JP3981167B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記憶装置として大容量記憶装置を用いた画像形成装置に関し、特に大容量記憶装置のデータ転送速度がスキャナやプリンタより遅い画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置としては、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)や光磁気ディスクのような大容量記憶装置を用いたものが知られている。また、大容量記憶装置を用いて電子ソート機能を実現する従来例としては、例えば特開昭62−247670号公報、特開昭62−249562号公報、特開昭62−45268号公報、特開昭63−23472号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、大容量記憶装置を用いて電子ソート機能を実現するためには、スキャナにより読み取られた複数の原稿の画像データを大容量記憶装置に保存し、入力順(読み取り順)とは異なる順序でプリント出力を行う。また、記憶装置を用いることにより、複数の原稿の画像データを1枚の用紙上に集約してプリント出力することができる。このような画像データを大量に記憶する媒体はディスクが一般的であり、このディスク媒体はヘッドを半径方向に移動(シーク)させるドライブ装置によりアクセスされる。したがって、データの入出力時間に加え、指定領域へのアクセスを開始する時間(シーク時間)が必要になるので、データ転送速度がスキャナやプリンタより遅い。
【0004】
したがって、データ転送速度がスキャナやプリンタより遅い大容量記憶装置を用いた画像形成装置では、画像信号の入力に要する時間より、記憶するのに要する時間が短いことが画像形成装置の動作速度(生産性)を向上させるために望ましい。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑み、データ転送速度がスキャナやプリンタより遅い大容量記憶装置を用いた場合に生産性を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、第1及び第2のページからなる原稿を1ページ毎に読み取る原稿読み取り手段と、前記原稿読み取り手段により読み取られた複数の原稿ページの画像データを、前記原稿読み取り手段より遅いデータ転送速度で記憶する大容量の2次記憶手段と、前記原稿読み取り手段により連続して読み取った複数の原稿ページの画像データを前記大容量の2次記憶手段の複数の単位記憶領域に記憶する場合に、第1のページの原稿読み取り中に前記2次記憶手段を制御する2次記憶制御手段に対して複数の単位記録領域からなるファイルの構成要求を行うことで、第2のページの原稿の画像データを記憶するための領域として連続した単位記憶領域を確保して、前記2次制御手段から第2のページの原稿の画像データの記憶領域である前記ファイルの構成終了通知を第1のページの原稿の読み取り完了前に受け取る事により、前記第1及び第2の原稿ページ毎の画像データを順次確保した前記ファイルに記憶させ、前記第2のページの原稿の画像データを記憶する記憶領域として連続した記憶領域を確保できないときには、不連続な単位記憶領域を確保して、かつ前記不連続な単位記憶領域のアクセス方向が1方向になるように、前記第2のページの原稿の画像データを記憶させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてを示すデジタル複写機を示す構成図、図2はデジタル複写機の操作部を示す説明図、図3は図2の操作部の表示画面を示す説明図、図4はデジタル複写機の全体を示すブロック図、図5は図4の画像処理ユニットを詳しく示すブロック図、図6は原稿読み取り時の主要信号を示すタイミングチャート、図7は図5のメモリコントローラと画像メモリを詳しく示すブロック図、図8及び図9は図7のメモリコントローラが2次記憶装置の記憶領域にアクセスする場合の概念を示す説明図、図10は画像形成装置制御部−図7のメモリコントローラ−2次記憶装置の間の通信シーケンスを示す説明図、図11は複数の原稿画像を2次記憶装置に記憶する場合の領域を示す説明図である。
【0009】
図1に示すデジタル複写機は、概略的に自動原稿送り装置(ADF)1と、読み取りユニット50及び書き込みユニット57を含む画像作像系とフィニッシャ100により構成されている。ADF1の原稿台2上に画像面が下向きになるようにセットされた原稿は、図2に示す操作部30のスタートキー(プリントキー)34が押下されると、一番下の原稿から給紙ローラ3と給紙ベルト4により読み取りユニット50のコンタクトガラス6の所定の位置に搬送され、読み取りユニット50により読み取られる。
【0010】
読み取りが完了した原稿は給紙ベルト4と排紙ローラ5により排出され、更に、原稿セット検知センサ7により次の原稿が原稿台2上に有ることが検知されるとその原稿が前の原稿と同様に給紙される。給紙ローラ3、給紙ベルト4及び排紙ローラ5は後述(図4)する搬送モータ26により駆動される。また、ADF1は前端又は左端がコンタクトガラス6に対して開閉可能に構成され、開いた状態ではオペレータが原稿をコンタクトガラス6上にセットすることができる(圧板モード)。
【0011】
読み取りユニット50はコンタクトガラス6と走査光学系により構成され、走査光学系は露光ランプ51、第1ミラー52、第2ミラー55、第3ミラー56、結像レンズ53、CCDイメージセンサ54等により構成されている。露光ランプ51と第1ミラー52は不図示の第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55と第3ミラー56は不図示の第2キャリッジ上に固定されている。
【0012】
第1キャリッジと第2キャリッジは原稿読み取り時には光路長が変わらないように、不図示のスキャナ駆動モータにより2対1の相対速度で副走査方向に移動し、また、結像レンズ53とCCDイメージセンサ54を光路に沿って移動させてその位置を変化させることにより読み取り倍率を変化させることができる。原稿画像はCCDイメージセンサ54により電気信号に変換することにより読み取られて後述(図4及び図5)する画像処理ユニット49により処理される。
【0013】
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59及びミラー60等により構成され、レーザ出力ユニット58内にはレーザ光源であるレーザダイオード及びモータにより一定の高速度で回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が設けられている。この書き込みユニット57からは画像信号に応じて変調されたレーザ光が出射され、このレーザ光により画像作像系の感光体15上に静電潜像が形成される。また、感光体15の一端の近傍には、主走査同期信号を得るためのビームセンサ(不図示)が設けられている。
【0014】
画像作像系は感光体15と不図示の電子写真プロセス機構を有し、感光体15上の静電潜像が現像ユニット27によりトナーで現像され、このトナー像が転写紙に転写される。第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、それぞれ第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13により選択的に給紙され、縦搬送装置14により上方向に搬送されて感光体15との転写位置に搬送される。また、両面給紙ユニット111に積載された転写紙も同様に選択的に給紙される。この転写紙は搬送ベルト16により感光体15の回転速度と等速度で搬送されてトナー像が転写され、次いでトナー像が定着ユニット17により定着され、排紙ユニット18によりフィニッシャ100又は両面給紙ユニット111に搬送される。
【0015】
フィニッシャ100はこの転写紙を分岐偏向板101により、上側のスタッカ搬送ローラ102の方向又は下側のステープル処理部の方向に選択的に導くことができる。スタッカ搬送ローラ102の方向に導かれた転写紙はスタッカ排紙ローラ103を経由してスタッカ・トレイ104上に排出される。スタッカ・トレイは転写紙の幅方向(図面と直交方向)に移動可能であり、原稿毎又は電子ソートによりソーティングされたグループ毎に転写紙を幅方向にシフトすることにより仕分けることができる。
【0016】
また、ステープル処理部の方向に導かれた転写紙は搬送ローラ105、107を経由してステープル台108上に搬送される。ステープル台108上に搬送された転写紙は1枚排紙される毎に紙揃え用のジョガ109により幅方向が揃えられ、1部毎にステープラ106により綴じられる。そして、ステープラ106により綴じられた転写紙は自重によりステープル完了排紙トレイ110上に収納される。
【0017】
操作部30には図2に示すように、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、モードクリアキー35、初期設定キー38等が設けられ、液晶タッチパネル31には図3に示すようにソート機能キー36、ステープル機能キー37、部数及び複写機の状態を示すメッセージ39などが表示される。
【0018】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27等は図4に示すようにメインコントローラ20の制御に基づいてメインモータ25により駆動される。また、メインコントローラ20の制御に基づいてメインモータ25の駆動が第1〜第3の給紙装置11〜13に対してそれぞれ第1〜第3の給紙クラッチ22〜24を介して伝達され、また、縦搬送装置14に対して中間クラッチ21を介して伝達される。
【0019】
画像処理ユニット(IPU)49も同様にメインコントローラ20により制御される。図5はIPU49を詳細に示し、露光ランプ51により照明された原稿の反射光がCCDイメージセンサ54により光電変換され、A/Dコンバータ61によりデジタル画像信号に変換される。このデジタル画像信号はシェーディング補正部62によりシェーディング補正され、次いでMTFγ補正部63によりMTF補正、γ補正等される。次いでこのデータは印字合成部(1)72により、印字イメージデータ発生装置(印字ユニット)74からのイメージデータと合成され、セレクタ64に印加される。
【0020】
セレクタ64はこの画像信号の送り先を印字合成部73又は画像メモリコントローラ65に選択的に出力し、また、画像メモリコントローラ65からの画像信号を印字合成部(2)73に出力する。すなわち、画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は画像信号を双方向に入出力可能に構成されている。印字合成部73ではセレクタ64と印字イメージデータ発生装置74からのイメージデータを合成し、変倍部71はこの画像信号を設定倍率に基づいて拡大、縮小し、書き込みユニット57に送る。
【0021】
すなわち、印字イメージデータ発生装置74からのイメージデータを合成する場合、印字合成部72ではスキャナ50により読み取られた原稿画像に対して合成することができ、印字合成部73では画像メモリ66から読み出された画像に対して合成することができる。なお、印字イメージデータ発生装置74は合成用の印字イメージデータを発生するのみならず、原稿画像やメモリ66からの画像のどの位置に発生するか設定する印字位置制御機能も有する。
【0022】
また、このIPU49には画像メモリコントローラ65等への設定や、読み取りユニット50、書き込みユニット57への設定を行うCPU68と、CPU68のプログラムが予め格納されたROM69と、CPU68の作業エリア等を有するRAM70と、I/Oポート67が設けられている。CPU68は電子ソート時には転写紙に記録される原稿画像の順番が原稿のページ順になるように画像メモリコントローラ65を介して画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しを行う。
【0023】
次に、図6を参照してセレクタ64における1ページ分の画像データについて説明する。図6において、フレームゲート信号/FGATE(「/」は反転信号に用いる。)は1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表し、また、主走査同期信号/LSYNCは1ライン毎の同期信号であり、この主走査同期信号/LSYNCが立ち上がった後の所定クロックで画像信号が有効となる。これらの信号/FGATE、/LSYNCは画素クロックVCLKに同期しており、また、画素クロックVCLKの1周期に対して1画素8ビット(256階調)の画像信号が送られる。
【0024】
次に、図7を参照してメモリコントローラ65と画像メモリ66について詳細に説明する。メモリコントローラ65は入力データセレクタ201、画像合成部202、1次圧縮/伸長部203、出力データセレクタ204及び2次圧縮/伸長部205を有し、各ブロック201〜205への制御データは図5に示すCPU68により設定される。なお、図5に示すアドレスバス及びデータバスは、画像データに対するものを示し、CPU68に接続されるデータバス及びアドレスバスは示されていない。
【0025】
画像メモリ66は1次記憶装置206と2次記憶装置207を有する。1次記憶装置206は指定領域へのデータ書き込みと、画像出力時の指定領域からのデータ読み出しが、画像データの入力/出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して行うことができるように例えばDRAM等の高速アクセス可能なメモリが用いられる。1次記憶装置206はまた、処理対象の画像データの大きさに応じて複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行するためにメモリコントローラ65とのインタフェースを有する。
【0026】
これに対し、2次記憶装置207は入力画像の合成やソーティングを行うために画像データを記憶する大容量メモリである。なお、1次記憶装置206が画像データを処理するために十分な容量を有する場合には2次記憶装置207は用いられない。また、2次記憶装置207のデータ書き込み/読み出しが画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して可能な場合には、2次記憶装置207に対する書き込み/読み出しを直接行うこともできる。
【0027】
また、2次記憶装置207のデータ書き込み/読み出しが画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して可能でない場合、例えば2次記憶装置207がハードディスク、光磁気ディスクのようにアクセス時間が長い媒体を用いる場合には、2次記憶装置207のデータ書き込み/読み出しを1次記憶装置206を介在させることにより、2次記憶装置207のデータ転送能力に応じた処理を行うことができる。
【0028】
したがって、このような構成により、画像形成装置の画像データ転送速度に応じて記憶媒体を選択することができ、また、圧縮率及び伸長率が画像データによって異なる方式(データの種類によってメモリへのデータアクセス速度が異なる方式)を採用しても対応することができる。また、圧縮率及び伸長率が可変の場合、1次記憶装置206と2次記憶装置207の容量を節約することができる場合もある。
【0029】
メモリコントローラ65の動作例を説明する。ここでは、2次記憶装置207のデータ書き込み/読み出しを、画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期させることができない場合について説明する。
【0030】
<1>画像入力(画像メモリ66へ保存)
入力データセレクタ201は複数の入力データから、画像メモリ66(1次記憶装置206)に対して書き込む画像データを選択する。入力データセレクタ201により選択された画像データは画像合成部202により、画像メモリ66に既に保存されている画像データと合成される。画像合成部202により合成された画像データは、1次圧縮/伸長部203によりデータ圧縮され、圧縮後のデータが1次記憶装置206に書き込まれる。1次記憶装置206に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長部205により更に圧縮された後に2次記憶装置207に書き込まれる。
【0031】
<2>画像出力(画像メモリ66からの読み出し)
画像出力時には、1次記憶装置206に記憶されている画像データの読み出しを行う。ここで、出力対象の画像データが1次記憶装置206に記憶されている場合には、1次記憶装置206から読み出された画像データが1次圧縮/伸長部203により伸長され、また、伸長後のデータ又は伸長後のデータと入力データとの合成データ(画像合成部202の出力)が出力データセレクタ204により選択されて出力される。
【0032】
画像合成部202はまた、1次記憶装置206のデータと入力データの合成(及び位相調整)を行って、合成後のデータの出力先の選択、すなわち画像出力、1次記憶装置206へのライトバック、両方の出力先への同時出力等の処理を行う。出力対象の画像データが1次記憶装置206に記憶されていない場合には、2次記憶装置207に記憶されている出力対象の画像データを2次圧縮/伸長部205により伸長し、伸長後のデータを1次記憶装置206に書き込んだ後に上記画像出力処理を行う。
【0033】
次に、2次記憶装置207としてHDDが用いられている場合を例にして動作を説明する。図8はメモリコントローラ65が2次記憶装置207の記憶領域にアクセスする場合の概念図を示している。通常、大容量の記憶装置はデータの入出力の最小単位である論理ブロック(LB)210の集まりで構成されているので、複数の論理ブロック群210を1つの管理単位クラスタ(C)211として管理することにより、大容量の記憶領域を管理するためのデータの量を低減することができる。
【0034】
なお、例えば10,000個の論理ブロック210から成る記憶装置を管理単位クラスタ211を設けることなく管理しようとすると、10,000個の論理ブロック210の状態データを保存するための記憶素子(メモリ)が必要になるが、100個の論理ブロック210を1クラスタ211として構成することにより、状態データはクラスタ211単位で管理すればよいので状態データの保存量は1/100となる。
【0035】
画像データの入力時、すなわち画像信号を記憶装置に記憶する場合には、更に複数のクラスタ群211を1つのファイル(F)212単位で確保してデータ入力及びデータ出力を行う。すなわち、画像データの入力要求が発行されると、メモリコントローラ65は画像入力に必要な容量のクラスタ211を取得して1個のファイル212を構成し、ファイル管理に必要なデータ(例えば開始クラスタ211のアドレス、取得クラスタ数)を保存する。また、入力画像信号の出力要求に対しては、保存されたファイル管理データに基づいて入力画像信号を出力する。
【0036】
図9はクラスタC1、C2の間のクラスタCが使用中であり、他のクラスタC1、C2、C3が未使用の場合を示している。このような場合、ヘッドがクラスタC1の最後からクラスタCを飛んでクラスタC2の先頭にシークすると、連続したクラスタを取得した場合に比べて上記シーク時間の分だけデータ入力時間が長くなる。そこで、本発明では、ファイル構成時に常に連続したクラスタを取得し、且つ1方向にのみアクセスを行う。また、図9に示すように使用中クラスタCを挟む未使用クラスタC1、C2、C3を取得した場合には、C1→C2→C3、C3→C2→C1のように1方向にのみアクセスし、C2→C3→C1のようには2方向にはアクセスしない。このようにヘッドがクラスタをシークする距離を少なくすることにより、画像形成装置より2次記憶装置207の画像入力速度が遅い場合であっても、極力冗長な時間の発生を防止することができ、その結果、画像形成装置の生産性を向上することができる。
【0037】
図10は画像形成装置制御部−メモリコントローラ65(1次記憶装置206の制御部を含む)−2次記憶装置207の制御部の間の「命令」、「状態通知」のシーケンスを示している。なお、図10は一例として入力画像数が3(画像「1」〜「3」)に対して画像「1」から順に入力して2次記憶装置207に入力し、画像「3」までの入力が終了した後に画像「1」から順に2次記憶装置207から出力(読み出し)する場合を示している。また、図11は図10における「状態1」〜「状態3」におけるファイル構成と2次記憶装置207のクラスタ取得状態を示している。なお、「状態0」は2次記憶装置207内に画像「1」〜「3」がない状態を示し、また、使用中クラスタの他に不良クラスタ(C5、C11)も存在する。
【0038】
図10において、先ず、画像形成装置制御部が「(命令1)第1画像入力要求」を発行すると、メモリコントローラ65等は1次記憶装置206の入力準備を行うと共に2次記憶装置制御部に対して「(命令51)第1画像ファイル構成要求」を発行する。2次記憶装置制御部は(命令51)を受信すると、図11の「状態1」に示すように画像信号を入力するための連続した領域(クラスタC1、C2、C3)を確保して第1画像ファイルF1を構成し、次いでメモリコントローラ65等に対して「状態1」の「(通知51)第1画像ファイル構成終了通知」を発行する。
【0039】
メモリコントローラ65等は(通知51)を受信すると、画像形成装置制御部に対して「(通知1)第1画像入力準備完了通知」を発行すると共に、2次記憶装置制御部に対して「(命令52)第1画像入力開始」を発行する。2次記憶装置制御部は(命令52)を受信すると、画像が1次記憶装置206に入力するのを待つ。
【0040】
画像形成装置制御部は(通知1)を受信すると、「(命令2)第1画像入力要求」を発行すると共に、画像読み取り部に対して「読み取り開始命令」を発行する。そして、画像読み取り部からの第1画像「1」が1次記憶装置206に入力して記憶され、次いで2次記憶装置制御部がこの第1画像「1」を読み出してクラスタC1、C2、C3に記憶する。
【0041】
画像読み取り動作が開始すると、画像形成装置制御部が「(命令3)第2画像入力要求」を発行し、以下同様に
「(命令53)第2画像ファイル構成要求」
「(通知52)第2画像ファイル構成終了通知」
「(通知2)第2画像入力準備完了通知」
のシーケンスを実行することにより第2画像「2」の入力が開始される。この場合、2次記憶装置制御部は(命令53)を受信すると、図11の「状態2」に示すように不良クラスタC5を回避し、また、連続した領域を確保するために未使用クラスタC4を回避してクラスタC6〜C8を確保し、第2画像ファイルF2を構成する。
【0042】
この時、2次記憶装置制御部は第1画像「1」の入力を完了していれば「(通知53)第1画像入力終了通知」を発行し、読み取り部からの第2画像「2」が1次記憶装置206に入力して記憶されると共にメモリコントローラ65等が2次記憶装置制御部に対して「(命令54)第2画像入力開始」を発行し、2次記憶装置207に対する入力が開始される。他方、2次記憶装置制御部への第1画像「1」の入力を完了していない場合にはメモリコントローラ65等が(通知53)を待って(命令54)を発行し、2次記憶装置207に対する入力が開始される。
【0043】
第3画像「3」についても同様に、
「(命令5)第3画像入力要求」
「(命令55)第3画像ファイル構成要求」
「(通知54)第3画像ファイル構成終了通知」
「(通知3)第3画像入力準備完了通知」
のシーケンスが実行される。この場合にも同様に、2次記憶装置制御部は(命令55)を受信すると、図11の「状態3」に示すように不良クラスタC11を回避し、また、連続した領域を確保するために未使用クラスタC9、C10を回避してクラスタC12〜C14を確保し、第3画像ファイルF3を構成する。
【0044】
したがって、図11の「状態1」〜「状態3」のように原稿毎にクラスタが連続したファイルF1〜F3を構成することにより、冗長した時間が発生することを防止することができるので、画像読み取り部からの画像入力速度(時間)とほぼ同一速度で2次記憶装置207に対する入力を行うことができ、したがって、画像形成装置の動作速度に影響を与えないように記憶することができる。
【0045】
画像「1」〜「3」の入力が完了すると、画像形成装置制御部は「(命令7)第1画像出力要求」を発行する。メモリコントローラ65等は(命令7)を受信すると第1画像「1」が1次記憶装置206に存在していれば2次記憶装置207から読み出しを行わずに、画像形成装置制御部に対して「(通知4)第1画像出力準備完了通知」を発行するが、第1画像「1」が1次記憶装置206に存在しない場合には2次記憶装置制御部に対して「(命令57)第1画像出力開始」を発行する。
【0046】
2次記憶装置制御部は(命令57)を受信すると、構成されている画像ファイル群の中から、指定された第1画像ファイルF1のデータに基づいて第1画像「1」を読み出し、1次記憶装置206に転送する。第1画像「1」の出力が完了すると、2次記憶装置制御部は「(通知57)第1画像出力終了通知」を発行し、メモリコントローラ65等は(通知57)を受信すると、画像形成装置制御部に対して「(通知4)第1画像出力準備完了通知」を発行する。画像形成装置制御部は(通知4)を受信すると「(命令8)第1画像出力開始」を発行し、メモリコントローラ65等は(命令8)を受信すると1次記憶装置206から第1画像「1」の読み出し、出力を開始する。
【0047】
第1画像「1」の出力が開始されると、画像形成装置制御部が「(命令9)第2画像出力要求」を発行し、以下第1画像「1」の場合と同様に
「(命令58)第2画像出力開始」
「(通知58)第2画像出力終了通知」
「(通知5)第2画像出力準備完了通知」
「(命令10)第2画像出力開始」
のシーケンスにより第2画像「2」を出力する。次いで、第3画像「3」についても
「(命令11)第3画像出力要求」
「(命令59)第3画像出力開始」
「(通知59)第3画像出力終了通知」
「(通知6)第3画像出力準備完了通知」
「(命令12)第3画像出力開始」
のシーケンスにより第3画像「3」を出力する。
【0048】
ここで、画像出力時には、第1画像「1」の2次記憶装置207からの読み出し時間が動作時間に加算される。また、画像出力中には次の画像出力要求に対して2次記憶装置207から1次次記憶装置206への読み出しが完了していれば、画像形成装置の画像出力動作時間には影響しない。完了しなければ、画像出力が終了した後に2次記憶装置207から1次次記憶装置206への読み出しが完了するまでの差分の時間が動作時間に加算される。したがって、原稿毎にクラスタが連続したファイルF1〜F3に画像データが記憶されているので、読み出し時のシーク時間を短縮することができ、その結果、画像入力時と同様に、記憶装置からのデータ出力時間を短縮することができるので、画像形成装置の動作時間を短縮することができ、生産性を向上することができる。
【0049】
さて、上記説明では画像数が3であって画像「1」〜「3」の全てに対して、連続した領域を確保する場合について説明したが、例えば画像数が4であって第4画像に対して連続した領域を確保することができない場合がある。そこで、このような場合には、できるだけ連続した領域を確保するようにし、第4画像に対しては、連続した領域を確保することができない場合には、例えば図11の状態「3」において第4画像のファイル構成要件が発行された場合、空きのクラスタC4、C9、C10又はC9、C10、C16のように不連続な領域を確保する。この方法によれば、2次記憶装置207の利用効率は向上するが、生産性が低下する可能性がある。しかし、画像形成装置の資源を最大限に活用することができるので、画像形成装置全体してもパーフォマンスを向上することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、複数の原稿の画像データを原稿読み取り手段より遅いデータ転送速度で大容量記憶手段に記憶する場合に、原稿毎に連続した記憶領域を確保して原稿毎に記憶させるようにしたので、例えばハードディスクや光磁気ディスクのようにヘッドがディスクをシークするために大容量記憶装置のデータ転送速度がスキャナやプリンタより遅い場合に生産性を向上させることができる。
【0051】
請求項2記載の発明によれば、連続した記憶領域を確保できない場合に、不連続な領域を確保して記憶させるので、画像形成装置の資源を最大限に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてを示すデジタル複写機を示す構成図である。
【図2】デジタル複写機の操作部を示す説明図である。
【図3】図2の操作部の表示画面を示す説明図である。
【図4】デジタル複写機の全体を示すブロック図である。
【図5】図4の画像処理ユニットを詳しく示すブロック図である。
【図6】原稿読み取り時の主要信号を示すタイミングチャートである。
【図7】図5のメモリコントローラと画像メモリを詳しく示すブロック図である。
【図8】図7のメモリコントローラが2次記憶装置の記憶領域にアクセスする場合の概念を示す説明図である。
【図9】図7のメモリコントローラが2次記憶装置の記憶領域にアクセスする場合の概念を示す説明図である。
【図10】画像形成装置制御部−図7のメモリコントローラ−2次記憶装置の間の通信シーケンスを示す説明図である。
【図11】複数の原稿画像を2次記憶装置に記憶する場合の領域を示す説明図である。
【符号の説明】
65 メモリコントローラ
66 画像メモリ
206 1次記憶装置
207 2次記憶装置

Claims (1)

  1. 第1及び第2のページからなる原稿を1ページ毎に読み取る原稿読み取り手段と、
    前記原稿読み取り手段により読み取られた複数の原稿ページの画像データを、前記原稿読み取り手段より遅いデータ転送速度で記憶する大容量の2次記憶手段と、
    前記原稿読み取り手段により連続して読み取った複数の原稿ページの画像データを前記大容量の2次記憶手段の複数の単位記憶領域に記憶する場合に、第1のページの原稿読み取り中に前記2次記憶手段を制御する2次記憶制御手段に対して複数の単位記録領域からなるファイルの構成要求を行うことで、第2のページの原稿の画像データを記憶するための領域として連続した単位記憶領域を確保して、前記2次制御手段から第2のページの原稿の画像データの記憶領域である前記ファイルの構成終了通知を第1のページの原稿の読み取り完了前に受け取る事により、前記第1及び第2の原稿ページ毎の画像データを順次確保した前記ファイルに記憶させ、前記第2のページの原稿の画像データを記憶する記憶領域として連続した記憶領域を確保できないときには、不連続な単位記憶領域を確保して、かつ前記不連続な単位記憶領域のアクセス方向が1方向になるように、前記第2のページの原稿の画像データを記憶させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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