JP3988877B2 - 無線受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、特に、GSMおよびUMTSのようなデジタル通信システムに適用される(しかしこれに限定されない)無線受信機、及びこのような無線受信機を含む集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゼロIF受信機およびニア・ゼロIF(near-zero-IF)受信機(多相受信機としても知られている)は、無線通信システム用として周知である。これらタイプの受信機は、両者とも、従来のスーパーヘテロダイン(superhet)受信機と同じ性能を達成するが、オフ・チップ・チャネルフィルタを必要としないため、集積化することが極めて容易であるという利点を有する。デジタルTDMA (Time Division Multiple Access)システム(例えば、GSM (Global System for Mobile communication)およびDECT (Digital Enhanced Cordless Telecommunications))、及びアナログFM (Frequency Modulation)システムに対して、ゼロIFアプローチは、格別の成功を納めてはいない。これは、DCオフセットと、所望信号バンドのセンタに位置する二次の相互変調積が生じることとがその原因である。このような信号は、所望信号にダメージを与えずに、容易にフィルタ処理することができない。
【0003】
しかしながら、例えば、現在規格化されつつあるUMTS (Universal Mobile Telecommunications System)のようなCDMA (Code Division Multiple Access)システムの場合、信号情報は、相対的に広い周波数のバンドに、意図的に拡散される。CDMAシステムの場合、ゼロIFアプローチは、DCオフセットによっても、DCノッチフィルタによって生成されるスペクトル・ホールによっても重大なダメージが生じないので、より魅力的である。これは、これらの効果が相対的に無害となるように、所望信号を、次で、逆拡散させることによって、これらの効果自体が拡散されるからである。
【0004】
例えば、欧州特許出願第0797292号において開示されている多相受信機は、デジタルTDMAおよびアナログFMシステム用に開発された。このような受信機は、チャネル間隔の半分の低IFを使用することによって、ゼロIF受信機と同じ困難を受けることが無いので、所望信号は、DCノッチフィルタによる悪影響を受けない。これは、これの、特に、DECTおよびGSM受信機への適用において成功した。しかしながら、多相受信機の弱点は、隣接チャネル除去能力がかなり制限されていることである。ほとんどのCDMA用途において要求されるように、隣接チャネル除去能力が35dB以上必要である場合には、この使用は一般に好まれない。
【0005】
ゼロIFおよび多相受信機アーキテクチャの両者における最近の開発は、例えば、国際特許出願WO00/22735号に開示されるように、可能な限り受信機をデジタル化することに集中してきた。これは、チャンネル・フィルタリングが、アナログからデジタルの領域に完全に移動されるように、受信機のフロントエンド内において、アナログ・デジタル変換機(ADC)をRFダウンコンバージョン処理の直後に位置させることを意味する。ADCの前には、自動ゲイン制御(AGC)は、ほとんど、あるいは全く適用されない。従って、ADCによって取り扱われる信号のダイナミック・レンジは実質的に増加するが、デジタル・チャネル・フィルタの変更の容易さによって、受信機のマルチ・モード能力は、格段に向上する。AGCが存在しないので、モードを変えることは、もはや、AGCアルゴリズムを変えるという複雑化を意味しない。同様に、アナログ信号から受信された信号強度情報(RSSI)を抽出することは、不必要になる。ADC内での消費電力の増加は、例えば、WO00/22735に開示されるような、IC技術の進歩を伴う回路設計技法によって最小にすることが出来る。
【0006】
第三世代セルラー方式標準UMTSは、ヨーロッパおよび他の地域で、間もなく導入される予定である。音声に加え、これは、マルチメディア・サービスおよびインターネット接続に充分なデータ・レートをモバイル・ユーザに提供する。しかしながら、これが初めて導入される時には、利用可能範囲は、必然的に制限されているので、最初のハンドセットは、デュアル・モード能力(少なくともヨーロッパ内ではUMTS/GSM)を有することが必要であろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このようなデュアル・モード受信機の設計に関する主要な問題は、2つの受信機を別々に持つ必要性を避けることである。本発明の目的は、したがって、受信機がUMTSモードとGSMモードとの間で切り替わる際に、機能ブロックを最大限再使用する受信機アーキテクチャを提供することである。特有の設計上の問題は、UMTSに対して望ましいIFはゼロであるが、GSMに対するそれは100kHz(またはチャネル間隔の半分)であることに関連する。ADCおよびデジタル・チャネル・フィルタは、通常低IFのGSMモードに対して複素とし、かつゼロIFのUMTSモードに対して非複素とすることが必要となろう。
【0008】
本発明によれば、ゼロIFおよび低IFモードで操作可能な無線受信機であって、無線周波数信号のための入力と、無線周波数信号を中間周波数に変換し、かつ中間周波信号の同位相および直交位相バージョンを生成する、入力に結合された直交位相ダウン-コンバージョン手段と、フィルタ処理された同位相および直交位相信号を提供するために同位相および直交位相信号に作用するための複素フィルタリング手段と、同位相および直交位相信号の各々をデジタル化するための第1および第2のAD変換手段とを有し、低IFモードで動作する受信機に応答する手段が、第1および第2のAD変換手段のうちの1つの動作を禁止にするように設けられ、低IFデジタル信号処理手段が、低IFモードで復号化されたデジタル出力データを生成するために単一のデジタル化された信号に動作するように設けられ、かつ、ゼロIFデジタル信号処理手段が、ゼロIFモードで復号化されたデジタル出力データを生成するために同位相および直交位相のデジタル化された信号に動作するように設けられている、無線受信機が、提供される。
【0009】
同位相および直交位相IF信号の1つのみを量子化することによって、複素(または多相)ADCおよび複素チャネル・フィルタが、不必要となり、このことにより、消費電力をかなり削減することが可能となる。更に、ゼロIFモード用に提供されたIおよびQのADCのうちの1つは、低IFモード用ADCとして作動するので、回路の著しい重複を避けることが出来る。このような受信機は、特に、マルチ・モード動作に適している。何故ならば、クロック・スピードおよびノイズ・シェーピング・プロファイルが異なる範囲で動作する非複素ADCの設計は、それらの複素等価物の設計よりはるかにシンプルであるからである。
【0010】
単一のADCの量子化帯域幅がゼロ周波数で折り返されるように、低IFモードにおいて、受信機フロントエンドからのIF出力内のIまたはQ成分しか量子化しないことによって、所望信号帯域幅を、効果的に2倍にすることができる。しかしながら、この増加した帯域幅に起因してクロック・スピードを増加させねばならないにもかかわらず、一つのADCしか使用しないことにより、全体の消費電力は、減少するであろう。
【0011】
低IFモードにおいて、非複素ADCによりイメージが除去されないため、このADCの前には、複素フィルタが、必要となる。このようなフィルタは、受動型であり、何ら余分の電力も消費しない受動多相フィルタとすることができる。受信機がゼロIFモードで動作する場合、フィルタは、オプションとして、回路から切り離すことができる。
【0012】
好適な実施例の場合、ADCは、シグマ‐デルタADCである。別の好適な実施例の場合、デジタル同位相および直交位相信号は、それらの周波数をベースバンドに変換するためにデローテート(de-rotate)される。
【0013】
本発明の別の実施例の場合、受信機は、集積回路により実施される。
【0014】
【発明を実施するための形態】
次に、本発明の実施例を、具体例として、添付の図面を用いて説明する。
【0015】
図面において、同じ参照番号は、同一の特徴を示すために使用されている。
【0016】
本発明は、デュアル・モードUMTS/GSM受信機を有す実施例について記載される。各モードの受信機の構成が、最初に、別々に記載され、次いで、完全なデュアル・モード受信機の構成が記載される。
【0017】
先ず、UMTSモードを考察する。図1は、本発明に従って製作されたUMTSのためのゼロIF受信機アーキテクチャの実施例のブロック図である。無線信号は、アンテナ102によって受信され、帯域フィルタ104によってフィルタ処理が行われ、そして低ノイズ増幅器106によって増幅される。信号は、次いで、ゼロIFにおいて同位相(I)および直交位相(Q)の信号を生成するために、第1および第2のミキサ108、110によって、ミキシングされる。これらのミキサには、LO(Local Oscillator)112から、第1のミキサ108にゼロ位相シフトの信号を提供し、かつ第2のミキサ110に90°位相シフトの信号を提供する相シフト・ブロック114を介して、これらのそれぞれのLOポートに、信号が供給される。
【0018】
ミキサ108、110によるダウンコンバージョンの後、この信号は、I成分およびQ成分を有する複素となり、そして、それが復調されるまで、受信機を通して複素信号としての処理が続く。ゼロIFの選択は、UMTSモードに対して、特に魅力的である。何故ならば、消費電力を最小にするのみならず、所望信号が、フロントエンドのミキサ内で生成されるDCオフセットに対し、またはDCオフセットがハイパス・フィルタによって除かれる場合に、そのスペクトル内で生成されるホールに対して、相対的に耐性があるからである。
【0019】
所望信号は、拡散スペクトラム信号として、ほぼ4MHzの帯域幅を占め、かつ受信機内で後に続く逆拡散処理において、DCオフセットまたはスペクトル・ホールは、4MHzの帯域幅にわたって再拡散されるので、これらの影響は、ほとんどまたは全くなくなる。さらに、ゼロIFを使用することにより、イメージ・バンドが、所望信号の外側には全く存在しなくなるので、イメージ・バンドを占めたかもしれない干渉に関する如何なる問題も、生じない。信号チェイン(signal chain)内のIおよびQのアンバランスは、一般に、受信機のノイズ指数の小さい増加を生じる共チャンネル・イメージ(co-channel image)を生成するに過ぎない。このようなアンバランスは、受信機の隣接チャネル除去に対して全く制限を課さず、これは、容易に、35dB程度の要求を満たすことができる。
【0020】
IおよびQの信号成分は、次に、それぞれのハイパスおよびローパスのプレフィルタ116、117を通過する。各ハイパス・フィルタ116は、信号にDCノッチを挿入する、一次ハイパス素子を有する。一方、各ローパス・フィルタ117は、大きいオフセット周波数での大きい干渉(例えば、UMTS標準内で規定されている60MHzおよび85MHzでのブロッキング干渉)の電力を減衰させる、単一のローパス素子を有する。ローパス・フィルタ117の1つの出力での典型的周波数スペクトル(本実施例では、幅200kHzのDCホールを有する)が、図2に示されている。IおよびQ信号は、次に、それぞれの2レベルAGC 118によって、増幅される。このことは、所望信号が、いつでもそれぞれのシグマ‐デルタADC 120の利用可能なダイナミック・レンジの範囲内に収まることを保証する。各AGC回路118は、所望信号のバンド内の干渉を含む全電力が、既定のしきい値を越えると、単純に30dBの単一ステップ分、ゲインを低下させる。ゲインにおけるこの単一ステップが無いと、ADC 120に対するダイナミック・レンジの要求は、過大となるであろう。
【0021】
シグマ‐デルタADC 120は、IおよびQ成分を量子化し、このことにより、一対のデジタル・ビット・ストリームを生成する。変調器120は、UMTSチップ・レート(3.84MHz)の約40倍の周波数でクロック(clock)され、かつ、ほとんどが所望信号のバンドから充分に離れて高周波数に集中するように、量子化ノイズを再配布するループ・フィルタを含む。デジタル・チャネル・フィルタ122は、この高周波の量子化ノイズ、および受信機の入力に存在する可能性のある、他のチャンネルでの任意の干渉を、除去するように構成されている。
【0022】
図3には、シグマ‐デルタ(ΣΔ)変調器120の出力でのノイズ・スペクトルのプロットが、実線で示され、かつデジタル・チャネル・フィルタ122の出力でのノイズ・スペクトルのプロットが、破線で示されている。このスペクトルは、最大駆動レベルで変調器120に注入された単音のテスト条件の下で生成された。入力音が有るときと無いときの全出力電力を測定することによって、各ADC 120の利用可能なダイナミック・レンジが、ほぼ77dBであることを確かめることができる。
【0023】
デジタル・チャネル・フィルタ122は、典型的には、送信基地局によって使用されるベースバンド・フィルタの特性に一致させたルート・レイズド(root-raised)コサイン・タイプである。それらの長さは、低消費電力のためには最小でなければならないが、シンボル間干渉の許容し得るレベルおよび干渉の適切な除去を保証するためには、充分長くなければならない。デジタル化された信号のデシメーション(decimation)もまた、これらのフィルタ内で起こり、サンプリング・レートをチップ・レートのほぼ8分の1に低下させる。一部の実施例の場合、各フィルタは、デシメーションのいくつかのステージに分割することができる。
【0024】
図1のシステムにおけるベースバンド信号処理の残りの部分は、より普通に使用されるCDMA受信機内で使用されるものに類似している。サーチャ(searcher)124は、適切なコードによってエンコードされた信号の位置決めを試み、かつタイミング情報をレーキ(rake)受信機126に渡す。この受信機は、マルチパス・チャンネルを介して受信された拡散スペクトラム信号を逆拡散し、検出し、かつ組み合わせる。サーチャ124およびレーキ受信機126からの出力は、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)128によって、更に処理され、復号化されたUMTS ビット・ストリームを有する出力ビット・ストリーム 130を生成する。このビット・ストリーム130は、次いで、適切な出力、例えば、オーディオまたはデータ信号を生成するために、従来通り、処理することができる。
【0025】
上述のアーキテクチャの高度にデジタル化された特性により、アナログ・チャネル・フィルタおよびAGCの必要性はほとんどなくなる。GSMモードへの切り替えが必要である場合、これは特に有効である。アーキテクチャは、厳しい要求をADC 120の性能に課すが、そのような設計は可能であり、かつ集積回路技術における進歩により、消費電力を低下させることも可能であろう。
【0026】
このアーキテクチャがUMTS性能要件を満たすことを確認するために、システム・シミュレーションが、実行された。所望信号電力S(dBm単位)の関数として、生データ・ビットに対するビット・エラー・レート(BER)の変化を示す、このようなシミュレーションの出力の具体例が、図4に示されている。このシミュレーションの場合、受信機ノイズ指数は、8.5dBであり、生ビット・レートは、60kHz であると仮定された。9dBのコーディング・ゲインを12.2kB/sサービスに対して考慮すると、この結果は、受信機が、ほぼ-120dBmの所望信号入力レベルで0.1%の情報ビットに関するBER(これは、UMTS仕様の-117dBmの3dB内側にある)を達成することを示す。
【0027】
次に、GSMモードを考察する。フロントエンドのミキサ内で生成されるDCオフセットおよび二次相互変調積に伴う困難のため、チャネル間隔の半分の低IFが、GSMに対しては好ましい。これは、信号の変調にダメージを与えずに、オフセットおよび相互変調積を抽出することができるように、ハイパス・フィルタを複素IF信号のIおよびQ信号の経路内に挿入することを可能とする。しかしながら、このIFは、受信機に対する所望信号のイメージ・バンド内(すなわち、-100kHzで)隣接チャネル干渉を含む、全ての干渉事項を除去するために、チャネル・フィルタとADCの両方が、複素でなければならないという、複雑な問題をもたらす。複素ディジタル・フィルタは、典型的に、一対の実フィルタの2倍もの電力を消費し、かつ複素ADCは、実バージョンより設計することが実質的に困難である。UMTS動作モードを有することによって課される必要性に関連して、実チャネル・フィルタとADCとを両モードで使用可能な受信機に対する強い要求がある。
【0028】
この要求を満たすアーキテクチャは、本出願人の出願中の未公開の国際特許出願(本出願人のリファレンスPHGB000156)内で開示されており、かつ低IF受信機アーキテクチャのGSM実施例のブロック図である、図5に示されている。フロントエンドは、入って来るRF信号をチャネル間隔の半分の低IF(GSMの場合、チャネル間隔は200kHzであるので、このIFは、100kHzである)にミキシングする直交位相ダウンコンバータを使用する。受信機のこの部分は、本質的に図1を参照して述べたものと同じであるが、唯一の差は、局部発振器112によって供給される周波数である。
【0029】
ミキサ108、110によるダウンコンバージョンの後、IおよびQ信号を有する複素低IF信号が、所望信号のイメージ・バンド内(すなわち、-200kHz〜0Hz)に存在する如何なる干渉も除去する、受動多相フィルタであるイメージ除去フィルタ(IR)516に渡される。このようなフィルタは、公知であり、例えば、論文、M J Gingellによる「シーケンス非対称多相ネットワークを使用した単側波帯変調(Single sideband modulation using sequence asymmetric polyphase networks)」 ( Electric Communications, No 48, 1973)に開示されている。直接シリコン上に集積化することができる受動多相フィルタは、RC回路網により容易に実現することができる。イメージ除去フィルタ516は、他の全ての干渉と同様に、0Hz〜200kHzの所望信号を通過させる。しかしながら、いかなるイメージ干渉も除くことによって、それは、受信機のその後の全てのフィルタを「実」にする(すなわち、IおよびQ信号の何れか一方にしか作用しない)ことが可能となる。フィルタ516が受動型であるので、それは、全く電力を消費せず、かつ所望信号に関する限りロスが無い(loss-free)と、考えることができる。
【0030】
多相フィルタ516の効果を示すために、予想所望信号のスペクトルは、フィルタの入出力端子で調べられるであろう。図6は、データ・ビットの無作為系列によって駆動される、0dBmのレベルおよび100kHzのIFでGSM信号のシミュレートされた入力スペクトルを示す。スペクトルは、受信機フロントエンドによって生成されるホワイト、ガウス・ノイズがある場合には、歪のないGMSK(Gaussian Minimum Shift Key)信号のそれである。信号の電力が負の周波数で全信号の電力より15.9dB低いことは、留意する価値がある。これに関連して、これは、多相フィルタ516が、-200kHzからゼロまでのバンドに入ってくる隣接チャネル干渉の全てのエネルギーを抽出することが可能であった場合であっても、この受信機も他の如何なるGSM受信機も、所望信号に関して+15.9dBで到着する干渉によって動作することができないということを意味する。幸いにも、GSM仕様は、所望信号に関して僅か+9dBでの隣接チャネル干渉によって動作する受信機を要求するので、この場合、所望バンドへのエネルギーの流出量は、許容できるSN比を達成するには充分低い。
【0031】
イメージ・フィルタ516に対して、それが隣接チャネル内で提供する減衰が、受信機性能についての主制約要因になりそうもないことは理解されよう。したがって、フィルタは、20dBを超える減衰を提供する必要はない。適切な多相フィルタの周波数応答の具体例は、図7に示されている。このようなフィルタによるフィルタリングの後、図6の所望信号のスペクトルは、図8に示されるものに変更される。フィルタによって導入される非対称性は、明らかに見て分かるが、(記載された実施例のように)イコライザ(equaliser)が復調処理の一部として使用される場合に、BER内で如何なる重大な低下をもたらすほど、顕著ではない。
【0032】
イメージ除去フィルタ516の後、信号のQ成分の処理は、終了する。一方、I成分は、ハイパス・フィルタ116を介して、単一の、2ポートのシグマ‐デルタ(ΣΔ)変調器520に与えられ、処理は続く。信号のQ成分を処理しない効果は、所望信号エネルギーの半分を取り込み、かつ周波数スペクトルの負の側へそれを折り返すことである。したがって、(シグマ‐デルタ変調器520のノイズ・スペクトルと同じように)信号は、ゼロ周波数に関して対称であり、かつ400kHzの帯域幅を占める。例えば、図9は、Q成分を除いた(図8に示される)フィルタ516からの所望信号出力のスペクトルを示す。このような信号は、変調器520の変換効率を最大にする。これは、信号の帯域幅が、ここで、変調器520によって生成される量子化ノイズ・スペクトルにおいて、ホールの幅に一致するからであり、このことにより、ADC 520の変換効率は少なくとも3dB 向上する。
【0033】
ハイパス・フィルタ116は、先行するフロントエンドの回路によって生成されたDCオフセットを除去する。GSMアプリケーションのための多相受信機の研究により、フィルタ116の適切なカットオフ周波数が、10kHz以下であることが判明した。この周波数は、所望信号の重大な低下をもたらすことなく、受信機に大信号のオーバー・ドライブ効果からの充分な回復時間を与える。
【0034】
要求されたノイズ・シェーピングを得るために、変調器520の次数およびそのクロック・スピードは、適切に選択しなければならない。最小入力信号レベル(現時点での最高の技術水準で-108dBm)で、BER(ビット・エラー・レート)に関するGSM仕様を満たすために、信号対量子化ノイズ比は、400kHzの帯域幅(すなわち−200kHz〜+200kHz)で約17dBでなければならない。この数値は、全体としてのSN比が7dBで、かつ量子化ノイズ・レベルがフロントエンドのノイズより10dB低い必要性から導かれる。ADCへの最も大きい入力信号は、-23dBmでのブロッキング干渉である。感度要求および干渉レベルを考慮すると、GSMに要求されるダイナミック・レンジは、困難ではあるが、可能な、約85dBの値である。
【0035】
ADC 520の出力は、所望信号と大量の高周波の量子化ノイズの両方を含む、高速ビット・ストリームである。出力信号は、デジタル・チャネル・フィルタ522によってフィルタ処理される。このフィルタは、典型的には、GSMのビット・レートの約48倍である、シグマ‐デルタ変調器520のクロック・レートに等しいサンプリング・レートで動作する。これは、両側周波数軸で見た場合、幅400kHzのバンドパス応答に似ている、約200kHzのカットオフ周波数を有するローパス周波数応答を有する。フィルタ522の周波数応答の正確な形状は、それが、約1MHz(GSMビット・レート270.8333kHzのほぼ4倍)のサンプリング・レートに信号サンプルのデシメーションを可能にするような、充分なストップバンド減衰を提供する限り、特に重要でない。適切な周波数応答は、図10に示される。フィルタ522は、イメージ干渉、(すなわち、イメージ除去フィルタ516によって取り扱われる低側の隣接チャネルでの干渉)を除いて、受信機入力に到着している全ての干渉を減らし、かつ変調器520によって生成される広帯域の量子化ノイズの大部分を減らすと言う二重の役割を果たす。所望信号の実量子化とフィルタリングの組み合わせは、公知の低IF受信機内で使用される等価複素信号処理より効率的である。
【0036】
フィルタ522の出力の信号の典型的周波数スペクトルは、図11に示されている。実線で示される所望信号の2半分は、ハイパス・フィルタ116によって生成されるホールによって隔てられていて、ゼロ周波数の両側に位置する。破線で示されるイメージ干渉の残留は、所望信号と同じ周波数空間を占めるが、そのレベルは、イメージ除去フィルタ516によって適用される減衰のため問題にならないほど低い。-200kHz〜200kHzのバンドの外側に、一点鎖線で示される一部の残留シグマ‐デルタ・ノイズおよび大きい干渉に起因する電力も、存在するが、このような信号は、次のフィルタリングによって容易に除去することができる。
【0037】
一旦、信号の高周波数成分がチャネル・フィルタ522によって除去されると、IF信号は、ダウン・サンプリング・ブロック(DS)210によって、GSMビット・レートの約4倍のサンプリング・レートに、ダウン・サンプリング(down-sampled)させる(すなわち、デシメイト(decimated)させる)ことができる。このことは、所望信号のQ成分の再構成のために必要な処理リソースおよび消費電力を減らす。一部の実施例の場合、ダウン-サンプリングは、より良い効率のためにチャンネル・フィルタリングと組み合わせることができる。所望信号を再び複素化することは、低IFからゼロ周波数までのその完全な周波数変換(またはデローテーション(de-rotation))と、データビットを得るためのその次の復調とを容易にするために、必要である。
【0038】
したがって、ダウン・サンプリングの後、信号は、一対のFIRフィルタを通過させることにより、複素化される。ここで、第1のフィルタ526は、線形位相ローパス応答を有し、かつ第2のフィルタ528は、通過帯域の中央の狭いノッチの生成、および(負の周波数に対して+90°で、かつ正の周波数に対して90°である)追加の90°位相シフトを挿入することを除いて、同じ応答を有している。第2のフィルタ528は、新規のQ成分を作成する。これは、ノッチの幅が、そのインパルス応答の長さを決定するタイム・バウンドされた(time-bounded)ヒルベルト変換の等価物を実行する。先行するハイパス・フィルタ116によって生成されたノッチの幅より僅かに狭いまたはそれに等しい幅が、通常、適切であろう。
【0039】
図12は、8kHzのホール幅を有し、276のタップを有するFIRフィルタである適切な第2のフィルタ528の典型的な周波数応答を示す。第1のフィルタ526の主要機能は、I成分の経路に第2のフィルタ528によってQ成分の経路内に挿入されたものと同じ時間遅延を正確に挿入することである。両方のフィルタ526、528のインパルス応答は、正確に同じ長さでなければならない。第1および第2のフィルタは、チャネル・フィルタ522の後においても、所望信号の帯域幅の外側に、残存しているいかなる干渉も更に削除をするように設計することができる。これらのカットオフ周波数を変えることは、実質的にフィルタ526、528の必要な長さに何の効果も与えず、かつ、事実上コストの発生無しに追加のフィルタリングを導入することを可能にする。カットオフ周波数の選択は、フィルタ526、528が必要とするサンプリング・レートに若干関連するが、これが、いかなる重大な問題も発生させない場合、このことにより提供されるフィルタリングにより、ベースバンドにおける更なるフィルタリングの必要性が軽減される。
【0040】
所望信号のQ成分をリストアすることは、正の側にその周波数スペクトルの負の半分を折り返すことであり、これによって、帯域幅は200kHzに減少する効果を有する。信号内の全電力は、したがって、イメージ除去フィルタ516への入力で見られるオリジナルの値に戻る。電力密度は、6dB増加する。図13は、上述の様々な処理ステップの後の、図9の信号のシミュレートされた周波数スペクトルを示す。負の周波数のエネルギーが、2つのFIRフィルタ526、528の有限な長さの結果であり、僅かに不完全なイメージ除去比の原因となることに留意する必要がある。約270kHzの急なカットオフは、2つのフィルタ526、528の特性に計画的に組み込まれたローパス・エッジの結果である。
【0041】
一旦、Q成分が作成されると、IおよびQの信号は、デローテーション・ブロック530を通過する。ここで、信号源532によって提供される-100kHzの複素音との複素乗算を行うことによって、これらがベースバンドにデローテートされる。このデローテーションにより、所望信号が、ゼロの中央の周波数にシフトされる。デジタルであることによって、デローテーション処理は、完全である。
【0042】
図5に示される具体的な実施例の場合、IおよびQの信号は、カットオフ周波数が80kHzの各ローパス・ベースバンド・フィルタ534によってフィルタ処理される。上述の追加のフィルタリングが、フィルタ526、528に含まれなかった場合、ベースバンド・フィルタ534のみが、要求される。フィルタ534の出力の信号の典型的周波数スペクトルが、図14に示されている。実線は、所望信号を示し、破線は、イメージ干渉の残留を示す。イメージ除去フィルタ516が、正しい大きさに設定されていれば、干渉は全く問題にならないであろう。
【0043】
次いで、信号は、等化および復調ブロック(EQ)536によって処理され、そして、受信機の残り部分のデジタル信号処理回路に、生のGSMビット・レート270.833kHzで、出力538として提供される。
【0044】
本発明によるアーキテクチャが正しく機能することを確認するために、システム・シュミレーションが、実行された。例えば、図15は、周知のTU50チャンネル・モデル(50km/hの最大速度を伴う典型的都市のプロファイル)を使用して、所望信号電力S(dBm単位)の範囲に対するBERを決定するシミュレーションの結果のグラフである。新規の受信機アーキテクチャに対してシミュレートされた結果は、実線で示され、全体として複素の信号処理を使用した、ベンチマーク多相受信機に対する結果は、破線で示されている。新規の受信機の感度が、少なくともベンチマーク多相受信機と同程度以上に良いことは、明白である。他のシミュレーションにより、新規のアーキテクチャが、隣接チャネルとより大きい周波数オフセットでのそれら両方に対して、要求された選択性を提供することができることも確認した。
【0045】
上述のGSMモード実施例の変更例の場合、チャネル・フィルタ522および複素の信号再構成フィルタ526、 528は、2つのFIRフィルタを有する単一のフィルタリング・ブロックに組み合わされている。組み合わされたフィルタリング・ブロックは、シグマ‐デルタ変調器520の出力のビット・ストリーム特性を利用することができるので、このような実施例は、必要なディジタル・ハードウエア・リソースを少なくすることができる。実質上、チャネル・フィルタ522およびダウン・サンプリング・ブロック524の機能は、フィルタ526、528内に組み込まれる。
【0046】
フィルタ526、528の必要な周波数応答を決定するために、その一方が他方のヒルベルト変換である2つの実フィルタとしてではなく、ゼロ周波数に関して非対称応答を有するフィルタを単一の複素のフィルタと考えるほうが、よりシンプルである。標準デジタル総合ツールを使用すると、必要な帯域幅および選択性を有する単一の実FIRフィルタを、設計することができる。複素の応答を得ることは、この場合、+100kHzの周波数シフトを適用するという直裁の事項となる。実および虚インパルス応答は、シフトされた周波数応答に離散的逆フーリエ変換を行うことによって得ることができる。
【0047】
図16は、僅かな回数の設計の繰り返し後に、得られる、フィルタ526、 528の適切なペアの複素の周波数応答を示す。必要な減衰テンプレートは、破線で示されている。応答は、(±1MHzを越えた周波数で100dBを越える)テンプレートの境界の範囲内で充分なストップバンド(stopband)減衰を有する20kHz〜180kHzの通過帯域にわたって極めて小さいリップルを示す。このような応答は、フィルタ526、528に、最小の歪で所望信号を通過させること、充分な減衰を隣接するおよび交互のチャンネル干渉に適用すること、及びシグマ‐デルタ変調器520によって生成される高周波ノイズの大部分を除去することを可能とする。
【0048】
最後に、組み合わされたデュアル・モードUMTSおよびGSM受信機を考察する。図17は、本発明に従って作製された受信機の実施例のブロック図である。ミキサ108、110に関する限り、RFフロントエンドは、UMTSおよびGSMモードのそれに類似している。主な差は、UMTSおよびGSM周波数帯域に対してそれぞれバンド・パス・フィルタ104および低ノイズ増幅器106が必要であること、およびLO 112が、ミキサ108、110に両モードにおいて適切な基準周波数を供給することができなければならないことである。
【0049】
所望信号は、直交位相ダウン-コンバータ・ミキサ108、110の出力に現れ、UMTS信号は、ゼロIFキャリヤ上で-2〜+2Mhzのバンドを占め、かつGSM信号は、低IFキャリヤ上でゼロから200kHzのバンドを占めている。本明細書で示される実施例は、2つのモードの同時動作を取り扱うように設計されていなかった。
【0050】
信号は、上述のUMTS実施例において用いられているように、ハイパスおよびローパスのフィルタ116,117を通過する。ハイパス・フィルタ116は、UMTS信号内でノッチを生成するが、このノッチは、充分に小さく、UMTS信号に重大な影響を全く与えない(典型的には、僅か-10〜+10kHz)。ローパス受動前置フィルタ117は、60MHz以上のオフセットで如何なる大きさのUMTS干渉も減衰させる。3-レベルAGCアンプ1618は、信号が利用可能なADCダイナミック・レンジに入ることを保証する。レベルのうちの2つは、受信機がUMTSモードで動作している場合、図1のAGC回路118と同じ機能を提供する、すなわち、信号レベルが既定のレベルを越えると、30dBの単一のステップゲインを低下させる。受信機がGSMモードで動作している場合、次のAD変換のための適切な信号レベルを提供するために、第3のレベルが、使用される。第3のレベルは、UMTSとGSMモードの間の信号レベルの差を補償するためのみに必要である。
【0051】
信号は、次に多相イメージ-除去フィルタ516を通過する。このフィルタは、UMTSモードに必ずしも必要でないので、バイパスさせることができる。しかしながら、UMTS信号にもたらされるダメージが重大でないので、フィルタ516を、両モードに対し機能させ、このことにより一部の信号切替を省くこともあり得る。IおよびQ信号は、次いで、それぞれのシグマ‐デルタ変調器1620、120を通過する。Q変調器120は、上述のUMTS実施例のそれと同じであり、UMTSモードでしか動作しない。I変調器1620は、2つのモードに対して再構成可能でなければならない。UMTSモードの場合、ループ・バンド幅およびクロック・スピードに対する適切な値は、それぞれ、20MHzと153.6MHzであり、GSMモードの場合、それらは、それぞれ、3MHzと26MHzである。実際には、UMTSモードにおけるIおよびQチャンネル処理の相違を避けるために、ADC 1620、120が、同じであることが、好ましいかもしれない。
【0052】
デジタル化の後、結果として生じる1つのビット・ストリームまたは複数のビット・ストリームは、それぞれの組み合わされたチャンネルおよびデシメーション・フィルタ1622を通過する。これらのフィルタは、UMTSおよびGSMモードに対してROM 1623内に保持されるセッティングを介してプログラム可能である。GSMモードの場合、フィルタ1622は、複素信号再構成機能も実行する。本明細書ではGSMモード位置に示されているスイッチ1621は、信号の正しい経路を準備する。各モードに対して、デジタル信号処理の残りの部分は、上述したように進む。
【0053】
アナログおよびデジタルのハードウエアのかなりの部分は、両モードに共通であることが分かる(この共通部分1600は、図17で破線で囲まれている)。異なる復調処理を含むので、2つのモードのデジタル・ベースバンド信号処理ブロックは、全く異なる。しかしながら、この処理のソフトウェア要素は、共通のDSPプラットホームで動作するように構成することができる。このことにより、回路部分の共通化をより一層計ることができる。
【0054】
いくつかの機能ブロックの位置は、本発明の範囲内で、上述の実施例において変更させても良いことは理解されるであろう。例えば、図1の実施例において、ハイパス・フィルタ116およびローパス・フィルタ117の位置は、重要でない。同様に、図5において、ハイパス・フィルタ116は、イメージ除去フィルタ516の前に、等しく適切に、置くことができる。更なる具体例として、チャネル・フィルタ522、ダウン・サンプリング・ブロック524および複素信号再生フィルタ526、528は、上述したように、いくつかのデジタル・プロセシング・ハードウェアを省略して、単一の機能ブロックに合併させることができる。
【0055】
本発明の受信機アーキテクチャは、IFがゼロと100kHzの間で切り替わる、デュアル・モードUMTS/GSM受信機について記載された。しかしながら、このアーキテクチャは、容易に、CDMA、TDMAおよびFDMAアプリケーションの組み合わせの他のデュアル・モードおよびマルチ・モードの範囲に適用させることができる。有望な組み合わせは、IS95、CDMA2000、IS136、AMPSおよびPDC1900を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って製作されたゼロIF受信機アーキテクチャのブロック図である。
【図2】図1のアーキテクチャによるダウンコンバージョンおよびプレ・フィルタリングの後の信号の周波数(f)(MHz単位)に対する振幅(A)を示すグラフである。
【図3】図1のアーキテクチャにおける、実線で示されるADCの出力、および、破線で示されるフィルタリングの後の信号の周波数(f)(MHz単位)に対する振幅(A)を示すグラフである。
【図4】図1の受信機アーキテクチャに対する信号電力(S)(dBm単位)に対する生データ・ビットのシミュレートされたビット・エラー・レート(BER)のグラフである。
【図5】本発明に従って製作された低IF受信機アーキテクチャのブロック図である。
【図6】図5のアーキテクチャにおけるイメージ除去フィルタの入力での信号の周波数(f)( kHz単位)に対する振幅(A)を示すグラフである。
【図7】図5のアーキテクチャにおけるイメージ除去フィルタの周波数(f)(kHz単位)に対する減衰(A)(dB単位)を示すグラフである。
【図8】図5のアーキテクチャにおけるイメージ除去フィルタの出力の信号の周波数(f)(kHz単位)に対する振幅(A)を示すグラフである。
【図9】図5のアーキテクチャにおける信号のQ成分の処理終了後、イメージ除去フィルタの出力での信号の周波数(f)(kHz単位)に対する振幅(A)を示すグラフである。
【図10】図5のアーキテクチャにおけるチャネル・フィルタの周波数(f)(kHz単位)に対する減衰(A)を示すグラフである。
【図11】図5のアーキテクチャにおけるチャネル・フィルタの出力での信号の周波数(f)(kHz単位)に対する振幅(A)を示すグラフである。
【図12】図5のアーキテクチャにおける直交位相再構成フィルタの周波数(f)(kHz単位)に対する減衰(A)を示すグラフである。
【図13】図5のアーキテクチャにおける信号のQ成分のリストアの後の信号の周波数(f)(kHz単位)に対する振幅(A)を示すグラフである。
【図14】図5のアーキテクチャにおける等化および復調の直前の信号の周波数(f)(kHz単位)に対する振幅(A)を示すグラフである。
【図15】図5の受信機アーキテクチャの信号電力(S)(dBm単位)に対するシミュレートされたビット・エラー・レート(BER)のグラフである。
【図16】組み合わされたチャネル・フィルタおよび直交位相再構成フィルタの周波数(f)(kHz単位)に対する減衰(A)を示すグラフである。
【図17】本発明に従って製作されたデュアル・モードのゼロIFおよび低IF受信機アーキテクチャのブロック図である。
【符号の説明】
102 アンテナ
122 デジタル・チャンネル・フィルタ
126 レーキ受信機
A 振幅
f 周波数
516 イメージ除去フィルタ
530 デローテーション・ブロック
BER ビット・エラー・レート
S 信号電力

Claims (11)

  1. ゼロIFおよび低IFモードで操作可能な無線受信機であって、無線周波数信号のための入力と、前記無線周波数信号を中間周波数に変換し、かつ前記中間周波信号の同位相および直交位相バージョンを生成する、前記入力に結合された直交位相ダウン-コンバージョン手段と、フィルタ処理された同位相および直交位相信号を提供するために前記同位相および直交位相信号に作用するための複素フィルタリング手段と、前記同位相および直交位相信号の各々をデジタル化するための第1および第2のAD変換手段とを有し、前記低IFモードで動作する受信機に応答する手段が、前記第1および第2のAD変換手段のうちの1つの動作を禁止にするために設けられ、低IFデジタル信号処理手段が、単一のデジタル化された信号に動作して、前記低IFモードで復号化されたデジタル出力データを生成するために設けられ、かつ、ゼロIFデジタル信号処理手段が、同位相および直交位相のデジタル化された信号に動作して、前記ゼロIFモードで復号化されたデジタル出力データを生成するために設けられている、無線受信機。
  2. 前記複素フィルタリング手段が、多相フィルタを有することを特徴とする、請求項1に記載の受信機。
  3. 前記複素フィルタリング手段が、受動型であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の受信機。
  4. 前記ゼロIFモードで動作する受信機に応答する手段が、前記複素フィルタリング手段を、前記同位相および直交位相信号の前記経路から切り離すために設けられていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の受信機。
  5. 前記AD変換手段が、シグマ‐デルタ・アナログ‐デジタル変換機を有することを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の受信機。
  6. 前記AD変換手段が、複数の異なるクロック・スピードで操作可能であることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の受信機。
  7. 前記低IFデジタル信号処理手段が、前記デジタルの同位相および直交位相信号をベースバンドに変換するために設けられるデローテーション手段を含むことを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の受信機。
  8. 前記低IFデジタル信号処理手段が、デジタルの同位相および直交位相信号を生成するために前記デジタル化された信号に作用する信号生成手段を含むことを特徴とする、請求項1〜7の何れかに記載の受信機。
  9. 前記信号生成手段が、第1および第2のローパス・フィルタを有し、かつ前記フィルタの各々を通過する信号に適用された前記位相シフトが、90°相違することを特徴とする、請求項8に記載の受信機。
  10. 前記フィルタが、線形位相特性を有することを特徴とする、請求項9に記載の受信機。
  11. 請求項1〜10の何れかに記載の無線受信機を有する集積回路。
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