JP3984196B2 - 超音波振動装置およびこれを用いたウエット処理装置 - Google Patents

超音波振動装置およびこれを用いたウエット処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス基板や半導体基板等の被処理物にウエット処理液を供給して洗浄、剥離、現像、エッチング、メッキ、研磨等のウエット処理を施す際に上記ウエット処理液に超音波振動を付与するために用いられる超音波振動装置およびこれを用いたウエット処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洗浄装置の一種として超音波振動装置が備えられたタイプのものが知られており、このようなタイプの洗浄装置は超音波洗浄装置と呼ばれている。
図14は従来の超音波洗浄装置の例を示す概略構成図である(例えば、特許文献1参照。)
この超音波洗浄装置は、純水や洗浄液等の処理液101が満たされるとともに被洗浄物を収容し得る処理槽103と、この処理槽103の底面に接着された振動子105とを備えている。上記処理槽103は、振動板を兼ねている。振動子105はPZT(チタン酸ジルコン酸塩)素子等からなり、発振器によって所定の周波数の電圧が印加され、この周波数の超音波振動を出力する。この処理槽103の底板の厚みは上記超音波振動の半波長(λ/2)の整数倍(n倍)とされるのが一般的であり、実用的に用いられているものの厚みはλ/2にされていた。
このような構成の超音波洗浄装置では、振動子105から超音波振動が発振されると、超音波振動によって処理槽103の底板、処理液101が励振され、処理液101中に浸漬されている被洗浄物が洗浄されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−94756号公報(図10、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら図14の超音波洗浄装置では、処理槽103の底板の厚みを超音波振動子105の共振周波数における半波長の整数倍にあわせるか、発振に影響がない程度に薄くする必要がある。そのため、製品の形状の自由度が小さく、汎用的な部材を採用できないため、個別に設計、製作しなけらばならない場合が多く、結果として製作費が高くなる。
また、従来の超音波洗浄装置では、何らかの原因より処理液101の液面が大きく下がった場合に、振動子105の上方に外部負荷として処理水101が存在しないことから、振動子105の振幅が大きくなって発熱量が増え、この発熱に起因して接着剤が損傷して振動子105が処理槽103から剥離してしまう。
なお、図10に、従来の超音波洗浄装置の振動子に電圧を印加し、振動子から超音波振動を発振したときの振動部(振動子と振動板からなる部分)の波形の例を示す模式図を示す。図10に示すような波形を示すときの振動部の各構成部材としては、振動子として厚さ2.0mmのPZT板、振動板として厚さ3.0mmのSUS板からなるものが使用されている。振動部の共振周波数は、約950kHzであった。
【0005】
そこで、このような問題を改善するため図15に示すような超音波洗浄装置提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この超音波洗浄装置は、処理液101が満たされるとともに被洗浄物を収容し得る処理槽103と、この処理槽103の底部に形成された開口部103aに挿通された超音波振動発生部106とが備えられたものである。超音波振動発生部106は、振動子107と、該振動子7に接着された導波体109とを有しており、この導波体109は処理液101に接液するように上側に配置され、振動子107は下側に配置されている。振動子107は発振器112によって所定周波数の電圧を印加され、この周波数の超音波振動を発する。導波体109は、振動子107からの超音波振動を処理液101に伝達する。なお、図15中、109aは導波体109に設けたフランジ部である。
【0006】
ところが図15の超音波洗浄装置では、処理水101の液面が下がった場合の発熱を抑えるために、導波体109の厚みを超音波振動の半波長の約20倍としているために、装置の重量が大きくなってしまう。
また、導波体109の厚みが大きい分、超音波ロスが多く、その部分で発熱が生じることがあるため、発熱が生じた部分の冷却が必要となり、フランジ部109aに形成した貫通孔109cに冷却流体を供給できるような冷却手段を設けているため装置構造が複雑になってしまう。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、製造工程を簡略化でき、コストダウンが可能な超音波振動装置の提供を目的の一つとする。
また、本発明は、軽量で、安定した超音波振動を供給できる超音波振動装置の提供を目的の一つとする。
また、本発明は、振動子の剥離を改善でき、安定した超音波振動を供給できる超音波振動装置の提供を目的の一つとする。
また、本発明は、製造工程を簡略化でき、コストダウンが可能な超音波振動装置を備えた超音波洗浄装置とウエット処理装置を提供することを目的の一つとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の超音波振動装置は、複数層構造の振動板と、該振動板に固着され超音波振動を発生する振動子とからなる振動部を有してなり、前記振動板の前記振動子が固着される層が高熱伝導材料から形成され、前記振動板の前記振動子が固着される側と反対側の最外層が耐液性材料から形成され、前記高熱伝導材料と前記耐液性材料とが熱間圧延により接合されており、前記振動部は、前記振動板の各層と前記振動子の各々における前記超音波振動の進行方向の厚みと各々の前記超音波振動の波長との比(以下、厚み/波長比と称する)の和が、1/2の整数倍となる厚みに設定されており、前記振動板の各層と前記振動子の各々における前記厚み/波長比が、1/2の整数倍以外の厚みに設定されていることを特徴とする。
【0009】
この超音波振動装置では、上記振動部は、上記振動板の各層と上記振動子の各々における上記超音波振動の進行方向の厚みと各々の上記超音波振動の波長との比(以下、厚み/波長比と称する)の和が、1/2の整数倍となる厚みとしており、言い換えれば、振動板と振動子からなる振動部全体の厚みが振動子から発せられる超音波振動の半波長の整数倍となるようにしているので、その製造の際には上記振動部の厚みが上記条件を満たすような振動板と振動子を組み合わせればよいので、従来の超音波振動装置のように振動板の厚みは超音波振動の半波長の整数倍に限定されない。従って、各部材の選定、設計の自由度が広がり、個別の設計寸法にあわせるための加工が必要なくなるので製造工程を簡略化でき、低コストとすることができる。
また、この超音波振動装置によれば、上記振動板の振動子が固着される層が高熱伝導材料から形成されたことにより、振動板の熱伝導性を向上できるので、振動子の振幅が大きくなって発熱量が増えても、上記発熱を振動板を介して逃がすことができ、一定時間は振動子が振動板に接着した状態を維持できる。また、上記振動板の上記振動子が固着される側と反対側の最外層は耐液性材料から形成されたことにより、振動板の耐液性を向上できるので、振動板の厚みが薄くなっても上記処理液で劣化されにくくなる。
更に、かかる構成の超音波振動装置によれば、この超音波振動装置が備えられた洗浄装置の処理液量が少なくなった場合などにおいて振動子の振幅が大きくなって発熱量が増えても、上記発熱を振動板を介して逃がすことができ、一定時間は振動子は振動板に接着した状態を維持できるので、従来に比べて振動子が剥がれにくくなり、一定時間振動子を駆動でき、超音波振動装置の寿命が長くなる。
【0010】
本発明の超音波振動装置において、上記振動部は、上記振動板の各層と上記振動子の各々における上記厚み/波長比の和が1/2となる厚みに設定されていてもよい。
かかる構成の超音波振動装置によれば、振動部の厚みを薄くできるので、超音波ロスが少なくなり、超音波ロスに起因する発熱を冷却するための冷却装置を設けなくてもよく、また、装置全体を軽量化できる。
【0011】
また、本発明の超音波振動装置において上記高熱伝導材料としては、銅、銀、金、アルミニウム、これらの金属の合金、アルミナ、シリコンカーバイド等のセラミックスのうちの1種または2種以上が用いられ、特に銅または銅合金が用いられる。
【0012】
また、本発明の超音波振動装置において上記耐液性材料としては、この超音波振動装置が備えられる超音波洗浄装置やウエット処理装置で使用される処理液が水の場合はステンレス鋼、表面処理したステンレス鋼が用いられ、処理液が酸やアルカリの場合はサファイヤ、高純度アルミナ又はPTFE(四ふっ化エチレン樹脂)でコートした金属材料、セラミックス、石英ガラス等が用いられる
【0013】
また、本発明の超音波振動装置においては、上記振動部の温度を測定する温度測定装置と、振動子への電力供給遮断装置が備えられていてもよい。
かかる構成の超音波振動装置では、上記処理液量が少なくなった場合などにおいて振動子の振幅が大きくなって発熱量が増えても、振動板に高熱伝導材料が用いられている場合は一定時間は振動子は剥がれないので、振動子が剥がれる前(一定時間経過後)に電力供給遮断装置により振動子への電力供給を電力供給を遮断することで、超音波振動装置が壊れるのを防止できる。
また、振動板が高熱伝導材料から構成されていない場合においても上記温度測定装置で振動部の温度を測定し、振動子が剥がれる温度になる前(一定時間経過後)に電力供給遮断装置により振動子への電力供給を遮断することで、超音波振動装置が壊れるのを防止できる。
【0014】
本発明の超音波洗浄装置は、洗浄用流体を貯溜する処理槽に、上記のいずれかの構成の本発明の超音波振動装置が備えられたことを特徴とする。
かかる構成の超音波洗浄装置によれば、製造が容易で、低コストの超音波洗浄装置を提供できる。
【0015】
本発明のウエット処理装置は、被処理物に対向する対向面を有するウエット処理本体部を有するウエット処理用ノズルが備えられ、上記被処理物と上記対向面との間の隙間に供給されたウエット処理液により上記被処理物にウエット処理を施すウエット処理装置であって、
上記ウエット処理本体部に上記のいずれかの構成の本発明の超音波振動装置が備えられ、該超音波振動装置の振動部は上記被処理物と対向する対向面を有していることを特徴とする。
かかる構成のウエット処理装置によれば、製造が容易で、低コストのウエット処理装置を提供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る超音波振動装置およびこれを用いた超音波洗浄装置とウエット処理装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施形態の超音波振動装置の概略構成を示す断面図である。
本実施形態の超音波振動装置1は、複数層構造の振動板2と、該振動板2の一方の面に固着され超音波振動を発生する振動子3とからなる振動部5と、振動子3に接続された発振器(図示略)と、振動部5の温度を測定する温度測定装置(図示略)と、振動子3への電力供給遮断装置(図示略)を備えたものである。
【0017】
振動板2は、上記耐液性材料からなる層(耐液性材料層と呼ぶこともある)2aと、この耐液性材料層2a上に形成された上記高熱伝導材料からなる層(高熱伝導材料層と呼ぶこともある)2bからなる2層構造のものである。また、この振動板2は、耐液性材料層2aと高熱伝導材料層2bが共に金属から構成されているときには、熱間圧延法より製造された熱圧延鋼板から構成されたものであることが、金属層どうしの接合面が存在せず、超音波のロスなく伝播が可能になる点で好ましい。なお、振動板2が熱圧延鋼板から構成されていない場合、耐液性材料層2aと高熱伝導材料層2bは接着剤等により接着されている。
上記高熱伝導材料層2bの上面に振動子3が接着剤により固着されている。
【0018】
振動子3は、PZT(チタン酸ジルコン酸塩)素子、チタン酸バリウム系素子、水晶、フェライト系素子等からなり、上記の発振器によって所定の周波数の電圧が印加され、約20kHz〜10MHzの範囲の周波数の超音波振動を出力可能なものが用いられる。
この振動部5では、上記発振器によって電圧を印加された振動子3が超音波振動を発振すると、高熱伝導材料層2b、耐液性材料層2aが励振される。
【0019】
振動部5の厚さtは、振動板2の各層と振動子3の各々における上記超音波振動の進行方向の厚みと各々の上記超音波振動の波長との比(以下、厚み/波長比と称する)の和が、1/2の整数倍となる厚みに設定されており、即ち、下記式(1)の条件を満たすような厚みに設定されている。
(t/λ)+(t/λ)+(t/λ)=n/2 ・・・式(1)
(式中、tは振動子3の超音波振動の進行方向の厚み、λは振動子3から発せられた超音波振動の波長、tは高熱伝導材料層2bの超音波振動の進行方向の厚み、λは振動子3から発せられた超音波振動の高熱伝導材料層2b内での波長、tは耐液性材料層2aの超音波振動の進行方向の厚み、λは振動子3から発せられた超音波振動の耐液性材料層2a内での波長、nは整数)
但し、振動子3は上記厚み/波長比が1/2の整数倍以外の厚み、即ち、下記式(2)の条件を満たさない厚みとされる。
(t/λ)=n/2 ・・・式(2)
【0020】
上記振動部5は、振動板2の各層と振動子3の各々における厚み/波長比の和が1/2となる厚みに設定されていてもよく、即ち、下記式(3)の条件を満たすような厚みに設定されているのが、先に述べた理由により好ましい。
(t/λ)+(t/λ)+(t/λ)=1/2 ・・・式(3)
【0021】
上記電力供給遮断装置は、振動子3が剥がれる前(一定時間経過後)振動子への電力供給を電力供給を遮断することで、超音波振動装置が壊れるのを防止できるようになっている。例えば、後述する第6の実施形態のように本実施形態の超音波振動装置を超音波洗浄装置に備えたときに、処理槽に満たされた処理液量の減少などによって振動子の振幅が大きくなって発熱量が増えても、振動板に高熱伝導材料が用いられている場合は一定時間は振動子は剥がれないので、振動子3が剥がれる前(一定時間経過後)に振動子への電力供給を遮断できるように設定しておくことで、振動子の剥離を防止できる。
また、上記電力供給遮断装置は、上記温度測定装置と接続されており、温度測定装置で測定した振動部の温度に基づいて振動子に供給する電力を遮断できるようになっている。上記温度測定装置で振動部の温度を測定し、振動子が剥がれる温度になる前(一定時間経過後)に振動子への電力供給を遮断できるように設定しておくことで、振動子の剥離を防止できる。
【0022】
上記のような構成の超音波振動装置1は、後述する第3〜第5の実施形態のようにウエット処理装置に備えられる場合は振動板2の耐液性材料層2aがウエット処理液と接する側に配置され、第6の実施形態のように超音波洗浄装置に備えられる場合は処理液に接する側に配置される。
【0023】
図8に、本実施形態の超音波振動装置1の振動子3に電圧を印加し、振動子3から超音波振動を発振したときの振動部5の波形(内部の振幅の大きさ分布を示す)の例を示す模式図を示す。図8に示すような波形を示すときの振動部5の各構成部材としては、振動子3として厚さ2.5mmのPZT板、振動板2として厚さ1.0mmのCu層(高熱伝導材料層2b)と厚さ1.0mmのSUS層(耐液性材料層2a)からなる熱圧延鋼板を用いた。振動部5の共振周波数は、966kHzであった。
【0024】
図9に、本実施形態の超音波振動装置1の振動子3に電圧を印加し、振動子3から超音波振動を発振したときの振動部5の波形のその他例を示す模式図を示す。図9に示すような波形を示すときの振動部5の各構成部材としては、振動子3として厚さ2.0mmのPZT板、振動板2として厚さ1.0mmのCu板(高熱伝導材料層2b)と厚さ4.0mmのサファイヤ板(耐液性材料層2a)からなるものを用いた。振動部5の共振周波数は、927kHzであった。
【0025】
本実施形態の超音波振動装置1によれば、振動部5の厚さtが式(1)の条件を満たすような厚みとされた、言い換えれば、振動板と振動子からなる振動部全体の厚みtが振動子から発せられる超音波振動の半波長(λ/2)の整数倍(n倍)とされたので、その製造の際には振動部の厚みが上記条件を満たすような耐液性材料層2aと高熱伝導層2bと振動子3を組み合わせばよいので、従来の超音波振動装置のように振動板の厚みを超音波振動の半波長の整数倍にあわせる必要がなく、加工の自由度が大きくなり、製造工程を簡略化でき、低コストとすることができる。
また、振動板2は、振動子3が設けられる側の層が高熱伝導材料層2bから形成されたことにより、振動板2の熱伝導性を向上できるので、振動子3の振幅が大きくなって発熱量が増えても、上記発熱を振動板2を介して逃がすことができ、一定時間は振動子3が振動板2に接着した状態を維持できる。また、振動板2は、振動子が設けられる側と反対側の層が耐液性材料層2aから形成されたことにより、振動板2の耐液性を向上できるので、振動板2の厚みが薄くなっても上記処理液で劣化されにくくなる。
【0026】
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施形態の超音波振動装置の概略構成を示す断面図である。
第2の実施形態の超音波振動装置11が図1に示した第1の実施形態の超音波振動装置1と異なるところは、振動板12が単層構造であり、また、振動板12一方の面に固着された振動子3とからなる振動部15の厚さtは振動板12と振動子3の各々における上記厚み/波長比の和が、1/2の整数倍となる厚みに設定されており、即ち、下記式(4)の条件を満たすような厚みに設定されている点である。
(t/λ)+(t/λ)=n/2 ・・・式(4)
(式中、tは振動子3の超音波振動の進行方向の厚み、λは振動子3から発せられた超音波振動の波長、tは振動板12の超音波振動の進行方向の厚み、λは振動板12の超音波振動の波長、nは整数)
振動板12の材質としては、上記耐液性材料からなる板又は上記高熱伝導材料からなる板が用いられ、あるいは高純度ガラス状カーボン、チタン、マグネシウムなども用いることができる。
上記第1〜第2の実施形態の超音波振動装置においては、振動板が板状である場合について説明したが、一方の面に振動子3を接着できれば他の形状であっても良く、例えば、断面コ字状、断面L字状、U字状であってもよい。
【0027】
[第3の実施の形態]
図3は、本発明に係わる第3の実施形態のウエット処理装置の概略構成を示す断面図であり、図4はこのウエット処理装置に備えられたウエット処理用ノズルを被処理物側から見たときの平面図である。
本実施形態のウエット処理装置31は、上下一対のウエット処理用ノズル(一対のプッシュ・プル型ノズル)41、41と、これら一対のウエット処理用ノズル41、41間に被処理物23を傾斜状態(傾斜角θ)で搬送するための複数の搬送コロ(傾斜搬送機構)25が備えられたものである。なお、図中符号Sは、被処理物23の搬送方向(移動方向)である。上記傾斜角θは、0≦θ<arctan(a/b)の範囲で、適宜設定することができる。水平搬送(θ=0)の場合でも本発明の効果は同様に得られる。
【0028】
各ウエット処理用ノズル41は、被処理物23に対向する対向面53a(被処理物対向面と呼ぶこともある)を有するウエット処理本体部53と、該本体部53の一方に隣接して設けられ、上記被処理物23と上記対向面53aとの間の隙間にウエット処理液50を導入する処理液導入部51と、本体部53の他方に設けられ、上記隙間からのウエット処理液50を回収する処理液回収部52が備えられたものである。
【0029】
ウエット処理本体部53は、図1に示すように超音波振動装置1と、該超音波振動装置1の振動板2の周縁部から立ち上がる側壁部67から構成されている。側板部67は振動板2と一体に形成されており、耐液性材料層2aの端面から立ち上がる側板67aと、高熱伝導材料層2bの端面から立ち上がる側板67bから構成されている。側板67aは、上記耐液性材料から構成され、側板67bは高熱伝導材料から構成されている。超音波振動装置1の振動子3は側壁部67の内側で、振動板2の高熱伝導材料層2b上に配置され、振動部5の振動子3が設けられる側と反対側の面が被処理物と対向する対向面53aとなっている。
【0030】
処理液導入部51は、一端に被処理物23に向けて開口する第1の開口部51bが設けられた導入管51cが備えられ、また、この導入管51cの他端にウエット処理液50を導入するための導入口51aが設けられている。
処理液回収部52は、一端に被処理基板21に向けて開口する第2の開口部52bが設けられた排出管52cが備えられ、また、この排出管52cの他端にウエット処理後のウエット処理液の排出液を外部(ウエット処理の系外)へ排出するための排出口52aが設けられている。
【0031】
上記第1の開口部51bと第2の開口部52bの間にウエット処理本体部53の被処理物対向面53aが介在され、これら開口部51b、52bと被処理物対向面53aはほぼ面一に配置されている。
処理本体部53の被処理物対向面53aと被処理物23の間の空間には、ウエット処理を行う領域55が形成されている。
【0032】
また、処理液回収部52には圧力制御部(図示略)が設けられている。この圧力制御部は、排出口52a側に設けられた減圧ポンプにより構成されており、被処理物23に接触したウエット処理液50がウエット処理後に排出管52cに流れるように、第1の開口部51bのウエット処理液の圧力(ウエット処理液の表面張力と被処理物の被処理面の表面張力も含む)と大気圧(ウエット処理用ノズルの外部の雰囲気)との均衡がとれるようにするためのものである。
【0033】
したがって、排出口52a側の圧力制御部に減圧ポンプを用いて、この減圧ポンプで処理本体部53のウエット処理液50を吸引する力を制御して、第1の開口部51bのウエット処理液50の圧力(ウエット処理液の表面張力と被処理物の被処理面の表面張力も含む)と大気圧との均衡をとるようになっている。つまり、第1の開口部51bのウエット処理液の圧力P(ウエット処理液の表面張力と被処理物23の被処理面の表面張力も含む)と大気圧Pとの関係をP≒Pとすることにより、第1の開口部51bを通じて被処理物23に供給され、被処理物23に接触した処理液は、被処理物23上のウエット処理液を供給した部分以外の部分に接触することなく、被処理物23上から除去されて、排出管52cに排出される。
【0034】
このような構成のウエット処理用ノズル41、41は、ウエット処理本体部53、53が隙間を隔てて対向するように設けられている。このような一対のウエット処理用ノズル41、41のウエット処理本体部53、53間の隙間に被処理物23が搬送コロ25により傾斜状態で搬送されて、被処理物23とウエット処理用ノズル41、41との間のウエット処理領域55、55でウエット処理が行われ、被処理物23の両面にウエット処理を施すことができる。
【0035】
各ウエット処理用ノズル41の接液面は、PFA等のフッ素樹脂や、用いるウエット処理液によっては最表面がクロム酸化物のみからなる不動態膜面のステンレス、あるいは酸化アルミニウムとクロム酸化物の混合膜を表面に備えたステンレス、オゾン水に対しては電解研磨表面を備えたチタン等とすることが、ウエット処理液への不純物の溶出がないことから好ましい。接液面を石英により構成すれば、フッ酸を除く全てのウエット処理液の供給に好ましい。
【0036】
上記ウエット処理液50としては、被処理物23に施す処理に応じて選択され、例えば、洗浄処理の場合は洗浄液や純水、エッチングの場合にはエッチング液、現像の場合は現像液、剥離の場合には剥離液が用いられる。
上記複数の搬送コロ25は、一対のウエット処理用ノズル41、41の対向面間に被処理物3を移動方向に上昇するような角度で搬送できるように配置されている。
【0037】
図3乃至図4に示したようなウエット処理装置を用いて被処理物23にウエット処理を施すには以下のように行われる。
被処理物23を搬送コロ25により一対のウエット処理用ノズル41、41の対向面間に傾斜搬送しながら一対のウエット処理用ノズル41、41の各第1の開口部51bからウエット処理液50をウエット処理領域55に供給した状態で振動子3から超音波振動を発振して、振動板2、ウエット処理液50を順次励振し、この励振されたウエット処理液50に被処理物23を接触してウエット処理した後、被処理物23に接触後のウエット処理液50を第2の開口部52bから排出管52cに排出する。ここでのウエット処理では、被処理物23の両面全部が一度にウエット処理されるのでなく、被処理物23ばノズル41、41の対向面53a、53a間を通過する際に、この対向面間を通る部分が順次ウエット処理されるのである。
【0038】
本実施形態のウエット処理装置によれば、上記のような構成の一対のウエット処理用ノズル41、41が備えられたことにより、上記導入管51cから供給されるウエット処理液50の圧力(上記被処理物と上記対向面との間の隙間に供給するウエット処理液の圧力)に対して排出管2cから排出されるウエット処理液の圧力(処理液回収部の吸引力)を制御することでウエット処理液をウエット処理の系外に漏らすことがなく、排出することができるので、少ない処理液で効率良くウエット処理ができる。また、本実施形態の超音波振動装置1が各ウエット処理本体部53に備えられたことにより、製造が容易で、低コストのウエット処理装置とすることができる。
なお、本実施形態のウエット処理装置においては、各ウエット処理本体部53に第1の実施形態の超音波振動装置1を備えた場合について説明したが、第2の実施形態の超音波振動装置11が備えられたものであってもよい。
また、上下一対のウエット処理用ノズル41、41を一組設けた場合について説明したが、複数組設け、各組で異なる種類のウエット処理を施すようにしてもよく、また、被処理物23の一方の面のみにウエット処理を施す場合には被処理物23の一方の面側にのみウエット処理用ノズルを設けるようにしてもよい。
【0039】
[第4の実施の形態]
図5は、本発明に係わる第4の実施形態のウエット処理装置の概略構成を示す断面図である。
第4の実施形態のウエット処理装置が、第3の実施形態のウエット処理装置と異なるところは、ウエット処理本体部53の他方に処理液回収部52が設けられていない以外は上記第3の実施形態と同様の上下一対のウエット処理用ノズル41a、41aが備えられた点である。
図5のウエット処理装置を用いて被処理物23にウエット処理を施すには以下のように行われる。
【0040】
被処理物23を搬送コロ25により一対のウエット処理用ノズル41a、41aの対向面間に傾斜搬送しながら一対のウエット処理用ノズル41a、41aの各第1の開口部51bからウエット処理液50をウエット処理領域55に供給した状態で振動子3から超音波振動を発振して、振動板2、ウエット処理液50が順次励振し、この励振されたウエット処理液50に被処理物23を接触させてウエット処理する。被処理物23は搬送コロ25により移動方向に上昇するような角度で傾斜搬送されているので、被処理物23の上面に接触後のウエット処理液50は被処理物23の移動方向と反対側に流れ落ち、被処理物23の下面に接触後のウエット処理液50はウエット処理本体53の他方の側(処理液導入部側と反対側)から流れ落ちるようになっている。
【0041】
[第5の実施の形態]
図6は、本発明に係わる第5の実施形態のウエット処理装置の概略構成を示す断面図である。
第5の実施形態のウエット処理装置が、第4の実施形態のウエット処理装置と異なるところは、ウエット処理本体部53の一方の側の近傍に処理液導入部として処理液供給用ノズル71が設けられた以外は上記第3の実施形態と同様のウエット処理用ノズル41bが用いられ、かつ、このウエット処理用ノズル41bは被処理物3の上面側のみに配置された点である。処理液供給用ノズル71はウエット処理領域55にウエット処理液50を供給するものである。
図6のウエット処理装置を用いて被処理物23にウエット処理を施すには以下のように行われる。
【0042】
被処理物23を搬送コロ25によりウエット処理用ノズル41bの対向面の下側を傾斜搬送しながら処理液供給用ノズル71からウエット処理液50をウエット処理領域55に供給した状態で振動子3から超音波振動を発振して、振動板2、ウエット処理液50を順次励振し、この励振されたウエット処理液50に被処理物23の上面を接触させてウエット処理する。
被処理物23は搬送コロ25により移動方向に上昇するような角度で傾斜搬送されているので、被処理物23の上面に接触後のウエット処理液50は被処理物23の移動方向と反対側に流れ落ちるようになっている。
【0043】
[第6の実施の形態]
図7は、本発明に係わる第6の実施形態の超音波洗浄装置の概略構成を示す図である。
本実施形態の超音波洗浄装置は、洗浄用流体81が満たされるとともに被洗浄物(図示略)を収容し得る処理槽83と、この処理槽83の底部に形成された開口部83aに挿通された超音波振動装置21とが備えられたものである。
超音波振動装置21は、複数層構造の導波体(振動板)22と、該導波体222の一方の面に固着され超音波振動を発生する振動子3とからなる振動部25と、振動子3に接続された発振器26と、振動部25の温度を測定する温度測定装置(図示略)と振動子3への電力供給遮断装置(図示略)を備えたものである。
【0044】
導波体22は、高熱伝導材料層22bと、この高熱伝導材料層22b上に形成された耐液性材料層22aからなる2層構造のものである。この導波体22の耐液性材料層22aは洗浄用流体81に接液するように上側に配置され、高熱伝導材料層22bは下側に配置されている。耐液性材料層22aは高熱伝導材料層22bよりも幅広に形成され、この幅広部がフランジ部22cとして機能する。
高熱伝導材料層22bの下面に振動子3が接着剤により固着されている。
この振動部25では、上記発振器26によって電圧を印加された振動子3が超音波振動を発振すると、導波体22が励振され、この導波体22により振動子37からの超音波振動が洗浄用流体81に伝達される。
【0045】
振動部25の厚さtは、導波体22の各層と振動子3の各々における上記超音波振動の進行方向の厚みと各々の上記超音波振動の波長との比(以下、厚み/波長比と称する)の和が、1/2の整数倍となる厚みに設定されており、即ち、下記式(5)の条件を満たすような厚みに設定されている。
(t/λ)+(t/λ)+(t/λ)=n/2 ・・・式(5)
(式中、tは振動子3の超音波振動の進行方向の厚み、λは振動子3から発せられた超音波振動の波長、tは高熱伝導材料層22bの超音波振動の進行方向の厚み、λは振動子3から発せられた超音波振動の高熱伝導材料層22b内での波長、tは耐液性材料層22aの超音波振動の進行方向の厚み、λは振動子3から発せられた超音波振動の耐液性材料層22a内での波長、nは整数)
【0046】
このような構成の超音波洗浄装置では、振動子3から超音波振動が発振されると、導波体22が励振され、この導波体22により振動子37からの超音波振動が洗浄用流体81に伝達され、洗浄用流体81中に浸漬されている被洗浄物(被処理物)が洗浄される。
本実施形態の超音波洗浄装置によれば、超音波振動装置21が備えられたことにより、製造が容易で、低コストの超音波洗浄装置とすることができる。
また、超音波振動装置21は振動部25の厚みを薄くできるので、超音波ロスがなく、超音波ロスに起因する発熱を冷却するための冷却装置を設けなくても済むので、装置全体を小型化及び軽量化でき、しかも装置構成の簡略化できる。
【0047】
【実施例】
以下、実施例により更に具体的に説明する。
(実施例1)
厚さ3.0mmの熱圧延鋼板からなる振動板2上に厚さ2.0mmのPZT素子からなる振動子3を接着剤で貼着した振動部5を用いた以外は図1と同様の超音波振動装置を作製し、実施例1の超音波振動装置とした。
振動板2を構成する熱圧延鋼板は、耐液性材料層2aとして厚さ2.0mmのSUS316L板(ステンレス鋼板)と、高熱伝導材料層2bとして厚さ1.0mmのCu層からなるものであった。なお、Cuの雰囲気温度300Kでの熱伝導度は398Wm−1−1、SUSの雰囲気温度300Kでの熱伝導度は14〜17Wm−1−1である。
ここで用いた振動部5は、上記振動板2の各層と振動子3の各々における上記超音波振動の進行方向の厚みと各々の上記超音波振動の波長との比の和がn/2(n=2)となる厚みに設定されたものである。
【0048】
実施例1の超音波振動装置をウエット処理本体部に備えたウエット処理用ノズルが備えられた以外は図6と同様のウエット処理装置を作製した。
作製したウエット処理装置を用い、発振器によって振動子3に電圧を印加し、振動子3から超音波振動を出力しながら被処理基板にウエット処理を施す際、ウエット処理本体部の被処理基板と対向する面(振動板の耐液性材料層2aの被処理基板と対向する面)と被処理基板との間に径5mm程度の気泡を故意に形成し、ウエット処理液を1分間に振動板2の長さ1cmあたり0.1リットル流し、1時間の連続処理を行ったが、振動子3と振動板2間の剥がれは観測されなかった。
上記振動部5の共振周波数は、918kHz(150Vp−p sin波)であった。また、振動部5の耐液性材料層2a側(接液側)の振幅変位は約2.5μmであった。
また、ウエット処理本体部の被処理基板と対向する面(振動板の耐液性材料層2aの被処理基板と対向する面)と被処理基板との間にウエット処理液を供給しないで振動子3を1分間駆動しても振動子の剥離は生じなかった。
【0049】
(実施例2)
厚さ5.0mmの振動板2上に厚さ2.0mmのPZT素子からなる振動子3を接着剤で貼着した振動部5を用いた以外は図1と同様の超音波振動装置を作製し、実施例2の超音波振動装置とした。
振動板2としては、耐液性材料層2aとしての厚さ4.0mmのサファイヤ板上に高熱伝導材料層2bとして厚さ1.0mmのCu板を接着剤で固着したものを用いた。
ここで用いた振動部5は、上記振動板2の各層と振動子3の各々における上記超音波振動の進行方向の厚みと各々の上記超音波振動の波長との比の和がn/2(n=2)となる厚みに設定されたものである。
【0050】
実施例2の超音波振動装置をウエット処理本体部に備えたウエット処理用ノズルが備えられた以外は図6と同様のウエット処理装置を作製した。
作製したウエット処理装置を用い、発振器によって振動子3に電圧を印加し、振動子3から超音波振動を出力しながら被処理基板にウエット処理を施す際、ウエット処理本体部の被処理基板と対向する面(振動板の耐液性材料層2aの被処理基板と対向する面)と被処理基板との間に上記実施例と同様に気泡を故意に形成し、1時間の連続処理を行ったが、振動子3と振動板2間の剥がれは観測されなかった。
振動部5の共振周波数は、926kHzであった。また、振動部5の耐液性材料層2a側(接液側)の振幅変位は約2.4μmであった。
また、ウエット処理本体部の被処理基板と対向する面(振動板の耐液性材料層2aの被処理基板と対向する面)と被処理基板との間にウエット処理液を供給しないで振動子3を1分間駆動しても振動子の剥離は生じなかった。
【0051】
(比較例1)
厚さ52.0mmのジュラルミンからなる振動板上に厚さ2.0mmのPZT素子からなる振動子を接着剤で貼着した振動部を用いた以外は実施例1と同様の超音波振動装置を作製し、比較例1の超音波振動装置とした。
上記振動板の厚みは、超音波振動の半波長の20倍となる厚みに設定されたものである。なお、ジュラルミンの雰囲気温度300Kでの熱伝導度は16Wm−1−1である。
比較例1の超音波振動装置をウエット処理本体部に備えたウエット処理用ノズルが備えられた以外は図6と同様のウエット処理装置を作製した。
このウエット処理装置を用い、発振器によって振動子に電圧を印加し、振動子から超音波振動を出力しながら被処理基板にウエット処理を施した。
上記振動部の共振周波数は、900kHz以上で2つあり、いずれの共振周波数の場合も振動部の接液側の振幅変位は約0.6μmであった。
比較例1の超音波振動装置は、振動部の厚さが54.0mmを超えてしまうため厚みが大きく、重量が重くなってしまう。
【0052】
図11に、実施例1〜2、比較例1の超音波振動装置の振動子に電圧を印加したときの振動部の共振周波数と平均振幅(振幅変位)との関係を示した。
図11の結果から実施例1〜2の超音波振動装置は、比較例1のものに比べて平均振幅が大きいことから、比較例1のものより強い洗浄力が得られると考えられる。
また、比較例1のものは、平均振幅のピークが複数有るため駆動の制御性が悪くなると考えられる。
【0053】
(比較例2)
厚さ3.0mmのSUSからなる振動板上に厚さ2.0mmのPZT素子からなる振動子を接着剤で貼着した振動部を用いた以外は実施例1と同様の超音波振動装置を作製し、比較例2の超音波振動装置とした。
上記振動板の厚みは、超音波振動の半波長の1倍となる厚みに設定されたものである。
比較例2の超音波振動装置をウエット処理本体部に備えたウエット処理用ノズルが備えられた以外は図6と同様のウエット処理装置を作製した。
このウエット処理装置を用い、発振器によって振動子に電圧を印加し、振動子から超音波振動を出力しながら被処理基板にウエット処理を施した。
【0054】
(比較例3)
厚さ3.0mmのSUS板と厚さ13mmのジュラルミン板からなる振動板上に厚さ2.0mmのPZT素子からなる振動子を接着剤で貼着した振動部を用いた以外は実施例1と同様の超音波振動装置を作製し、比較例3の超音波振動装置とした。
上記SUS板の厚みは、超音波振動の半波長の1倍となる厚みに設定されたものである。
また、上記ジュラルミン板の厚みは、超音波振動の半波長の5倍となる厚みに設定されたものである。
比較例3の超音波振動装置をウエット処理本体部に備えたウエット処理用ノズルが備えられた以外は図6と同様のウエット処理装置を作製した。
このウエット処理装置を用い、発振器によって振動子に電圧を印加し、振動子から超音波振動を出力しながら被処理基板にウエット処理を施した。
【0055】
図12に、実施例1、比較例2〜3の超音波振動装置の振動子に電圧を印加したときの振動部の共振周波数と振動面の変位(振幅変位)との関係を示した。
図12の結果から実施例1の超音波振動装置は、比較例2〜3のものと同等以上の振動面の変位が得られていることから、実施例1は比較例2〜3のものと同等以上の洗浄力が得られると考えられる。しかし比較例2〜3のものは振動板の構成部材を超音波振動の半波長の5倍にする加工が必要であるために、製造工程が多く必要であった。
【0056】
(実施例3)
厚さ2.6mmの熱圧延鋼板からなる振動板2上に厚さ2.0mmのPZT素子からなる振動子3を接着剤で貼着した振動部5を用いた以外は図1と同様の超音波振動装置を作製し、実施例3の超音波振動装置とした。
振動板2を構成する熱圧延鋼板は、耐液性材料層2aとして厚さ1.0mmのSUS316L板(ステンレス鋼板)と、高熱伝導材料層2bとして厚さ1.6mmのCu層からなるものであった。
ここで用いた振動部5は、振動板2の各層と振動子3の各々における上記超音波振動の進行方向の厚みと各々の上記超音波振動の波長との比の和がn/2(n=2)となる厚みに設定されたものである。
【0057】
実施例3の超音波振動装置をウエット処理本体部に備えたウエット処理用ノズルが備えられた以外は図6と同様のウエット処理装置を作製した。
作製したウエット処理装置を用い、発振器によって振動子3に電圧を印加し、振動子3から超音波振動を出力しながら被処理基板にウエット処理を施す際、ウエット処理本体部の被処理基板と対向する面(振動板の耐液性材料層2aの被処理基板と対向する面)と被処理基板との間に上記実施例と同様に気泡を故意に形成し、8時間の連続処理を行ったが、振動子3と振動板2間の剥がれは観測されなかった。
振動部5の共振周波数は、958kHzであった。また、振動部5の耐液性材料層2a側(接液側)の振幅変位は約3μmであった。
また、ウエット処理本体部の被処理基板と対向する面(振動板の耐液性材料層2aの被処理基板と対向する面)と被処理基板との間にウエット処理液を供給しないで振動子3を1分間駆動しても振動子の剥離は生じなかった。
【0058】
(実施例4)
厚さ3.2mmの熱圧延鋼板からなる振動板2上に厚さ2.0mmのPZT素子からなる振動子3を接着剤で貼着した振動部5を用いた以外は図1と同様の超音波振動装置を作製し、実施例4の超音波振動装置とした。
振動板2を構成する熱圧延鋼板は、耐液性材料層2aとして厚さ1.0mmのSUS316L板(ステンレス鋼板)と、高熱伝導材料層2bとして厚さ2.2mmのAl層からなるものであった。なお、Alの雰囲気温度300Kでの熱伝導度は237Wm−1−1である。
ここで用いた振動部5は、振動板2の各層と振動子3の各々における上記超音波振動の進行方向の厚みと各々の上記超音波振動の波長との比の和がn/2(n=2)となる厚みに設定されたものである。
【0059】
実施例4の超音波振動装置をウエット処理本体部に備えたウエット処理用ノズルが備えられた以外は図6と同様のウエット処理装置を作製した。
作製したウエット処理装置を用い、発振器によって振動子3に電圧を印加し、振動子3から超音波振動を出力しながら被処理基板にウエット処理を施す際、ウエット処理本体部の被処理基板と対向する面(振動板の耐液性材料層2aの被処理基板と対向する面)と被処理基板との間に上記実施例と同様に気泡を故意に形成し、8時間の連続処理を行ったが、振動子3と振動板2間の剥がれは観測されなかった。
振動部5の共振周波数は、925kHzであった。また、振動部5の耐液性材料層2a側(接液側)の振幅変位は約2.5μmであった。
また、ウエット処理本体部の被処理基板と対向する面(振動板の耐液性材料層2aの被処理基板と対向する面)と被処理基板との間にウエット処理液を供給しないで振動子3を1分間駆動しても振動子の剥離は生じなかった。
【0060】
図13に、実施例3〜4、比較例1の超音波振動装置の振動子に電圧を印加したときの振動部の共振周波数と平均振幅(振幅変位)との関係を示した。
図13の結果から実施例3〜4の超音波振動装置は、比較例1のものに比べて平均振幅が大きいことから、比較例1のものより強い洗浄力が得られると考えられる。
また、比較例1のものは、平均振幅のピークが複数有るため駆動の制御性が悪くなると考えられる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の超音波振動装置によれば、製造工程を簡略化でき、コストダウンが可能な超音波振動装置を提供できる。
また、本発明の超音波洗浄装置によれば、本発明の超音波振動装置が備えられことにより、製造が容易で、低コストの超音波洗浄装置を提供できる。
また、本発明のウエット処理装置によれば、本発明の超音波振動装置を備えられたことにより、製造が容易で、低コストの超音波洗浄装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係わる第1の実施形態の超音波振動装置の概略構成を示す断面図。
【図2】 図2は、本発明に係わる第2の実施形態の超音波振動装置の概略構成を示す断面図。
【図3】 図3は、本発明に係わる第3の実施形態のウエット処理装置の概略構成を示す断面図。
【図4】 図4はこのウエット処理装置に備えられたウエット処理用ノズルを被処理物側から見たときの平面図。
【図5】 図5は、本発明に係わる第4の実施形態のウエット処理装置の概略構成を示す断面図。
【図6】 図6は、本発明に係わる第5の実施形態のウエット処理装置の概略構成を示す断面図。
【図7】 図7は、本発明に係わる第6の実施形態の超音波洗浄装置の概略構成を示す断面図。
【図8】 第1の実施形態の超音波振動装置に備えられた振動部の波形の例を示す模式図。
【図9】 第1の実施形態の超音波振動装置に備えられた振動部の波形のその他の例を示す模式図。
【図10】 従来タイプの超音波洗浄装置に備えられた振動部の波形のその他の例を示す模式図。
【図11】 実施例1〜2、比較例1の超音波振動装置の振動部の周波数と平均振幅との関係を示す図。
【図12】 実施例1、比較例2〜3の超音波振動装置の振動部の共振周波数と振動面の変位との関係
【図13】 実施例3〜4、比較例1の超音波振動装置の振動部の共振周波数と平均振幅との関係を示す図。
【図14】 図14は従来の超音波洗浄装置の例を示す概略構成図。
【図15】 図15は従来の超音波洗浄装置のその他の例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1,11,21・・・超音波振動装置、2,12・・・振動板、22・・・導波体(振動板)、2a,22a・・・耐液性材料層、2b,22b・・・高熱伝導材料層、3・・・振動子、5,15,25・・・振動部、41,41a,41b・・・ウエット処理用ノズル、50・・・ウエット処理液、53・・・ウエット処理本体部、53a・・・対向面、51・・・処理液導入部、51a・・・導入口、51b・・・第1の開口部、51c・・・導入管、52・・・処理液回収部、52a・・・排出口、52b・・・第2の開口部、52c・・・排出管、55・・・ウエット処理領域、81・・・洗浄用流体、83・・・処理槽。

Claims (5)

  1. 複数層構造の振動板と、該振動板に固着され超音波振動を発生する振動子とからなる振動部を有してなり、
    前記振動板の前記振動子が固着される層が高熱伝導材料から形成され、前記振動板の前記振動子が固着される側と反対側の最外層が耐液性材料から形成され、前記高熱伝導材料と前記耐液性材料とが熱間圧延により接合されており、
    前記振動部は、前記振動板の各層と前記振動子の各々における前記超音波振動の進行方向の厚みと各々の前記超音波振動の波長との比(以下、厚み/波長比と称する)の和が、1/2の整数倍となる厚みに設定されており、
    前記振動板の各層と前記振動子の各々における前記厚み/波長比が、1/2の整数倍以外の厚みに設定されていることを特徴とする超音波振動装置。
  2. 前記振動部は、前記振動板の各層と前記振動子の各々における前記厚み/波長比の和が1/2となる厚みに設定されていることを特徴とする請求項1記載の超音波振動装置。
  3. 前記高熱伝導材料が銅または銅合金であり、前記耐液性材料がステンレス鋼であることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波振動装置。
  4. 洗浄用流体を貯溜する処理槽に、請求項1乃至のいずれか一項に記載の超音波振動装置が備えられたことを特徴とする超音波洗浄装置。
  5. 被処理物に対向する対向面を有するウエット処理本体部を有するウエット処理用ノズルが備えられ、前記被処理物と前記対向面との間の隙間に供給されたウエット処理液により前記被処理物にウエット処理を施すウエット処理装置であって、
    前記ウエット処理本体部に前記請求項1乃至のいずれか一項に記載の超音波振動装置が備えられ、該超音波振動装置の振動部は前記被処理物と対向する対向面を有していることを特徴とするウエット処理装置。
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