JP3972932B2 - インクジェットヘッドの製造方法並びにインクジェット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタのインクジェットヘッドに関するものである。更に詳しくは、インクノズル間の圧力干渉を防止するのに適したインクジェットヘッドの構造に関するものである。
インクジェットヘッドとしては、インク液滴を発生(吐出)させるためのメカニズムに応じて各種の方式のものが知られている。例えば、ヒータを加熱してインクを沸騰させ、それによって生じる気泡圧でインク液滴を吐出する形式のインクジェットヘッドがある。また、インクを貯留した圧力室に貼り付けられた圧電素子に電圧を印加することにより圧力室の容積を膨張および収縮させて、インク液滴を吐出する形式のインクジェットヘッドがある。さらに、静電気力を利用してインクを貯留した圧力室の容積を変化させて、インク液滴の吐出を行う形式のものもある。いずれの形式のインクジェットヘッドにおいても、圧力室の圧力変動を利用して記録に必要なときにのみインク液滴を吐出させるようになっている。
これらの形式のインクジェットヘッドは、一般的に、複数のインクノズルのそれぞれに対応して配置され、圧力変動によって対応するインクノズルからインク液滴を吐出させる圧力室と、各圧力室にインクを供給するインクリザーバと、各圧力室に前記インクリザーバに連通させているインク供給口とを有している。圧力室、インクリザーバ、およびインク供給口は、平板状の基板を重ね合わせることにより、それらの基板間に平面方向に配列された状態に区画形成される。
インク液滴を吐出させるために圧力室に圧力変動を発生させると、その圧力(吐出圧力)はインクリザーバに伝達する。インクリザーバに圧力変動が生じると、このインクリザーバを介してインクノズル間で相互に圧力干渉を起こし、インク液滴の吐出量が変化したり、吐出させたいインクノズル(駆動ノズル)以外のインクノズル(非駆動ノズル)からインク液滴が漏れ出てしまうといった弊害が生じる。例えば、インクリザーバに正圧が生じると、非駆動ノズルからインク液滴が漏れ出てしまい、インクリザーバに負圧が生じると、駆動ノズルからのインク吐出量が減少してしまう。
このような弊害を回避するために、特公平2−59769号公報には、圧力衝撃を緩和するダイヤフラムを備えたインク分配板と呼ばれるユニットが開示されている。このユニットをインクノズルが形成されている部材に組み付けると、上記ダイヤフラムでインクリザーバに生じる圧力変動が抑制される。この結果、所望のインク吐出特性が得られる。
インクジェットヘッドに対しては、プリンタの小型化に伴ってより小型で薄型のものが求められている。しかしながら、特公平2−59769号公報に開示されたインク分配板を別途組み付けたのでは、インクジェットヘッドの小型・薄型化は達成できない。
本発明の課題は、インクジェットヘッドを大型化させることなく、インクノズル間の圧力干渉を防止できるインクジェットヘッドを提案することにある。
また、本発明の課題は、目標とする特性を備えた圧力干渉防止用のダイヤフラムを簡単に形成できるインクジェットヘッドを提案することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のインクジェットヘッドの製造方法では、 インクノズルが形成された第1の基板と、第1の基板および圧力室となる凹部が形成された第2の基板とを相互に重ね合わせることにより、これらの間に、インクを吐出する複数のインクノズルのそれぞれに対応して配置され、圧力変動によって対応するインクノズルからインク液滴を吐出させる圧力室と、各圧力室にインクを供給するインクリザーバと、各圧力室を前記インクリザーバに連通させているインク供給口とが平面方向に配列された状態に区画形成されているインクジェットヘッドの製造方法であって、
第1の基板の一方の面にエッチングを施し、インクノズル部分と圧力変動緩衝部分を形成する凹部を形成する第1のエッチング工程と、
第1の基板の他方面にエッチングを施し、ノズルを貫通させ、可撓性を有する厚さの圧力変動緩衝部分を形成する第2のエッチング工程と、
第1の基板と前記第2の基板を接合する工程とを有することを特徴としている。
また、本発明のインクジェットヘッドの製造方法では、第1の基板および第2の基板はシリコンである。従って、インク分配板等の別部材を組み付ける必要がないので、大型化させることなく、インクノズル間の圧力干渉を防止できるインクジェットヘッドを実現できる。
さらに、本発明のインクジェットヘッドの製造方法では、第1のエッチング工程の前に、第1の基板の表面に酸化膜を形成し、酸化膜にハーフエッチングを施し、インクノズルの大断面ノズル部分、インク供給口および圧力変動緩衝部分を形成するためのパターンを形成する工程と、
インクノズルの大断面ノズル部分に該当するハーフエッチング領域に、さらに小断面ノズル部分を形成するためのパターンをエッチングにより形成する工程とを有する。
なお、第1のエッチングは、異方性ドライエッチングであり、第2のエッチングは、異方性湿式エッチングである。
(全体構成)
図1は本発明を適用したインクジェットヘッドの外観形状を示す斜視図である。また、図2はそのインクジェットヘッドの一部の分解斜視図、図3はその部分断面図である。
これらの図に示すように、インクジェットヘッド1は、インク液滴を基板の上面に設けたインクノズルから吐出させるフェイスインクジェットタイプであり、静電駆動方式のものである。インクジェットヘッド1は、ノズルプレート(第1の基板)2、キャビティープレート(第2の基板)3、ガラス基板4がこの順序で相互に接合された積層構造をしている。
キャビティープレート3は、例えばシリコン基板であり、プレートの表面には底壁が振動板5として機能する圧力室6を構成することになる凹部7と、凹部7の後部に設けられたインク供給口8を構成することになる細溝9と、各々の圧力室6にインクを供給するためのインクリザーバ10を構成することになる凹部11とがエッチングによって形成されている。このキャビティープレート3の下面は鏡面研磨によって平滑化されており、ガラス基板4に対する取付け部とされている。
このキャビティープレート3の上面(溝形成側の基板表面)に接合されるノズルプレート2において、圧力室6の上面を規定する壁部分には各圧力室6に連通する複数のインクノズル21が形成されている。インクノズル21は段状断面をしており、インク液滴の吐出方向の前側には円形の小断面ノズル部分21aが形成され、後側には円形の大断面ノズル部分21bが形成されている。
このノズルプレート2およびキャビティープレート3を相互に重ね合わせることにより、これらのプレート2、3の間に、圧力室6、インク供給口8、およびインクリザーバ10とが平面方向Hに配列された状態に区画形成される。
キャビティープレート3の下面に接合されるガラス基板4において、インクリザーバ10の底面に対応する壁部分にはインク供給孔19が形成されている。このインク供給孔19はインクリザーバ10まで延びている。インク供給孔19には接続パイプを介してインクタンク等の外部のインク供給源が接続されている。インク供給源からインク供給孔19を介してインクリザーバ10にインクが供給可能な状態となっている。
ガラス基板4において、各々の振動板5に対峙する部分には、振動室12を構成することになる凹部13が形成されている。この凹部13の底面には、振動板5に対峙する個別電極14が配置されている。個別電極14はリード部15を介して端子部16に接続されている。端子部16を除く個別電極14およびリード部15は絶縁膜17に被覆されている。各端子部16にはリード線18がボンディングされている。
キャビティープレート2に形成した各圧力室6の底面を規定している振動板5は、共通電極として機能し、この共通電極と各個別電極14の端子部16との間にはドライバ20が接続されている。ドライバ20によって個別電極14に印加すると、電圧が印加された個別電極14と対峙している振動板5が静電気力によって振動し、これに伴って圧力室6の圧力が変動してインクノズル21からインク液滴23が吐出される。
例えば、正の電圧パルスを印加して個別電極14の表面を正の電位に帯電させると、対応する振動板5の下面は負の電位に帯電される。したがって、振動板5は静電気力によって吸引されて下方へ撓む。次に、個別電極14へ印加している電圧パルスをオフにすると、振動板5が元の位置に復帰する。この復帰動作によって、圧力室6の内圧が急激に上昇して、インクノズル21からインク液滴23が吐出される。そして、振動板5が下方に撓むことにより、インクがインクリザーバ10からインク供給口8を経由して、圧力室6に補給される。
なお、インクジェットヘッド1で使用されるインクとしては、水、アルコール、トルエン等の主溶媒にエチレングリコール等の界面活性材と、染料または顔料とを溶解または分散させることにより調製される。さらに、インクジェットヘッドにヒータを設けておけば、ホットメルトインクも使用できる。
ここで、インクリザーバ10を区画形成しているノズルプレート2およびキャビティープレート3からなる仕切り壁部分10aは、相互に対峙していると共に平面方向Hに延びる第1の仕切り壁部分10bおよび第2の仕切り壁部分10cを備えている。これらの仕切り壁部分10b、10cのうち、インク供給口8に近い側の第1の仕切り壁部分10bには、インクリザーバ10の圧力変動を緩衝させるために、薄い厚さの圧力変動緩衝部分22が計6個形成されている。
図4には圧力変動緩衝部分22のコプライアンスCrとインク吐出量の重量変化率の相関関係を示してある。この図から分かるように、圧力変動緩衝部分22のコプライアンスCrが1×10-17 [N/m5 ]であれば、インク吐出量の重量変化率を約75%程度に維持でき、インクの吐出特性の要求に十分満足できる。このため、インクジェットヘッド1では、圧力変動緩衝部分22のコプライアンスCrが1×10-17 [N/m5 ]以上となるように、当該圧力変動緩衝部分22の厚さおよび面積を調整してある。従って、インクリザーバ10に圧力変動が生じても、圧力変動緩衝部分22でその圧力変動を十分に和らげて、インクノズル間の相互の圧力干渉を抑制できる。なお、インク吐出量の重量変化率が殆どないようにして、インクノズル間の相互の圧力緩衝を無くすには、圧力変動緩衝部分22のコプライアンスCrを3×10-17 [N/m5 ]以上にすることが最も好ましい。
以上のように、インクジェットヘッド1においては、インクリザーバ10を区画形成している平面方向Hに延びる第1の仕切り壁部分10bに、圧力変動緩衝部分22を形成している。従って、特公平2−59769号公報に開示されたインク分配板等の別部材を組み付ける必要がないので、大型化させることなく、インクノズル間の圧力干渉を防止できる。また、面積の大きな圧力変動緩衝部分22を形成できるので、目標とする特性を備えた圧力干渉防止用の圧力変動緩衝部分22を簡単に形成できる。
また、インクジェットヘッド1では、圧力変動緩衝部分22が形成された第1の仕切り壁部分10bはインク供給口8に近い側の仕切り壁部分である。従って、圧力室6からインク供給口8を経由して伝達する吐出圧力をインクリザーバ10に進入した時点で圧力変動緩衝部分22で吸収できる。このため、インクリザーバ11に伝達する前段階で圧力を和らげることができるので、インクノズル間の圧力干渉を効果的に防止できる。
図5〜図8にはノズルプレート2の製造工程の一例を示してある。これらの図を参照してノズルプレート2の製造手順を説明する。
(Step1:第1の熱酸化膜形成工程)
先ず、図5(A)に示すように、厚さが180ミクロンのシリコンウエハ30を用意し、当該シリコンウエハ30を熱酸化させて、その表面にレジスト膜としての厚さが1.2ミクロン以上のSiO2 膜31を形成する。
(Step2:SiO2 膜の第1のパターニング工程)
次に、図5(B)に示すように、シリコンウエハ30の表面30aを覆っているSiO2 膜31の部分にハーフエッチングを施すことにより、インクノズル21の大断面ノズル部分21b、インク供給口8およびインクリザーバ10の第1の仕切り壁部分10bを形成するためのパターン32bおよび33を形成する。エッチング液としては、フッ化アンモニウム(HF:NH4F=880ml:5610ml)を使用することができる。
(Step3:SiO2 膜の第2のパターニング工程)
この後は、図5(C)に示すように、インクノズル21の小断面ノズル部分21aを形成するためのパターン32aを、SiO2 膜31のハーフエッチング領域であるパターン32bの部分に形成する。すなわち、これらのハーフエッチング領域をエッチングして、シリコンウエハ表面を露出させたパターン32aを形成する。この場合に使用するエッチング液も上記と同様なフッ化アンモニウムを使用できる。
(Step4:第1のドライエッチング工程)
このようにして、SiO2 膜210に2回のパターニングを施した後は、図6(A)に示すように、ICP放電による異方性ドライエッチングをシリコンウエハ30に施す。これにより、上記のStep3で形成されたパターン32aに対応した形状で、シリコンウエハ30の表面が垂直にエッチングされて、所定の深さの溝34が形成される。この場合のエッチングガスとしては、例えば、CF4、SF6を使用し、これらのエッチングガスを交互に使用すればよい。ここで、CF4は形成される溝の側面にエッチングが進行しないように溝側面を保護するために使用し、SF6はシリコンウエハの垂直方向のエッチングを促進させるために使用する。
このようにして、溝34を形成した後は、SiO2 膜31をフッ酸水溶液によってパターン32b、33が完全に除去されるように、適当なエッチングレートでエッチ除去する。この結果、図6(B)に示すように、Step2で形成したパターン32b、33の部分が完全に除去されて、シリコンウエハ30の表面が露出した状態になる。
(Step5:第2のドライエッチング工程)
次に、図6(C)に示すように、再度、ICP放電による異方性ドライエッチングを行なう。この結果、露出しているシリコンウエハの表面部分は、その断面形状を保った状態で厚さ方向に向けて垂直にエッチングが進行する。この場合のエッチングガスも上記のStep4と同一である。この結果、段状のインクノズル21に対応する断面形状のノズル溝36、インク供給口8およびインクリザーバ10の第1の仕切り壁部分10bに対応する断面形状の溝37が形成される。
この後は、SiO2 膜31をフッ酸水溶液(例えば、HF:H2 O=1:5vol,25℃)で全て剥離する。図6(D)にはこの状態を示してある。
(Step6:第2の熱酸化膜形成工程)
この後は、図7(A)に示すように、再び、シリコンウエハ30の表面を熱酸化して、レジスト膜としてのSiO2 膜38を形成する。この場合においても、SiO2 膜38の厚みは、例えば、1.2ミクロンにすれば良い。
(Step7:SiO2 膜の第3のパターニング工程)
次に、図7(B)に示すように、シリコンウエハ30の反対側の表面30bを覆っているSiO2 膜38の部分をエッチングして、インクノズル21が開口している凹部に対応したパターン40、および圧力変動緩衝部分22に対応したパターン41を形成する。この場合のエッチング液は上記のStep2で使用したものを使用できる。
(Step8:ウエットエッチング工程)
次に、図7(C)に示すように、シリコンウエハ30をエッチング液に漬けてシリコンウエハ30の露出部分に対して異方性湿式エッチングを施し、溝42を形成してノズル21を貫通させる。また、溝43を形成して所定の厚さの圧力変動緩衝部分22を形成する。この場合に使用するエッチング液は、水酸化カリウム水溶液であり、その濃度は2wtパーセントで液温80℃のものを使用できる。エッチング終了後は、図7(D)に示すように、SiO2 膜38をフッ酸水溶液で全て剥離する。この結果、シリコンウエハ30の表面が露出した状態になる。
最後に、図8に示すように、シリコンウエハの耐インク性とノズル面の撥水処理の密着性を確保するために、再度シリコンウエハを熱酸化して、SiO2 膜を形成する。以上により、ノズルプレート2が得られる。このようにして得られたノズルプレート2をキャビティープレート3を接合することにより、圧力室6、インク供給口8、およびインクリザーバ10が平面方向Hに配列された状態に区画形成される。
[その他の実施の形態]
なお、ノズルプレート2の形状としては、上記の例に限定されることはなく、図9(A)乃至(D)に示すような形状であっても良く、圧力変動緩衝部分22の面積、厚さ、インクリザーバ2の容積等を考慮して決定すれば良い。
圧力変動緩衝部分22を外部から保護するために、図10(A)に示すように、その部分を保護カバー25によって覆っておくことが望ましい。但し、図10(A)に示すように、保護カバー25によって完全に覆ってしまうと、気密状態となって、圧力変動緩衝部分22の振動に悪影響を及ぼすことがある。このため、図10(B)に示すように、保護カバー25に通気孔25aを設けておくことがさらに望ましい。
前述したインクジェットヘッド1は、インク液滴23をノズルプレート2の上面から吐出させるフェイスインクジェットタイプであるが、インク液滴23をノズルプレート2の側方から吐出させるエッジインクジェットタイプについても本発明を適用できる。
本発明を適用したインクジェットヘッドの外観形状を示す斜視図である。 図1に示すインクジェットヘッドの一部を示す分解斜視図である。 図1に示すインクジェットヘッドの一部を示す部分断面図である。 圧力変動緩衝部分のコプライアンスとインク吐出量の重量変化の相関関係を示すグラフである。 (A)は図1のインクジェットヘッドのノズルプレートの製造工程における第1の熱酸化膜形成工程を示す説明図、(B)はSiO2 膜の第1のパターニング工程を示す説明図、(C)はSiO2 膜の第2のパターニング工程を示す説明図である。 (A)は図1のインクジェットヘッドのノズルプレートの製造工程におけるシリコンウエハに対する第1のドライエッチング工程を示す説明図、(B)はハーフエッチング部分を除去した後の状態を示す説明図、(C)はシリコンウエハに対する第2のドライエッチング工程を示す説明図、(D)はSiO2 膜を除去した後の状態を示す説明図である。 (A)は図1のインクジェットヘッドのノズルプレートの製造工程における第2の熱酸化膜形成工程を示す説明図、(B)はSiO2 膜の第3のパターニング工程を示す説明図、(C)はシリコンウエハに対するウエットエッチング工程を示す説明図、(D)はSiO2 膜を除去した後の状態を示す説明図である。 図1のインクジェットヘッドのノズルプレートの製造工程における最終の熱酸化膜形成工程を示す説明図である。 図1のインクジェットヘッドのノズルプレートとは異なるノズルプレートの例を示す断面図である。 ノズルプレートに圧力変動緩衝部分を保護する保護カバーが取り付けられている例を示す断面図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
2 ノズルプレート(第1の基板)
3 キャビティープレート(第2の基板)
4 ガラス基板
5 振動板
6 圧力室
8 インク供給口
10 インクリザーバ
10a 仕切り壁部分
10b 第1の仕切り壁部分
10c 第2の仕切り壁部分
12 個別電極
21 インクノズル
22 圧力変動緩衝部分
25 保護カバー
25a 通気孔
H 平面方向

Claims (6)

  1. インクノズルが形成された第1の基板と、前記第1の基板および圧力室となる凹部が形成された第2の基板とを相互に重ね合わせることにより、これらの間に、インクを吐出する複数の前記インクノズルのそれぞれに対応して配置され、圧力変動によって対応するインクノズルからインク液滴を吐出させる圧力室と、各圧力室にインクを供給するインクリザーバと、各圧力室を前記インクリザーバに連通させているインク供給口とが平面方向に配列された状態に区画形成されているインクジェットヘッドの製造方法であって、
    前記第1の基板の一方の面にエッチングを施し、前記インクノズル部分と圧力変動緩衝部分を形成する凹部を形成する第1のエッチング工程と、
    前記第1の基板の一方の面の反対面にエッチングを施し、前記ノズルを貫通させ、前記圧力変動緩衝部分を可撓性を有する厚さに形成する第2のエッチング工程と、
    前記第1の基板と前記第2の基板を接合する工程とを有することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  2. 前記第1の基板および前記第2の基板はシリコンであることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  3. 前記インクノズルは、大断面ノズル部分と、前記大断面ノズル部分の断面積よりも小さい小断面ノズル部分が重なる2段構造であり、
    前記第1のエッチング工程の前に、前記第1の基板の表面に酸化膜を形成し、前記酸化膜にハーフエッチングを施し、前記インクノズルの前記大断面ノズル部分、インク供給口および圧力変動緩衝部分を形成するためのパターンを形成する工程と、
    前記第1の基板に、前記小断面ノズル部分を形成するためのパターンをエッチングにより形成する工程とを有することを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  4. 前記第1のエッチングは、異方性ドライエッチングであることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  5. 前記第2のエッチングは、異方性湿式エッチングであることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  6. 前記請求項1〜5いずれかに記載のインクジェットの製造方法により製造されたインクジェットヘッドを有するインクジェット装置。
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