JP3985212B2

JP3985212B2 - Transportation scaffold and caisson construction method

Info

Publication number: JP3985212B2
Application number: JP2000058775A
Authority: JP
Inventors: 良典乾; 宏政鈴木; 和久横塚; 昌彦市ヶ谷
Original assignee: Toyo Construction Co Ltd
Current assignee: Toray Engineering Co Ltd
Priority date: 2000-03-03
Filing date: 2000-03-03
Publication date: 2007-10-03
Anticipated expiration: 2020-03-03
Also published as: JP2001248297A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、コンクリート隔壁用鉄筋組立体により仕切られた作業域間の移動に用いる足場と、該足場を利用して行うケーソン構築工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、護岸用ケーソンは、図５に符号１にて示すように、所望の強度を確保するため、外壁２で囲まれた内部空間が隔壁３により碁盤目状に多数の室４に仕切られている。このようなケーソンは、一例として縦２５ｍ、横３０ｍ、高さ２２ｍを超える大きさとなっており、その碁盤目に仕切られた室４も多数（図示例では、２４室）となっている。
【０００３】
ところで、この種のケーソンは鉄筋コンクリート製となっているが、上記したごとき大型のケーソン１を構築するには、一度に全体を形成することは到底不可能で、このため、下部側から順次コンクリート打設を繰返して嵩上げする方式が採用されている。この場合、図６および図７に示すように外壁２および隔壁３に埋込まれる鉄筋（鉄筋組立体）５も、順次継ぎ足しながら上方へ延ばされることになるが、順次継ぎ足すとはいえ、その高さは３ｍを超えるものとなり、前記室４として提供される作業域６は、この継ぎ足された背の高い鉄筋組立体５により四方から囲まれた閉鎖域となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来のケーソン構築工法においては、前出図５に示したように、構築すべきケーソン１の周りに外周足場７を仮設しているだけであり、このような工法によれば、外壁２に沿った室４ａに対応する作業域には、外周足場７から梯子８を延ばして作業員が簡単に出入りできるものの、これより内部側の室４ｂに対応する作業域に対する梯子８の延長は不可能である。
【０００５】
このため、従来は、前出図７に示したように鉄筋組立体５に相隣接する作業域６、６から梯子８を立て掛け、鉄筋組立体５の上部を乗り越えて移動するようにしており、目的の作業域まで移動するには、梯子６を何度も昇降しなければならず、作業能率の低下が避けられないばかりか、安全面でも問題が生じ、その上、鉄筋組立体５の間隔を乱したり、変形させてしまうなどの品質面の問題があった。
【０００６】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、コンクリート隔壁用鉄筋組立体により仕切られた作業域間の移動を簡単かつ安全になし得るようにすると共に、鉄筋組立体の品質悪化を未然に防止する移動用足場を提供し、併せて該足場を利用して行うケーソンの構築工法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明に係る移動用足場は、一列に配置した枠組構造の複数の脚柱に、通路を有する架台を脱着可能に支持させ、該架台の通路と前記鉄筋組立体により仕切られた各作業域内とを梯子により連絡した移動用足場において、前記作業域が鉄筋組立体により四方から囲まれて、その複数が碁盤目状に配置されており、前記架台が、一方向に配列する複数の作業域の上方を横断的に延ばされ、前記梯子が、該架台下に配列する各作業域内および該架台下の作業域と並列する各作業域内と連絡するように配置されることを特徴とする。
このように構成した移動用足場においては、作業域が鉄筋組立体により四方から囲まれて、その複数が碁盤目状に配置されている場合でも、枠組構造の簡易式脚柱に支持させた架台および梯子を介して鉄筋組立体により仕切られた作業域間を簡単かつ安全に移動できる。
【０００８】
本移動用足場において、上記脚柱および架台のそれぞれは、サブアセンブリ体として用意するのが好ましく、これにより脚柱および架台をクレーンで吊ってきわめて能率よく本足場を仮設することができる。
【００１０】
上記目的を達成するための本発明に係るケーソン構築工法は、上記した移動用足場を、構築すべきケーソンの周りを囲む外周足場の対向辺間を連絡するように仮設し、該足場の架台および梯子を作業員の移動に利用しながら鉄筋組立てを行った後、該移動用足場を撤去して型枠を組立て、コンクリートの打設を行うことを特徴とする。
このように行うケーソン構築工法においては、外周足場から離間した内部側の作業域にも、本移動用足場を利用して自由に作業員が出入りでき、ケーソンの能率のよい構築が可能になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
図１乃至図４は、本発明に係る移動用足場の一つの実施形態を示したものである。本実施の形態は、前出図５に示した大型ケーソン１の構築に適用したもので、この大型ケーソン１の構築に際しては、前記したように下部側から順次コンクリート打設を繰返して嵩上げする方式が採用される。図２は、一段目のコンクリート打設を終えたケーソン下部構造を部分的に示したもので、１ａは底版、２ａは前記外壁２の下側部分、３ａは前記隔壁３の下側部分をそれぞれ表している。この図２にはまた、隔壁３の下側部分３ａに継ぎ足された前記鉄筋組立体５（図６、７参照）も示されており、このケーソン下部には、これら隔壁３の下側部分３ａとこれに継ぎ足された鉄筋組立体５とにより、前記ケーソン内の複数の室４（図５）に対応する配列で複数の作業域６が碁盤目状に区画形成されている。
【００１２】
上記ケーソン１の構築に際しては、従来と同様に構築すべきケーソン１の周りに外周足場７（図５）が仮設されると共に、この外周足場７の対向辺間を連絡するように本発明に係る移動用足場１０が仮設される。本移動用足場１０は、枠組構造の複数の簡易式脚柱１１と、これら複数の脚柱１１に脱着可能に支持された架台１２と、この架台１２と前記作業域６内とを連絡する複数の梯子１３とから概略構成されており、その架台１２が、一列に配列する複数の作業域６の上方を横断的に延ばされている。なお、各作業域６内には作業床１５が配設されているが、この作業床１５は、先のコンクリート打設に際して用いた型枠１６を構成する縦梁１７に支持されている（図１、２）。
【００１３】
上記脚柱１１は、組立てる鉄筋より高い位置に架台１２を設置できるように、複数の枠組ユニット２４（２４Ａ、２４Ｂ、２４Ｃ）を必要数だけ連結して構築される。なお、各枠組ユニット２４は、ここでは縦枠２１と、筋かい２２と足場板２３とからなっており、相互に連結しながら３段に積上げられている（図１）。この脚柱１１は、架台１２の延長方向すなわち本移動用足場１０の仮設方向に配列する各作業域６（６ｂ）内に、前記鉄筋組立体５に近接して一基設置され、それぞれは、適宜の固定手段（図示略）により前記作業床１５上に位置固定されている。
【００１４】
上記脚柱１１を構成する最上段の枠組ユニット２４Ｃの上部には、本移動用足場１０の仮設方向に直交する方向に延ばして支持板２５が固設されている。この支持板２５の一端は前記鉄筋組立体５の上端に近接する位置まで延ばされており、その延長端には前記梯子１３の上端部が脱着可能に係止されている。この梯子１３は、傾斜梯子１３ａとして構成されており、前記鉄筋組立体５の上方を超えて他方の作業域６ａ内まで延ばされ、その下端部が該作業域６ａ内の作業床１５に固定されている。一方、脚柱１１の、前記傾斜梯子１３ａを取付けた側と反対側には、垂直梯子１３ｂが取付けられている。この垂直梯子１３ｂは、脚柱１１を設置した作業域６ｂ内の作業床１５と前記架台１２との連絡に用いられるもので、ここでは、脚柱１１の縦枠２１に一体的に設けられている。
【００１５】
また、上記支持板２５の上面には、架台１２を挟む配置で二つの手摺枠２６、２７が立設されている。これら手摺枠２６、２７は架台１２と各梯子１３ａ、１３ｂとの間で作業員を安全に移動させるためのものであるが、傾斜梯子１３ａを配置した側の手摺枠２６と傾斜梯子１３ａの上端部との間にはかなりの距離があるので、ここでは、支持板２５の上面に、さらにフェンス（ネットフェンス）２８を設けている。すなわち、傾斜梯子１３ａと架台１２との間には、これらフェンス２８および手摺枠２６によって安全な渡り通路が形成されている。
【００１６】
さらに、上記最上段の枠組ユニット２４Ｃを構成する縦枠２１の上端には、図３に示されるように、前記架台１２を支持する一対の支持梁２９が受け部材３０を介して取付けられている。前記支持梁２９としては、ここでは軽量化と高強度化とを図るため、アルミニウム合金製の形材（通称、大引）を背中合せしてなるものが用いられており、また、前記受け部材３０としては、架台１２の安定的支持を図るため、伸縮可能なジャッキ形式のものが用いられている。
【００１７】
上記架台１２は、ここでは、その延長方向に複数分割されており、各分割要素１２ａ、１２ｂは相互に端面を突合わせて連結されている（図２）。図２中の矢印Ｐは、二つの分割要素１２ａ、１２ｂの突合せ部を指しており、一つの分割要素１２ａ、１２ｂの長さは、一例として１６ｍ程度となっている。
【００１８】
架台１２は、本移動用足場１０の仮設方向に延びるベース３１とこのベース３１の両側に連続的に配設された左右側壁３２とから概略構成されており、そのベース３１上は通路３３として提供されている。ベース３１は、ここでは図３および図４によく示されるように、Ｈ形鋼からなる左右一対のフレーム３４と、この左右一対のフレーム３４間を連結する複数の上および下連結バー３５、３６と、前記上連結バー３５上に敷設された多数の足場板３７とからなっている。一方、側壁３２は、同じく図３および４によく示されるように、下側に配置された幅木３８と上側に配置されたフェンス（ネットフェンス）３９とからなっており、これらは、前記左右のフレーム３４上に所定の間隔で立設した複数の支柱４０に取付部材４１を用いて取付けられている。幅木３８およびフェンス３９は、前記脚柱１１上の手摺枠２６、２７に対応する箇所で取外されており、この取外された部分は、前記通路３３から梯子１３（１３ａ、１３ｂ）に通じる出入口４２（図２）として供されるようになっている。
【００１９】
以下、上記のように構成した移動用足場１０を利用して行うケーソン構築工法について説明する。なお、ここでは、ケーソン下部のコンクリート打設を終えて、２段目のコンクリート打設を行うための準備工として説明する。
ケーソン下部のコンクリート打設を終了すると、外壁２の下側部分２ａおよび隔壁３の下側部分３ａで囲まれた各作業域６内には、先の型枠１６と縦梁１７とを用いて作業床１５が設置される。本移動用足場１０を構成する脚柱１１および架台１２は、別途組立ヤードにてサブアセンブリされてサブアセンブリ体として用意されており、前記作業床１５の設置を待って、先ず、一方向に配列する複数の作業域６内にクレーンで吊って前記サブアセンブリ体としての脚柱１１を搬入し、各作業域６内の作業床１５に据付ける。そして、必要数の脚柱１１の据付けが終了したら、次に、前記サブアセンブリ体としての架台１２を、その分割要素１２ａ、１２ｂの単位でクレーンで吊って複数の脚柱１１上に設置し、必要数の分割要素１２ａ、１２ｂを設置したところで、各分割要素１２ａ、１２ｂの相互間を連結し、外周足場７の対向辺間を連絡する移動用足場１０を完成させる。なお、この足場１０の仮設は、既設の隔壁下側部分３ａに対する鉄筋組立体５の継ぎ足しに先行して行うようにし、これにより作業者は、各作業域６間を自由に往来して、本足場１０の組立てを行うことができる。
【００２０】
その後、鉄筋組立体５として提供されるサブアセンブリ体をクレーンで吊って各作業域６に降ろし、一つの作業域６の周りに鉄筋組立体５を構築（配筋）する。なお、この鉄筋組立体５の配筋に際しては、鉄筋組立体５のサブアセンブリ体の搬入の障害とならないように傾斜梯子１３ａを取り外しておく。またこの際、本移動用足場１０をクレーンの誘導または鉄筋組立体５の配筋の作業台として用いてもよいことはもちろんである。そして、一つの作業域６の周りへの鉄筋組立体５の配筋を終えたら、当該作業域６（図１に符号６ａで示す）内に傾斜梯子１３ａを降ろし、その上端部を前記脚柱１１の上部の支持板２５に係止させると共に、その下端部を当該作業域６ａの作業床１５上に固定して、傾斜梯子１３ａを設置する。これにより、当該作業域６ａ内の作業者は、この傾斜梯子１３ａを登って架台１２の通路３３に移動できるようになり、脚柱１２下に配列する作業域（図１に符号６ｂにて示す）に移動する場合は、反対側の垂直梯子１３ｂを利用して該作業域６ｂに下り、当該作業域６ａと同列の作業域（図２の左右方向）に移動する場合は、架台１２の通路３３を移動して、同様の傾斜梯子１３ａを利用して目的の作業域に下りる。
【００２１】
このようにして架台１２下とこれに隣り合う各作業域６の周りへの鉄筋組立体５の配筋を行い、その一連の鉄筋組立てを終えたら、型枠を組立てる前に本移動用足場１０を工事域外へ搬出する。この搬出に際しては、先ず架台１２の分割要素１２ａ、１２ｂを相互に切離すと共に、各分割要素１２ａ、１２ｂと脚柱１１とを切離し、次に、架台１２を、その分割要素１２ａ、１２ｂ単位でクレーンで吊って工事域外へ搬出し、続いて各脚柱１１を作業床１５から切離して工事域外へ搬出する。そして、この搬出を待って、型枠をセットして次の段のコンクリート打設を行い、以降、上記した手順で必要段数のコンクリート打設を行ってケーソン１を完成させる。
【００２２】
なお、上記脚柱１１は、その下端をジャッキを介して作業床１５上に据付けるようにしてもよく、これにより架台１２の姿勢制御が容易になる。
また、上記実施の形態においては、傾斜梯子１３ａおよび垂直梯子１３ｂを含む梯子１３を脚柱１１に支持させるようにしたが、これら梯子１３は、架台１２に支持させるようにしてもよいものである。
さらに、本移動用足場１０は、上記ケーソン１以外の種々の構造物、例えば、上下水処理場、ポンプ場、水路等の構築にも適用できることはもちろんで、その脚柱１１、架台１２、梯子１３等はこれらの適用対象に応じて適宜の大きさ並びに数を設定する。
【００２３】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る移動用足場によれば、枠組構造の簡易式脚柱に支持させた架台および梯子を介して鉄筋組立体により仕切られた作業域間を簡単かつ安全に移動でき、その利用価値は大なるものがある。
また、本発明に係るケーソン構築工法によれば、上記移動用足場を利用して能率よく大型ケーソンを構築でき、ケーソンのコスト低減に大きく寄与するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一つ実施の形態である移動用足場の全体的構造とその仮設状態を示す正面図である。
【図２】本移動用足場とその仮設状態を示す側面図である。
【図３】本移動用足場を構成する架台と該架台の、脚柱に対する結合構造を示す正面図である。
【図４】本移動用足場を構成する架台の構造を示す側面図である。
【図５】本移動用足場を適用するケーソンの構造と従来のケーソン構築工法とを模式的に示す平面図である。
【図６】従来のケーソン構築工法における鉄筋組立体の乗り越える様式を示す正面図である。
【図７】従来のケーソン構築工法における鉄筋組立体の乗り越え様式を示す側面図である。
【符号の説明】
１ケーソン、２ケーソンの外壁、３ケーソンの隔壁
５鉄筋構造物
６,６ａ,６ｂ作業域
７外周足場
１０移動用足場
１１脚柱
１２架台
１３梯子、１３ａ傾斜梯子、１３ｂ垂直梯子
１５作業床
２１脚柱の縦枠、２２脚柱の筋かい、２３脚柱の足場板
２４（２４Ａ、２４Ｂ、２４Ｃ）枠組ユニット
３１架台のベース、３２架台の側壁、３３架台の通路[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a scaffold used for movement between work areas partitioned by a rebar assembly for a concrete partition wall, and a caisson construction method performed using the scaffold.
[0002]
[Prior art]
For example, as shown by reference numeral 1 in FIG. 5, the revetment caisson has an internal space surrounded by the outer wall 2 partitioned into a plurality of chambers 4 in a grid pattern by the partition walls 3 in order to ensure a desired strength. Yes. As an example, such a caisson has a size exceeding 25 m in length, 30 m in width, and 22 m in height, and there are a large number of chambers 4 (24 in the illustrated example) partitioned by the grid.
[0003]
By the way, this type of caisson is made of reinforced concrete. However, it is impossible to form the whole caisson 1 at the same time to construct the large caisson 1 as described above. A method of raising the height by repeating the installation is adopted. In this case, as shown in FIGS. 6 and 7, the reinforcing bars (reinforcing bar assemblies) 5 embedded in the outer wall 2 and the partition wall 3 are also extended upward while being sequentially added. The height exceeds 3 m, and the work area 6 provided as the chamber 4 is a closed area surrounded from four sides by the added tall reinforcing bar assembly 5.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional caisson construction method, as shown in FIG. 5 above, the outer periphery scaffold 7 is only temporarily installed around the caisson 1 to be constructed. The worker can easily enter and exit the work area corresponding to the chamber 4a extending along the lane from the outer periphery scaffold 7, but the extension of the ladder 8 to the work area corresponding to the inner room 4b is not allowed. Is possible.
[0005]
For this reason, conventionally, as shown in FIG. 7, the ladder 8 is leaned up from the work areas 6 and 6 adjacent to the reinforcing bar assembly 5, and moved over the upper part of the reinforcing bar assembly 5. In order to move to the target work area, the ladder 6 has to be lifted and lowered many times. Not only is the work efficiency inevitable, but there is also a problem in terms of safety. There was a problem of quality such as disturbing or deforming.
[0006]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to enable easy and safe movement between work areas partitioned by a rebar assembly for a concrete partition wall. At the same time, the present invention provides a moving scaffold that prevents deterioration of the quality of a reinforcing bar assembly, and also provides a caisson construction method that uses the scaffold.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a moving scaffold according to the present invention includes a plurality of pedestals having a frame structure arranged in a row, and a pedestal having a passage is detachably supported, and the passage of the pedestal and the reinforcing bar assembly In a moving scaffold that connects each work area partitioned by a ladder with a ladder , the work areas are surrounded from all sides by a rebar assembly, a plurality of them are arranged in a grid pattern, and the platform is unidirectional A plurality of work areas arranged in a horizontal direction, and the ladder is arranged to communicate with each work area arranged under the gantry and within each work area parallel to the work area under the gantry. characterized in that that.
In the moving scaffold constructed in this way, even if the work area is surrounded from all sides by a reinforcing bar assembly and a plurality of the work areas are arranged in a grid pattern, the platform is supported by a simple pedestal with a frame structure In addition, it is possible to easily and safely move between work areas partitioned by a reinforcing bar assembly via a ladder.
[0008]
In the present moving scaffold, each of the pedestal and the pedestal is preferably prepared as a sub-assembly body, whereby the pedestal and the pedestal can be suspended by a crane and the scaffold can be temporarily installed very efficiently.
[0010]
In order to achieve the above object, the caisson construction method according to the present invention temporarily constructs the above-described moving scaffold so as to communicate between the opposite sides of the outer periphery scaffold surrounding the caisson to be constructed, After assembling the reinforcing bars while using the ladder for the movement of the workers, the moving scaffold is removed, the formwork is assembled, and concrete is placed.
In the caisson construction method performed in this way, workers can freely enter and leave the work area on the inner side separated from the outer periphery scaffold by using this moving scaffold, and the caisson can be constructed efficiently.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
1 to 4 show one embodiment of a moving scaffold according to the present invention. The present embodiment is applied to the construction of the large caisson 1 shown in FIG. 5. In constructing the large caisson 1, as described above, the concrete placement is repeated sequentially from the lower side to raise the concrete. Is adopted. FIG. 2 partially shows the caisson lower structure after the first-stage concrete placement, wherein 1a is a bottom plate, 2a is a lower part of the outer wall 2, and 3a is a lower part of the partition wall 3, respectively. Represents. FIG. 2 also shows the reinforcing bar assembly 5 (see FIGS. 6 and 7) joined to the lower part 3a of the partition wall 3, and the lower part 3a of the partition wall 3 is provided below the caisson. A plurality of work areas 6 are partitioned and formed in an array corresponding to the plurality of chambers 4 (FIG. 5) in the caisson by the reinforcing bar assembly 5 added thereto.
[0012]
When the caisson 1 is constructed, an outer periphery scaffold 7 (FIG. 5) is temporarily provided around the caisson 1 to be constructed in the same manner as in the past, and the opposing sides of the outer periphery scaffold 7 are communicated with each other according to the present invention. A moving scaffold 10 is temporarily installed. The moving scaffold 10 includes a plurality of simplified pedestals 11 having a frame structure, a pedestal 12 supported detachably on the plurality of pedestals 11, and a plurality of pedestals 12 and the work area 6 that communicate with each other. The ladder 12 extends transversely above a plurality of work areas 6 arranged in a row. A work floor 15 is disposed in each work area 6, and this work floor 15 is supported by a vertical beam 17 constituting the form 16 used in the previous concrete placement (see FIG. 1, 2).
[0013]
The pedestal 11 is constructed by connecting a required number of a plurality of frame units 24 (24A, 24B, 24C) so that the gantry 12 can be installed at a position higher than the reinforcing bars to be assembled. Each frame unit 24 includes a vertical frame 21, a brace 22 and a scaffolding plate 23, and is stacked in three stages while being connected to each other (FIG. 1). This pedestal 11 is installed in the work area 6 (6b) arranged in the extending direction of the gantry 12, that is, in the temporary direction of the main scaffold 10 in the vicinity of the rebar assembly 5, The position is fixed on the work floor 15 by appropriate fixing means (not shown).
[0014]
A support plate 25 is fixed to the upper part of the uppermost frame unit 24 </ b> C constituting the pedestal 11 so as to extend in a direction orthogonal to the temporary direction of the moving scaffold 10. One end of the support plate 25 is extended to a position close to the upper end of the reinforcing bar assembly 5, and the upper end portion of the ladder 13 is detachably locked to the extended end. The ladder 13 is configured as an inclined ladder 13a, extends above the rebar assembly 5 and into the other work area 6a, and its lower end is fixed to the work floor 15 in the work area 6a. Has been. On the other hand, a vertical ladder 13b is attached to the side of the pedestal 11 opposite to the side on which the inclined ladder 13a is attached. The vertical ladder 13 b is used for communication between the work floor 15 in the work area 6 b where the pedestal 11 is installed and the mount 12. Here, the vertical ladder 13 b is provided integrally with the vertical frame 21 of the pedestal 11. Yes.
[0015]
Two handrail frames 26 and 27 are erected on the upper surface of the support plate 25 so as to sandwich the mount 12. These handrail frames 26 and 27 are used for safely moving workers between the gantry 12 and the ladders 13a and 13b. The handrail frames 26 on the side where the inclined ladder 13a is disposed and the upper ends of the inclined ladder 13a. Since there is a considerable distance between these parts, a fence (net fence) 28 is further provided on the upper surface of the support plate 25 here. That is, between the inclined ladder 13 a and the gantry 12, a safe passage is formed by the fence 28 and the handrail frame 26.
[0016]
Further, as shown in FIG. 3, a pair of support beams 29 for supporting the gantry 12 are attached to the upper end of the vertical frame 21 constituting the uppermost frame unit 24 </ b> C via a receiving member 30. . Here, in order to reduce the weight and increase the strength, the support beam 29 is formed by back-to-backing aluminum alloy profiles (commonly referred to as “hiki”), and the receiving member 30 is used. In order to stably support the gantry 12, a telescopic jack type is used.
[0017]
Here, the gantry 12 is divided into a plurality of parts in the extending direction, and the divided elements 12a and 12b are connected to each other with their end faces abutted against each other (FIG. 2). An arrow P in FIG. 2 points to the butting portion of the two division elements 12a and 12b, and the length of one division element 12a and 12b is about 16 m as an example.
[0018]
The gantry 12 includes a base 31 extending in the temporary direction of the main scaffold 10 and left and right side walls 32 continuously disposed on both sides of the base 31. The base 31 is provided as a passage 33. Has been. 3 and 4, the base 31 includes a pair of left and right frames 34 made of H-shaped steel, and a plurality of upper and lower connecting bars 35 and 36 that connect the pair of left and right frames 34. And a large number of scaffolding plates 37 laid on the upper connecting bar 35. On the other hand, as well shown in FIGS. 3 and 4, the side wall 32 is composed of a baseboard 38 arranged on the lower side and a fence (net fence) 39 arranged on the upper side, which are the left and right sides. Are attached to a plurality of support posts 40 standing on the frame 34 at predetermined intervals using attachment members 41. The skirting board 38 and the fence 39 are removed at locations corresponding to the handrail frames 26 and 27 on the pedestal 11, and the removed parts are connected to the ladder 13 (13 a and 13 b) from the passage 33. It serves as an entrance / exit 42 (FIG. 2) leading to it.
[0019]
Hereinafter, the caisson construction method performed using the moving scaffold 10 configured as described above will be described. Here, it will be described as a preparatory work for performing the second-stage concrete placement after finishing the concrete placement below the caisson.
When the concrete placement at the lower part of the caisson is finished, the former formwork 16 and the vertical beam 17 are used in each work area 6 surrounded by the lower part 2a of the outer wall 2 and the lower part 3a of the partition wall 3. A work floor 15 is installed. The pedestal 11 and the gantry 12 constituting the moving scaffold 10 are separately assembled as a sub-assembly body in an assembly yard, and are arranged in one direction after waiting for the installation of the work floor 15. The pedestal 11 as the sub-assembly body is carried into a plurality of work areas 6 that are suspended by a crane and installed on the work floor 15 in each work area 6. Then, after the installation of the required number of pedestals 11 is completed, the pedestal 12 as the sub-assembly is then suspended on a unit of the division elements 12a and 12b by a crane and installed on the plurality of pedestals 11; When the necessary number of split elements 12a and 12b are installed, the split elements 12a and 12b are connected to each other, and the moving scaffold 10 that connects the opposing sides of the outer periphery scaffold 7 is completed. The temporary installation of the scaffold 10 is performed prior to the addition of the reinforcing bar assembly 5 to the existing partition lower part 3a, so that the operator can freely travel between the work areas 6 The scaffold 10 can be assembled.
[0020]
Thereafter, the sub-assembly body provided as the reinforcing bar assembly 5 is suspended by a crane and lowered to each work area 6, and the reinforcing bar assembly 5 is constructed (arranged) around one work area 6. Note that when placing the reinforcing bar assembly 5, the inclined ladder 13a is removed so as not to obstruct the loading of the sub-assembly body of the reinforcing bar assembly 5. At this time, it goes without saying that the moving scaffold 10 may be used as a work table for guiding a crane or arranging bars of the reinforcing bar assembly 5. When the reinforcing bar assembly 5 is arranged around one work area 6, the inclined ladder 13 a is lowered into the work area 6 (indicated by reference numeral 6 a in FIG. 1), and the upper end of the ladder 13 is placed on the pedestal. 11, the lower end portion is fixed on the work floor 15 of the work area 6 a, and the inclined ladder 13 a is installed. Thereby, the worker in the work area 6a can move up the inclined ladder 13a to the passage 33 of the gantry 12, and the work area arranged under the pedestal 12 (indicated by reference numeral 6b in FIG. 1). ) To the work area 6b using the opposite vertical ladder 13b, and to move to the work area in the same row as the work area 6a (left and right direction in FIG. 2), the path of the gantry 12 33 is moved and it goes down to the target work area using the same inclined ladder 13a.
[0021]
In this way, the reinforcing bar assembly 5 is arranged under the gantry 12 and around each work area 6 adjacent thereto, and after the series of reinforcing bar assembly is completed, the moving scaffold 10 is assembled before the formwork is assembled. Is taken out of the construction area. At the time of carrying out, first, the division elements 12a and 12b of the gantry 12 are separated from each other, and the respective division elements 12a and 12b and the pedestal 11 are separated, and then the gantry 12 is divided into the division elements 12a and 12b. The crane 11 is hung by a crane and carried out of the construction area, and then each pedestal 11 is separated from the work floor 15 and carried out of the construction area. Then, after waiting for the unloading, the formwork is set and the next stage of concrete is placed. After that, the required number of stages of concrete is placed according to the above-described procedure, and the caisson 1 is completed.
[0022]
Note that the lower end of the pedestal 11 may be installed on the work floor 15 via a jack, which facilitates the posture control of the gantry 12.
In the above-described embodiment, the ladder 13 including the inclined ladder 13a and the vertical ladder 13b is supported by the pedestal 11, but these ladders 13 may be supported by the gantry 12. .
Further, the moving scaffold 10 can be applied to construction of various structures other than the caisson 1 such as a water and sewage treatment plant, a pumping station, a water channel, and the like. 13 etc. set an appropriate size and number according to these application targets.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the moving scaffold according to the present invention, the work area partitioned by the rebar assembly through the pedestal and the ladder supported by the simple pedestal of the frame structure can be easily and safely. It can be moved and its utility value is great.
Moreover, according to the caisson construction method according to the present invention, a large caisson can be efficiently constructed using the above-mentioned moving scaffold, which greatly contributes to cost reduction of the caisson.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an overall structure of a moving scaffold according to an embodiment of the present invention and a temporary state thereof.
FIG. 2 is a side view showing a main scaffold for movement and a temporary state thereof.
FIG. 3 is a front view showing a gantry constituting the moving scaffold and a coupling structure of the gantry to a pedestal.
FIG. 4 is a side view showing a structure of a gantry constituting the moving scaffold.
FIG. 5 is a plan view schematically showing a caisson structure to which the present moving scaffold is applied and a conventional caisson construction method.
FIG. 6 is a front view showing a manner of overcoming a reinforcing bar assembly in a conventional caisson construction method.
FIG. 7 is a side view showing a manner of overcoming a reinforcing bar assembly in a conventional caisson construction method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Caisson, 2 Outer wall of caisson, 3 Bulkhead of caisson 5 Reinforcement structure 6,6a, 6b Work area 7 Outer periphery scaffolding 10 Scaffold for movement 11 Leg stand 12 Ladder 13 Ladder 13a Inclined ladder 13b Vertical ladder 15 Work floor 21 Leg Column vertical frame, 22 Leg column bracing, 23 Leg column scaffolding plate 24 (24A, 24B, 24C) Frame unit 31 Base of base, 32 Side wall of base, 33 Passage of base

Claims

コンクリート隔壁用鉄筋組立体により仕切られた作業域間の移動に用いる足場であって、一列に配置した枠組構造の複数の脚柱に、通路を有する架台を脱着可能に支持させ、該架台の通路と前記鉄筋組立体により仕切られた各作業域内とを梯子により連絡した移動用足場において、前記作業域が鉄筋組立体により四方から囲まれて、その複数が碁盤目状に配置されており、前記架台が、一方向に配列する複数の作業域の上方を横断的に延ばされ、前記梯子が、該架台下に配列する各作業域内および該架台下の作業域と並列する各作業域内と連絡するように配置されることを特徴とする移動用足場。A scaffold used for movement between work areas partitioned by a rebar assembly for a concrete partition wall, wherein a pedestal having a passage is removably supported by a plurality of pedestals having a frame structure arranged in a row, and the passage of the pedestal And a scaffold for movement in which each work area partitioned by the rebar assembly is connected by a ladder , the work area is surrounded from all sides by a rebar assembly, and a plurality of the work areas are arranged in a grid pattern, A gantry extends transversely above a plurality of work areas arranged in one direction, and the ladder communicates with each work area arranged under the gantry and within each work area parallel to the work area under the gantry. A moving scaffold characterized by being arranged to do so .

脚柱および架台のそれぞれが、サブアセンブリ体として用意されることを特徴とする請求項１に記載の移動用足場。 The scaffold for movement according to claim 1, wherein each of the pedestal and the pedestal is prepared as a sub-assembly body.

請求項１または２に記載の移動用足場を、構築すべきケーソンの周りを囲む外周足場の対向辺間を連絡するように仮設し、該移動用足場の架台および梯子を作業員の移動に利用しながら鉄筋組立てを行った後、該移動用足場を撤去して型枠を組立て、コンクリートの打設を行うことを特徴とするケーソン構築工法。 The moving scaffold according to claim 1 or 2 is temporarily installed so as to communicate between opposite sides of the outer periphery scaffold surrounding the caisson to be constructed, and the platform and ladder of the moving scaffold are used for the movement of workers. A caisson construction method characterized in that, after rebar assembly, the scaffold is removed, the formwork is assembled, and concrete is placed .