JP3986665B2 - 側溝用ブロック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は雨水等の排水のために車道の側縁において、歩道の縁石に沿って設置する側溝用ブロックに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、自動車のすべり抵抗性や視認性の向上等の交通安全対策および自動車騒音低減を目的として排水性舗装が広く採用されている。
【0003】
ところで、通常、車道と歩道からなる街路は、L形状側溝を通した雨水を所要間隔に設置した桝に集水し、さらに導水管を経由して歩道に設置した排水路にて排水されるという二重経路になっており、施工及びメンテナンスに手間を要するものであった。
【0004】
そこで、車道の側縁において縁石に沿って側溝用ブロックを設置し、この側溝用ブロックを排水路として車道および歩道の排水を行うという方式が採用されているが、例えば、それに使用される側溝用ブロックとして実公平6−37112号をみることができる。
【0005】
しかしながら、上記考案では、水抜き穴が蓋体部分しか設けられていないので、車道及び歩道からの排水を充分行うことができない、等の難点があった。
【0006】
この発明は上記事情に鑑み開発されたもので、車道及び歩道からの排水を円滑に行うことができ、かつ、ブロックどうしの連結が強固になるような側溝用ブロクを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明では、天板部と歩道側壁及び車道側壁とから逆U字状に形成し、天板部の長手方向中央部に蓋体載置用穴を穿設し、かつ、天板部に歩道側方向に向け傾斜をつけて本体を形成して、前記蓋体載置用穴に蓋体を載置した側溝用ブロックにおいて、天板部に蓋体載置用穴を穿設することで天板部の歩道側縁に形成される細長状部の上面に蓋体載置用穴に連通する水平の通水用凹溝を設け、蓋体の歩道側縁には前記通水用凹溝に一致する位置に水抜き用切欠きを設け、天板部の長手方向の両端部における歩道側縁には、さらに天板部と歩道側壁がなす隅角部に内外連通する水抜き孔を穿設し、車道側壁には壁内外に連通する水抜き孔を穿設し、前記歩道側の水抜き孔は、天板部の表面に凹部を設け、この凹部に開口するように天板部と歩道側壁がなす隅角部に斜めに穿設して内側に開口し、さらに、車道側の水抜き孔は、車道側壁の上部から斜めに壁内側に開口するよう形成したことを特徴としたものである。
また、本体の長手方向の両端に位置する端面部分には、歩道側壁と車道側壁のそれぞれに沿って下端から天板部に開口する縦溝が設けてあり、天板部の左、右側部にはそれぞれ前記縦溝に直交する横溝を設ける。
また、蓋体はその幅方向の一側縁に沿って水抜き用切欠を設ける。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図示した実施の形態例に基いて説明する。1はこの発明の側溝用ブロックの本体を示すものであり、本体1は逆U字状に所要の長さに形成したものであり、2は車道側の側壁を示し、3は歩道側の側壁を示すものであり、車道側の側壁2は歩道側の側壁3に比べてより高い寸法に形成されている。
【0009】
側壁2,3の上端間には天板部4が歩道側方向に勾配を付けて跨設してあり、側壁2,3の上端部と、天板部4とがなす左,右隅角部には、それぞれハンチ5,5が形成してあり、天板部4の長手方向中央部には天板部全体のおよそ半分を占める大きさの長方形状の蓋体載置用穴6が穿設してある。そして、この蓋体載置用穴6の長手方向側縁に沿って前記ハンチ5の上面が表出し蓋体載置部7となている。また、天板部4には、歩道側縁に沿って角型に切欠いた歩道境ブロック載設用の切欠8が設けてある。
【0010】
本体1の端面部分には、縦溝9及び横溝10が設けてある。縦溝9は側壁2,3のそれぞれに沿って下端から天板部4に開口するように設けてあり、横溝10は天板部4の左,右側部にそれぞれ設けてあって、前記縦溝9と直交して十字状の凹溝となっている。
【0011】
天板部4の歩道側縁に沿って通水用凹溝11が設けてある。この通水用凹溝11は断面台形状に形成され、蓋体載置用穴6に沿う細長状部に2個所設けてあり、蓋体載置用穴6に連通している。
【0012】
また、天板部4において、歩道側縁に沿う両端部寄りには、それぞれ水抜き孔12が穿設してある。
【0013】
この水抜き孔12部分は、天板部4の表面に長方形状の凹部12aを設け、この凹部12aに開口する丸孔12bを、天板部4と歩道側の側壁3がなす内側隅角部に開口するように斜めに連通させて穿設したものである。
【0014】
一方、車道側の側壁2の両端部寄りには、それぞれ水抜き孔13が穿設してある。この水抜き孔13は側壁2の上端に設けた膨出部から側壁2と天板4がなす隅角部寄りに開口するように斜めに連通させて穿設したものである。
【0015】
図1において記号14は前記本体1の蓋体載置用穴6に載置する蓋体を示すものである。この蓋体14は2個で一対となり蓋体載置用穴10を閉塞する大きさの長方形状に形成してあり、その歩道側縁の中央部には、前記本体1の通水用凹溝11に一致する位置に台形状の水抜き用切欠き15が設けてあり、また、幅方向の一側縁には、歩道側端部から車道側中間部にかけて細長状の水抜き用切欠き16が設けてある。
【0016】
施工に際しては図1に示すように、歩道側に側壁3を向けて設置し、設置個所には割栗石17を敷設し、基礎コンクリート18及びインバートコンクリート19を打設し水路を形成する。また歩道境ブロック載設用の切欠8には歩道境ブロック20を載設する。
【0017】
【発明の効果】
以上、この発明では、蓋体部分だけでなく、本体部分にも通水用凹溝、及び水抜き孔が設けてあるので、雨水の排水を早急、かつ、効果的に行うことができる。しかもこれらは歩道側と車道側の両側部に設けてあるので、車道及び歩道からの雨水に対して充分対処できる。
【0018】
特に、車道側の水抜き孔は表面より若干下がった位置に開口されているために車道面より浸透した雨水の排水を行うことができ、歩道側の水抜き孔の開口表面には凹溝を設けてあるので雨水の集水を円滑に行うことができる。
【0019】
また、水抜き孔は内側に向けて斜めに連通されているため、雨水を急速、かつ、スムースに水路へと排水することができる。
【0020】
さらに、本体の端面部分に十字状の凹溝を設け、ブロックどうしの連結に際して、凹溝内にモルタルを注入して行うように形成してあるので、ブロックどうしの連結は強固であり、不同沈下によりずれる恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】設置状態を示す本発明の分解斜視図である。
【図2】左側面図である。
【図3】A−A端面図である。
【図4】B−B端面図である。
【符号の説明】
1…本体、2…車道側の側壁、3…歩道側の側壁、4…天板部、5…ハンチ、6…蓋体載置用穴、7…蓋体載置部、8…歩道境ブロック載設用の切欠、9…縦溝、10…横溝、11…通水用凹溝、12…水抜き孔、13…水抜き孔、14…蓋体、15…水抜き用切欠、16…水抜き用切欠、17…割栗石、18…基礎コンクリート、19…インバートコンクリート。
Claims (3)
- 天板部と歩道側壁及び車道側壁とから逆U字状に形成し、天板部の長手方向中央部に蓋体載置用穴を穿設し、かつ、天板部に歩道側方向に向け傾斜をつけて本体を形成して、前記蓋体載置用穴に蓋体を載置した側溝用ブロックにおいて、天板部に蓋体載置用穴を穿設することで天板部の歩道側縁に形成される細長状部の上面に蓋体載置用穴に連通する水平の通水用凹溝を設け、蓋体の歩道側縁には前記通水用凹溝に一致する位置に水抜き用切欠きを設け、天板部の長手方向の両端部における歩道側縁には、さらに天板部と歩道側壁がなす隅角部に内外連通する水抜き孔を穿設し、車道側壁には壁内外に連通する水抜き孔を穿設し、前記歩道側の水抜き孔は、天板部の表面に凹部を設け、この凹部に開口するように天板部と歩道側壁がなす隅角部に斜めに穿設して内側に開口し、さらに、車道側の水抜き孔は、車道側壁の上部から斜めに壁内側に開口するよう形成したことを特徴とする側溝用ブロック。
- 本体の長手方向の両端に位置する端面部分には、歩道側壁と車道側壁のそれぞれに沿って下端から天板部に開口する縦溝が設けてあり、天板部の左、右側部にはそれぞれ前記縦溝に直交する横溝を設けてなることを特徴とする請求項1記載の側溝用ブロック。
- 蓋体はその幅方向の一側縁に沿って水抜き用切欠を設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の側溝用ブロック。
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JP14423998A JP3986665B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 側溝用ブロック |
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- 1998-05-26 JP JP14423998A patent/JP3986665B2/ja not_active Expired - Lifetime
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