JP3970284B2 - マルチモード無線送信機及びこれを用いた携帯無線機 - Google Patents

マルチモード無線送信機及びこれを用いた携帯無線機 Download PDF

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Description

本発明は、携帯無線通信機器の高周波集積回路に係り、特に、小型化・軽量化・低消費電力化を図ったマルチモード無線送信機及びこれを用いた携帯無線機に関するものである。
近年、移動体通信機器においては、様々なシステムが複合してきており、周波数帯も複数にまたがるマルチバンドシステムが増えてきている。従来、このようなシステムに対応した無線機は非常に複雑な構成になり回路規模も増大して、発振器数も多くスプリアスの要因にもなっている。
特開2000−13274号公報
しかしながら、このような従来の周波数帯を使用するデュアルモード携帯通信端末では、無線部の共有部分が少なく、送信系では完全2系統となり、小型化・軽量化・低消費電力化が極めて困難であった。
本発明は、前記従来技術の課題を解決することに指向するものであり、2周波数帯を使用するデュアルモード携帯通信端末送信系の直交変調器、増幅器を共有し、増幅器出力にスイッチを設けて、異なるモードの送信系回路に信号を供給し、また発振器と2つの分周器の動作状態をスイッチによりモードを切り換え制御できるように設定して、小型化・軽量化・低消費電力化を図ったマルチモード無線送信機及びこれを用いた携帯無線機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係るマルチモード無線送信機は、所定の周波数で発振する第1の発振器と、
前記第1の発振器で生成した信号の周波数を2分の1に分周すると共に、互いに位相が90度異なる第1の搬送波foIaと、第2の搬送波foQaを出力する第1の分周器と、
前記第1の発振器と異なる所定の周波数で発振する第2の発振器と、
前記第2の発振器で生成した信号の周波数を2分の1に分周する第2の分周器と、
前記第2の分周器の出力信号の周波数を更に2分の1に分周すると共に、互いに位相が90度異なる第3の搬送波foIbと、第4の搬送波foQbを出力する第3の分周器と、
第1の搬送波foIaと、第3の搬送波foIbを受け、制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力する第1の切換増幅器と、
第2の搬送波foQaと、第4の搬送波foQbを受け、上記制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力する第2の切換増幅器と、
ベースバンド信号を、前記第1及び第2の切換増幅器のそれぞれの出力信号により直交変調する直交変調器と
を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるマルチモード無線送信機は、
更に、前記第1の分周器の出力信号の周波数を更に2分の1に分周する第4の分周器と、
前記第3の分周器からの出力信号と、前記第4の分周器からの出力信号を受け、上記制御信号によりいずれか一方の出力信号を選択し、選択した出力信号を増幅し出力する第3の切換増幅器と、
前記選択した出力信号を、所定の基準信号と比較し、位相ズレに対応した信号を出力する周波数シンセサイザと、
前記周波数シンセサイザの出力信号を受けるループフィルタとを備え、
ループフィルタの出力を用いて前記第1の発振器または前記第2の発振器の発振周波数を安定させることを特徴とする。
また、本発明にかかるマルチモード無線送信機は、
前記第1の分周器と第2の分周器を一つの分周器で構成したことを特徴とする。
また、本発明にかかるマルチモード無線送信機は、
前記第3の分周器と第4の分周器を一つの分周器で構成したことを特徴とする。
また、本発明にかかるマルチモード無線送信機は、
前記第1の発振器と第2の発振器を一つの発振器で構成したことを特徴とする。
更に、本発明にかかる携帯無線機は、
所定の周波数で発振する第1の発振器と、
前記第1の発振器で生成した信号の周波数を2分の1に分周すると共に、互いに位相が90度異なる第1の搬送波foIaと、第2の搬送波foQaを出力する第1の分周器と、
前記第1の発振器と異なる所定の周波数で発振する第2の発振器と、
前記第2の発振器で生成した信号の周波数を2分の1に分周する第2の分周器と、
前記第2の分周器の出力信号の周波数を更に2分の1に分周すると共に、互いに位相が90度異なる第3の搬送波foIbと、第4の搬送波foQbを出力する第3の分周器と、
第1の搬送波foIaと、第3の搬送波foIbを受け、制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力する第1の切換増幅器と、
第2の搬送波foQaと、第4の搬送波foQbを受け、上記制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力する第2の切換増幅器と、
ベースバンド信号を、前記第1及び第2の切換増幅器のそれぞれの出力信号により直交変調する直交変調器と、
第1の処理回路と、
第2の処理回路とを備え、
前記第1の処理回路は、第1の搬送波foIaと、第2の搬送波foQaが選択されたときに動作可能となる
前記直交変調器からの出力を増幅する第1増幅手段と、
前記第1増幅手段に接続した第1アンテナ共用手段と
を有し、
前記第2の処理回路は、第3の搬送波foIbと、第4の搬送波foQbが選択されたときに動作可能となる
前記直交変調器からの出力を増幅する第2増幅手段と、
前記第1増幅手段に接続した第2アンテナ共用手段と
を有し、更に、
前記第1アンテナ共用手段と、第2アンテナ共用手段とに切替可能なスイッチと、
前記スイッチに接続されたアンテナと
を備えたことを特徴とする。
前記構成によれば、デュアルモード無線送信機において、中間周波数を使用しないことから発振器の個数を削減し、直交変調器,増幅器を共有化でき、かつベースバンド信号処理部からのベースバンド信号の入力端子を少なくでき、これを用いる携帯無線機においても、小型化できる。
また、本発明によれば、中間周波数を使用しないことで発振器の個数を削減でき、かつ変調器も共通化することにより小型化が可能となり、直交変調器の共通化によってベースバンド信号処理部からのベースバンド信号入力端子を少なくでき、キャリアリークの調整も容易にできるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線送信機の概略構成を示すブロック図である。図1において、100,101は第1,第2の発振器、102,103,104,105は第1,第2,第3,第4の分周器、106,107,108は2入力から一方の出力を選択し出力する切換機能を有する第1,第2,第3の切換増幅器、109は直交変調器、110,111,112,113,114,115は第1,第2,第3,第4,第5,第6の増幅器、116,117は第1,第2のバンドパスフィルタ、118は周波数シンセサイザ(可変分周器)、119はループフィルタ、120,121は第1,第2の共用器、122はモードスイッチ、123は外部アンテナである。
以上のように構成されたマルチモード無線送信機の動作を以下に説明する。まず、第1の周波数(2GHz)モードの場合、第1の発振器100から周波数F1、たとえば4GHzの信号を生成し、第1の分周器102により(1/N1)、たとえば1/2に分周した2GHzの互いに位相差が90度の2つの搬送波foIa,foQaを出力する。第1の切換増幅器106で搬送波foIaを増幅し、第2の切換増幅器107でもう一方の90度位相のずれた搬送波foQaを増幅する。切替増幅器106,107のそれぞれの出力信号、及びベースバンド信号処理部からのベースバンド信号を直交変調器109に入力して変調信号を得る。以上のように、第1の周波数モードのときは、第1の搬送波foIaと、第2の搬送波foQaが選択され、処理される。
この出力を第1,第2の増幅器110,111で増幅して、第1のバンドパスフィルタ116で必要な帯域以外の周波数を除去し、さらに第3の増幅器112により送信信号を増幅し、第1の共用器120,モードスイッチ122を通過し、外部アンテナ123に送られる。第1,第2の増幅器110,111、第1のバンドパスフィルタ116、第3の増幅器112は、第1周波数モードのときに動作可能となる第1処理回路を構成する。
また、第4の分周器105により(1/Na)、たとえば1/2に分周した1GHzの信号を、第3の切換増幅器108で増幅後、周波数シンセサイザ(可変分周器)118で比較周波数に分周して、外部より印加される基準周波数と比較し、位相ずれに対応する信号を出力する。周波数シンセサイザ118の出力はループフィルタ119を介して第1の発振器100に印加する。このループにより第1の発振器100の搬送波の周波数を安定させている。
次に第2の周波数(800MHz)モードの場合、第2の発振器101から周波数F2、たとえば3.2GHzの信号を生成し、第2の分周器103により(1/N2)、たとえば1/2に分周され、さらに、第3の分周器104により(1/N3)、たとえば1/2に分周され、800MHzの互いに位相差が90度の2つの搬送波foIb,foQbを出力する。第1の切換増幅器106で搬送波foIbを増幅し、第2の切換増幅器107でもう一方の90度位相のずれた搬送波foQbを増幅する。切替増幅器106,107のそれぞれの出力信号、及びベースバンド信号処理部からのベースバンド信号を直交変調器109に入力し変調信号を得る。以上のように、第2の周波数モードのときは、第3の搬送波foIbと、第4の搬送波foQbが選択され、処理される。
2つの分周器103,104をひとつの分周器で構成することも可能である。この場合は、(1/N2・N3)、たとえば1/4に分周される。
この出力を第4,第5の増幅器113,114で増幅し、第2のバンドパスフィルタ117で必要な帯域以外の周波数を除去し、第6の増幅器115により送信信号を増幅し、第2の共用器121、モードスイッチ122を通過し、外部アンテナ123に送られる。第4,第5の増幅器113,114、第2のバンドパスフィルタ117、第6の増幅器115は、第2周波数モードのときに動作可能となる第2処理回路を構成する。
また、第3の分周器104により800MHzに分周された信号を、第3の切換増幅器108で増幅後、周波数シンセサイザ(可変分周器)118で比較周波数に分周して、外部より印加される基準周波数と比較し、位相ずれに対応する信号を出力する。周波数シンセサイザ118の出力はループフィルタ119を介して第2の発振器101に印加する。このループにより第2の発振器101の搬送波の周波数を安定させている。
第1の周波数モードと第2の周波数モードの切替は、図2に示す制御端子124に加わる信号により行われる。
一般に、高周波信号を扱う分周器は、分周する周波数が高ければ高いほど動作電流が多くなり、電流を多く流す必要がある。それは、分周器を構成するトランジスタの周波数特性に依存し、入力振幅に対し出力振幅を劣化させないために電流を多く流す必要がある。従って、分周器102より分周器105の方が、低い周波数を分周するので、動作電流は少ない。同様に、分周器103より分周器104の方が、低い周波数を分周するので、動作電流は少ない。
図2は本実施の形態1の図1に示す第1,第2の切換増幅器106,107の内部構成のブロック図、図3は回路図を示す図である。図2,図3において、124は制御端子、125,126は第1,第2の周波数入力端子対、127は周波数出力端子対、128は増幅器、129は切換スイッチ対である。
信号を出力させる第1の切換増幅器106,第2の切換増幅器107は、図2に示すような構成になっており、第1の周波数入力端子対125,第2の周波数入力端子対126を制御端子124に、2GHzモード(第1の周波数)あるいは800MHzモード(第2の周波数)に対応した制御信号を送り、切換スイッチ対129を制御で切り換えることにより、周波数出力端子対127から増幅器128で増幅され、前述の制御に対応した第1の周波数あるいは第2の周波数の信号が出力される。
回路構成については図3に示すとおり、2GHzモードでは第1の周波数入力端子対125から信号を入力し、制御端子124に2GHzモードの切換信号を送り、増幅器128で信号が増幅されて、周波数出力端子対127より信号を出力する構成である。
このように中間周波数を使用しないことにより発振器の個数を削減でき、かつ変調器も2GHzモード,800MHzモードを共通化することにより小型化が可能となる。
なお、本実施の形態1では2GHzモード,800MHzモードを例として記述したが、これは一例であり一般化した周波数を用いても同様の効果を得られることは明らかである。
図4は本発明の実施の形態2におけるマルチモード無線送信機の概略構成を示すブロック図である。ここで、前述の実施の形態1を示す図1において説明した構成部材に対応し同等の機能を有するものには同一の符号を付してこれを示し、以下の各図においても同様とする。図4において、130は第5の分周器、131は第6の分周器であり、第5,第6の分周器130,131以外は図1と同様なので、その説明は省略する。
第1の周波数(2GHz)モードの場合、第1の発振器100から4GHzの信号を生成し、第5の分周器130により2GHzの互いに位相差が90度の2つの搬送波foI,foQに分周する。第1の切換増幅器106で搬送波foIを増幅し、第2の切換増幅器107でもう一方の90度位相のずれた搬送波foQを増幅したそれぞれの出力信号、及びベースバンド信号処理部からのベースバンド信号を直交変調器109に入力し変調信号を得る。
この出力を第1,第2の増幅器110,111で増幅して、第1のバンドパスフィルタ116で必要な帯域以外の周波数を除去し、さらに第3の増幅器112により送信信号を増幅し、第1の共用器120,モードスイッチ122を通過し、外部アンテナ123に送られる。
また、第6の分周器131により1GHzの信号に分周された信号を、第3の切換増幅器108で増幅後、周波数シンセサイザ(可変分周器)118で比較周波数に分周して、外部より印加される基準周波数と比較し、位相ずれに対応する信号を出力する。周波数シンセサイザ118の出力はループフィルタ119を介して第1の発振器100に印加する。このループにより第1の発振器100の搬送波の周波数を安定させている。
次に第2の周波数(800MHz)モードの場合、第2の発振器101から3.2GHzの信号を生成し、第5,第6の分周器130,131により800MHzの互いに位相差が90度の2つの搬送波foI,foQに分周する。第1の切換増幅器106で搬送波foIを増幅し、第2の切換増幅器107でもう一方の90度位相のずれた搬送波foQを増幅したそれぞれの出力信号、及びベースバンド信号処理部からのベースバンド信号を直交変調器109に入力し変調信号を得る。
この出力を第4,第5の増幅器113,114で増幅し、第2のバンドパスフィルタ117で必要な帯域以外の周波数を除去し、第6の増幅器115により送信信号を増幅し、第2の共用器121,モードスイッチ122を通過し、外部アンテナ123に送られる。
また、第6の分周器131により800MHzに分周された信号を、第3の切換増幅器108で増幅後、周波数シンセサイザ(可変分周器)118で比較周波数に分周して、外部より印加される基準周波数と比較し、位相ずれに対応する信号を出力する。周波数シンセサイザ118の出力はループフィルタ119を介して第2の発振器101に印加する。このループにより第2の発振器101の搬送波の周波数を安定させている。
なお、本実施の形態2では2GHzモード,800MHzモードを例として記述したが、これは一例であり一般化した周波数を用いても同様の効果を得られることは明らかである。
図5は本発明の実施の形態3におけるマルチモード無線送信機の概略構成を示す図である。図5において、132は第3の発振器であり、第3の発振器132以外は前述した実施の形態2の図4と同様なのでその説明を省略する。
第1の周波数(2GHz)モードの場合、第3の発振器132から4GHzの信号を生成し、第5の分周器130により2GHzの互いに位相差が90度の2つの搬送波foI,foQに分周する。第1の切換増幅器106で搬送波foIを増幅し、第2の切換増幅器107でもう一方の90度位相のずれた搬送波foQを増幅したそれぞれの出力信号、及びベースバンド信号処理部からのベースバンド信号を直交変調器109に入力し変調信号を得る。
この出力を第1,第2の増幅器110,111で増幅して、第1のバンドパスフィルタ116で必要な帯域以外の周波数を除去し、さらに第3の増幅器112により送信信号を増幅し、第1の共用器120,モードスイッチ122を通過し、外部アンテナ123に送られる。
また、第6の分周器131により1GHzの信号に分周された信号を、第3の切換増幅器108で増幅後、周波数シンセサイザ(可変分周器)118で比較周波数に分周して、外部より印加される基準周波数と比較し、位相ずれに対応する信号を出力する。周波数シンセサイザ118の出力はループフィルタ119を介して第3の発振器132に印加する。このループにより第3の発振器132の搬送波の周波数を安定させている。
次に第2の周波数(800MHz)モードの場合、第3の発振器132から3.2GHzの信号を生成し、第5,第6の分周器130,131により800MHzの互いに位相差が90度の2つの搬送波foI,foQに分周する。第1の切換増幅器106で搬送波foIを増幅し、第2の切換増幅器107でもう一方の90度位相のずれた搬送波foQを増幅したそれぞれの出力信号、及びベースバンド信号処理部からのベースバンド信号を直交変調器109に入力し変調信号を得る。
この出力を第4,第5の増幅器113,114で増幅し、第2のバンドパスフィルタ117で必要な帯域以外の周波数を除去し、第6の増幅器115により送信信号を増幅し、第2の共用器121,モードスイッチ122を通過し、外部アンテナ123に送られる。
また、第6の分周器131により800MHzに分周された信号を、第3の切換増幅器108で増幅後、周波数シンセサイザ(可変分周器)118で比較周波数に分周して、外部より印加される基準周波数と比較し、位相ずれに対応する信号を出力する。周波数シンセサイザ118の出力はループフィルタ119を介して第3の発振器132に印加する。このループにより第3の発振器132の搬送波の周波数を安定させている。
なお、本実施の形態3では2GHzモード,800MHzモードを例として記述したが、これは一例であり一般化した周波数を用いても同様の効果を得られることは明らかである。
また、本実施の携帯1〜3のマルチモード無線送信機を用いて、直交変調器の出力段に接続した第1〜6の増幅器、第1,第2のバンドパスフィルタ、第1,第2の共用器、モードスイッチ、外部アンテナと、第1,第2の共用器を介して接続した受信手段(RX)により無線送信機を構成しても良い。
本発明に係るマルチモード無線送信機及びこれを用いた携帯無線機は、中間周波数を使用せず発振器の個数を削減し、かつ変調器も共通化して小型化でき、直交変調器の共通化によりベースバンド信号処理部の信号入力端子を少なく、キャリアリークの調整も容易にでき、携帯無線通信機器の高周波集積回路等として有用である。
本発明の実施の形態1におけるマルチモード無線送信機の概略構成を示すブロック図 本実施の形態1における切換増幅器の内部構成を示すブロック図 本実施の形態1における切換増幅器の回路図 本発明の実施の形態2におけるマルチモード無線送信機の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるマルチモード無線送信機の概略構成を示すブロック図
符号の説明
100,101,132 発振器
102,103,104,105,130,131 分周器
106,107,108 切換増幅器
109 直交変調器
110,111,112,113,114,115 増幅器
116,117 バンドパスフィルタ
118 周波数シンセサイザ
119 ループフィルタ
120,121 共用器
122 モードスイッチ
123 アンテナ
124 制御端子
125,126 周波数入力端子対
127 周波数出力端子対
128 増幅器

Claims (9)

  1. 所定の周波数で発振する第1の発振器と、
    前記第1の発振器で生成した信号の周波数を分周すると共に、互いに位相が90度異なる第1の搬送波foIaと、第2の搬送波foQaを出力する第1の分周器と、
    前記第1の発振器と異なる所定の周波数で発振する第2の発振器と、
    前記第2の発振器で生成した信号の周波数を分周する第2の分周器と、
    前記第2の分周器の出力信号の周波数を更に分周すると共に、互いに位相が90度異なる第3の搬送波foIbと、第4の搬送波foQbを出力する第3の分周器と、
    第1の搬送波foIaと、第3の搬送波foIbを受け、制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力する第1の切換増幅器と、
    第2の搬送波foQaと、第4の搬送波foQbを受け、上記制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力する第2の切換増幅器と、
    ベースバンド信号を、前記第1及び第2の切換増幅器のそれぞれの出力信号により直交変調する直交変調器と
    前記第1の分周器の出力信号の周波数を更に分周する第4の分周器と、
    前記第3の分周器からの出力信号と、前記第4の分周器からの出力信号を受け、上記制御信号によりいずれか一方の出力信号を選択し、選択した出力信号を増幅し出力する第3の切換増幅器と、
    前記選択した出力信号を、所定の基準信号と比較し、位相ズレに対応した信号を出力する周波数シンセサイザと、
    前記周波数シンセサイザの出力信号を受けるループフィルタとを備え、
    ループフィルタの出力を用いて前記第1の発振器または前記第2の発振器の発振周波数を安定させることを特徴とするマルチモード無線送信機。
  2. 前記第1、第2、第3及び第4の分周器が、各々2分の1に分周することを特徴とする請求項1記載のマルチモード無線送信機。
  3. 前記第1の分周器と第2の分周器を一つの分周器で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチモード無線送信機。
  4. 前記第3の分周器と第4の分周器を一つの分周器で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチモード無線送信機。
  5. 前記第1の発振器と第2の発振器を一つの発振器で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチモード無線送信機。
  6. 前記第1分周器より第4分周器の方が、動作電流が少ないことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチモード無線送信機。
  7. 前記第2分周器より第3分周器の方が、動作電流が少ないことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチモード無線送信機。
  8. 所定の周波数で発振する第1の発振器と、
    前記第1の発振器で生成した信号の周波数を分周すると共に、互いに位相が90度異なる第1の搬送波foIaと、第2の搬送波foQaを出力する第1の分周器と、
    前記第1の発振器と異なる所定の周波数で発振する第2の発振器と、
    前記第2の発振器で生成した信号の周波数を分周する第2の分周器と、
    前記第2の分周器の出力信号の周波数を更に分周すると共に、互いに位相が90度異なる第3の搬送波foIbと、第4の搬送波foQbを出力する第3の分周器と、
    第1の搬送波foIaと、第3の搬送波foIbを受け、制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力する第1の切換増幅器と、
    第2の搬送波foQaと、第4の搬送波foQbを受け、上記制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力する第2の切換増幅器と、
    ベースバンド信号を、前記第1及び第2の切換増幅器のそれぞれの出力信号により直交変調する直交変調器と、
    第1の処理回路と、
    第2の処理回路とを備え、
    前記第1の処理回路は、第1の搬送波foIaと、第2の搬送波foQaが選択されたときに動作可能となる
    前記直交変調器からの出力を増幅する第1増幅手段と、
    前記第1増幅手段に接続した第1アンテナ共用手段と
    を有し、
    前記第2の処理回路は、第3の搬送波foIbと、第4の搬送波foQbが選択されたときに動作可能となる
    前記直交変調器からの出力を増幅する第2増幅手段と、
    前記第1増幅手段に接続した第2アンテナ共用手段と
    を有し、更に、
    前記第1アンテナ共用手段と、第2アンテナ共用手段とに切替可能なスイッチと、
    前記スイッチに接続されたアンテナと
    を備えたことを特徴とする携帯無線機において、
    前記第1の分周器の出力信号の周波数を更に分周する第4の分周器と、
    前記第3の分周器からの出力信号と、前記第4の分周器からの出力信号を受け、上記制御信号によりいずれか一方の出力信号を選択し、選択した出力信号を増幅し出力する第3の切換増幅器と、
    前記選択した出力信号を、所定の基準信号と比較し、位相ズレに対応した信号を出力する周波数シンセサイザと、
    前記周波数シンセサイザの出力信号を受けるループフィルタとを備え、
    ループフィルタの出力を用いて前記第1の発振器または前記第2の発振器の発振周波数を安定させることを特徴とする携帯無線機。
  9. 所定の第1の周波数で発振し、
    前記第1の周波数を2分の1に分周すると共に、互いに位相が90度異なる第1の搬送波foIaと、第2の搬送波foQaを出力し、
    前記第1の周波数と異なる所定の第2周波数で発振し、
    前記第2の周波数を2分の1に分周し、
    1/2に分周された第2の周波数を更に2分の1に分周すると共に、互いに位相が90度異なる第3の搬送波foIbと、第4の搬送波foQbを出力し、
    第1の搬送波foIaと、第3の搬送波foIbを受け、制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力し、
    第2の搬送波foQaと、第4の搬送波foQbを受け、上記制御信号によりいずれか一方の搬送波を選択し、選択した搬送波を増幅し出力し、
    ベースバンド信号を、選択された2つの出力信号により直交変調することを特徴とするマルチモード無線送信方法において
    前記第1の分周器の出力信号の周波数を更に分周する第4の分周器と、
    前記第3の分周器からの出力信号と、前記第4の分周器からの出力信号を受け、上記制御信号によりいずれか一方の出力信号を選択し、選択した出力信号を増幅し出力する第3の切換増幅器と、
    前記選択した出力信号を、所定の基準信号と比較し、位相ズレに対応した信号を出力する周波数シンセサイザと、
    前記周波数シンセサイザの出力信号を受けるループフィルタとを備え、
    ループフィルタの出力を用いて前記第1の発振器または前記第2の発振器の発振周波数を安定させることを特徴とするマルチモード無線送信方法。
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