JP3989218B2 - Absorbent articles - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生理用ナプキンや使い捨ておむつなどの吸収性物品に関し、更に詳しくは、***された液の素早い透過性やドライ感に優れた吸収性物品に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
特開２０００−３４２６２５号公報には、周縁から中央部に向かって波状に起伏する円状の多数の褶襞部から形成された伸縮領域を有する吸収性物品の表面シートが記載されている。この褶襞部は互いに同心円状に配されているか、又は螺旋状に延びている。この表面シートは、前記伸縮領域が、吸収性物品の吸収体に形成された凹陥部を覆うように該吸収体上に配されることによって、該凹陥部への***物の受容性を高めようとするものである。このように、この表面シートは、その厚み方向へ変形して凹面又は凸面を形成することを目的として、前記構成の伸縮領域を有するものであるから、***された液の透過性や、吸収体からの液戻り防止に関しては何らの考慮もされていない。具体的には、前記褶襞部は同心円状に又は螺旋状に連続したものであるから、該褶襞部は着用者の肌との接触面積が大きくドライ感に欠ける。同様の理由により、表面積を大きくすることに限界があり、液の透過性を向上させにくい。更に同様の理由により、多量の液が一度に***された場合には、該液は前記褶襞部を乗り越えて拡散せざるを得ず、該褶襞部が液で濡れてしまい、これによってもべたつきが起こりドライ感が損なわれる。
【０００３】
特許第２８６０７３０号明細書には、身体への着用面に複数の凹凸を有し、該凹凸は該着用面における体液を主に吸収すべき域に形成されており、偏縁部には該凹凸が形成されていない吸収性物品が記載されている。前記凹凸の凹部には透孔が形成されている。しかしこの吸収性物品においては、前記凹凸起伏の程度が、前記着用面と着用者の身体との接触面積を十分に低減させる程に大きくはなく、ドライ感に欠けるものである。また、吸収体に吸収された液の逆戻りも起こり易い。
【０００４】
これらとは別に、本出願人は先に特開平６−１４２１３４号公報において、吸収性物品の両側部に複数の襞を有し、該襞の傾倒方向が吸収性物品の中央部に向いている不織布からなる吸収性物品の表面シートを提案した。この表面シートは、着用者にドライ感を与え、また液の吸収速度、吸収量及び液戻りの点でも優れたものである。しかし、液が襞の方向である長手方向に導かれ易いので、吸収性物品の前後端からの液漏れが起こる場合がある。また、襞が線状に肌と接触するので着用者によっては違和感を覚えることがある。更に、液の***量が多い場合には襞が過度に濡れてしまい、べたつき感が生じることがある。
【０００５】
従って、本発明は、***された液を素早く透過させ得る吸収性物品を提供することを目的とする。
また本発明は、着用者の肌との接触面積が小さく、ドライ感を有する吸収性物品を提供することを目的とする。
更に本発明は、吸収体に吸収された液の逆戻りが防止された吸収性物品を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体を有し、実質的に縦長形状の吸収性物品において、
前記表面シートは、その肌対向面が不織布から構成されていると共に多数の半球状の曲面状の小凸部及び小凹部を有し、
該小凸部と該小凹部とは、吸収性物品の長手方向及び幅方向に表面シートが起伏を繰り返すように交互に配列されており、
該小凸部及び該小凹部に、表面シートを貫通する開孔が形成されておらず、
該小凸部は、これを平面視した面積の総和が前記吸収性物品における肌当接面の面積の５〜６０％で且つ個々の該面積が５ｍｍ2超１５０ｍｍ2未満であると共に、該小凸部及び該小凹部が形成されている領域におけるシート厚みが１〜４ｍｍであり、
前記小凸部及び前記小凹部は、前記吸収性物品における着用者の***部位に対応する領域にのみ形成され且つ前記吸収性物品の両側部及び前方部及び後方部には存在していない吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図１には、本発明の吸収性物品の一例としての生理用ナプキンを一部破断した斜視図が示されている。また図２には、図１に示される生理用ナプキンにおける要部拡大図が示されており、図３には図２における要部拡大断面図が示されている。
【０００８】
図１に示すように、本実施形態の生理用ナプキン１は実質的に縦長の形状をしており、液透過性の表面シート２、液不透過性の裏面シート３、及び両シート間に介在された液保持性の吸収体４を有している。表面シート２は、吸収体４の上面全域を覆っている。更に表面シート２は、吸収体４の左右両側縁から下面側に折り込まれて、吸収体４の下面における左右両側部を覆っている。そして、吸収体４の下面に折り込まれた表面シート２が、ホットメルト粘着剤等の所定の接合手段によって裏面シート３と接合されている。また、表面シート２及び裏面シート３は何れも吸収体４の前後端縁から外方に延出しており、延出した表面シート２と裏面シート３とが、ヒートシール等の所定の接合手段によって接合されている。裏面シート３の外面には、ナプキン１を着衣に固定するための粘着剤（図示せず）が塗布されている。粘着剤は、ナプキン１の幅方向へ延びるストライプ状に複数本塗布されている。
【０００９】
裏面シート３及び吸収体４としては、吸収性物品の技術分野において公知のものを特に制限無く用いることができる。例えば裏面シート３としては、液不透過性である合成樹脂製のフィルムを用いることができる。斯かるフィルムは透湿性を有していてもよい。吸収体としては、パルプと高吸収性ポリマーの粒子との混合物や、高吸収性ポリマーの粒子がパルプに結合してなる吸収紙などを用いることができる。
【００１０】
而して、本実施形態のナプキン１においては、図１〜図３に示すように、表面シート２が多数の小凸部２１及び小凹部２２を有している。小凸部２１と小凹部２２とは、ナプキン１の肌当接面、即ち表面シート２における肌対向面に形成されている。小凸部２１及び小凹部２２は、ナプキン１における着用者の***部位に対応する領域Ａ（図１中、点線で囲った領域、以下この領域を***領域という）にのみ形成されており、***領域Ａの外側、即ちナプキン１の肌当接面における両側部Ｓ，Ｓ並びに前方部Ｆ及び後方部Ｒには小凸部２１及び小凹部２２が存在していない。また***領域Ａにおいて、小凸部２１と小凹部２２とは、ナプキン１の長手方向及び幅方向に表面シート２が起伏を繰り返すように交互に且つ千鳥状に規則的に配列されている。小凸部２１は凸状曲面からなり、一方小凹部２２は凹状曲面からなっている。斯かる凸状曲面と凹状曲面とは、曲面を描くように滑らかに連接しており、小凸部２１と小凹部２２との間には平面部が存在していない。小凸部２１及び小凹部２２は何れも扁平な半球状の形状をしており、小凹部２２は小凸部２１を反転させた形状となっている。
【００１１】
小凸部１２及び小凹部２２は、それぞれナプキン１の長手方向及び幅方向のピッチが１〜１０ｍｍ、特に３〜６ｍｍとなるように配列されていることが、ドライ感と吸収性の点から好ましい。また小凸部１２及び小凹部２２は、斯かるピッチ内でランダムに配列されていてもよい。小凸部１２及び小凹部２２は、或る一つの小凸部に着目したとき、該小凸部の前後及び左右に小凹部が存在するように配され、且つ或る一つの小凹部に着目したとき、該小凹部の前後及び左右に小凸部存在するように配されていることが、表面シート２の表面を液が伝って流れてしまうことを効果的に防止し得る点から好ましい。
【００１２】
表面シート２は、肌対向面となる第１の層２３と、該第１の層２３の吸収体対向面側に配された第２の層２４との２層構造となっている。第１の層２３は不織布から構成されている。一方第２の層２４は、液透過性を有する所定のシート材から構成されている。シート材の詳細については後述する。両層２３，２４は、圧着、融着又はこれらの組み合わせ等の所定の接合手段によって部分的に接合されている。表面シート２を多層構造とし且つ部分的に接合することで、同坪量の単層構造のシートよりも、柔らかさを維持しつつ、凹凸形状を保持し得るという二律背反の条件を満たすことができるという利点がある。以下、表面シート２における肌対向面を表面ともいい、また吸収体対向面を裏面ともいう。
【００１３】
表面シート２における個々の小凸部２１は、平面視してその面積が５ｍｍ2超１５０ｍｍ2未満であり、好ましくは１０〜８０ｍｍ2である。面積が５ｍｍ2以下では、ナプキン１の使用時における着用者の身体との接触面積が高くなり、十分なドライ感を得ることができず、１５０ｍｍ2以上では着用者の体圧に対して凹凸形状を維持することが困難となり、結果として凹凸形状が潰れてしまい、やはり着用者の身体との接触面積が高くなってしまう。
【００１４】
ナプキン１の肌当接面、即ち表面シート２における肌対向面に対する、平面視での小凸部２１の面積の総和の割合（以下、小凸部面積率という）は、５〜６０％であり、好ましくは１５〜６０％、更に好ましくは２５〜４５％である。小凸部面積率が５％未満では、小凸部２１の割合が低くなり過ぎて、ナプキン１の使用時における着用者の身体との接触面積が高くなり、十分なドライ感を得ることができない。６０％以上では、着用者の体圧に対して凹凸形状を維持することが困難となり、結果として凹凸形状が潰れてしまい、やはり着用者の身体との接触面積が高くなってしまう。
【００１５】
個々の小凸部２１の面積及び小凸部面積率は次の方法で測定される。先ず、三菱鉛筆（株）社製のスタンプ台〔ユニスタンプＨＳＰ−２Ｇ（商品名）〕のスタンプ面を表面シート２の表面側に載せ、その上に２ｋｇの重りを載せて３０秒間放置する。スタンプ台及び重りを取り除いた後、表面シート２の表面側の画像を取り込む。画像の取り込みには、光源〔サンライトＳＬ−２３０Ｋ２；ＬＰＬ（株）社製〕、スタンド〔コピースタンドＣＳ−５：ＬＰＬ（株）社製〕、レンズ（２４ｍｍ／Ｆ２，８Ｄニッコールレンズ）、ＣＣＤカメラ〔（ＨＶ−３７；日立電子（株）社製）Ｆマウントによるレンズとの接続〕及びビデオボード〔スペクトラ３２００；カノーブス（株）社製〕を用いた。取り込まれた画像をＮＥＸＵＳ社製の画像解析ソフト（ｖｅｒ．３．０８）で二値化処理する。二値化処理された画像から、スタンプで着色された部分の面積の平均値を求め、これを小凸部２１一個の面積とする（但し、スタンプで着色された部分が連続パターンの場合には、一パターンの面積とする。）。次に、スタンプで着色された部分の全面積を画像の全面積で除すことで小凸部面積率（％）を求める。小凸部の面積の測定が困難な場合は、スタンプで着色された部分を画面上で塗りつぶす等の補助的な処理を行う。
【００１６】
小凸部２１は、その高さｈ（図３参照）が０．７ｍｍ超２ｍｍ未満、特に０．８〜１．５ｍｍ、とりわけ０．９〜１．３ｍｍであることが、接触面積の低減、べたつき発生の防止、及び装着違和感の発生の防止の点から好ましい。小凸部２１の高さｈは、図３に示すように、***領域Ａの外側の領域、即ち、両側部Ｓ、前方部Ｆ及び後方部Ｒの位置を基準とし、この位置から小凸部２１の頂部までの距離をいう。小凸部２１の高さｈは次の方法で測定される。ＳＯＮＹ製ＣＣＤカメラ（ＣＣＤ−ＩＲＩＳ）が接続されたＯＬＹＭＰＵＳ製の実体顕微鏡ＳＺＨ１０を用い、シートの縦切断面の像を撮影する。撮影された像を、ＳＯＮＹ製ビデオプリンター（ＵＰ−５１００Ａ）にて出力し、出力された像から高さｈを測定する。
【００１７】
表面シート２を構成する第１の層２３と第２の層２４とは部分的に接合されている。そして、両層の接合部以外の部位は離間可能になっている。その結果、ナプキン１の装着中に着用者の動作に連れて表面シート２が動く場合、第１の層２３と第２の層２４とで別々の動きをすることができ、柔らかい感覚を着用者に与えられる。
【００１８】
第１の層２３と第２の層２４との接合の程度は、ナプキン１の着用中に着用者の動作に連れて表面シート２が動いた場合に、両層が剥離しない程度であればよい。また、両層の接合の程度は、表面シート２の凹凸形状が保持され得る程度であることが好ましい。
【００１９】
本実施形態における表面シート２が以上の構成を有していることにより、以下の（ａ）〜（ｄ）の効果が主として奏される。
（ａ）表面シート２が多数の小凸部２１及び小凹部２２を有しているので、着用者の肌との接触面積が低減し、ドライ感が得られる。しかも小凸部２１及び小凹部２２は、***領域Ａにのみ形成されているので、表面シートが平面形状から三次元曲面形状へ変形することが阻害されにくく、複雑な曲面形状である着用者の身体に追従してぴったりとフィットする。特に、小凸部２１及び小凹部２２は、表面シート２における肌対向面の四隅の領域には存在していないので、三次元形状への変形が一層阻害されにくい。その上、小凸部２１及び小凹部２２は滑らかな曲面形状をしているので、着用中の違和感が低減される。
（ｂ）小凸部２１及び小凹部２２は、長手方向及び幅方向に表面シート２が起伏を繰り返すように配置されているので、表面シート２の表面を伝って流れる液が堰き止めらると共に液流れの経路が分散され、漏れ防止効果が高くなる。
（ｃ）小凸部２１は、個々の面積及び小凸部面積率並びに高さがそれぞれ前述の範囲なので、表面シートの表面積が大きくなり、液の吸収速度及び吸収容量が大きくなる。従って、多量の液が一度に***されても、十分に液を透過吸収するだけの吸収性能があり、液漏れを防止することができる。また、小凸部２１及び小凹部２２は、***領域Ａにのみ形成されているので、***と同時に液が速やかに透過吸収され、これによって液漏れが一層防止される。更に、液の透過吸収効果及び液漏れ防止効果が視覚的にも認識され易い。
（ｄ）表面シート２の肌対向面が風合いの良好な不織布から構成されているので、表面シート２の肌触りが良好となり、快適な装着感が得られる。
【００２０】
表面シート２における第１の層２３を構成する不織布としては、例えばエアスルー不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布などが挙げられ、特に風合いの点からエアスルー不織布やスパンボンド不織布を用いることが好ましい。不織布が疎水性の場合には、所定の親水化処理を施すことが好ましい。不織布の坪量は、５〜５０ｇ／ｍ2、特に１０〜２５ｇ／ｍ2であることが、十分な強度の確保、小凸部２１及び小凹部２２の成形性の確保、並びに小凸部２１及び小凹部２２の風合いの維持の点から好ましい。
【００２１】
不織布を構成する繊維としては、ポリエチレン（ＰＥ）やポリプロピレン（ＰＰ）等のポリオレフィンからなる繊維、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）等のポリエステルからなる繊維、ポリアミドからなる繊維などの単一繊維、及びこれらの樹脂を構成材料とする芯鞘型やサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることができる。繊維径は、０．５〜６ｄｔｅｘ、特に１〜３ｄｔｅｘであることが、不織布の肌触りが良好になる点から好ましい。繊維長は、不織布の製造方法に応じて長繊維及び短繊維の何れもが用いられる。
【００２２】
表面シート２における第２の層２４を構成するシート材としては、液透過性のものが用いられる。シート材の例としては、不織布、ポリウレタン等の弾性材料から構成される発泡シート、乾式パルプシート、紙、開孔フィルムなどが挙げられる。これらのうち、表面シート２の風合いや液透過性の向上の点から、不織布や乾式パルプシートを用いることが好ましい。
【００２３】
シート材として不織布が用いられる場合、その詳細は、前述した第１の層２３を構成する不織布と同様である。シート材として乾式パルプシートが用いられる場合、該乾式パルプシートとしては坪量が３０〜６０ｇ／ｍ2、特に４０〜５０ｇ／ｍ2のものであることが、該乾式パルプシートの肌触り及び吸液性が良好になる点から好ましい。乾式パルプシートは、エアレイ法によってパルプをシート状に堆積させ、所定のバインダーによってパルプ間を結合させて得られるシートである。
【００２４】
表面シート２は、多数の小凸部２１及び小凹部２２を有していることから、該小凸部２１及び該小凹部２２が形成されている領域、即ち***領域Ａは嵩高な構造となっている。その結果、表面シート２は、小凸部２１及び小凹部２２が形成されている領域、つまり本実施形態では、***領域Ａの厚みＴが１〜４ｍｍ、好ましくは１〜３ｍｍ、更に好ましくは１．２〜２ｍｍといった厚みの大きなものとなる。厚みＴが１ｍｍ以下では接触面積の低減ができず、肌にべたつきが生じやすくなってしまい、４ｍｍ以上では装着中に違和感を感じやすい。厚みＴは次の方法で測定される。表面シート２から***領域Ａを３０ｍｍ×３０ｍｍの大きさの矩形状に切り出し測定片を採取する。測定片の厚みを、３０ｍｍφの大きさの円形測定子を取り付けたＭｉｔｕｔｏｙｏ Ｃｏｒｐ．製のハンド厚み計ＩＤ−Ｃ１１２ＣＢ（商品名）を使用して測定する（荷重約０．１１Ｎ／ｃｍ2）。５枚の測定片について厚みを測定し、その平均値を表面シート２における***領域Ａの厚みとする。
【００２５】
一方、表面シート２における***領域Ａよりも外側の領域には小凸部２１及び小凹部２２が形成されていない。該領域の厚みは０．０５〜０．５ｍｍ、特に０．１〜０．３ｍｍであることが、***領域Ａを身体の形状にフィットさせる点、及びその外側の領域では着用者の動きに起因する毛羽立ちを防ぐ点から好ましい。
【００２６】
表面シート２は、その坪量が、２０〜８０ｇ／ｍ2、特に２５〜６０ｇ／ｍ2であることが、肌触り（柔らかさ及び滑らかさ）を良くし、ドライ感を向上させる点から好ましい。
【００２７】
表面シート２は、次の方法で好ましく製造される。まず、第１の層２３を構成する不織布と、第２の層２４を構成するシート材とを重ね合わせる。次に、所定の凹凸賦形手段によって多数の小凸部及び小凹部を所定領域にのみ形成し、表面シートが得られる。
【００２８】
凹凸賦形手段としては、例えば所定温度に加熱されたスチールマッチエンボス（噛み合わせエンボス）装置を用いることができる。スチールマッチエンボス装置を用いると、第１の層２３と第２の層２４との接合を部分的に行うことが容易となり、第１の層２３と第２の層２４とが離間可能となった表面シート２を容易に製造できる。即ち、スチールマッチエンボスにおける強く噛み合わされる部位において両層が接合される。従って、第１の層２３と第２の層２４との接合部位は、スチールマッチエンボスにおけるエンボス（噛み合わせ）の形状によって所望の部位とすることができる。スチールマッチエンボス装置の具体例としては、本出願人の先の出願に係る特開２００１−２０１６８号公報の図２（ａ）及び（ｂ）に記載の装置を用いることができる。
【００２９】
次に、本発明の吸収性物品の別の実施形態について説明する。これらの実施形態については、前述の実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、前述の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、以下に説明する図において、図１〜図３と同じ部材に同じ符号を付してある。これらの実施形態のうち、図４（ａ）及び（ｂ）並びに図５（ａ）及び（ｂ）は本発明の範囲外である。
【００３０】
図４（ａ）〜図４（ｃ）には、本発明の吸収性物品に用いられる表面シートの別の形態が示されている。図４（ａ）に示す表面シートおいては、小凸部２１の頂部２１ａに、該表面シートを貫通する開孔２５ａが形成されている。また、小凸部２１の頂部近傍２１ｂに、やはり表面シートを貫通する開孔２５ｂが形成されている。更に、小凹部２２においては、その底部２２ａ及びその近傍それぞれに、表面シートを貫通する開孔２５ｃ，２５ｄが形成されている。小凸部２１の頂部及び／又はその近傍に、開孔が形成されていることで、着用者の肌に最も接する部分である小凸部２１の頂部及び／又はその近傍の通気性が良好となり、表面シートが肌にべたつかなくなる。更に、液の透過性、特に粘性の高い液の透過性が良好となる。液の透過性は、小凹部２２の底部２２ａ及びその近傍にも開孔２５ｃ，２５ｄが形成されていることで一層良好となる。
【００３１】
図４（ｂ）に示す表面シートにおいては、小凹部２２の底部２２ａにのみ、表面シートを貫通する開孔２５ｃが形成されている。図４（ｃ）に示す表面シートにおいては、第１の層２３及び第２の層２４のうちの第１の層２３にのみ開孔２５ａ、２５ｂ、２５ｃ及び２５ｄが形成されていて、第２の層２４には開孔が形成されていない。この場合には、第２の層２４は液透過性である必要があり、更に第１の層２３の厚みは大きいことが望ましい。これらの表面シートにおいても、図４（ａ）に示す表面シートと同様に液の透過性が良好となる。
【００３２】
表面シート２に開孔が形成されている場合、該開孔の径は、表面シートの通気性及び液透過性を十分に確保し、ドライ感を得る点から、０．５〜３ｍｍ、特に１〜２ｍｍであることが好ましい。この場合、小凸部２１の頂部２１ａ及びその近傍２１ｂに形成されている開孔２５ａ，２５ｂと、小凹部２２の底部２２ａ及びその近傍に形成されている開孔２５ｃ，２５ｄとの開孔径は同じでもよく、或いは異なっていてもよい。特に、開孔を形成したことに起因する肌触りの低下を防止し、またドライ感を得る点から、小凸部２１の頂部２１ａ及びその近傍２１ｂに形成されている開孔２５ａ，２５ｂの径は、小凹部２２の底部２２ａ及びその近傍に形成されている開孔２５ｃ，２５ｄの径の１０〜１００％、とりわけ３０〜７０％であることが好ましい。
【００３３】
表面シートの肌対向面全体の面積に対する全開孔（開孔２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄ）の面積の割合（以下、全開孔面積率という）は、１〜３０％、特に８〜２０％であることが、表面シートの通気性及び液透過性を確保して、ドライ感を向上させる点から好ましい。
【００３４】
開孔の径及び全開孔面積率は次の方法で測定される。前述した光源、スタンド、レンズ、ＣＣＤカメラ及びビデオボードを用い、表面シートの表面側の画像を取り込む。取り込まれた画像を前述した画像解析ソフトで二値化処理する。二値化処理された画像から、開孔の円相当径を求め、これを開孔径とする。また、二値化処理された部分の全面積を画像の全面積で除すことで全開孔面積率（％）を求める。開孔径の測定が困難な場合は、画面上で開孔の部分を塗りつぶす等の補助的な処理を行う。
【００３５】
開孔を形成する手段としては、例えば所定温度に加熱された穿孔ピンと、該ピンが挿入される受け部材とを備えた開孔装置を用いることができる。この場合、径の異なる穿孔ピンを２種類用いることで、小凸部２１の頂部２１ａに形成される開孔２５ａの径と、小凹部２２の底部２２ａに形成される開孔２５ｃの径とを異ならせることができる。開孔装置の具体例としては、本出願人の先の出願に係る特開平６−３３０４４３号公報の図１〜図１１に記載の装置を用いることができる。図４（ａ）及び図４（ｂ）に示す表面シートは、第１の層２３と第２の層２４とを重ね合わせた後に前記開孔装置を用いて開孔を形成した後に、前記スチールマッチエンボス装置によって小凸部及び小凹部を形成することで得られる。図４（ｃ）に示す表面シートは、前記開孔装置を用いて第１の層２３に開孔を形成した後に、これを第２の層２４と重ね合わせ、次いで前記スチールマッチエンボス装置によって小凸部及び小凹部を形成することで得られる。
【００３６】
図４（ａ）及び図４（ｂ）に示す表面シートは、前記方法とは別に、開孔の形成と小凸部及び小凹部の形成とを同時に行う方法を用いても製造できる。この方法では、前述したスチールマッチエンボス装置における下側ロール小凹部に開孔形成用の穿孔ピンが取り付けられ、また上側ロール小凸部に該穿孔ピンを受けとめる凹状のくぼみが形成されたものを用いる。
【００３７】
図５（ａ）及び図５（ｂ）には、小凸部２１及び小凹部２２の配置パターンの別の例が示されている。図５（ａ）に示すナプキンにおいては、小凸部２１及び小凹部２２が、ナプキン１における着用者の***部位に対応する領域（即ち***領域Ａ）を通る縦方向線Ｌに沿って、長手方向全域に亘って配されている。且つナプキン１の両側部Ｓ，Ｓには小凸部及び小凹部は存在していない。図５（ｂ）に示すナプキンにおいては、小凸部２１及び小凹部２２が、ナプキン１における着用者の***部位に対応する領域（即ち***領域Ａ）を通る横方向線Ｔに沿って、幅方向全域に亘って配されている。且つナプキン１の前方部Ｆ及び後方部Ｒには小凸部及び小凹部は存在していない。図５（ａ）及び図５（ｂ）に示す何れのナプキンにおいても、小凸部２１及び小凹部２２は千鳥状に配置されている。図５（ａ）及び図５（ｂ）に示すナプキンにおいても、図１に示すナプキン１と同様の効果が奏される。但し、表面シートが着用者の身体の形状に一層適合するように変形し易いという点からは、図１に示すナプキン１の方が好ましい。
【００３８】
図６は、小凸部の形状の別の例を示している。尚、図６には小凹部は示されていないが、小凸部間に小凹部が位置している。図６においては、３種類の形状の小凸部２１ａ，２１ｂ，２１ｃが形成されている。各小凸部２１ａ，２１ｂ，２１ｃは何れも底面が正方形のドーム状の形状をしている。小凸部２１ａが最も小さい形状をしており、小凸部２１ｂ、小凸部２１ｃへと次第に形状が大きくなっている。そして最も大きい形状である小凸部２１ｃが中心に位置し、これを取り囲むように次に大きい形状である小凸部２１ｂが配置され、更に小凸部２１ｂを取り囲むように最も小さい形状である小凸部２１ａが配置されている。即ち、小凸部２１ａ，２１ｂ，２１ｃは、その大きさが周縁から中心に向かうほど大きくなるように配置されている。大きさの異なる３種類の小凸部２１ａ，２１ｂ，２１ｃをこのように配置することによって、中央の大きい凸部は着用者の***部にフィットすると共に、その周辺部は細かく形成されているので装着中に違和感が感じられにくくなる。
【００３９】
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、小凸部及び小凹部は、その配置は規則的でなくてもよい、また小凸部及び小凹部の形状は前述したもの以外でもよい。
【００４０】
また、前記実施形態においては凹凸加工の施されていないシートに直接凹凸加工を施して小凸部及び小凹部を形成したが、これに代えて、凹凸加工の施されていないシートに直接凹凸加工を施して小凸部及び小凹部を形成したシート小片を、凹凸加工の施されていないシートの所定領域に貼り合わせて表面シートとなしてもよい。
【００４１】
また、吸収体を、第１の吸収体とこれよりも寸法の小さな第２の吸収体とから構成し、凹凸加工の施されていない第１のシートで前記第１の吸収体の上面を覆い、更に前記第１のシート上の所定領域に、凹凸加工が施されて小凸部及び小凹部が形成されたシートで被覆された前記第２の吸収体を重ね合わせて固定してもよい。
【００４２】
また図４（ａ）及び図４（ｂ）に示す実施形態においては、開孔２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄのうちのすべて又はその一部が立体形状となっていてもよい。具体的には、開孔は、表面シート２がその表面側から裏面側に向かって延出して形成されていてもよい。これによって、開孔の周縁は、表面シートの表面及びその近傍には存せず、裏面側に位置することになる。また、各開孔の周縁では、第１の層２３と第２の層２４とが接合されて、繊維密度が高くなる。各開孔の周縁の繊維密度が高いことで、毛管現象に起因して液が該周縁に集まり易くなる。開孔の周縁は、開孔の工程によって一般に硬くなり易いが、その硬い部位が表面シートの裏面側に位置することになるので、表面シートの風合いが損なわれなくなる。一方、小凹部２２の底部２２ａ及びその近傍に形成された開孔２５ｃ，２５ｄでは、液が集まっている前記周縁が吸収体に良好に接するので、液が吸収体へ円滑に移動し、表面シートが肌にべたつきにくくなる。
【００４３】
また、前記実施形態においては、表面シート２は、第１の層２３及び第２の層２４の２層構造であったが、これに代えて不織布からなる第１の層２３のみで表面シートを構成してもよい。或いは、必要に応じ、３層以上の多層構造でもよい。また、第１の層２３を不織布から構成することに代えて、開孔フィルムなどの他のシート材から構成してもよい。
【００４４】
また、前記実施形態は相互に置換可能である。
【００４５】
本発明は、前述した生理用ナプキンに限られず、失禁パッドや使い捨ておむつなどの他の吸収性物品にも同様に適用できる。
【００４６】
【実施例】
以下の実施例のうち、実施例２、３、５及び６が本発明の実施例であり、実施例１及び４は本発明の範囲外である。
〔実施例１〕
以下の表１に示す第１の層及び第２の層を重ね合わせ、穿孔ピン及び該ピンの受け部材を備えた開孔装置を用いて両層を貫通する開孔を形成した。穿孔ピンは１２５℃に加熱されていた。次いで、９０℃に加熱されたスチールマッチエンボス装置によって多数の小凸部及び小凹部を形成し、図４（ａ）示す表面シートを得た。第１の層と第２の層とは部分的に接合していた。小凸部及び小凹部の配置パターンは図１に示すものであり、小凸部及び小凹部はナプキンにおける***領域Ａにのみ形成されていた。
【００４７】
得られた表面シート、並びにポリプロピレン製のフィルムからなる裏面シート及びパルプと高吸収性ポリマーの粒子とからなる吸収体を用いて、生理用ナプキンを得た。
【００４８】
〔実施例２〕
以下の表１に示す第１の層及び第２の層を重ね合わせ、９０℃に加熱されたスチールマッチエンボス装置によって多数の小凸部及び小凹部を形成し、図３に示す表面シートを得た。第１の層と第２の層とは部分的に接合していた。小凸部及び小凹部の配置パターンは図１に示すものであり、小凸部及び小凹部はナプキンにおける***領域Ａにのみ形成されていた。その後は実施例１と同様にして生理用ナプキンを得た。
【００４９】
〔実施例３〕
以下の表１に示す第１の層及び第２の層を重ね合わせ、９０℃に加熱されたスチールマッチエンボス装置によって多数の小凸部及び小凹部を形成し、図３に示す表面シートを得た。第１の層と第２の層とは部分的に接合していた。小凸部の形状は図６に示すものであった。配置パターンは図１に示すものであり、小凸部及び小凹部はナプキンにおける***領域Ａにのみ形成されていた。その後は実施例１と同様にして生理用ナプキンを得た。
【００５０】
〔実施例４〕
以下の表１に示す第１の層を用い、穿孔ピン及び該ピンの受け部材を備えた開孔装置を用いて該第１の層を貫通する開孔を形成した。次いで、この穿孔不織布に、以下の表１に示す第２の層を重ね合わせ、９０℃に加熱されたスチールマッチエンボス装置によって多数の小凸部及び小凹部を形成し、図４（ｃ）に示す表面シートを得た。第１の層と第２の層とは部分的に接合していた。小凸部及び小凹部の偏在パターンは図１に示すものであり、小凸部及び小凹部はナプキンにおける***領域Ａにのみ形成されていた。その後は実施例１と同様にして生理用ナプキンを得た。
【００５１】
〔実施例５〕
以下の表１に示す第１の層及び第２の層を重ね合わせ、９０℃に加熱されたスチールマッチエンボス装置によって多数の小凸部及び小凹部を形成し、図３に示す表面シートを得た。第１の層と第２の層とは部分的に接合していた。小凸部及び小凹部の配置パターンは図１に示すものであり、小凸部及び小凹部はナプキンにおける***領域Ａにのみ形成されていた。その後は実施例１と同様にして生理用ナプキンを得た。
【００５２】
〔実施例６〕
以下の表１に示す不織布を用い、９０℃に加熱されたスチールマッチエンボス装置によって多数の小凸部及び小凹部を形成し、図１〜図３に示す表面シートを得た。但し、図３に示す表面シートとは異なり、本実施例の表面シートは単層である。その後は実施例１と同様にして生理用ナプキンを得た。
【００５３】
〔比較例１〕
以下の表１に示す不織布を用い、特開平６−１４２１３４号公報の図１に記載の表面シートを得た。この表面シートは、ナプキンの両側部に複数の襞を有し、該襞の傾倒方向がナプキンの中央部に向いているものであった。その後は実施例１と同様にして生理用ナプキンを得た。
【００５４】
〔比較例２〕
襞を形成しない以外は比較例１と同様にして表面シートを得、得られた用いて生理用ナプキンを得た。この表面シートはフラットなものであった。
【００５５】
〔比較例３〕
表１に示す不織布を表面シートとして用いた。この不織布にはその中央部の幅５ｃｍ×長さ１０ｃｍｍの領域に、打ち抜き歯によって開孔径１ｍｍ、ピッチ２．５ｍｍで開孔が形成されていた。この開孔は平面的なものであった。この表面シートを用い実施例１と同様にして生理ナプキンを得た。
【００５６】
〔性能評価〕
実施例及び比較例で得られた表面シートにおける個々の小凸部の面積、小凸部面積率、開孔径、全開孔面積率、小凸部のピッチ、高さ、表面シートにおける小凸部及び小凹部が形成された領域の厚みＴを前述の方法で測定した。その結果を表１に示す。また、表面シートの風合いを以下の方法で評価した。更に、表面シートの液透過時間を以下の方法で測定すると共にウエット時の耐べたつき性を評価した。これらの結果を表２に示す。
【００５７】
〔表面シートの風合い〕
表面シートを見えない状態にして、２０人の女性に表面シートを触らせ、その風合いを評価させた。風合いは、（１）柔らかさ及び（２）滑らかさの２つの感触で評価させた。評価は５段階数値で行い、２０人の平均値をとった。数値は大きいほど良好であること示す。
（１）柔らかさ
５；柔らかい、４：やや柔らかい、３；どちらともいえない、２：やや硬い、１：硬い
（２）滑らかさ
５；滑らか、４：やや滑らか、３；どちらともいえない、２：ややざらつく、１：ざらつく
【００５８】
〔液透過時間〕
実施例及び比較例で得られたナプキンにおける表面シートを、花王株式会社製の生理用ナプキンであるロリエ（登録商標）から取り出した吸収体上に載せ（表面シートの大きさは８０ｍｍ×１８０ｍｍとした）、５ｇ／ｃｍ2の荷重下で３７℃の疑似血液１０ｇを注入した。疑似血液がすべて透過するまでに要する時間を測定し、３回の平均値をもって液透過時間とした。
【００５９】
〔ウエット時の耐べたつき性〕
前述の液透過時間を測定した後の試料を５分間放置し、その後、表面シートを見えない状態にして、２０人の女性に表面シートを触らせ、耐べたつき性を評価させた。評価は以下の５段階で行い、１０人の平均値をとった。
５；さらっとしている、４：ややさらっとしている、３；どちらともいえない、２：ややべたつく、１：べたつく
【００６０】
【表１】
【００６１】
【表２】
【００６２】
表１及び表２に示す結果から明らかなように、各実施例の表面シートは、風合いが良好であり、しかも液の透過性が良好で、ウエット時の耐べたつき性にも優れていることが判る。これに対して各比較例の表面シートは、液の透過性が良好ではなく、べたつき感が大きいことが判る。
【００６３】
【発明の効果】
本発明によれば、***された液が素早く透過し、液が残留しにくい吸収性物品が得られる。
また本発明によれば、着用者の肌との接触面積が小さく、ドライ感を有する吸収性物品が得られる。
また本発明によれば、吸収体に吸収された液の逆戻りが防止された吸収性物品が得られる。
更に本発明によれば、肌触りが良好であり、快適な装着感がある吸収性物品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の吸収性物品の一例としての生理用ナプキンを一部破断して示す斜視図である。
【図２】図２は、図１に示される生理用ナプキンにおける表面シートの要部拡大図である。
【図３】図３は図２における要部拡大断面図である。
【図４】図４（ａ）、図４（ｂ）及び図４（ｃ）はそれぞれ、表面シートの別の形態を示す断面図（図３相当図）である。
【図５】図５（ａ）及び図５（ｂ）はそれぞれ、小凸部及び小凹部の配置パターンの別の例を示す図（図１相当図）である。
【図６】図６は、小凸部の形状の別の例を示す図である。
【符号の説明】
１ 生理用ナプキン（吸収性物品）
２ 表面シート
３ 裏面シート
４ 吸収体
２１ 小凸部
２１ａ 頂部
２２ 小凹部
２２ａ 底部
２３ 第１の層
２４ 第２の層
２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄ 開孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an absorbent article such as a sanitary napkin or a disposable diaper, and more particularly relates to an absorbent article excellent in quick permeability and excretion of excreted liquid.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Japanese Unexamined Patent Application Publication No. 2000-342625 describes an absorbent article surface sheet having stretchable regions formed from a large number of circular ridges that undulate from the periphery toward the center. The flanges are arranged concentrically with each other or extend spirally. The surface sheet is arranged on the absorbent body so that the stretchable region covers the recessed part formed in the absorbent body of the absorbent article, thereby enhancing the acceptability of excrement into the recessed part. It is what. Thus, this topsheet has the stretch region of the above-mentioned composition for the purpose of deforming in the thickness direction to form a concave surface or convex surface. No consideration is given to the prevention of liquid return from the water. Specifically, since the heel portion is concentrically or spirally continuous, the heel portion has a large contact area with the wearer's skin and lacks dry feeling. For the same reason, there is a limit to increasing the surface area, and it is difficult to improve the liquid permeability. Furthermore, for the same reason, when a large amount of liquid is excreted at once, the liquid has to get over the buttock and diffuse, and the buttock gets wet with the liquid. Stickiness occurs and the dry feeling is impaired.
[0003]
In the specification of Japanese Patent No. 2860730, the wear surface to the body has a plurality of irregularities, and the irregularities are formed in a region where the body fluid on the wear surface should be mainly absorbed, and the uneven portion has the irregularities. Absorbent articles in which no is formed are described. A through-hole is formed in the concave and convex portion. However, in this absorbent article, the degree of unevenness is not so great as to sufficiently reduce the contact area between the wearing surface and the wearer's body, and lacks a dry feeling. In addition, the liquid absorbed by the absorber is likely to reverse.
[0004]
Apart from these, the applicant previously disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. Hei 6-142134 has a plurality of wrinkles on both sides of the absorbent article, and the inclination direction of the wrinkles is directed to the central part of the absorbent article. The surface sheet of the absorbent article which consists of a nonwoven fabric was proposed. This surface sheet gives a dry feeling to the wearer, and is excellent in terms of the absorption speed, absorption amount and liquid return of the liquid. However, since the liquid is easily guided in the longitudinal direction, which is the direction of the wrinkles, liquid leakage may occur from the front and rear ends of the absorbent article. Moreover, since wrinkles come into contact with the skin linearly, some wearers may feel uncomfortable. In addition, when the amount of excreted liquid is large, the wrinkles become excessively wet and a sticky feeling may occur.
[0005]
Therefore, an object of this invention is to provide the absorbent article which can permeate | transmit the excreted liquid quickly.
Moreover, an object of this invention is to provide the absorbent article which has a small contact area with a wearer's skin and has a dry feeling.
A further object of the present invention is to provide an absorbent article in which the liquid absorbed by the absorber is prevented from returning.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has a liquid-permeable top sheet, a liquid-impermeable back sheet, and a liquid-retaining absorbent interposed between both sheets, and in a substantially vertically long absorbent article,
The surface sheet isThe skin facing surface is made of non-woven fabricManyHemisphericalIt has a curved small convex part and a small concave part,
The small convex portions and the small concave portions are alternately arranged so that the surface sheet repeats undulations in the longitudinal direction and the width direction of the absorbent article,
No opening is formed in the small convex part and the small concave part to penetrate the surface sheet,
The total area of the small protrusions in plan view is 5 to 60% of the area of the skin contact surface in the absorbent article, and each area is 5 mm.2Ultra 150mm2And the sheet thickness in the region where the small convex portion and the small concave portion are formed is 1 to 4 mm,
The said small convex part and the said small recessed part are the area | regions corresponding to the wearer's excretion site | part in the said absorbent article.Only formedAnd both sides of the absorbent articleas well asThe said objective is achieved by providing the absorbent article which does not exist in a front part and a back part.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below based on preferred embodiments with reference to the drawings. The perspective view which fractured | ruptured partially the sanitary napkin as an example of the absorbent article of this invention is shown by FIG. 2 shows an enlarged view of a main part of the sanitary napkin shown in FIG. 1, and FIG. 3 shows an enlarged cross-sectional view of the main part in FIG.
[0008]
As shown in FIG. 1, the sanitary napkin 1 of the present embodiment has a substantially vertically long shape, a liquid-permeable top sheet 2, a liquid-impermeable back sheet 3, and interposed between both sheets. The liquid-retaining absorbent 4 is provided. The top sheet 2 covers the entire upper surface of the absorber 4. Furthermore, the topsheet 2 is folded from the left and right side edges of the absorbent body 4 to the lower surface side to cover the left and right side portions of the bottom surface of the absorbent body 4. And the surface sheet 2 folded in the lower surface of the absorber 4 is joined with the back surface sheet 3 by predetermined joining means, such as a hot-melt adhesive. Moreover, both the surface sheet 2 and the back surface sheet 3 are extended outward from the front and rear end edges of the absorber 4, and the extended surface sheet 2 and the back surface sheet 3 are bonded by a predetermined joining means such as heat sealing. It is joined. An adhesive (not shown) for fixing the napkin 1 to the clothes is applied to the outer surface of the back sheet 3. A plurality of adhesives are applied in stripes extending in the width direction of the napkin 1.
[0009]
As the back sheet 3 and the absorbent body 4, those known in the technical field of absorbent articles can be used without particular limitation. For example, as the back sheet 3, a film made of a synthetic resin that is liquid-impermeable can be used. Such a film may have moisture permeability. As the absorber, a mixture of pulp and superabsorbent polymer particles, absorbent paper formed by binding superabsorbent polymer particles to pulp, or the like can be used.
[0010]
Thus, in the napkin 1 of the present embodiment, as shown in FIGS. 1 to 3, the topsheet 2 has a large number of small convex portions 21 and small concave portions 22. The small convex portion 21 and the small concave portion 22 are formed on the skin contact surface of the napkin 1, that is, the skin facing surface of the top sheet 2. The small convex portion 21 and the small concave portion 22 are formed only in a region A (a region surrounded by a dotted line in FIG. 1, hereinafter referred to as an excretion region) corresponding to the excretion site of the wearer on the napkin 1. Small convex portions 21 and small concave portions 22 do not exist on the outside of the region A, that is, on both side portions S, S, the front portion F, and the rear portion R on the skin contact surface of the napkin 1. Further, in the excretion region A, the small convex portions 21 and the small concave portions 22 are regularly and alternately arranged in a staggered manner so that the topsheet 2 repeats undulations in the longitudinal direction and the width direction of the napkin 1. The small convex part 21 consists of a convex curved surface, while the small concave part 22 consists of a concave curved surface. The convex curved surface and the concave curved surface are smoothly connected so as to draw a curved surface, and there is no plane portion between the small convex portion 21 and the small concave portion 22. Each of the small convex portion 21 and the small concave portion 22 has a flat hemispherical shape, and the small concave portion 22 has a shape obtained by inverting the small convex portion 21.
[0011]
The small convex portions 12 and the small concave portions 22 are preferably arranged in such a manner that the pitch in the longitudinal direction and the width direction of the napkin 1 is 1 to 10 mm, particularly 3 to 6 mm, from the viewpoint of dry feeling and absorbability. . Moreover, the small convex part 12 and the small recessed part 22 may be arranged at random within such a pitch. When the small convex portion 12 and the small concave portion 22 are focused on a certain small convex portion, the small convex portions 12 and the small concave portion 22 are arranged so that there are small concave portions on the front and rear and on the left and right of the small convex portion, and the small convex portion When it does, it is preferable that it arrange | positions so that a small convex part may exist before and behind this small recessed part, and right and left from the point which can prevent effectively that a liquid flows along the surface of the surface sheet 2. FIG.
[0012]
The topsheet 2 has a two-layer structure of a first layer 23 that is a skin facing surface and a second layer 24 that is disposed on the absorber facing surface side of the first layer 23. The 1st layer 23 is comprised from the nonwoven fabric. On the other hand, the second layer 24 is made of a predetermined sheet material having liquid permeability. Details of the sheet material will be described later. Both layers 23 and 24 are partially bonded by a predetermined bonding means such as pressure bonding, fusion bonding, or a combination thereof. By making the topsheet 2 a multi-layer structure and partially joining, it is possible to satisfy the contradictory condition of maintaining a concavo-convex shape while maintaining softness as compared with a single-layer structure sheet having the same basis weight. There is an advantage. Hereinafter, the skin facing surface of the top sheet 2 is also referred to as the front surface, and the absorber facing surface is also referred to as the back surface.
[0013]
Each small convex portion 21 in the surface sheet 2 has an area of 5 mm in plan view.2Ultra 150mm2Less than, preferably 10 to 80 mm2It is. Area is 5mm2In the following, when the napkin 1 is used, the contact area with the wearer's body increases, and a sufficient dry feeling cannot be obtained.2As described above, it is difficult to maintain the uneven shape with respect to the body pressure of the wearer. As a result, the uneven shape is crushed, and the contact area with the wearer's body is also increased.
[0014]
The ratio of the total area of the small convex portions 21 in plan view to the skin contact surface of the napkin 1, that is, the skin facing surface of the top sheet 2 (hereinafter referred to as the small convex portion area ratio) is 5 to 60%. , Preferably 15 to 60%, more preferably 25 to 45%. If the area ratio of the small convex portions is less than 5%, the ratio of the small convex portions 21 becomes too low, the contact area with the wearer's body when using the napkin 1 is increased, and a sufficient dry feeling cannot be obtained. . If it is 60% or more, it becomes difficult to maintain the uneven shape with respect to the body pressure of the wearer. As a result, the uneven shape is crushed, and the contact area with the wearer's body is also increased.
[0015]
The area of each small convex part 21 and the small convex part area ratio are measured by the following method. First, the stamp surface of a stamp stand manufactured by Mitsubishi Pencil Co., Ltd. [Uni-stamp HSP-2G (trade name)] is placed on the surface side of the top sheet 2, and a 2 kg weight is placed thereon and left for 30 seconds. After removing the stamp base and the weight, an image on the surface side of the surface sheet 2 is captured. For image capture, a light source [Sunlight SL-230K2; manufactured by LPL Co., Ltd.], stand [copy stand CS-5: manufactured by LPL Co., Ltd.], lens (24 mm / F2, 8D Nikkor lens), CCD A camera ((HV-37; manufactured by Hitachi Electronics Co., Ltd.) F lens mount connection) and a video board (Spectra 3200; manufactured by Canoves Co., Ltd.) were used. The captured image is binarized by image analysis software (version 3.08) manufactured by NEXUS. From the binarized image, the average value of the area of the portion colored with the stamp is obtained, and this is the area of one small convex portion 21 (however, when the portion colored with the stamp is a continuous pattern) , The area of one pattern.) Next, a small convex area ratio (%) is obtained by dividing the total area of the portion colored by the stamp by the total area of the image. When it is difficult to measure the area of the small convex portion, an auxiliary process such as painting a portion colored with a stamp on the screen is performed.
[0016]
The small convex portion 21 has a height h (see FIG. 3) of more than 0.7 mm and less than 2 mm, particularly 0.8 to 1.5 mm, especially 0.9 to 1.3 mm. This is preferable in terms of preventing stickiness and preventing a feeling of discomfort. As shown in FIG. 3, the height h of the small convex portion 21 is based on the region outside the excretion region A, that is, the positions of the side portions S, the front portion F, and the rear portion R. The distance to the top of 21. The height h of the small convex portion 21 is measured by the following method. An image of the longitudinally cut surface of the sheet is taken using a stereo microscope SZH10 made by OLYMPUS to which a CCD camera (CCD-IRIS) made by SONY is connected. The captured image is output by a Sony video printer (UP-5100A), and the height h is measured from the output image.
[0017]
The first layer 23 and the second layer 24 constituting the top sheet 2 are partially joined. And parts other than the junction part of both layers can be separated. As a result, when the face sheet 2 moves with the movement of the wearer while the napkin 1 is being worn, the first layer 23 and the second layer 24 can move separately, and a soft feeling can be applied to the wearer. Given to.
[0018]
The degree of joining of the first layer 23 and the second layer 24 only needs to be such that the two layers do not peel when the topsheet 2 moves with the movement of the wearer while the napkin 1 is being worn. . Moreover, it is preferable that the degree of joining of both layers is such that the uneven shape of the topsheet 2 can be maintained.
[0019]
When the top sheet 2 in the present embodiment has the above configuration, the following effects (a) to (d) are mainly exhibited.
(A) Since the surface sheet 2 has many small convex parts 21 and small concave parts 22, a contact area with a wearer's skin reduces and a dry feeling is obtained. And since the small convex part 21 and the small recessed part 22 are formed only in the excretion area | region A, it is hard to be inhibited that a surface sheet deform | transforms from a planar shape to a three-dimensional curved surface shape, and is a wearer who is a complicated curved surface shape. Follow your body and fit snugly. In particular, since the small convex portions 21 and the small concave portions 22 do not exist in the four corner regions of the skin facing surface in the top sheet 2, the deformation to the three-dimensional shape is further hardly inhibited. In addition, since the small convex portion 21 and the small concave portion 22 have a smooth curved surface shape, the uncomfortable feeling during wearing is reduced.
(B) Since the small convex portion 21 and the small concave portion 22 are arranged so that the surface sheet 2 repeats undulation in the longitudinal direction and the width direction, the liquid flowing along the surface of the surface sheet 2 is blocked. The liquid flow path is dispersed, and the leakage prevention effect is enhanced.
(C) Since the small convex portions 21 have the individual areas, the small convex portion area ratios, and the heights within the above-described ranges, the surface area of the surface sheet increases, and the liquid absorption rate and the absorption capacity increase. Therefore, even if a large amount of liquid is excreted at a time, there is sufficient absorption performance to permeate and absorb the liquid, and liquid leakage can be prevented. Moreover, since the small convex part 21 and the small recessed part 22 are formed only in the excretion area | region A, a liquid permeate | transmits rapidly and absorbs simultaneously with excretion, and this further prevents a liquid leak. Furthermore, the liquid permeation absorption effect and the liquid leakage prevention effect are easily recognized visually.
(D) Since the skin facing surface of the top sheet 2 is made of a non-woven fabric having a good texture, the touch of the top sheet 2 becomes good and a comfortable wearing feeling is obtained.
[0020]
As a nonwoven fabric which comprises the 1st layer 23 in the surface sheet 2, an air through nonwoven fabric, a spunlace nonwoven fabric, a spunbond nonwoven fabric etc. are mentioned, for example, It is preferable to use an air through nonwoven fabric and a spunbond nonwoven fabric especially from the point of a texture. When the nonwoven fabric is hydrophobic, it is preferable to perform a predetermined hydrophilic treatment. The basis weight of the nonwoven fabric is 5 to 50 g / m2, Especially 10-25 g / m2It is preferable from the viewpoints of ensuring sufficient strength, ensuring the moldability of the small convex portions 21 and the small concave portions 22, and maintaining the texture of the small convex portions 21 and the small concave portions 22.
[0021]
As fibers constituting the nonwoven fabric, fibers made of polyolefin such as polyethylene (PE) and polypropylene (PP), fibers made of polyester such as polyethylene terephthalate (PET), single fibers such as fibers made of polyamide, and these resins A core-sheath type or side-by-side type composite fiber can be used. The fiber diameter is preferably 0.5 to 6 dtex, and particularly preferably 1 to 3 dtex from the viewpoint that the touch of the nonwoven fabric becomes good. For the fiber length, both long fibers and short fibers are used depending on the method for producing the nonwoven fabric.
[0022]
As the sheet material constituting the second layer 24 in the surface sheet 2, a liquid permeable material is used. Examples of the sheet material include a non-woven fabric, a foam sheet made of an elastic material such as polyurethane, a dry pulp sheet, paper, and an apertured film. Among these, it is preferable to use a nonwoven fabric or a dry pulp sheet from the viewpoint of improving the texture and liquid permeability of the surface sheet 2.
[0023]
When a nonwoven fabric is used as the sheet material, the details are the same as the nonwoven fabric constituting the first layer 23 described above. When a dry pulp sheet is used as the sheet material, the dry pulp sheet has a basis weight of 30 to 60 g / m.2, Especially 40-50g / m2It is preferable that the dry pulp sheet has good touch and liquid absorbency. The dry pulp sheet is a sheet obtained by depositing pulp in a sheet form by an air lay method and bonding pulps with a predetermined binder.
[0024]
Since the surface sheet 2 has a large number of small convex portions 21 and small concave portions 22, the region where the small convex portions 21 and the small concave portions 22 are formed, that is, the excretion region A has a bulky structure. ing. As a result, the surface sheet 2 has a region in which the small convex portions 21 and the small concave portions 22 are formed, that is, in this embodiment, the thickness T of the excretory region A is 1 to 4 mm, preferably 1 to 3 mm, more preferably 1 .2-2mm thick. When the thickness T is 1 mm or less, the contact area cannot be reduced, and the skin tends to be sticky. When the thickness T is 4 mm or more, it is easy to feel uncomfortable during wearing. The thickness T is measured by the following method. The excretion area A is cut out from the surface sheet 2 into a rectangular shape with a size of 30 mm × 30 mm, and a measurement piece is collected. The thickness of the measurement piece was measured according to Mitutoyo Corp. with a circular probe having a size of 30 mmφ. Measure using hand-made thickness gauge ID-C112CB (trade name) (load: about 0.11 N / cm2). Thickness is measured about five measurement pieces, and let the average value be the thickness of the excretion area | region A in the surface sheet 2. FIG.
[0025]
On the other hand, the small convex part 21 and the small recessed part 22 are not formed in the area | region outside the excretion area | region A in the surface sheet 2. FIG. The thickness of the region is 0.05 to 0.5 mm, particularly 0.1 to 0.3 mm, because the excretion region A fits the shape of the body, and the region outside thereof is caused by the movement of the wearer. This is preferable from the viewpoint of preventing fluffing.
[0026]
The surface sheet 2 has a basis weight of 20 to 80 g / m.2, Especially 25-60g / m2It is preferable from the point which improves touch (softness and smoothness) and improves a dry feeling.
[0027]
The top sheet 2 is preferably manufactured by the following method. First, the nonwoven fabric constituting the first layer 23 and the sheet material constituting the second layer 24 are overlapped. Next, a large number of small convex portions and small concave portions are formed only in a predetermined region by a predetermined uneven shape forming means, and a surface sheet is obtained.
[0028]
As the uneven shape shaping means, for example, a steel match embossing (meshing embossing) apparatus heated to a predetermined temperature can be used. When the steel match embossing device is used, it becomes easy to partially join the first layer 23 and the second layer 24, and the first layer 23 and the second layer 24 can be separated. The top sheet 2 can be easily manufactured. That is, both layers are joined at a portion where the steel match embossing is strongly meshed. Therefore, the joining part of the 1st layer 23 and the 2nd layer 24 can be made into a desired part by the shape of embossing (meshing) in steel match embossing. As a specific example of the steel match embossing device, the device described in FIGS. 2A and 2B of Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-20168 related to the earlier application of the present applicant can be used.
[0029]
Next, another embodiment of the absorbent article of the present invention will be described. In these embodiments, only the points different from the above-described embodiment will be described, and the description in detail regarding the above-described embodiment will be appropriately applied to points that are not particularly described. Moreover, in the figure demonstrated below, the same code | symbol is attached | subjected to the same member as FIGS. 1-3.Of these embodiments, FIGS. 4 (a) and 4 (b) and FIGS. 5 (a) and 5 (b) are outside the scope of the present invention.
[0030]
4 (a) to 4 (c) show other forms of the topsheet used for the absorbent article of the present invention. In the surface sheet shown in FIG. 4A, an opening 25 a that penetrates the surface sheet is formed in the top portion 21 a of the small convex portion 21. Moreover, the opening 25b which penetrates a surface sheet is formed in the top vicinity 21b of the small convex part 21 again. Furthermore, in the small recessed part 22, the opening 25c and 25d which penetrate a surface sheet are each formed in the bottom part 22a and its vicinity. Since the opening is formed at the top of the small convex portion 21 and / or the vicinity thereof, the air permeability of the top of the small convex portion 21 and / or the vicinity thereof, which is the portion most in contact with the wearer's skin, becomes good. The surface sheet does not stick to the skin. Furthermore, the permeability of the liquid, particularly the permeability of a highly viscous liquid is improved. The liquid permeability is further improved by forming the openings 25c and 25d in the bottom 22a of the small recess 22 and in the vicinity thereof.
[0031]
In the top sheet shown in FIG. 4B, an opening 25 c that penetrates the top sheet is formed only in the bottom 22 a of the small recess 22. In the surface sheet shown in FIG. 4C, the openings 25a, 25b, 25c and 25d are formed only in the first layer 23 of the first layer 23 and the second layer 24, and the second sheet No hole is formed in the layer 24. In this case, the second layer 24 needs to be liquid permeable, and the thickness of the first layer 23 is preferably large. Also in these surface sheets, the liquid permeability is good as in the surface sheet shown in FIG.
[0032]
When the opening is formed in the surface sheet 2, the diameter of the opening is 0.5 to 3 mm, particularly 1 from the viewpoint of sufficiently ensuring the air permeability and liquid permeability of the surface sheet and obtaining a dry feeling. It is preferably ~ 2 mm. In this case, the opening diameters of the openings 25a and 25b formed in the top portion 21a and the vicinity 21b of the small convex portion 21 and the openings 22c and 25d formed in the bottom portion 22a and the vicinity thereof of the small concave portion 22 are as follows. It may be the same or different. In particular, the diameters of the apertures 25a and 25b formed in the top 21a of the small convex portion 21 and its vicinity 21b are prevented from preventing a decrease in touch due to the formation of the aperture and obtaining a dry feeling. The diameter of the bottoms 22a of the small recesses 22 and the openings 25c and 25d formed in the vicinity thereof is preferably 10 to 100%, particularly preferably 30 to 70%.
[0033]
The ratio of the area of all openings (openings 25a, 25b, 25c, 25d) to the entire skin facing surface area of the surface sheet (hereinafter referred to as the total opening area ratio) is 1 to 30%, particularly 8 to 20%. It is preferable from the viewpoint of ensuring the air permeability and liquid permeability of the top sheet and improving the dry feeling.
[0034]
The diameter of the aperture and the total aperture area ratio are measured by the following method. Using the light source, stand, lens, CCD camera, and video board described above, an image on the surface side of the surface sheet is captured. The captured image is binarized by the image analysis software described above. From the binarized image, the circle-equivalent diameter of the opening is obtained, and this is set as the opening diameter. Further, the total aperture area ratio (%) is obtained by dividing the total area of the binarized portion by the total area of the image. If it is difficult to measure the aperture diameter, an auxiliary process such as painting the aperture on the screen is performed.
[0035]
As a means for forming the opening, for example, an opening device including a perforation pin heated to a predetermined temperature and a receiving member into which the pin is inserted can be used. In this case, the diameter of the opening 25a formed in the top part 21a of the small convex part 21 and the diameter of the opening 25c formed in the bottom part 22a of the small recessed part 22 are obtained by using two types of drilling pins having different diameters. Can be different. As a specific example of the hole-opening device, the device described in FIGS. 1 to 11 of Japanese Patent Laid-Open No. 6-330443 according to the previous application of the present applicant can be used. The surface sheet shown in FIGS. 4A and 4B has the steel sheet after the first layer 23 and the second layer 24 are overlapped and then the hole is formed using the hole-opening device. It is obtained by forming small convex portions and small concave portions by a match embossing device. The surface sheet shown in FIG. 4 (c) is formed by forming an opening in the first layer 23 using the opening device, and then superimposing it on the second layer 24, and then using the steel match embossing device to reduce the size. It is obtained by forming convex portions and small concave portions.
[0036]
The surface sheet shown in FIGS. 4A and 4B can also be manufactured by using a method in which the formation of the opening and the formation of the small convex portion and the small concave portion are simultaneously performed separately from the above method. In this method, the above-described steel match embossing apparatus in which a perforation pin for forming an opening is attached to a small concave portion on the lower roll and a concave recess for receiving the perforation pin is formed on a small convex portion on the upper roll is used. .
[0037]
FIG. 5A and FIG. 5B show another example of the arrangement pattern of the small convex portions 21 and the small concave portions 22. In the napkin shown to Fig.5 (a), the small convex part 21 and the small recessed part 22 are longitudinally along the vertical direction line L which passes along the area | region (namely, excretion area | region A) corresponding to the wearer's excretion part in the napkin 1. It is arranged over the entire direction. In addition, there are no small convex portions and small concave portions on both side portions S, S of the napkin 1. In the napkin shown in FIG. 5 (b), the small convex portion 21 and the small concave portion 22 have a width along a lateral line T passing through a region corresponding to the excretion site of the wearer in the napkin 1 (that is, the excretion region A). It is arranged over the entire direction. In addition, the front portion F and the rear portion R of the napkin 1 do not have small convex portions and small concave portions. In any napkin shown in FIGS. 5A and 5B, the small convex portions 21 and the small concave portions 22 are arranged in a staggered manner. Also in the napkin shown in FIG. 5A and FIG. 5B, the same effect as the napkin 1 shown in FIG. 1 is produced. However, the napkin 1 shown in FIG. 1 is preferable from the viewpoint that the topsheet is easily deformed so as to be more adapted to the shape of the wearer's body.
[0038]
FIG. 6 shows another example of the shape of the small convex portion. In addition, although the small recessed part is not shown by FIG. 6, the small recessed part is located between the small convex parts. In FIG. 6, three types of small convex portions 21a, 21b, and 21c are formed. Each of the small convex portions 21a, 21b, and 21c has a dome shape with a square bottom surface. The small convex portion 21a has the smallest shape, and the shape gradually increases toward the small convex portion 21b and the small convex portion 21c. The small convex portion 21c having the largest shape is located at the center, the small convex portion 21b having the next largest shape is disposed so as to surround the small convex portion 21c, and the small shape having the smallest shape so as to surround the small convex portion 21b. Convex part 21a is arranged. That is, the small convex portions 21a, 21b, and 21c are arranged so that the size thereof increases from the peripheral edge toward the center. By arranging three types of small convex portions 21a, 21b, and 21c having different sizes in this way, the large convex portion at the center fits the excretion portion of the wearer, and the peripheral portion is formed finely. Discomfort is less likely to be felt during installation.
[0039]
The present invention is not limited to the embodiment. For example, the arrangement of the small convex portions and the small concave portions may not be regular, and the shapes of the small convex portions and the small concave portions may be other than those described above.
[0040]
Moreover, in the said embodiment, although the uneven | corrugated process was directly given to the sheet | seat which has not been subjected to uneven | corrugated process, the small convex part and the small recessed part were formed, it replaces with this, and an uneven | corrugated process is directly performed on the sheet | seat without the uneven | corrugated process The sheet piece in which the small convex portions and the small concave portions are formed by applying the above may be bonded to a predetermined region of the sheet not subjected to the concave and convex processing to form a surface sheet.
[0041]
Further, the absorbent body is composed of a first absorbent body and a second absorbent body having a smaller dimension than this, and the upper surface of the first absorbent body is covered with a first sheet that is not subjected to uneven processing. Furthermore, the second absorbent body covered with a sheet that has been subjected to uneven processing to form small convex portions and small concave portions may be overlapped and fixed to a predetermined region on the first sheet.
[0042]
Moreover, in embodiment shown to Fig.4 (a) and FIG.4 (b), all or one part of the opening 25a, 25b, 25c, 25d may be a three-dimensional shape. Specifically, the opening may be formed by extending the top sheet 2 from the front surface side toward the back surface side. As a result, the peripheral edge of the aperture does not exist on the surface of the topsheet and in the vicinity thereof, but is positioned on the back surface side. Further, at the periphery of each opening, the first layer 23 and the second layer 24 are joined, and the fiber density is increased. Since the fiber density at the periphery of each aperture is high, the liquid easily collects at the periphery due to capillary action. The peripheral edge of the opening is generally easily hardened by the opening process, but since the hard part is located on the back side of the top sheet, the texture of the top sheet is not impaired. On the other hand, at the bottom 22a of the small recess 22 and the openings 25c and 25d formed in the vicinity thereof, the peripheral edge where the liquid is collected is in good contact with the absorber, so that the liquid smoothly moves to the absorber, and the surface sheet Is less sticky to the skin.
[0043]
Moreover, in the said embodiment, although the surface sheet 2 was the 2 layer structure of the 1st layer 23 and the 2nd layer 24, it replaced with this and a surface sheet is used only by the 1st layer 23 which consists of a nonwoven fabric. It may be configured. Alternatively, a multilayer structure of three or more layers may be used as necessary. Moreover, it may replace with comprising the 1st layer 23 from a nonwoven fabric, and you may comprise from other sheet materials, such as an apertured film.
[0044]
Further, the above embodiments can be replaced with each other.
[0045]
The present invention is not limited to the sanitary napkin described above, and can be similarly applied to other absorbent articles such as incontinence pads and disposable diapers.
[0046]
【Example】
Of the following examples, Examples 2, 3, 5 and 6 are examples of the present invention, and Examples 1 and 4 are outside the scope of the present invention.
[Example 1]
The first layer and the second layer shown in Table 1 below were overlapped, and an opening penetrating both layers was formed using an opening device provided with a perforated pin and a receiving member for the pin. The piercing pin was heated to 125 ° C. Next, a large number of small convex portions and small concave portions were formed by a steel match embossing apparatus heated to 90 ° C. to obtain a surface sheet shown in FIG. The first layer and the second layer were partially joined. The arrangement pattern of the small convex portions and the small concave portions is as shown in FIG. 1, and the small convex portions and the small concave portions are formed only in the excretion region A of the napkin.
[0047]
A sanitary napkin was obtained using the obtained top sheet, a back sheet made of a polypropylene film, and an absorbent body made of pulp and particles of a superabsorbent polymer.
[0048]
[Example 2]
The first layer and the second layer shown in Table 1 below are overlapped, and a large number of small convex portions and small concave portions are formed by a steel match embossing apparatus heated to 90 ° C. to obtain a surface sheet shown in FIG. It was. The first layer and the second layer were partially joined. The arrangement pattern of the small convex portions and the small concave portions is as shown in FIG. 1, and the small convex portions and the small concave portions are formed only in the excretion region A of the napkin. Thereafter, a sanitary napkin was obtained in the same manner as in Example 1.
[0049]
Example 3
The first layer and the second layer shown in Table 1 below are overlapped, and a large number of small convex portions and small concave portions are formed by a steel match embossing apparatus heated to 90 ° C. to obtain a surface sheet shown in FIG. It was. The first layer and the second layer were partially joined. The shape of the small convex part was as shown in FIG. The arrangement pattern is as shown in FIG. 1, and the small convex portions and the small concave portions were formed only in the excretion region A of the napkin. Thereafter, a sanitary napkin was obtained in the same manner as in Example 1.
[0050]
Example 4
Using the first layer shown in Table 1 below, an opening penetrating the first layer was formed using an opening device provided with a perforated pin and a receiving member for the pin. Next, a second layer shown in Table 1 below was superposed on this perforated nonwoven fabric, and a large number of small convex portions and small concave portions were formed by a steel match embossing apparatus heated to 90 ° C., as shown in FIG. The surface sheet shown was obtained. The first layer and the second layer were partially joined. The uneven distribution pattern of the small convex portions and the small concave portions is as shown in FIG. 1, and the small convex portions and the small concave portions are formed only in the excretion region A of the napkin. Thereafter, a sanitary napkin was obtained in the same manner as in Example 1.
[0051]
Example 5
The first layer and the second layer shown in Table 1 below are overlapped, and a large number of small convex portions and small concave portions are formed by a steel match embossing apparatus heated to 90 ° C. to obtain a surface sheet shown in FIG. It was. The first layer and the second layer were partially joined. The arrangement pattern of the small convex portions and the small concave portions is as shown in FIG. 1, and the small convex portions and the small concave portions are formed only in the excretion region A of the napkin. Thereafter, a sanitary napkin was obtained in the same manner as in Example 1.
[0052]
Example 6
Using the nonwoven fabric shown in Table 1 below, a large number of small convex portions and small concave portions were formed by a steel match embossing apparatus heated to 90 ° C. to obtain a surface sheet shown in FIGS. However, unlike the surface sheet shown in FIG. 3, the surface sheet of this example is a single layer. Thereafter, a sanitary napkin was obtained in the same manner as in Example 1.
[0053]
[Comparative Example 1]
Using the nonwoven fabric shown in Table 1 below, a surface sheet shown in FIG. 1 of JP-A-6-142134 was obtained. This surface sheet had a plurality of wrinkles on both sides of the napkin, and the inclination direction of the wrinkles was directed toward the center of the napkin. Thereafter, a sanitary napkin was obtained in the same manner as in Example 1.
[0054]
[Comparative Example 2]
A surface sheet was obtained in the same manner as in Comparative Example 1 except that no wrinkles were formed, and a sanitary napkin was obtained using the obtained surface sheet. This surface sheet was flat.
[0055]
[Comparative Example 3]
The nonwoven fabric shown in Table 1 was used as the top sheet. In this nonwoven fabric, holes were formed in the region of width 5 cm × length 10 cmm at the center by punching teeth with an opening diameter of 1 mm and a pitch of 2.5 mm. This aperture was planar. Using this surface sheet, a sanitary napkin was obtained in the same manner as in Example 1.
[0056]
[Performance evaluation]
The area of each small convex part in the surface sheet obtained in Examples and Comparative Examples, the small convex part area ratio, the aperture diameter, the total aperture area ratio, the pitch of the small convex part, the height, the small convex part in the top sheet and The thickness T of the region where the small recess was formed was measured by the method described above. The results are shown in Table 1. Moreover, the texture of the surface sheet was evaluated by the following method. Furthermore, the liquid permeation time of the top sheet was measured by the following method, and the stickiness resistance during wet was evaluated. These results are shown in Table 2.
[0057]
[Texture of surface sheet]
With the face sheet invisible, 20 women touched the face sheet and evaluated the texture. The texture was evaluated by two feelings: (1) softness and (2) smoothness. The evaluation was carried out with a 5-stage numerical value, and an average value of 20 people was taken. It shows that it is so favorable that a numerical value is large.
(1) Softness
5: Soft, 4: Slightly soft, 3; Neither, 2: Slightly hard, 1: Hard
(2) Smoothness
5: Smooth, 4: Slightly smooth, 3; Neither, 2: Slightly rough, 1: Rough
[0058]
[Liquid permeation time]
The surface sheet in the napkin obtained in the examples and comparative examples was placed on an absorbent body taken out from Laurie (registered trademark), which is a sanitary napkin manufactured by Kao Corporation (the size of the surface sheet was 80 mm × 180 mm). ) 5 g / cm210 g of simulated blood at 37 ° C. was injected under the load of The time required for all the simulated blood to permeate was measured, and the average of three times was taken as the liquid permeation time.
[0059]
[Wet resistance when wet]
The sample after measuring the liquid permeation time was allowed to stand for 5 minutes, and then the face sheet was made invisible, and 20 women were touched with the face sheet to evaluate stickiness resistance. The evaluation was performed in the following five stages, and the average value of 10 people was taken.
5; Fraying 4: Slightly smooth 3; Neither can be said 2: Slightly sticky 1: Sticky
[0060]
[Table 1]
[0061]
[Table 2]
[0062]
As is apparent from the results shown in Tables 1 and 2, the surface sheet of each example has a good texture, good liquid permeability, and excellent wet resistance to stickiness. I understand. On the other hand, it can be seen that the surface sheets of the respective comparative examples have poor liquid permeability and a large stickiness.
[0063]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the excreted liquid permeate | transmits rapidly and the absorbent article which a liquid does not remain easily is obtained.
Moreover, according to this invention, the absorbent article which has a small contact area with a wearer's skin and has a dry feeling is obtained.
Moreover, according to this invention, the absorbent article in which the return of the liquid absorbed by the absorber was prevented is obtained.
Furthermore, according to the present invention, an absorbent article having a good touch and a comfortable wearing feeling can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a sanitary napkin as an example of an absorbent article according to the present invention, with a part thereof broken away.
FIG. 2 is an enlarged view of a main part of a surface sheet in the sanitary napkin shown in FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a main part in FIG. 2;
4 (a), 4 (b), and 4 (c) are cross-sectional views (corresponding to FIG. 3) showing another form of the topsheet, respectively.
5A and FIG. 5B are diagrams (an equivalent view of FIG. 1) showing another example of the arrangement pattern of small convex portions and small concave portions, respectively.
FIG. 6 is a diagram illustrating another example of the shape of the small convex portion.
[Explanation of symbols]
1 Sanitary napkin (absorbent article)
2 Top sheet
3 Back sheet
4 Absorber
21 Small convex part
21a top
22 Small recess
22a bottom
23 First layer
24 Second layer
25a, 25b, 25c, 25d Open hole
Claims (2)
前記表面シートは、その肌対向面が不織布から構成されていると共に多数の半球状の曲面状の小凸部及び小凹部を有し、
該小凸部と該小凹部とは、吸収性物品の長手方向及び幅方向に表面シートが起伏を繰り返すように交互に配列されており、
該小凸部及び該小凹部に、表面シートを貫通する開孔が形成されておらず、
該小凸部は、これを平面視した面積の総和が前記吸収性物品における肌当接面の面積の５〜６０％で且つ個々の該面積が５ｍｍ2超１５０ｍｍ2未満であると共に、該小凸部及び該小凹部が形成されている領域におけるシート厚みが１〜４ｍｍであり、
前記小凸部及び前記小凹部は、前記吸収性物品における着用者の***部位に対応する領域にのみ形成され且つ前記吸収性物品の両側部及び前方部及び後方部には存在していない吸収性物品。A liquid-permeable top sheet, a liquid-impermeable back sheet, and a liquid-retaining absorbent interposed between both sheets, in a substantially vertically long absorbent article,
The surface sheet has a plurality of hemispherical curved small convex portions and small concave portions whose skin facing surface is made of a nonwoven fabric ,
The small convex portions and the small concave portions are alternately arranged so that the surface sheet repeats undulations in the longitudinal direction and the width direction of the absorbent article,
No opening is formed in the small convex part and the small concave part to penetrate the surface sheet,
The small convex portion, with the total sum of the areas viewed in plan this and individual said area 5 to 60% of the area of the skin contacting surface of the absorbent article is less than 5 mm 2 Ultra 150 mm 2, said small The sheet thickness in the region where the convex portion and the small concave portion are formed is 1 to 4 mm,
The said small convex part and the said small recessed part are formed only in the area | region corresponding to the wearer's excretion site | part in the said absorbent article, and the absorptivity which does not exist in the both sides, the front part, and the back part of the said absorbent article Goods.
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