JP3971689B2 - 車間距離制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライバーが設定した目標車間距離を維持しながら先行車に追従走行するための車間距離制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
先行車との間に所定の車間距離を保って追従走行を行うための車間距離制御装置にはレーダー装置が用いられるが、そのレーダー装置のケーシングが泥や埃で汚れると検知可能距離が低下する場合がある。そこで、レーダー装置が送信した電磁波の路面からの反射波の受信強度を所定の閾値と比較することにより、汚れによるレーダー装置の物体検知性能の低下を判定するものが、下記特許文献により公知である。
【0003】
【特許文献】
特開平11−109030号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図5は、車間距離制御装置に用いられる車載用レーダー装置の検知距離(横軸)と検知レベル(縦軸)との関係を示すグラフの一例である。ラインCはレーダー装置が物体からの反射波を受信する検知レベルラインであり、自車からの距離が増加するに伴って検知レベルラインCは次第に低下する。ラインBはレーダー装置のノイズレベルラインであり、ノイズレベルは自車からの距離に関わらずに一定である。
【0005】
レーダー装置の前面に汚れが付着すると検知可能距離が減少するため、的確な車間距離制御が困難になる場合がある。レーダー装置が汚れておらず、正常な機能を発揮しているとき、その検知レベルラインはCであるとする。この場合、車間距離制御を行う全ての距離領域において、検知レベルラインCがノイズレベルラインBを上回っているため、ノイズによってレーダー装置の検知性能が損なわれる虞はない。
【0006】
レーダー装置の前面に汚れが付着し、検知レベルラインが本来のCからAまで低下したとする。このとき、検知距離D1で新たな検知レベルラインAとノイズレベルラインBとが交差するため、検知距離D1よりも手前位置(例えば、検知距離D2の位置)ではノイズレベルが検知レベルを下回るために物体を検知可能であるが、検知距離D1よりも遠方位置(例えば、検知距離D3の位置)ではノイズレベルが検知レベルを上回るために物体を検知不能になる。
【0007】
以上のように、仮に、必要な最大検知距離がD1に固定されているとすると、検知レベルラインAを判定のための閾値とし、検知距離がD1以下の領域で検知レベルが検知レベルラインAを上回っていればレーダー装置が正常であると判定し、検知レベルラインAを下回っていればレーダー装置が異常であると判定することができる。しかしながら、実際には、車間距離制御装置では目標車間距離がドライバーの設定により変化し、目標車間距離の増減に応じて必要検知距離も変化するため、判定のための閾値を検知レベルラインAに固定すると、次のような不具合が発生してしまう。
【0008】
即ち、図6(A)に示すように、目標車間距離が短くなったために必要検知距離がD1からD2に減少すると、異常検知を行う閾値は検知レベルラインA1からA2に移動するが、それを検知レベルラインA1のままに固定しておくと、検知レベルがY1−Y2−Z2−Z1の領域では物体を検知可能であるにも関わらず、閾値である検知レベルラインA1を下回っているために異常判定が行われてしまう問題がある。
【0009】
一方、図6(B)に示すように、目標車間距離が長くなったために必要検知距離がD1からD3に増加すると、異常検知を行う閾値は検知レベルラインA1からA3に移動するが、それを検知レベルラインA1のままに固定しておくと、検知レベルがY3−Y1−Z1−Z3の領域では物体を検知不能であるにも関わらず、閾値である検知レベルラインA1を上回っているために正常判定が行われてしまう問題がある。
【0010】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車間距離制御を行うための必要検知距離が変化しても、送受信手段の性能低下を確実に判定できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、電磁波を送信して該電磁波の物体からの反射波を受信する送受信手段と、送受信手段の受信信号に基づいて物体との距離および物体との相対速度の少なくとも何れかを算出する物体検知手段と、物体検知手段の検知結果に基づいて自車が追従すべき先行車を判定する先行車判定手段と、自車および先行車間の目標車間距離を設定する目標車間距離設定手段と、実際の車間距離が目標車間距離設定手段により設定された目標車間距離に一致するように自車を加速あるいは減速する車間距離制御手段とを備えた車間距離制御装置において、送受信手段の機能が 正常であるときの物体の距離に応じた信号レベルを予め基準信号レベルとして記憶する基準信号レベル記憶手段と、送受信手段の性能低下を判定する送受信性能低下判定手段とを備え、送受信性能低下判定手段は、基準信号レベル記憶手段に記憶されている基準信号レベルと、送受信手段の受信信号中に含まれるノイズレベルと、車間距離制御手段が車間距離制御を行うために必要な物体検知手段の必要検知距離とに基づいて、検知距離を横軸として検知レベルを縦軸としたグラフ上にノイズレベルラインと必要検知距離のラインとの交点を通る位置まで基準信号レベルラインを下方に平行移動した感度低下検知レベルラインを設定し、送受信手段により検知された先行車からの反射波の受信レベルが前記感度低下検知レベルラインを下回る場合に、送受信手段の性能が必要検知距離における物体検知には不充分であると判定することを特徴とする車間距離制御装置が提案される。
【0012】
上記構成によれば、送受信性能低下判定手段が、基準信号レベルと、受信信号中に含まれるノイズレベルと、車間距離制御を行うために必要な必要検知距離とに基づいて送受信手段の感度低下検知レベルラインを設定するので、必要検知距離が変化した場合でも、そのときの必要検知距離に応じた適切な感度低下検知レベルラインを設定して送受信手段の性能低下を確実に判定することができる。
【0013】
特に、検知距離を横軸として検知レベルを縦軸としたグラフ上にノイズレベルラインと必要検知距離のラインとの交点を通る位置まで基準信号レベルラインを下方に平行移動した感度低下検知レベルラインを設定し、送受信手段により検知された先行車からの反射波の受信レベルが前記感度低下検知レベルラインを下回る場合に、送受信手段の性能が必要検知距離における物体検知には不充分であると判定するので、必要検知距離に対して感度低下検知レベルラインが高すぎるために、正常なのに異常判定がなされる事態や、必要検知距離に対して感度低下検知レベルラインが低すぎるために、異常なのに正常判定がなされる事態を確実に回避することができる。
【0014】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、送受信性能低下判定手段の出力に基づいて先行車に対する車間距離制御を中止するか否かを判定する車間距離制御中止判定手段を備えたことを特徴とする車間距離制御装置が提案される。
【0015】
上記構成によれば、車間距離制御中止判定手段が、送受信性能低下判定手段の出力に基づいて先行車に対する車間距離制御を中止するか否かを判定するので、送受信手段の送受信性能が低下して先行車を確実に検知できなくなったときに車間距離制御を中止することができる。
【0016】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、車間距離制御手段が車間距離制御を行うために必要な物体検知手段の必要検知距離を設定する必要検知距離設定手段を備え、必要検知距離設定手段は、車間距離制御手段が車間距離制御を行う際の目標車間距離に基づいて必要検知距離を設定することを特徴とする車間距離制御装置が提案される。
【0017】
上記構成によれば、必要検知距離設定手段が、車間距離制御を行う際の目標車間距離に基づいて必要検知距離を設定するので、目標車間距離の増減に応じて必要検知距離を増減させることができ、目標車間距離の大小に関わらずに送受信手段の性能低下を確実に判定することができ、更に送受信手段の性能を最大限に活用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0019】
図1〜図4は本発明の一実施例を示すもので、図1は車間距離制御装置の制御系のブロック図、図2は車間距離制御装置の作用を説明するフローチャート、図3は必要検知距離が大きい場合の感度低下検知レベルラインを説明する図、図4は必要検知距離が小さい場合の感度低下検知レベルラインを説明する図である。
【0020】
図1に示すように、自車と先行車との車間距離を目標車間距離に維持する車間距離制御を行うための車間距離制御装置の電子制御ユニットUは、物体検知手段M1と、先行車判定手段M2と、目標車間距離設定手段M3と、車間距離制御手段M4と、基準信号レベル記憶手段M5と、送受信性能低下判定手段M6と、車間距離制御中止判定手段M7と、必要検知距離設定手段M8とを備えており、物体検知手段M1にはレーザーレーダー装置やミリ波レーダー装置の送受信手段11が接続され、目標車間距離設定手段M3には車頭時間を設定する車頭時間設定手段13と、自車の車速を検出する車速検出手段13とが接続され、車間距離制御手段M4には車輪ブレーキの作動を制御するブレーキアクチュエータ14と、エンジンのスロットルバルブの開度を制御するスロットルアクチュエータ15とが接続される。
【0021】
物体検知手段M1は、送受信手段11から送信した電磁波が物体に反射された反射波を受信することで、自車の前方に存在する物体の距離、方向および相対速度を判定する。先行車判定手段M2は、自車のヨーレート、操舵角、車速等から推定した自車の予想軌跡上に存在する移動体を先行車として判定するとともに、その先行車からの反射波の受信レベルを算出する。目標車間距離設定手段M3は、車速検出手段12で検出した自車の車速と、車頭時間設定手段13で設定した車頭時間とを乗算することで、自車と先行車との目標車間距離を設定する。車頭時間とは、自車が現在の車速で走行を続けたときに現在の先行車の位置に達するまでの時間であり、例えば「L」(長)、「M」(中)、「S」(短)の3種類のうちの何れかを選択可能である。
【0022】
車間距離制御手段M4は、実際の車間距離が目標車間距離よりも短ければブレーキアクチュエータ14を介して車輪ブレーキを作動させ、あるいはスロットルアクチュエータ15を介してスロットルバルブを閉弁制御することで自車を減速し、実際の車間距離を目標車間距離に一致させる。また実際の車間距離が目標車間距離よりも長ければ、スロットルアクチュエータ15を介してスロットルバルブを開弁制御することで自車を増速し、実際の車間距離を目標車間距離に一致させる。
【0023】
基準信号レベル記憶手段M5は、送受信手段11の機能が正常であるときの反射波の受信レベルを基準信号レベルとして予め記憶する。この基準信号レベルは自車からの距離が増加するに伴ってリニアに減少する。
【0024】
送受信性能低下判定手段M6は、基準信号レベル記憶手段M5に記憶された基準信号レベルと、物体検知手段M1により得られた反射波の受信レベルデータと、必要検知距離設定手段M8において設定された、車間距離制御手段M4が車間距離制御を行う際に必要とする必要検知距離とに基づいて、送受信手段11が性能低下状態にあるか否かを判定する。
【0025】
車間距離制御中止判定手段M7は、送受信性能低下判定手段M6で判定した送受信手段11の性能低下状態に基づいて、車間距離制御手段M4による車間距離制御を中止するか否かを判定する。
【0026】
必要検知距離設定手段M8は、車間距離制御手段M4が車間距離制御を行う際の目標車間距離に基づいて、その目標車間距離を充分にカバーできる距離を必要検知距離として設定する。つまり、必要検知距離は、車間距離制御中に実際の車間距離が目標車間距離を超えた場合でも、先行車を確実に検知できるように余裕をもって設定される。
【0027】
次に、本実施例の作用を図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0028】
先ずステップS1で、先行車判定手段M2により先行車からの反射波の受信レベルの過去T1時間分のデータを確保する。続くステップS2で、車間距離制御手段M4が必要検知距離Dを算出する。車間距離制御手段M4は、目標車間距離設定手段M3で設定した目標車間距離に基づいて車間距離制御を行うもので、その目標車間距離に所定のマージンを加えた距離が必要検知距離Dとなる。図3の例では必要検知距離Dが比較的に長いDaであり、図4の例では必要検知距離Dが比較的に短いDbである。
【0029】
続くステップS3で、送受信性能低下判定手段M6が必要検知距離Dに基づいて感度低下検知レベルラインAを設定する。感度低下検知レベルラインAは、ノイズレベルラインBと必要検知距離Dのラインとの交点を通る位置まで、基準信号レベルラインCを下方に平行移動させたラインである。図3の例では必要検知距離Dが比較的に長いDaであるため、基準信号レベルラインCを基準とした感度低下検知レベルラインAaのレベル減少量Laは比較的に小さくなり、図4の例では必要検知距離Dが比較的に短いDbであるため、基準信号レベルラインCを基準とした感度低下検知レベルラインAbのレベル減少量Lbは比較的に大きくなる。
【0030】
続くステップS4で、受信レベルの過去T1時間分のデータのうち、受信レベルのデータが感度低下検知レベルラインAを下回るトータルの時間T2を算出する。そしてステップS5で、所定値Rを0<R<1としたときに、T2/T1>Rが成立すれば、つまり受信レベルのデータが感度低下検知レベルラインAを下回るトータルの時間T2が長ければ、送受信性能低下判定手段M6が送受信手段11の性能が低下したと判定し、ステップS6で、車間距離制御中止判定手段M7が車間距離制御装置M4の作動を中止する。
【0031】
以上のように、車間距離制御中に目標車間距離が変化しても、目標車間距離に応じて(つまり必要検知距離Dに応じて)基準信号レベルラインCを下方に平行移動させることで感度低下検知レベルラインAを設定するので、目標車間距離に対して感度低下検知レベルラインAが高すぎるために、正常なのに異常判定がなされる事態(図6(A)参照)や、目標車間距離に対して感度低下検知レベルラインAが低すぎるために、異常なのに正常判定がなされる事態(図6(B)参照)を確実に回避し、送受信手段11の劣化を確実に判定することができる。
【0032】
しかも、送受信手段11の劣化が判定されると車間距離制御が中止されるので、先行車を確実に検知できない状態で車間距離制御が続行されるのを防止することができる。
【0033】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、送受信性能低下判定手段が、基準信号レベルと、受信信号中に含まれるノイズレベルと、車間距離制御を行うために必要な必要検知距離とに基づいて送受信手段の感度低下検知レベルラインを設定するので、必要検知距離が変化した場合でも、そのときの必要検知距離に応じた適切な感度低下検知レベルラインを設定して送受信手段の性能低下を確実に判定することができる。
【0035】
特に、検知距離を横軸として検知レベルを縦軸としたグラフ上にノイズレベルラインと必要検知距離のラインとの交点を通る位置まで基準信号レベルラインを下方に平行移動した感度低下検知レベルラインを設定し、送受信手段により検知された先行車からの反射波 の受信レベルが前記感度低下検知レベルラインを下回る場合に、送受信手段の性能が必要検知距離における物体検知には不充分であると判定するので、必要検知距離に対して感度低下検知レベルラインが高すぎるために、正常なのに異常判定がなされる事態や、必要検知距離に対して感度低下検知レベルラインが低すぎるために、異常なのに正常判定がなされる事態を確実に回避することができる。
【0036】
また請求項2に記載された発明によれば、車間距離制御中止判定手段が、送受信性能低下判定手段の出力に基づいて先行車に対する車間距離制御を中止するか否かを判定するので、送受信手段の送受信性能が低下して先行車を確実に検知できなくなったときに車間距離制御を中止することができる。
【0037】
また請求項3に記載された発明によれば、必要検知距離設定手段が、車間距離制御を行う際の目標車間距離に基づいて必要検知距離を設定するので、目標車間距離の増減に応じて必要検知距離を増減させることができ、目標車間距離の大小に関わらずに送受信手段の性能低下を確実に判定することができ、更に送受信手段の性能を最大限に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車間距離制御装置の制御系のブロック図
【図2】 車間距離制御装置の作用を説明するフローチャート
【図3】 必要検知距離が大きい場合の感度低下検知レベルラインを説明する図
【図4】 必要検知距離が小さい場合の感度低下検知レベルラインを説明する図
【図5】 従来の送受信手段の性能低下の判定基準を説明する図
【図6】 異常検知を行う検知レベルラインを固定した場合の問題点を説明する図
【符号の説明】
M1 物体検知手段
M2 先行車判定手段
M3 目標車間距離設定手段
M4 車間距離制御手段
M5 基準信号レベル記憶手段
M6 送受信性能低下判定手段
M7 車間距離制御中止判定手段
M8 必要検知距離設定手段
11 送受信手段
12 車速検出手段
13 車頭時間設定手段

Claims (3)

  1. 電磁波を送信して該電磁波の物体からの反射波を受信する送受信手段(11)と、
    送受信手段(11)の受信信号に基づいて物体との距離および物体との相対速度の少なくとも何れかを算出する物体検知手段(M1)と、
    物体検知手段(M1)の検知結果に基づいて自車が追従すべき先行車を判定する先行車判定手段(M2)と、
    自車および先行車間の目標車間距離を設定する目標車間距離設定手段(M3)と、
    実際の車間距離が目標車間距離設定手段(M3)により設定された目標車間距離に一致するように自車を加速あるいは減速する車間距離制御手段(M4)と、を備えた車間距離制御装置において、
    送受信手段(11)の機能が正常であるときの物体の距離に応じた信号レベルを予め基準信号レベルとして記憶する基準信号レベル記憶手段(M5)と、送受信手段(11)の性能低下を判定する送受信性能低下判定手段(M6)とを備え、
    送受信性能低下判定手段(M6)は、基準信号レベル記憶手段(M5)に記憶されている基準信号レベルと、送受信手段(11)の受信信号中に含まれるノイズレベルと、車間距離制御手段(M4)が車間距離制御を行うために必要な物体検知手段(M1)の必要検知距離とに基づいて、検知距離を横軸として検知レベルを縦軸としたグラフ上にノイズレベルラインと必要検知距離のラインとの交点を通る位置まで基準信号レベルラインを下方に平行移動した感度低下検知レベルラインを設定し、送受信手段(11)により検知された先行車からの反射波の受信レベルが前記感度低下検知レベルラインを下回る場合に、送受信手段(11)の性能が必要検知距離における物体検知には不充分であると判定することを特徴とする車間距離制御装置。
  2. 送受信性能低下判定手段(M6)の出力に基づいて先行車に対する車間距離制御を中止するか否かを判定する車間距離制御中止判定手段(M7)を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の車間距離制御装置。
  3. 車間距離制御手段(M4)が車間距離制御を行うために必要な物体検知手段(11)の必要検知距離を設定する必要検知距離設定手段(M8)を備え、必要検知距離設定手段(M8)は、車間距離制御手段(M4)が車間距離制御を行う際の目標車間距離に基づいて必要検知距離を設定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車間距離制御装置。
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