JP3989688B2 - 無線通信ネットワークシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の基地局と複数の移動局とから構成されるセルラー方式の無線通信ネットワークシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信技術の進歩に伴う新しいデータ通信方式として、スペクトル拡散方式による通信方式が研究されかつ実用化されつつある。このスペクトル拡散方式による通信方式は、発信側の携帯電話等の通信端末により音声信号等をスペクトル拡散により変調してデータ化して、無線信号としてアンテナから発信する一方、受信側の端末でデータを復調して通話等を行うものである。
【0003】
ところで、近未来の情報化社会は、データベース等の情報源、情報を利用するユーザー、及び情報伝送を行う通信回線から構成され、その近未来に通信ネットワークは、大容量の伝送路による有線ネットワークと、ユーザーが音声、画像、データ等の情報を「いつでも、どこでも、誰とでも」相互に授受の可能な携帯端末装置による無線ネットワークとから構成されると想定されており、徐々にこの構想が実現化されつつある。
【0004】
現実に、その有線ネットワークには、光ファイバ、同軸ケーブル等が使用され、ISDN、インターネットに代表されるコンピュータネットワークとしてその発展、普及が著しいものがある。この有線ネットワークの特徴は、信頼性が高く、大容量伝送が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、その有線ネットワークの構築にあたっては、ケーブルの施設が必要であり、そのためのスペースを確保しなければならず、また、コストがかかるという不具合がある。
【0006】
例えば、携帯電話、PHS等の移動局の無線通信ネットワークシステムでは、基地局を平均して数Kmごとに設置し、基地局と基地局間とは有線で接続し、基地局の電波の届く範囲内では、移動局と基地局との間を無線で交信する構成となっている。
【0007】
このため、基地局を施設するための敷地等を確保する必要があると共にケーブルを施設しなければならず、コストがかかるという問題点がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、基地局間を無線により回線を確立して、基地局の配置のフレキシビリティを向上させ、もって低コストの通信網を構築することのできるセルラー方式の無線通信ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の無線通信ネットワークシステムは、複数の基地局と複数の移動局とからなり、前記各基地局が無線通信によって接続されたセルラー方式のものにおいて、
各基地局がデータフロー制御装置と、各基地局間の送信に用いられる複数個の送信装置と、各基地局間の受信に用いられる複数個の受信装置と、パケット CDMA 送信装置と、複数個の AS CDMA 受信装置と、分配器と、 TDD 切り替えスイッチとを備え、
前記各送信装置はセル間送信アンテナを有し、前記各受信装置はセル間受信アンテナを有し、
前記 TDD 切り替えスイッチはセル内送受信アンテナに接続され、
前記データフロー制御装置は、各送信装置と各受信装置と各 AS CDMA 受信装置とパケット CDMA 送信装置とに接続され、
AS CDMA 受信装置は、前記分配器を介して前記 TDD 切り替えスイッチに接続され、
前記 TDD 切り替えスイッチは、送信か受信かを判断して前記セル内送受信アンテナが前記分配器に接続されている状態と前記セル内送受信アンテナが前記パケット CDMA 送信装置に接続されている状態との間でその接続状態を切り替える機能を有し、
前記データフロー制御装置は、自己の基地局の移動局から他の基地局の移動局への送信であるのかと他の基地局の移動局から自己の基地局内の移動局への受信であるのかと自己の基地局内の移動局同士の通信であるのかと他の基地局の移動局と別の他の基地局の移動局との間での中継であるのかとを判断して、前記各送信装置、前記各受信装置、前記各パ ケット CDMA 送信装置、前記各 AS CDMA 受信装置を制御し、
前記分配器は前記セル内送受信アンテナで受信されたデータを各 AS CDMA 受信装置に分配し、
前記パケット CDMA 送信装置は、プリアンブルブロックと情報ブロックとからなる1フレームを生成して、当該基地局1内に存在する移動局に送信し、
前記各移動局から前記各基地局への送信には同期ブロックと情報ブロックとを1フレームとする AS CDMA が用いられていることを特徴とする。
請求項2に記載の無線通信ネットワークシステムは、請求項1に記載のものにおいて、
前記パケット CDMA 送信装置は、前記データフロー制御装置から送られてきた情報を二チャンネルを用いて特定の移動局に送信するためにデータを分配するデータ分配装置と、複数個の情報伝送拡散符号発生装置と、プリアンブル拡散符号発生装置と、拡散符号合成装置と、フレーム構成制御装置と、拡散符号選択装置とを備え、
前記データ分配装置は前記特定の移動局に対応する情報の前段部分を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置と前記特定の移動局に対応する情報の後段部分を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置とに接続され、当該二つの情報伝送拡散符号発生装置には前記特定の移動局に対応する情報が入力され、残余の移動局に対応する情報は前記特定の移動局に対応する情報を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置以外の残余の情報伝送拡散符号発生装置に入力され、前記各情報伝送拡散符号発生装置は情報伝送拡散符号データを生成し、前記拡散符号合成装置は前記各情報拡散符号発生装置に接続されて前記情報伝送拡散符号データを算術加算して情報ブロックを構成し、
前記プリアンブル拡散符号発生装置は、前記プリアンブルブロックを生成し、
前記フレーム構成制御装置は、前記プリアンブルブロックと前記情報ブロックとから前記1フレームが構成されるように前記拡散符号選択装置を制御し、当該基地局内の各移動局には情報ブロックの先頭が揃った情報がダウンリンクされ、
前記特定の移動局の受信装置は、二チャンネルを用いて一度に送信された情報データを元の情報データに復元する回路を備えていることを特徴とする
請求項3に記載の無線通信ネットワークシステムは、請求項1に記載のものにおいて、
前記パケット CDMA 送信装置は、前記データフロー制御装置から送られてきた情報を四チャンネルを用いて特定の移動局に同時に送信するための第1拡散符号選択装置と、複数個の情報伝送拡散符号発生装置と、プリアンブル拡散符号発生装置と、拡散符号合成装置と、フレーム構成制御装置と、前記第1拡散符号選択装置とは別の第2拡散符号選択装置とを備え、
前記第1拡散符号選択装置は特定の移動局に対応する情報を受け持つ四つの情報伝送拡散符号発生装置に接続され、
前記四つの情報伝送拡散符号発生装置は「0」と「1」との2ビットデータの組み合わせにそれぞれ対応する情報伝送拡散符号データを生成し、
前記四つの情報伝送拡散符号発生装置以外の情報伝送拡散符号発生装置は特定の移動局に対応する残余の移動局に対応する情報伝送拡散符号データを生成し、
前記第1拡散符号選択装置は前記四つの情報伝送拡散符号発生装置から出力された情報伝送拡散符号データを選択し、
前記拡散符号合成装置は前記第1拡散符号選択装置と前記残余の情報伝送拡散符号発生装置とに接続されて前記情報伝送拡散符号データを算術加算して算術加算データからなる情報ブロックを構成し、
前記プリアンブル拡散符号発生装置は、前記プリアンブルブロックを生成し、
前記フレーム構成制御装置は、前記プリアンブルブロックと前記情報ブロックとから前記1フレームが構成されるように前記第2拡散符号選択装置を制御し、当該基地局内の各移動局には情報ブロックの先頭が揃った情報がダウンリンクされ、
前記特定の移動局の受信装置は、四チャンネルを用いて一度に送信された情報データを元のデータに復元する回路を備えていることを特徴とする
請求項4に記載の無線通信ネットワークシステムは、請求項3に記載のものにおいて、
前記パケット CDMA 送信装置は、セル情報記憶装置と拡散符号反転装置とを有し、前記セル情報記憶装置にはセル内の各移動局の情報伝送拡散符号発生装置を制御する制御情報と各移動局の周波数を制御する制御情報とが記憶され、前記拡散符号反転装置は前記制御情報に基づいてプリアンブルブロックを符号反転して前記第2拡散符号選択装置に出力し、
前記特定の移動局の受信装置は、前記プリアンブルブロックの極性を判定する相関ピーク極性判定回路とセル情報判定回路とを有し、前記相関ピーク極性判定回路にはプリアンブルブロックのデータが入力されて該相関ピーク極性判定回路はその極性を判定し、前記セル情報判定装置は前記プリアンブルブロックの判定結果に基づき前記基地局の前記セル情報記憶装置から送られてきた制御情報を判定し、前記基地局の前記四つの情報伝送拡散符号発生装置にそれぞれ対応されかつ生成された同期信号が入力されて情報伝送拡散符号データを発生する四つの情報伝送拡散符号発生装置と前記特定の移動局の RF IF 回路とを制御することを特徴とする
請求項5に記載の無線通信ネットワークシステムは、請求項1に記載のものにおいて、
前記移動局の送信装置は、上位のアプリケーション層から送られてきた情報データを二チャンネルを用いて基地局に送信するために情報データを分配するデータ分配装置と、前記データ分配装置からの情報データのうち該情報データの前段部分を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置と、前記情報データの後段部分を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置と、プリアンブル拡散符号発生装置と、拡散符号合成装置と、フレーム構成制御装置と、拡散符号選択装置とを備え、
該各情報伝送拡散符号発生装置は情報伝送拡散符号データを生成し、
前記拡散符号合成装置は前記各情報拡散符号発生装置に接続されて前記情報伝送拡散符号データを算術加算して情報ブロックを構成し、前記フレーム構成制御装置は、前記プリアンブルブロックと前記情報ブロックとから前記1フレームが構成されるように前記拡散符号選択装置を制御し、該拡散符号選択装置からの情報データは前記基地局に向けてアップリンクされ、
該基地局の AS CDMA 受信装置は前記二チャンネルを用いて一度に送信された情報データを元の情報データに復元する回路を有することを特徴とする
請求項6に記載の無線通信ネットワークシステムは、請求項1に記載のものにおいて、
前記移動局の送信装置は、上位のアプリケーション層から送られてきた情報データを四チャンネルを用いて前記基地局に送信するために前記情報データを四分割しかつ四分割された各分割データに四個の情報伝送拡散符号発生装置により生成された情報伝送拡散符号を割り当てる第1拡散符号選択装置と、プリアンブル拡散符号発生装置からのプリアンブルブロックデータと前記第1拡散符号選択装置からの情報ブロックデータとをフレーム構成制御装置に基づき合成して1フレームを構成する第2拡散符号選択装置とを備え、
前記上位のアプリケーション層から送られてきた情報データは四チャンネルを用いて前記基地局に一度にアップリンクされ、該基地局の AS CDMA 受信装置は前記四チャンネルを用いて一度に送信された情報データを元の情報データに復元する回路を有することを特徴とする
請求項7に記載の無線通信ネットワークシステムは、請求項1に記載のものにおいて、
前記基地局の AS CDMA 受信装置は、前記移動局から送信された情報データを復調するアップリンク受信装置と、データの相関を検出して相関信号を出力する受信相関装置と、受信タイミング検出装置と、最適時間検出装置と、特定の移動局の送信タイミングを制御する送信タイミング制御情報埋め込み装置とを備え、
前記パケット CDMA は前記プリアンブルブロックにタイミング制御情報が埋め込まれたデータを生成して、前記特定の移動局に送信し、
前記移動局の送受信装置は、前記プリアンブルに埋め込まれた送信タイミング制御情報を抽出する送信タイミング制御情報抽出装置と上位のアプリケーション層から送信された情報データを前記送信タイミング制御情報に基づいて送信するアップリンク送信装置とを備えていることを特徴とする
請求項8に記載の無線通信ネットワークシステムは、請求項1に記載のものにおいて、
前記移動局は、前記プリアンブルブロックのバーカーコードを検出するプリアンブル拡散符号検出回路と、
前記バーカーコードに基づき同期信号を生成する拡散符号同期確立装置と、
前記同期信号に基づき情報伝送拡散符号データを発生する情報伝送拡散符号発生装置と、
前記バーカーコードに基づき該バーカーコードの時間間隔の変化を検出する相関ピーク判定回路と、
該時間間隔の変化に基づき絶対位相と周波数誤差とを検出する絶対位相検出装置と、
前記情報伝送拡散符号データと算術加算データとの論理積データを生成する逆拡散装置と、
前記論理積データが入力され、前記絶対位相検出装置の出力により周波数のずれを補正する位相補正回路と、
前記絶対位相検出装置の出力と前記位相補正回路の出力とに基づきデータを復調して上位のアプリケーション層に送信するデータ復調装置とを備えていることを特徴とする
【0010】
【発明の実施の形態】
(発明の実施の形態1)
図1はセルラー方式の無線通信方式のある基地局1のブロック回路図を示すものである。この基地局1は半径rのセル2内に存在するN個の移動局(携帯電話、PHS、ノート型パーソナルコンピュータ等の通信端末)♯i(iは1からNまでの整数)との通信をカバーするものとする。
【0011】
基地局1と移動局♯iとは従来から電波を介して通信が確立されており、その通信方式には、例えばスペクトル拡散方式がある。
【0012】
各基地局1は、はデータフロー制御装置3、N個の一対のOFDM送信装置4♯i(i=1、2、…、N)、OFDM受信装置5♯iと、1個のパケットCDMA送信装置6と、N個のAS−CDMA受信装置7♯iと、分配器8と、TDD切り替えスイッチ9とを有する。
【0013】
各OFDM送信装置4♯iはセル間送信アンテナ10♯iを有し、各OFDM受信装置5♯iはセル間受信アンテナ11♯iを有する。TDD切り替えスイッチ9はセル内送受信アンテナ12に接続されている。データフロー制御装置3は、各OFDM送信装置4♯i、各OFDM受信装置5♯i、各AS−CDMA受信装置7♯i、パケットCDMA送信装置6に接続されている。各AS−CDMA受信装置7♯iは、分配器8を介してTDD切り替えスイッチ9に接続されている。TDD切り替えスイッチ9は、セル内送受信アンテナ12を分配器8とパケットCDMA送信装置6との間での接続を切り替える機能を有する。これによって、アップリンク(移動局♯iから基地局1への送信)とダウンリンク(基地局1から移動局♯iへの送信)との間で送信が切り替えられる。
【0014】
データフロー制御装置3は、OFDM送信装置4♯i、OFDM受信装置5♯i、パケットCDMA送信装置6、AS−CDMA受信装置7♯iの制御を行うもので、自己の基地局の移動局から他の基地局の移動局への送信であるのか、他の基地局の移動局から自己の基地局内の移動局への受信であるのか、自己の基地局内の移動局同士の通信であるのか、他の基地局の移動局と他の基地局の移動局との間での中継であるのかを判断する。パケットCDMA送信装置6は後述するパケットを形成する役割を果たす。
【0015】
分配器8はセル内送受信アンテナ12で受信されたデータを各AS−CDMA受信装置7♯iに分配する役割を有する。
【0016】
ここで、OFDMとは、直交周波数分割多重(Orthogonal Freqency Division Multiplexing)の意味であり、送信側でOFDM変調によりデータを変調して送信し、受信側でデータを復調する方式をいい、伝送するデジタルデータを互いに直交する多数の搬送波(サブキャリア)に分散して各サブキャリアを変調する方式である。
【0017】
ここで、CDMAとは、符号分割多重接続(Code Division Multiple Access)の意味で、移動局♯i毎に異なる符号を割り当て、スペクトル拡散技術によって、各移動局♯iが同時に同じ周波数帯域を利用できるようにした方式である。また、パケットとは、デジタル通信で用いられている通常のパケットの意味で使用している。
【0018】
また、TDDとは時分割多重(Time Division Duplex)の意味で、移動体通信システムでの基地局1と移動局♯iとの間での双方向通信方式の一つで、アップリンク(上り回線)とダウンリンク(下り回線)とに同じ周波数の電波を使用する方式をいう。
【0019】
そのパケットCDMAのパケットの1フレーム15は、図2に示すように、プリアンブルブロック13と情報ブロック14とからなる。
【0020】
ここで、プリアンブルブロック13とは直交符号のチップ同期を受信側で確保するための同期符号列を含むコードブロックであり、移動局♯i側での同期確立に用いられ、各移動局♯iで共通の符号が用いられる。情報ブロック14とは情報がコード化されたブロックである。
【0021】
ここでは、プリアンブルブロック13にはバーカーコードが用いられ、そのチップレートは例えば22Mcpsであり、プリアンブルブロック13は例えば11チップから構成される。情報ブロック14は直交M系列コードが用いられ、そのチップレートは例えば11Mcpsであり、そのNチャンネルは各移動局♯iにそれぞれ割り当てられている。
【0022】
その1フレーム15はプリアンブルブロック13の例えば10シンボルと情報ブロック14の例えば511シンボルとからなり、情報ブロック14はNチャンネルから構成されている。各情報シンボル17は例えば64チップからなり、1シンボル1ビット変調方式の場合、511ビットの情報を送信することが可能である。
【0023】
このパケットCDMA送信装置6は各チャンネルの情報を算術加算して、基地局1内の各移動局♯iに送信できるようになっている。
【0024】
AS−CDMAとは近似同期CDMAをいい、例えば、図3に示すように、近似同期CDMAの1フレーム18は同期ブロック19と情報ブロック20とからなっている。この近似同期CDMAは移動局♯iから基地局1への送信の際に使用される。
【0025】
同期ブロック19、情報ブロック20の1シンボル21、22は例えば16チップ単位の同一符号の4回の繰り返しからなり、16チップを符号Aで示す。そのプリアンブルブロック19の各シンボル21は変調をかけずに送信され、情報ブロック20の各シンボル22は変調をかけて送信される。
【0026】
この近似同期CDMAは、フーリエ変換して周波数成分を抽出したときに、同じ符号を使っているにもかかわらず周波数が重ならないようにすることができ、アップリンクの際に基地局1側で受信コードの論理積をとったときに、基地局内の他の移動局♯iと交信中でも混信が起こらないようにAS−CDMA受信装置7を製作できる。
【0027】
この発明の実施の形態1では、図1に示すように、基地局1内の移動局♯iから他の基地局の移動局に例えば電話をかける場合には、基地局1内の移動局♯iから送信された電波がその移動局♯iを管轄するセル2内の送受信アンテナ12に受信される。
【0028】
TDD切り替え装置11は受信した電波が送信であるのか受信であるのかを判断し、基地局1内の移動局♯iからの送信(アップリンク)であるときには、セル内送受信アンテナ12に分配器8を接続する。分配器8はセル内送受信アンテナ12で受信した情報を各AS−CDMA受信装置7♯iに分配する。ここでは、i番目の移動局♯iからの情報であるので、i番目のAS−CDMA装置♯iに分配器8からの情報が入力される。
【0029】
AS−CDMA受信装置7♯iは受信した情報を復調して、データフロー制御装置3に出力する。データフロー制御装置3は他の基地局に存在する移動局との間での各OFDM送信装置4♯iにその情報を出力する。
【0030】
各OFDM送信装置4♯iはその情報をOFDM変調方式に基づいて変調し、各セル間送信アンテナ10♯iから相手先である他の基地局のセル内の移動局♯に情報を無線電波に載せて送信する。相手先である基地局のセル間受信アンテナ11♯iは、そのOFDM変調方式で変調された情報を受信して各OFDM受信装置5♯iに出力し、各OFDM受信装置5♯iはOFDM変調方式で変調された情報を検波し、データーフロー制御装置3に出力する。データフロー制御装置3は自己の基地局のセル内に存在する移動局の場合には、その情報をパケットCDMA送信装置6に向かって出力する。データフロー制御装置3は他の基地局に存在する移動局の場合には、他の基地局への送信を行うための処理を行う。
【0031】
パケットCDMA送信装置6はその情報に基づいてパケットCDMAの1フレーム15を作成し、TDD切り替えスイッチ9に出力する。TDD切り替えスイッチ9は、基地局から移動局への送信(ダウンリンク)であるので、パケットCDMA送信装置6をセル内送受信アンテナ12に接続する。
【0032】
ここでは、他の基地局に存在するある移動局と図1に示す移動局♯1との間で通信を行うものとして説明する。なお、残りの移動局♯3〜♯Nも同時通信中であるとする。
(パケットCDMA送信装置6の第1の構成例)
このパケットCDMA送信装置6は、ここでは、図4に示すように、1番目の移動局♯1に二つのチャンネル♯1、♯2を使って同時に情報を送信する構成とされている。
【0033】
データーフロー制御装置3から送られて来た情報は、データーフロー制御装置3によって、データー分配装置23、情報伝送拡散符号発生装置24♯i(i=3〜N)に分配される。データー分配装置23は送られて来た情報を二つのチャンネル♯1、♯2を使って同時に送信するために情報を二つに分割する役割を有する。
【0034】
その情報の前段部分は、情報伝送拡散符号発生装置24♯1に入力され、その情報の後段部分は、情報伝送拡散符号発生装置24♯2に入力され、残余の移動局に対する情報はそれぞれ対応する情報伝送拡散符号発生装置24♯i(i=3、…、N)に入力される。
【0035】
各情報伝送拡散符号発生装置24♯i(i=1、2、…、N)は、情報の例えば1ビットを例えば64チップの直交拡散符号(M系列コード)に割り当て、情報伝送拡散符号データを生成する。この情報伝送拡散符号データは拡散符号合成装置26に入力される。
その情報伝送拡散データをC♯i(i=1、2、…、N)とする。
【0036】
拡散符号合成装置26は、Nチャンネル分の情報伝送拡散符号データを算術加算して511シンボルの情報ブロック14を構成する。その算術加算データをSUMj(j=1、2、…、511)とする。
SUMj=(C♯1+C♯2+…+C♯i+…+C♯N)jである。
【0037】
その算術加算データSUMjはプリアンブル拡散符号発生装置27の出力と共に拡散符号選択装置28に入力される。
【0038】
プリアンブル拡散符号発生装置27は10シンボルのバーカーコードからなるプリアンブルブロック13を生成する。拡散符号選択装置28はフレーム構成制御装置29によって制御され、拡散符号選択装置28はプリアンブルブロック13のデータと情報ブロック14のデータとを合成して、1フレーム15を構成する。この1フレームからなるデータはTDD切り替えスイッチ9を介してD/Aコンバータ30に出力される。D/Aコンバータ30はそのデータをデジタルアナログ変換し、そのアナログ信号はRF・IF回路31に入力される。
【0039】
RF・IF回路31はそのアナログ信号を周波数変調し、そのアナログ信号はセル内送受信アンテナ12から基地局1のセル2内の各移動局♯i(i=1、3、…、N)に向けて送信(ダウンリンク)される。
【0040】
基地局1のセル2内に存在する各移動局♯1、♯3、…♯i、…、♯Nには、情報ブロック14の先頭F(図2参照)が揃った情報が受信される。これをマルチコード伝送という。
【0041】
なお、ここでは、移動局♯2に対応するチャンネルを移動局♯1の情報の送信に利用しているので、移動局♯2は無視するものとする。すなわち、基地局1が管理する移動局の個数はN−1個となる。
(移動局♯1の受信装置の第1の構成例)
図5は図4に示すパケットCDMA送信装置6に対応する移動局♯1の受信装置の構成を示すものである。
【0042】
この図5において、32は移動局♯1の送受信アンテナを示している。RF・IF回路33は基地局1から到来した電波を検波し、アナログ信号をA/Dコンバータ34に出力する。A/Dコンバータ34はそのアナログ信号をデジタル変換し、情報データに変換する。
【0043】
その情報データはプリアンブル拡散符号検出装置35、逆拡散装置36♯1、36♯2に入力される。プリアンブル符号検出装置35はバーカーコードを検出し、バーカーコードデータを拡散符号同期確立装置37に出力する。
【0044】
拡散符号同期確立装置37はプリアンブルブロック13に基づいて同期信号を生成する。その同期信号は情報伝送拡散符号発生装置38♯1、38♯2に入力される。
【0045】
情報伝送拡散符号発生装置38♯1、38♯2は情報伝送拡散符号データを発生し、情報伝送拡散符号データを逆拡散装置36♯1、36♯2に出力する。逆拡散装置36♯1、36♯2は論理積を演算する機能を有する。
【0046】
情報伝送拡散符号には、自己の値の論理積をとると「自己の値の自乗(C♯i×C♯i)」、自己の値と他の値との論理積をとると「C♯i×C♯k=0(ただし、i≠k)」になる符号が用いられている。
【0047】
従って、その算術加算データSUMj=(C♯1+C♯2+…+C♯i+…+C♯N)jとC♯1との論理積をとるとC♯1×C♯1が得られ、算術加算データSUMj=(C♯1+C♯2+…+C♯i+…+C♯N)jとC♯2との論理積をとると、C♯2×C♯2が得られる。
【0048】
よって、逆拡散装置36♯1、36♯2は論理積データC♯1×C♯1、C♯2×C♯2をそれぞれ出力する。1フレーム15の情報シンボル17はj=511であるので、511個の論理積データC♯1×C♯1、C♯2×C♯2が出力される。
【0049】
この論理積データC♯1×C♯1、C♯2×C♯2はそれぞれデータ復調装置39♯1、39♯2に入力される。その各データ復調装置39♯1、39♯2はその論理積信号C♯1×C♯1、C♯2×C♯2に基づきデータを復調する。その復調データはデータ合成装置40に入力され、データ合成装置40は基地局1での送信の際に二つに分割された元のデータに合成し、上位のアプリケーション層41に引き渡す。上位のアプリケーション層41はそのデータの内容に基づき適宜の処理をする。
【0050】
図4に示す基地局1のパケットCDMA送信装置6と図5に示す移動局♯1とを用いれば、基地局1から移動局♯1へのダウンリンクの際、一度に二倍の情報を移動局♯1へ送信でき、高速伝送が実現可能である。従って、1シンボル1ビット変調方式の場合、1022ビットの情報を基地局1から移動局♯1に送信できることになる。
(パケットCDMA送信装置6の第2の構成例)
図6はパケットCDMA送信装置6の第二例を示すブロック回路図であって、ここでは、4チャンネルを使って移動局♯1に情報を伝送する例が示されている。
【0051】
情報伝送拡散符号発生装置24♯1は2ビットデータの「00」に対応され、情報伝送拡散符号発生装置24♯2はデータの「01」に対応され、情報伝送拡散符号発生装置24♯3はデータの「10」に対応され、情報伝送拡散符号発生装置24♯4は、データの「11」に対応されている。
【0052】
その各情報伝送拡散符号発生装置24♯1〜24♯4は各2ビットデータに対応した情報伝送拡散符号データを生成し、その情報伝送拡散符号データは拡散符号選択装置32に入力される。拡散符号選択装置32にはデータフロー制御装置3からデータが入力され、データの「+、−」、「00」、「01」、「10」、「11」に応じて、どの情報伝送拡散符号データ(直交拡散符号)を時間順に対応させるかを決定する。
【0053】
その拡散符号選択装置32により選択された情報伝送拡散符号データは拡散符号合成装置26に入力される。5チャンネル目以降の情報伝送拡散符号発生装置24♯5、…、24♯i、…、24♯Nは移動局♯5〜♯Nに割り当てられる。
【0054】
その各情報伝送拡散符号データは拡散符号合成装置26に入力され、拡散符号合成装置26は511個の算術加算データSUMjからなる情報ブロック14を出力する。その算術加算データSUMjは拡散符号選択装置28に入力される。
【0055】
拡散符号選択装置28はフレーム構成制御装置29の制御によってプリアンブルブロック13のデータと情報ブロック14のデータとを合成して1フレーム15を構成する。この1フレームからなるデータはTDD切り替えスイッチ9を介してD/Aコンバータ30に出力される。D/Aコンバータ30はそのデータをデジタルアナログ変換し、そのアナログ信号はRF・IF回路31に入力される。
【0056】
RF・IF回路31はそのアナログ信号を周波数変調し、そのアナログ信号はセル内送受信アンテナ12から基地局1のセル2内の各移動局♯i(i=1、5、…、N)に向けて送信(ダウンリンク)される。
【0057】
基地局1のセル2内に存在する各移動局♯1、♯5、…♯i、…、♯Nには、情報ブロック14の先頭Fが揃った情報が受信される。これをM−aray伝送という。
【0058】
ここでは、4チャンネルが移動局♯1に割り当てられるので、基地局1が管理する移動局の個数はN−4個である。
【0059】
また、情報伝送拡散符号発生装置38♯1〜38♯4は、位相変調にBPSKを用いた場合3ビット、QPSKを用いた場合4ビット、多値変調の場合はもっと多くのビットに対応されているので、1フレーム15の情報ブロック14が511シンボルの場合、位相変調にBPSKを用いた時は12×511ビットのデータを一度にダウンリンクさせることができることになる。
(移動局♯1の第2の構成例)
図7は図6に示すパケットCDMA送信装置6に対応する移動局♯1の受信装置の構成を示すものである。
【0060】
RF・IF回路33は基地局1から到来した電波を検波し、アナログ信号をA/Dコンバータ34に出力する。A/Dコンバータ34はそのアナログ信号をデジタル変換し、データに変換する。
【0061】
そのデータはプリアンブル拡散符号検出装置35、逆拡散装置36♯1、36♯2、36♯3、36♯4に入力される。プリアンブル符号検出装置35はバーカーコードを検出し、バーカーコードデータを拡散符号同期確立装置37に出力する。
【0062】
拡散符号同期確立装置37はプリアンブルブロック13に基づいて同期信号を生成する。その同期信号は情報伝送拡散符号発生装置38♯1、38♯2、38♯3、38♯4に入力される。
【0063】
情報伝送拡散符号発生装置38♯1、38♯2、38♯3、38♯4は情報伝送拡散符号データを発生し、情報伝送拡散符号データを逆拡散装置36♯1、36♯2、36♯3、36♯4に出力する。逆拡散装置36♯1、36♯2、36♯3、36♯4は論理積を演算する機能を有する。
【0064】
逆拡散装置36♯1、36♯2、36♯3、36♯4は論理積データC♯1×C♯1、C♯2×C♯2、C♯3×C♯3、C♯4×C♯4をそれぞれ出力する。1フレーム15の情報シンボル17はj=511であるので、511個の論理積データC♯1×C♯1、C♯2×C♯2、C♯3×C♯3、C♯4×C♯4が出力される。
【0065】
この論理積データC♯1×C♯1、C♯2×C♯2、C♯3×C♯3、C♯4×C♯4はそれぞれ積分回路42♯1、42♯2、42♯3、42♯4に入力される。その各積分回路42♯1、42♯2、42♯3、42♯4は論理積データC♯1×C♯1、C♯2×C♯2、C♯3×C♯3、C♯4×C♯4に基づき積分して積分信号を出力する。
【0066】
その各積分信号は積分値比較装置43に入力されている。積分値比較装置43にはテーブルが準備され、そのテーブルには2ビットデータと積分ピーク値との対応がつけられている。
【0067】
2ビットデータ「00」は積分ピーク値P1に対応され、2ビットデータ「01」は積分ピーク値P2に対応され、2ビットデータ「10」は積分ピーク値P3に対応され、2ビットデータ「11」は積分ピーク値P4に対応され、積分値比較装置43は入力された積分信号のピーク値がピーク値P1〜P4のいずれかによって、そのピーク値に対応する2ビットデータをデータ復調装置44に出力する。データ復調装置44は2ビットデータの符号の「+」、「−」を判別し、符号を含めて3ビット一組のデータを上位アプリケーション層41に出力する。
【0068】
図6に示す基地局1のパケットCDMA送信装置6と図7に示す移動局♯1とを用いれば、基地局1から移動局♯1へのダウンリンクの際、一度に12倍の情報を移動局♯1へ送信でき、より一層高速伝送が実現可能である。従って、1シンボル1ビット変調方式の場合、6132ビットの情報を基地局1から移動局♯1に送信できることになる。
(パケットCDMA送信装置6の第3の構成例)
図8はパケットCDMA送信装置6の第三の構成例を示す説明図であって、ここでは、図9に示すプリアンブルブロック13に「+」、「−」の変調をかけて、プリアンブルブロックに各移動局♯1、♯5〜♯Nに共通のデータを送信することにしたものである。
【0069】
ここでは、パケットCDMA送信装置6はセル情報記憶装置45を有する。セル情報記憶装置45にはセル2内の各移動局♯1、♯5〜♯Nの情報伝送拡散符号発生装置を制御する制御情報とRF・IF回路33の周波数を制御する制御情報とが記憶されている。プリアンブル拡散符号発生装置27のプリアンブルブロック13の各バーカーコードは拡散符号反転装置46に入力され、拡散符号反転装置46はセル情報記憶装置45の制御情報に基づいてプリアンブルブロック13の各バーカーコードを符号反転し、拡散符号選択装置28に出力する。
【0070】
拡散符号選択装置28はフレーム制御装置29の制御に基づき図9に示す1フレーム15を形成し、この1フレーム15からなるデータが変調されて、セル内送受信アンテナ12から基地局1のセル2内の各移動局♯1、♯5〜♯Nにダウンリンクされる。その他の構成は図6に示すパケットCDMA送信装置6の構成と同一であるので、その詳細な説明は省略する。
【0071】
なお、ここでは、セル情報記憶装置45、拡散符号反転装置46を図6に示すパケットCDMA送信装置6に設ける構成としたが、セル情報記憶装置45、拡散符号反転装置46を図4に示すパケットCDMA送信装置6に設ける構成としても良い
(移動局♯1の第3の構成例)
図10は移動局♯1の受信装置の第三の構成例のブロック回路図であって、プリアンブルブロック13のバーカーコードの極性(+、−)を判定するための相関ピーク極性判定回路47とセル情報判定回路48とを備える構成としたものであり、その他の構成は図7に示す移動局♯1の受信装置の構成と同一であるので、その詳細な説明は省略することにし、異なる部分についてのみ説明する。
【0072】
プリアンブル拡散符号検出装置35はプリアンブルブロック13の検出出力を拡散符号同期確立装置37に出力すると共に、相関ピーク極性判定回路47に出力する。相関ピーク極性判定回路47はバーカーコードの極性が「+」か「−」かを判定し、その判定結果をセル情報判定回路48に出力する。セル情報判定回路48はその「+」、「−」の判定結果に基づき基地局1のセル情報記憶装置45からどのような制御情報が送られて来たかを判定する。
【0073】
ここでは、セル情報判定回路48は情報伝送拡散符号発生装置38♯1〜38♯4とRF・IF回路33とにこれらを制御する制御情報を出力するので、情報伝送拡散符号発生装置38♯1〜38♯4とRF・IF回路33とはこれらの制御情報に基づいて制御される。
【0074】
この図8に示すパケットCDMA送信装置6と図10に示す移動局♯1との構成によれば、情報の伝送に未使用のプリアンブルブロック13を利用して、各移動局に共通の情報を伝送できるので、それだけ情報伝送の利用効率を向上させることができる。
(移動局♯1の送信装置の第1の構成例)
移動局♯1は、ここでは、図11に示すように、データー分配装置49、情報伝送拡散符号発生装置50、プリアンブル拡散符号発生装置51、フレーム構成制御装置52、拡散符号合成装置53、拡散符号選択装置54、D/Aコンバーター55を有する。
【0075】
上位アプリケーション層41はデータ分配装置49にデータを出力する。データ分配装置49は♯1チャンネルと♯2チャンネルとを使ってデータを二分割する役割を果たす。前段部分のデータは情報伝送拡散符号発生装置50♯1に入力され、後段部分のデータは情報伝送拡散符号発生装置50♯2に入力される。
【0076】
情報伝送拡散符号発生装置50♯1は図12(a)に示す情報伝送拡散符号データC’♯1を1シンボル毎に生成し、情報伝送拡散符号発生装置50♯2は図12(b)に示す情報伝送拡散符号データC’♯2を1シンボル毎に生成する。これらの情報拡散符号信号C’♯1、C’♯2は拡散符号合成装置53に入力され、拡散符号合成装置53は情報伝送拡散符号データC’♯1、C’♯2の算術加算して511シンボルの情報ブロック20を構成するための算術加算データSUMj(j=1、2、…、511)を出力する。
【0077】
プリアンブル拡散符号発生装置51は図3に示すプリアンブルブロック19の情報シンボル21を生成する。その情報シンボル21を構成する信号は算術加算信号SUMjと共に拡散符号選択装置54に入力される。拡散符号選択装置54はフレーム構成制御装置52によってプリアンブルブロック19のデータと情報ブロック20のデータとからなる1フレーム18(図3参照)を形成する。この1フレーム18は、16チップ単位の同一符号の繰り返しからなる近似同期CDMA信号である。
【0078】
その1フレーム18を構成するデータはD/Aコンバータ55に入力され、D/Aコンバータ55は1フレーム18を構成する近似同期CDMAデータをデジタルアナログ変換し、そのアナログ信号はRF・IF回路33によって変調され、送信・受信アンテナ32から基地局1に送信(アップリンク)される。
(基地局1のAS−CDMA受信装置7の第1の構成例)
図13は図11に示す移動局♯1に対応するAS−CDMA受信装置7♯1のブロック図である。
【0079】
ここでは、AS−CDMA受信装置7はプリアンブル拡散符号検出装置56、拡散符号同期確立装置57、情報伝送拡散符号発生装置58♯1、58♯2、逆拡散装置59♯1、59♯2、データ復調装置60♯1、60♯2、データ合成装置61を有する。
【0080】
プリアンブル拡散符号検出装置56、拡散符号同期確立装置57、情報伝送拡散符号発生装置58♯1、58♯2、逆拡散装置59♯1、59♯2、データ復調装置60♯1、60♯2、データ合成装置61の機能は、図5に示すプリアンブル拡散符号検出装置35、拡散符号同期確立装置37、情報伝送拡散符号発生装置38♯1、38♯2、逆拡散装置36♯1、36♯2、データ復調装置39♯1、39♯2、データ合成装置40の機能と同一であり、移動局♯1から二分割されて同時に送信されたデータがそのデータ合成装置61によって一つにまとめられてデータフロー制御装置3に出力されることになる。
(移動局♯2の送信装置の第2の構成例)
図14は移動局♯1の送信装置の第2の構成例を示すブロック図である。ここでは、情報伝送拡散符号発生装置62♯1〜62♯4、拡散符号選択装置63を備え、4チャンネルを使って同時に移動局♯1から基地局1に情報をアップリンクできるようにしたものであり、上位アプリケーション層41から出力されたデータは4分割されて、4分割された各分割データには、拡散符号選択装置63によって情報伝送拡散符号発生装置62♯1〜62♯4が発生する情報伝送拡散符号が割り当てられる。
【0081】
拡散符号選択装置53には情報伝送拡散符号発生装置62♯1〜62♯4から出力される情報伝送拡散符号データと上位アプリケーション層41から出力されるデータとに基づいて情報伝送拡散符号データを拡散符号選択装置54に出力し、拡散符号選択装置54はフレーム構成制御装置52に基づきプリアンブルブロックデータ19のデータと情報ブロック部データ20のデータとを合成して、1フレーム18を構成し、1フレーム18のデータをD/Aコンバータ55に出力し、D/Aコンバータ55はその1フレーム18のデータをアナログ信号に変換し、そのアナログ信号はRF・IF回路33により変調されて、基地局1に向けて送信(アップリンク)される。
【0082】
この図14に示す移動局♯1の送信装置によれば、4チャンネルを使って情報が一度に伝送されることになる。
(基地局1のAS−受信装置7の第2の構成例)
図15はこの基地局1のAS−CDMA受信装置7♯1の第2の構成を示すブロック図であって、図14に示す移動局♯1の送信装置から送信された1フレーム18のデータを受信するためのものである。
【0083】
この図15に示すAS−CDMA受信装置7♯1の構成要素において、図13に示すAS−CDMA受信装置7♯1の構成要素と同一構成要素については同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分についてのみ説明することとする。
【0084】
図15に示すAS−CDMA受信装置7♯1は、積分回路63♯1〜63♯4、積分値比較装置64、データ復調装置65を有する。
【0085】
この積分回路63♯1〜63♯4、積分値比較装置64、データ復調装置65の機能は図7に示す積分回路42♯1〜42♯4、積分値比較装置43、データ復調装置44の機能と同一であり、移動局♯1から4チャンネルを用いて送信されたデータは、データ復調装置65によって一つにまとめられて、データフロー制御装置3に出力される。
(基地局1の変形例)
この図16に示す基地局1の変形例では、基地局1の基地局間の無線通信に、図1に示すOFDM送信装置4♯i、OFDM受信装置5♯iの代わりに、パケットSS−CDMA送信装置66♯i、パケットSS−CDMA受信装置66’♯iを用いる構成としたもので、その他の構成要素は図1に示す構成要素と同一であるので、同一構成要素に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
(発明の実施の形態2)
(基地局1の送受信装置の構成例)
図17(a)に示すように、基地局1に対して移動局♯1、♯2、♯3が同時に送信している場合について考える。移動局♯2は移動局♯1よりも基地局1からもっとも遠い位置であるセル半径rの距離にあるものとし、移動局♯3は基地局1の近傍にあるものとし、移動局♯1は移動局♯2と基地局1との間の中間位置(セル半径の1/2)にあるものとする。
【0086】
この場合、基地局1と移動局♯3との間では、その距離がほぼ0であるので、伝搬による遅延時間は無視することができる。すなわち、基地局1は移動局♯3の送信と同時に情報を受信することになる。これに対して、移動局♯1は基地局1からr/2の位置にあるので、基地局1は移動局♯1からの送信をτ1だけ遅れて受信することになる。移動局♯2は基地局1からrの位置にあるので、基地局1は移動局♯2からの送信をτ2(2τ1)だけ遅れて受信することになる。
【0087】
従って、基地局1から各移動局♯1〜♯3に同時に通信(ダウンリンク)を行ったとしても、各移動局♯1〜♯3から戻って来る1フレーム18の先頭Fが、アップリンクの際に、図17(b)に示すようにそれぞれずれることになる。
【0088】
アップリンクの際に、各移動局♯1〜♯3の1フレーム18の先頭Fがずれていると、基地局1が時間管理をするのが難しい。
【0089】
そこで、図18に示すように、基地局1の各AS−CDMA受信装置7♯iを構成する。このAS−CDMA受信装置7♯iはアップリンク受信装置67、受信相関装置68、受信タイミング検出装置69、最適時間算出装置70、送信タイミング制御情報埋め込み装置71を有する。ダウンリンク送信装置6はここではパケットCDMA送信装置であり、各移動局♯iに共通に用いられる。
【0090】
基地局1から移動局♯i、例えば、移動局♯1にまず送信(ダウンリンク)すると、時間τ1だけ遅れて移動局♯1がその情報を受信し、基地局1は移動局♯1から送信(アップリンク)された情報をτ1だけ遅れて受信する。その情報は、A/Dコンバータ72によりアナログデジタル変換され、TDD切り替えスイッチ72、分配器8を介してアップリンク受信装置67、受信相関装置68に入力される。アップリンク受信装置67は、例えば、プリアンブル拡散符号検出装置56、拡散符号同期確立装置57、情報伝送拡散符号発生装置58♯1、58♯2、逆拡散装置59♯1、59♯2、データ復調装置60♯1、60♯2、データ合成装置61を備え、移動局♯1から送信されたデータを復調する役割を果たす。
【0091】
受信相関装置68は例えば相関を検出するマッチドフィルタから構成され、受信相関装置は、データの相関を検出し、その相関信号が受信タイミング検出装置69に入力される。受信タイミング検出装置69は相関信号に基づき基地局1と移動局♯1との間の遅延時間2τ1を演算し、最適時間算出装置70に出力する。
【0092】
最適時間算出装置70は遅延時間2τ1に基づいて基地局1が希望する最も適した時間を演算し、送信タイミング制御情報埋め込み装置71に出力する。
【0093】
ここで、送信タイミング制御情報とは、移動局♯1の送信タイミングを制御するための制御情報である。その送信タイミング制御情報埋め込み装置71はダウンリンク送信装置6にチップレベルの送信タイミング制御情報を出力する。ダウンリンク送信装置6は例えば図2に示すバーカーコード13にチップレベルのタイミング制御情報が埋め込まれた1フレーム15からなるデータを形成する。その1フレーム15からなるデータはTDD切り替えスイッチ9を介してD/Aコンバータ30に出力され、D/Aコンバータ30はそのデータをアナログ変換し、周波数変調されて、移動局♯iにダウンリンクされる。
【0094】
なお、近似同期CDMA(AS−CDMA)では、1ビットを構成する「AAAA」又は「−A−A−A−A」のデータ列の最先頭の符号「A」又は「−A」の前に最後尾の符号「A」又は「−A」を付加し、かつ、1ビットを構成する「AAAA」又は「−A−A−A−A」のデータ列の最後尾の符号「A」又は「−A」の後に最先頭の符号「A」又は「−A」を付加して、図17(c)に示す情報シンボルを構成してデータを伝送することにより、遅延時間の差異による混信が起こらないようにしている。
(移動局♯iの送受信装置の構成例)
図19は図18に示す基地局1の送受信装置に対応する移動局♯i、例えば、移動局♯1の送受信装置の構成を示すものである。この図19に示す移動局♯1は送信タイミング制御情報抽出装置73を備えており、RF・IF検出回路33、A/Dコンバータ34、プリアンブル検出回路35、情報伝送拡散符号発生装置38♯i、逆拡散装置36♯1、積分回路42♯1、データ復調装置44は図5に示す構成のものと同一である。
【0095】
データ復調装置44から出力されるデータには、送信タイミング制御情報が埋め込まれており、送信タイミング制御情報抽出装置73はそのデータに埋め込まれている送信タイミング制御情報を抽出する役割を果たす。
【0096】
その送信タイミング制御情報抽出装置73はアップリンク送信装置74にその送信タイミング制御情報を出力し、アップリンク送信装置74はその送信タイミング制御情報により上位アプリケーションから送信されたデータを送信する。そのアップリンク送信装置74から出力されたデータはD/Aコンバータ75によりアナログ変換され、RF・IF回路33により周波数変調され、基地局1に送信される。
【0097】
この発明の実施の形態によれば、移動局♯iの基地局1に対する距離の差に基づく遅延時間τを、送信タイミング制御情報に基づき補正するものであるので、各移動局♯iの基地局1からの距離の相異に基づく1フレーム18の先頭Fのずれを防止でき、基地局1の時間に各移動局♯iの時間を合わせることができる。
【0098】
従って、各チャネル♯1〜チャネル♯Nの情報を同時に算術加算して送信する際に便利である。
(発明の実施の形態3)
基地局1から移動局♯iまでの伝搬経路には各種の障害物があり、基地局1から周波数fの搬送波に載せて情報を送信したとしても、移動局♯iでは周波数誤差成分が混じり、周波数f+Δfの搬送波が到来する。この周波数f+Δfの誤差成分が混じった状態で受信すると、各移動局間で混信が生じるおそれがある。
【0099】
例えば、図20(a)に示すように、基地局で周波数fでかつ位相φ=0で送信したとしても、角速度ω(2π/f)が誤差Δωによりずれるために、図20(b)に示すように移動局♯iの受信の際に位相差φで受信されることになる。このため、移動局♯iで基地局1からの送信を受信したときに混信が生じる。
【0100】
なお、その図20において、Reは実軸を示し、Imは虚軸を示し、Beは回転ベクトルを示す。
【0101】
図21はこの混信を回避するための移動局♯iの発明の実施の形態3のブロック回路図である。
【0102】
図21に示す移動局♯iは、図5に示す移動局♯iと同様のプリアンブル拡散符号検出装置35、拡散符号同期確立装置37、情報伝送拡散符号発生装置38を備えている。プリアンブル拡散符号検出装置35はプリアンブル拡散符号としてのバーカーコード13を検出し、拡散符号同期確立装置37と相関ピーク判定回路76とにバーカーコードデータを出力する。
【0103】
拡散符号同期確立装置37はバーカーコードに基づき同期信号を生成し、情報伝送拡散符号発生装置38♯1は同期信号に基づき情報伝送拡散符号を発生し、情報伝送拡散符号データを逆拡散装置36♯iに出力する。
【0104】
相関ピーク判定回路76はバーカーコードに基づきバーカーコードの時間間隔の変化を検出し、時間間隔の変化により周波数誤差Δf(角速度ωの誤差Δω)が求められる。ここでは、バーカーコードは10シンボルであるので、10個の回転ベクトルBeが得られ、この回転ベクトルBeの位相から誤差Δωが算出される。
【0105】
その相関ピーク判定回路76の出力は絶対位相検出回路77に入力され、絶対位相検出回路77は絶対位相φと周波数誤差とを検出し、絶対位相検出回路77の出力は位相補正回路78とデータ復調装置39とに入力される。逆拡散装置36♯1は算術加算データSUMjと情報伝送拡散符号発生装置38♯1の情報伝送拡散符号データC’♯1との論理積データを生成し、その論理積データを位相補正回路78に出力する。
【0106】
位相補正回路78は周波数のずれを絶対位相検出回路77に基づき補正を行い、その周波数補正後の論理積データをデータ復調装置39に出力し、データ復調装置39は絶対位相検出回路77の出力により座標変換情報を用いてデータを復調し、その復調データは上位アプリケーション41に出力される。
【0107】
この発明の実施の形態によれば、周波数誤差がある場合であっても、混信を防止することができる。
【0108】
なお、この無線通信ネットワークシステムを構成する基本システムの諸元は以下の通りである。
アクセス方式/全二重方式…SS−CDMA/TDD
ダウンリンク …パケットCDMA方式
アップリンク …近似同期CDMA
セル半径 …約150m
周波数帯 …2.45GHz ISMバンド
帯域 …26MHz(RCR−STD33による)
目標チャンネル数/伝送速度…24チャネル/64Kbps(1セル当たり)
【0109】
【発明の効果】
請求項1ないし請求項8に記載の発明によれば、基地局間を無線により回線を確立することができるので、基地局の配置のフレキシビリティが向上し、もって低コストの通信網を構築することができる。
特に、自己の基地局内の移動局と他の基地局の移動局との間での基地局間の無線通信のみならず、他の基地局内の移動局と別の他の基地局の移動局との間での無線通信を途中の基地局が無線中継を行う構成となっているので、より一層基地局の配置のフレキシビリティが向上する。
請求項2に記載の発明によれば、特に、ダウンリンクの際に、一度に二倍の情報を特定の移動局に送信でき、高速伝送が可能である
請求項3に記載の発明によれば、ダウンリンクの際に、より一層高速伝送の実現が可能である
請求項4に記載の発明によれば、情報の伝送に未使用のプリアンブルブロックを利用して、各移動局に共通の情報を送ることができるので、情報伝送の利用効率を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、特に、一度に二倍の情報を基地局にアップリンクできる。
請求項6に記載の発明によれば、アップリンクの際に、より一層高速伝送の実現が可能である
請求項7に記載の発明によれば、各基地局の時間に各移動局の時間を合わせることができる。
請求項8に記載の発明によれば、特に、周波数誤差がある場合であっても、混信を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる基地局のブロック図である。
【図2】 ダウンリンクに使用するパケットCDMAの1フレームのフォーマットを示す図である。
【図3】 アップリンクに使用する近似同期CDMAの1フレームのフォーマットを示す図である。
【図4】 図1に示すパケットCDMA送信装置の第1の構成例を示すブロック図である。
【図5】 図4に示すパケットCDMA送信装置に対応する移動局の受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図6】 図1に示すパケットCDMA送信装置の第2の構成例を示すブロック図である。
【図7】 図6に示すパケットCDMA送信装置に対応する移動局の受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】 図1に示すパケットCDMA送信装置の第3の構成例を示すブロック図である。
【図9】 図8に示すパケットCDMA送信装置に用いるパケットCDMAの1フレームのフォーマットを示す図である。
【図10】 図8に示すパケットCDMA送信装置に対応する移動局の受信装置の構成例を示す図である。
【図11】 移動局の送信装置の第1の構成例を示すブロック図である。
【図12】 アップリンクの際に使用する情報伝送拡散符号データの一例を示す図であって、(a)は一の情報伝送拡散符号データの一例を示し、(b)はその一の情報伝送拡散符号データとは異なる情報伝送拡散符号データを示す。
【図13】 図11に示す移動局の送信装置に対応する基地局1のAS−CDMA受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図14】 移動局の送信装置の第2の構成例を示すブロック図である。
【図15】 図14に示す移動局の送信装置に対応する基地局1のAS−CDMA受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図16】 図1に示す基地局の変形例を示すブロック図である。
【図17】 基地局と移動局との通信の際の伝搬遅延時間の説明図であって、(a)は基地局に対する移動局の位置を模式的に示す図であり、(b)は移動局から送信された近似同期CDMAのフレームの先頭のずれを示す説明図、(c)はデータ列の一例を示す図である。
【図18】 基地局と移動局との伝搬遅延時間に関する問題を解消するための基地局の送受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図19】 図18に示す基地局の送受信装置に対応する移動局の送受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図20】 周波数誤差に伴う回転ベクトルの説明図であり、(a)は基地局の回転ベクトルの位相の説明図であり、(b)は受信装置の回転ベクトルの位相の説明図である。
【図21】 周波数誤差に伴う混信を回避するための移動局の受信装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…基地局
3…データフロー制御装置
4…OFDM送信装置
5…OFDM受信装置
6…パケットCDMA送信装置
7…AS−CDMA受信装置
♯i(i=1、2、…、N)…移動局

Claims (8)

  1. 複数の基地局と複数の移動局とからなり、前記各基地局が無線通信によって接続されたセルラー方式の無線通信ネットワークシステムにおいて、
    各基地局がデータフロー制御装置と、各基地局間の送信に用いられる複数個の送信装置と、各基地局間の受信に用いられる複数個の受信装置と、パケット CDMA 送信装置と、複数個の AS CDMA 受信装置と、分配器と、 TDD 切り替えスイッチとを備え、
    前記各送信装置はセル間送信アンテナを有し、前記各受信装置はセル間受信アンテナを有し、
    前記 TDD 切り替えスイッチはセル内送受信アンテナに接続され、
    前記データフロー制御装置は、各送信装置と各受信装置と各 AS CDMA 受信装置とパケット CDMA 送信装置とに接続され、
    AS CDMA 受信装置は、前記分配器を介して前記 TDD 切り替えスイッチに接続され、
    前記 TDD 切り替えスイッチは、送信か受信かを判断して前記セル内送受信アンテナが前記分配器に接続されている状態と前記セル内送受信アンテナが前記パケット CDMA 送信装置に接続されている状態との間でその接続状態を切り替える機能を有し、
    前記データフロー制御装置は、自己の基地局の移動局から他の基地局の移動局への送信であるのかと他の基地局の移動局から自己の基地局内の移動局への受信であるのかと自己の基地局内の移動局同士の通信であるのかと他の基地局の移動局と別の他の基地局の移動局との間での中継であるのかとを判断して、前記各送信装置、前記各受信装置、前記各パケット CDMA 送信装置、前記各 AS CDMA 受信装置を制御し、
    前記分配器は前記セル内送受信アンテナで受信されたデータを各 AS CDMA 受信装置に分配し、
    前記パケット CDMA 送信装置は、プリアンブルブロックと情報ブロックとからなる1フレームを生成して、当該基地局1内に存在する移動局に送信し、
    前記各移動局から前記各基地局への送信には同期ブロックと情報ブロックとを1フレームとする AS CDMA が用いられていることを特徴とする無線通信ネットワークシステム。
  2. 前記パケット CDMA 送信装置は、前記データフロー制御装置から送られてきた情報を二チャンネルを用いて特定の移動局に送信するためにデータを分配するデータ分配装置と、複数個の情報伝送拡散符号発生装置と、プリアンブル拡散符号発生装置と、拡散符号合成装置と、フレーム構成制御装置と、拡散符号選択装置とを備え、
    前記データ分配装置は前記特定の移動局に対応する情報の前段部分を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置と前記特定の移動局に対応する情報の後段部分を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置とに接続され、当該二つの情報伝送拡散符号発生装置には前記特定の移動局に対応する情報が入力され、残余の移動局に対応する情報は前記特定の移動局に対応する情報を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置以外の残余の情報伝送拡散符号発生装置に入力され、前記各情報伝送拡散符号発生装置は情報伝送拡散符号データを生成し、前記拡散符号合成装置は前記各情報拡散符号発生装置に接続されて前記情報伝送拡散符号データを算術加算して情報ブロックを構成し、
    前記プリアンブル拡散符号発生装置は、前記プリアンブルブロックを生成し、
    前記フレーム構成制御装置は、前記プリアンブルブロックと前記情報ブロックとから前記1フレームが構成されるように前記拡散符号選択装置を制御し、当該基地局内の各移動局には情報ブロックの先頭が揃った情報がダウンリンクされ、
    前記特定の移動局の受信装置は、二チャンネルを用いて一度に送信された情報データを元の情報データに復元する回路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信ネットワークシステム。
  3. 前記パケット CDMA 送信装置は、前記データフロー制御装置から送られてきた情報を四チャンネルを用いて特定の移動局に同時に送信するための第1拡散符号選択装置と、複数個の情報伝送拡散符号発生装置と、プリアンブル拡散符号発生装置と、拡散符号合成装置と、フレーム構成制御装置と、前記第1拡散符号選択装置とは別の第2拡散符号選択装置とを備え、
    前記第1拡散符号選択装置は特定の移動局に対応する情報を受け持つ四つの情報伝送拡散符号発生装置に接続され、
    前記四つの情報伝送拡散符号発生装置は「0」と「1」との2ビットデータの組み合わせにそれぞれ対応する情報伝送拡散符号データを生成し、
    前記四つの情報伝送拡散符号発生装置以外の情報伝送拡散符号発生装置は特定の移動局に対応する残余の移動局に対応する情報伝送拡散符号データを生成し、
    前記第1拡散符号選択装置は前記四つの情報伝送拡散符号発生装置から出力された情報伝送拡散符号データを選択し、
    前記拡散符号合成装置は前記第1拡散符号選択装置と前記残余の情報伝送拡散符号発生装置とに接続されて前記情報伝送拡散符号データを算術加算して算術加算データからなる情報ブロックを構成し、
    前記プリアンブル拡散符号発生装置は、前記プリアンブルブロックを生成し、
    前記フレーム構成制御装置は、前記プリアンブルブロックと前記情報ブロックとから前記1フレームが構成されるように前記第2拡散符号選択装置を制御し、当該基地局内の各移動局には情報ブロックの先頭が揃った情報がダウンリンクされ、
    前記特定の移動局の受信装置は、四チャンネルを用いて一度に送信された情報データを元のデータに復元する回路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信ネットワークシステム。
  4. 前記パケット CDMA 送信装置は、セル情報記憶装置と拡散符号反転装置とを有し、前記セル情報記憶装置にはセル内の各移動局の情報伝送拡散符号発生装置を制御する制御情報と各移動局の周波数を制御する制御情報とが記憶され、前記拡散符号反転装置は前記制御情報に基づいてプリアンブルブロックを符号反転して前記第2拡散符号選択装置に出力し、
    前記特定の移動局の受信装置は、前記プリアンブルブロックの極性を判定する相関ピーク極性判定回路とセル情報判定回路とを有し、前記相関ピーク極性判定回路にはプリアンブルブロックのデータが入力されて該相関ピーク極性判定回路はその極性を判定し、前記セル情報判定装置は前記プリアンブルブロックの判定結果に基づき前記基地局の前記セル情報記憶装置から送られてきた制御情報を判定し、前記基地局の前記四つの情報伝送拡散符号発生装置にそれぞれ対応されかつ生成された同期信号が入力されて情報伝送拡散符号データを発生する四つの情報伝送拡散符号発生装置と前記特定の移動局の RF IF 回路とを制御することを特徴とする請求項3に記載の無線通信ネットワークシステム。
  5. 前記移動局の送信装置は、上位のアプリケーション層から送られてきた情報データを二チャンネルを用いて基地局に送信するために情報データを分配するデータ分配装置と、前記データ分配装置からの情報データのうち該情報データの前段部分を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置と、前記情報データの後段部分を受け持つ情報伝送拡散符号発生装置と、プリアンブル拡散符号発生装置と、拡散符号合成装置と、フレーム構成制御装置と、拡散符号選択装置とを備え、
    該各情報伝送拡散符号発生装置は情報伝送拡散符号データを生成し、
    前記拡散符号合成装置は前記各情報拡散符号発生装置に接続されて前記情報伝送拡散符号データを算術加算して情報ブロックを構成し、前記フレーム構成制御装置は、前記プリアンブルブロックと前記情報ブロックとから前記1フレームが構成されるように前記拡散符号選択装置を制御し、該拡散符号選択装置からの情報データは前記基地局に向けてアップリンクされ、
    該基地局の AS CDMA 受信装置は前記二チャンネルを用いて一度に送信された情報データ を元の情報データに復元する回路を有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信ネットワークシステム。
  6. 前記移動局の送信装置は、上位のアプリケーション層から送られてきた情報データを四チャンネルを用いて前記基地局に送信するために前記情報データを四分割しかつ四分割された各分割データに四個の情報伝送拡散符号発生装置により生成された情報伝送拡散符号を割り当てる第1拡散符号選択装置と、プリアンブル拡散符号発生装置からのプリアンブルブロックデータと前記第1拡散符号選択装置からの情報ブロックデータとをフレーム構成制御装置に基づき合成して1フレームを構成する第2拡散符号選択装置とを備え、
    前記上位のアプリケーション層から送られてきた情報データは四チャンネルを用いて前記基地局に一度にアップリンクされ、該基地局の AS CDMA 受信装置は前記四チャンネルを用いて一度に送信された情報データを元の情報データに復元する回路を有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信ネットワークシステム。
  7. 前記基地局1の AS CDMA 受信装置は、前記移動局から送信された情報データを復調するアップリンク受信装置と、データの相関を検出して相関信号を出力する受信相関装置と、受信タイミング検出装置と、最適時間検出装置と、特定の移動局の送信タイミングを制御する送信タイミング制御情報埋め込み装置とを備え、
    前記パケット CDMA は前記プリアンブルブロックにタイミング制御情報が埋め込まれたデータを生成して、前記特定の移動局に送信し、
    前記移動局の送受信装置は、前記プリアンブルに埋め込まれた送信タイミング制御情報を抽出する送信タイミング制御情報抽出装置と上位のアプリケーション層から送信された情報データを前記送信タイミング制御情報に基づいて送信するアップリンク送信装置とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信ネットワークシステム。
    各基地局の時間に各移動局の時間を合わせることができる。
  8. 前記移動局は、前記プリアンブルブロックのバーカーコードを検出するプリアンブル拡散符号検出回路と、
    前記バーカーコードに基づき同期信号を生成する拡散符号同期確立装置と、
    前記同期信号に基づき情報伝送拡散符号データを発生する情報伝送拡散符号発生装置と、
    前記バーカーコードに基づき該バーカーコードの時間間隔の変化を検出する相関ピーク判定回路と、
    該時間間隔の変化に基づき絶対位相と周波数誤差とを検出する絶対位相検出装置と、
    前記情報伝送拡散符号データと算術加算データとの論理積データを生成する逆拡散装置と、
    前記論理積データが入力され、前記絶対位相検出装置の出力により周波数のずれを補正する位相補正回路と、
    前記絶対位相検出装置の出力と前記位相補正回路の出力とに基づきデータを復調して上位のアプリケーション層に送信するデータ復調装置とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信ネットワークシステム。
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