JP3980726B2 - 粘着紙シート及びその製造方法 - Google Patents

粘着紙シート及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3980726B2
JP3980726B2 JP33065997A JP33065997A JP3980726B2 JP 3980726 B2 JP3980726 B2 JP 3980726B2 JP 33065997 A JP33065997 A JP 33065997A JP 33065997 A JP33065997 A JP 33065997A JP 3980726 B2 JP3980726 B2 JP 3980726B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
pressure
sensitive adhesive
layer
adhesive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33065997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11158442A (ja
Inventor
泰朗 中村
祐子 木村
Original Assignee
泰朗 中村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 泰朗 中村 filed Critical 泰朗 中村
Priority to JP33065997A priority Critical patent/JP3980726B2/ja
Publication of JPH11158442A publication Critical patent/JPH11158442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3980726B2 publication Critical patent/JP3980726B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内装飾用として襖紙や壁紙、小間紙、書画の裏打ち紙として使用する粘着紙シート及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、襖紙や書画の裏打ち紙並びに壁紙等の貼付け作業は技術的に困難で、表具士、内装工事士等の国家検定試験に合格した技能士が行っていたが、近年、貼付け作業の容易化を目的として、紙の裏面に水溶性接着剤を塗布乾燥させた再湿方式、或いは、熱溶融接着性樹脂を設けた熱接着方式の襖紙又は壁紙等が提案されている。
【0003】
再湿方式の襖紙又は壁紙は、貼り付けに際し、該襖紙又は壁紙に水分を供給することで接着性を付与して被接着体の所定箇所に貼り付けるものである。この方式ではたしかに糊付け作業が省略できるが、紙は水分を吸収又は放湿して伸縮する性質を有しているために、紙への加水量の設定が困難であり、貼り付け作業には高度な技術が要求される。
【0004】
一方、熱接着方式の襖紙又は壁紙としては、特公平5−77800号公報に記載されるような熱接着紙シートが挙げられる。この方式の襖紙又は壁紙は、美麗に貼付け作業を行えるものの、アイロン等の熱源を使用する煩わしさがある。
【0005】
そこで、これら再湿又は熱接着方式の襖紙、壁紙に対し、粘着方式の襖紙又は壁紙が提案されている。これらは、表面紙の裏面に粘着剤を塗布して粘着剤層とし、該粘着剤層の表面に剥離シートを設けて粘着面を保護したものであり、襖や壁に貼り付けるときには、前記剥離シートを剥がしながら貼り付け作業を行うものである。粘着方式は、水も熱源も使用することなく常温で貼付け作業を行える点で有利である。
【0006】
しかしながら、上記粘着方式の襖紙や壁紙は、表面紙の裏側に接着剤乃至粘着剤を設けただけであり、貼付け作業において粘着剤等の塗布工程が省略されたに過ぎない。
【0007】
また、表面紙が紙製である限り、室内の湿度の変化により表面紙は伸縮を繰り返して、浮き、皺、たるみ、剥がれ等が発生する原因となる。
【0008】
この問題を解決する方法として、特開平7−34400号公報には、表面紙に15〜130μm厚の合成樹脂層からなる非吸湿部材を設けて、粘着剤を非吸湿部材に塗布することが開示されている。
【0009】
また、特開平9−111700号公報には、表面紙の原料にパルプ、ポリエステル、変性ポリエステル、ビニロンを用いると共に、それぞれの配合割合を78:10:9:3に設定することにより水中伸度を0.1%に抑え、原紙の吸湿による伸縮を防止することが開示されている。
【0010】
しかしながら、表面紙に吸湿膨潤性のパルプを配合している限り、程度の差こそあれ、該パルプが吸湿膨潤して体積を増加させた場合に表面紙の面積の増加が生じ、また、パルプが放湿して体積を減少させた場合に表面紙の面積が減少して、全体として表面紙が伸縮することは避けられない。そして、両者共に、粘着剤が前記表面紙の全面に塗布されているために、表面紙の伸縮力が直接粘着剤に作用し、その粘着力が弱い場合には被接着体への貼付け後に浮き、皺、たるみ、剥がれが生じるおそれがある。
【0011】
このことは、特表平6−502895号公報に開示されているような、親水性基材層、粘着剤層及びPVC等の装飾層から成る粘着性壁装材についても同様である。すなわち、前記粘着性壁装材は含水量を多めに設定されているので、貼着後の乾燥時に収縮し、特に被接着体の表面が粗い場合には初期接着力の低下とも相まって、剥がれの原因となる。
【0012】
また、特表平9−506923号公報に開示されるような、感圧貼着剤層、基材層、装飾表面層及び剥離面から成るロール状連続ウェブの場合は、基材層に含まれる親水性材料(セルロース系)の割合が基材の10〜95重量%であるために、吸水時に基材層は膨潤し、体積の増加に伴い面積を増大させようとする。そして、前記感圧貼着剤層は再剥離型とされているために、特に被接着面の表面が粗いと、剥がれの原因となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように、表面紙に吸湿膨潤性のパルプ等のセルロース系材料を配合する限り、室内の環境の湿度変化等に伴う表面紙の吸湿及び放湿に起因する該表面紙の伸縮は避けられない。そして、前記伸縮による表面紙の面積の拡大及び縮小は粘着剤を接着の手段とする粘着方式の壁紙又は襖紙等の紙シートの場合に決定的な打撃となる。特に、被接着体の表面がベニヤ板のように目が荒く前記紙シートとの接触面積が小さい場合は、紙シートの粘着剤の該被接着体への拡散・浸透に時間がかかるので、所定の接着力を得るまでに相当の時間を要するが、この間に紙シートの表面紙の面積が変化すると、被接着体と紙シートの粘着剤層との粘着面に表面紙側から剥離力が作用して、容易に被接着体から紙シートが剥離することとなる。
【0014】
本発明は、従来技術における上記した問題点を解決することをその課題とし、室内の環境湿度の変化により表面紙が吸湿及び放湿する性質を前提とした上で、吸湿又は放湿による該表面紙の伸縮に起因する粘着剤層への剥離力の作用を完全に解消して、貼り付け時の仕上がりを維持することのできる粘着紙シート及びその製造方法を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明では、表面紙及び粘着剤層を備えており、該粘着剤層の一方の表面に剥離シートを設けた粘着紙シートにおいて、前記表面紙に、湿度変化による該表面紙自身の伸縮を吸収する程度の凹凸を形成すると共に、前記表面紙と前記粘着剤層の他方の表面との間に、前記表面紙を固定するためのフィルム状の固定層を配置することとした。前記表面紙の凹凸はエンボス加工又はクレープ加工により形成することができる。
【0016】
ここで、前記剥離シートに凹凸を設けてもよく、また、前記粘着剤層の表面の全面或いは一部にも凹凸を設けてもよい。
【0017】
そして、本発明の粘着紙シートの粘着剤層として分散媒を含有する粘着剤エマルジョンを用いる場合は、全体を密閉包装することとした。
【0018】
また必要に応じて、前記表面紙の表面上に剥離シートとしての機能を付加し、また、粘着剤層の表面に剥離剤の極薄層を形成することとした。
【0019】
なお、表面紙を構成する材質として、リサイクルパルプ又は疎水性繊維を5〜100重量%配合してもよい。
【0020】
一方、本発明では、前記粘着紙シートを製造する方法として、表面紙に凹凸を形成する工程、表面紙をフィルム状の固定層の一方の面に接着する工程、剥離シートの剥離面に粘着剤を塗布乾燥して粘着剤層を形成する工程、前記固定層の他方の面に前記粘着剤層を貼り合わせる工程を採用することとした。前記表面紙に凹凸を形成する工程では、エンボス加工又はクレープ加工を行うことができる。
本発明の粘着紙シートの製造方法においては上記工程以外に、前記剥離シートに凹凸を設ける工程、あるいは、前記粘着剤層の表面の全面或いは一部に凹凸を設ける工程を更に含んでもよい。
【0021】
そして、必要に応じて、上記工程以外に、粘着紙シート全体を密閉包装する工程、前記表面紙の表面上に剥離シートとしての機能を付加する工程、又は、粘着剤層の表面に剥離剤の極薄層を形成する工程を更に設けてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の粘着紙シートでは、表面紙の材料として紙製或いは吸湿膨潤性の天然じん皮繊維、木材パルプ、非木材パルプ、セルロース繊維が使用されている。これらの材料が使用されている限り、表面紙は、室内が高湿度のとき吸湿膨潤して体積を拡大しようとする。また、逆に室内が乾燥すると表面紙は放湿収縮して体積を減少させる。そして、既述したように、この体積変化は表面紙の面積変化を誘起して粘着面への剥離力として作用し、ふくれ、はがれ等の原因となる。特に粘着方式による襖や壁への接着の場合、粘着剤が被接着体へ移行し終わって所定の粘着力を得るまで時間を要するので、この間に面積変化が起こると不具合の原因となる。
【0023】
そこで、本発明は、表面紙にエンボス加工又はクレープ加工等で凹凸を設けることで室内環境の湿度変化等に起因する前記表面紙の面積変化を、該凹凸の高さの変化に変換して該表面紙の粘着剤層に対する見掛けの面積を一定とし、粘着剤層から粘着面に剥離力が作用しないようにしている。なお、表面紙の伸縮を可能な限り抑制するために、表面紙の材質としてリサイクルパルプ又は疎水性繊維をそれぞれ5〜100重量%配合することが好ましい。
【0024】
なお、実際には前記凹凸の高さの変化によっても前記表面紙の伸縮力の全てを吸収できず、ごく僅かの伸縮力成分が粘着剤層へ向けて働くおそれがあるが、本発明では、表面紙を、具体的にはその凸部の先端部分で、フィルム状固定層で固定することにより、前記ごく僅かの伸縮力成分を完全に吸収して、該粘着剤層への影響を皆無としている。
【0025】
また、本発明は、粘着剤層表面の全面或いは一部に凹凸を設ける、粘着剤層の構成成分として分散媒を含有する粘着剤エマルジョンを採用する、又は、粘着剤層の表面に剥離剤の極薄層を形成することにより、粘着剤層の初期接着力を見掛け上弱め、再貼付け作業を容易としている。
【0026】
なお、本発明では、表面紙の表面上をシリコーン又はフッ素系樹脂等の物質で処理することにより汚れ防止の機能に加えて剥離機能を付与し、剥離シートを不要とすることも可能である。
【0027】
ここで、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る粘着紙シートの実施の形態の一例を示すための断面概略図であり、1は表面紙であり、図示されるようにその全域にわたって凹凸が形成されている。2はフィルム状固定層、3は粘着剤層、4は剥離シートである。
【0028】
図1に示されるように、表面紙1の裏面の凸部の先端はフィルム状固定層2に強固に接着される一方、それ以外の表面紙1の非接着部分はフィルム状固定層2からみて鉛直方向に延びており上下方向に伸縮可能な構造とされている。
【0029】
したがって、表面紙1が、周囲の環境の湿度変化によって水分を吸収又は放出して伸縮しても、表面紙1の伸縮は前記凹凸の高さの変化として吸収される。
【0030】
表面紙1に形成される凹凸の形及び大きさは、表面紙1及びフィルム状固定層2自体の伸縮力、強度、厚み等の物理的性質に設定条件が依存する。すなわち、前記凹凸の形及び大きさは、吸湿及び放湿に伴う表面紙1の体積乃至面積変化を凹凸の高さの変化に変換して、フィルム状固定層2に対して表面紙1の見掛けの面積変化を生じさせない範囲で設定されるべきものである。
【0031】
前記凹凸の形成手段としては、エンボス加工、クレープ加工等の公知の加工手段を使用できる。エンボス加工によって表面紙に凹凸を形成する場合は、該凹凸の高さを上記の範囲とするために、エンボス版又はロール版の深さを表面紙の厚さの1/2〜10倍の範囲とすることが好ましい。
【0032】
また、クレープ加工によって凹凸を形成する場合は、ドライクレープ法又はウエットクレープ法等を用いることが可能であるが、クレープ率は5〜100%の範囲とすることが好ましく、更に、5〜50%とすることがより好ましい。クレープ率が5%未満の場合はドライ方式では均一なクレープができず、またウエット方式では乾燥時に紙が収縮してクレープが消失する一方、クレープ率が100%より大きいと、見栄えが悪化する。ここで、クレープ率とは、クレープ加工後の表面紙の長さを基準値Lとし、この表面紙を引き延ばしたときの長さの増加分をΔLとしたときの、該表面紙の基準値Lに対する増加分ΔLの百分率ΔL/L×100(%)、又は、クレープ加工前の表面紙の長さを基準値Lとし、クレープ加工後の長さの減少分をΔLとしたときの百分率ΔL/L×100(%)のことである。クレープ加工によって表面紙1に凹凸を設けた場合には、表面紙1の凸部の先端は図2に示すような突起形状となり、エンボス又はその他の加工によって凹凸を設けた表面紙1とはその外観が異なる。
【0033】
表面紙1の原料としては、いわゆる紙を使用することができる。具体的には、楮、三つ又、がん皮等の天然じん皮繊維、麻、わら、バガス、ケナフなどの非木材繊維、さらには木材パルプ又はレーヨン等の親水性繊維が挙げられる。これら各種繊維は単体で用いても、混合して複合紙として使用してもよい。また、表面紙1は一層抄きばかりでなく、多層抄きにすることもでき、その場合は層を構成する材料の種類又は配合割合を各層毎に変化させてもよい。
【0034】
さらに、室内の環境湿度条件に対する寸法安定性を向上させるために、上記原料に無機質繊維、疎水性の合成繊維又は上記植物繊維のリサイクルパルプを5〜100重量%配合することが好ましい。前記無機質繊維としては、ガラス繊維、マイクロガラス、ロックウール、鉱滓綿、アルミナ繊維、アルミナシリカ繊維、ムライト繊維、ホウ酸繊維、石英繊維、珪酸ガラス繊維、溶融シリカ繊維、チタン酸カリウム繊維、ジルコニア繊維、硫酸カルシウム繊維、フォスフェートファイバー、ポロシリケート繊維、炭素繊維、活性炭素繊維等が挙げられる。また、上記疎水性の合成繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル、酢酸ビニル、ビニロン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ベンゾエート及びそれらの誘導体等を用いた繊維が挙げられる。
【0035】
リサイクルパルプは、バージンパルプと比べて1〜数回、乾燥−再湿潤のサイクルを経ているので、繊維の柔軟性がなくなり、曲がり難く、堅くなっている上に、繊維の角質化が進んでいるために再湿潤に際して膨潤性が低下している。つまり、リサイクルパルプはバージンパルプと比べて吸水率も少なく、膨潤量、すなわち、体積の膨張変化も少ないので、表面紙1へのリサイクルパルプの使用は表面紙1の寸法安定性に対してきわめて有効に働く。
【0036】
これらの繊維は単独で使用されてもよく、また、各種のバインダー繊維と共に使用されてもよい。無機質繊維、疎水性の合成繊維又はリサイクルパルプの配合割合は特に限定されないが、これらの配合割合が多くなるほど、表面紙1の体積変動幅が小さくなるために、表面紙1に形成する凹凸の高さ及び幅を小さくすることが可能となり、また、フィルム状固定層2の材質及び厚みの選択の幅が広がる。
【0037】
表面紙1にはこの他に、必要に応じて各種の充填材や有機結合材を添加してもよい。前記充填材としては、ろう石、カオリン、セリサイト、タルク、ゼオライト等の珪酸塩や炭酸カルシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、アルミナ、マグネシア等を用いることができる。また、前記有機結合材としては、水溶性尿素樹脂、メラミン樹脂、カチオン化澱粉、CMC、エポキシ樹脂、ポリイミン樹脂、水溶性アクリル樹脂、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の紙力増強剤、マレイン酸中性サイズ剤、ロジン系サイズ剤、高分子樹脂エマルジョン、ゴムラテックス等の各種サイズ剤を用いることができる。
【0038】
また、表面紙1の表面には、塩化ビニールを塗布又は印刷或いは織物等の異種材を直接貼付等して装飾用の図案等を加飾加工してもよい。この場合、表面紙に凹凸を形成した後に上記塗布等又は貼付を行っても、表面紙に上記塗布等又は貼付を行った後に凹凸を形成してもよい。なお、上記異種材に適当な凹凸がある場合、紙を該異種材に沿って貼り合わせることによって凹凸を設けてもよい。
【0039】
そして、上記のように加飾加工した表面紙上に汚れ防止、難燃加工、不燃加工、発泡エンボス加工等の壁紙又は襖紙等に必要な加工を更に施してもよい。
【0040】
フィルム状固定層2は、凹凸を設けた表面紙1の裏面の凸部を固定することによって表面紙1の見かけの面積を固定するものであり、さらに、表面紙1の凹凸の変化では吸収しきれなかった表面紙1のごく僅かの伸縮力を完全に吸収する作用を有する。したがって、フィルム状固定層2としては、ロール状に巻き取ることができる程度の弾性を有し、かつ、住環境の温度や湿度の変化に対して寸法安定性のよい疎水性フィルムが適当である。また、フィルム状固定層2は、粘着剤層3から粘着剤が表面紙1へ浸透する現象を防止し、更に、表面紙1と粘着剤層3との接着を強固にする機能をも備えている。フィルム状固定層2の材質としては、具体的には、アルミ箔、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリロニトリル系、ビニロン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系等のフィルムを使用することができる。フィルム状固定層2の厚さは、表面紙1の吸湿及び放湿による伸縮力を粘着剤層3に伝達しない程度に選定することが必要であり、具体的には、厚さ10μm〜100μmの範囲が適当である。
【0041】
表面紙1とフィルム状固定層2の接着は、ウエット又はドライラミネータによって行う。ウエットラミネート用の接着剤としては酢酸ビニルエマルジョン、EVAエマルジョン、アクリルエマルジョン等が使用可能であり、ドライラミネート用の接着剤としてはEVA系或いはブロックゴム系のホットメルト樹脂、合成ゴムラテックス、ポリウレタン等が使用可能である。
【0042】
そして、フィルム状固定層2としてポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系フィルムを使用する場合は、エクストルージョンラミネートによって溶融フィルム状でポリオレフィン系フィルムを押し出し、予め凹凸を施した表面紙1に押圧して貼り付けることができる。この場合は、前記フィルムに表面紙1の凸部は接着されるが凹部は接着されない程度の押圧力をもって表面紙1とフィルム状固定層2の貼り合わせを行う。エクストルージョンラミネートによれば、フィルム状固定層2に表面紙1を接着するための接着剤を使用する必要がない。
図1又は図2に示されるように、フィルム状固定層2の、表面紙1の凸部が接着される側とは反対側の面には粘着剤層3が貼着される。粘着剤層3を構成する粘着剤としては永久接着型粘着剤又は再剥離型粘着剤のいずれも用いることができるが、粘着紙シートを誰でも簡単に貼り付け可能とするためには、貼り直しができるもの、即ち、貼り付け作業時には再剥離性で、かつ、作業完了後は永久粘着性を有するものが好ましい。粘着剤層3の厚みは5μm〜180μmの範囲で適宜設定することができるが、20〜60μmの範囲がより好ましい。なお、後述するように粘着剤層3に凹凸を設けた場合は、その最小厚み及び最大厚みが5μm〜180μmの範囲内にあることが見栄えの点で好ましい。
【0043】
粘着剤層3として永久接着型粘着剤を用いる場合、初期接着力を見掛け上弱めるため、図3に示すように粘着剤層3の表面に剥離剤の極薄層3aを形成する、又は、粘着剤層3の表面の全面又は一部に凹凸を持たせることが好ましい。このようにすることで、粘着紙シートを軽い押圧で貼り付けた場合、前者の場合は粘着剤層3表面に剥離性の極薄層3aが存在するために、また、後者の場合は粘着剤層3と被接着体との接触面積が少なくなるために、貼り直しを行う際には簡単に剥離して貼り直すことができる。なお、前者及び後者の処理を共に実施してもよい。
【0044】
ここで、剥離シート4について説明する。通常、襖紙や壁紙用剥離シートは30〜100g/m2 の上質紙、クラフト紙等の剥離紙に剥離剤のしみ込みを防止するためポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂から成るフィルムを10〜20μm程度ラミネートして、シリコーン系の剥離剤をコーターヘッドで0.1〜1g/m2塗工して、加熱、UV又はEV処理によって前記剥離剤を硬化させたものである。本発明における剥離シート4としては、前記したような通常の剥離シートの中から表面紙1に対して適当なものが選定される。
【0045】
さて、図3に示すように粘着剤層3の表面に剥離剤の極薄層3aを形成するためには、剥離シート4上にシリコーン等の剥離剤4aを多めに、具体的には0.1〜10g/m2の程度の範囲で塗布する。
【0046】
粘着剤層3として永久型粘着剤を使用する場合は、前記剥離剤4aを剥離シート4上に多めに塗布しておくことにより、剥離剤4aを粘着剤層3の表面にきわめて薄く含浸させて、剥離剤4aの成分から主に構成された剥離性の極薄層3aを粘着剤層3の表面に形成することが可能である。したがって、剥離シート4を剥がして粘着剤層3を被接着体に軽く押圧して接着させたときに、粘着剤層3の表面に存在するシリコーン等の剥離剤4aから主に構成される極薄層3aの再剥離特性により、2〜3回は剥離及び接着を繰り返し行えるようにすることが可能となる。そして、貼り直しが終了したときには、表面紙1の上から強く粘着剤層3を押圧することによって極薄層3aが破壊され、永久型粘着剤3が本来の接着性を発揮して強固に被接着体に接着する。
【0047】
一方、粘着剤層3の全面または一部に凹凸を持たせる方法としては、ロールコータで予め粘着剤を剥離シート4の全面に塗布した後にグラビアロール方式で部分塗りを行い、又は、その逆の順序で粘着剤を剥離シート4に塗布し、次いで粘着剤層3側の面をフィルム状固定層2に向けて剥離シート4とフィルム状固定層2を貼り合わせる方法がある。
【0048】
また、剥離シート4に予めエンボス加工又はその他の方法で凹凸を設け、この凹凸を有する剥離シート4上に粘着剤をロールコータ等で塗布乾燥した後にフィルム状固定層2に貼り合わせる方法を採用してもよい。このようにして製造された粘着紙シートは図4のような断面構造を有している。なお、特開平8−142247号公報には、表面シート層、接着層及び剥離層から成る3層構造の貼着シートにおいて、3層重ねて一度にエンボス加工を施し、接着層に凸部を設けることが記載されているが、このように、複数層を重ねた状態で一度にエンボス加工する方法は好ましくない。なぜなら、現実にはエンボス加工時の型押しのための圧力は線圧で100〜250kg/cmの高圧となるため剥離シートのみならず粘着剤層にも型押し力が及び、粘着剤層から粘着剤が流出するおそれがあるからである。その場合は、粘着剤層に形成された凹凸部は極端に薄くならざるを得ず、また、粘着剤層の厚み自体もかなり薄くなるために、接着力不足となるおそれがある。
【0049】
粘着剤層3に凹凸を持たせるその他の方法としては、以下のような方法が挙げられる。
【0050】
10〜20μmの厚さのポリオレフィンやポリエステル系のフィルムをラミネートされた剥離シート4に0.5〜2g/m2の範囲の量のシリコーン系剥離剤を塗布し、粘着剤をその上にロールコーターで均一に塗布して粘着剤層3を形成する。なお、粘着剤層3の表面に剥離剤の極薄層を形成するために剥離紙上にシリコーン系剥離剤を多めに塗布することが好ましい。
【0051】
次に、図5(a)に示すように、表面紙1を一方の面に接着固定したフィルム状固定層2の他方の面に粘着剤層3を貼着した剥離シート4が貼り合わされた状態の粘着紙シートを、表面紙1側が内側で且つ剥離シート4が外側になるように、75〜150mmの大径の巻き芯5aにロール状に巻き取り、直径500〜1000mmの親巻き6を作製する。
【0052】
そして、親巻き6から粘着紙シートを巻き解いて、図5(b)に示すように、今度は剥離シート4を内側にして25〜50mmの小径の巻き芯5bにロール状に巻き取って直径50〜100mmの子巻き7を作製する。この場合、剥離シート4は表面紙1、粘着剤層3及び剥離シート4自体の厚みの合計分の長さだけ内側へ巻き取られることとなる。したがって、上記長さを吸収するために剥離シート4は波状に変形する。このようにして自動的に剥離シート4に凹凸が形成されるが、このとき粘着剤層3は流動性があるため粘着剤層3にも凹凸が生じる。
【0053】
なお、剥離シート4にあらかじめ微少な凹凸を形成していてもよい。この場合は、粘着紙シートを大径ロール状の親巻き6から所定の寸法で子巻き7へと子巻きする場合のトラブル解消に効果的である。すなわち、粘着紙シートが表裏を逆転して子巻きされる際の、その長さの変化を剥離シート4側である程度吸収することにより、子巻き時に生じる剥離シート4の「浮き(トネリング)」を解消できる。また、子巻きされた粘着紙シートを巻き解いて平面にしたときに表面紙1に生じる、いわゆる「浮きシワ」及び「絞り込みシワ」等を解消することができる。
【0054】
なお、剥離シート4に塗布された粘着剤層3の粘性が比較的大きい場合は、粘着剤層3に直接エンボスロール等で凹凸を形成した後に固定層2と貼り合わせてもよい。この場合、粘着剤層3に凹凸を形成する際に、前記エンボスロール等の型押し力を剥離シート4側に効果的に伝達させるために、剥離シート4は伸縮可能な柔軟性のあるフィルムであることが好ましい。この場合、粘着紙シートは図6のような断面構造となる。
【0055】
粘着剤層3が永久接着剤であり、樹脂成分からなる粘着剤エマルジョンを使用している場合は、その分散媒の一部を残して初期接着力を弱めることにより、上記と同様に貼り直し作業を簡単に行えるようにすることができる。この場合は、粘着剤層3をその全面に均一に設けた粘着シートを所定の長さに巻き取り、分散媒の蒸発を防ぐために密閉包装を行う。
【0056】
粘着紙シートがロール状に巻き取られた状態で製品化される場合は、剥離シート4を省略することができる。具体的には、フィルム状固定層2に固定された表面紙1の表面に所定の加飾処理を行った後にアクリル樹脂又はポリオレフィン系樹脂で被覆して該表面を保護し、その上にシリコーンを通常より多めに0.5〜10g/m2塗布後乾燥させて剥離機能を付与する。これは、表面紙1の剥離性の向上と、次工程において表面紙1に塗布される粘着剤層の表面に剥離性の極薄層を形成するためである。次に、剥離機能を有する表面紙1上に粘着剤を塗布及び乾燥させて粘着剤層3を形成し、この状態のまま、図7(a)及び(b)に示すように巻き芯8上に巻回してロール9を形成する。このとき、粘着剤層3には表面紙の凹凸が自動的に転写される。
【0057】
すると、図7(b)の拡大部分に図示されるように、巻回時に粘着剤層3より外方のフィルム状固定層2aから働く押圧力Fにより、粘着剤層3がフィルム状固定層2aに粘着する。ロール9は粘着剤層3がフィルム状固定層2aに強固に粘着するまで所定時間維持され、好ましくは、この状態のまま出荷される。
【0058】
使用の際には、ロール9を巻き解く。表面紙1の表面は剥離機能を有しているために、表面紙1から粘着剤層3を容易に剥がすことが可能である。そして、表面紙1から剥がされた粘着剤層3には表面紙1の表面形状に対応した凹凸が形成されていることとなる。
【0059】
この場合は、表面紙1が剥離シートとしての機能を有しているため、別個に剥離シートを使用する必要がない。また、表面紙1の表面がシリコーン被覆処理されているために表面紙1の表面の汚れを防止することができる。
【0060】
また、粘着剤層3の表面が、表面紙の凹凸を写し取っているため凹凸が形成されている。そのため、仮貼り後に再剥離が可能となり、皺のない仮貼りを行って位置決めをしたところで、ハケ等で強めに押圧することにより被接着体との接触面積を増大させて永久接着を行うことが可能となる。
【0061】
なお、粘着剤層3の表面に剥離性を有する極薄層が形成されているので、粘着剤層3を被接着体に軽く押圧して接着させたときには、粘着剤層3の表面に存在するシリコーンから主に構成される極薄層の再剥離特性により、2〜3回は剥離及び接着を繰り返し行えるようにすることが可能である。
【0062】
【実施例】
リサイクルパルプ90%及びバージンパルプ10%の配合率で製造した紙厚180μm(0.18mm)、100g/m2の表面紙の水中伸度を測定したところ0.8%であった。
【0063】
次に、前記表面紙にエンボス加工を行い凹凸を形成した。ここで、この表面紙1を用いて粘着紙シートを製造する場合、該表面紙の面積変化を吸収するためには、その紙厚を無視すれば、0.8%以上の凹凸率を設ければよい。そこで、前記表面紙の紙厚が180μmであるので、エンボス版の深さを90μmから1.8mmの範囲で設定して凹凸を設けた。
【0064】
この凹凸を設けた表面紙の裏面にエクストルージョンラミネートによって厚さ30μmのポリプロピレンフィルムを貼り合わせて水中伸度を測定すると、0.1%未満であった。
【0065】
そして、前記ポリプロピレンフィルムの前記凹凸を設けた表面紙が接着されていない側の面に予め粘着剤層を形成した剥離シートの粘着面側を貼り合わせて粘着紙シートを製造した。このようにして得られた粘着紙シートは通常の使用環境では、被接着体との粘着面に浮き、皺、たるみ、剥がれ等が発生しなかった。
【0066】
【発明の効果】
本発明では、表面紙の吸湿及び放湿に起因する体積変化を該表面紙自身の凹凸の高さの変化に変換することにより、表面紙の見かけの面積を一定として粘着剤層への剥離力の作用を解消することができる。したがって、浮き、皺、たるみ、剥がれを抑制し、貼り付け時の仕上がりを維持することができる。
【0067】
また、前記表面紙と前記粘着剤層との間に、前記表面紙を固定するためのフィルム状の固定層を配置することにより、上記剥離力を完全に吸収することが可能となる。
【0068】
そして、剥離シート又は前記粘着剤層の全面或いは一部に凹凸を設けることにより、或いは、粘着剤層の表面に主に剥離剤からなる極薄層を形成することにより、見掛け上、初期接着力を低減して、貼り直し作業を容易に行えることことができる。一方、前記粘着剤層としてエマルジョン系粘着剤を使用する場合は、分散媒が含有させた状態を維持することにより、上記と同様に、初期接着力を低減して、貼り直し作業を容易に行えることができる。
【0069】
さらに、前記表面紙の表面上に剥離シートとしての機能を付加することにより、剥離シートを不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る粘着紙シートの実施の形態の一例を示すための断面概略図。
【図2】 クレープ加工によって表面紙に凹凸を設けた本発明の粘着紙シートの実施の形態を示す断面概略図。
【図3】 粘着剤層の表面に剥離剤の極薄層を形成した本発明の粘着紙シートの実施の形態を示す断面概略図。
【図4】 予め凹凸を設けた剥離シートを使用した場合の本発明の粘着紙シートの実施の形態を示すための断面概略図。
【図5】 本発明の粘着紙シートの製造方法の実施の形態の一例を示すための断面概略図
【図6】 粘着剤層に直接凹凸を形成した後にフィルム状固定層と貼り合わせた場合の本発明の粘着紙シートの実施の形態を示すための断面概略図。
【図7】 本発明の粘着紙シートの製造方法の実施の形態の他の一例を示すための断面概略図。
【符号の説明】
1 表面紙
2、2a フィルム状固定層
3 粘着剤層
3a 極薄層
4 剥離シート
4a 剥離剤
5a 大径の巻き芯
5b 小径の巻き芯
6 親巻き
7 子巻き
8 巻き芯
9 ロール

Claims (16)

  1. 表面紙及び粘着剤層を備えており、該粘着剤層の一方の表面に剥離シートを設けた粘着紙シートにおいて、
    前記表面紙に、湿度変化による該表面紙自身の伸縮を吸収する程度の凹凸を形成すると共に、前記表面紙と前記粘着剤層の他方の表面との間に、前記表面紙を固定するためのフィルム状の固定層を配置したことを特徴とする粘着紙シート。
  2. 前記表面紙の凹凸をエンボス加工又はクレープ加工により形成したことを特徴とする請求項1記載の粘着紙シート。
  3. 前記剥離シートに凹凸を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の粘着紙シート。
  4. 前記粘着剤層の表面の全面或いは一部に凹凸を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の粘着紙シート。
  5. 前記粘着剤層として分散媒を含有する粘着剤のエマルジョンを用いると共に、全体を密閉包装したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の粘着紙シート。
  6. 前記表面紙の表面上に剥離シートとしての機能を付加したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の粘着紙シート。
  7. 前記表面紙にリサイクルパルプが5〜100重量%配合されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の粘着紙シート。
  8. 前記表面紙に疎水性繊維が5〜100重量%配合されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の粘着紙シート。
  9. 前記粘着剤層の表面に剥離剤の極薄層を形成したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の粘着紙シート。
  10. 表面紙に凹凸を形成する工程、表面紙をフィルム状の固定層の一方の面に接着する工程、剥離シートの剥離面に粘着剤を塗布乾燥して粘着剤層を形成する工程、前記固定層の他方の面に前記粘着剤層を貼り合わせる工程から成る粘着紙シートの製造方法。
  11. 前記表面紙に凹凸を形成する工程において、エンボス加工又はクレープ加工を行うことを特徴とする請求項10記載の粘着紙シートの製造方法。
  12. 前記剥離シートに凹凸を設ける工程を含む請求項10又は11記載の粘着紙シートの製造方法。
  13. 前記粘着剤層の表面の全面或いは一部に凹凸を設ける工程を含む請求項10乃至12のいずれかに記載の粘着紙シートの製造方法。
  14. 粘着紙シート全体を密閉包装する工程を含む請求項10乃至13のいずれかに記載の粘着紙シートの製造方法。
  15. 前記表面紙の表面上に剥離シートとしての機能を付加する工程を含む請求項10乃至14のいずれかに記載の粘着紙シートの製造方法。
  16. 前記粘着剤層の表面に剥離剤の極薄層を形成する工程を含む請求項10乃至14のいずれかに記載の粘着紙シートの製造方法。
JP33065997A 1997-12-01 1997-12-01 粘着紙シート及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3980726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33065997A JP3980726B2 (ja) 1997-12-01 1997-12-01 粘着紙シート及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33065997A JP3980726B2 (ja) 1997-12-01 1997-12-01 粘着紙シート及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11158442A JPH11158442A (ja) 1999-06-15
JP3980726B2 true JP3980726B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=18235156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33065997A Expired - Fee Related JP3980726B2 (ja) 1997-12-01 1997-12-01 粘着紙シート及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3980726B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2659060T3 (es) * 2008-06-27 2018-03-13 Tredegar Film Products Corporation Película protectora con superficie extraíble
CA2652063C (en) * 2009-01-30 2016-03-08 3M Innovative Properties Company Tape comprising recycled paper
CN114892441B (zh) * 2022-04-25 2023-08-04 湖北盟科纸业有限公司 一种铜版纸表面覆膜设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11158442A (ja) 1999-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0577800B2 (ja)
US5565252A (en) Facing for wall board
JP4979010B2 (ja) 粘着壁紙
JP3980726B2 (ja) 粘着紙シート及びその製造方法
JP2598904B2 (ja) 化粧シート
JP2005271585A (ja) 調湿不燃性化粧板
JP3511263B2 (ja) 多層刻印壁紙及びその製造方法
JP2772249B2 (ja) 熱接着貼り紙
JP3157807U (ja) 布製粘着シート
JP4423742B2 (ja) 粘着剤付き化粧シート
JP3925759B2 (ja) 粘着剤付紙シート
JPH1128786A (ja) 耐熱性化粧板の製造方法
JP5307961B2 (ja) 粘着シート
JPH11181375A (ja) 粘着剤付紙シート及びその製造方法
JP2000008009A (ja) 粘着剤付紙シート及びその製造方法
JP5822336B2 (ja) 熱接着障子紙
JPH11245201A (ja) 化粧材の製造方法
JP2009041210A (ja) 紙材及びそれを用いたコーナ材
JP2000096495A (ja) 紙壁紙
JPH07196994A (ja) 粘着テープ用紙基材の製造方法及び紙粘着テープ
JP4507804B2 (ja) 壁紙
JPH11165498A (ja) 化粧材の製造方法
JPH05301325A (ja) シート類への非連続粘着層形成方法
JPH0235475Y2 (ja)
JP2002127291A (ja) リフォーム対応化粧材及びリフォーム方法

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20041201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050124

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees