JP3970280B2 - 窓 - Google Patents

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Description

本発明は、窓枠の上枠に受けた雨水が窓の前面に沿って流れないようにした窓に関する。
窓枠の上枠に受けた雨水が窓の前面に沿って流れると、ガラス障子に汚れが付きやすいので、雨水が窓の前面に沿って流れないようにした窓は、特許文献1に開示されている。
特許第3015317号特許掲載公報
特許文献1に開示された窓は、いずれも中空部を有する上枠、下枠及び縦枠を周知の接続技術により矩形に接続された窓枠を用いるものである。すなわち、上、下枠の長手方向両端部を縦枠の中空部を形成する縦壁のうち、内側の縦壁の上下端部の対向面に当接し、その縦枠の外側の縦壁の屋外側から縦枠に貫通するビスを上、下枠に形成してあるビスホールにねじ込んで接続するものである。そして、雨水排水装置は、上枠の上面壁に上枠に受ける雨水を集合する凹溝を形成するとともに、縦枠の前記中空部を排水通路として用い、縦枠の内側の縦壁の上端部に切欠を設け、前記凹溝からその切欠を経て雨水を排水通路に導入するように構成したものである。
従って、第一に、中空部を形成する内側の縦壁に切欠を形成するので、加工の際に縦枠の向きを確認する必要があり、また、加工作業が容易でない。第二に、ビスは縦枠の中空部を貫通して上、下枠のビスホールにねじ込まれるため、接続に手間が掛かり、かつ、接続強度に問題なしとしない。第三に、ビス頭が屋外側に露見されるため外観体裁上の問題があることから、先行技術においては、縦枠の上下端部にその端面と排水通路の上下端面を被覆・遮蔽するコーナーブロックを装着し、そのコーナーブロックの外側から前記ビスを貫通してねじ込むとともに、そのコーナーブロックの外側にさらにビス頭隠蔽用のコーナーカバーを装着している。
従って、従来は、窓枠の接続強度、排水装置構成のための加工性、部品点数及び施工手間に問題があった。
こうして、本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解消すること、すなわち、上枠に受けた雨水を窓前面に沿って流れないようにした窓において、窓枠の接続強度の向上、排水装置構成のための加工の容易化、部品点数の削減及び施工の簡易化を図ることができる窓を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、a)窓枠の上枠には上面壁に受けた雨水を集合させる凹溝をその上面壁に設け、b)縦枠には一枚の平板状の側壁を有するものを用いるとともに、前記側壁の上端部を前記上面壁よりも若干上方に突出させ、c)前記窓枠の上枠の長手方向端部と下枠の長手方向端部を前記縦枠の上下端部の対向面に当接して,前記縦枠の側壁の外側から貫通されるビスを前記上、下枠に設けてあるビスホールにねじ込んで前記窓枠を形成し、d)前記縦枠の側壁の外面にその縦枠とほぼ等しい長さを有する縦枠カバーを固定して、前記縦枠の側壁と前記縦枠カバーとの間に排水通路を形成し、e)前記縦枠の側壁の上端部に前記凹溝を前記排水通路に連通させる導水孔を設けたことを特徴としている(請求項1)。
上記の構成により、上枠の上面に受けた雨は凹溝に集合し、凹溝の端部から導水孔を経て排水通路に導入され、排水通路内を流下し、その下端部から排水される。従って、雨が窓の前面に沿って流れることが防止され、上枠及び縦枠の外面に雨水による汚れの付着が防止される。
縦枠カバーは、その内面に形成してある複数の被嵌合突縁を窓枠の縦枠の側壁の外面に形成してある複数の嵌合突縁に嵌合して固定されていることが望ましい(請求項2)。
このような縦枠カバーの装着構造を用いる場合は、縦枠カバーを縦枠の側壁に向けて押圧するだけで簡単に装着できる。そして、窓枠の上、下枠と縦枠とを接続するビスの頭が縦枠カバーで隠蔽され、外部に露見されない。
上記の窓には、排水通路の上端部を遮蔽し、縦枠の側壁の上端面及び縦枠カバーの上端面を被覆するキャップを装着するとともに、前記排水通路の下端部を遮蔽し、前記縦枠の側壁の下端面及び前記縦枠カバーの下端面を被覆するキャップを装着し、窓枠の下枠の屋内側部分に上方に窪む凹部を形成するとともに、縦枠の側壁の下端部に排水通路を前記凹部に連通させる水抜き孔を設けることが望ましい(請求項3)。
上記構成により、上枠の上面に受けた雨は凹溝に集合し、凹溝の端部から導水孔を経て排水通路に導入され、排水通路内を流下して下部のキャップに受け止められ、水抜き孔から下枠の凹部に向けて排水される。水抜き孔は窓の屋外側へ露見されない。
縦枠の側壁に建物外壁の端部と対面する目地材当接部を設け、縦枠カバーでその目地材当接部よりも屋外側に存する前記側壁を覆うことが望ましい(請求項4)。
このような目地材当接部を設けた場合は、縦枠カバー取付時に位置決めを容易かつ正確に行うことができる。また、窓枠取付後に、目地材当接部と外壁見切りとの間に目地材又は見切り縁を容易確実に装着することができる。従って、雨水浸入を確実に防止することができる。
請求項1の発明によれば、第一に、縦枠の一枚の平板状の側壁の外側からビスを貫通し、直接に上、下枠のビスホールにねじ込んで接続するので、中空部を有する縦枠を用いる場合よりも大きな接続強度が得られる。第二に、ビス頭は縦枠カバーにより隠蔽されるので、窓の外観体裁が向上し、かつ、防犯性が確保される。第三に、縦枠が一枚の平板状の側壁を有するものであるから、上枠の凹溝を排水通路に連通させる導水孔を縦枠の側壁の上端部に形成する加工を容易に行うことができる。
請求項2の発明によれば、縦枠は中空部を有する縦枠と同様の簡素な外観を備えることができ、縦枠カバーの縦枠に対する装着が容易にできる。また、縦枠カバーの装着自体で外観が向上されるため、他の部材が不要であり、コストアップを招かない。
請求項3の発明によれば、排水通路に導入されて下端部まで流下した雨は、下部のキャップに受け止められ、水抜き孔から下枠の凹部に向けて排水され、その水抜き孔は窓の屋外側へ露見されないため、窓の下部が排水により汚れることがあっても目立つことが防止される。
請求項4の発明によれば、縦枠はその側壁に建物外壁の端部と対面する目地材当接部を有し、縦枠カバーでその目地材当接部よりも屋外側に存する前記側壁を覆うので、縦枠カバー取付時に位置決めを容易にするとともに、外壁施工時に目地材当接部と外壁端部との間に目地材又は見切り縁を容易確実に装着することができ、かつ、雨水浸入を確実に防止することができる。
次に、本発明を出窓に適用した場合の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は出窓を屋外側からみた斜視図、図2は同出窓の中間省略縦断面図、図3は同出窓の右側部分の横断面図、図4は図3の縦枠及び縦枠カバーを分解して示す平面図、図5は上部キャップの展開図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は側面図、(d)は縦枠に対する装着位置関係を示す説明図である。図6は結露水排出経路を示す要部の縦断面図である。
図1の出窓PWは、窓枠Fにガラス障子Dを取り付けてなっている。窓枠Fは、上枠1と下枠2と縦枠3を矩形に接続して構成されている。なお、図1は窓中央の屋外側に方立を備え、その両側にガラス障子としての縦辷り出し障子が設けられている場合の外観を示す。
上枠1には、上面壁11に受けた雨を集合させる凹溝12がその上面壁に形成されている。この凹溝12は、上面壁11で受けた雨を集合して上枠1の長手方向端部に誘導するためのものであり、断面形状はレ字形、L字形又はU字形のいずれでもよい。図示の例では、上面壁11を屋外側端部まで下り勾配とし、その屋外側端部に突縁13を起立させて、レ字形の凹溝を形成してある。
下枠2には、好ましい例として、屋内側半分の底面を屋外側半分の底面よりも高くして、上方に窪んだ凹部21を形成してある。
縦枠3には、従来の中空部を有する縦枠と異なり、一枚の平板状の側壁31を有するものが使用されている。
上記上枠1、下枠2及び左右の縦枠3は、次のようにして矩形に接続されている。すなわち、上、下枠の長手方向両端部を左右の縦枠3の側壁31の上下端部における対向面に当接し、その側壁の外側からビスb1を側壁31に貫通し、かつ、上、下枠に形成してあるビスホールh1,h2にねじ込んで接続してある。
縦枠3の一枚の平板状の側壁31に上下枠1,2の端部を突き当て、その側壁に貫通したビスb1を直接に上、下枠にねじ込んでいるから、中空部を有する縦枠の場合と異なって、ビスのねじ込み作業が安定して確実にできるとともに、上下枠と縦枠との接続強度を大きくすることができ、堅牢な窓枠を構成することができる。
縦枠3は、窓枠の完成状態において、側壁31の上端部が上枠1の上面壁11よりも若干上方に突出されており、これにより、上枠の凹溝12の長手方向両端部が堰き止められているとともに、その上端部の凹溝の底部に対応する位置に切欠又は孔を形成して、凹溝12に集合する雨を凹溝12の外に排出する導水孔32が構成されている。
縦枠3の側壁31の外面には、屋内外方向に隔てた複数の位置に嵌合突縁33が形成されている。そして、その嵌合突縁33を利用して、縦枠3とほぼ等しい長さを有する縦枠カバー4が装着されている。縦枠カバー4は、概ね縦枠3の側壁31と平行な平板状に形成され、屋外側端部にほぼ直角な屈曲縁41が形成され、中間部には、屈曲縁と同じ側に縦枠の側壁の嵌合突縁33とほぼ等間隔をおいて突出する被嵌合突縁42が形成されている。好ましい実施の形態においては、縦枠カバー4の任意の位置に被嵌合突縁42と同じ方向に突出する一対のねじ受け突縁43が形成されている。また、縦枠カバー4には、その屋内側端部付近に被嵌合突縁と同一側に張り出す突縁44が形成されている。
こうして、縦枠カバー4は、窓枠組み立て後に、左右の縦枠3の側壁31の嵌合突縁 33に縦枠カバーの被嵌合突縁42を押し込み嵌合して固定されている。屈曲縁41の先端は側壁31の屋外側端部に密着している。ねじ受け突縁43が設けられた場合は、側壁31の内側(窓開口側)からビスb2をその側壁31に貫通し、ねじ受け突縁43の間にねじ込んで、より確実に接続される。
この場合、さらに好ましくは、縦枠3の側壁31の屋内側端付近における外面にL字形又は矩形の目地材当接部34が設けてあり、縦枠カバー4を縦枠3に装着する際に、その縦枠カバーの屋内側端部を目地材当接部34に突き当てることにより、縦枠カバーの縦枠に対する位置決めを容易正確に行うことができるようにしてある。すなわち、縦枠カバーの屋内側端部を目地材当接部に突き当てた状態で縦枠カバー4を縦枠の側壁31に向けて強く押圧することで、簡単かつ確実に嵌合突縁33と被嵌合突縁42の嵌合固定ができる利点がある。
上記のようにして縦枠カバー4を側壁31に取り付けると、側壁31と縦枠カバー4の間には、上下方向に貫通する空隙5が形成される。そして、その空隙の内、前記側壁の上端部に形成された導水孔32に望む空隙(図示の例では5a)は排水通路としての役目を果たすこととなる。すなわち、上枠の凹溝12に集合した雨は、導水孔32から排水通路(5a)に流入し、その排水通路に沿って流下する。
好ましい実施の形態においては、排水通路の上端部と下端部に、窓枠の外観体裁の向上と小口露出による怪我の防止のために、キャップ6が装着されている。上下のキャップは、対称形に形成されているので、図5に示す上部のキャップ6について説明する。
キャップ6は、側壁31と縦枠カバー4の間に形成された空隙5の上端部を遮蔽し、かつ、側壁31の上端面及び縦枠カバー4の上端面を被覆するほぼ短冊状の平板61を有し、その平板の下面に前記空隙に緊密に嵌合される複数個のL字形又はT字形の突縁62と、突縁62を縦枠カバー4の内側面に嵌合して密着したときに縦枠カバー4の被嵌合突縁42に係合してキャップ6を固定する複数個の係合部63と、キャップ6を縦枠カバー4にねじ止めするためのねじ受け部64とを有する。
そして、図5(d)に示すように、キャップ6は、これを縦枠カバー4の上端部に装着し、突縁62を縦枠カバー4の内側面に密着するとともに、係合部63を縦枠カバー4の被嵌合突縁42に係合して固定される。続いて、縦枠カバー4の屋内側端部の突縁44にその屋内側からねじb3を貫通し、さらにねじ受け部64にねじ込んでキャップ6をしっかりと縦枠カバー4に接続している。
縦枠カバー4の下端部にも、もう一つのキャップが同様にして取り付けられており、これら上下のキャップにより排水通路5aを含む空隙5の上下端部が遮蔽され、また、縦枠3及び縦枠カバー4の長手方向両端面が被覆されている。
上記上枠1の上面壁11の凹溝12、縦枠3の側壁31の上端部に形成された導水孔32、側壁と縦枠カバーの間に形成された排水通路5aが本発明に係る窓の排水装置の最小限の構成要素である。この場合は、雨は排水通路5aの下端部から下方に排出される。しかし、上記のように上下のキャップ6が付加された場合は、縦枠カバー3の側壁31の下端部に切欠を形成して排水通路5の下端部に流下した雨を下枠2の凹部21に向けて排出する水抜き孔36が構成要素の一部として付加される。
本発明は、出窓の建物躯体Wに対する固定構造は任意であるが、図示された例の固定構造について説明すると、上枠1には、屋内側端部に角筒状の取付部14が設けられ、建物躯体のチャンネル材C1に固定した固定金具71に貫通したねじn1を前記取付部14にねじ込んでいる。また、下枠2の屋内側部分に角筒状の取付部22が設けられ、固定金具72をその取付部22とチャンネルC2に固着された固定部材73との間に掛け渡し、ねじn2,n3で固着している。さらに、縦枠3の側壁31の屋内側端部にL字形の取付部35を設け、その取付部35をチャンネル材C3に当接し、挟持部材75をねじn4によりチャンネル材C3に緊締して、その挟持部材75により縦枠3を固定している。
また、本発明は、上記窓枠Fに対する障子Dの取付構造も任意である。障子の取付構造は、一般的に障子の開閉形態により異なる形状を有している。図示された例は、窓枠Fを障子の開閉形態の如何に関わらず共通に用いられる外側枠体と、障子の開閉形態の違いに応じて当該開閉形態に適合する形状を有する内側枠体とに分割して形成し、前者に後者を結合することより一つの窓枠が完成するように構成されている。以下、これについて詳細に説明する。
外側枠体は、上枠1Aと、下枠2Aと、左右の縦枠3Aとからなっている。図2、図3及び図4に示すように、上枠1Aは、上述された上面壁11の屋内側端部に角筒状の取付部14を有するとともに、上面壁の中間位置から垂下する中間連結壁15と上面壁の屋外側端部から垂下する外面壁16とを有する。また、下枠2Aは、ほぼ屋内側半分を占めるように形成された角筒状の取付部22と、その取付部の上面の中間位置から起立する中間連結壁23と、取付部22の下方に凹部21が形成されるように取付部22の屋外側面から垂下する垂下壁24と、その垂下壁の下端部から屋外方向に張り出す底壁25と、その底壁の屋外側端部から起立する外面壁26とを有する。そして、縦枠3Aは、上述された側壁31と、目地材当接部34と、取付部35とを有するほか、側壁31の中間位置から窓枠内方に延出する中間連結壁37と、側壁の屋外側端部から中間連結壁と平行に同じ方向に延出する外面壁38とを有する。
図示された内側枠体は、縦滑り出し障子保持用の形状を有する上枠1B、下枠2B及び縦枠3Bを有する。各枠1B,2B,3Bはそれぞれ屋内側に配置されるアルミニウム製枠材1m,2m,3mと、断熱性を高めるためにアルミニウム製枠材の屋内側面を被覆するように結合されたプラスチック製枠材1p,2p,3pとからなっている。そして、上、下枠1B,2Bの長手方向両端部を縦枠3Bの上下端部の対向面に突き当て、縦枠3Bの外側から上、下枠1B,2Bに設けてあるビスホールh3,h4にビス(図示せず)をねじ込んで矩形の内側枠体が構成されている。
矩形に枠組みされた内側枠体は、屋内側から外側枠体の中に嵌合され、上枠1B、下枠2B及び縦枠3Bを、それぞれビスb6,b7,b8により外側枠体の上枠1A、下枠2A及び縦枠3Aに接続されている。
さらに詳説すると、内側枠体の上枠1Bのアルミニウム製上枠材1mは、外側枠体の上枠1Aの中間連結壁15に屋内方向からねじ込むビスb6で接続され、その接続の際に上枠1Aの外面壁16の下端部に設けてある気密材s1に押圧密着されるようになっている。
内側枠体の下枠2Bのアルミニウム製下枠材2mは、外側枠体の下枠2Aの中間連結壁23に屋内方向からねじ込むビスb7で接続され、その接続の際に下枠2の外面壁26の上端部に設けてある気密材s2に押圧密着されるようになっている。
そして、内側枠体の縦枠3Bのアルミニウム製縦枠材3mは、外側枠体の縦枠3Aの中間連結壁37に屋内方向からねじ込むビスb8で接続され、その接続の際に縦枠3の外面壁38の先端部に設けてある気密材s3に押圧密着されるようになっている。
外側枠体に結合された内側枠体のプラスチック製上枠材1pは、その屋内側端部を木ねじN1により出窓の上額縁8Uに固着され、内側枠体のプラスチック製縦枠材3pは木ねじN2により縦額縁8Sに固着されている。内側枠体のプラスチック製下枠材2pはその屋外側端部をアルミニウム製下枠材2mの屋内側端部に係合した状態で木ねじN3により出窓の下額縁8Lに固着されている。窓枠Fはこのようにして建物駆体に取付けられている。
上記のように、いずれの障子の開閉形態にも共通な外側枠体に、特定の開閉形態に対応する内側枠体を外側枠体の屋内側から嵌合して接続する構造を採用する場合は、内側枠体の取付が容易・安全であり、窓枠の製造コストの低減が可能であり、障子の開閉形態に応じて内側枠体を選択して組み込めば良いので、窓の施工が容易になり、施工コスト削減を図ることが可能である。
上記窓枠Fを建物駆体に取り付けた後、縦枠3と外壁Wの端部との間には目地材又は見切り縁9が装着されるが、本発明においては、縦枠の側壁31に目地材当接部34が設けてあるので、その目地材当接部34と外壁端部との間に単に見切り縁9を押し込むだけで簡単・迅速かつ確実に水密化の施工ができる。
図6は、窓枠を上記のように外側枠体と内側枠体とで構成した場合に、内側枠体の下枠2Bの上面に流下又は付着した結露水を、前記外側枠体の下枠2Aの凹部21を利用して、窓枠に汚れが付かないように排水するように、結露水排出経路を設けた好ましい実施の形態を示す。すなわち、下枠2Aの上面に形成した孔に既知の排水弁101を取り付けるとともに、その下枠の下部底壁の下枠2の取付部22と底壁25と外面壁26との間に形成されている凹溝27に面する位置において水抜き孔102を形成し、さらに、外側枠体の下枠2Aの垂下壁24に形成した孔にもう一つの既知の排水弁103を取り付けて構成されている。
上記の構成により、障子Dから下枠2Bの屋内側上面に流下する結露水は、図6に鎖線で示す経路に沿って、すなわち、上部排水弁101から下枠2内を流れ、水抜き孔102から下枠2の凹溝27に流下し、下部排水弁103から下枠の凹部21に向けて排出される。従って、排出される結露水に基づいて窓枠の外面に汚れが目立つことが防止される。
出窓を屋外側からみた斜視図。 同出窓の中間省略縦断面図。 同出窓の右側部分の横断面図。 図3の縦枠及び縦枠カバーを分解して示す平面図。 縦枠上部カバーの展開図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は側面図、(d)は縦枠に対する装着位置関係を示す説明図。 結露水排出経路を示す要部の縦断面図。
符号の説明
PW 出窓
W 外壁
F 窓枠
1 上枠
11 上面壁
12 凹溝
2 下枠
21 凹部
3 縦枠
31 側壁
32 導水孔(切欠又は孔)
33 嵌合突縁
34 目地材当接部
35 取付部
36 水抜き孔
4 縦枠カバー
42 被嵌合突縁
5 空隙
5a 排水通路
6 キャップ

Claims (4)

  1. 窓枠の上枠には、その上面壁に受けた雨水を集合させる凹溝をその上面壁に設け、前記窓枠の縦枠には一枚の平板状の側壁を有するものを用いるとともに前記側壁の上端部を前記上面壁よりも若干上方に突出させ、前記窓枠の上枠の長手方向端部と下枠の長手方向端部を前記縦枠の上下端部の対向面に当接して前記縦枠の側壁の外側から貫通されるビスを前記上、下枠に設けてあるビスホールにねじ込んで前記窓枠を形成し、前記縦枠の側壁の外面にその縦枠とほぼ等しい長さを有する縦枠カバーを固定して前記縦枠の側壁と前記縦枠カバーとの間に排水通路を形成し、前記縦枠の側壁の上端部に前記凹溝を前記排水通路に連通させる導水孔を設けたことを特徴とする窓。
  2. 縦枠カバーは、その内面に形成してある複数の被嵌合突縁を窓枠の縦枠の側壁の外面に形成してある複数の嵌合突縁に嵌合して固定されることを特徴とする請求項1に記載の窓。
  3. 排水通路の上端部を遮蔽し、縦枠の側壁の上端面及び縦枠カバーの上端面を被覆する縦枠カバーキャップを装着するとともに、前記排水通路の下端部を遮蔽し、前記縦枠の側壁の下端面及び前記縦枠カバーの下端面を被覆するキャップを装着し、窓枠の下枠の屋内側部分に上方に窪む凹部を形成するとともに、縦枠の側壁の下端部に排水通路を前記凹部に連通させる水抜き孔を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の窓。
  4. 縦枠の側壁に建物外壁の端部と対面する目地材当接部を設け、縦枠カバーでその目地材当接部よりも屋外側に存する前記側壁を覆うことを特徴とする請求項1,2又は3に記載の窓。
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