JP3978733B2 - 光ディスク - Google Patents

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JP3978733B2 JP2004338114A JP2004338114A JP3978733B2 JP 3978733 B2 JP3978733 B2 JP 3978733B2 JP 2004338114 A JP2004338114 A JP 2004338114A JP 2004338114 A JP2004338114 A JP 2004338114A JP 3978733 B2 JP3978733 B2 JP 3978733B2
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Description

本発明は、光ディスク装置に用いられる光ディスクに関し、特に、光ディスクにレーザ
ビームを照射することによりその光ディスクに可視画像を形成することができる光ディス
ク装置に用いられる光ディスクに関するものである。
従来から、CD(Compact Disk:コンパクトディスク)やDVD(Digital Versatile
Disk:デジタルバーサタイルディスク)等の光ディスクに対してレーザビームを照射する
ことにより、その光ディスクに記録されている音楽情報や動画情報等の情報を再生したり
、そのような情報をその光ディスクに記録したりする光ディスク装置及びそれに用いられ
る光ディスクが提供されている。
また、情報が記録された光ディスクは、その記録されている内容が外観で認識できれば
便利であるため、ユーザは専用のプリンタ装置を用いて、その光ディスクに記録されてい
る内容を示す文字等(例えば、曲名や映画タイトル等)を円形のシートに印刷し、このシ
ートをその光ディスクの記録面と反対の面(以下、レーベル面という)に貼り付けるとい
うようなことを行っていた。
しかしながら、この方法では、ユーザは、専用のプリンタ装置を用意する必要があり、
また、その専用プリンタ装置でのシートの印刷、印刷されたシートの光ディスクへの貼り
付け等の煩雑な作業を行う必要もあった。
そこで、近年、光ディスクのレーベル面に対し、光ディスクの記録内容を可視的に認識
するための可視画像(例えば、曲名や映画タイトル等を示す文字等)を光ディスクのレー
ベル面に印刷できる光ディスク装置が提供されるようになってきている。
そのような光ディスク装置には、再生時や記録時に光ディスクの記録面に照射されるレ
ーザビームを光ディスクのレーベル面となる所定領域に照射し、照射した部分の発色等を
変化させることにより可視画像を形成(印刷)するようにしたものがある。また、そのた
めの光ディスクも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−213796号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の光ディスク記録再生装置を用いても、ユーザ
は依然として煩雑な作業を行う必要があった。即ち、ユーザは、情報記録する際には、光
ディスクの記録面側にレーザビームが照射されるように光ディスクを装置に装着し、光デ
ィスクのレーベル面に可視画像を印刷する際には、光ディスクのレーベル面側にレーザビ
ームが照射されるように光ディスクを裏返して再装着するという煩雑な作業を行う必要が
あった。
また、レーザビームを照射して可視画像印刷を行う従来の光ディスク装置は、可視画像
を印刷するために照射するレーザビームのレーベル面からの反射光に基づいてそのレーザ
ビームのフォーカス制御やトラッキング制御を行う必要があり、そのために構成が複雑に
なるという問題があった。
また、それらフォーカス制御やトラッキング制御を行うためには、可視画像印刷のため
に照射するレーザビームの一部をレーベル面で反射させる必要があるので、照射するレー
ザビームのエネルギーの一部しか画像印刷のために用いることができないことになり、画
像印刷を効率良く行うことができないという問題があった。
また、特許文献1に記載の従来の光ディスクは、可視画像印刷のために照射されるレー
ザビームのフォーカス制御やトラッキング制御を行ったり、そのレーザビームの照射位置
を正確に位置決めするための位置情報を取得したりするために、プリグルーブを光ディス
クのレーベル面側に形成する必要があり、そのために光ディスクの製造コストの上昇を招
いてしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、光ディスクのレーベル印刷
を行う際に光ディスクを裏返して装着するという煩雑な作業を行う必要がなく、レーザビ
ームを照射することにより光ディスクのレーベル面に可視画像を効率良く、且つ、正確に
形成することができる光ディスク装置に用いられる光ディスクを提供することを目的とす
る。
発明は、グルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生
または記録がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレ
ーザビームが照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層と、前記情報記録層
とレーベル層との間に設けられ第1のレーザビームについての反射率が第2のレーザビー
ムについての反射率よりも高い二色性反射膜とを備える光ディスクであって、透明中間層
をさらに備え、前記二色性反射膜は、色素、誘電体膜、または、誘電体が積層されること
により構成された膜から成る二色性反射膜であり、第1のレーザビームの波長帯域は、6
30nm〜690nmであり、第2のレーザビームの波長帯域は、770nm〜800n
mであり、前記情報記録層と前記レーベル層は、前記透明中間層を介して貼り合わされ、
前記レーベル層は、その吸光度が第2のレーザビームの波長で最大となる特性を有するこ
とを特徴とする光ディスクを提供する。
本発明は、グルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生
または記録がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレ
ーザビームが照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層とを備える光ディス
クであって、透明中間層をさらに備え、前記情報記録層は、第1のレーザビームについて
の屈折率が反射率30%以上を与えるような値であり、第2のレーザビームについての透
過率が90%以上であり、さらに、色素から成る二色性反射膜から成り、第1のレーザビ
ームの波長帯域は、630nm〜690nmであり、第2のレーザビームの波長帯域は、
770nm〜800nmであり、前記情報記録層と前記レーベル層は、前記透明中間層を
介して貼り合わされ、前記レーベル層は、その吸光度が第2のレーザビームの波長で最大
となる特性を有することを特徴とする光ディスクを提供する。
発明は、グルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生
または記録がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレ
ーザビームが照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層とを備える光ディス
クであって、前記情報記録層とレーベル層との間に設けられ第1のレーザビームについて
の反射率が第2のレーザビームについての反射率よりも高い二色性反射膜をさらに備え、
前記レーベル層は、その吸光度が第2のレーザビームの波長で最大となる特性を有するこ
とを特徴とする光ディスクを提供する。
発明は、グルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生
または記録がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレ
ーザビームが照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層とを備える光ディス
クであって、前記情報記録層は、第1のレーザビームについての屈折率が反射率30%以
上を与えるような値であり、第2のレーザビームについての透過率が90%以上である二
色性反射膜から成り、前記レーベル層は、その吸光度が第2のレーザビームの波長で最大
となる特性を有することを特徴とする光ディスクを提供する。
発明では、上記構成の発明において、前記二色性反射膜は、色素から成る二色性反射
膜であることを特徴とする。
発明では、上記構成の発明において、前記二色性反射膜は、誘電体膜、または、誘電
体が積層されることにより構成された膜から成る二色性反射膜であることを特徴とする。
発明では、上記構成の発明において、第1のレーザビームの波長帯域は、630nm
〜690nmであり、第2のレーザビームの波長帯域は、770nm〜800nmである
ことを特徴とする。
本発明では、上記構成の発明において、透明中間層をさらに備え、前記情報記録層と前
記レーベル層は、前記透明中間層を介して貼り合わされていることを特徴とする。
また、本発明によれば、光ディスクに対して、情報記録層側から第1のレーザビームが
照射されることにより、該情報記録層における情報の再生または記録がなされ、また、情
報記録層側から第2のレーザビームが照射されることにより、第2のレーザビームが二色
性反射膜を透過してレーベル層に到達し、該レーベル層において可視画像が形成される。
これにより、光ディスクを裏返して装置に装着するというような煩雑な作業を必要とする
ことなく、情報記録層における情報の再生または記録と、レーベル層における可視画像の
形成、即ち、レーベル印刷とが可能となる光ディスクが実現できる。
また、二色性反射膜は、第1のレーザビームについての反射率が第2のレーザビームの
反射率よりも高い材料、または、第1のレーザビームについての屈折率が反射率30%以
上を与えるような値であって、第2のレーザビームについての透過率が90%以上である
材料で構成されるため、情報記録層側から照射される第1のレーザビームが効率良く利用
できることから、光ディスクにおける情報の記録精度を向上させることができる。
また、二色性反射膜が設けられることにより、情報記録層に対する情報の再生または記
録のために照射されるレーザビームによってレーベル層に意図しない影響を与えることを
回避できる。これにより、本発明は、光ディスクの薄型化や、1枚の光ディスクにおいて
情報記録層を複数積層させることに対しても利点を有すると考えられる。
また、レーベル層は、その吸光度が第2のレーザビームの波長で最大となる特性を有す
るので、レーベル層に照射された第2のレーザビームのエネルギーのほぼすべてが、照射
された部位を変色(または変形)させるエネルギーとして用いられることになり、エネル
ギーを無駄にすることがなく、効率良く画像形成を行うことができる。これにより、従来
のレーベル層を有する光ディスクに比して高速で画像形成することができる。換言すれば
、同じ画像形成時間であれば、より分解能を上げた画像形成を行うことができる。また、
レーベル層に照射された第2のレーザビームは反射されることがないので、第2のレーザ
ビームの反射光が第1のレーザビームの反射光に基づく制御の迷光となることがなく、安
定した制御を行うことができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明するが、先ず、本実施形
態に係る光ディスク装置が対象とする光ディスクの構成について説明し、その後、本実施
形態に係る光ディスク装置の構成及び動作等について説明する。
図1は、本実施形態で想定した光ディスクの構造を示す側断面図である。ここでは、光
ディスクとして、CDの再生及び/または記録機能を付随したDVDの再生及び/または
記録を行う光ディスク装置を用いて、DVD情報の再生及び/または記録が可能であると
ともに、CDについてのレーザビームを照射することによりレーベル印刷を行うことを可
能にしたDVDを想定する。
図1に示すDVD50は、その厚みTを1.2mmとされ、また、基板51、情報記録
層となる記録色素膜52、色フィルタ(二色性反射膜)53、レーベル層となる可視光特
性変化層55、及び、基板54が、順に積層されて構成されている。尚、色フィルタ53
と可視光特性変化層55との間には、色フィルタ53と可視光特性変化層55とを貼り合
わせるための接着剤等から成る透明中間層56が存在している。また、図1はDVD50
の構造を模式的に示しており、各層の形状、寸法比率等はこの図に示される通りではない
これらの各層のうち、記録色素膜52の上には螺旋状にグルーブ52aが形成されてお
り、DVD50に情報記録をする際には、このグルーブ52a上にレーザビームが集光さ
れるように制御(フォーカス制御)されるとともに、このグルーブ52aに沿ってレーザ
ビームが照射されるように制御(トラッキング制御)され、グルーブ52a上に記録デー
タ長に対応するピットが形成される。
また、DVD50に記録されている情報を再生する際にも、同様に、このグルーブ52
a上にレーザビームが集光されるように制御(フォーカス制御)されるとともに、このグ
ルーブ52aに沿ってレーザビームが照射されるように制御(トラッキング制御)され、
このときにDVD50から反射されるそのレーザビームの反射光の信号を復調して、記録
されている情報の再生が行われる。
基板51、54は、例えば、ポリカーボネイト樹脂から成る。
また、色フィルタ53は、Zns、SiO2、SiN等の誘電体膜またはそれらの積層
膜から形成された二色性反射膜から構成されている。色フィルタ53は、積層膜によって
構成された方が単層の膜によって構成されるよりも所望の二色性を大きくできるため、好
ましい。
尚、色フィルタ53は、誘電体膜から成る二色性反射膜に限らず、以下の化学式(化1
)として示すような構造を有するシアニン色素NK−67(日本感光色素研究所製)等の
色素によって構成されても良い。
Figure 0003978733
図2に、上記したようなシアニン色素の光学的特性として、当該シアニン色素の吸光度
及び屈折率を示す。
図2を参照して、上記したようなシアニン色素は、波長550nm近傍に吸光度の極大
を有している。そして、当該吸光度が低下し始める650nm近傍の領域で、屈折率が極
大値を示している。尚、このシアニン色素の屈折率の極大値は3.0程度である。従って
、色フィルタ53は、その膜厚を最適化され、かつ薄膜化されることにより、波長650
nm近傍において高い反射率を呈することができる。また、シアニン色素は、CDプレー
ヤにおいて情報を再生させる際に利用される光の波長である780nm近傍の光をほとん
ど吸収しないことから、色フィルタ53は、高い透過率を示す。
尚、本実施の形態において色フィルタ53を構成する層は、少なくともDVDの記録に
利用される帯域(630nm〜690nm帯域)の反射率が、CDの再生に利用される帯
域(770nm〜800nm帯域)の反射率よりも高い層によって構成される。尚、色フ
ィルタ53を構成する層は、DVDの記録に利用される帯域の屈折率が、当該帯域で30
%以上の反射率を与えるような値を有し、また、CDの再生に利用される帯域の透過率が
90%以上である層によって構成されることが好ましい。
本実施の形態のDVD50においてレーベル層となる可視光特性変化層55は、所定の
帯域の光(例えば、波長780nmの赤外光)を照射されることにより、照射された部位
のみ局部的に変色(または変形)する材料から成り、例えば、高分子膜から構成される。
高分子膜としては、例えば、感光材や感熱材等のように、光や熱を与えられることにより
色の変化(例えば、白色から黒等の有色への、または、透明から黒等の有色不透明への変
化)がある材料の層(感光層、感熱層等)など、所定のパワー以上の集光されたレーザビ
ームを照射されることによって、当該照射された箇所の基板54からの可視光特性が変化
する材料から成る層が挙げられる。ここで言う可視光特性としては、視認される色につい
ての、色相、明度、及び、彩度や、吸光特性、反射率、透過率、光散乱等が考えられる。
また、可視光特性変化層を設けた従来の光ディスクの場合、その可視光特性変化層は、
照射される所定の帯域の光(例えば、波長780nmの赤外光)をある程度反射させる特
性を有する材料で構成する必要があったが、本実施形態のDVD50の可視光特性変化層
55は、その吸光度が前記所定の帯域の光の波長で最大となる特性を有する材料で構成さ
れているので、照射される前記所定の帯域の光をほとんど吸光する。即ち、照射される前
記所定の帯域の光が反射することはほとんど無く、また、照射される前記所定の帯域の光
のエネルギーがほぼすべて、照射された部位を変色(または変形)させるエネルギーとし
て用いられることになり、エネルギーを無駄にすることがなく、効率良くレーベル印刷を
行うことができる。
また、可視光特性変化層を有する従来の光ディスクの場合、その可視光特性変化層には
、照射される所定の帯域の光(例えば、波長780nmの赤外光)を案内するためのグル
ーブが形成されていたが、この可視光特性変化層55には、そのようなグルーブは形成さ
れていない。従って、可視光特性変化層にグルーブを形成するための製造工程やその工程
で使用される金型等が不要となるので、DVD50の製造コストは従来のものよりも低減
することになる。
DVD50は、上記のような各層を備えるよう製造されるのであれば、製造方法を問う
ものではないが、例えば、基板51上に記録色素膜52及び色フィルタ53を蒸着させた
ものと、基板54上に可視光特性変化層55を蒸着させたものとを、色フィルタ53側に
可視光特性変化層55側を対抗させて透明中間層56を構成する接着剤等で貼り合わせる
ことにより製造することができる。尚、透明中間層56は透明であることが好ましい。
また、レーザビームが照射される側の光ディスク表面から記録面(情報記録層)までの
厚さは、CDとDVDとでは異なり、DVD50は、CDとDVDの両方に対応する光デ
ィスク装置を用い、そのCDについてのレーザビームを照射することによりレーベル印刷
を可能にしたDVDであるので、レーザビームが照射される側の光ディスク表面から可視
光特性変化層55までの厚さは、CDのレーザビームが照射される側の光ディスク表面か
ら記録面までの厚さと略等しくなるように形成されている。
次に、上述したDVD50にレーベル印刷を行うことのできる光ディスク装置を説明す
る。図3は、本実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図3に示
す光ディスク装置は、CDの再生及び/または記録機能を付随したDVDの再生及び/ま
たは記録を行う光ディスク装置である。
図3に示すように、光ディスク装置100は、バックエンドであるパーソナルコンピュ
ータ(PC)110に接続されており、光ピックアップ10、フロントエンドプロセッサ
(FEP)13、レーザパワーコントロール(LPC)回路14a、14b、サーボ回路
15、モータ駆動回路16、制御部17、ステッピングモータ18、ドライバ19、モー
タコントローラ20、スピンドルモータ21を備えている。
スピンドルモータ21は、データを記録再生する対象となるDVD50を回転駆動する
ためのモータであり、モータ駆動回路16によりその回転数が制御される。モータ駆動回
路16には、制御部17からの指示信号、及び、スピンドルモータ21またはスピンドル
モータ21に設けられたセンサ等からフィードバックされるスピンドルモータ21の回転
数に応じた周波数のパルス信号が供給され、モータ駆動回路16は、これらの供給される
信号に基づいてスピンドルモータ21の回転制御を行う。尚、スピンドルモータ21の回
転駆動方式には、DVD50を角速度一定で回転駆動する方式(CAV方式:Constant A
ngular Velocity)や、一定の記録線速度となるようにDVD50を回転駆動する方式(
CLV方式:Constant Linear Velocity)があるが、いずれを用いるようにしてもよい。
光ピックアップ10は、スピンドルモータ21により回転駆動されるDVD50に対し
てレーザビームを照射するユニットである。
図4に光ピックアップ10の構成を示す。図4に示すように、光ピックアップ10は、
DVDの再生または記録用に使用される波長660nmの赤色光であるレーザビームL1
を出射するレーザダイオード37aと、CDの再生または記録用及びレーベル印刷用に使
用される波長780nmの赤外光であるレーザビームL2を出射するレーザダイオード3
7bと、レーザダイオード37aを駆動するレーザダイオードドライバ(LDD)11a
と、レーザダイオード37bを駆動するレーザダイオードドライバ(LDD)11bと、
レーザビームL1、L2をDVD50(記録色素膜52や可視光特性変化層55)に集光
させるための光学系40と、反射光を受光する受光素子36と、受光素子36からの受光
信号を増幅するヘッドアンプ(HA)12とを備えている。
LDD11aは、図3に示す制御部17からの指示信号と、LPC回路14aからの制
御信号に従ってレーザダイオード37aを駆動し、LDD11bは、制御部17からの指
示信号と、LPC回路14bからの制御信号に従ってレーザダイオード37bを駆動する
レーザダイオード37aは、LDD11aから駆動電流が供給されると、該駆動電流に
応じた強度のレーザビームL1を出射する。そして、レーザダイオード53aより出射さ
れたレーザビームL1は回折格子38aにより主ビームと2つの副ビーム(先行ビーム、
後行ビーム)に分離され、これら3つのレーザビームL1は偏光ビームスプリッタ39a
、39b、コリメータレンズ30、1/4波長板31、対物レンズ32を経て、図5に示
すように、DVD50の記録面である記録色素膜52に集光される。
このレーザビームL1は、DVD50の色フィルタ53において反射されるので、記録
色素膜52に対する情報の再生または記録のために照射されるレーザビームL1が、可視
光特性変化層55に対して、画像形成として意図しない画像を形成してしまうなどの悪影
響を及ぼすことを回避することができる。
そして、DVD50の色フィルタ53で反射された3つのレーザビームL1は、再び、
対物レンズ32、1/4波長板31、コリメータレンズ30、偏光ビームスプリッタ39
bを透過し、偏向ビームスプリッタ39aで反射されて、シリンドリカルレンズ33を経
て、受光素子36に入射するようになっている。
そして、受光素子36は、受光した信号をヘッドアンプ12に出力し、該受光信号がヘ
ッドアンプ12で増幅されて図3に示すFEP13やサーボ回路15に供給されるように
なっている。FEP13は、所定の変調が施されているこの受光信号を復調して制御部1
7に供給する。
また、サーボ回路15には、この受光信号に含まれる、トラッキング制御に使用される
グルーブ52aの位置情報や、フォーカス制御に使用される記録色素膜52に集光してい
るレーザビームL1の焦点に関する情報(焦点情報)が供給されることになる。このトラ
ッキング制御、フォーカス制御については詳細を後述する。
一方、レーザダイオード37bは、LDD11bから駆動電流が供給されると、該駆動
電流に応じた強度のレーザビームL2を出射する。そして、レーザダイオード53bより
出射されたレーザビームL2は回折格子38bにより主ビームと2つの副ビーム(先行ビ
ーム、後行ビーム)に分離され、これら3つのレーザビームL2は偏光ビームスプリッタ
39b、コリメータレンズ30、1/4波長板31、対物レンズ32を経て、図5に示す
ように、DVD50のレーベル面である可視光特性変化層55に集光される。
上述したように、可視光特性変化層55は、赤外光をほとんど吸光する特性を有してい
るので、可視光特性変化層55に照射されたレーザビームL2が反射することはほとんど
無く、また、可視光特性変化層55に照射されたレーザビームL2のエネルギーは、ほぼ
すべて、照射された部位を変色(または変形)させるエネルギーとして用いられることに
なる。
尚、レーザビームL2は、光ディスク装置100に装着されている光ディスクがCDで
あり、そのCDの再生または記録を行う場合にも照射される。その場合に照射されたレー
ザビームL2は、上述のようにして3つのレーザビームL2に分離され、装着されたCD
の記録面に集光される。
そして、その装着されたCDの記録面で反射された3つのレーザビームL2は、再び、
対物レンズ32、1/4波長板31、コリメータレンズ30を透過し、偏向ビームスプリ
ッタ39aで反射されて、シリンドリカルレンズ33を経て、受光素子36に入射するよ
うになっている。そして、受光素子36は、受光した信号をヘッドアンプ12に出力し、
該受光信号がヘッドアンプ12で増幅されて図3に示すFEP13やサーボ回路15に供
給されるようになっている。
レーザビームが照射される側の光ディスク表面から記録面までの厚さは、CDとDVD
とでは異なるため、CDとDVDの両方に対応する光ディスク装置100は、対物レンズ
32にホログラムを形成することにより、DVD用のレーザビームL1のスポット位置と
、CD用のレーザビームL2のスポット位置とが、CDとDVDのそれぞれの記録面に合
うように予め調整されている。
上述したように、DVD50の可視光特性変化層55は、CDの記録面に相当する位置
に設けられているので、DVD50のレーベル印刷を行う際には、レーザビームL2は可
視光特性変化層55上に集光されることになる。尚、CDとDVDとでスポット位置を変
えるために、光ピックアップを2セット設けたり、光路を変えるためのホログラム等の光
路変更手段を対物レンズ32とは別途設けたり、焦点距離の異なる2つの対物レンズを設
けたりするなどの他の方法を用いても良い。
また、光ピックアップ10は、図示しない2つのフロントモニタダイオードを有してお
り、レーザダイオード37a、37bがレーザビームを出射しているときに、それぞれの
出射光を受光した各フロントモニタダイオードに電流が生じ、その各電流が図3に示すL
PC回路14a、14bに供給されるようになっている。そして、LPC回路14a、1
4bは、それぞれ、制御部17によって指示される最適レーザパワーの目標値と一致する
値のレーザパワーがレーザダイオード37a、37bから出射されるようにLDD11a
、11bを制御する。ここで行われるLPC回路14a、14bによるレーザパワー制御
は、前記フロントモニタダイオードから供給される電流値を用い、目標となる強度のレー
ザビームがレーザダイオード37a、37bから照射されるように制御するフィードバッ
ク制御である。
対物レンズ32は、フォーカスアクチュエータ34及びトラッキングアクチュエータ3
5に保持されており、レーザビームL1、L2の光軸方向及びDVD50の径方向に移動
できるようになっている。フォーカスアクチュエータ34及びトラッキングアクチュエー
タ35の各々は、サーボ回路15から供給されるフォーカスエラー(FE)信号及びトラ
ッキングエラー(TE)信号に応じて対物レンズ32を光軸方向および径方向に移動させ
る。
サーボ回路15は、ヘッドアンプ12から供給される増幅された受光信号に基づいてF
E信号及びTE信号を生成し、それらをフォーカスアクチュエータ34及びトラッキング
アクチュエータ35に与えることでフォーカス制御及びトラッキング制御を行う。
ここで、光ピックアップ10から出射されDVDに照射される上述した3つのレーザビ
ームL1は、主ビームのスポット中心がDVD50の1つのグルーブ52a(図1参照)
の中心に位置したときに、一方の副ビームのスポットがそのグルーブ52aの内側面に、
他方の副ビームのスポットがそのグルーブ52aの外側面にそれぞれかかるような位置関
係にある。
そのため、サーボ回路15は、ヘッドアンプ12から与えられる受光信号を用いて、受
光素子36で検出される2つの副ビームの反射光の強度の差分を演算することにより、主
ビームが目標とするグルーブ52aの中心に対して内側/外側のどちら側にどれだけズレ
ているのか、即ち、トラッキングエラー量を知ることができる。そして、サーボ回路15
は、そのトラッキングエラー量をゼロにするためのTE信号を生成し、そのTE信号でト
ラッキングアクチュエータ35を制御することで、DVD50が偏心回転しても、主ビー
ムを目標とするグルーブ52aの中心に正確にトレースさせることができる(トラッキン
グ制御)。尚、このトラッキング制御は、上述した3ビーム方式以外に、位相差方式(1
ビームトラッキング方式)で行うようにしても良い。
また、受光素子36は、図6に示すように、実際には検出エリアが4つのエリアa、b
、c、dに分割されており、受光素子36に結像されるレーザビームL1の主ビームは、
シリンドリカルレンズ33によって、対物レンズ32がDVD50に近い状態であれば縦
楕円Aになり、遠い状態であれば横楕円Bになり、ピントが合った状態であれば円形Cに
なる。
このため、4つのエリアa、b、c、dの受光強度を(a+c)−(b+d)という演
算式で演算し、求めた演算結果から、対物レンズ32がDVD50に対してピントが合っ
た状態から近い側/遠い側のどちら側にどれだけズレているのか、即ち、フォーカスエラ
ー量を知ることができる。そして、サーボ回路15は、そのフォーカスエラー量を所定の
値にするためのFE信号を生成し、そのFE信号でトラッキングアクチュエータ35を制
御することで、DVD50が回転時に面振れを起こしても、主ビームのピントをDVD5
0上に正確に合わせることができる(フォーカス制御)。
図3に戻り、ステッピングモータ18は、セットされたDVD50の径方向に光ピック
アップ10を移動させるためのモータである。モータドライバ19は、モータコントロー
ラ20から供給されるパルス信号に応じた量だけステッピングモータ18を回転駆動する
。モータコントローラ20は、制御部17から指示される光ピックアップ10の径方向へ
の移動方向および移動量を含む移動開始指示にしたがって、移動量や移動方向に応じたパ
ルス信号を生成し、モータドライバ19に出力する。即ち、ステッピングモータ18が光
ピックアップ10をDVD50の径方向に移動させること、及び、スピンドルモータ21
がDVD50を回転させることにより、光ピックアップ10のレーザビーム照射位置をD
VD50の様々な位置に移動させることができる。
また、制御部17は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memor
y)、RAM(Random Access Memory)、バッファメモリ等(いずれも不図示)を備えて
おり、CPUは、ROMに格納されたファームウェア(プログラム)にしたがって当該光
ディスク装置100の装置各部を制御し、DVD50に対する再生または記録のための各
種処理、及び、レーベル印刷のための各種処理、また、CDが装着された場合は、そのC
Dに対する再生または記録のための各種処理を中枢的に制御している。尚、RAMは各種
処理時のワークメモリとして使用される。
制御部17は、再生時には、光ピックアップ10から再生用レーザビームを出射させる
ためにLDD11a、LPC14aまたはLDD11b、LPC14bに再生用レーザビ
ームの出力のための指示信号を与える。そして、装着された光ディスクから読み出されF
EP13で復調された音楽データ等の各種データをバックエンドであるPC110へ送信
し、PC100の各種再生手段でそのデータが再生される。一方、記録時には、装着され
た光ディスクに対して記録する記録用データが、バックエンドであるPC110から送信
され、制御部17内のバッファメモリに蓄積される。そして、制御部17はこのバッファ
メモリに蓄積された記録用データに基づいて、光ピックアップ10から記録用レーザビー
ムを出射させるためにLDD11a、LPC14aまたはLDD11b、LPC14bに
記録用レーザビームの出力のための指示信号を与え、装着された光ディスクに記録用デー
タが記録される。
この記録用データには、光ディスクの記録面に記録する音楽データや映像データ等の情
報記録データと、レーベル印刷を行うための画像データとがある。この画像データとは、
円盤状の光ディスクの面上に可視画像を形成するためのデータであり、PC110に入力
、またはPC110で生成された光ディスクのレーベル面に形成する画像のビットマップ
データを極座標形式のデータに変換したものであり、光ディスクの中心点を中心とする多
数の同心円上の複数の各座標点毎にその点の階調度(濃淡)を示す情報が記述されている
データである。
次に、このような構成の光ディスク装置100のDVD50へのレーベル印刷動作を、
図7に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、光ディスク装置100にDVD50がセットされ、ユーザがPC110を操作す
ることにより、セットしたDVD50へのレーベル印刷開始指示がPC110から制御部
17へ与えられる(ステップS1)。このとき、レーベル印刷する画像の画像データもP
C110から制御部17へ与えられ、制御部17は、与えられた画像データを制御部17
内のバッファメモリに蓄積する。
次に、制御部17は、モータ駆動回路16を制御して、スピンドルモータ21によりD
VD50を所定速度で回転させる(ステップS2)。
次に、制御部17は、LDD11a、LPC14aに指示信号を与え、光ピックアップ
10から再生レベルのパワーのレーザビームL1をDVD50へ照射する(ステップS3
)。このとき、照射したレーザビームL1のDVD50の色フィルタ53からの反射光の
信号であるヘッドアンプ12からの受光信号に基づいて、サーボ回路15により上述した
フォーカス制御、及び、トラッキング制御が行われる。
次に、制御部17は、バッファメモリに蓄積されている画像データに基づいて、モータ
コントローラ20に移動開始指示を与え、画像形成のためのレーザ照射を行う位置へ光ピ
ックアップ10を移動させる(ステップS4)。
そして、制御部17は、光ピックアップ10がバッファメモリに蓄積されている画像デ
ータに基づくレーザ照射位置に到達したときに、LDD11b、LPC14bに指示信号
を与え、光ピックアップ10から画像データに応じたレーザビームL2をDVD50へ照
射する(ステップS5)。尚、このときのレーザビームL2のパワーは、画像データに含
まれる階調度(濃淡)に応じて決められる。
このとき、DVD50の可視光特性変化層55上に照射されるレーザビームL2は、照
射されているレーザビームL1の反射光に基づいて対物レンズ32がサーボ回路15によ
りフォーカス制御及びトラッキング制御されているので、可視光特性変化層55上の画像
データを形成すべき座標点に正確に位置合わせ及びピント調整されている。
即ち、DVD50の可視光特性変化層55には、フォーカス制御及びトラッキング制御
のためのグルーブが設けられておらず、また、画像形成のために照射するレーザビームL
2に関しては、その反射光に基づくフォーカス制御及びトラッキング制御を行うことなく
、可視光特性変化層55上の所望の位置に正確にレーザビームL2が照射される。これに
より、DVD50のレーベル面に所望の画像を正確に形成することができる。
さらに、このとき、DVD50の可視光特性変化層55上に照射されるレーザビームL
2は、そのエネルギーのほぼすべてが照射された部位を変色(または変形)させるエネル
ギーとして用いられることになるので、エネルギーを無駄にすることがなく、効率良く画
像形成を行うことができる。これにより、従来の可視光特性変化層を有する光ディスクに
比して高速で画像形成することができる。換言すれば、同じ画像形成時間であれば、より
分解能を上げた画像形成を行うことができる。また、レーザビームL2が可視光特性変化
層55で反射されることがないので、レーザビームL2がレーザビームL1の反射光に基
づく制御の迷光となることがなく、安定した制御を行うことができる。
そして、制御部17は、バッファメモリに蓄積されている画像データのすべてに対する
レーザビームL2の照射による画像形成処理を行ったか否か、即ち、形成すべき画像を形
成し終えたか否かを判別し、まだ、すべて形成し終えていないと判別したときは、ステッ
プS4に戻り、画像形成を継続する。
一方、すべて形成し終えたと判別したときは、LDD11a、LPC14aに指示信号
を与え、光ピックアップ10からのレーザビームL1の照射を停止するとともに、モータ
駆動回路16を制御してモータ21によるDVD50の回転を停止させる(ステップS6
)。以上で、レーベル印刷動作が終了する。
以上説明したように、本実施の形態に示す光ディスク装置100によれば、DVD50
に対して、本来の情報の再生または記録を行うだけでなく、可視画像を効率良く、正確に
形成することができる。また、ユーザは、DVD50の記録面を光ピックアップ10に対
向させるようにして光ディスク装置100に一度セットすれば、従来の装置と同様にして
DVD50の記録面である記録色素膜52に情報の記録をするだけでなく、レーベル面で
ある可視光特性変化層55に可視画像を形成することができる。このためユーザは、専用
のプリンタ装置を用意する必要はなく、情報が記録されているDVDに別途印刷したラベ
ルシートを貼ったり、或いは、レーベル印刷を行うためにDVD50を裏返して再度セッ
トしたりするような煩雑な作業をする必要がなくなる。
また、以上説明した本実施の形態に示すDVD50では、DVD用の光源(630nm
〜690nm帯域の光源)で情報を再生または記録し、CD用光源(770nm〜800
nm帯域の光源)でレーベル印刷を行う実施例を示したが、本発明は他の例にも適用する
ことが可能である。具体的には、例えば、次世代DVDの光源である405nm帯域のレ
ーザ光源を用いて光ディスクに情報を記録し、そして、DVD用の光源でレーベル印刷を
行うような例についても、本発明は適用可能である。
また、以上説明した本実施の形態に示すDVD50では、情報記録層である記録色素層
52と、レーベル層である可視光特性変化層55の間に、二色反射膜である色フィルタ
53が配置されたが、本発明の光ディスクは、このような構成に限定されない。例えば、
記録色素層52が、二色反射膜を構成できるような層(上記したような、DVDの記録
に利用される帯域の反射率が30%以上であり、かつ、CDの再生に利用される帯域の透
過率が90%以上である層)によって構成される場合には、色フィルタ53は省略されて
も良い。ただし、本発明に従った光ディスクでは、記録色素膜52と可視光特性変化層5
5との間に、熱干渉防止用の中間層が形成されることが好ましい。
尚、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考
えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
本発明の光ディスクの一実施形態であるDVDの構成を示す側断面図である。 図1に示すDVDにおいて色フィルタの材料とされることが可能なシアニン色素の吸光度および屈折率を示す図である。 本発明の一実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図3に示す光ピックアップの構成を示す図である。 図3に示す光ピックアップから出射されるレーザビームの光路を説明するための図である。 図3に示す受光素子の構成を示す図である。 図3に示す光ディスク装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 光ピックアップ
11a レーザダイオードドライバ(LDD、第1のレーザダイオードドライバ)
11b レーザダイオードドライバ(LDD、第2のレーザダイオードドライバ)
12 ヘッドアンプ(HA)
13 フロントエンドプロセッサ(FEP)
14a、14b レーザパワーコントロール(LPC)回路
15 サーボ回路
16 モータ駆動回路
17 制御部
18 ステッピングモータ
19 ドライバ
20 モータコントローラ
21 スピンドルモータ
30 コリメータレンズ
31 1/4波長板
32 対物レンズ
33 シリンドリカルレンズ
34 フォーカスアクチュエータ
35 トラッキングアクチュエータ
36 受光素子
37a レーザダイオード(第1のレーザダイオード)
37b レーザダイオード(第2のレーザダイオード)
38a、38b 回折格子
39a、39b 偏光ビームスプリッタ
40 光学系
50 DVD(光ディスク)
51、54 基板
52 色素記録膜(情報記録層)
52a グルーブ
53 色フィルタ(二色性反射膜)
55 可視光特性変化層(レーベル層)
56 透明中間層
100 光ディスク装置
110 パーソナルコンピュータ(PC、バックエンド)
L1 レーザビーム(第1のレーザビーム)
L2 レーザビーム(第2のレーザビーム)

Claims (8)

  1. グルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生または記録
    がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビーム
    が照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層と、前記情報記録層とレーベル
    層との間に設けられ第1のレーザビームについての反射率が第2のレーザビームについて
    の反射率よりも高い二色性反射膜とを備える光ディスクであって、
    透明中間層をさらに備え、
    前記二色性反射膜は、色素、誘電体膜、または、誘電体が積層されることにより構成さ
    れた膜から成る二色性反射膜であり、
    第1のレーザビームの波長帯域は、630nm〜690nmであり、
    第2のレーザビームの波長帯域は、770nm〜800nmであり、
    前記情報記録層と前記レーベル層は、前記透明中間層を介して貼り合わされ、
    前記レーベル層は、その吸光度が第2のレーザビームの波長で最大となる特性を有する
    ことを特徴とする光ディスク。
  2. グルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生または記録
    がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビーム
    が照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層とを備える光ディスクであって

    透明中間層をさらに備え、
    前記情報記録層は、第1のレーザビームについての屈折率が反射率30%以上を与える
    ような値であり、第2のレーザビームについての透過率が90%以上であり、さらに、
    素から成る二色性反射膜から成り、
    第1のレーザビームの波長帯域は、630nm〜690nmであり、
    第2のレーザビームの波長帯域は、770nm〜800nmであり、
    前記情報記録層と前記レーベル層は、前記透明中間層を介して貼り合わされ、
    前記レーベル層は、その吸光度が第2のレーザビームの波長で最大となる特性を有する
    ことを特徴とする光ディスク。
  3. グルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生または記録
    がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビーム
    が照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層とを備える光ディスクであって

    前記情報記録層とレーベル層との間に設けられ第1のレーザビームについての反射率が
    第2のレーザビームについての反射率よりも高い二色性反射膜をさらに備え、
    前記レーベル層は、その吸光度が第2のレーザビームの波長で最大となる特性を有する
    ことを特徴とする光ディスク。
  4. グルーブが形成され第1のレーザビームが照射されることにより情報の再生または記録
    がなされる情報記録層と、第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビーム
    が照射されることにより可視画像が形成されるレーベル層とを備える光ディスクであって

    前記情報記録層は、第1のレーザビームについての屈折率が反射率30%以上を与える
    ような値であり、第2のレーザビームについての透過率が90%以上である二色性反射膜
    から成り、
    前記レーベル層は、その吸光度が第2のレーザビームの波長で最大となる特性を有する
    ことを特徴とする光ディスク。
  5. 前記二色性反射膜は、色素から成る二色性反射膜であることを特徴とする請求項3また
    請求項4に記載の光ディスク。
  6. 前記二色性反射膜は、誘電体膜、または、誘電体が積層されることにより構成された膜
    から成る二色性反射膜であることを特徴とする請求項3に記載の光ディスク。
  7. 第1のレーザビームの波長帯域は、630nm〜690nmであり、第2のレーザビー
    ムの波長帯域は、770nm〜800nmであることを特徴とする請求項3〜請求項6
    のいずれかに記載の光ディスク。
  8. 透明中間層をさらに備え、前記情報記録層と前記レーベル層は、前記透明中間層を介し
    て貼り合わされていることを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれかに記載の光ディス
    ク。
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