JP3978085B2

JP3978085B2 - fishing rod

Info

Publication number: JP3978085B2
Application number: JP2002159453A
Authority: JP
Inventors: 勝広及川; 雅好中尾
Original assignee: ダイワ精工株式会社
Priority date: 2002-05-31
Filing date: 2002-05-31
Publication date: 2007-09-19
Anticipated expiration: 2022-05-31
Also published as: JP2004000058A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は釣竿に関し、特に、竿管の外周部にこの竿管よりも大径の筒状体を固定し、この筒状体に握り部を形成した釣竿に関する。
【０００２】
【従来の技術】
通常、渓流釣に用いる釣竿のような、軽量かつ細径の竿管で形成される釣竿の場合には、握りやすくするために、大径の握り部を設ける必要がある。また、魚釣用リールの取付部を形成する場合にも、握り部を大径化することが必要である。
【０００３】
このような細径の釣竿に大径の握り部を形成する場合、大径かつ厚肉構造の筒状体を竿管の外周部に固定して大径化するのが一般的であり、このような筒状体としてコルク等の軽量材料を竿管に直接固定したものがある。
また、例えば実公昭６２−３９６６８号公報には、中間部を厚肉としかつ両端部を薄肉とした筒状本体を、釣竿に外嵌し、この筒状本体の両端部と釣竿との間にスペーサを介挿したリール取付装置が記載されている。この筒状本体は、リールの取付足を締付けても、中間部を厚肉構造としたことにより、凹陥することはない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような厚肉構造の筒状体は、重量が増大し、コルク等の軽量な材料を選定したとしても強度が弱いために破損し易い。
また、実公昭６２−３９６６８号公報に記載のリール取付装置のように、中間部のみを厚肉構造とした場合には、軽量化を図れるとしても筒状本体野強度が弱く、破損し易い。
【０００５】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、竿管が細径であっても、軽量で高強度の握り部を有する釣竿を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の釣竿は、竿管の外周部にこの竿管よりも大径の筒状体を固定し、この筒状体に握り部を形成した釣竿であって、前記竿管と筒状体との間に、この竿管の軸方向に沿って前部スペーサと中間スペーサと後部スペーサとを介挿し、中間スペーサを前部スペーサおよび後部スペーサよりも軽量で硬い材料で形成したことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図1から図３は、本発明の好ましい実施形態による釣竿１０を示す。
図１にその全体の概略を示すように、本実施形態の釣竿１０は、竿尻側に位置する大径の元竿１２と、穂先側の穂先竿１４との間に、中竿１６を継合わせて形成してある。本実施形態では、穂先竿１４の先端に釣糸結着部１８を設けて渓流釣に適した全体に細径の釣竿に形成してある。これらの穂先竿１４および中竿１６は、それぞれの竿管の基端外周面と先端内周面との各継合部Ｐ１，Ｐ２で継合する振出し構造に形成してあり、元竿１２内に収納することができる。
【０００８】
これらの元竿１２，中竿１６および穂先竿１４を形成する各竿管は、強化繊維に合成樹脂を含浸させた繊維強化プリプレグ（ＦＲＰ）を芯金に巻回した後、硬化、脱芯等の通常の工程を経て形成される。本実施形態の竿管は、複数の本体層を積層した中空竿管から形成してあるが、このような中空構造に限らず、釣竿を大きく撓ませることが可能な中実構造にその全体あるいは一部を形成することもできる。このような中実構造とした場合には、並継ぎ式あるいは印籠継ぎ式等の他の適宜の継合形式を採用することもできる。
【０００９】
また、元竿１２と穂先竿１４との間の中竿１６の継数については図示のような１本に限定されることはない。複数本を配置することも可能であり、複数の継合部を設ける場合には、種々の継合形式を組合わせることも可能である
本実施形態では、元竿１２の竿尻側に、釣人の握りやすい大きさに大径化した握り部２０を配置し、この握り部２０の後端部に例えばナイロン、ＥＶＡ樹脂（エチレン酢酸ビニル樹脂）等の合成樹脂製であるのが好ましい尻栓部品２１を例えば螺合等の取外し自在な方法で取付け、この釣竿１０の竿尻側端部を閉じてある。この握り部２０は、適宜の長さに形成することが可能であるが、この握り部２０を含む元竿１２の全長すなわち尻栓部品２１から継合部Ｐ２までの長さのほぼ１／３〜１／２程度の長さに形成するのが好ましい。握り部２０をこのような長さに形成することにより、任意の位置で握持することができ、操作性が向上する。
【００１０】
図２に詳細に示すように、元竿１２は、例えば外径を１０〜１８ｍｍに形成した元竿管２２の竿尻側に、この元竿管よりも大径の筒状部すなわち筒状体２４を取付け、この筒状体２４に握り部２０を形成してある。本実施形態では、筒状体２４と元竿管２２とが別体構造としてある。この筒状体２４は、竿管と同様なＦＲＰにより、例えば外径が１５〜２５ｍｍ、内径が１３〜２４ｍｍ、肉厚が１ｍｍ程度の一定寸法を有する長さ１５０〜３００ｍｍ程度の寸法に形成してある。なお、ＦＲＰに代えて、筒状体２４を合成樹脂、金属あるいは木材等で形成してもよく、このような筒状体２４の表面部には、例えば凹凸模様あるいは滑り止め材等の適宜の手段により、滑り止め処理を施してもよい。
【００１１】
この筒状体２４内には、先端側の開口から元竿管２２の後端側が、その中間位置まで挿入され、尻栓部品２１と元竿管２２の後端部との間に空間部２６を形成する。このような空間部２６を筒状体２４内に形成することにより、元竿１２の軽量化が図られる。また、この釣竿１０を振出し構造に形成した場合には、例え水に濡れた状態の中竿１６および穂先竿１４をこの元竿１２内に収納したときでも、このような空間部２６を通じて竿管の乾燥を促進することができる。更に、元竿１２の後端側が比較的軽量化されることで、先端側が相対的に重くなり、重心が穂先側に移動する。このため、握り部２０の竿尻に近い後方を握って投てきする際、この投てき操作がし易くなる。このような空間部２６は、筒状体２４のほぼ１／２程度の長さにわたって形成することが好ましい。なお、筒状体２４は、上述のように別部材で形成することに代え、元竿管２２と一体構造に形成することも可能である。一体構造とする場合には、筒状体２４の先端部に後述するような段部を形成することが好ましい。
【００１２】
更に、元竿管２２と筒状体２４との間には、比重の小さな材料で形成された中間スペーサ２８が介挿されている。この中間スペーサ２８は、樹脂材料を用いる場合には、発泡材として形成したときに、発泡倍率の大きな、例えばポリエチレンあるいはポリウレタン等の軽量でかつ硬い発泡性樹脂材料が好ましい。また、コルク等の天然材料を用いることも可能である。いずれの場合も、中間スペーサ２８として形成したときに、表面硬度が高く、元竿管２２および筒状体２４の双方に強固に結合し易い。
【００１３】
このようなスペーサ２８は、元竿管２２と筒状体２４との重なり部分の端部を除く全体にわたって配置し、接着剤等で元竿管２２および筒状体２４の双方に固着することが好ましい。元竿管２２および筒状体２４の双方に接着することで、これらの元竿管２２および筒状体２４の保形性すなわち初期形状を維持する能力が増大する。これにより、元竿１２の軽量構造を維持すると共に、握り部２０を強く握り込んで強く振った場合であっても、筒状体２４の外形形状を維持し、曲げに対して大きな抵抗を形成する。
【００１４】
なお、このようなスペーサ２８は、元竿管２２および筒状体２４の保形性を向上させることができるものであれば、軸方向あるいは径方向に分割した複数の部材から形成してもよく、元竿管２２に面する外面部と筒状体２４に面する内面部との少なくとも一方の面部に、例えば等間隔に凹部（図示しない）を形成することで軽量化してもよい。
【００１５】
更に、中間スペーサ２８の先端側すなわち元竿管２２と筒状体２４との間に形成される段部には、前部スペーサ３０を配置し、後端側すなわち筒状体２４内に収容された元竿管２２の後端部には、後部スペーサ３２を配置してある。これらの前部スペーサ３０と後部スペーサ３２とは、応力集中を緩和するため、中間スペーサ２８よりも柔軟すなわち変形し易い、例えばＥＶＡ樹脂、ゴム、エラストマー等の柔軟部材で形成するのが好ましい。後部スペーサ２８については、外部に露出することなく筒状体２４内に配置されるため、前部スペーサ３０と同様な材料の他にも、金属あるいは強化木で形成することも可能である。これらのスペーサ３０，３２は、元竿管２２および筒状体２４に接着剤等で強固に固着することが好ましい。また、中間スペーサ２８に直接接触させることに代え、その間に保形性に影響を与えない程度の空隙部を設けてもよい。この場合には、元竿１２を更に軽量化することができる。いずれの場合も、前部スペーサ３０および後部スペーサ３２は、握り部２０を軽量化するために、中間スペーサ２８の半分以下の長さであるのが好ましい。
【００１６】
本実施形態の後部スペーサ３２は、元竿管２２の後端部を囲む環状部３２ａと、元竿管２２の後端部から突出した延長部３２ｂとを有し、この延長部３２ｂの内周面が空間部２６に向けて拡径するテーパ面３３として形成されている。このテーパ面３３は、尻栓部品２１を取り外して中竿１６を元竿１２から抜き出した後、再度中竿１６を元竿１２内に挿入する際、この中竿１６の先端部を元竿管２２内に滑らかに案内する作用をなす。これにより、後部スペーサ３２が竿管あるいは筒状体よりも軟質の材料で形成される場合であっても、この後部スペーサが中竿１６で傷つくのを防止することができる。また、元竿管２２の後端部も、後部スペーサ３２のテーパ面３３と同様なテーパ面を形成し、後部スペーサ３２のテーパ面３３で案内された中竿１６を元竿管２２の内孔内に滑らかに案内させることも可能である。
【００１７】
一方、前部スペーサ３０は、筒状体２４の前端部に収容される環状部３０ａと、筒状体２４の前端部から突出した延長部３０ｂとを有する。この延長部３０ｂの外周面は、先端側に向けて縮径するテーパ面３１を有する截頭円錐状に形成してあり、後端側の最大径部は筒状体２４よりも大きな外径を有する。本実施形態の延長部３０ｂは、先端側および後端側に形成される環状端面が元竿管２２の軸線に対して垂直に配置してあり、したがって、握り部２０を握ったときに、その親指あるいは人指し指を容易に係止させることができる。符号３４は、薄肉構造の装飾用の口金であり、前部スペーサ３０の前端部および元竿管２２に対する応力集中を防止することもできる。
【００１８】
この截頭円錐状の延長部３０ｂは、軸方向寸法ｓが２〜２０ｍｍの範囲で、１５ｍｍ以下であるのが好ましく、特に１０ｍｍ以下とすることも最も好ましい。このような寸法とすることにより、握り部２０を握った状態でも、元竿管２２と筒状体２４とを同時に指先に接触させ、元竿管２２を通じて僅かな当りも感知することができる。一方、軸方向寸法ｓをこれよりも長く形成した場合であっても、この寸法が５０ｍｍ以下であれば、握り部２０を握った状態で、例えば人指し指と親指との少なくとも一方を元竿管２２に接触させることにより、微かな当りを感知することができる。また、延長部３０ｂが筒状体２４の外周面から半径方向に突出する寸法ｒは、０．５〜１．０ｍｍに形成することが好ましい。延長部３０ｂの半径方向突出量をこのような大きさとすることにより、この突出部に指を係止させて釣竿１０の後方移動を防止することができ、操作性を向上させることができる。更に、この延長部３０ｂが指で押圧されて変形した場合でも、筒状体２４の縁部が露出するのを防止し、これにより、釣人の指を損傷するのを防止すると共に、筒状体２４の縁部を保護する。更に、この延長部３０ｂの最大径部が元竿管２２の外周面から突出する大きさすなわち半径方向寸法ｔは、３〜１０ｍｍの範囲で、５ｍｍ以上とするのが好ましく、このような寸法とすることで、この前部スペーサ３０の前端部に指が掛け易く、操作性を向上させることができる。
【００１９】
なお、前部スペーサ３０の環状部３０ａおよび後部スペーサ３２の環状部３２ａは、元竿管２２および筒状体２４に接着剤等を用いて固定できるものであれば、適宜の軸方向寸法に形成することができる。また、中間スペーサ２８と同様な凹部を外面部と内面部との少なくとも一方に形成することもできる。
【００２０】
図３は、実釣中に元竿１２を握った状態を示す。
図示のように、元竿１２の大径化された握り部２０を、中指と薬指と小指との３本の指で掌に握り込んだ状態で、親指と人指し指とを前部スペーサ３０に掛けると、その指先で元竿管２２に直接触れることができる。前部スペーサ３０が元竿管２２および筒状体２４よりも変形し易い軟質の柔軟部材で形成してあるため、長時間にわたって握っていても疲れ難く、更に、親指と人指し指とを強く押圧しても手に痛みを生じることもなく、極めて良好な握持性が得られる。しかも、握り部２０を持ちかえることなく、前部スペーサ３０を親指と人指し指とで操作することにより、元竿１２を前方あるいは後方に移動させることもでき、極めて良好な操作性が得られる。
【００２１】
当たりを感知して急激に釣竿１０を操作する際に、握り部２０に大きな曲げ力が作用しても、筒状体２４と元竿管２２との間に配置されたスペーサ２８，３０，３２により、筒状体２４の保形力が向上しているため、いわゆるへの字曲がりが防止される。更に、例えば遠投するために、元竿１２の竿尻の近部を握った際、重心が比較的前方に位置するため、投てき操作が容易である。
【００２２】
なお、上述の実施形態では、前部スペーサ３０の延長部３０ｂの外周面をテーパ状に形成したが、これに限らず、円筒状面に形成してもよく、更に、筒状体２４の外周面から元竿管２２の外周面まで、図２に示す前部スペーサよりも急傾斜で延びるテーパ面に形成することもできる。いずれの場合も、図２に示す前部スペーサ３０と同様な寸法に形成することが好ましい。また、前部スペーサ３０は、特に変形し易い材料で形成することも可能であるが、この場合においても、指で延長部３０ｂの外周面を押圧したときに、筒状体２４の外周縁部が露出しないような寸法に形成することが好ましい。
【００２３】
【発明の効果】
以上明らかなように、本発明によると、竿管が細径であっても、軽量で高強度の握り部を有する釣竿を極めて簡単かつ安価に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の好ましい実施形態による釣竿の全体図。
【図２】図１の釣竿に用いる元竿の握り部を示す断面図。
【図３】図２の握り部を握った状態の説明図。
【符号の説明】
１０…釣竿、２０…握り部、２２…元竿管、２４…筒状体、３０…前部スペーサ、３２…後部スペーサ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fishing rod, and more particularly, to a fishing rod in which a cylindrical body having a diameter larger than that of the rod is fixed to the outer peripheral portion of the rod and a grip portion is formed on the cylindrical body.
[0002]
[Prior art]
Usually, in the case of a fishing rod formed of a light and thin diameter rod such as a fishing rod used for mountain stream fishing, it is necessary to provide a large-diameter grip portion in order to facilitate gripping. Moreover, also when forming the attachment part of a fishing reel, it is necessary to enlarge a grip part.
[0003]
When a large-diameter grip is formed on such a small-diameter fishing rod, it is common to increase the diameter by fixing a large-diameter and thick-walled tubular body to the outer periphery of the rod tube. As such a cylindrical body, there is one in which a lightweight material such as cork is directly fixed to a soot tube.
Also, for example, in Japanese Utility Model Publication No. 62-39668, a cylindrical main body having a thick middle part and a thin both end part is externally fitted to a fishing rod, and between the both ends of the cylindrical main body and the fishing rod. A reel mounting device with a spacer interposed is described. Even if the reel mounting leg is tightened, the cylindrical main body is not recessed due to the thick intermediate structure.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the thick-walled cylindrical body as described above increases in weight, and even if a lightweight material such as cork is selected, it is easily broken because of its low strength.
Further, in the case where only the middle portion has a thick structure as in the reel mounting device described in Japanese Utility Model Publication No. 62-39668, the strength of the cylindrical main body field is weak and easily damaged even if the weight can be reduced.
[0005]
The present invention has been made based on such circumstances, and an object of the present invention is to provide a fishing rod having a lightweight and high-strength grip even if the rod is thin.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The fishing rod of the present invention that achieves the above object is a fishing rod in which a cylindrical body having a diameter larger than that of the rod tube is fixed to the outer peripheral portion of the rod tube, and a grip portion is formed on the tubular body, A front spacer, an intermediate spacer, and a rear spacer are inserted along the axial direction of the soot tube between the tube and the cylindrical body, and the intermediate spacer is formed of a material that is lighter and harder than the front spacer and the rear spacer . It is characterized by that.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 3 show a fishing rod 10 according to a preferred embodiment of the present invention.
As shown schematically in FIG. 1, the fishing rod 10 according to the present embodiment has a middle rod 16 connected between a large-diameter base rod 12 located on the heel side and a tip rod 14 on the tip side. They are formed together. In this embodiment, a fishing line binding portion 18 is provided at the tip of the tip rod 14 to form a thin fishing rod suitable for mountain stream fishing. The tip rods 14 and the intermediate rods 16 are formed in a swinging structure that is joined at the joint portions P1 and P2 between the proximal end outer peripheral surface and the distal end inner peripheral surface of the respective rods. Can be stored.
[0008]
Each of the tubules forming the former rod 12, the middle rod 16 and the tip rod 14 is formed by winding a fiber reinforced prepreg (FRP) in which a reinforced fiber is impregnated with a synthetic resin around a core bar, and then curing, decentering, etc. It is formed through the usual process. The rod tube of the present embodiment is formed from a hollow rod tube in which a plurality of main body layers are laminated, but is not limited to such a hollow structure, the whole or a solid structure capable of greatly deflecting a fishing rod A part can also be formed. In the case of such a solid structure, other appropriate joining methods such as a splicing type or a seal splicing type may be employed.
[0009]
In addition, the number of joints of the middle collar 16 between the former basket 12 and the head basket 14 is not limited to one as illustrated. It is possible to arrange a plurality of joints, and in the case of providing a plurality of joints, it is possible to combine various joint types. The grip part 20 having a large diameter is arranged so that it is easy to grip, and the rear end part of the grip part 20 is preferably made of a synthetic resin such as nylon or EVA resin (ethylene vinyl acetate resin). 21 is attached by a detachable method such as screwing, for example, and the bottom end of the fishing rod 10 is closed. The grip portion 20 can be formed to have an appropriate length, but is approximately 1/3 of the total length of the main rod 12 including the grip portion 20, that is, the length from the bottom plug component 21 to the joint portion P2. It is preferable to form a length of about ½. By forming the grip portion 20 to such a length, the grip portion 20 can be gripped at an arbitrary position, and the operability is improved.
[0010]
As shown in detail in FIG. 2, the main rod 12 has a cylindrical portion, that is, a cylindrical body, having a diameter larger than that of the main rod tube, on the buttock side of the main rod tube 22 having an outer diameter of 10 to 18 mm, for example. 24 is attached, and the grip portion 20 is formed on the cylindrical body 24. In the present embodiment, the cylindrical body 24 and the main steel tube 22 are separate structures. The cylindrical body 24 is formed to have a length of about 150 to 300 mm having a fixed dimension of, for example, an outer diameter of 15 to 25 mm, an inner diameter of 13 to 24 mm, and a wall thickness of about 1 mm, by FRP similar to that of the soot tube. It is. Instead of FRP, the cylindrical body 24 may be formed of a synthetic resin, metal, wood, or the like. On the surface of the cylindrical body 24, for example, an appropriate pattern such as an uneven pattern or a non-slip material may be used. An anti-slip treatment may be performed by means.
[0011]
In the cylindrical body 24, the rear end side of the main porcelain tube 22 is inserted to the middle position from the opening on the front end side, and a space portion 26 is provided between the bottom plug part 21 and the rear end portion of the main porcelain tube 22. Form. By forming such a space portion 26 in the cylindrical body 24, the weight of the main shaft 12 can be reduced. Further, when the fishing rod 10 is formed in the swinging structure, even when the middle rod 16 and the tip rod 14 wet with water are accommodated in the main rod 12, the rod is passed through such a space portion 26. Drying of can be promoted. Furthermore, since the rear end side of the base rod 12 is relatively lightened, the front end side becomes relatively heavy, and the center of gravity moves to the tip side. For this reason, when throwing and grasping the back of the grip part 20 near the buttocks, this throwing operation becomes easy. Such a space portion 26 is preferably formed over a length of about ½ of the cylindrical body 24. The cylindrical body 24 can be formed integrally with the main tube 22 instead of being formed of a separate member as described above. In the case of an integral structure, it is preferable to form a stepped portion as described later at the tip of the cylindrical body 24.
[0012]
Further, an intermediate spacer 28 made of a material having a small specific gravity is interposed between the main rod 22 and the cylindrical body 24. In the case where a resin material is used, the intermediate spacer 28 is preferably a light and hard foamable resin material such as polyethylene or polyurethane having a large expansion ratio when formed as a foam material. It is also possible to use natural materials such as cork. In any case, when formed as the intermediate spacer 28, the surface hardness is high, and it is easy to firmly bond to both the main tube 22 and the cylindrical body 24.
[0013]
Such a spacer 28 is disposed over the entire portion excluding the end portion of the overlapping portion of the main tube 22 and the cylindrical body 24, and can be fixed to both the main tube 22 and the cylindrical body 24 with an adhesive or the like. preferable. Adhering to both the main insulator tube 22 and the cylindrical body 24 increases the ability to maintain the shape retaining property, that is, the initial shape of the original insulator tube 22 and the cylindrical member 24. As a result, while maintaining the lightweight structure of the marshall 12, the outer shape of the cylindrical body 24 is maintained even when the grip part 20 is strongly squeezed and shaken strongly, and a large resistance to bending is formed. To do.
[0014]
Such a spacer 28 may be formed from a plurality of members divided in the axial direction or the radial direction as long as the shape retaining property of the main tube 22 and the cylindrical body 24 can be improved. The weight may be reduced by forming, for example, recesses (not shown) at equal intervals on at least one of the outer surface facing the main tube 22 and the inner surface facing the tubular body 24.
[0015]
Furthermore, a front spacer 30 is disposed at the front end side of the intermediate spacer 28, that is, the step formed between the main tube 22 and the cylindrical body 24, and is accommodated in the rear end side, that is, the cylindrical body 24. A rear spacer 32 is disposed at the rear end of the main rod 22. The front spacer 30 and the rear spacer 32 are preferably formed of a flexible member, such as EVA resin, rubber, or elastomer, that is more flexible than the intermediate spacer 28, that is, more easily deformed than the intermediate spacer 28. Since the rear spacer 28 is disposed in the cylindrical body 24 without being exposed to the outside, the rear spacer 28 can be formed of metal or reinforced wood in addition to the same material as the front spacer 30. These spacers 30 and 32 are preferably firmly fixed to the main tube 22 and the cylindrical body 24 with an adhesive or the like. Further, instead of directly contacting the intermediate spacer 28, a gap portion that does not affect the shape retaining property may be provided therebetween. In this case, the main fence 12 can be further reduced in weight. In any case, the front spacer 30 and the rear spacer 32 are preferably half or less in length than the intermediate spacer 28 in order to reduce the weight of the grip portion 20.
[0016]
The rear spacer 32 of the present embodiment has an annular portion 32a surrounding the rear end portion of the main rod tube 22 and an extension portion 32b protruding from the rear end portion of the main rod tube 22, and the inner periphery of the extension portion 32b. The surface is formed as a tapered surface 33 whose diameter increases toward the space portion 26. The taper surface 33 is formed so that the distal end portion of the inner collar 16 is inserted into the main casing tube when the inner casing 16 is removed from the main casing 12 after the bottom plug part 21 is removed and the inner casing 16 is inserted into the main casing 12 again. The function of guiding smoothly into 22 is performed. Accordingly, even when the rear spacer 32 is formed of a material softer than the soot tube or the cylindrical body, the rear spacer can be prevented from being damaged by the intermediate collar 16. The rear end portion of the main tube 22 also forms a tapered surface similar to the tapered surface 33 of the rear spacer 32, and the inner rod 16 guided by the tapered surface 33 of the rear spacer 32 is inserted into the inner hole of the main tube 22. It is also possible to guide it smoothly.
[0017]
On the other hand, the front spacer 30 includes an annular portion 30 a accommodated in the front end portion of the cylindrical body 24 and an extension portion 30 b protruding from the front end portion of the cylindrical body 24. The outer peripheral surface of the extended portion 30b is formed in a truncated cone shape having a tapered surface 31 that decreases in diameter toward the front end side, and the maximum diameter portion on the rear end side has a larger outer diameter than the cylindrical body 24. Have. The extended portion 30b of the present embodiment has an annular end surface formed on the front end side and the rear end side arranged perpendicular to the axis of the main tube 22, so that when the grip portion 20 is gripped, The thumb or index finger can be easily locked. Reference numeral 34 denotes a decorative base having a thin-walled structure, which can also prevent stress concentration on the front end portion of the front spacer 30 and the main rod tube 22.
[0018]
The frustoconical extension 30b has an axial dimension s of 2 to 20 mm, preferably 15 mm or less, and most preferably 10 mm or less. With such a size, even when the grip portion 20 is gripped, the main tube 22 and the cylindrical body 24 can be brought into contact with the fingertip at the same time, and even a slight hit can be sensed through the main tube 22. On the other hand, even when the axial dimension s is formed longer than this, if the dimension is 50 mm or less, for example, at least one of the index finger and the thumb is held in the state where the gripping part 20 is gripped. A slight hit can be sensed by touching to. Moreover, it is preferable to form the dimension r which the extension part 30b protrudes in the radial direction from the outer peripheral surface of the cylindrical body 24 to 0.5 to 1.0 mm. By setting the protruding amount in the radial direction of the extension portion 30b to such a size, it is possible to prevent the rearward movement of the fishing rod 10 by locking a finger to the protruding portion, and to improve the operability. Furthermore, even when the extension 30b is pressed and deformed by a finger, the edge of the tubular body 24 is prevented from being exposed, thereby preventing the angler's finger from being damaged and the tubular body. 24 edges are protected. Further, the size of the maximum diameter portion of the extended portion 30b protruding from the outer peripheral surface of the main tube 22, that is, the radial dimension t is preferably 5 mm or more in the range of 3 to 10 mm. By doing so, it is easy to put a finger on the front end portion of the front spacer 30 and the operability can be improved.
[0019]
The annular portion 30a of the front spacer 30 and the annular portion 32a of the rear spacer 32 are formed to have appropriate axial dimensions as long as they can be fixed to the main tube 22 and the cylindrical body 24 using an adhesive or the like. can do. Moreover, the recessed part similar to the intermediate spacer 28 can also be formed in at least one of an outer surface part and an inner surface part.
[0020]
FIG. 3 shows a state where the main rod 12 is gripped during actual fishing.
As shown in the figure, the thumb and index finger are hung on the front spacer 30 in a state where the grip part 20 with the enlarged diameter of the marshall 12 is held in the palm by three fingers of the middle finger, the ring finger, and the little finger. The fingertip 22 can be directly touched with the fingertip. Since the front spacer 30 is formed of a soft flexible member that is more easily deformed than the main tube 22 and the cylindrical body 24, it is hard to get tired even if it is gripped for a long time, and further strongly presses the thumb and index finger. However, there is no pain in the hand, and a very good grip is obtained. In addition, by operating the front spacer 30 with the thumb and the index finger without changing the grip part 20, it is also possible to move the main bar 12 forward or backward, and extremely good operability can be obtained.
[0021]
Even when a large bending force is applied to the grip portion 20 when the fishing rod 10 is suddenly operated by detecting a hit, the spacers 28, 30, and 32 disposed between the tubular body 24 and the main rod tube 22. As a result, the shape retaining force of the cylindrical body 24 is improved, and so-called curving is prevented. In addition, for example, when a long throw is made, the center of gravity is positioned relatively forward when the vicinity of the buttock of the heel 12 is gripped, so that the throwing operation is easy.
[0022]
In the above-described embodiment, the outer peripheral surface of the extended portion 30b of the front spacer 30 is formed in a tapered shape. However, the outer peripheral surface is not limited to this, and may be formed in a cylindrical surface. It is also possible to form a tapered surface extending from the surface to the outer peripheral surface of the main steel tube 22 with a steeper slope than the front spacer shown in FIG. In any case, it is preferable to form the same size as the front spacer 30 shown in FIG. The front spacer 30 can also be formed of a material that is particularly easily deformed. In this case as well, when the outer peripheral surface of the extension 30b is pressed with a finger, the outer peripheral edge of the cylindrical body 24 is used. It is preferable to form in such a size that does not expose.
[0023]
【The invention's effect】
As is apparent from the above, according to the present invention, a fishing rod having a lightweight and high-strength grip portion can be formed very simply and inexpensively even if the rod has a small diameter.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of a fishing rod according to a preferred embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view showing a grip portion of a main rod used in the fishing rod of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a state in which the grip part of FIG. 2 is gripped.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Fishing rod, 20 ... Grip part, 22 ... Marshal pipe, 24 ... Cylindrical body, 30 ... Front spacer, 32 ... Rear spacer

Claims

竿管の外周部にこの竿管よりも大径の筒状体を固定し、この筒状体に握り部を形成した釣竿であって、
前記竿管と筒状体との間に、この竿管の軸方向に沿って前部スペーサと中間スペーサと後部スペーサとを介挿し、中間スペーサを前部スペーサおよび後部スペーサよりも軽量で硬い材料で形成したことを特徴とする釣竿。A fishing rod in which a cylindrical body having a diameter larger than that of the rod tube is fixed to the outer peripheral portion of the rod tube, and a grip portion is formed on the tubular body,
A front spacer, an intermediate spacer, and a rear spacer are interposed between the vertical tube and the cylindrical body along the axial direction of the vertical tube, and the intermediate spacer is lighter and harder than the front spacer and the rear spacer. A fishing rod characterized by being formed with .

前記竿管は、竿尻側端部が筒状体の内側に位置する請求項１に記載の釣竿。2. The fishing rod according to claim 1, wherein an end portion of the buttock side is located inside the cylindrical body.

前記前部スペーサおよび後部スペーサは、中間スペーサの半分以下の長さである請求項１または２に記載の釣竿。The fishing rod according to claim 1 or 2, wherein the front spacer and the rear spacer are not more than half the length of the intermediate spacer.

前記前部スペーサと後部スペーサとの少なくとも一方は、竿管と筒状体との重なり部分よりも更に軸方向に突出する請求項１から３のいずれか１つに記載の釣竿。4. The fishing rod according to claim 1, wherein at least one of the front spacer and the rear spacer protrudes further in the axial direction than an overlapping portion of the rod tube and the cylindrical body.

前記前部スペーサと中間スペーサと後部スペーサとは、互いに隣接する端部を接して配置される請求項１から４のいずれか１つに記載の釣竿。The fishing rod according to any one of claims 1 to 4, wherein the front spacer, the intermediate spacer, and the rear spacer are disposed in contact with adjacent ends.