JP3983488B2 - リソグラフィ投影装置のためのオブジェクト位置決め方法 - Google Patents

リソグラフィ投影装置のためのオブジェクト位置決め方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にリソグラフィ投影装置のための位置決め方法および装置に関する。より詳細には、本発明は、マスクや基板などのオブジェクトをリソグラフィ投影装置内のオブジェクト・テーブル上の要求された位置に位置決めする方法であって、
放射投影ビームを供給するための放射システムと、
所望のパターンによる投影ビームをパターニングすることが可能なパターニング手段を保持するための第1のオブジェクト・テーブルと、
基板を保持するための第2のオブジェクト・テーブルおよび
パターニングされたビームを基板の目標部分上に投影するための投影システムとを備えている方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
「パターニング手段」という用語は、入射する放射ビームにパターニング断面を与えるのに使用できる手段を表すものとして広く解釈され、基板の目標部分で生成されるべきパターンに対応する。「光値」という用語もまたこの文脈で使用される。一般に、前記パターンは目標部分で生成された、集積回路デバイスまたは他のデバイス(以下参照)などのデバイス内の特定の機能を持つ層に対応する。このようなパターニング手段は、以下のものを含む。
【0003】
前記第1のオブジェクト・テーブルにより保持されたマスク。マスクの概念は、リソグラフィでは良く知られており、バイナリ、交番位相シフト、減衰位相シフトと同様に様々なハイブリッド・マスク・タイプを含む。このようなマスクの投影ビーム内への配置は、マスク上のパターンに従って、マスク上にあたる照射の選択透過(透過マスクの場合)または反射(反射マスクの場合)による。第1のオブジェクト・テーブルはマスクが入射する投影ビーム内の所望の位置に保持されることができ、望まれればビームに関して移動可能なことを確実にする。
【0004】
プログラマブル・ミラー・アレイは構造により保持され、第1のオブジェクト・テーブルと呼ばれる。このような装置の一例は、粘弾性を持つ制御層および反射面を有するマトリックス・アドレス指定可能表面である。このような装置の背後にある基本的原理は、(例えば)反射面のアドレスされた領域は、入射光を回折光として反射するが、アドレスされていない領域は、入射光を非回折光として反射するということである。適切なフィルタを用いると、前記非回折光は回折ビームからフィルタされ、後方の回折光のみが残ることができる。この方法で、ビームはマトリクス・アドレス指定可能面のアドレス・パターンに従ってパターン化される。要求されたマトリクス・アドレシングは適切な電子手段を用いて行うことができる。このような鏡面アレイについてのより多くの情報は、例えば、ここで参照により組み込まれている米国特許US5,296,891およびUS5,523,193から収集することができる。
【0005】
第1のオブジェクトと呼ばれる構造により支持されたプログラマブルLCDアレイ。そのような構造の一例は、ここで参照により組み込まれている米国特許US5,229,872で示されている。
【0006】
単純化のため、本文章の残りの部分は、ある位置で、特にマスクを含む例それ自体を指す。しかしながら、そのような例の中で議論された一般的な例は上で述べたようなパターニング手段についてのより広い文脈で見られるべきである。
【0007】
リソグラフィ投影装置は、例えば、集積回路(ICs)の製造に使用される。このような場合、パターニング手段は、ICの個々の層に対応する回路パターンを生成することができ、このパターンは一層の放射感受性材料(レジスト)をコートされた基板(シリコン・ウエハ)の上の目標部分(1つまた複数のダイ)上に結像される。一般に、単一のウエハは、一度に投影システムにより連続的に照射された近接した目標部分の全ネットワークを含む。マスク・テーブル上のマスクによるパターニングを取り入れた現在の装置では、2つの異なるタイプの機械の区別をすることができる。1つのタイプのリソグラフィ投影装置では、1回に目標部分上の全マスク・パターンを露光することにより各目標部分が照射される。このような装置は一般にウエハ・ステッパと呼ばれる。一般にステップ・アンド・スキャン装置と呼ばれるもう1つの装置では、各目標部分は、所与の参照方向(「スキャン」方向)に投影ビームの下のマスク・パターンを徐々にスキャンする一方、この方向と平行あるいは平行でない基板テーブルを同時にスキャンすることにより照射される。一般に、投影システムは倍率M(一般に<1)を有し、基板テーブルがスキャンされる速度Vがマスク・テーブルがスキャンされる速度の係数M倍であるからである。ここで説明したリソグラフィ装置に関するさらなる情報は、例えばここで参照して組み込んだUS6,046,792から収集できる。
【0008】
本発明によるリソグラフィ投影装置を用いた製造工程では、マスク内のパターンは一層の放射感受性材料(レジスト)により少なくとも部分的に覆われた基板上に結像される。この結像ステップに先立って、基板は下塗り、レジスト塗布、ソフト・ベーキングなどの様々な工程を受ける。露光後、基板は露光後焼き付け(PEB)、現像、ハード・ベーキングおよび結像特性の測定/点検などを受ける。この一連の工程は、ICなどのデバイスの個々の層をパターニングする基礎として使用される。このようなパターニングされた層は、その後イオン注入(ドーピング)、メタライゼーション、酸化、化学機械的研磨などの、すべてが個々の層を仕上げるように意図された全ての様々な工程を受ける。複数の層が必要な場合、全工程、またはその異型を新しい各層のために繰り返さなければならないことになる。結局、デバイスの列は基板(ウエハ)上に存在することになる。その後、これらのデバイスはダイシング、ソーイングなどの技術により互いから分離され、そこから個々のデバイスはキャリア上に取付けられ、ピンなどに結合される。このような工程に関するさらなる情報は、例えば書籍「Microchip Fabrication: A Practical Guide to Semiconductor Processing」、第3版、Peter van Zant著、McGraw Hill Publishing Co.,1997,ISBN 007−067250−4から得られる。
【0009】
屈折光学、反射光学を備えている様々な型の投影系を含む投影系を以下で「レンズ」と呼ぶ。しかしながら、この用語は広く、例えば反射屈折系として解釈されるべきである。放射系は、さらに投影ビームを方向付ける、形成するまたは制御するためのこれらの法則のいかなるものにでも従って操作する要素を備え、および、このような要素もまた以下で集合的にまたは特に「レンズ」と呼ばれる。これに加えて、第1のおよび第2のオブジェクト・テーブルはそれぞれ「マスク・テーブル」、および「基板テーブル」と呼ばれる。
【0010】
一般的に、このタイプの装置は単一の第1のオブジェクト(マスク)テーブルおよび単一の第2のオブジェクト(基板)テーブルを含む。しかしながら、少なくとも2つの独立に移動できる基板テーブルがある機械が利用可能になりつつある。例えばここで参照により本明細書に組み込まれたUS5,969,441およびWO98/40791に記載された多段式装置を参照されたい。このような多段式装置の背後にある基本的な操作法則は、そのテーブル上に位置した第1の基板を露光させるために第1の基板テーブルが投影システムの下にある一方、第2の基板テーブルはローディング位置に移動して、露光された基板を排出し、新しい基板を拾い上げ、新しい基板上で初期の測定学ステップを実行し、第1の基板の露光が完成されてすぐに投影システムの下の露光位置にこの新しい基板を移動させるために準備することができ、このようにサイクルそれ自体を繰り返す。この方法により、最後までの機械の実質的な増加と、代わりに機械の所有のコストの改善を達成することができる。
【0011】
リソグラフィ投影装置を使用する製造工程において、マスク中のパターンは、放射感受性材料(レジスト)の層で少なくとも部分的に覆われた基板上に結像される。この工程についてお互いに関しておよびテーブルに関しての両方で高い精度でそれぞれのオブジェクト・テーブル上に基板およびマスクを置くことが必要である。
【0012】
基板1のようなオブジェクト(図2を参照)が、基板テーブル5のようにオブジェクト・テーブル上の正しい回転位置に置かれない場合、それに続く基板1のマスクへの整合の間、位置測定誤差が生じる。整合の間、基板1はマスクと同じ回転方向にされ、そのために基板テーブル5を回転させることが必要である。センサ・システム7に使用される干渉計9はこの回転に敏感であり、テーブル5上の側鏡に横方向にあたるレーザ・ビーム11を用いて測定された方向の誤差を与える。前記誤差はいわゆるビーム・ポイント誤差であり、テーブル5の回転の増加に伴い一般に増加する。このように起こる測定誤差は、基板1上の連続する層に露光されると同時に発生する2つの結像のスーパー位置決めの誤差として与えることができる。この同時に発生する2つの結像のスーパー位置決めの誤差は、一般にオーバーレイ誤差と呼ばれる。
【0013】
ビーム・ポイント誤差は鏡面の干渉計ビームへの直角性の不一致に起因する。図3aは、鏡Tに向けられた光線を用いて、干渉計Iと鏡Tとの間の距離Lを測定する干渉計Iを示す。ここに描いたように、鏡Tは、名目上の入射ビームに関してdS回転され、その結果、入射ビームと反射ビームとの間の角は、2dSである。その場合、干渉計ビームの全長は、B=L+L/(cos 2dS)である。したがって、距離Lは干渉計Iにより測定された全長Bと既知の回転dSから計算できる。最適には、干渉計ビームは所与の参照座標系のX方向と平行になるように方向付けられる。しかしながら、熱不安定性および機械的な作用などの要素により、ビーム・ポイント誤差と呼ばれるこの平行性からの一時的なずれが起こる。図3bは、回転dS=0でのビーム・ポイント誤差dEを示す。ビームの全長は、B=L/(cos dE)+L/(cos dE)である。この定式は、小さなビーム・ポイント誤差dEについては、全ビーム長に与える影響は小さいが、鏡TがdS回転した場合ビームポイントの誤差の影響は増加することを示す。図3cは、図3bの誤差dEおよび図3aの回転dSを結合する。ビームの全長は、B=L/(cos dE)+L/cos(dE+2dS)である。この関数を微分し、dEおよびdSに微小角近似を適用して(dEは一般に5〜100μrad程度である)、dB/dE≒L*dS*dEという式が得られる。これにより、かなり高いdSの値にとっては、Bのビーム・ポイント誤差dEへの敏感性が増加することが明らかになる。
【0014】
鏡Tの回転位置の誤差(すなわち図2の基板テーブル5の横に取り付けられた場合)もまた測定距離に影響するという問題はさらに示される。この誤差の影響は、ビーム・ポイント誤差より2倍大きい。図3a示したように、鏡の回転は反射ビームの方向に2倍の影響を持つからである。鏡の回転中の誤差dEmは、式dB/dEm≒2*L*dS*dEmに従って測定されたビームの全長Bに影響を持つ。かなり高いdSの値について、鏡Tの回転位置の誤差dEmへの敏感性が増加することは明らかである。
【0015】
両誤差は、一次元の誤差として示される。しかしながら、実際には、これらの誤差は二次元であるので、誤差は図3a〜3c(示された)の平面内に、さらに前記平面に垂直な方向中にある可能性がある。同様の考察を図2中のオブジェクト1がマスクである、およびオブジェクト・テーブル5がマスク・テーブルである場合に適用する。
【0016】
ビーム・ポイント誤差に起因する問題とは別にオブジェクトが各オブジェクト・テーブル上に誤って配置される場合にさらなる問題が発生する。図4aは、真空生成表面13上に正しく配置された基板1を示す。基板1は、真空生成表面13の境界15と基板1の縁部2との間の小さな重なりのみで、真空生成表面13全体を覆う。真空源17からの真空化が、基板1上に真空力Fを発生させる真空分散手段19および真空チャンバ21により真空生成表面13に適用される。
【0017】
図4bは、真空生成表面13上に不正確に配置された基板1を示す。基板1は真空生成表面13全体を覆うが一端で、基板1の縁部2と真空生成表面13の境界15との間に多すぎる重なりが生じる。前記一端で、縁部2により小さい真空力Fが適用される。基板1は、特に縁部2で変形する可能性がある。基板上の露光は、非平面な縁部上での結像の変形のために失敗する可能性がある。
【0018】
図4cは、また真空生成表面13上に不正確に配置された基板1を示す。基板1は真空生成表面13全体を覆わないので空気Aが真空チャンバ21内に入り真空力Fが最適よりも小さくなる。露光中に、悪く付着された基板1は、真空生成表面13上を移動する可能性があり、悪い露光を生じさせる。基板1が全体的に緩くなると、基板1が真空生成表面13から離れ、また周辺の装置を破損する可能性がある。同様の考慮が基板1がオブジェクト・テーブル5上に静電気力により保持される場合に当てはまる。本発明が真空中で使用される装置に適用される場合に後者は必要かもしれない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記の問題を少なくとも部分的に緩和することである。したがって、本発明は開始パラグラフに従ったリソグラフィ投影装置のオブジェクト・テーブル上の要求された位置にオブジェクトを置く方法であって、
オブジェクトをテーブル上の第1の位置に置く第1の配置ステップと、
オブジェクトの第1の位置とオブジェクトの要求された位置との間の変位を決定する測定ステップと、
オブジェクトをテーブルから外し、除去する除去ステップと、
テーブルの平面に実質的に平行な方向に、オブジェクトとテーブルを互いに相対的に、実質的に前記変位だけ移動する移動ステップと、
オブジェクトを実質的にテーブル上の要求された位置に置く第2の配置ステップを備えていることを特徴とする方法を提供する。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の方法は、マスクおよび基板が整合中に同じ回転方向にされる場合、テーブルの要求された回転の使用された干渉計システムに関する回転が制限されるように、基板またはマスクなどのオブジェクトを高い精度で、基板テーブルまたはマスク・テーブルなどのオブジェクト・テーブル上に位置決めすることを可能にする。オブジェクト・テーブルの鏡面の干渉計ビームに対する直角度が増すと、ビーム・ポイント誤差およびオブジェクト・テーブルの鏡面の回転位置誤差の敏感性が減少する。本発明の別の利点は、オブジェクトが真空生成表面上によりよく位置決めされるということである。オブジェクトの変形は回避され、また、結像の露光が改善されることになる。またオブジェクトが真空生成表面全体を覆わないという危険は、オブジェクトのテーブルへのよりよい位置決めによって減少される。
【0021】
測定ステップは第1のマークをオブジェクトに関する既知の位置で第2のマークに対して整合することにより達成することができる。整合は、第2のマークが、オブジェクトが置かれ、オブジェクトの要求された位置に関する既知の位置を有するオブジェクト・テーブル上に(すなわち信頼された形で)位置するように行われる。もう1つの可能性は、オブジェクトが1つのオブジェクト・テーブル上に位置すること、第2のマークがもう1つのオブジェクト・テーブル上に位置することである。アライメントは、また第1のマークが基板上にあり第2のマークがマスク上にあるように、または他の方法により行われる。有利なことに、オブジェクト上の複数の第1のマークを複数の第2のマークに整合することができる。測定ステップはまたテーブル上のオブジェクトの第1の位置に関する情報を得るのに結像手段を使用して達成することができる。前記結像手段はカメラ・システムあるいはCCDアレイである可能性があり、テーブル上のオブジェクトの第1の位置を必要な精度で測定することができる。このように得られたテーブル上のオブジェクトの第1の位置についての情報は、テーブル上のオブジェクトの要求された位置を考慮した情報とともに、前記変位を計算するための計算手段で処理することができる。テーブル上のオブジェクトの前記要求された位置は前もって決定し、必要時に検索できるメモリ装置に格納することができる。前記変位はテーブルの真空生成表面の平面内で線形であるおよび/または前記表面の垂直軸の回りに角度を持つ可能性がある。オブジェクトは、例えばハンドラ・アーム上の真空クランプ手段の援助によってオブジェクト・テーブル上に置かれることがある。
【0022】
精度を増加させるためには、オブジェクトがテーブル上の要求された位置上にあるまで、方法を繰り返すことが必要となる。
【0023】
本発明は、また基板を基板テーブル上の要求された位置に位置決めする方法であって、
基板をテーブル上の第1の位置に置く第1の配置ステップと、
基板の第1の位置と基板の要求された位置との間の変位を決定する測定ステップと、
基板をテーブルから外し、除去する除去ステップと、
テーブルの平面に実質的に平行な方向に、基板とテーブルを互いに相対的に、実質的に前記変位だけ移動する移動ステップと、
基板を実質的にテーブル上の要求された位置に置く第2の配置ステップを備えていることを特徴とする方法に関する。
【0024】
本発明はまた、
(a)少なくとも部分的に放射感受性材料の層に覆われた基板を有する第2のオブジェクト・テーブルを備えているステップと、
(b)投影ビームにその断面におけるパターンを与えるパターニング手段を使用するステップと、
(c)放射感受性材料の層の目標部分にパターニングビームを投影するステップを含んでいるデバイス製造方法であって、ステップ(c)の前に、
基板を第2のオブジェクト・テーブル上の第1の位置に置く第1の配置ステップと、
基板の第1の位置と基板の要求された位置との間の変位を決定する測定ステップと、
基板を第2のオブジェクト・テーブルから外し、除去する除去ステップと、
第2のオブジェクト・テーブルの平面に実質的に平行な方向に、基板と第2のオブジェクト・テーブルを互いに相対的に、実質的に前記変位だけ移動する移動ステップと、
基板を実質的に第2のオブジェクト・テーブル上の要求された位置に置く第2の配置ステップとが実行されるデバイス製造方法に関する。
【0025】
上記でIC製造において本発明による装置の使用について特定の参照が行われるが、このような装置が他の多くの可能な適用例を持つことが明らかに理解されるべきである。例えば、集積光学装置、磁気ドメイン・メモリの誘導および検知パターン、液晶ディスプレイ・パネル、薄膜磁気ヘッドなどの製造に採用することができる。このような別法の適用例の文脈において、本文中の「レチクル」、「ウエハ」、「ダイ」という用語の任意の使用は、それぞれより一般的な用語「マスク」、「基板」、「目標領域」に置き換えて考慮されるべきであることを当業者には理解されたい。
【0026】
本発明およびその利点は例示の実施形態および付随する概略図の援助によりさらに明らかにされるであろう。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施形態1 図1は、本発明によるリソグラフィ投影装置の概略を示す。装置は以下のものを備えている。
紫外線(例えば、365nm、248nm、193nmまたは157nmの波長)EUV、X線、電子、イオンなどの放射投影ビームPBを供給する放射システムEx,IN,CO;
マスクMA(レチクルなど)を保持するためのマスク・ホルダを備えている第1のオブジェクト・テーブル(マスク・テーブル)MT;基板W(レジストを塗布されたシリコン・ウエハなど)を保持するための基板ホルダを備えた第2のオブジェクト・テーブル(基板テーブル)WT;基板Wの目標部分C(ダイ)上にマスクMAの照射された部分を結像するための投影システムPL(レンズまたは反射屈折(catadioptric)システム、ミラー・グループまたは電界デフレクタの列など):ここに示すように、装置は反射要素を備えている。しかしながら、別法として1つまたは複数の反射要素をそなえてもよい。
【0028】
別法として、装置は上述のタイプのプログラマブル・ミラー・アレイなどの他の種類のパターニング手段を採用してもよい。
【0029】
光源LA(水銀ランプ、エキシマ・レーザ、熱イオン銃、イオン光源、電子ビーム光源、またはストレージ・リングまたはシンクロトロン内の電子ビームの通過路まわりに位置する振動子/波動子など)は放射ビームを供給する。このビームは、直接にまたは調節手段(例えばビーム・エキスパンダExなど)を横切った後に照明システム(イルミネータ)に供給される。イルミネータは、外部のおよび/または内部の放射範囲(普通σアウタおよびσインナと呼ばれる)のビームの強さ分布を設定する調節手段を備えてもよい。それに加えて、一般に積分器INおよびコンデンサCOなどの様々な他の要素を備えている。このようにして、マスクMA上に衝突するビームPBは、その断面における所望の均一性および強さ分布を有する。
【0030】
図1に関して、光源LAは、リソグラフ投影装置のハウジング内にあるかもしれないが(例えば多くの場合光源LAが水銀ランプである)、リソグラフ投影装置から離れていて、その発生する放射ビームが装置内に導かれるかもしれない(適切に鏡を方向付けするために)ということに注意するべきである;この後者のシナリオは、多くの場合光源LAがエキシマーレーザである。本発明および請求の範囲はこれらのシナリオを両方とも包含する。
【0031】
ビームPBは、実質的にマスク・テーブルMT上のマスク・ホルダーに保持されたマスクMAを遮断する。ビームPBはマスクMAを通過して、基板Wの目標領域C上にビームPBの焦点を合わせる投影システムPLを通過する。干渉変位測定手段IFの援助により、正確に、すなわち異なる目標領域CをビームPBの通り道に位置付けるように基板テーブルWTを動かすことができる。同様に、マスク・テーブルMTをビームPBに関して極めて正確に位置付けることができる。一般に、オブジェクト・テーブルMT、WTの移動は、図1で図により説明されていない、長ストローク・モジュール(コース位置決め)および短ストローク・モジュール(ファイン位置決め)の援助により実現されることになる。
図示された装置は異なる2つのモードで使用できる。
ステップ・モードでは、マスク・テーブルMTは実質的に静止しつづけ、次いで目標部分C上に1回の実行(すなわち、単一の「フラッシュ)で全マスク・イメージが投影される。基板テーブルWTはその後異なる目標部分Cが(静止した)ビームPBにより照射されることができるようにXおよび/またはY方向に移動される。
スキャン・モードでは、所与の目標部分Cが単一の「フラッシュ」に露光される以外は実質的に同じシナリオがあてはまる。代わりに、マスク・テーブルMTは投影ビームPBがマスク・イメージ上のスキャンによるように、所与の方向(いわゆる「スキャン方向」、すなわちX方向に)速度νで移動できる。同時に、基板テーブルWTは同時に同じまたは反対の方向に速度V=Mνで移動する。ここで、Mは投影システムPLの大きさ(一般にM=1/4または1/5)である。この方法で、かなり大きな目標部分Cが解像度を損なうことなしに露光されることができる。
【0032】
図5は、本発明によるオブジェクト・テーブルの好ましい一実施形態を示す。図から、次の項目を見ることができる。
縁部2を有する基板(ウエハ)1
真空隙間24により境界15を有する真空生成表面13に接続された真空チャンバ21を備えている基板テーブル5。
アクチュエータ27、中空チューブ29および基板1を配置し、保持し、取り上げる真空クランプ手段31を備えているハンドラ25であって、テーブル隙間30を通り可動である前記ハンドラ25。
柔軟な真空チューブ20によりハンドラ25または真空チャンバ21に真空を適用するための真空源17および真空配置手段19。および
テーブル5を動かすための、ベース・フレーム35に接続されたテーブル・アクチュエータ33。
【0033】
第1の配置ステップにおいて、基板1は基板移動手段により(基板移動手段に関するより多くの情報は欧州特許出願EP1052546から収集できる。)ハンドラ25の真空クランプ手段31上に置かれる。真空源17と真空クランプ手段31とを中空チューブ29および柔軟な真空チューブ20で接続する真空分配手段19内のバルブを開けることにより、真空クランプ手段31に真空が適用される。真空は、基板1を真空クランプ手段31に吸引し、そこで基板移動手段は基板1から解放され、引きこまれる。アクチュエータ27は、ハンドラ25および基板1を真空生成表面13へと低下させ、真空分配手段19内のバルブを開けることにより、真空隙間24および真空チャンバ21により前記表面に真空が適用される。この真空は基板を基板テーブル5上の真空生成表面13に固定する真空力を、基板1へ適用することになる。真空クランプ手段31上の真空は真空分配手段19内で緩和され(圧力はテーブルの周囲の圧力に上げられる)、ハンドラ25は、アクチュエータ27によりさらに低下される。ハンドラ25は、テーブル5の外から全体に動くことができるか、またはハンドラ25はテーブル5の少し下に動き次いで内部に留まる。
【0034】
この第1の配置ステップの後に測定ステップが続く。そのステップで、テーブル5上の基板1の位置が測定され、この基板の第1の位置とテーブル5上の基板1の要求された位置との間の変位が決定される。これは、基板1上の1つ以上のマークのテーブル5上の1つ以上の参照マークに対する位置を測定するオフアクシス・アライメント・ユニット(オフアクシス・アライメントに関するさらなる情報は、例えば国際特許出願WO98/39689から収集できる。)で行われる。これは、テーブル5上の基板1の第1の位置に関する極めて正確な情報を提供する。計算ユニット(示されていない)が基板1の前記第1の位置と基板1の要求された位置との間の変位を計算できる。テーブル上の基板の要求された位置は、あらかじめ測定され、メモリ・デバイスに格納される。この要求された位置で、干渉計ビームは基板テーブル5の側部につけられた鏡(示されていない)に垂直に向けられ、基板1は基板テーブル5の真空生成表面上に正確に配置される。他の可能性は、基板1上の1つ以上のマークがマスク上の1つ以上のマークに整合させられることである。この手順、ならびにいわゆるオンアクシス・アライメント(オンアクシス・アライメントに関するさらなる情報は、例えばUS4,778,275を参照)の間、マスクを保持するテーブルを回転しおよび/または基板テーブル5を回転してマスクおよび基板を同じ回転方向に持っていくことが必要となる。干渉計はこの回転を極めて正確に測定し、計算ユニットにマスクに関する基板の位置についての情報を提供し、第1の位置と要求された位置との間の変位が決定されることができる。オンアクシス・アライメント手段により、基板上のマークをマスク・テーブル上のマークに整合し、マスク上のマークを基板テーブル上に位置するマークに整合することもまた可能である。別法として、カメラなどの結像手段がテーブル上の基板の第1の位置に情報を計算ユニットに伝える。
【0035】
この測定ステップの後、除去ステップが基板1を基板テーブル5から解放し除去するために適用されることができる。ハンドラ25は、真空クランプ手段31が基板1に接触するようにアクチュエータ27により上昇され、これを達成することになる。この後、真空分配手段19内のバルブを空けることにより、柔軟な真空チューブおよび中空チューブ29から真空クランプ手段31に真空源17から真空が適用される。その後、真空生成表面13の真空が真空分配手段19内の真空を開放することにより解放され、アクチュエータ27がハンドラ25および基板1を上昇させる。
【0036】
この除去ステップの後に、テーブル5は計算された変位だけ移動されるが、ハンドラ25により支持された基板1は同じ位置に留まる。テーブル5が静止させられ、ハンドラ25が計算された変位だけ移動されることも可能である。代わりとして、テーブル5およびハンドラ25は互いに関して計算された同じ変位を達成するために移動される。一般に、プリアライメント・ユニットがテーブル5上の基板1の良好なコース配置を確実にするために使用される。そのようにして、移動ステップでの大きな変位を使用する必要を避け、ハンドラがテーブルを通って移動するテーブル隙間30はそれによりかなり小さく維持される。プリアライメント・ユニットに関するさらなる情報は、例えば米国特許US5,026,166を参照されたい。
【0037】
この移動ステップの後、第2の配置ステップが基板1をテーブル5上に再び置くために用いられる。これは第1の配置ステップについてと同じ方法で行われる。基板1はテーブル5上の真空生成表面13に吸引され、現在要求された位置にある。
【0038】
「真空」により解放されたガス圧は、もちろん例えば5.5*104Paなどの、過度の外圧が基板1および真空生成表面13または真空クランプ手段31を互いに保持する通常力を提供する。真空生成表面の平面内の基板とテーブルとの間の相対運動は、通常力の増加により増加する2つの要素間の摩擦により妨害される。基板と真空生成表面間の摩擦係数は、もちろん接触面の材料の選択により選択できる。
【0039】
上記で説明し図示された本発明の実施形態の特徴は、独立にあるいはどんな組み合わせででも使用できる。図は単なる概略にすぎず、縮尺されておらず、各図における要素の相対的な大きさは互いに縮尺される必要はない。
【0040】
以上、特定の実施形態について説明したが、説明とは違って実施されることがありうることを理解されたい。例えば、オブジェクトがマスクであり、本発明がマスク・テーブル上のマスクを位置決めするために使用される場合、前記マスクのハンドラがマスクへの損傷を避けるためにマスクを側部で支持することが好ましいことを除けば、方法はまったく同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリソグラフィ投影装置の概略図である。
【図2】オブジェクト・テーブルの回転方向に対する、オブジェクト・テーブル上でのオブジェクト位置決めにおける回転誤差の影響の説明図である。
【図3a】テーブルの干渉計ビームに関する回転によるビーム・ポイント誤差の発生の説明図である。
【図3b】テーブルの干渉計ビームに関する回転によるビーム・ポイント誤差の発生の説明図である。
【図3c】テーブルの干渉計ビームに関する回転によるビーム・ポイント誤差の発生の説明図である。
【図4a】オブジェクト・テーブル上に様々に位置決めされたオブジェクトの概略図である。
【図4b】オブジェクト・テーブル上に様々に位置決めされたオブジェクトの概略図である。
【図4c】オブジェクト・テーブル上に様々に位置決めされたオブジェクトの概略図である。
【図5】本発明によるオブジェクト・テーブルの好ましい実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 基板
2 縁部
3 テーブル隙間
5 テーブル
7 センサシステム
9 干渉計
11 レーザ・ビーム
13 真空生成表面
15 境界
17 真空源
19 真空分散手段
20 真空チューブ
21 真空チャンバ
24 真空隙間
25 ハンドラ
27 アクチュエータ
29 中空チューブ
30 テーブル隙間
31 真空クランプ手段
33 テーブル・アクチュエータ
35 ベース・フレーム
B 全長
C 目標部分
CO コンデンサ
dS 回転
dE ビーム・ポイント誤差
dEm 鏡の回転中の誤差
Ex ビーム・エキスパンダ
I 干渉計
IF 干渉変位測定手段
IN 積分器
L 干渉計と鏡との距離
LA 光源
MA マスク
MT マスク・テーブル
PB ビーム
PL 投影システム
T 鏡
W 基板

Claims (21)

  1. オブジェクトをリソグラフィ投影装置内のオブジェクト・テーブル上の要求された位置に位置決めする方法であって、
    放射投影ビームを供給するための放射システムと、
    パターニング手段を保持するための第1のオブジェクト・テーブルと、
    基板を保持するための第2のオブジェクト・テーブルと、
    基板の目標部分上にパターニングビームを投影するための投影システムとを備えており、
    前記パターニング手段または前記基板を前記第1のオブジェクト・テーブルまたは前記第2のオブジェクト・テーブル上の第1の位置に配置する第1の配置ステップと、
    前記第1のオブジェクト・テーブルまたは前記第2のオブジェクト・テーブル上の前記パターニング手段または前記基板の第1の位置と前記パターニング手段または前記基板の要求された位置との間の変位を決定する測定ステップと、
    前記パターニング手段または前記基板を前記第1のオブジェクト・テーブルまたは前記第2のオブジェクト・テーブルから外し、除去する除去ステップと、
    前記第1のオブジェクト・テーブルまたは前記第2のオブジェクト・テーブルの平面に実質的に平行な方向に、除去された前記パターニング手段もしくは前記基板、または前記第1のオブジェクト・テーブルもしくは前記第2のオブジェクト・テーブル、または除去された前記パターニング手段もしくは前記基板と前記第1のオブジェクト・テーブルもしくは前記第2のオブジェクト・テーブルとの両方を互いに相対的に、実質的に前記変位だけ移動する移動ステップと、
    除去された前記パターニング手段または前記基板を実質的に前記第1のオブジェクト・テーブルまたは前記第2のオブジェクト・テーブル上の要求された位置に置く第2の配置ステップとを含んでいることを特徴とする方法。
  2. 前記測定ステップが、前記パターニング手段または前記基板上の第1のマークを第2の参照マークに整合させることを備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のマークが、前記第1のオブジェクト・テーブルまたは前記第2のオブジェクト・テーブル上に位置することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の配置ステップ、前記測定ステップ、前記除去ステップ、前記移動ステップ、および前記第2の配置ステップにおいて、前記第1のオブジェクト・テーブルまたは前記第2のオブジェクト・テーブルは第1のオブジェクト・テーブル、前記パターニング手段または前記オブジェクトはパターニング手段であり、該パターニング手段はマスクであることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記第2のマークが、パターニング手段または基板上にあることを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. 前記測定ステップが、前記パターニング手段または前記基板の第1の位置と前記パターニング手段または前記基板の要求された位置との間の変位を決定するための結像手段を使用して達成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記測定ステップが、前記パターニング手段または前記基板の要求された位置に関する情報とともに前記パターニング手段または前記基板の第1の位置に関する情報を計算手段で処理し、前記変位を決定することを備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記変位の偏差が、前記第1のオブジェクト・テーブルまたは前記第2のオブジェクト・テーブルの平面に垂直な軸周りに回転することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記パターニング手段または前記基板が、真空生成表面を使用して位置に保持されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 放射システムが、放射源を備えていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記パターニング手段または前記基板の第1の表面は、前記第1または第2のオブジェクト・テーブルに接触し、前記要求された位置は、前記第1または前記第2のオブジェクト・テーブル上の前記パターニング手段または前記基板をクランプするクランプ力が前記パターニング手段または前記基板の第1の表面上で実質的に均一であるような前記パターニング手段または前記基板の位置に対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 移動が線形移動であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の方法。
  13. 線形移動が、前記パターニング手段もしくは前記基板、または前記第1もしくは第2のオブジェクト・テーブル、または前記パターニング手段もしくは前記基板と前記第1もしくは第2のオブジェクトとの両方を互いに相対的に二つの方向に線形移動させることを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 基板を基板テーブル上の要求された位置に位置決めする方法であって、
    基板をテーブル上の第1の位置に配置する第1の配置ステップと、
    テーブル上の基板の第1の位置と基板の要求された位置との間の変位を決定する測定ステップと、
    基板をテーブルから解放し、除去する除去ステップと、
    テーブルの平面に実質的に平行な方向に、除去された基板、またはテーブル、またはその両方を互いに相対的に、実質的に前記変位だけ移動する移動ステップと、
    除去された基板を実質的にテーブル上の要求された位置に置く第2の配置ステップとを含んでいる位置決め方法。
  15. 前記測定ステップが、基板上の第1のマークを第2のマークに整合させることを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記測定ステップが、前記基板の第1の位置と前記基板の要求された位置との間の変位を決定するための結像手段を使用して達成されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 前記測定ステップが、前記基板の要求された位置に関する情報とともに前記基板の第1の位置に関する情報を計算手段で処理し、前記変位を決定することを備えていることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  18. 基板の第1の表面は、基板テーブルに接触し、要求された位置は、基板テーブル上の基板をクランプするクランプ力が基板の第1の表面上で実質的に均一であるような基板の位置に対応することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  19. 移動が線形移動であることを特徴とする請求項14ないし18のいずれかに記載の方法。
  20. 線形移動が、基板、または基板テーブル、またはその両方を互いに相対的に二つの方向に線形移動させることを含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. (a)少なくとも部分的に放射感受性材料の層に覆われた基板を有するオブジェクト・テーブルを備えているステップと、
    (b)投影ビームにその断面におけるパターンを与えるパターニング手段を使用するステップと、
    (c)放射感受性材料層の目標部分にパターニングビームを投影するステップを含んでいるデバイス製造方法であって、ステップ(c)の前に、
    基板をオブジェクト・テーブル上の第1の位置に置く第1の配置ステップと、
    基板の第1の位置と基板の要求された位置との間の変位を決定する測定ステップと、
    基板をオブジェクト・テーブルから外し、除去する除去ステップと、
    ブジェクト・テーブルの平面に実質的に平行な方向に、除去された基板、またはオブジェクト・テーブル、またはその両方を互いに相対的に、実質的に前記変位だけ移動する移動ステップと、
    除去された基板を実質的にオブジェクト・テーブル上の要求された位置に置く第2の配置ステップとが実行されるデバイス製造方法。
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