036】
IPMの過電流を示す制御部第1故障信号S21とIPMの過熱を示す制御部第2故障信号S22とは、電子制御ユニット30に入力される。また、放熱器40の過電流を示す放熱器第1故障信号S11と放熱器40の過熱を示す放熱器第2故障信号S12とは、制御部42に入力され、制御部42より電子制御ユニット30に併せて入力される。なお、放熱器第1故障信号S11,放熱器第2故障信号S12を、制御部42を介さないで直接電子制御ユニット30に入力する構成とすることもできる。
【0037】
電子制御ユニット30で実行される上述した回生電力をバッテリ12と放熱器40に振り分ける回生電力制御について、以下詳細に説明する。図2は、回生電力制御ルーチンを示すフローチャートである。この回生電力制御ルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行される。
【0038】
図示するように、処理が開始されると、CPUは、まず、回生制動時か否かを判定する処理を行なう(ステップS100)。具体的には、このCPUで実行される別ルーチンである電動機制御によってモータ24を回生制動させる処理が行なわれているか否かからその判定を行なう。ここで、回生制動時でないと判定された場合には、CPUは、処理を「リターン」に進めて、この制御ルーチンを一旦終了する。
【0039】
一方、ステップS100で、回生制動時と判定された場合には、CPUは、ステップS110に処理を進めて、バッテリ12の充電状態SOC(State Of Charge)と、温度センサ54により検出されるバッテリ12の温度Tbとを取り込む。SOCは、電圧センサ50により検出された電圧値と電流センサ52により検出された電流値と基づいて算出したものである。このSOCの算出は、過去のSOCの履歴情報も加味して行なうこともできる。
【0040】
続いて、CPUは、ステップS110で取り込んだSOCと温度Tbに基づいてバッテリ充電可能量Qbを演算する(ステップS120)。バッテリ12は、そのSOCと温度Tbによって充電可能なバッテリ充電可能量が定まることから、実施例では、予め実験などによりバッテリ12のSOCと温度Tbとバッテリ充電可能量Qbの関係を求めてマップとして電子制御ユニット30のROMに予め記憶しておき、バッテリ12のSOCと温度Tbが与えられるマップからそのSOCと温度Tbに対応するバッテリ充電可能量Qbを導出するものとした。このバッテリ充電可能量Qbの単位はワットである。
【0041】
ステップS120では、バッテリ充電可能量Qbは、バッテリ12のSOCと温度に基づいて求めていたが、これに替えて、両者(SOCと温度)と、さらに他の物理量(センサ出力値)とからバッテリ充電可能量Qbを求める構成としてもよい。他の物理量としては、電圧、電流、鉛電池の場合の電解液比重等を用いることができる。
【0042】
ステップS120の実行後、CPUは、別ルーチンで実行された電動機制御によって定まるモータ24の回生電力Qhが、ステップS110で算出されたバッテリ充電可能量Qbを上回るか否かを判別する(ステップS130)。ここで、否定判別、すなわち、回生電力Qhがバッテリ充電可能量Qb以下であると判別された場合には、CPUは、ステップS140に処理を進めて、回生電力Qhをバッテリ12に充電させる。詳細には、制御部42に対して放熱器40への通電量をゼロとするよう指令し、コンバータ14に対して回生電力Qhをバッテリ12に充電させるよう指令する。その後、「リターン」に抜けてこのルーチンを一旦終了する。
【0043】
一方、ステップS130で、回生電力Qhがバッテリ充電可能量Qbを上回ると判別された場合には、ステップS150に処理を進めて、放熱器40と制御部42からなる回生電力消費系の故障を判定する処理を行なう。具体的には、次の通りの各種の判定を行なう。なお、それぞれの判定は、判定結果を、緊急性を要する第1故障モードと、緊急性を要しない第2故障モードとのいずれかに区別して定める。
【0044】
(1)放熱器40は故障診断回路40aにて故障診断を行ない、例えば電流センサによる過電流を検知した場合、判定結果を「第1故障モード」と定める。過電流が発生した場合には、問題が発生する恐れが生じることから緊急性を要する第1故障モードとした。また例えば、温度センサによる過熱を検知した場合、判定結果を「第2故障モード」と定める。過熱検知が発生した場合は、電子制御ユニット30が回生電力Qhを減少させる短い間に限定して作動可とする第2故障モードとした。
【0045】
(2)制御部42の故障診断回路42aでは、例えばIPMの故障診断を行ない、過電流を検知した場合、「第1故障モード」と判定し、過熱を検知した場合は「第2故障モード」と判定する。
【0046】
ステップS150で回生電力消費系の故障の判定が行なわれると、次いで、CPUは、その判定結果が、第1故障モードであるか、第2故障モードであるか、故障なしの状態であるかを判別する処理を行なう(ステップS160)。故障なしの状態は、第1故障モードでも第2故障モードでもない場合を、故障なしの状態と判別する。
【0047】
ステップS160で故障なしの状態であると判別されると、CPUは、ステップS170に処理を進めて、前述した回生電力QhからステップS120で求めたバッテリ充電可能量Qbを減算することにより、余剰回生電力Qrを求める。次いで、CPUは、バッテリ充電可能量Qbをバッテリ12に充電させるとともに、余剰回生電力Qrを放熱器40にて消費させる(ステップS180,S190)。ステップS180では、詳細には、コンバータ14に対してバッテリ充電可能量Qbをバッテリ12に充電させるよう指令する。ステップS190では、詳細には、制御部42に対して余剰回生電力Qrを放熱器40にて消費させるよう指令する。その後、「リターン」に抜けてこのルーチンを一旦終了する。
【0048】
一方、ステップS160で、第1故障モードであると判別された場合には、CPUは、ステップS200に処理を進めて、制御部42に対して放熱器40への通電量をゼロとするよう指令することで、放熱器40を停止させる。その後、インバータ20を制御して回生電力Qhを所定量ΔQ1だけ減少させる(ステップS210)。
【0049】
続いて、CPUは、ステップS210で減少させた回生電力QhからステップS120で求めたバッテリ充電可能量Qbを減算することにより、余剰回生電力Qrを求める(ステップS220)。その後、その余剰回生電力Qrとバッテリ充電可能量Qbとの和である回生電力Qhをバッテリ12に充電させる処理を行なう(ステップS230)。詳細には、コンバータ14に対して回生電力Qhをバッテリ12に充電させるよう指令する。回生電力Qhがバッテリ充電可能量Qbを上回る場合、前述したステップS170ないしS190に説明したように、その上回った部分に相当する余剰回生電力Qrを放熱器40にて消費させるのが普通であるが、これに対して、第1故障モードである場合、ステップS220により、余剰回生電力Qrを含めた回生電力Qhの全部をバッテリ12に充電させるようにしている。
【0050】
ステップS230の実行後、CPUは、余剰回生電力Qrが、値0より大きいか否かを判別して(ステップS240)、ここで肯定判別された場合には、CPUは、ステップS210に処理を戻して、ステップS210ないしS240を繰り返し実行する。一方、ステップS240で否定判別、すなわち余剰回生電力Qrが値0以下であると判別された場合には、「リターン」に抜けてこのルーチンを一旦終了する。
【0051】
他方、ステップS160で、第2故障モードであると判別された場合には、CPUは、ステップS250に処理を進めて、インバータ20を制御して回生電力Qhを所定量ΔQ2だけ減少させる。なお、この所定量ΔQ2は、ステップS210の電力減少で用いた所定量ΔQ1より小さな値である。
【0052】
次いで、CPUは、ステップS250で減少させた回生電力QhからステップS120で求めたバッテリ充電可能量Qbを減算することにより、余剰回生電力Qrを求める(ステップS260)。続いて、CPUは、バッテリ充電可能量Qbをバッテリ12に充電させるとともに、余剰回生電力Qrを放熱器40にて消費させる(ステップS270,S280)。ステップS270では、詳細には、コンバータ14に対してバッテリ充電可能量Qbをバッテリ12に充電させるよう指令する。ステップS280では、詳細には、制御部42に対して余剰回生電力Qrを放熱器40にて消費させるよう指令する。
【0053】
その後、CPUは、余剰回生電力Qrが、値0より大きいか否かを判別して(ステップS290)、ここで肯定判別された場合には、CPUは、ステップS250に処理を戻して、ステップS250ないしS290を繰り返し実行する。一方、ステップS290で否定判別、すなわち余剰回生電力Qrが値0以下であると判別された場合には、CPUは、ステップS295に処理を進めて、制御部42に対して放熱器40への通電量をゼロとするよう指令することで、放熱器40を停止させる。その後、「リターン」に抜けてこのルーチンを一旦終了する。
【0054】
図3は、回生電力Qhがバッテリ充電可能量Qbを上回る場合に、回生電力消費系が故障なしの状態から第1故障モードに移行したとき、モータ24の回生電力がどのように分配されるかを示す説明図である。図示するように、故障なしの状態の期間においては、回生電力Qhの内のバッテリ充電可能量Qbの分がバッテリ12に充電され、余剰回生電力Qrの分が放熱器40で消費される。第1故障モードの故障が発生した期間においては、回生電力Qhが時間経過と共に漸次減少されながら、余剰回生電力Qrを含めた回生電力Qhの全部がバッテリ12に充電される。回生電力Qhは、バッテリ充電可能量Qbと等しくなるまで減少される。
【0055】
図4は、回生電力消費系が故障なしの状態から第2故障モードに移行したときに、モータ24の回生電力がどのように分配されるかを示す説明図である。図示するように、故障なしの状態の期間においては、図3に示した内容と同じである。第2故障モードの故障が発生した期間においては、回生電力Qhが時間経過と共に漸次減少されながら、余剰回生電力Qrについては故障なし時と同様に放熱器40で消費される。回生電力Qhは、バッテリ充電可能量Qbと等しくなるまで減少される。なお、このときの減少速度は、第1故障モード時と較べて(図3参照)緩やかである。第2故障モードは、緊急性を要しない故障であることから、放熱器40が機能を完全に損なっていない可能性が高いことから、回生電力Qhをより一層徐々に減少させながら、余剰回生電力Qrを放熱器40で消費させる。
【0056】
以上のように構成されたこの第1実施例の車両の回生制御装置によれば、回生電力消費系が故障したとしても、その故障の内容によって、図3で示すように余剰回生電力Qrをバッテリ12に充電させる場合と、図4で示すように余剰回生電力Qrを放熱器40にて消費させる場合とに分けることができる。余剰回生電力Qrをバッテリ12に充電させる場合、瞬間的に通常使用範囲以上の電力を充電しなければならないが、上記のように放熱器40にて消費させるケースもあることから、バッテリ12への蓄積させるケースを少なくすることができる。このために、バッテリ12の劣化を抑制することができる。
【0057】
また、この実施例では、回生電力消費系の故障発生時に、余剰回生電力Qrを徐々に減少させていることから、回生電力の制御が容易となる。
【0058】
なお、この実施例では、上述したように、バッテリ充電可能量Qbを越えてバッテリ12への充電がなされるケースがあるために、通常運転時に、バッテリ12が充電不可状態(すなわち、満充電)とならないようにバッテリ12の充電量が制御されている。
【0059】
前記第1実施例の変形例ついて次に説明する。
(1)第1実施例では、電力制御素子であるIPMの故障を検出して故障診断したが、IPMに換えて、パワーMOSFET、パワートランジスタ等のIPM以外の電力制御素子の故障を検出する構成とすることもできる。
【0060】
(2)第1実施例では、回生電力消費手段として放熱器40を備える構成としたが、これに換えて、放熱以外の方法で電力消費を図る構成としてもよい。例えば、機械的な負荷を動作させる構成等とすることができる。また、放熱を採用するにしても、本実施例のようにいわゆる空冷式の構成とするのではなく、水冷によって放熱する構成に換えることもできる。
【0061】
(3)第1実施例では、第1故障モードを、放熱器40の過電流、制御部42のIPM過電流、第2故障モードを、放熱器40の過熱、制御部42のIPM過熱としたが、各モードはこれらに限定されるものではなく、他の要因の故障を付加したら、上記要因を除いたりすることもできる。
【0062】
(4)第1実施例では、回生電力Qhからバッテリ充電可能量Qbを減算することにより、余剰回生電力Qrを求めていたが、これは、車両に搭載される補機を回生電力消費用に利用しない構成であるためである。補機としては、例えば、燃料電池10に燃料ガスや冷却水を供給するポンプ、パワーステアリング用のオイルポンプ、車両の電装機器への電力供給用のアウトレット、バッテリ12の冷却用コンプレッサ、空調用のコンプレッサ、空調用の電熱ヒータ、ブレーキ用のエアコンプレッサなどがある。これら補機は回生電力消費用としても利用することができ、こうした構成においては、放熱器消費用の余剰回生電力Qrは、モータの回生電力Qhからバッテリ充電可能量Qbと補機のトータルの消費電力を減算することにより求める構成とすることができる。
【0063】
本発明の第2実施例について次に説明する。図5は、第2実施例の車両の回生制御装置を搭載する電動車両の概略構成図である。この電動車両は、車両を駆動する動力源を左側、右側で独立して2系統備えている。動力源を2系統備えることで、大型車に適用するのが好適である。左側動力源と右側動力源とは同様の構成である。各動力源には、第1実施例と同様に、燃料電池410(510)、バッテリ412(512)、コンバータ414(514)、インバータ420(520)、モータ424(524)、放熱器440(540)、放熱器用の制御部442(542)が備えられている。本実施例では、左側動力源と右側動力源の出力特性、容量は同一とした。また、左側動力源と右側動力源は、共通の電子制御ユニット430にて制御される。
【0064】
モータ424の回転軸424a、モータ524の回転軸524aは、それぞれギヤボックス550内のギヤ552、554に接続されている。ギヤ552、554は駆動ギヤ556と噛合する平歯車である。駆動ギヤ556は、駆動軸422が結合されている。各モータ424、524の動力は、ギヤボックス550の各ギヤを介して駆動軸422に出力され、ディファレンシャルギヤ426を介して各車輪428L、428Rに伝達される。
【0065】
電子制御ユニット430は、左側動力源と右側動力源をそれぞれ独立して制御している。すなわち、左側動力源と右側動力源で個別に、燃料電池410(510)、コンバータ414(514),インバータ420(520)、制御部442(542)を制御することにより、車両の力行制御および回生制御を行なっている。この回生制御時においては、余剰回生電力が発生した場合に、該当する動力源が有する放熱器440(540)で余剰回生電力の消費を図っている。なお、余剰回生電力は、第1実施例と同様に、モータ424(524)の回生電力からバッテリ412(512)の充電可能を減算することにより求めている。なお、余剰回生電力は、第1実施例の変形例(4)のように補機の消費量を加味する構成とすることもできる。
【0066】
上述したように左側動力源と右側動力源を独立に制御するのは、故障がない正常時であり、故障が発生した場合には正常側の系統で故障側の系統を補うような制御が図られる。この実施例では、片側の系統で、放熱器440と制御部442(あるいは、放熱器540と制御部542)からなる回生電力消費系が故障した場合に、故障していない側の正常系統の有する放熱器540(あるいは440)で余剰回生電力を消費するといった制御を行なう。各系統のモータ424,524は、ギヤ552、554、556により相互に動力の伝達が可能な状態であることから、余剰回生電力の他方系統側への引き渡しが可能である。
【0067】
図6は、上述した制御を行なう故障時回生電力制御ルーチンを示すフローチャートである。この故障時回生電力制御ルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行される。図示するように、処理が開始されると、電子制御ユニット430のCPUは、まず、左側動力源の有する放熱器440と制御部442の故障を判定する処理を行なう(ステップS600)。この故障判定の処理は、第1実施例のステップ150と同様に、放熱器の過電流、制御部のIPM過電流、放熱器40の過熱、制御部42のIPM過熱を第1故障モードと第2故障モードとに区別して判定するものである。また、図5においては、この故障判定に利用する各種センサの表示は省略している。次いで、CPUは、右側動力源の放熱器540と制御部542の故障を判定する処理を行なう(ステップS610)。この判定の処理は、ステップS600と同様である。
【0068】
その後、CPUは、ステップS600とS610の判定結果から、左側動力源と右側駆動源が、双方共に故障しているか、片側だけ故障しているかを判別する(ステップS620,S630)。ここでいう故障とは、前記第1故障モード、第2故障モードのいずれであっても故障とする。ステップS620で双方共に故障していると判別された場合には、放熱器440,540を使用することができないと判断して、バッテリ充電可能量の範囲での回生を行なう(ステップS640)。
【0069】
一方、ステップS630で片側だけが故障していると判別された場合には、故障側の系統で発生する余剰回生電力の消費先を、正常側の系統の有する放熱器に定める処理を行なう(ステップS650)。この設定は、電子制御ユニット430内のRAMに予めテーブルを用意してテーブル内に記憶しておくようにすればよい。図7は、余剰回生電力消費先設定用テーブルTBLの一例を示す説明図である。図示するように、左側動力源の欄と右側駆動源の欄を設けて、それぞれに消費先を値0または1の符号によって定める構成とした。値0の場合は、自身の側の動力源の有する放熱器であることを意味し、値1の場合は、自身じゃない他方側の動力源の有する放熱器であることを意味する。
【0070】
例えば、ステップS600で左側動力源の有する回生電力消費系に故障があると判定され、ステップS610で右側動力源の有する回生電力消費系に故障がないと判定された場合には、ステップS650では、余剰回生電力消費先設定用テーブルTBLを、図7に例示する内容に書き替える。すなわち、故障している左側動力源の余剰回生電力の消費先を、値1とすることで、右側動力源側とし、故障してない右側動力源の余剰回生電力の消費先を、値0とすることで、右側動力側のままとする。
【0071】
故障しているのが右側動力源側であれば、余剰回生電力消費先設定用テーブルTBLは、図7の内容と反転した値、すなわち、上段が値0に、下段が値1となる。ステップS650の実行後、「リターン」に抜けて、この制御ルーチンを一旦終了する。
【0072】
一方、ステップS620,S630で共に否定判別されて、左側動力源、右側動力源共に故障がないと判別された場合には、ステップS660に処理を進めて、ステップS650の設定、すなわち、余剰回生電力消費先設定用テーブルTBLの内容を全て値0にクリアする。この処理により、左側動力源、右側動力源は、各々自身で余剰回生電力の消費を図るように定められる。ステップS660の実行後、「リターン」に抜けて、この制御ルーチンを一旦終了する。
【0073】
なお、電子制御ユニット430が実行する左側動力源、右側動力源毎の回生電力制御においては、余剰回生電力消費先設定用テーブルTBLの内容を参照することにより、余剰回生電力を供給する放熱器をいずれの系統側にするかを決めている。
【0074】
図8は、車両全体の回生電力がどのように分配されるかを示す説明図である。例えば、図示するように、時刻t1で左側動力源の有する回生電力消費系に故障が生じた場合、左側動力源で発生した余剰回生電力が、右側放熱器540によって消費される。なお、故障の発生後には、左側放熱器440で消費する分については時間経過と共に漸次減少されるが、このように故障が発生後、減少されながらも左側放熱器440での消費を行なうのは、故障が緊急性を要しない第2故障モードであるためである。緊急性を要する第1故障モードでの故障である場合には、故障の発生後、左側放熱器440で消費する分(図中直角三角形の部分)については、故障が生じた側である左側動力源の有するバッテリ412に充電させるように構成されている。
【0075】
以上のように構成されたこの第2実施例の車両の回生制御装置によれば、一方の系統の回生電力消費系に故障が生じても、他の系統の有する回生電力消費系を利用して回生電力の消費を図ることができる。このために、余剰回生電力がバッテリ412,512にさらに蓄積されることを防止することができることから、バッテリの保護を図ることができる。また、片側の系統の回生電力消費系に故障が生じても、車両全体の回生電力量、すなわち減速度を低下させることもない。
【0076】
なお、第2実施例では、回生電力消費手段として放熱器440、540を備える構成としたが、これに換えて、放熱以外の方法で電力消費を図る構成としてもよい。例えば、機械的な負荷を動作させる構成等とすることができる。また、放熱を採用するにしても、本実施例のようにいわゆる空冷式の構成とするのではなく、水冷によって放熱する構成に換えることもできる。
【0077】
動力源を2系統備える第2実施例は勿論のこと第1実施例の構成が大型車に搭載された場合、車両重量が重く補助ブレーキ力として必要なブレーキ力も大きくなる。このため、回生制動のみで補助ブレーキ力を確保しようとした場合、回生制動にて発生する回生電力は数十kWにもなる。上記第1実施例および第2実施例によれば、こうした大電力である回生電力を安定して消費することができる。
【0078】
以上、本発明の一実施例を詳述してきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施することができるのは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の車両の回生制御装置を搭載する電動車両の概略構成図である。
【図2】 回生電力制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】 回生電力消費系に第1故障モードの故障が発生したときに、モータ24の回生電力がどのように分配されるかを示す説明図である。
【図4】 回生電力消費系に第2故障モードの故障が発生したときに、モータ24の回生電力がどのように分配されるかを示す説明図である。
【図5】 第2実施例の車両の回生制御装置を搭載する電動車両の概略構成図である。
【図6】 故障時回生電力制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】 余剰回生電力消費先設定用テーブルTBLの一例を示す説明図である。
【図8】 車両全体の回生電力がどのように分配されるかを示す説明図である。
【符号の説明】
10…燃料電池
12…バッテリ
14…コンバータ
20…インバータ
22…駆動軸
24…モータ
26…ディファレンシャルギヤ
28L,28R…駆動輪
30…電子制御ユニット
40…放熱器
40a…故障診断回路
42…制御部
42a…故障診断回路
50…電圧センサ
52…電流センサ
54…温度センサ
410,510…燃料電池
412,512…バッテリ
414,514…コンバータ
420,520…インバータ
424,524…モータ
424a,524a…回転軸
422…駆動軸
426…ディファレンシャルギヤ
428L,428R…車輪
440,540…放熱器
442,542…制御部
430…電子制御ユニット
550…ギヤボックス
552…ギヤ
556…駆動ギヤ

Claims (4)

  1. 車両を駆動する2系統の動力源を備え、
    各系統の動力源は、
    電源装置と、
    二次電池と、
    前記電源装置と二次電池の少なくとも一方から供給された電力によって駆動される電動機と、
    所定運転時に、前記電動機を回生制動させるように制御して、前記電動機の回生電力を前記二次電池に充電する電動機制御手段と、
    前記二次電池の充電可能量からみて前記回生電力に余剰が発生したときに、余剰回生電力を消費する回生電力消費手段と
    をそれぞれ有する車両の回生制御装置であって、
    前記系統ごとの回生電力消費手段の故障を判定する故障判定手段と、
    一方の系統は回生電力消費手段に故障が存在する故障系統であり、他方の系統は該故障が存在しない正常系統であることが検出された場合に、該故障系統において発生した前記余剰回生電力を、前記正常系統の有する回生電力消費手段にて消費させる故障時制御手段と
    を備える車両の回生制御装置。
  2. 前記系統ごとの回生電力消費手段は、電力を熱に変換して放熱させる放熱器を備える請求項に記載の車両の回生制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両の回生制御装置であって、
    前記電源装置は、燃料電池である車両の回生制御装置。
  4. 車両を駆動する2系統の動力源を備え、
    各系統の動力源は、電源装置と、二次電池と、前記電源装置と二次電池の少なくとも一方から供給された電力によって駆動される電動機と、前記二次電池の充電可能量からみて前記電動機の回生電力に余剰が発生したときに、余剰回生電力を消費する回生電力消費装置とを備える車両の回生制御方法であって、
    (a)前記系統ごとの回生電力消費装置の故障を判定する行程と、
    (b)一方の系統は回生電力消費装置に故障が存在する故障系統であり、他方の系統は該故障が存在しない正常系統であることが検出された場合に、該故障系統において発生した前記余剰回生電力を、前記正常系統の有する回生電力消費装置にて消費させる行程と
    を備える車両の回生制御方法。
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