JP3974001B2

JP3974001B2 - リモコン子機からのリクエストはカラオケ装置からリモコン親機に転送してしまいリモコン親機からのリクエストを受け付けるカラオケ選曲予約システム、カラオケ装置

Info

Publication number: JP3974001B2
Application number: JP2002255095A
Authority: JP
Inventors: なぎさ幡谷; 美海千原; 裕恵見目; 睦香田
Original assignee: Daiichikosho Co Ltd
Current assignee: Daiichikosho Co Ltd
Priority date: 2002-08-30
Filing date: 2002-08-30
Publication date: 2007-09-12
Anticipated expiration: 2022-08-30
Also published as: JP2004093919A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、利用者がリクエストした曲を待ち行列に登録して管理しておき、順番に取り出して演奏するカラオケ装置に関し、特に利用者のリモコン装置が送信するリクエストを統括してカラオケ装置に演奏予約するリクエスト管理システムに関する。
【０００２】
【発明の背景】
バーやクラブのようないわゆるナイト店では、多くの場合、歌いたい人が希望曲を書いたメモをお店のママさんに渡し、ママさんが分厚い目次本冊子を用いてその曲を探し出してカラオケ装置に演奏予約する、という方式がとられている。あるいは、ママさんが店内の様子に目を配っていて、あまり歌っていない人や常連客のために適当な曲を選び出して演奏予約する。また、お客さんからのリクエストが重なるとママさんは適宜に順番を入れ替えたりして演奏を予約する。お店の状況を見ながらコントロールできる一方で、カラオケ利用客が多いとママさんの負担は大きい。
【０００３】
出願人らは検索式カラオケリモコン装置を実用化した。この検索式カラオケリモコン装置は、液晶タッチパネル式のユーザインタフェースを備えたパームトップ型のパソコンをベースに構築したコンピュータ応用機器であり、出願人らが制作して配給するカラオケソフトについての楽曲索引データベースを備えている。そして、曲名検索モードや歌手名検索モードや流行時期で検索するあのころ検索モードなどのさまざまな方式で楽曲を検索する機能を備えている。利用者はそれらの検索方式を駆使して楽曲を検索することができ、検索した曲を簡単な操作でカラオケ装置の待ち行列に登録することができる。そして、カラオケ装置が待ち行列に登録された順番にしたがって各曲を演奏する。
【０００４】
出願人らはまた、利用者が所持するブラウザ付きの携帯電話機を用いて、あらかじめインターネット等で好みの楽曲等を検索しておいて、カラオケ店ではカラオケリモコン装置として利用する方法を開発した。
【０００５】
これらの便利なカラオケリモコン装置があれば、利用客が銘々に駆使して演奏予約できるので、利用客にとって楽曲を検索する楽しみが増えるうえに、お店のママさんの負担は減少する。
【０００６】
一方、このようなナイト店では、互いに見ず知らずの利用者が集まって一台のカラオケ装置を利用する。機器の操作に慣れた人は自在に駆使して次々にリクエストしたがる。これに対して、機器の操作に不慣れな人は、必要以上に遠慮したり操作自体が面倒になってしまったりしてなかなかリクエストできない、という状況が起こりやすい。つまり、利用者がそれぞれに勝手にリクエストするのでは、歌う機会に不均衡が生じ易く利用客同士のトラブルに発展しかねない。また、カラオケ利用料金をめぐる面倒な問題も起こりかねない。せっかく便利なカラオケリモコン装置を利用できても、店内の秩序が乱れる元となりやすい。
【０００７】
【発明の開示】
本発明の目的は、検索式カラオケリモコン装置や利用者が所持する携帯電話機などの様々な利用者リモコン装置を用いてなされたリクエストを統括してカラオケ装置に演奏予約するリクエスト管理システムを提供することにある。
【０００８】
この発明に係るカラオケ選曲予約システムは、分説すると、つぎの事項（１）〜（５）により特定されるものである。
（１）１台以上のリモコン子機と、１台のカラオケ装置と、１台のリモコン親機とを備えたカラオケ選曲予約システムであること
（２）リモコン子機は、利用者が選んだ楽曲の楽曲識別子と、当該リモコン子機の子機識別子を含んだ子機リクエスト信号を子機送信手段より無線送信すること
（３）カラオケ装置は、主通信手段が子機リクエスト信号を受信した際、当該信号中の楽曲識別子と子機識別子を含んだ中継転送信号を主通信手段より無線送信すること
（４）リモコン親機は、利用者が選んだ楽曲の楽曲識別子と親機識別子を含んだ親機リクエスト信号を親機通信手段より無線送信する単独リクエスト機能を備えるほか、親機通信手段が中継転送信号を受信した際、当該信号中の楽曲識別子と子機識別子を対応付けて記憶手段に記憶するとともに、記憶手段に記憶された楽曲識別子と子機識別子の集合に基づいて曲名と子機識別情報を表示手段に列挙表示させ、表示中の曲名から１つの曲名を特定した予約指示の操作入力が与えられた際、当該特定された曲名の楽曲識別子と親機識別子を含んだ親機リクエスト信号を親機通信手段より無線送信すること
（５）カラオケ装置は、主通信手段が親機リクエスト信号を受信した際、当該信号中の楽曲識別子を演奏予約の待ち行列に登録すること
【０００９】
この発明に係るカラオケ装置は、分説すると、つぎの事項（11）〜（14）により特定されるものである。
（11）主通信手段と、制御手段を備え、待ち行列に登録した楽曲識別子の順番で各楽曲の伴奏音楽を演奏するカラオケ装置であること
（12）制御手段は、主通信手段がリクエスト信号を受信した際、当該信号が子機識別子を含んだ子機リクエスト信号の場合は第１処理を、当該信号が親機識別信号を含んだ親機リクエスト信号の場合は第２処理を行うこと
（13）第１処理は、リクエスト信号中の楽曲識別子と子機識別子を含んだ中継転送信号を主通信手段より無線送信すること
（14）第２処理は、リクエスト信号中の楽曲識別子を待ち行列に登録すること
【００１０】
この発明に係るリモコン親機は、通信手段と、記憶手段と、表示手段と、操作入力手段と、制御手段を備え、利用者が選んだ楽曲の楽曲識別子と親機識別子を含んだ親機リクエスト信号を親機通信手段より無線送信する単独リクエスト機能に加えて、制御手段は、通信手段が中継転送信号を受信した際、当該信号中の楽曲識別子と子機識別子を対応付けて記憶手段に記憶するとともに、記憶手段に記憶された楽曲識別子と子機識別子の集合に基づいて曲名と子機識別情報を表示手段に列挙表示させ、表示中の曲名から１つの曲名を特定した予約指示の操作入力が与えられた際、当該特定された曲名の楽曲識別子と親機識別子を含んだ親機リクエスト信号を通信手段より無線送信するものである。
このように構成されたリモコン親機において、望ましくは、記憶手段は子機識別子と利用者名とを対応付けて格納し、制御手段は、記憶手段に記憶された楽曲識別子と子機識別子の集合に基づいて曲名と子機識別情報を表示手段に列挙表示させる際、子機識別子に対応付けされた利用者名を子機識別情報として表示させる構成を採る。
以下に説明する実施例においては、リモコン親機のことを管理者リモコン装置と称し、リモコン子機のことを利用者リモコン装置と称する。
【００１１】
【発明の実施の形態】
＝＝＝カラオケ装置の構成例＝＝＝
この発明の一実施例に係るリクエスト管理システムの構成例を図１に示している。また、本実施例に係るカラオケ装置１０のハードウェア主体の構成例を図２に示している。カラオケ装置１０はパソコン相当のコンピュータ応用機器である。中央処理装置１１がＣＰＵ・ＲＡＭ・ＲＯＭを含むコンピュータ本体であり、大容量の外部記憶としてのハードディスク装置１２とＣＤ−ＲＯＭやＤＶＤ−ＲＯＭなどの光ディスク再生装置１３と、加入者電話回線やＩＳＤＮ電話回線を介してカラオケホスト装置と通信する通信制御装置１４と、利用者からの入力と利用者に向けての応答をやりとりする利用者インタフェース装置１５と、ＭＩＤＩ形式の音楽演奏データに基づいて伴奏音楽の音響信号を生成する音楽生成装置１６と、伴奏音楽やマイクロホンからの音響信号を増幅してスピーカから発音する音響装置１７と、ＣＲＴやＬＣＤあるいはＰＤＰなどを用いたディスプレイ１８と、このディスプレイ１８に表示すべき映像データを処理する映像処理装置１９とを備えている。
【００１２】
利用者インタフェース装置１５には、装置本体の操作パネル（キーボードとディスプレイ）が含まれるとともに、利用者リモコン装置２０や管理者リモコン装置３０が含まれ、短距離無線通信手段（ＩｒＤＡトランシーバ・赤外線ＬＥＤ・赤外線受光素子）を備えている。
【００１３】
また中央処理装置１１は、ハードディスク装置１２を記憶資源としてカラオケデータベースを構築し、多数曲分のカラオケデータを楽曲番号（楽曲識別子）をキーとして格納し管理している。１つの楽曲番号に対応する１曲分のカラオケデータは、ＭＩＤＩデータやＡＤＰＣＭデータなどで表現された伴奏音楽の起源となる音楽演奏データと、伴奏音楽に同期した歌詞字幕を表示するための歌詞字幕データと、伴奏音楽の出力期間に前記歌詞字幕の背景として表示すべき背景映像データを直接または間接に指定する背景選択データなどが対応づけられたデータ群である。
【００１４】
＝＝＝カラオケ装置の基本機能＝＝＝
カラオケ装置１０の中央処理装置１１は、利用者の希望曲に基づいて、後述するリクエスト管理手順に従って管理者リモコン装置３０から送信された予約曲信号を受信すると、その信号に含まれる予約曲情報に基づいて、適宜な記憶部に演奏予約の待ち行列を作成し、カラオケ楽曲の演奏順番を管理している。予約曲情報の中には予約曲の楽曲番号が含まれている。中央処理装置１１は予約曲情報が入力されたら、その中の楽曲番号がカラオケデータベースに登録されている演奏可能な楽曲の番号であることを確認した上で、その楽曲番号を待ち行列に登録する。
【００１５】
中央処理装置１１は、待ち行列から登録順に楽曲番号を取り出し、ハードディスク装置１２に構築されたカラオケデータベースから該当する楽曲のカラオケデータを取りだして処理する。
【００１６】
＝＝＝利用者リモコン装置の構成＝＝＝
利用者リモコン装置２０は、利用者がカラオケ店でリモコン送信器として利用できる装置であって、具体的には利用者が所持する携帯電話機や後述する検索式カラオケリモコン装置などが相当する。
【００１７】
携帯電話機は、ブラウザ機能と短距離無線通信手段とを備えている。またＪＡＶＡアプレット実行機能を備え、必要に応じてカラオケ装置１０や外部サーバー等からプログラムを受け取って実行することが可能である。
【００１８】
利用者はカラオケを利用する前に、カラオケ事業者がインターネット上で運営する楽曲検索サーバーに携帯電話機でアクセスして、歌いたい曲やお気に入りの歌手名を検索して自分の携帯電話機に登録しておく。カラオケ利用時には、自分の携帯電話機に登録しておいた曲をディスプレイ上に表示させ、その中から希望曲を選択する。あるいは、登録してあるお気に入りの歌手名をディスプレイ上に表示させ、その中から一人を選択すると、自動的に楽曲検索サーバーにアクセスされ、その歌手の曲を検索されてディスプレイ上に表示される。その中から希望曲を選択する。
このようにして希望曲を選択した画面上で希望イベント操作を行うと、短距離無線通信手段を介して希望曲の楽曲識別子を含んだ希望曲信号がカラオケ装置１０に通知される。
【００１９】
また、検索式カラオケリモコン装置の外観を図３に示し、その電子システム構成を図４に例示している。このカラオケリモコン装置は、Ｂ５判ほどの寸法で厚みのあるパネル型のキーボードレス・コンピュータである。
【００２０】
外観的には装置正面の大部分が液晶表示パネル（ＬＣＤ）２１ａに透明タッチセンサ２１ｂを重ねた液晶タッチパネル２１で占められ、内部には、ＣＰＵ・ＲＡＭ・ＲＯＭを含む中央処理装置２２と、液晶表示パネル２１ａを表示駆動する表示ドライバ２３と、透明タッチセンサ１ｂに対する入力座標を検出する入力検出回路２４と、大容量の外部記憶であるフラッシュメモリ２５と、カラオケ装置１０と交信するための短距離無線通信手段（ＩｒＤＡトランシーバ２６・赤外線ＬＥＤ２７・赤外線受光素子２８）と、充電ステーションと結合して充電される電源電池（図示省略）と、充電ステーションに付属のデータ通信装置を介してカラオケ装置１０とデータ通信する通信制御部２９などが実装されている。赤外線ＬＥＤ２７と赤外線受光素子２８は、リモコン装置の上部中央部に配設されており、液晶タッチパネル２１の上方にその指向性が向くようにレイアウトされている。
【００２１】
中央処理装置２２は、楽曲索引データベースをフラッシュメモリ２５に格納して管理する。楽曲索引データベースは、カラオケ装置１０で演奏に供される多数の楽曲についての属性情報を記述したデータベースであり、楽曲番号（楽曲識別子）・曲名・アーティスト名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・デュエット曲か否かなど、さまざまな属性情報（属性項目）がこれに含まれている。検索式カラオケリモコン装置をカラオケ装置１０に接続されている充電ステーションに結合した状態において、中央処理装置２２は通信制御部２９を介してカラオケ装置１０とデータ通信し、楽曲索引データベースの内容を更新するようにシステム構成されている。
【００２２】
検索式カラオケリモコン装置の中央処理装置２２は、利用客が希望の楽曲を前記楽曲索引データベースに基づいて検索するための処理を実行する。このデータベース検索処理の初期状態で表示される検索メニュー画面（トップ画面）において、例えば「曲名」検索ボタンにタッチ入力すると、５０音のカナ文字パレット画面に表示が切り替わる。さらに、その画面上でカナ文字にタッチして曲名を頭文字から順番に入力して（途中まででもよい）、検索実行ボタンにタッチ入力すると、楽曲索引データベースから該当する楽曲群が抽出されて一覧的に列挙表示される。利用者がその中から希望曲を選んで希望イベント操作をすると、短距離無線通信手段（ＩｒＤＡトランシーバ２６・赤外線ＬＥＤ２７・赤外線受光素子２８）が近辺に存在するカラオケ装置１０と交信し、希望曲の楽曲識別子を含んだ希望曲信号がカラオケ装置１０に通知される。
【００２３】
なお、利用者リモコン装置２０としては、冊子形式の目次本などを用いて歌いたい曲の楽曲番号（楽曲識別子）を検索し、その楽曲番号を利用者が操作入力するタイプのリモコン送信器も含まれる。
【００２４】
＝＝＝管理者リモコン装置の構成例＝＝＝
カラオケ店において、１台のカラオケ装置１０に対して１台の管理者リモコン装置３０が備わっている。管理者リモコン装置３０は、利用客には開放されずカラオケ店員が所持して操作するものである。その外観や電子システム構成や楽曲検索機能については、前述した利用者リモコン装置２０としての検索式カラオケリモコン装置と同様のコンピュータである。後述するように、特にカラオケ装置１０との双方向の短距離無線通信手段と、利用者の希望曲を適宜な順番でカラオケ装置１０に演奏予約するためのカラオケ店員用のユーザインタフェースとを備えることに特徴がある。
【００２５】
なお、利用者がカラオケ店に入店した際などの適宜な機会に、カラオケ店員が所定の操作を行って、利用者が利用者リモコン装置２０として使用するリモコン装置の装置識別子を管理者リモコン装置３０に登録し、例えば利用者名やリモコン名などと対応づけしておくと便利である。
【００２６】
なお、利用者リモコン装置２０、管理者リモコン装置３０、およびカラオケ装置１０に備わる短距離無線手段は、ＩｒＤＡインタフェースに限定するものではない。ブルートゥースインタフェースや他の形式の無線信号であってもよい。また特に利用者リモコン装置２０においては、カラオケ装置１０に送信する片方向のリモコン信号であってもよい。したがって、利用者リモコン装置２０とカラオケ装置１０間の短距離無線通信手段と、管理者リモコン装置３０とカラオケ装置１０間の短距離無線通信手段とは異なるインタフェースであってもよい。
【００２７】
＝＝＝リクエスト管理手順＝＝＝
カラオケ装置１０の中央処理装置１１は、前述したように各利用者リモコン装置２０から利用者の希望曲の識別子を含んだ希望曲信号を受信する。各希望曲信号にはまた、送信元の利用者リモコン装置２０の装置識別子が含まれている。中央処理装置１１が希望曲信号を受信すると、そのまま直ちに中継転送信号として管理者リモコン装置３０に中継転送する。
管理者リモコン装置３０では、これらの中継転送信号を受け取った順に、含まれている楽曲番号を装置識別子と対応づけて希望曲待ち行列として管理する。
【００２８】
カラオケ店員は、カラオケ装置１０に演奏予約する場合、例えば図５のような管理者リモコン装置３０のトップ画面において「予約管理」ボタン３１にタッチする。管理者リモコン装置３０の液晶タッチパネル上には、カラオケ装置１０経由で受信したこれらの利用者の希望曲が、図６に例示したように、装置識別子（または装置識別子に対応づけされた利用者名等）とともに一覧的に列挙表示される。
【００２９】
ここでは、予約前・予約済み・演奏済みといった予約に関する状況もわかるように表示される。希望曲待ち行列において、登録された各楽曲番号にこれら予約状況を表す予約関連情報を対応づけて管理しているからである。カラオケ装置１０との交信時に予約関連情報もあわせて受信して更新している。
【００３０】
カラオケ店員が液晶タッチパネル上でこの一覧から適宜な順で曲を選択して予約イベント操作を行うと、その曲の楽曲番号を含む予約曲信号がカラオケ装置１０に通知される。
【００３１】
このようにすることによって、特にナイト店のような形態の店において、利用客は楽曲検索の手順を楽しむことができ、カラオケ店員は利用客の希望曲を検索する手間を省くことができる。それにもかかわらず、カラオケ店員は全利用客の希望曲の状況を把握できるので、店内の様子に目を配りつつ適宜な順番で演奏を予約することができる。そのため、全利用客のカラオケ利用の状況を確実に把握でき、カラオケの利用料金も明確になって料金トラブルを未然に防ぐことができる。また、カラオケ利用をめぐる客同士のトラブルを未然に防ぐことができ、店内の秩序を維持することができる。
【００３２】
なお、利用者リモコン装置２０からの無線信号をカラオケ装置１０に中継転送するサテライトユニットを設けることも可能である。これにより、利用者リモコン装置２０からカラオケ装置１０に無線信号を送達可能な距離を延長することができる。
【００３３】
また、管理者リモコン装置に楽曲検索機能を備えることにより、例えばカラオケ店員が利用客の様子に目を配って、あまり希望曲を入力していない利用客のために曲を検索した上で予約してあげる、というような使い方もできる。自分でどんどん曲を予約する利用客と自分でなかなか曲を予約しない利用客との間で、カラオケの利用をよりいっそう調和させることができる。
【００３４】
【発明の効果】
本発明に係るリクエスト管理システムによれば、カラオケ店の検索式カラオケリモコン装置や利用者の所持する携帯電話機などの様々なリモコン装置を用いてなされたリクエストを統括して、カラオケ装置に演奏予約することができる。これにより、特にナイト店のような形態のカラオケ店において、店員の手間を減らすことができる上に、様々なタイプの利用客間でのカラオケの利用を調和させることができ、店内秩序の維持を図れる。そのため、カラオケ店の利用者層の拡大および利用人口の増大を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係るシステム構成例を示す図である。
【図２】カラオケ装置のハードウェア構成の概略図である。
【図３】本発明の一実施例に係る検索式カラオケリモコン装置の概略外観図である。
【図４】本発明の一実施例に係る検索式カラオケリモコン装置の電子システム構成の概略を示すブロック図である。
【図５】本発明の一実施例に係る管理者リモコン装置におけるメニュー画面の概略図である。
【図６】本発明の一実施例に係る管理者リモコン装置における演奏予約画面の概略図である。
【符号の説明】
１０カラオケ装置
２０利用者リモコン装置
３０管理者リモコン装置

Claims

１台以上のリモコン子機と、１台のカラオケ装置と、１台のリモコン親機とを備えたカラオケ選曲予約システムであって、
リモコン子機は、利用者が選んだ楽曲の楽曲識別子と、当該リモコン子機の子機識別子を含んだ子機リクエスト信号を子機送信手段より無線送信し、
カラオケ装置は、主通信手段が子機リクエスト信号を受信した際、当該信号中の楽曲識別子と子機識別子を含んだ中継転送信号を主通信手段より無線送信し、
リモコン親機は、利用者が選んだ楽曲の楽曲識別子と親機識別子を含んだ親機リクエスト信号を親機通信手段より無線送信する単独リクエスト機能を備えるほか、親機通信手段が中継転送信号を受信した際、当該信号中の楽曲識別子と子機識別子を対応付けて記憶手段に記憶するとともに、記憶手段に記憶された楽曲識別子と子機識別子の集合に基づいて曲名と子機識別情報を表示手段に列挙表示させ、表示中の曲名から１つの曲名を特定した予約指示の操作入力が与えられた際、当該特定された曲名の楽曲識別子と親機識別子を含んだ親機リクエスト信号を親機通信手段より無線送信し、
カラオケ装置は、主通信手段が親機リクエスト信号を受信した際、当該信号中の楽曲識別子を演奏予約の待ち行列に登録する
カラオケ選曲予約システム。
主通信手段と、制御手段を備え、待ち行列に登録した楽曲識別子の順番で各楽曲の伴奏音楽を演奏するカラオケ装置であって、
制御手段は、主通信手段がリクエスト信号を受信した際、当該信号が子機識別子を含んだ子機リクエスト信号の場合は第１処理を、当該信号が親機識別信号を含んだ親機リクエスト信号の場合は第２処理を行い、
第１処理は、リクエスト信号中の楽曲識別子と子機識別子を含んだ中継転送信号を主通信手段より無線送信し、
第２処理は、リクエスト信号中の楽曲識別子を待ち行列に登録する
カラオケ装置。