JP3971071B2 - こんにゃく成形装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、未凝固状態で包装袋内に充填されたこんにゃくを六面体に成形し加熱凝固させるこんにゃく成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、袋詰めこんにゃくを製造する場合、まず未凝固状態のこんにゃくを包装袋に充填して密封し、成形装置を用いてその形を整えながら加熱凝固させ製品化する製造方法が採用されている。
【0003】
上記成形装置は、袋詰めされたこんにゃくの端まで有効に使い切ることができように、また商品の美観を高めるために、角部を尖らせた状態で六面体に成形するものが主流である。詳しくは、未凝固の生詰めこんにゃくを、コンベアで移動する樋状トレイ内に複数個投入し、樋状トレイ内に押し型を嵌入させることにより生詰めこんにゃくの上下面を拘束し、さらに、樋状トレイ内に取り外し可能に装着されたカセットの右端面押しブレードと左端面押しブレードの両ブレードで上記生詰めこんにゃくの長手方向両端を挟み込むことにより、生詰めこんにゃくを六面体に成形するようになっている。
【0004】
上記樋状トレイは、周回する一対のエンドレスチェーンに跨がるようにして、例えば98本程度並べて配設されており、従って樋状トレイ内に配置される上記カセットについても同数用意されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこんにゃく成形装置では、樋状トレイ側で最終的にこんにゃくを六面に成形するように構成されているため、樋状トレイ内に投入する生詰めこんにゃくのサイズが変わる度に樋状トレイ内の装着されている98本のカセットすべてを交換しなければならず、交換作業に手間がかかるという問題がある。また、約80℃の高温に加熱されている多数本のカセットを手作業で交換しなければならないことから作業者に多大な負担が強いられる。
【0006】
本発明は以上のような従来のこんにゃく成形装置における課題を考慮してなされたものであり、第一の目的はカセット交換を必要とせず生詰めこんにゃくを成形することができるこんにゃく成形装置を提供することにあり、第二の目的は、カセット交換を必要とせずに生詰めこんにゃくのサイズや厚みを変更することのできるこんにゃく成形装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、生詰めこんにゃくを一列に複数個収納する樋状トレイと、その樋状トレイを多数並列につなげて加熱部に搬送する搬送コンベアと、その搬送コンベアの上方に配置され、樋状トレイ内に押し型を嵌入させてこんにゃくを成形する押し型機構とを備えてなるこんにゃく成形装置において、上記押し型機構が、樋状トレイ内に収納された各こんにゃくの上面を押圧する横板と、各こんにゃくの長手方向両端を挟み込むようにしてこんにゃく端面を成形する対向縦板と、その対向縦板の一方または両方を樋状トレイ内でトレイ長手方向に移動させる縦板駆動部とを備え、上向きコ字状断面を有する二つの長尺部材を前記樋状トレイの幅方向に並べて底面を面一にすることによって前記横板が形成され、一方の長尺部材の底面に前記対向縦板の一方が垂設され、他方の長尺部材の底面に前記対向縦板の他方が垂設されているこんにゃく成形装置である。
【0008】
請求項2の本発明は、上記対向縦板が、前記長尺部材の底面に固定された内箱と、この内箱をカバーした状態で昇降自在に設けられる可動式の外箱とを有し、樋状トレイ内に進入する横板の深さに応じて対向縦板の高さを変えることができるように構成されているこんにゃく成形装置である。
【0009】
請求項3の本発明は、生詰めこんにゃくの厚みを調整する厚み調整機構として、押し型機構が設けられているフレームに対し垂直方向に固定された複数のラックと、これらのラックと歯合するピニオンを備えたシャフトとを有し、このシャフトを回転させることによりフレーム高さを調整し、樋状トレイに進入する横板の深さを調整するように構成されているこんにゃく成形装置である。
【0010】
請求項の本発明は、搬送コンベアは間欠的に駆動するように構成されており、横板及び縦板が、搬送コンベア停止時に樋状トレイ内に下降または樋状トレイから上昇するように構成されているこんにゃく成形装置である。
【0011】
請求項の本発明は、横板及び縦板が、搬送コンベアと同期して回転し且つ一部の搬送路が搬送コンベアと近接配置される第二のコンベアに固定されているこんにゃく成形装置である。
【0012】
本発明において樋状トレイとは、例えば長さ1.1mのステンレス製からなり、包装袋内に充填された未凝固糊状の生詰めこんにゃくを4〜6個所定の間隔を空けて一列に収納できるようになっている。なお、上記包装袋は、未凝固のこんにゃくを充填した状態で加熱処理に供することができるように耐水性及び耐熱性を有する樹脂フィルムで構成されているものである。
【0013】
請求項1の本発明に従えば、未凝固の生詰めこんにゃくを六面体に成形するにあたり、こんにゃく長手方向両端を成形するための機構を押し型側に設けたため、例えばこんにゃくのサイズを変更する場合に、従来のように多数本のカセットを交換する必要がなくなる。
【0014】
請求項2の本発明に従えば、対向縦板の高さが樋状トレイ内に進入する横板の深さに応じて変化するように構成されているため、こんにゃく製品厚さを変更する場合であっても対向縦板については部品交換する必要がなくなる。
【0015】
請求項の本発明に従えば、厚み調整機構によって横板の進入深さを設定し、搬送コンベア及び押し型機構をそれぞれ駆動させると、押し型機構の横板が、設定された進入深さまで樋状トレイ内に進入し、樋状トレイ内に収納された生詰めこんにゃくが所望の厚みに成形される。
【0016】
請求項の本発明に従えば、搬送コンベアが間欠移動し、搬送コンベア停止時に横板及び対向縦板が樋状トレイ内に進入してこんにゃくを六面体に押圧し、樋状トレイから離脱した後、搬送コンベアが移動を再開する。
【0017】
請求項の本発明に従えば、第二のコンベアが搬送コンベアと同期して回転すると、一部の搬送路において横板及び対向縦板が樋状トレイ内に進入したまま移動し生詰めこんにゃくが六面体に成形される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係るこんにゃく成形装置の全体構成を示したものである。同図において、こんにゃく成形装置1は、未凝固状態の生詰めこんにゃくを六面体に成形しながら加熱凝固するように構成されており、その構成は、樋状トレイ2を装置本体3内に設けられた加熱部としての湯槽4中に搬送する搬送コンベア5と、その搬送コンベア5の上方に配置され、樋状トレイ2内に収納された生詰めこんにゃくを上方から押圧する押し型機構6とを備えている。なお、湯槽4の液面高さは、その湯槽4中を移動する樋状トレイ2の上縁から約5〜10mmの高さに設定されている。
【0020】
以下、各部の構成について詳しく説明する。上記搬送コンベア5は、周回移動する一対のエンドレスチェーンからなり、各チェーンに跨がるようにして多数の樋状トレイ2が固定されている。この搬送コンベア5は、進行方向前側に配置された駆動スプロケット5aと、進行方向後側に配置された従動スプロケット5b及び5cとに架設されており、ダンサローラ5dによって緩みが吸収されるようになっている。
【0021】
上記駆動スプロケット5aは、チェーン5eを介し駆動スプロケット5a上方に配置された割出し機5fに連結されており、その割出し機5fは、電動モータ5gを駆動源として回転する減速機5hに接続されている。その割出し機5fの制御により搬送コンベア5を所定の周期で間欠的に移動させるようになっている。このように、駆動源をコンベア5搬送方向前側に配置したことにより、搬送コンベア5上の樋状トレイの位置ずれがなく、メンテナンスフリーで正確なこんにゃく成形を行うことが可能になる。
【0022】
また、後述するように搬送コンベア5移動時には押し型63が一斉に待避するように構成されているため、押し型63を樋状トレイ2内に進入させたまま搬送コンベア5を駆動させる従来構成に比べ、搬送コンベア5の負荷が著しく軽減される。それにより駆動源を小型化することが可能になり、こんにゃく成形装置をコンパクトに構成することができるようになる。また、従来のように樋状トレイ2内に交換カセットを装着していないため、交換カセットが脱落する恐れがないという利点もある。
【0023】
7は生詰めこんにゃく投入部であり、図示しない原料供給機から送られてきた生詰めこんにゃくを投入コンベア8を介して樋状トレイ2内に一列に投入するようになっている。ただし、投入される各生詰めこんにゃくは一定の間隔が設けられるものとする。
【0024】
9は初段プレスであり、樋状トレイ2内に投入された塊状こんにゃくをおおまかに板状に成形するものであり、必要に応じて設けられるものである。
【0025】
初段プレス9の下方にはこんにゃく取出部10が配置されており、六面体に成形された後加熱凝固され、湯槽4から取り出されたこんにゃくを図示しない包装機に供給するようになっている。なお、こんにゃく取出部10では樋状トレイ2の開口が下向きの状態で移動しているため、搬送コンベア5に沿って帯板状に配置されているパンチングメタルからなるガイド板11の切れ目11aでこんにゃくが、取出しコンベア10a上に落下するようになっている。
【0026】
また、上記押し型機構6では押し型63を昇降させる構成のため、初段プレス9から押し型機構6入口に至るまでの搬送コンベア5の角度θを大きくしても不都合がない。従ってこんにゃく成形装置1の全長を短縮することができる。
【0027】
また、押し型機構6のフレーム60は、搬送コンベア5の搬送方向に沿って配置されており、そのフレーム60上に5個の空気圧シリンダ61a〜61eが配設されている。各空気圧シリンダのロッドには分岐金具を介して3個の押し型63が取り付られている。そして、各押し型63は、搬送コンベア5停止時に下降して各樋状トレイ2内にそれぞれ進入し、こんにゃくを六面体に成形した後、樋状トレイ2から上昇して待避するようになっている。上記空気圧シリンダのストロークは60mmのものを使用することができる。
【0028】
図2は上記押し型63の構成を詳細に示したものであり、同図(a)は平面図、同図(b)は一部を切り欠いた正面図である。なお、図2(b)において二点鎖線は樋状トレイ2を示しており、その樋状トレイ2の両端は取付金具2aを介して上記搬送コンベア5の各チェーン50,51にそれぞれ固定されている。
【0029】
押し型63は、長尺の角筒630と、その角筒630内で筒軸方向に移動自在に収納される2本のスライダ631及び632とを有している。角筒630の底面から側面の一部に渡っては切り欠き630aが筒軸方向に形成されている。また、スライダ631及び632は、断面上向きコ字状の長尺部材から構成されており、スライダ631及びスライダ632の底面631a及び632aは、面一となるように形成されており、両底面はこんにゃく上面を成形するための横板を構成する。
【0030】
また、スライダ632の底面632aには、図において右方向に移動させる縦板633が複数垂設されており、一方、スライダ631の底面631aには図において左方向に移動させる縦板634が複数垂設されており、一対の縦板633,634によって対向縦板635が構成される。この対向縦板635が近接または離間する方向に移動することによってその間に収納されている生詰めこんにゃくの長手方向両端面を成形することができるようになっている。
【0031】
なお、図中、mは樋状トレイ2内に収納された成形前の生詰めこんにゃくを示している。
【0032】
図3は上記縦板633,634の構成を詳細に示したものである。
【0033】
同図において、一方のスライダの底面631aから垂設される縦板634は、底面631aに斜線で示した範囲Bに固定される内箱634aと、その内箱634aをカバーした状態で且つ内箱634aをガイドとして昇降する外箱634bとを有している。
【0034】
外箱634bにおいて領域Bの下方に位置する底板634dには2本の軸部634cが平行して立設されており、これらの軸部634cは領域Bに形成された貫通孔634eを通過することができ、その貫通孔634eの縁部と底板634dとの間に圧縮コイルスプリング(以下スプリングと呼ぶ)634fが嵌められている。
【0035】
また、スプリング634fが配置されていない縦板634の図面手前側は、樋状トレイ2を幅方向に仕切ることができるように他方のスライダ632の下方に延設されている。
【0036】
上記構成を有する縦板634が下降して樋状トレイの底面2cと接触すると、スプリング634fが圧縮されつつ軸部634cが貫通孔634eから突出する。それにより、縦板634の進入深さが変化しても縦板634は常時樋状トレイの底面2cと接触した状態を保つようになっている。この縦板634はスライダ631(図中、白矢印参照)に連動して樋状トレイ2長手方向に移動する。
【0037】
一方、スライダ632の底面632aにおいて斜線Cで示した範囲に固定される縦板633は、上記縦板634と左右対称に配置されている以外は縦板634と同じ構成からなり、スライダ632(図中、黒矢印参照)に連動して樋状トレイ2長手方向に移動する。
【0038】
また、各スライダ631は、図示しないリンク機構を介してスライダ移動用の第一空気圧シリンダのロッドに連結されており、各スライダ632は、同じく第二空気圧シリンダのロッドに連結されている。第一空気圧シリンダは各スライダ631を一斉に左方向に移動させ、第二空気圧シリンダは各スライダ632を一斉に右方向に移動させるように構成されている(図2(b)参照)。それにより、生詰めこんにゃくの長手方向端部を挟み込んで成形することができる。
【0039】
なお、各スライダを移動させる機構については、上記リンク機構に限らず、例えば各スライダの一方端部にそれぞれローラを取り付け、そのローラを、スライダ長手方向に変位するガイドレールに沿わせて移動させることにより、伸縮させるものであってもよい。上記リンク機構及び第一空気圧シリンダ、上記ローラ及びガイドレールは縦板駆動部として機能する。
【0040】
また、スライダ631及び632における隣接する側壁には引張りコイルスプリングが架設されており、生詰めこんにゃくを挟み込み、成形が終了すると、その引張りコイルスプリングの復元力によってスライダ631及び632を初期位置に復帰させるようになっている。
【0041】
図4は図1の押し型機構6を背面側から見た図であり、こんにゃくの厚みを調整するための厚み調整機構を示したものである。
【0042】
同図において、厚み調整機構20は、フレーム60の略中央に備えられたハンドル201を有し、ハンドル201をC方向またはD方向に回転させると、そのハンドル201の回転軸に備えられたウオーム202と歯合するギア203が回転し、ギア203を貫通した状態で固定しているシャフト204が回転する。このシャフト204の端部寄りにはピニオン205,205が取り付られ、シャフト両端部は軸受け206,206によって軸支されている。
【0043】
各ピニオン205はフレーム60に垂直方向に固定されているラック207,207と歯合しており、それにより、ラック207,207は装置本体3のフレームに備えられている縦ガイド208,208をガイドとして矢印E方向に昇降するようになっている。
【0044】
次に上記構成を有するこんにゃく成形装置の動作について説明する。
【0045】
図1において、ハンドル201を回転させて押し型機構6を調節し、各樋状トレイ2内に進入させる押し型63の進入深さを調整する。
【0046】
次いで電動モータ5gを駆動させてこんにゃく成形装置1を運転開始すると、投入コンベア8を介してこんにゃく投入部から未凝固の生詰めこんにゃくが順次各樋状トレイ2内に投入され、矢印E方向に搬送されて初段プレス9に送られる。
【0047】
初段プレス9では塊状生詰めこんにゃくをおおまかに板状に予備成形し、次いで押し型機構6に送る。
【0048】
押し型機構6では、間欠駆動する搬送コンベア5の停止時に各空気圧シリンダ61a〜61eを駆動させてロッドを伸長させ、その先端部に取り付られた押し型63を一斉に各樋状トレイ2内に嵌入させる。
【0049】
樋状トレイ2内に嵌入された押し型63に備えられている縦板633,634は、スプリング633f,634fの付勢力に抗して縮小され、すなわち、外箱633b,634bが内箱633a及び634aをガイドとして上向きに移動し、上記調整された進入深さで所定時間停止する。この停止時間は、こんにゃく成形装置1の工程下流側に配置される包装機の能力に応じて例えば3〜5秒の間で設定される。
【0050】
この間、樋状トレイ2内の生詰めこんにゃくは、横板631a,632aの押圧によってその前面、後面、上面及び底面の四面が成形される。また、スライダ631及び632が樋状トレイ2内で互いに反対方向に移動することにより、各スライダに垂設された縦板633,634が生詰めこんにゃくの両端面を挟み込んで成形する。その結果、こんにゃく生詰めこんにゃくは六面が拘束され押圧されることになる。
【0051】
次いで、搬送コンベア5が移動を再開する前に押し型63は上昇され待避状態となる。搬送コンベア5が矢印E方向に移動して隣接する次の押し型63位置で停止すると、上記と同様に押し型63を一斉に下降させる。この操作を湯槽4中で合計15回繰り返すことにより、生詰めこんにゃくを六面体に成形する。
【0052】
上述したように本実施形態では、搬送コンベア5停止時に成形を行うため、生詰めこんにゃくに対する押し型63の押圧力を高めることができ、正確な六面体の成形が可能になる。また、成形の効率を高めることができることにより、高性能包装機に対しても遅れなく成形済みのこんにゃくを供給することができる。
【0053】
次に、押し型機構6の他の実施形態を図5を参照しながら説明する。なお、同図において図1と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
【0054】
同図に示す構成では、押し型機構30が、搬送コンベア5と同期して回転する第二のコンベア31と、その第二のコンベア31に固定される多数の押し型32とから主として構成されている。
【0055】
詳しくは、押し型機構30は、フレーム33の両端に設けられた駆動スプロケット34と従動スプロケット35との間で周回移動する一対のエンドレスチェーン36に押し型32を取り付けており、各押し型32の構成は基本的に上述した押し型63と同じである。
【0056】
エンドレスチェーン36の下側搬送路は、図示しないチェーンガイドによって搬送コンベア5の上側搬送路に沿うようになっており、従動スプロケット35を折り返した押し型32は順次、樋状トレイ2内に進入し、生詰めこんにゃくを押圧した状態で矢印E方向に移動し、駆動スプロケット34側で樋状トレイ2から離脱するようになっている。
【0057】
また、上記フレーム33は上述した厚み調整機構20を備えており、樋状トレイ2内に進入される押し型32の進入深さを調整することができるようになっている。
【0058】
このように他の実施形態に示す構成においても、生詰めこんにゃくの長手方向両端面を成形するための構成は押し型機構30側に装備されているため、従来のように多数本のカセットを交換する必要がなくなる。
【0059】
なお、本発明における対向縦板は、上記実施形態に示したように両方の縦板を移動させる方が調整範囲を広く取れる点で好ましいが、広い調整範囲を必要としないような場合には、いずれか一方の縦板を移動させるものであってもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、請求項1の本発明によれば、未凝固の生詰めこんにゃくを六面体に成形するにあたり、こんにゃく長手方向両端を成形するための機構を押し型側に備えたため、樋状トレイ内に投入するこんにゃくのサイズを変更したり、こんにゃくの製品長さを変更する場合に、従来のように樋状トレイ内に装着された多数本のカセットを交換する必要がなくなり、作業効率を大幅に向上させることができる。また、作業者の負担を解消することができる。
【0061】
請求項2の本発明によれば、縦板の高さが樋状トレイ内に進入する横板の深さに応じて可変に構成されているため、こんにゃく製品厚さを変更する場合であっても縦板を交換する必要がないという長所を有する。
【0062】
請求項の本発明によれば、厚み調整機構によって横板の進入深さを設定し、搬送コンベア及び押し型機構をそれぞれ駆動させると、押し型機構の横板が、設定された進入深さまで樋状トレイ内に進入し、樋状トレイ内に収納された生詰めこんにゃくが所望の厚みに成形される。
【0063】
請求項の本発明によれば、搬送コンベアが間欠移動し、搬送コンベア停止時に横板及び対向縦板が樋状トレイ内に進入してこんにゃくを六面体に押圧し、樋状トレイから離脱した後、搬送コンベアが移動を再開する。すなわち、搬送コンベア移動時には押し型が一斉に待避するように構成したため、搬送コンベアの負荷が著しく軽減され、それにより駆動源を小型化することが可能になり、こんにゃく成形装置をコンパクトに構成することができる。
【0064】
請求項の本発明によれば、第二のコンベアが搬送コンベアと同期して回転すると、一部の搬送路において横板及び対向縦板が樋状トレイ内に進入したまま移動し生詰めこんにゃくが六面体に成形される。従って従来のように多数のカセットを交換することなく生詰めこんにゃくを六面体に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るこんにゃく成形装置の全体構成図である。
【図2】 (a)は図1に示す押し型の構成を示す拡大平面図、(b)は同じく一部切り欠きを有する拡大正面図である。
【図3】 図2に示す挟み板の構成を示すA部拡大斜視図である。
【図4】 図1に示す押圧装置に装備された厚み調整機構の構成を示す説明図である。
【図5】 こんにゃく成形装置の他の実施形態を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1 こんにゃく成形装置
2 樋状トレイ
3 装置本体
4 湯槽
5 搬送コンベア
6 押し型機構
20 厚み調整機構
61a〜61e 空気圧シリンダ
63 押し型
631,632 スライダ
631a,632a 横板
633,634 縦板
635 対向縦板

Claims (5)

  1. 生詰めこんにゃくを一列に複数個収納する樋状トレイと、その樋状トレイを多数並列につなげて加熱部に搬送する搬送コンベアと、その搬送コンベアの上方に配置され、前記樋状トレイ内に押し型を嵌入させてこんにゃくを成形する押し型機構とを備えてなるこんにゃく成形装置において、
    前記押し型機構が、前記樋状トレイ内に収納された各こんにゃくの上面を押圧する横板と、各こんにゃくの長手方向両端を挟み込むようにしてこんにゃく端面を成形する対向縦板と、その対向縦板の一方または両方を前記樋状トレイ内でトレイ長手方向に移動させる縦板駆動部とを備え
    上向きコ字状断面を有する二つの長尺部材を前記樋状トレイの幅方向に並べて底面を面一にすることによって前記横板が形成され、一方の長尺部材の底面に前記対向縦板の一方が垂設され、他方の長尺部材の底面に前記対向縦板の他方が垂設されていることを特徴とするこんにゃく成形装置。
  2. 前記対向縦板が、前記長尺部材の底面に固定された内箱と、この内箱をカバーした状態で昇降自在に設けられる可動式の外箱とを有し、前記樋状トレイ内に進入する前記横板の深さに応じて前記対向縦板の高さを変えることができるように構成されている請求項1記載のこんにゃく成形装置。
  3. 前記生詰めこんにゃくの厚みを調整する厚み調整機構として、前記押し型機構が設けられているフレームに対し垂直方向に固定された複数のラックと、これらのラックと歯合するピニオンを備えたシャフトとを有し、このシャフトを回転させることにより前記フレーム高さを調整し、前記樋状トレイに進入する前記横板の深さを調整するように構成されている請求項1または2に記載のこんにゃく成形装置。
  4. 前記搬送コンベアは間欠的に駆動するように構成されており、前記横板及び前記縦板が、前記搬送コンベア停止時に前記樋状トレイ内に下降または樋状トレイから上昇するように構成されている請求項1〜3のいずれかに記載のこんにゃく成形装置。
  5. 前記横板及び縦板が、前記搬送コンベアと同期して回転し且つ一部の搬送路が前記搬送コンベアと近接配置される第二のコンベアに固定されている請求項1〜のいずれかに記載のこんにゃく成形装置。
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