JP3991539B2 - チャイルドシートの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のシートにチャイルドシートを取付けるチャイルドシートの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
チャイルドシートのシートへの固定方法としては、図11に示すように、シート101のシートバック101aに設けたストライカ101bに、チャイルドシート102のアンカレッジ102aを嵌合させて固定する方法がある。
【0003】
このような方法を採用する例えば実登2505602号、特開平6−344817号又は特開平8−48177号等においては、図12に示すように、シートバック101a内のフレーム101cの下部の補強部材101eにストライカ101bを溶接する。このような構造では、チャイルドシートにかかる負荷は、補強部材101eからリクライニング101dを経由してフロアに逃がされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、補強部材101eは左右に取付けられたリクライニング101dよりも強度的に不利なことから、上述した構造を採用すると、補強部材101eの強度を上げる必要がある。このため、重量増加、コスト増加等の問題がある。また、シートバック101aを角度調節すると、ストライカ101bの位置が変わってしまうという問題もある。
【0005】
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、シートバックのフレームに設けたストライカにチャイルドシートのアンカレッジを嵌合させて固定する方法を採用しても、重量やコストの増加を抑え、角度調整してもストライカの位置が変わらないチャイルドシートの取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るチャイルドシートの取付構造は、かかる課題を解決するためになされたものでありリクライニング機構またはヒンジによりシートをフロアに取付け、前記リクライニング機構または前記ヒンジの構成部品のうち、前記フロアに固定するボルト穴を穿設した基部と、該基部から車両上方に向かって延在する立設部とを備え、且つ前記フロアとの相対移動または相対回動を行なわない構成部品に、チャイルドシートのアンカレッジを勘合させるストライカを取付けているチャイルドシートの取付構造において、該ストライカの取付部が板状部材であり、且つ該板状部材に前記フロアにストライカを固定するボルト穴を備えるとともに、前記リクライニング機構または前記ヒンジの回動中心よりも下方の前記立設部に一体化することにより、前記チャイルドシートを通じて前記ストライカに作用する外力を、前記リクライニング機構またはヒンジを経由して前記フロアに伝達される構造となっている。また、前記ストライカをブラケットに固着し、該ブラケットは前記基部に接する面と、前記立設部に一体化する面とを備えていても良い。さらに、前記リクライニング機構またはヒンジは、前記シートに取付けられるアッパーアームと、該アッパーアームに対して回動中心にて回動自在に組合わされるロアアームと、該ロアアームに取付けられて前記フロアに固定されるロアベースとを備え、前記ロアアームと前記ロアベースと前記ブラケットとをカシメまたは溶接により一体化していても良い。加えて、前記ロアベースまたは前記ブラケットの前記一体化する箇所の上端部を凹形状としていても良い。
【0007】
ここにいうフロア取付金具とは、例えばリクライニングやヒンジ等のように、シートをフロアに取付け固定するための金具をいう。そして、ブラケットの取付は、フロア取付金具の構成部品のうち、フロアとの相対移動(又は相対回動)を行わないもの、例えばロアベース又はロアブラケットに取付ける。取付手段は、例えばねじ締結、ピンによるかしめ又は溶接等の手段を用いる。
【0008】
上記ブラケットは、このブラケットをフロア取付金具に取付けた後に、このフロア取付金具をフロアに取付けるようにしても良いが、更に上記ブラケットは、上記フロア取付金具を上記フロアに取付けるための取付穴を用いて上記フロアにも共締めされるように構成する。
【0009】
この共締めは、フロア取付金具の取付穴すべてに行っても良いが、その一部だけに限って行っても良い。後者の場合において、ブラケットが、共締めしない取付穴を覆うように位置しているときには、ブラケットに工具穴を別途設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るチャイルドシートの取付構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。第1の実施形態に係るチャイルドシートの取付構造を図1乃至図5に、第2の実施形態に係るチャイルドシートの取付構造を図6に、第3の実施形態に係るチャイルドシートの取付構造を図7乃至図8に、第4の実施形態に係るチャイルドシートの取付構造を図9乃至図10にそれぞれ示す。
【0013】
まず、第1の実施形態に係るチャイルドシートの取付構造について図1乃至図5を用いて説明する。このチャイルドシートの取付構造は、図11の場合と同様の固定方法である。
【0014】
シートバック1には、図1に示すように、フレーム2が内装されていて、このフレーム2には、補強部材2aが設けられている。フレーム2は、フロア10に固定されたリクライニング3(フロア取付金具)に取付けられる。ブラケット4は、リクライニング3を介してフロア10に固定される。
【0015】
次に、リクライニング3について図5を用いて説明する。同図に示すように、リクライニング3は、アッパーアーム31とロアアーム32とロアベース33とを備える。このいずれの構成部品も板状部材である。
【0016】
図5に示すように、アッパーアーム31は、一端部にボルト穴31bが2個穿設され、ロアアーム32は、一端部にカシメ孔32aが2個穿設されている。アッパーアーム31とロアアーム32とは、各他端部同士で回動自在に組合わされていて、その中心部がアッパーアーム31とロアアーム32との回動中心31aをなす。
【0017】
ロアベース33は、図5に示すように、立設部33cと基部33eとからなる。基部33eには、ボルト穴33a、33bがそれぞれ1個ずつ穿設されている。立設部33cには、カシメ孔33dが2個穿設されている。このカシメ孔33dの孔間距離はロアアーム32のカシメ孔32aの孔間距離に合わせてある。立設部33cの端部は凹形状であり、これにより、組付時(図2又は図4参照)に、ロアベース33とロアアーム32との当接面積を広く確保しつつ、アッパーアーム31との干渉を回避することができる。
【0018】
次に、ブラケット4について図5を用いて説明する。同図に示すように、ブラケット4は、立設部4cと傾斜部4dと基部4eを有する。立設部4cと傾斜部4dとは略直角に折り曲げられ、傾斜部4dと基部4eとは鈍角に折曲げられている。立設部4cには、カシメ孔4fが2個穿設されている。このカシメ孔4fの孔間距離は、ロアベース33のカシメ孔33dの孔間距離に合わせている。立設部4cの端部は、ロアベース33の立設部33cの端部形状と同様に凹形状である。傾斜部4dには、比較的大径の工具穴4aが1個穿設されている。基部4eには、立設部4c寄りの位置にボルト穴4bが1個穿設されている。工具穴4aとボルト穴4bとの基部4eの平行面における穴間距離は、ロアベース33のボルト穴33a、33bの穴間距離に合わせてある(図3参照)。
【0019】
ブラケット4には、傾斜部4dの基部4eと反対側にストライカ5が溶接固定されている。このストライカ5は、傾斜部4dから突出している。このストライカ5が車体組付け時にチャイルドシートのアンカレッジと嵌合可能な位置となるように、傾斜部4dの傾斜角度が調整されている。なお、ストライカ5の形状により調整することも可能である。
【0020】
上述したリクライニング3及びブラケット4のフロア10への組付けについて図2乃至図5を用いて説明する。図5に示すように、リクライニング3のロアアーム32のカシメ孔32a、ロアベース33のカシメ孔33d及びブラケット4のカシメ孔4fのそれぞれに、ピン41を挿通させてかしめる。これにより、図2又は図4に示すように、リクライニング3のロアアーム32とロアベース33とブラケット4が一体化される。なお、3つの部品を一体化する方法として、かしめること以外に溶接で行うことも可能である。
【0021】
この状態においては、リクライニング3のロアベース33の基部33eがブラケット4の基部4eと接する一方で、傾斜部4dと離間するような位置関係になっている。また、図2又は図4に示すように、リクライニング3のロアベース33のボルト穴33bとブラケット4のボルト穴4bとが連通するような位置関係になっている。また、図3に示すように、リクライニング3のロアベース33のボルト穴33aとブラケット4の工具穴4aとの中心が略一致するような位置関係になっている。
【0022】
このように一体化されたリクライニング3とブラケット4は、図2又は図4に示すように、ボルトを用いてフロア10に固定する。すなわち、リクライニング3のロアベース33のボルト穴33aによりボルトで締結する。その際に、ブラケット4の工具穴4aに工具を挿通することにより行う。そして、リクライニング3のロアベース33のボルト穴33bとブラケット4のボルト穴4bとをボルトで共締めする。
【0023】
以上のように組付けることにより、チャイルドシートを通じてストライカ5に作用する外力は、ブラケット4及びリクライニング3を経由してフロア10へと伝達される。リクライニング3自体は比較的高い強度を有するものであり、そのような部材を利用しているので、リクライニング3の補強等はとりわけ必要がない。外力はそのようなリクライニング3に伝達され、シートバックのフレーム2には伝達されないので、フレーム2の補強部材2aの板厚を薄くしたり、あるいは廃止したりすることが可能となり、重量増加やコスト増加等の問題は発生しない。さらには、リクライニング3によりシートバックの傾斜角度を変えても、ストライカ5の位置は不変であり、不都合が解消される。
【0024】
また、ストライカ5が固着されたブラケット4をリクライニング3のロアベース33と共締めしているので、新たにブラケット4用のボルトを用いずにフロア10へ取付けることが可能となり、ブラケット4を構成部品として新たに追加しても組付け時の工数増加はほとんどない。
【0025】
なお、本実施形態では、リクライニング3を介してブラケット4を取付けており、リクライニング機能付きのシートに本発明を適用しているが、これに限らず、リクライニング3のないヒンジに対しても取付けることが可能であり、リクライニング機能がないシートにも適用することができる。また、本実施形態では、図1に示すように、シートバック1の左右両側のリクライニング3について採用しているが、いずれか一方のみに採用することもできる。
【0026】
以上、第1の実施形態について説明したが、それに関して言及した各種の変形例は、後述する他の実施形態についても同様に言えることである。
【0027】
次に、第2の実施形態について図6を用いて説明する。同図に示すように、リクライニング6(フロア取付金具)は、アッパーアーム61とロアブラケット62とを備える。すなわち、第1の実施形態におけるリクライニング3は、アッパーアーム31、ロアアーム32及びロアベース33の3つの部品で構成しているが、本実施形態では、ロアアーム及びロアベースを用いる代わりに、これらを一体としたロアブラケット62を用いている。なお、アッパーアーム61は、第1の実施形態におけるアッパーアーム31と同様のものを用いている。
【0028】
図6に示すように、アッパーアーム61は、一端部にボルト穴61bが2個穿設されている。ロアブラケット62は、立設部62bと基部62cとからなる。基部62cには、ボルト穴62d、62eがそれぞれ1個ずつ穿設されている。立設部62bには、カシメ孔62aが2個穿設されている。アッパーアーム61とロアブラケット62の立設部62bとは、回動自在に組合わされていて、その中心部が回動中心61aをなす。なお、ブラケット4は、第1の実施形態と同じものを用いているので、その説明を省略する。
【0029】
リクライニング6及びブラケット4のフロア10への組付けは、第1の実施形態の場合とほぼ同じであるが、本実施形態では、リクライニング6のロアブラケット62のカシメ孔62a及びブラケット4のカシメ孔4fにピン41を挿通させてかしめる。したがって、2つの部品をかしめるため、第1の実施形態よりも作業がし易くなる。それ以降の組付けは、第1の実施形態の場合と同じゆえ、省略する。
【0030】
次に、第3の実施形態について図7及び図8を用いて説明する。図7又は図8に示すように、本実施形態では、第1の実施形態におけるリクライニング3を用いている。このリクライニング3は、上述したように、アッパーアーム31とロアアーム32とロアベース33とを備える。
【0031】
ブラケット7は、立設部7cと傾斜部7dと基部7eを有し、第1の実施形態におけるブラケット4と同様の形状である。立設部7cには、図7に示すように、カシメ孔7fが2個穿設されている。このカシメ孔7fの孔間距離は、ロアベース33のカシメ孔33d(図5参照)の孔間距離に合わせている。傾斜部7dには、比較的大径の工具穴7aが2個穿設されている。この工具穴7aの穴位置は、ロアベース33のボルト穴33a(図5参照)に合わせている。基部7eには、立設部7cと反対側寄りの位置にボルト穴7bが1個穿設されている。ブラケット7には、ストライカ5が傾斜部7dから突出するように位置決めされて溶接固定されている。
【0032】
上述したリクライニング3及びブラケット7のフロア10への組付けは、第1の実施形態の場合とほぼ同様であり、リクライニング3のロアアーム32とロアベース33とブラケット7とをピン71でかしめて一体化する。本実施形態では、一体化したブラケット7等をフロア10にボルト締めするやり方については、第1の実施形態と相違する。すなわち、ロアベース33のボルト穴33a、33bでボルト締めを行う。この際、ブラケット7の傾斜部7dがロアベース33の基部33eを覆うようになっているが、工具は工具穴7aに工具を挿通することができるので、フロア10への組付けを行うことができる。また、ブラケット7のボルト穴7bでもボルト締めを行う。このように、本実施形態では、フロア10へのボルト締めは、共締めを行わず、3点でボルト締めするので、強度がより向上する。なお、フロア10にはボルト穴33a、33b、7bに対応する位置に溶接ナット(図示省略)が予め固着されている。なお、本実施形態は、第2の実施形態のようにロアアームとロアベースとを一体としたロアブラケット62(図6参照)を用いる場合にも適用することができる。
【0033】
次に、第4の実施形態について図9及び図10を用いて説明する。図9又は図10に示すように、本実施形態では、フレーム2(図1参照)は、フロア10に固定されるリクライニング8(フロア取付金具)に取付けられる。このリクライニング8を介して、ブラケット9がフロアに取付けられる。
【0034】
リクライニング8は、図9に示すように、アッパーアーム81とロアアーム82とロアベース83とを備える。アッパーアーム81は、一端部にボルト穴81bが2個穿設され、ロアアーム82は、一端部にカシメ孔82aが2個穿設されている。アッパーアーム81とロアアーム82とは、各他端部同士で回動自在に組合わされていて、その中心部がアッパーアーム81とロアアーム82との回動中心81aをなす。
【0035】
ロアベース83は、図9又は図10に示すように、立設部83cと基部83eとからなる。立設部83cと基部83eとは、図10に示すように、互いに斜め配置である。基部83eには、ボルト穴83a、83bがそれぞれ1個ずつ穿設されている。立設部83cには、カシメ孔83dが2個穿設されている。このカシメ孔83dの孔間距離はロアアーム82のカシメ孔82aの孔間距離に合わせてある。
【0036】
次に、ブラケット9について図9又は図10を用いて説明する。図9に示すように、ブラケット9は、立設部9cと傾斜部9dと基部9eを有し、第1の実施形態におけるブラケット4と同様の形状である。傾斜部9dと基部9eとは面取りされた形状になっていて、基部9eが三角形状である。
【0037】
立設部9cには、カシメ孔9fが2個穿設されている。このカシメ孔9fの孔間距離は、ロアベース83のカシメ孔83dの孔間距離に合わされている。傾斜部9dにはストライカ5が溶接固定されているだけで、各種の工具穴は穿設されていない。基部9eには、ボルト穴9bが1個穿設されている。
【0038】
上述したリクライニング8及びブラケット9のフロア10への組付けは、第1の実施形態の場合とほぼ同様であり、図9に示すように、リクライニング8のロアアーム82とロアベース83とブラケット9とをピン91でかしめて一体化する。その後、ボルトを用いて、リクライニング8のロアベース83のボルト穴83aによりフロア10に締結する。その際に、ボルト穴83aは、ブラケット9の傾斜部9dに覆われていないので、工具穴等に挿通する必要がなく、作業をより容易に行うことができる。そして、リクライニング8のロアベース83のボルト穴83bとブラケット9のボルト穴9bとをボルトで共締めする。
【0039】
このように本実施形態では、立設部83cと基部83eとが互いに斜め配置のロアベース83を用いているので、フロア10への取付用のボルト穴83aがブラケット9に覆われていないので、ブラケット9の傾斜部9dに比較的大径の工具穴(図5における工具穴4aを参照)を穿設する必要がなく、ブラケット9自体の強度をより一層上げることができる。また、ボルト締めの作業においても容易に行うことができる。なお、本実施形態は、第2の実施形態のようにロアアームとロアベースとを一体としたロアブラケット62(図6参照)を用いる場合にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明に係るチャイルドシートの取付構造は、リクライニング機構またはヒンジによりシートをフロアに取付け、前記リクライニング機構または前記ヒンジの構成部品のうち、前記フロアに固定するボルト穴を穿設した基部と、該基部から車両上方に向かって延在する立設部とを備え、且つ前記フロアとの相対移動または相対回動を行なわない構成部品に、チャイルドシートのアンカレッジを勘合させるストライカを取付けているチャイルドシートの取付構造において、該ストライカの取付部が板状部材であり、且つ該板状部材に前記フロアにストライカを固定するボルト穴を備えるとともに、前記リクライニング機構または前記ヒンジの回動中心よりも下方の前記立設部に一体化することにより、前記チャイルドシートを通じて前記ストライカに作用する外力を、前記リクライニング機構またはヒンジを経由して前記フロアに伝達させる構造となっていることを特徴とし、前記ストライカをブラケットに固着し、該ブラケットは前記基部に接する面と、前記立設部に一体化する面とを備えていても良く、前記リクライニング機構またはヒンジは、前記シートに取付けられるアッパーアームと、該アッパーアームに対して回動中心にて回動自在に組合わされるロアアームと、該ロアアームに取付けられて前記フロアに固定されるロアベースとを備え、前記ロアアームと前記ロアベースと前記ブラケットとをカシメまたは溶接により一体化していても良いことを特徴とする。従って、前記チャイルドシートを通じて前記ストライカに作用する外力は、前記ブラケット及び前記リクライニングを経由して前記フロアへと伝達される。前記リクライニング自体は比較的高い強度を有するものであり、そのような部材を利用しているので、前記リクライニングの補強等はとりわけ必要がない。外力はそのような前記リクライニングに伝達され、前記シートバックの前記フレームには伝達されないので、前記フレームの前記補強部材の板厚を薄くしたり、あるいは廃止したりすることが可能となり、重量やコストの増加を抑えることが可能となる。また、ブラケットはフロア側に取付けられるので、従来のようなリクライニングの角度調整を行っても、それに伴うストライカの位置変更がなく、チャイルドシートのシートへの装着がより確実になるとともに、使い勝手を向上させることができる。さらに、前記ロアベースまたは前記ブラケットの前記一体化する箇所の上端部を凹形状としても良く、組付時に、前記ロアベースと前記ロアアームとの当接面積を広く確保しつつ、前記アッパーアームとの干渉を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るチャイルドシートの取付構造を適用したシートバックのフレーム構造を表した斜視図である。
【図2】図1のA部を拡大した斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2の正面図である。
【図5】図1に示したチャイルドシートの取付構造の分解斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るチャイルドシートの取付構造の分解斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るチャイルドシートの取付構造の正面図である。
【図8】図7のチャイルドシートの取付構造における平面図である。
【図9】本発明の第4の実施形態に係るチャイルドシートの取付構造の分解斜視図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】従来のチャイルドシートの取付構造を適用したシートとチャイルドシートとの取付関係を表した斜視図である。
【図12】図11のシートバックのフレーム構造を表した斜視図である。
【符号の説明】
1 シートバック
2 フレーム
2a 補強部材
3、6、8 リクライニング
31、61、81 アッパーアーム
31a、61a、81a 回動中心
31b、33a、33b、4b、61b、62d、62e、7b、81b、83a、83b、9b ボルト穴
32、82 ロアアーム
32a、33d、4f、62a、7f、82a、83d、9f カシメ孔
33、83 ロアベース
33c、4c、62b、7c、83c、9c 立設部
33e、4e、62c、7e、83e、9e 基部
4、7、9 ブラケット
4a、7a 工具穴
4d、7d、9d 傾斜部
5 ストライカ
41、71、91 ピン
62 ロアブラケット
10 フロア

Claims (4)

  1. リクライニング機構またはヒンジによりシートをフロアに取付け、前記リクライニング機構または前記ヒンジの構成部品のうち、前記フロアに固定するボルト穴を穿設した基部と、該基部から車両上方に向かって延在する立設部とを備え、且つ前記フロアとの相対移動または相対回動を行なわない構成部品に、チャイルドシートのアンカレッジを勘合させるストライカを取付けているチャイルドシートの取付構造において、
    該ストライカの取付部が板状部材であり、且つ該板状部材に前記フロアにストライカを固定するボルト穴を備えるとともに、前記リクライニング機構または前記ヒンジの回動中心よりも下方の前記立設部に一体化することにより、前記チャイルドシートを通じて前記ストライカに作用する外力を、前記リクライニング機構またはヒンジを経由して前記フロアに伝達させたことを特徴とするチャイルドシートの取付構造。
  2. 前記ストライカをブラケットに固着し、該ブラケットは前記基部に接する面と、前記立設部に一体化する面とを備えることを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシートの取付構造。
  3. 前記リクライニング機構またはヒンジは、前記シートに取付けられるアッパーアームと、該アッパーアームに対して回動中心にて回動自在に組合わされるロアアームと、該ロアアームに取付けられて前記フロアに固定されるロアベースとを備え、前記ロアアームと前記ロアベースと前記ブラケットとをカシメまたは溶接により一体化していることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のチャイルドシートの取付構造。
  4. 前記ロアベースまたは前記ブラケットの前記一体化する箇所の上端部を凹形状としていることを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載のチャイルドシートの取付構造。
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