JP3991545B2 - 医療用粉砕カテーテル装置およびワイヤ駆動装置 - Google Patents

医療用粉砕カテーテル装置およびワイヤ駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用粉砕カテーテル装置およびワイヤ駆動装置に係り、さらに詳しくは、たとえば内視鏡と共に用いられ、胆石や結石などの体内の異物をきわめて容易に破砕することが可能な医療用粉砕カテーテル装置およびワイヤ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡と共に用いられ、胆管内の胆石などを除去する医用器具としては、たとえば特開平10−286259号公報に示す器具が知られている。この器具は、内視鏡用ワイヤループ型処置器具あるいは内視鏡用バスケット型処置器具と呼ばれており、胆管内の胆石を弾性ワイヤから成るバスケット部で掴み、胆石を破壊または除去することが可能になっている。
【0003】
このような処置器具は、カテーテルチューブと共に用いられ、内視鏡のチャネルを通してカテーテルチューブの遠位端部を十二指腸の十二指腸乳頭から胆管内部に挿入し、その後、カテーテルチューブの遠位端部からバスケット部を突出させる。内視鏡用バスケット型処置器具のみでは、十二指腸乳頭を通過することはできないことから、この処置器具は、カテーテルチューブの内部に挿入された状態で、十二指腸乳頭を通過する。
【0004】
十二指腸乳頭を通過したカテーテルチューブの遠位端開口部からバスケット部を飛び出させ、バスケット部にて胆管内の胆石を掴ませる。その後、操作用ワイヤの近位端部を操作して、バスケット部をカテーテルチューブの遠位端開口部方向に強く引きつけることで、胆石を破壊する。
【0005】
胆石を破壊するためには、操作用ワイヤの近位端を強く引っ張る必要があることから、従来では、たとえば特開昭63−154171号公報や特開平10−286259号公報に示すラックおよびピニオンギア方式のワイヤ引き取り装置が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のワイヤ引き取り装置では、片手で操作することが困難であり、操作性に難点を有している。
【0007】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、片手でも容易に操作することが可能であり、操作性に優れ、比較的小さな力でも、胆石や結石などの体内の異物をきわめて容易に破砕することが可能な医療用粉砕カテーテル装置およびワイヤ駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る医療用粉砕カテーテル装置は、
体腔内に挿入可能なカテーテルチューブと、
前記カテーテルチューブの内腔に軸方向移動自在に挿入される操作用ワイヤと、
前記操作用ワイヤの遠位端に接続され、体内の異物を把持し、前記操作用ワイヤが前記カテーテルチューブ内に引き込まれる第1方向に移動することで、前記異物を粉砕するためのバスケット部と、
前記カテーテルチューブの近位端に接続してあるコネクタハブと、
前記コネクタハブに対して着脱自在に装着され、前記操作用ワイヤの近位端部が挿通する通孔を持つ駆動チューブが軸方向に移動自在に装着してあるワイヤ駆動装置本体と、
前記駆動チューブの近位端部に装着され、前記操作用ワイヤの近位端部を所定位置で着脱自在に固定可能な固定具と、
前記駆動チューブの外周に軸方向移動自在に装着され、前記駆動チューブの軸芯に対して傾斜することにより前記駆動チューブの外周に係止する駆動板と、
前記ワイヤ駆動装置本体の軸芯から所定距離離れた位置にある回動軸を支点として回動自在に装着される駆動レバーであって、当該駆動レバーの回動移動により前記駆動板を傾斜させて前記駆動チューブの外周に係止させ、前記傾斜板を前記駆動チューブおよび操作用ワイヤと共に、前記第1方向に移動させる駆動レバーと、
を有する。
【0009】
また、本発明に係るワイヤ駆動装置は、
医療器具に用いられる操作用ワイヤの近位端部が挿通する通孔を持つ駆動チューブが軸方向に移動自在に装着してあるワイヤ駆動装置本体と、
前記駆動チューブの近位端部に装着され、前記操作用ワイヤの近位端部を所定位置で着脱自在に固定可能な固定具と、
前記駆動チューブの外周に軸方向移動自在に装着され、前記駆動チューブの軸芯に対して傾斜することにより前記駆動チューブの外周に係止する駆動板と、
前記ワイヤ駆動装置本体の軸芯から所定距離離れた位置にある回動軸を支点として回動自在に装着される駆動レバーであって、当該駆動レバーの回動移動により前記駆動板を傾斜させて前記駆動チューブの外周に係止させ、前記傾斜板を前記駆動チューブおよび操作用ワイヤと共に、第1方向に移動させる駆動レバーと、
を有する。
【0010】
前記駆動チューブが前記第1方向と反対方向に戻ることを制限する位置と、戻ることを許容する位置とに移動可能なリリース機構をさらに有することが好ましい。
【0011】
前記駆動チューブの遠位端部の外周には、ストッパ部材が固定してあることが好ましい。駆動チューブ66の無制限な軸方向移動を規制するためである。また、ストッパ部材には、スプリングの遠位端が固定してあることが好ましく、スプリングの近位端は、自由端となっており、前記リリース機構の一部に当接可能になっていることが好ましい。
【0012】
前記固定具は、特に限定されないが、前記操作用ワイヤの近位端部が通過するワイヤ固定用通孔が形成してある固定リングと、前記固定リングの外周に対してネジ結合され、所定のねじ込み量で、前記固定用通孔の内径を狭め、前記操作用ワイヤを固定するためのワイヤ固定ノブとを有することが好ましい。
【0013】
このように構成された固定具を用いることで、操作用ワイヤの近位端部の所定位置を、きわめて容易に駆動チューブの近位端部に固定することが可能になる。また、このように構成された固定具は、ワイヤの端部を潰すことがなく、駆動レバーに過大な力が作用した場合には、ワイヤと固定具とが滑り、ワイヤに過大な引張力が作用することを防止できる。粉砕力カテーテルとして用いる場合には、ワイヤに過大な引張力(たとえば40kg/cm以上)が作用すると、バスケット部やワイヤを破損するおそれがある。本発明では、ワイヤに作用する引張力を、通常の20kg/cm程度に制御することができる。
【0014】
【作用】
本発明に係る医療用粉砕カテーテル装置およびこれに用いられるワイヤ駆動装置では、片手でワイヤ駆動装置を把持し、その片手の指で駆動レバーを操作することで、操作用ワイヤをカテーテルチューブ内で遠位端部から近位端部方向(第1方向)へ向けて移動させることができる。その際に、駆動レバーの回動移動を駆動ワイヤの直線移動に変換するので、てこの原理により、比較的小さな力で、操作用ワイヤを引っ張ることが可能になる。また、回動支点である回動軸を、ワイヤ駆動装置本体の軸芯から所定距離離れた位置に位置してあるので、駆動レバーの回動移動距離を比較的短くすることができ、操作性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1(A)は本発明の一実施形態に係るワイヤ駆動装置の断面図、同図(B)は図1(A)に示すIB−IB線に沿う断面図、同図(C)は駆動板の斜視図、図2は図1(A)に示すワイヤ駆動装置の駆動レバーを回動した後の状態を示す断面図、図3は医療用粉砕カテーテル装置の要部断面図、図4は医療用粉砕カテーテル装置を内視鏡に挿入した状態を示す斜視図、図5は医療用粉砕カテーテル装置の使用状態を示す概略図、図6(A)は本発明の他の実施形態に係るワイヤ駆動装置の断面図であり、図6(B)は図6(A)に示すVIB−VIB線に沿う断面図である。
【0016】
第1実施形態
図1および図2に示す本発明の1実施形態に係るワイヤ駆動装置60は、図3に示す医療用粉砕カテーテル装置2の近位端部に着脱自在に装着される。医療用粉砕カテーテル装置2は、図4に示すように内視鏡40のチャネル内に軸方向移動自在に挿入され、図5に示すように、十二指腸50の十二指腸乳頭51から胆管52内に挿入されて使用されるものである。
【0017】
まず、医療用粉砕カテーテル装置2について説明する。
図3に示すように、本実施形態の医療用粉砕カテーテル装置2は、遠位端4aから近位端4bに連続する内腔5を有するカテーテルチューブ4と、チューブ4の近位端4bがコネクタチューブ6を介して接続してあるコネクタハブ7と、カテーテルチューブ4の内腔5を貫通するバスケット型処置器具20とを有する。
【0018】
コネクタハブ7には、二つの接続口8および10が形成してあるが、本発明では、コネクタハブ7の具体的形状は特に限定されず、単一の接続口のみを有するコネクタ、3以上の接続口を有するコネクタなどであっても良い。一般にコネクタハブ7の剛性(硬さ)は、カテーテルチューブ4の剛性(硬さ)よりも高く、このコネクタハブ7は、たとえばポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアクリレート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体などの熱可塑性樹脂またはステンレス等の金属で形成される。このコネクタハブ7は、患者の対外側に位置し、操作者が片手で掴みやすい形状および大きさに成形される。
【0019】
カテーテルチューブ4の内径は、好ましくは0.2mm〜5.5mmであり、カテーテルチューブ4の肉厚は、好ましくは0.05〜0.5mmである。カテーテルチューブ4の遠位端4aには、ステンレス管などの金属製短管3が接続してある。カテーテルチューブ4の軸方向長さは、特に限定されないが、一般的には、800mm〜3500mmである。
【0020】
カテーテルチューブ4は、本実施形態では、金属製コイルを樹脂で被覆してあるコイルチューブで構成してある。カテーテルチューブ4をコイルチューブで構成することで、曲がりくねった体腔内に沿って挿入可能である程度の適度な可撓性を有すると共に、後述する結石や胆石の破壊力に耐える程度の軸方向強度を有する。なお、カテーテルチューブ4の挿入特性を向上させるために、カテーテルチューブ4の遠位端部の所定長さ範囲のみを特に柔軟に構成しても良い。カテーテルチューブ4の遠位端部の所定長さ範囲のみを特に柔軟に構成するための手段としては、特に限定されないが、たとえばコイルチューブにおけるコイルの巻きピッチを遠位端側で疎にすればよい。
【0021】
図3に示すように、カテーテルチューブ4の内腔5には、その軸方向に沿って移動自在にバスケット型処置器具20が挿入される。このバスケット型処置器具20は、操作用ワイヤ24と、その遠位端部に結合パイプ28を介して接続してあるバスケット部22とを有する。
【0022】
バスケット部22は、たとえば4本の粉砕用ワイヤから成り、4本の粉砕用ワイヤの先端部が先端チップ26により接合してあり、後端部は、結合パイプ28により操作用ワイヤ24の遠位端部に接合してある。これら粉砕用ワイヤは、カテーテルチューブ4の遠位端4aに形成してある端部開口部から飛び出した状態で、図3に示すように、半径方向外方に弾力により膨らみ、粉砕用ワイヤの間の隙間に胆石や結石などの異物30などを把持することが可能になっている。このバスケット部22は、カテーテルチューブ4の内部に引き込まれた状態では、折り畳まれて、その外径が小さくなるように弾性変形可能になっている。
【0023】
操作用ワイヤ24は、バスケット部22を構成する1本の粉砕用ワイヤを長手方向に延長することにより構成しても良いが、これら粉砕用ワイヤとは全く別のワイヤにより構成しても良い。操作用ワイヤ24は、その近位端側に作用する操作力をバスケット部22まで伝達し、カテーテルチューブ4の内部で折り畳まれたバスケット部22をカテーテルチューブ4の遠位端4aの開口部から外部に送り出すことが可能な程度の剛性を有する。また、この操作用ワイヤ24は、バスケット部22の外径が縮む力を利用して胆石や結石などの異物30を破壊する力を伝達できる程度の引張強度を有する。
【0024】
バスケット部22を構成する粉砕用ワイヤおよび操作用ワイヤ24は、たとえば線径が0.1mm〜1.5mm程度の金属製ワイヤで構成してある。ワイヤの材質としては、たとえばニッケルチタン合金、ステンレス、金、銀、白金、ニッケル、鉄、チタン、アルミ、スズ、亜鉛、タングステンなどが例示されるが、ニッケルチタン合金が好ましい。ニッケルチタン合金は、形状記憶合金の一種であり、超弾性の特性を有し、胆石などを把持するときにワイヤのキンクを防ぐことができると共に、ワイヤが開いた形状を維持しやすいからである。
【0025】
次に、図1および図2に示すワイヤ駆動装置60について説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態に係るワイヤ駆動装置60は、ワイヤ駆動装置本体62と、固定具64と、駆動レバー74と、コネクタ部76とを有する。装置本体62は、本体パイプ84と、この本体パイプ84の遠位端部に接続固定してある前方キャップ82と、本体パイプ84の近位端部に接続固定してある後方キャップ86とを有する。
【0026】
本体パイプ84の内部には、駆動チューブ66が軸方向移動自在に装着してある。駆動チューブ66の内部には、ワイヤ用通孔68が形成してあり、操作用ワイヤ24が挿通可能になっている。駆動チューブ66は、後方キャップ86の内側に固定してある軸受88および90により保持してあり、これら軸受88および90に対して軸方向に移動可能になっている。軸受90は、スペーサ92を介して後方キャップ86に対して固定してある。
【0027】
これら軸受88および90の間に位置する駆動チューブ66の外周には、図1(C)に示す形状の駆動板70が軸方向移動自在に装着してある。駆動板70の中央には、駆動チューブ66の外径よりも僅かに大きな内径を持つ通孔70aが形成してある。また、駆動板70には、押圧スプリング94の一端が当接してあり、押圧スプリング94の他端が一方の軸受90に対して当接することにより、駆動板70は、他方の軸受88側に常時押し付けられている。駆動板70の幅広側端部70bには、駆動レバー74の駆動突起73が係合可能になっている。
【0028】
図1は、駆動レバー74に対して何ら外力が作用していない状態を示しており、その状態では、駆動板70は、押圧スプリング94の作用により軸受88側に押し付けられ、駆動チューブ66の軸芯に対して略垂直な位置で静止するようになっている。その状態では、駆動板70の通孔に対して駆動チューブ66の外周には僅かな隙間があり、後述するリリースレバー110を無視すれば、駆動板70に対して、駆動チューブ66は、軸方向に移動自在である。
【0029】
駆動チューブ66の近位端部には、固定具64が固定してある。固定具64は、駆動チューブ66の近位端部に直接固定される固定リングハブ96と、そのハブ96の外周に取り付けられるアダプタ97と、固定リングハブ96の後端部に形成してある固定リング98と、固定リング98の外周にネジ結合されるワイヤ固定ノブ100とを有する。
【0030】
固定リング98には、図1(B)に示すように、操作用ワイヤ24の近位端部が通過するワイヤ固定用通孔102と、この通孔102に対して連続するように半径方向に形成してある4つのスリット104とが形成してある。ワイヤ固定ノブ100を固定リング98の外周に対して所定量でねじ込むことで、ノブ100の内周面に形成してあるテーパ面が固定リング98の外周を押圧し、通孔102の内径を狭める。その結果、固定リング98は、操作用ワイヤ24の近位端部を所定位置で固定し、駆動ワイヤ24の近位端部は、固定具64に対して固定される。
【0031】
装置本体62の遠位端部に装着してあるコネクタ部76は、前方キャップ82に対して接続固定してあるルアーテーパ部78と、ルアーテーパ部78の外周に周方向に回転自在に装着してあるルアーロック部80とを有する。ルアーテーパ部78の先端テーパ部は、図3に示すように、コネクタハブ7の接続口8内に差し込まれ、ルアーロック部80は、接続口8の外周部に着脱自在に装着される。カテーテルチューブ4の内部およびコネクタハブ7の内部を通して伸びる操作用ワイヤ24の近位端部は、接続口8を介して、ルアーテーパ部78の内部を通り、図1および図2に示す駆動チューブ66の内部に案内され、前述した固定具64で固定される。
【0032】
図1および図2に示す駆動レバー74は、後方キャップ86の外周部に形成してある一対の突出片87の間に掛け渡された回動軸72を支点として、図1に示す矢印A方向に回動自在となっている。駆動レバー74の基端側には、駆動板70の外周部の一部に当接する駆動突起73が一体に形成してある。なお、回動軸72の位置は、装置本体62の軸芯(駆動チューブ66の軸芯でもある)から所定距離Lの距離で離れた位置であることが好ましい。所定距離Lとしては、特に限定されないが、たとえば10〜45mm、好ましくは20〜30mm程度である。
【0033】
駆動レバー74が矢印A方向に回動することで、図2に示すように、駆動突起73が駆動板70を押し、駆動板70を駆動チューブ66の軸芯に対して傾斜させ、駆動板70の通孔内縁部を駆動チューブ66の外周に係止させることになる。さらに駆動レバー74を矢印A方向に回動すると、駆動板70を押圧スプリング94の弾性力に抗して矢印B方向(第1方向)に移動させることになり、同時に駆動チューブ66も矢印B方向に移動する。
【0034】
駆動チューブ66の近位端部に装着してある固定具64は、操作用ワイヤ24の近位端部に固定してあることから、駆動用パイプ66が装置本体62に対して矢印B方向に移動すると、操作用ワイヤ24は、矢印B方向に引っ張られることになる。その結果、図3に示すように、バスケット部22は、カテーテルチューブ4の内部に引き込まれる方向Bに移動する。
【0035】
操作レバー74を掴む力を解除すると、駆動板70に当接するスプリング94の作用により、駆動板70は、元の位置に押し戻され、同時に駆動レバー74も元の位置に戻るように回動する。その時には、駆動板70は、スプリング94の作用により、駆動チューブ66の軸芯に対して略垂直な位置となり、駆動板70は、駆動チューブ66の外周で相対的に移動自在となり、駆動板70のみが元の位置に戻り、駆動チューブ66までも元の位置に戻ることはない。
【0036】
さらにもう一度、駆動レバー74を掴みなおし、図1に示す状態から図2に示す状態に駆動レバー74を矢印A方向に回動させることで、上述した動作と同じ動作で、固定具64が操作用ワイヤ24を近位端側に引っ張り、図3に示すバスケット部22は、カテーテルチューブ4内にさらに引き込まれる方向Bに移動する。
【0037】
上述した動作を繰り返すことで、図3に示す異物30を把持するバスケット部22は、カテーテルチューブ4内にさらに引き込まれる方向Bに移動し、バスケット部22の外径が狭まり、最終的には、異物30を粉砕することになる。
【0038】
なお、本体パイプ84の近位端には、リリースレバー(リリース機構)110が回動移動自在に装着してある。リリースレバー110の基端部には、駆動チューブ66が貫通する通孔が形成してある。通孔の内径は、駆動チューブ66の外径よりも僅かに大きく、基端部が駆動チューブ66の軸芯に対して略垂直状態の位置にあるときには、駆動チューブ66は、リリースレバー110の基端部に邪魔されることなく、軸方向に移動可能な状態となる。
【0039】
リリースレバー110の基端部には、押圧スプリング112の一端が当接し、スプリング112の他端が軸受88に当接することにより、リリースレバー110には、矢印C方向の回動力が常時作用する。その結果、リリースレバー110を操作しない状態では、リリースレバー110の基端部は、駆動チューブ66の軸芯、すなわち装置本体62の軸芯に対して傾斜し、レバー110の基端部の通孔の内縁部が駆動チューブ66の外周部に係止する。したがって、図1に示すように、リリースレバー110を操作しない状態では、駆動チューブ66は、リリースレバー110の基端部により、装置本体62に対しての軸方向移動が抑止される。
【0040】
リリースレバー110を矢印Cと反対方向に回動させれば、レバー110の基端部は、駆動チューブ66の軸芯に対して略垂直となり、レバー基端部の通孔に対して駆動チューブ66がフリーとなり、軸方向移動自在となる。その結果、固定具64を装置本体62の方向に押し戻すことにより、駆動チューブ66を軸方向に移動させ、図1に示す状態に戻すことが可能になる。
【0041】
なお、図1および図2に示すように、駆動チューブ66の遠位端部の外周には、ストッパ部材120が固定してあり、駆動チューブ66の無制限な軸方向移動を規制している。
【0042】
図1および図2に示すワイヤ駆動装置60を構成する各部材は、合成樹脂で構成しても良い軸受88および90を除き、好ましくはステンレスなどの金属で構成することが好ましい。これら部材には、操作用ワイヤ24を引き戻してバスケット部22に保持された異物30を破砕するための引張力の反力が作用することから、これら部材は、剛性の高い材質で構成することが好ましい。
【0043】
次に、本実施形態に係る医療用粉砕カテーテル装置2の使用方法について説明する。
図4に示すように、本実施形態に係る医療用粉砕カテーテル装置2は、内視鏡40と共に使用される。内視鏡40のチューブ本体42の遠位端が、図5に示すように、常法に従い十二指腸50の内部の十二指腸乳頭51の近くまで案内された段階で、内視鏡の近位端から医療用粉砕カテーテル装置2をチューブ本体42のチャネル内部に差し込む。医療用粉砕カテーテル装置2の遠位端部を、内視鏡40のチューブ本体42の遠位端開口から側方に飛び出させ、乳頭51を通し、胆管52内に挿入する。医療用粉砕カテーテル装置2の遠位端部には、金属製短管3(図3参照)が装着してあるため、医療用粉砕カテーテル装置2の遠位端部の挿入位置は、X線により観察することができる。
【0044】
その後、必要に応じて、図3に示す接続口10からカテーテルチューブ4を通して、造影剤を胆管52内部に流し、胆管52の内部をX線により観察する。次に、カテーテルチューブ4の遠位端開口から、バスケット型処置器具20のバスケット部22を飛び出させ、胆石や結石などの異物30をバスケット部22により掴み、上述した動作により破壊する。
【0045】
本実施形態に係る医療用粉砕カテーテル装置2では、片手でワイヤ駆動装置60を把持し、その片手の指で駆動レバー74を操作することで、操作用ワイヤ24をカテーテルチューブ4内で遠位端部から近位端部方向(第1方向B)へ向けて移動させることができる。その際に、駆動レバー74の回動移動を駆動ワイヤ24の直線移動に変換するので、てこの原理により、比較的小さな力で、操作用ワイヤ24を引っ張ることが可能になる。また、回動支点である回動軸72を、ワイヤ駆動装置本体62の軸芯から所定距離Lだけ離れた位置に位置してあるので、駆動レバー74の回動移動距離を比較的短くすることができ、操作性が向上する。
【0046】
第2実施形態
図6に示すように、本実施形態に係るワイヤ駆動装置60fは、図1に示すワイヤ駆動装置60の変形例であり、駆動チューブ66の遠位端部の外周に固定されているストッパ部材120の外周に、スプリング121の遠位端が取り付けてある。また、駆動チューブ66の近位端部に直接固定される固定具64fの形態が、図1に示すワイヤ駆動装置60の固定具64と異なっている。それら以外は、図1に示すワイヤ駆動装置60と同じ構成を有するので、共通する部材には共通する部材符号を付し、その説明は一部省略する。
【0047】
本実施形態では、ストッパ部材120の外周に取り付けられたスプリング121の長手方向の長さは、少なくともストッパ部材120の長手方向長さよりも大きく、通常、15〜40mmである。また、スプリング121の遠位端はストッパ部材120の外周に固定され、スプリング121の近位端は、駆動チューブ66の外周で自由端となっている。そのため、スプリング121は、スプリング121の近位端に軸方向外力が作用することで、圧縮自在になっている。
【0048】
ストッパ部材120の外周にスプリング121を取り付ける方法は、特に限定されないが、通常、接着剤の使用、はんだ付け、溶接等が挙げられる。スプリング121の弾性率は、特に限定されないが、通常、70〜500g/mmの範囲である。
【0049】
本実施形態では、駆動レバー74を掴む操作を繰り返して、駆動チューブ66を本体パイプ84内の遠位端から近位端まで矢印B方向に移動させ続けると、ある時点で、ストッパ部材120の外周に取り付けられたスプリング121の近位端部が、リリースレバー110の基端部に当接する。その時点で、リリースレバーの基端部は、装置本体62の軸芯に対して略垂直となり、駆動チューブ66の外周との係合が外れる。
【0050】
その後、操作レバー74を掴む力を解除すると、駆動板70は、スプリング94の作用により駆動チューブ66の軸芯に対して略垂直な位置となる。そのため、駆動チューブ66は、リリースレバー110のみでなく、駆動板70の通孔に対しても、軸方向移動自在となり、その軸方向移動を妨げるものがなくなる。その結果、圧縮変形されたスプリング121の作用により、駆動チューブ66を矢印B方向とは反対方向に押し戻す力が働き、それ以上、駆動ワイヤ24に過度な力が作用することを防止することができる。
【0051】
駆動チューブ66が矢印B方向と反対方向に僅かに移動すると、スプリング112の作用によりリリースレバー110の基端部は、駆動チューブ66の軸芯に対して傾斜し、リリースレバー110の基端部の通孔の内縁部が駆動チューブ66の外周部に係止して、駆動チューブ66の軸方向の移動が抑止される。
【0052】
本実施形態では、駆動チューブ66の近位端部に固定してある固定具64fは、固定リングハブ96fと、その外周に取り付けられるアダプタ97fと、固定リングハブ96fの後端部に形成してある固定リング98fと、固定リングハブ96fの中間部分の外周部99にネジ結合され、固定リング98fの外周を押圧するワイヤ固定ノブ100fとを有する。
【0053】
固定リング98fには、図6(B)に示すように、操作用ワイヤ24の近位端部が通過するワイヤ固定用通孔102が形成されているが、本実施形態では、固定リング98fの内周面には曲面105が形成されている。通孔102の内径を挟めることで、操作用ワイヤ24の表面と固定リング98fの内面との接触面積が増大し、操作用ワイヤ24を固定し易くなる。
【0054】
図6(A)に示すように、アダプタ97fとワイヤ固定ノブ100fとには、それぞれ平板状の操作部分が取り付けられている。固定リングハブ96fにワイヤ固定ノブ100fをネジ結合する作業性を改良するためである。
【0055】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
【0056】
たとえば、上記実施形態では、医療用粉砕カテーテル装置2の内部に挿入すべきバスケット型処置器具として、4本の粉砕用ワイヤで構成するバスケット部22を有するものを用いたが、それ以外に、3本のもの、または4本以上の複数本の粉砕用ワイヤで構成されたバスケット部を有するバスケット型処置器具を用いても良い。また、バスケット部22の形状は、図示する例に限定されず、ワイヤが直線状に配置されたものに限らず、螺旋状に配置されたものでも良い。
【0057】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、片手でも容易に操作することが可能であり、操作性に優れ、比較的小さな力でも、胆石や結石などの体内の異物をきわめて容易に破砕することが可能な医療用粉砕カテーテル装置およびワイヤ駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は本発明の一実施形態に係るワイヤ駆動装置の断面図、同図(B)は図1(A)に示すIB−IB線に沿う断面図、図1(C)は図1(A)に示す駆動板の斜視図である。
【図2】 図2は図1(A)に示すワイヤ駆動装置の駆動レバーを回動した後の状態を示す断面図である。
【図3】 図3は医療用粉砕カテーテル装置の要部断面図である。
【図4】 図4は医療用粉砕カテーテル装置を内視鏡に挿入した状態を示す斜視図である。
【図5】 図5は医療用粉砕カテーテル装置の使用状態を示す概略図である。
【図6】 図6(A)は本発明の他の実施形態に係るワイヤ駆動装置の断面図、図6(B)は図6(A)に示すVIB−VIB線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2… 医療用粉砕カテーテル装置
4… カテーテルチューブ
4a… 遠位端
4b… 近位端
5… 内腔
6… コネクタチューブ
7… コネクタハブ
20… バスケット型処置器具
22… バスケット部
30… 胆石や結石などの異物
40… 内視鏡
50… 十二指腸
51… 乳頭
52… 胆管
60… ワイヤ駆動装置
62… ワイヤ駆動装置本体
64,64f… 固定具
66… 駆動チューブ
68… ワイヤ用通孔
70… 駆動板
72… 回動軸
74… 駆動レバー
76… コネクタ部
98,98f… 固定リング
100,100f… ワイヤ固定ノブ
120… 固定具
121… スプリング

Claims (4)

  1. 体腔内に挿入可能なカテーテルチューブと、
    前記カテーテルチューブの内腔に軸方向移動自在に挿入される操作用ワイヤと、
    前記操作用ワイヤの遠位端に接続され、体内の異物を把持し、前記操作用ワイヤが前記カテーテルチューブ内に引き込まれる第1方向に移動することで、前記異物を粉砕するためのバスケット部と、
    前記カテーテルチューブの近位端に接続してあるコネクタハブと、
    前記コネクタハブに対して着脱自在に装着され、前記操作用ワイヤの近位端部が挿通する通孔を持つ駆動チューブが軸方向に移動自在に装着してあるワイヤ駆動装置本体と、
    前記駆動チューブの近位端部に装着され、前記操作用ワイヤの近位端部を所定位置で着脱自在に固定可能な固定具と、
    前記駆動チューブの外周に軸方向移動自在に装着され、前記駆動チューブの軸芯に対して傾斜することにより前記駆動チューブの外周に係止する駆動板と、
    前記ワイヤ駆動装置本体の軸芯から所定距離離れた位置にある回動軸を支点として回動自在に装着される駆動レバーであって、当該駆動レバーの回動移動により前記駆動板を傾斜させて前記駆動チューブの外周に係止させ、前記傾斜板を前記駆動チューブおよび操作用ワイヤと共に、前記第1方向に移動させる駆動レバーと、
    を有する医療用粉砕カテーテル装置。
  2. 医療器具に用いられる操作用ワイヤの近位端部が挿通する通孔を持つ駆動チューブが軸方向に移動自在に装着してあるワイヤ駆動装置本体と、
    前記駆動チューブの近位端部に装着され、前記操作用ワイヤの近位端部を所定位置で着脱自在に固定可能な固定具と、
    前記駆動チューブの外周に軸方向移動自在に装着され、前記駆動チューブの軸芯に対して傾斜することにより前記駆動チューブの外周に係止する駆動板と、
    前記ワイヤ駆動装置本体の軸芯から所定距離離れた位置にある回動軸を支点として回動自在に装着される駆動レバーであって、当該駆動レバーの回動移動により前記駆動板を傾斜させて前記駆動チューブの外周に係止させ、前記傾斜板を前記駆動チューブおよび操作用ワイヤと共に、第1方向に移動させる駆動レバーと、
    を有するワイヤ駆動装置。
  3. 前記固定具が、
    前記操作用ワイヤの近位端部が通過するワイヤ固定用通孔が形成してある固定リングと、
    前記固定リングの外周に対してネジ結合され、所定のねじ込み量で、前記固定用通孔の内径を狭め、前記操作用ワイヤを固定するためのワイヤ固定ノブとを有する請求項2に記載のワイヤ駆動装置。
  4. 前記駆動チューブが前記第1方向と反対方向に戻ることを制限する位置と、戻ることを許容する位置とに移動可能なリリース機構をさらに有する請求項2または3に記載のワイヤ駆動装置。
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