JP3982699B2 - 棒状物品の成形装置 - Google Patents
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Description
技術分野
本発明は、巻紙上に供給された被包物を巻紙により包み込むことで、棒状物品の連続体を成形する棒状物品の成形装置に関する。
背景技術
この種の棒状物品の成形装置は例えば、シガレット巻上機やフィルタロッドの巻上機に適用されている。シガレット巻上機を例にとると、シガレットロッドの成形装置は無端状のガニチャテープを備えており、このガニチャテープをシガレット巻上機の巻管部を通じて走行させる過程で、巻紙により刻たばこ層を包み込む(例えば、特許文献1参照。)。
(特許文献1)
特開平8−214854号公報(第3−4頁、第1図)
より具体的には、刻たばこ層は巻管部の手前でたばこバンドから巻紙上に載せ替えられ、このときシューおよびトングからなる圧縮成形型により圧縮されて徐々に丸棒状に成形される。巻紙はガニチャテープの上面に載って走行し、この走行過程で巻紙および刻たばこ層はガニチャテープとともに巻管部に引き込まれる。
ガニチャテープは柔軟素材からなり、巻管部を通過する際に成形ガイド(ベッド)に沿って徐々に幅方向に曲成される。このとき巻紙はガニチャテープの内側でU字状に丸められ、丸棒状に成形された刻たばこ層の下部分をその内面に包み込む。さらに巻紙の一側縁にシーム糊が塗布された後、巻紙はショートホルダおよびロングホルダと称されるアッパ成形型により筒状に成形されて両側のラップ部分が互いに重ね合わされ、これにより棒状物品、つまり、シガレットロッドの連続体が成形される。
上述のガニチャテープは、巻管部を通じて巻紙および刻たばこ層を強く牽引するために充分な強度を有しているものの、ある程度の耐用時間が経過すると、ガニチャテープは寿命がつきて使用不能となる。特に近年、シガレット巻上機の運転速度はますます高速化しており、これに伴いガニチャテープもまた高速で駆動されることから、ガニチャテープの平均的な寿命は一層短縮化する傾向にある。
ガニチャテープは正常にその耐用時間を消費すると、通常その破断によって寿命を終える。しかしながら、ガニチャテープはその破断に至る前に局部的な損傷を受けると、もはやその後の正常な使用ができなくなり、耐用時間を経過する前に使用不能に至る。このようにガニチャテープの寿命を不所望に縮める大きな要因として、特にガニチャテープの両側縁部に生じる損傷や走行中の蛇行が挙げられる。例えば、ガニチャテープの両側縁部が局部的に切れたり破れたりすると、その中央部は未だ健全な状態であるにもかかわらず、両側縁部の損傷によってガニチャテープの正常な使用は阻害される。またガニチャテープの蛇行は、何らかの原因で両側縁部のいずれか一方にかかる張力が偏り、ガニチャテープがその本来走行するべき軌道から幅方向にずれることで生じるものと考えられる。ガニチャテープは一度蛇行を始めると修正がきかず、その正常な機能を果たせなくなってしまう。
このように棒状物品の成形装置の技術分野においては、ガニチャテープの寿命を縮める要因を取り除き、本来の耐用時間内で正常な使用を可能とすることが一つの課題となっている。
発明の開示
本発明の棒状物品の成形装置は、ガニチャテープの走行経路において巻管部の前後でガニチャテープを案内し、その横断面に対して成形ガイドにより曲成される横断面形状とは逆向きに凸となる円弧形状を与える一対のガイド部材を備えており、これら一対のガイド部材は、成形ガイドの案内によりガニチャテープの両側縁部に生ずる張力の増加分を打ち消すべく、その中央部よりも両側縁部を走行経路の内周側に引き寄せて案内する。
上述した成形装置において、ガニチャテープは巻管部を通り、所定の走行経路を周回して走行している。また成形ガイドは巻管部に設けられてガニチャテープの背面を支持するとともに、ガニチャテープの横断面形状をその走行過程で円弧状に曲成することにより、巻紙による被包物の包み込みを案内する。このとき、ガニチャテープは成形ガイドにより曲成されているため、その両側縁部は中央部に比べて走行経路の内周から外側に膨らみ、同一区間内でみて中央部よりも走行長が拡大している。その一方で、一対のガイド部材は巻管部の前後でガニチャテープを案内し、その横断面形状を成形ガイドとは逆向きに凸の円弧形状とする。これにより、ガニチャテープの両側縁部は中央部に比べて走行経路の内周側に縮められるため、巻管部での走行長の拡大は打ち消される。このため従来、巻管部を通じてガニチャテープの両側縁部に中央部よりも強い張力が生じていたところ、本発明ではガニチャテープの両側縁部における張力の拡大が打ち消され、その幅方向でみると張力分布はほぼ均一となる。これにより、ガニチャテープの両側縁部の損傷や張力の偏りによる蛇行が防止される。
より実用的には、一対のガイド部材は走行経路の途中に巻管部を挟んでその前後に設けられ、ガニチャテープの走行方向でみて成形ガイドにより曲成される横断面形状とは逆向きに凸となる断面円弧形状の案内面を有した一対のガイドローラにより実現される。この場合、ガイドローラの外形はその胴中央部が膨らみ、いわゆるクラウン(中高)ローラとなる。このようなガイドローラを用いる場合、ガニチャテープはガイドローラの幅方向でみてその中央を走行しようとすることから、いわゆる自己調心(センタリング)作用が働く。
また一対のガイドローラは、走行経路上でのガニチャテープの両側縁部と中央部との走行長をほぼ同一とするべく、案内面の断面形状が設定されている。これにより、成形ガイドの形状に合わせてガイドローラの形状が適切に決定されるので、常にガニチャテープの張力を幅方向でみて均一にすることができる。
さらに、走行経路の横断方向に関してガイドローラを位置決め可能とする位置決め機構を成形装置が備えていれば、走行経路に対してガイドローラの幅方向でみてその中心を位置決めすることにより、ガニチャテープ自身がその中心位置を保持しながら走行することとなる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明をシガレット巻上機に適用した場合の一実施形態を説明する。
第1図に示されるように、シガレット巻上機は刻給送装置2およびロッド成形装置4を備えており、このうちロッド成形装置4として本発明の一実施形態が具体化されている。
刻給送装置2はたばこバンド6を有しており、たばこバンド6はその吸着面に刻たばこを層状にして吸着し、この吸着した刻たばこ層をロッド成形装置4に向けて供給する。なお刻たばこ層は、巻紙Pの被包物となる。
また、ロッド成形装置4はたばこバンド6に連なる巻管部8を有しており、この巻管部8を通じて刻たばこ層を巻紙Pにより包み込む。具体的には、ロッド成形装置4は無端状のガニチャテープ10を有しており、このガニチャテープ10は多数のローラに掛け回されて所定の走行経路を周回している。またガニチャテープ10は走行経路上で駆動ドラム12に巻き掛けられており、ガニチャテープ10は駆動ドラム12の回転により駆動され、巻管部8を通過して図中矢印の方向に走行する。ガニチャテープ10の走行経路はたばこバンド6の終端手前から上向きに反転されて水平方向に延びており、巻管部8に続いて乾燥部14を通過すると、そこから下方に屈曲されて駆動ドラム12に引き込まれる。そして駆動ドラム12を過ぎると、ガニチャテープ10の走行経路は多数のローラに案内されて上述の反転位置に戻る。
第2図は、ロッド成形装置4によるシガレットロッドRの成形過程を概略的に示している。巻紙Pは、ガニチャテープ10が反転される位置より手前からガニチャテープ10の上面に供給される。ロッド成形装置4はガニチャテープ10とともに巻紙Pを走行させ、その巻紙P上にたばこバンド6の終端から刻たばこ層Tを載せ替えて受け取る。そして、刻たばこ層Tは巻紙Pとともに巻管部8に移送され、このときシューおよびトングからなる圧縮成形型16により丸棒状に圧縮成形される。
一方、巻管部8には成形ガイド18が配置されており、この成形ガイド18はガニチャテープ10の走行経路に沿って水平に延びている。成形ガイド18はガニチャテープ10の背面を支持し、そして、ガニチャテープ10が巻管部8を走行する過程でその横断面形状を徐々に円弧状に曲成する。
第3図は、巻管部8での巻紙Pによる刻たばこ層Tの包み込みを示している。成形ガイド18の上面にはテープガイド溝20が形成されており、このテープガイド溝20はたばこバンド6の終端領域からガニチャテープ10の走行方向に延びている。テープガイド溝20はたばこバンド6の終端領域から出現し、その横断面の曲率半径が下流側に向けて徐々に減少して最終的にほぼ半円形となっている。それゆえ、ガニチャテープ10がテープガイド溝20内を通過する際、ガニチャテープ10はその背面を成形ガイド18に支持されるとともに、テープガイド溝20の断面形状に沿ってその横断面形状が下向きに凸となる円弧状に曲成される。
また、このとき巻紙Pは刻たばこ層Tを介してガニチャテープ10に押し付けられ、ガニチャテープ10に合わせて断面U字形状に曲成される。これにより、成形ガイド18は巻紙Pによる刻たばこ層Tの包み込みを案内することができる。
さらに成形ガイド18上には、圧縮成形型16の下流側にショートホルダおよびロングホルダと称されるアッパ成形型22が配置されており、このアッパ成形型22は、U字形状に曲成された巻紙Pの両側縁を順次曲成するものである。このとき巻紙Pはその走行方向でみて左側のラップ部に沿ってシーム糊が塗布された後、筒状に丸められて刻たばこ層Tを包み込む。
巻紙Pの包み込みにより、その左側のラップ部が右側のラップ部の上に重ね合わせられ、これらラップ領域は互いにシーム糊により糊付けされる。この後、シーム糊は上述の乾燥部14において乾燥され、これによりシガレットロッドRの連続体が成形される。シガレットロッドRの連続体は、図示しない切断部においてシガレット2本分の倍長シガレット毎に切断され、これら倍長シガレットはシガレット巻上機から図示しないフィルタ装着機に供給される。
上述したテープガイド溝20は乾燥部14の終端手前から徐々にその曲率半径が増加し、そしてテープガイド溝20は乾燥部14の終端で消失する。
ガニチャテープ10の走行経路中、巻管部8および乾燥部14を通って水平に延びる区間内では、ガニチャテープ10は前後一対のガイドローラ24によりその走行を案内されている。これら一対のガイドローラ24は巻管部8および乾燥部14を挟んでその前後にそれぞれ配置され、その前側ではたばこバンド6の終端より上流に位置し、後側では乾燥部14より下流に位置している。
第4図は、ガイドローラ24の構造を詳細に示している。ガイドローラ24はその外周に断面円弧形状の案内面を有しており、その上側の断面はガニチャテープ10の走行方向でみて成形ガイド18のテープガイド溝20の断面と逆向き、つまり上向きに凸となっている。
ガイドローラ24はその中心にローラ軸26を有しており、このローラ軸26は走行経路の横断方向に延びている。ローラ軸26は段付き形状に成形されており、その小径部分28に嵌め合わされた2つの軸受30,32を介してガイドローラ24を回転自在に支持している。ローラ軸26の大径部分34はシガレット巻上機の機体奥側に位置し、この大径部分34はブラケット36を貫通して延びている。ブラケット36はローラ軸26の大径部分34を受け入れ可能な挿通孔38を有しており、この状態でローラ軸26は挿通孔38内にて軸方向にスライド自在となっている。ブラケット36はその基部にて、シガレット巻上機の機体に固定されている。
一方、ローラ軸26の小径部分28は軸サポート40を貫通して機体正面側に延びている。軸サポート40にも小径部分28を受け入れ可能な挿通孔41が形成されており、この状態でローラ軸26は挿通孔41内にて軸方向にスライド自在となっている。またこの状態で、ローラ軸26は図示しない回転止めにより軸線回りの回転を規制されている。
小径部分28の先端部にはねじ切り加工がなされており、軸サポート40から突出したねじ部に調節ダイヤル42がねじ込まれている。なお軸サポート40はガイドローラ24よりも走行経路の内側にて機体奥に向けて屈曲されており、この屈曲した部分は機体奥でブラケット36に連結されている。
また小径部分28の外周には弾性部材として皿ばね44が配置されており、この皿ばね44は軸サポート40と軸受30との間に介装されている。なお、第4図の実施形態では皿ばね44を用いているが、機能上、弾性部材は皿ばね44に限定されるものではなく、その他に例えばコイルばねを用いてもよい。
皿ばね44は図示のセット状態において初期圧縮力を与えられており、その反発力で軸サポート40に対して軸受30を機体奥側へ押し出そうとする。さらに、皿ばね44の反発力は軸受30,32等を介してローラ軸26に伝わり、ブラケット36に対してローラ軸26を機体奥へスライドさせようとする。一方、調節ダイヤル42は皿ばね44の反発力により機体正面側で軸サポート40に当接し、これによりローラ軸26のスライドを規制している。それゆえ調節ダイヤル42を回転させると、ねじ部が調節ダイヤル42に対して軸方向に変位する結果、ローラ軸26をブラケット36に対して軸方向にスライドさせることができる。このときローラ軸26のスライド量は調節ダイヤル42の回転角度に応じて微調整することができ、これにより、ガニチャテープ10の走行経路に対してガイドローラ24をその横断方向に位置決めすることができる(位置決め機構)。
第4図に示されるように、ガニチャテープ10がガイドローラ24に案内されるとき、その案内面に沿ってガニチャテープ10は幅方向に曲成される。このとき、ガニチャテープ10はその走行方向でみて成形ガイド18のテープガイド溝20の断面と逆向きに凸の断面円弧形状に曲成され、巻紙Pに対して両側縁が下向きに反り返った状態となる。この後、上述のようにガニチャテープ10はテープガイド溝20に沿って下向きに凸の断面円弧形状に曲成されるので、巻管部8では逆にガニチャテープ10の両側縁は上向きに反る。
第5図はガニチャテープ10の走行経路中、巻管部8への入口近傍を拡大して示している。巻管部8を通過する際、ガニチャテープ10の両側縁部は走行経路の外側、つまり上方に跳ね上げられるため、その分、走行経路の同一区間内でみると両側縁部は中央部よりも走行長が長い。これに対し、ガイドローラ24への巻き掛け領域とその前後近傍ではガニチャテープ10の両側縁部が中央部よりも走行経路の内側に引き寄せられるため、これら巻き掛け領域およびその前後近傍の同一区間内でみると両側縁部は中央部よりも走行長が縮められる。このため、巻管部8で生じるガニチャテープ10の両側縁部と中央部との間の走行長差はガイドローラ24にて打ち消され、巻管部8および前後一対のガイドローラ24の前後近傍を含む区間内でみると、ガニチャテープ10の両側縁部と中央部との間の走行長は均一となる。
上述のように、ガニチャテープ10の両側縁部と中央部との間の走行長差が解消される結果、ガニチャテープ10にかかる張力の分布が幅方向で均一化される。したがって巻管部8にてガニチャテープ10の両側縁部に過大な張力が集中することはない。なおガニチャテープ10の張力の均一化には、ガイドローラ24による走行長差の解消をより正確なものとすることが好ましい。このため、成形ガイド18による両側縁部の走行長の延長分とガイドローラ24による走行長の短縮分とを相対的に考慮してガイドローラ24の横断面形状(曲率半径)を設定することが好ましい。
またガイドローラ24はその外形が中高となるため、いわゆる自己調心(センタリング)作用によってガニチャテープ10はガイドローラ24の幅中央を走行しようとする。これにより、ガニチャテープ10は走行経路に対して幅方向に位置を保持しながら走行することができるため、その蛇行が有効に防止される。
一方、上述のようにガニチャテープ10はガイドローラ24の幅中央を走行することから、ガイドローラ24を走行経路の横断方向に位置決めすることで、成形ガイド18に対するガニチャテープ10の走行位置を積極的に調節することが可能である。
上述の一実施形態では巻管部8の前後に1つずつガイドローラ24を設置しているが、2つ以上のガイドローラ24を前後にそれぞれ配置してもよい。またガイドローラ24に代えてその他のガイド部材を用いることもでき、例えば多数の平ローラを軸方向に連ね、これらローラ列がガニチャテープ10の走行方向でみて上向きに凸となるアーチを形成するように配置してもよい。
また、ガイドローラ24を走行経路の横断方向に位置決めするための機構は、その構成部材を適宜に置換または変形して実施可能である。
その他、本発明の成形装置はシガレット巻上機だけでなく、フィルタロッドの成形装置としても適用可能である。
本発明の棒状物品の成形装置は、ガニチャテープの両側縁部の損傷や蛇行を有効に防止し、その寿命の短縮化を抑えることができる。このため、ガニチャテープ本来の耐用時間内で目一杯の使用を可能とし、シガレット巻上機やフィルタロッド巻上機等の運転効率の向上に大きく寄与することができる。
成形装置がガニチャテープの走行案内を一対のガイドローラにより行うものであれば、その自己調心作用によりガニチャテープの走行が安定化し、巻紙による被包物の包み込みを安定して行うことができる。またガイドローラは、シガレットやフィルタロッドの巻上機等の既存設備への適用が容易であるから、簡易な改作だけで本発明の適用が可能となる。
またガイドローラの断面形状を成形ガイドに合わせて設定することにより、ガニチャテープの両側縁部への張力集中を適正に緩和することができる。
さらに成形装置がガイドローラの位置決め機構を備えていれば、成形ガイドに対してガニチャテープの走行位置を積極的に調節することができ、成形装置において棒状物品の成形に最も好適な条件を設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一実施形態の成形装置が適用されたシガレット巻上機の全体を示した正面図、
第2図は、ロッド成形装置によるシガレットロッドの成形過程を示した概略図、
第3図は、第2図中のIII−III線に沿う圧縮成形型、成形ガイド等の断面図、
第4図は、第2図中のIV−IV線に沿うガイドローラの断面図、
第5図は、巻管部への入口近傍を拡大して示した図である。
本発明は、巻紙上に供給された被包物を巻紙により包み込むことで、棒状物品の連続体を成形する棒状物品の成形装置に関する。
背景技術
この種の棒状物品の成形装置は例えば、シガレット巻上機やフィルタロッドの巻上機に適用されている。シガレット巻上機を例にとると、シガレットロッドの成形装置は無端状のガニチャテープを備えており、このガニチャテープをシガレット巻上機の巻管部を通じて走行させる過程で、巻紙により刻たばこ層を包み込む(例えば、特許文献1参照。)。
(特許文献1)
特開平8−214854号公報(第3−4頁、第1図)
より具体的には、刻たばこ層は巻管部の手前でたばこバンドから巻紙上に載せ替えられ、このときシューおよびトングからなる圧縮成形型により圧縮されて徐々に丸棒状に成形される。巻紙はガニチャテープの上面に載って走行し、この走行過程で巻紙および刻たばこ層はガニチャテープとともに巻管部に引き込まれる。
ガニチャテープは柔軟素材からなり、巻管部を通過する際に成形ガイド(ベッド)に沿って徐々に幅方向に曲成される。このとき巻紙はガニチャテープの内側でU字状に丸められ、丸棒状に成形された刻たばこ層の下部分をその内面に包み込む。さらに巻紙の一側縁にシーム糊が塗布された後、巻紙はショートホルダおよびロングホルダと称されるアッパ成形型により筒状に成形されて両側のラップ部分が互いに重ね合わされ、これにより棒状物品、つまり、シガレットロッドの連続体が成形される。
上述のガニチャテープは、巻管部を通じて巻紙および刻たばこ層を強く牽引するために充分な強度を有しているものの、ある程度の耐用時間が経過すると、ガニチャテープは寿命がつきて使用不能となる。特に近年、シガレット巻上機の運転速度はますます高速化しており、これに伴いガニチャテープもまた高速で駆動されることから、ガニチャテープの平均的な寿命は一層短縮化する傾向にある。
ガニチャテープは正常にその耐用時間を消費すると、通常その破断によって寿命を終える。しかしながら、ガニチャテープはその破断に至る前に局部的な損傷を受けると、もはやその後の正常な使用ができなくなり、耐用時間を経過する前に使用不能に至る。このようにガニチャテープの寿命を不所望に縮める大きな要因として、特にガニチャテープの両側縁部に生じる損傷や走行中の蛇行が挙げられる。例えば、ガニチャテープの両側縁部が局部的に切れたり破れたりすると、その中央部は未だ健全な状態であるにもかかわらず、両側縁部の損傷によってガニチャテープの正常な使用は阻害される。またガニチャテープの蛇行は、何らかの原因で両側縁部のいずれか一方にかかる張力が偏り、ガニチャテープがその本来走行するべき軌道から幅方向にずれることで生じるものと考えられる。ガニチャテープは一度蛇行を始めると修正がきかず、その正常な機能を果たせなくなってしまう。
このように棒状物品の成形装置の技術分野においては、ガニチャテープの寿命を縮める要因を取り除き、本来の耐用時間内で正常な使用を可能とすることが一つの課題となっている。
発明の開示
本発明の棒状物品の成形装置は、ガニチャテープの走行経路において巻管部の前後でガニチャテープを案内し、その横断面に対して成形ガイドにより曲成される横断面形状とは逆向きに凸となる円弧形状を与える一対のガイド部材を備えており、これら一対のガイド部材は、成形ガイドの案内によりガニチャテープの両側縁部に生ずる張力の増加分を打ち消すべく、その中央部よりも両側縁部を走行経路の内周側に引き寄せて案内する。
上述した成形装置において、ガニチャテープは巻管部を通り、所定の走行経路を周回して走行している。また成形ガイドは巻管部に設けられてガニチャテープの背面を支持するとともに、ガニチャテープの横断面形状をその走行過程で円弧状に曲成することにより、巻紙による被包物の包み込みを案内する。このとき、ガニチャテープは成形ガイドにより曲成されているため、その両側縁部は中央部に比べて走行経路の内周から外側に膨らみ、同一区間内でみて中央部よりも走行長が拡大している。その一方で、一対のガイド部材は巻管部の前後でガニチャテープを案内し、その横断面形状を成形ガイドとは逆向きに凸の円弧形状とする。これにより、ガニチャテープの両側縁部は中央部に比べて走行経路の内周側に縮められるため、巻管部での走行長の拡大は打ち消される。このため従来、巻管部を通じてガニチャテープの両側縁部に中央部よりも強い張力が生じていたところ、本発明ではガニチャテープの両側縁部における張力の拡大が打ち消され、その幅方向でみると張力分布はほぼ均一となる。これにより、ガニチャテープの両側縁部の損傷や張力の偏りによる蛇行が防止される。
より実用的には、一対のガイド部材は走行経路の途中に巻管部を挟んでその前後に設けられ、ガニチャテープの走行方向でみて成形ガイドにより曲成される横断面形状とは逆向きに凸となる断面円弧形状の案内面を有した一対のガイドローラにより実現される。この場合、ガイドローラの外形はその胴中央部が膨らみ、いわゆるクラウン(中高)ローラとなる。このようなガイドローラを用いる場合、ガニチャテープはガイドローラの幅方向でみてその中央を走行しようとすることから、いわゆる自己調心(センタリング)作用が働く。
また一対のガイドローラは、走行経路上でのガニチャテープの両側縁部と中央部との走行長をほぼ同一とするべく、案内面の断面形状が設定されている。これにより、成形ガイドの形状に合わせてガイドローラの形状が適切に決定されるので、常にガニチャテープの張力を幅方向でみて均一にすることができる。
さらに、走行経路の横断方向に関してガイドローラを位置決め可能とする位置決め機構を成形装置が備えていれば、走行経路に対してガイドローラの幅方向でみてその中心を位置決めすることにより、ガニチャテープ自身がその中心位置を保持しながら走行することとなる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明をシガレット巻上機に適用した場合の一実施形態を説明する。
第1図に示されるように、シガレット巻上機は刻給送装置2およびロッド成形装置4を備えており、このうちロッド成形装置4として本発明の一実施形態が具体化されている。
刻給送装置2はたばこバンド6を有しており、たばこバンド6はその吸着面に刻たばこを層状にして吸着し、この吸着した刻たばこ層をロッド成形装置4に向けて供給する。なお刻たばこ層は、巻紙Pの被包物となる。
また、ロッド成形装置4はたばこバンド6に連なる巻管部8を有しており、この巻管部8を通じて刻たばこ層を巻紙Pにより包み込む。具体的には、ロッド成形装置4は無端状のガニチャテープ10を有しており、このガニチャテープ10は多数のローラに掛け回されて所定の走行経路を周回している。またガニチャテープ10は走行経路上で駆動ドラム12に巻き掛けられており、ガニチャテープ10は駆動ドラム12の回転により駆動され、巻管部8を通過して図中矢印の方向に走行する。ガニチャテープ10の走行経路はたばこバンド6の終端手前から上向きに反転されて水平方向に延びており、巻管部8に続いて乾燥部14を通過すると、そこから下方に屈曲されて駆動ドラム12に引き込まれる。そして駆動ドラム12を過ぎると、ガニチャテープ10の走行経路は多数のローラに案内されて上述の反転位置に戻る。
第2図は、ロッド成形装置4によるシガレットロッドRの成形過程を概略的に示している。巻紙Pは、ガニチャテープ10が反転される位置より手前からガニチャテープ10の上面に供給される。ロッド成形装置4はガニチャテープ10とともに巻紙Pを走行させ、その巻紙P上にたばこバンド6の終端から刻たばこ層Tを載せ替えて受け取る。そして、刻たばこ層Tは巻紙Pとともに巻管部8に移送され、このときシューおよびトングからなる圧縮成形型16により丸棒状に圧縮成形される。
一方、巻管部8には成形ガイド18が配置されており、この成形ガイド18はガニチャテープ10の走行経路に沿って水平に延びている。成形ガイド18はガニチャテープ10の背面を支持し、そして、ガニチャテープ10が巻管部8を走行する過程でその横断面形状を徐々に円弧状に曲成する。
第3図は、巻管部8での巻紙Pによる刻たばこ層Tの包み込みを示している。成形ガイド18の上面にはテープガイド溝20が形成されており、このテープガイド溝20はたばこバンド6の終端領域からガニチャテープ10の走行方向に延びている。テープガイド溝20はたばこバンド6の終端領域から出現し、その横断面の曲率半径が下流側に向けて徐々に減少して最終的にほぼ半円形となっている。それゆえ、ガニチャテープ10がテープガイド溝20内を通過する際、ガニチャテープ10はその背面を成形ガイド18に支持されるとともに、テープガイド溝20の断面形状に沿ってその横断面形状が下向きに凸となる円弧状に曲成される。
また、このとき巻紙Pは刻たばこ層Tを介してガニチャテープ10に押し付けられ、ガニチャテープ10に合わせて断面U字形状に曲成される。これにより、成形ガイド18は巻紙Pによる刻たばこ層Tの包み込みを案内することができる。
さらに成形ガイド18上には、圧縮成形型16の下流側にショートホルダおよびロングホルダと称されるアッパ成形型22が配置されており、このアッパ成形型22は、U字形状に曲成された巻紙Pの両側縁を順次曲成するものである。このとき巻紙Pはその走行方向でみて左側のラップ部に沿ってシーム糊が塗布された後、筒状に丸められて刻たばこ層Tを包み込む。
巻紙Pの包み込みにより、その左側のラップ部が右側のラップ部の上に重ね合わせられ、これらラップ領域は互いにシーム糊により糊付けされる。この後、シーム糊は上述の乾燥部14において乾燥され、これによりシガレットロッドRの連続体が成形される。シガレットロッドRの連続体は、図示しない切断部においてシガレット2本分の倍長シガレット毎に切断され、これら倍長シガレットはシガレット巻上機から図示しないフィルタ装着機に供給される。
上述したテープガイド溝20は乾燥部14の終端手前から徐々にその曲率半径が増加し、そしてテープガイド溝20は乾燥部14の終端で消失する。
ガニチャテープ10の走行経路中、巻管部8および乾燥部14を通って水平に延びる区間内では、ガニチャテープ10は前後一対のガイドローラ24によりその走行を案内されている。これら一対のガイドローラ24は巻管部8および乾燥部14を挟んでその前後にそれぞれ配置され、その前側ではたばこバンド6の終端より上流に位置し、後側では乾燥部14より下流に位置している。
第4図は、ガイドローラ24の構造を詳細に示している。ガイドローラ24はその外周に断面円弧形状の案内面を有しており、その上側の断面はガニチャテープ10の走行方向でみて成形ガイド18のテープガイド溝20の断面と逆向き、つまり上向きに凸となっている。
ガイドローラ24はその中心にローラ軸26を有しており、このローラ軸26は走行経路の横断方向に延びている。ローラ軸26は段付き形状に成形されており、その小径部分28に嵌め合わされた2つの軸受30,32を介してガイドローラ24を回転自在に支持している。ローラ軸26の大径部分34はシガレット巻上機の機体奥側に位置し、この大径部分34はブラケット36を貫通して延びている。ブラケット36はローラ軸26の大径部分34を受け入れ可能な挿通孔38を有しており、この状態でローラ軸26は挿通孔38内にて軸方向にスライド自在となっている。ブラケット36はその基部にて、シガレット巻上機の機体に固定されている。
一方、ローラ軸26の小径部分28は軸サポート40を貫通して機体正面側に延びている。軸サポート40にも小径部分28を受け入れ可能な挿通孔41が形成されており、この状態でローラ軸26は挿通孔41内にて軸方向にスライド自在となっている。またこの状態で、ローラ軸26は図示しない回転止めにより軸線回りの回転を規制されている。
小径部分28の先端部にはねじ切り加工がなされており、軸サポート40から突出したねじ部に調節ダイヤル42がねじ込まれている。なお軸サポート40はガイドローラ24よりも走行経路の内側にて機体奥に向けて屈曲されており、この屈曲した部分は機体奥でブラケット36に連結されている。
また小径部分28の外周には弾性部材として皿ばね44が配置されており、この皿ばね44は軸サポート40と軸受30との間に介装されている。なお、第4図の実施形態では皿ばね44を用いているが、機能上、弾性部材は皿ばね44に限定されるものではなく、その他に例えばコイルばねを用いてもよい。
皿ばね44は図示のセット状態において初期圧縮力を与えられており、その反発力で軸サポート40に対して軸受30を機体奥側へ押し出そうとする。さらに、皿ばね44の反発力は軸受30,32等を介してローラ軸26に伝わり、ブラケット36に対してローラ軸26を機体奥へスライドさせようとする。一方、調節ダイヤル42は皿ばね44の反発力により機体正面側で軸サポート40に当接し、これによりローラ軸26のスライドを規制している。それゆえ調節ダイヤル42を回転させると、ねじ部が調節ダイヤル42に対して軸方向に変位する結果、ローラ軸26をブラケット36に対して軸方向にスライドさせることができる。このときローラ軸26のスライド量は調節ダイヤル42の回転角度に応じて微調整することができ、これにより、ガニチャテープ10の走行経路に対してガイドローラ24をその横断方向に位置決めすることができる(位置決め機構)。
第4図に示されるように、ガニチャテープ10がガイドローラ24に案内されるとき、その案内面に沿ってガニチャテープ10は幅方向に曲成される。このとき、ガニチャテープ10はその走行方向でみて成形ガイド18のテープガイド溝20の断面と逆向きに凸の断面円弧形状に曲成され、巻紙Pに対して両側縁が下向きに反り返った状態となる。この後、上述のようにガニチャテープ10はテープガイド溝20に沿って下向きに凸の断面円弧形状に曲成されるので、巻管部8では逆にガニチャテープ10の両側縁は上向きに反る。
第5図はガニチャテープ10の走行経路中、巻管部8への入口近傍を拡大して示している。巻管部8を通過する際、ガニチャテープ10の両側縁部は走行経路の外側、つまり上方に跳ね上げられるため、その分、走行経路の同一区間内でみると両側縁部は中央部よりも走行長が長い。これに対し、ガイドローラ24への巻き掛け領域とその前後近傍ではガニチャテープ10の両側縁部が中央部よりも走行経路の内側に引き寄せられるため、これら巻き掛け領域およびその前後近傍の同一区間内でみると両側縁部は中央部よりも走行長が縮められる。このため、巻管部8で生じるガニチャテープ10の両側縁部と中央部との間の走行長差はガイドローラ24にて打ち消され、巻管部8および前後一対のガイドローラ24の前後近傍を含む区間内でみると、ガニチャテープ10の両側縁部と中央部との間の走行長は均一となる。
上述のように、ガニチャテープ10の両側縁部と中央部との間の走行長差が解消される結果、ガニチャテープ10にかかる張力の分布が幅方向で均一化される。したがって巻管部8にてガニチャテープ10の両側縁部に過大な張力が集中することはない。なおガニチャテープ10の張力の均一化には、ガイドローラ24による走行長差の解消をより正確なものとすることが好ましい。このため、成形ガイド18による両側縁部の走行長の延長分とガイドローラ24による走行長の短縮分とを相対的に考慮してガイドローラ24の横断面形状(曲率半径)を設定することが好ましい。
またガイドローラ24はその外形が中高となるため、いわゆる自己調心(センタリング)作用によってガニチャテープ10はガイドローラ24の幅中央を走行しようとする。これにより、ガニチャテープ10は走行経路に対して幅方向に位置を保持しながら走行することができるため、その蛇行が有効に防止される。
一方、上述のようにガニチャテープ10はガイドローラ24の幅中央を走行することから、ガイドローラ24を走行経路の横断方向に位置決めすることで、成形ガイド18に対するガニチャテープ10の走行位置を積極的に調節することが可能である。
上述の一実施形態では巻管部8の前後に1つずつガイドローラ24を設置しているが、2つ以上のガイドローラ24を前後にそれぞれ配置してもよい。またガイドローラ24に代えてその他のガイド部材を用いることもでき、例えば多数の平ローラを軸方向に連ね、これらローラ列がガニチャテープ10の走行方向でみて上向きに凸となるアーチを形成するように配置してもよい。
また、ガイドローラ24を走行経路の横断方向に位置決めするための機構は、その構成部材を適宜に置換または変形して実施可能である。
その他、本発明の成形装置はシガレット巻上機だけでなく、フィルタロッドの成形装置としても適用可能である。
本発明の棒状物品の成形装置は、ガニチャテープの両側縁部の損傷や蛇行を有効に防止し、その寿命の短縮化を抑えることができる。このため、ガニチャテープ本来の耐用時間内で目一杯の使用を可能とし、シガレット巻上機やフィルタロッド巻上機等の運転効率の向上に大きく寄与することができる。
成形装置がガニチャテープの走行案内を一対のガイドローラにより行うものであれば、その自己調心作用によりガニチャテープの走行が安定化し、巻紙による被包物の包み込みを安定して行うことができる。またガイドローラは、シガレットやフィルタロッドの巻上機等の既存設備への適用が容易であるから、簡易な改作だけで本発明の適用が可能となる。
またガイドローラの断面形状を成形ガイドに合わせて設定することにより、ガニチャテープの両側縁部への張力集中を適正に緩和することができる。
さらに成形装置がガイドローラの位置決め機構を備えていれば、成形ガイドに対してガニチャテープの走行位置を積極的に調節することができ、成形装置において棒状物品の成形に最も好適な条件を設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一実施形態の成形装置が適用されたシガレット巻上機の全体を示した正面図、
第2図は、ロッド成形装置によるシガレットロッドの成形過程を示した概略図、
第3図は、第2図中のIII−III線に沿う圧縮成形型、成形ガイド等の断面図、
第4図は、第2図中のIV−IV線に沿うガイドローラの断面図、
第5図は、巻管部への入口近傍を拡大して示した図である。
Claims (4)
- 所定の巻管部を通じて無端状のガニチャテープが周回して走行する走行経路と、
前記走行経路の前記巻管部に設けられて前記ガニチャテープの背面を支持するとともに、前記ガニチャテープの走行過程でその横断面形状を円弧状に曲成することにより、前記ガニチャテープとともに巻紙が走行する過程で、その巻紙上に供給された被包物を巻紙により包み込んで棒状物品の連続体を成形する成形ガイドと、
前記走行経路の前記巻管部の前後で前記ガニチャテープを案内し、その横断面に対し前記成形ガイドにより曲成される前記横断面形状とは逆向きに凸となる円弧形状を与えるとともに、前記成形ガイドの案内により前記ガニチャテープの両側縁部に生ずる張力の増加分を打ち消すべく、その中央部よりも前記両側縁部を前記走行経路の内周側に引き寄せて案内する一対のガイド部材と
を具備した棒状物品の成形装置。 - 前記一対のガイド部材は、前記走行経路の途中に前記巻管部を挟んでその前後に設けられ、前記ガニチャテープの走行方向でみて前記成形ガイドにより曲成される前記横断面形状とは逆向きに凸となる断面円弧形状の案内面を有した一対のガイドローラである請求の範囲第1項に記載の棒状物品の成形装置。
- 前記一対のガイドローラは、前記走行経路上での前記ガニチャテープの両側縁部と中央部との走行長を略同一とするべく、前記案内面の断面形状が設定されている請求の範囲第2項に記載の棒状物品の成形装置。
- 前記走行経路の横断方向に関して前記ガイドローラを位置決め可能とする位置決め機構をさらに備えている請求の範囲第2項に記載の棒状物品の成形装置。
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