JP3970157B2

JP3970157B2 - Disposable shorts

Info

Publication number: JP3970157B2
Application number: JP2002320380A
Authority: JP
Inventors: 俊安店網; 進介長原
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 2002-11-01
Filing date: 2002-11-01
Publication date: 2007-09-05
Anticipated expiration: 2022-11-01
Also published as: JP2004156150A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使い捨てショーツに関する。本発明の使い捨てショーツは、一般に終日着用した後に廃棄されるものであり、例えば長期の旅行中や入院中に特に好適に使用される。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
使い捨てのショーツとして、マルチ方向に伸縮性のある不織布をパンツ状に成形したものが知られている（特許文献１参照）。このショーツの構成材料である不織布としては、ポリウレタンエラストマーを原料とするスパンボンド不織布が用いられている。しかし、この不織布は肌に密着するような不快な感触を呈し、肌触りが良好と言えない。また、厚さ方向のクッション性に欠け、風合いが良好と言えない。従って、装着感が良好でないばかりでなく、肌荒れの原因ともなる。
【０００３】
【特許文献１】
実開平２−３７１９号公報
【０００４】
従って、本発明は、肌触りが良好で、クッション感があり、肌荒れの起こりにくい使い捨てショーツを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、繊維シートから形成された使い捨てショーツであって、
前記繊維シートは、肌対向面側に位置する内層繊維シート及び外面側に位置する外層繊維シートを含み、該内層繊維シートと該外層繊維シートとが多数の接合部において部分的に接合されて構成されており、
前記ショーツの肌対向面における少なくともレッグ開口部の周辺領域に、前記接合部間に位置する前記内層繊維シートによって形成された多数の凸部を有しており、
前記凸部が形成された領域は、前記接合部が疎に形成されている第１の領域となっており、該第１の領域以外の領域が、前記接合部が密に形成されている第２の領域となっており、該第１の領域においては、該第１の領域の面積に対する該接合部の面積の総和の割合が３〜５０％になっており、
前記凸部が設けられている領域は、前記内層繊維シート及び前記外層繊維シートの作用によって伸縮性を有しており、また摩擦係数が０．１〜０．７になっており、
少なくとも前記外層繊維シートが耐水性を有している使い捨てショーツを提供することにより前記目的を達成したものである。
【０００６】
また本発明は、繊維シートから形成された使い捨てショーツ型吸収性物品であって、
前記繊維シートは、肌対向面側に位置する内層繊維シート及び外面側に位置する外層繊維シートを含み、該内層繊維シートと該外層繊維シートとが多数の接合部において部分的に接合されて構成されており、
前記吸収性物品の肌対向面における股下部に、液保持性の吸収体、該吸収体を被覆する液透過性の表面シート及び該吸収体と該内層繊維シートとの間に位置する液不透過性の防漏シートが配されており、また
前記吸収性物品の肌対向面における少なくともレッグ開口部の周辺領域に、前記接合部間に位置する前記内層繊維シートによって形成された多数の凸部を有しており、
前記凸部が形成された領域は、前記接合部が疎に形成されている第１の領域となっており、該第１の領域以外の領域が、前記接合部が密に形成されている第２の領域となっており、該第１の領域においては、該第１の領域の面積に対する該接合部の面積の総和の割合が３〜５０％になっており、
前記凸部が設けられている領域は、前記内層繊維シート及び前記外層繊維シートの作用によって伸縮性を有しており、また摩擦係数が０．１〜０．７になっており、
少なくとも前記外層繊維シートが耐水性を有している使い捨てショーツ型吸収性物品を提供するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図１には、本発明の使い捨てショーツの一実施形態の斜視図が示されており、図２には、図１に示すショーツを展開した状態を肌対向面側から視た平面図が示されている。また、図３には図２におけるII−II線断面図が示されている。
【０００８】
図１に示す本実施形態のショーツ１は、前身頃２、後身頃３、及び前身頃２と後見頃３との間に位置する股下部４を有している。ショーツ１は、図２に示す展開状態において、長手方向の中央部が内方にくびれた略砂時計形をしている。そして、前身頃２の左右両側縁部がそれぞれ、後見頃３の左右両側縁部と接合固定されることでショーツ形をなしている。ショーツ１は、そのまま着用されてもよく、或いは生理用ナプキン等の吸収性物品が取り付けられる生理用ショーツとして用いられてもよい。本実施形態のショーツ１は一般に、終日着用された後に廃棄される使い捨てのものであり、洗濯されて再使用されるものではない。
【０００９】
本実施形態のショーツ１は、図３に示すように、その全域が２枚の繊維シートから構成されている。この２枚の繊維シートは、肌対向面側に位置する内層繊維シート５と、ショーツ１の外面側に位置する外層繊維シート６である。両繊維シートはほぼ同形をしている。両繊維シートはそれぞれ不織布や繊維ウエブなどの柔軟で肌触りの良い素材から構成されている。また図３に示すように両繊維シートはその全域において、多数の接合部７において部分的に接合されて一体化している。
【００１０】
一体化された両繊維シート（以下、このシートを複合シートという）においては、接合部７が疎に形成されている第１の領域と、接合部７が極めて密に形成されている第２の領域との２つの領域がある。図２に示すように、第１の領域１１は、レッグ開口部の周辺領域であり、レッグ開口部の湾曲形状に沿った所定幅の円弧形状となっている。更にウエスト開口部の周辺領域にも第１の領域１１が形成されている。第２の領域１２は、複合シートにおける第１の領域１１以外の領域である。
【００１１】
第２の領域１２においては、極めて密に形成された接合部７によって両繊維シートが接合一体化しているので、第２の領域１２の表面を巨視的にみると、両繊維シートがその全面で連続的に接合している場合と同程度に、ほぼ平坦な状態になっている。勿論、第２の領域１２を微視的にみると、接合部７よりも接合部７間の部位の方が突出した状態になっているが、両者の差異は第一の領域のように大きなものではなく、外層繊維シートと内層繊維シートの厚さが同じか内層側が薄くなっている。従って、第２の領域１２の表面を巨視的にみれば、前述の通り、ほぼ平坦な状態になっている。
【００１２】
これに対して、第１の領域１１においては、接合部７は疎に形成されているので、図３に示すように、接合部７よりも接合部７間の部位の方が大きく突出した状態になっている。その結果、第１の領域１１は、内層繊維シート５によって形成された多数の凸部１０を有している。凸部１０はショーツ１の肌対向面側に形成されている。凸部１０はクッション性を有し風合いが良好なものである。凸部１０の内部は内層繊維シート５を構成する繊維で満たされている。これによって、凸部１０はクッション性に加えて十分な圧縮回復性を発現する。その結果ショーツ１の風合いや使用感が一層向上する。凸部１０の圧縮回復性の程度については後述する。
【００１３】
一般に凸部１０は、パターン配置された多数の接合部７によって取り囲まれて形成されている。例えば、接合部が菱形格子状のパターンとなるように配置されている場合、その菱形格子に対応する形状の凸部が形成される。
【００１４】
第２の領域１２に凸部を形成させず、且つ第１の領域１１に凸部を形成させるためには例えば次のようにする。第２の領域１２に関しては、該領域の面積に対する接合部の面積の総和の割合を４０〜８０％、特に５０〜７０％とすることで凸部を形成させないようにできる。また、個々の接合部の面積は０．５〜５ｍｍ²、特に１〜３ｍｍ²とすることが好ましい。一方、第１の領域に関しては、該領域の面積に対する接合部の面積の総和の割合を３〜５０％とし、好ましくは５〜４０％とすることで凸部を容易に形成させることができる。また、個々の接合部の面積は０．５〜５ｍｍ²、特に１〜３ｍｍ²とすることが好ましい。
【００１５】
凸部１０は、内層繊維シート５、つまり繊維材料から構成されているので、肌触りやクッション性が良好である。その結果、ショーツ１における着用者の肌と最も擦れ合う部位の一つであるレッグ開口部の周辺領域に多数の凸部１０を形成することで、装着感が良好になり、また肌荒れも起こりにくくなる。その上、ショーツ１は、２枚の繊維シートのみから構成されているので、通気性が良好である。従って、着装内が高湿度状態になることが防止され、これによっても肌荒れが起こりにくくなる。通気性の程度は、ガーレー透気度（ＪＩＳＰ８１１７）が０．１〜５ｓ／１００ｍｌ、特に０．１〜３ｓ／１００ｍｌであることが、通気性及び後述する耐水性とのバランスの点から好ましい。
【００１６】
以上の通り、本実施形態のショーツ１においては、内層繊維シート５及び外層繊維シート６の２枚の繊維シートが一体化してなる１枚の複合シートによって、凸部１０が多数形成されている第１の領域１１と、凸部が形成されておらず平坦になっている第２の領域１２とが形成されている。従って、例えば通常の不織布や布に、凸部を多数有する繊維シートを縫い合わせなどの方法によって取り付けて、本実施形態のショーツ１に類似のショーツを製造する場合に比べて、本実施形態のショーツ１は製造が容易であり、製造経費を抑えることができるという利点がある。
【００１７】
また本実施形態のショーツ１に生理用ナプキンや失禁パッドを取り付けて使用した場合、レッグ開口部の周辺領域に形成された多数の凸部１０によって防漏効果が発揮されて液漏れが効果的に防止されるという利点もある。更に該凸部１０によって生理用ナプキンや失禁パッドが左右方向に位置ズレを起こしにくくなり、これによっても液漏れが効果的に防止される。
【００１８】
凸部１０を形成することによる圧縮回復性の向上は、凸部１０が形成されている第１の領域１１の圧縮回復力によって評価することができる。具体的には、第１の領域１１を５０ｇｆ／ｃｍ²の圧縮荷重となるまで圧縮し、次に圧縮を解放して該領域の厚みが初期厚みの５０％となった時点での応力（この応力を圧縮回復力という）が、好ましくは１〜２０ｇｆ／ｃｍ、更に好ましくは５〜１５ｇｆ／ｃｍという良好な値となる。圧縮回復力は次の方法で測定される。測定装置としてＫＥＳ−ＦＢ３（カトーテック製）を用い、感度を２×５とする。初期厚みＴ₀は０．５ｇ／ｃｍ²荷重下の厚みとする。第１の領域１１を圧縮荷重が５０ｇｆ／ｃｍ²になるまで圧縮する（往路）。次に圧縮を解放して（復路）、第１の領域１１が初期厚みＴ₀に対して５０％（Ｔ₀／２）になった時点での応力を測定しその値を圧縮回復力とする。
【００１９】
先に述べた通り、ショーツ１におけるレッグ開口部の周辺領域は、着用者の肌と最も擦れ合う部位の一つであることから、該領域に繊維材料からなる凸部１０が形成されていると、凸部１０と着用者の肌との擦れ合いによって凸部１０が毛羽立ちやすくなり、その毛羽立ちによって着用者の肌に刺激を与えるおそれがある。これを防止する観点から、凸部１０が形成されている第１の領域１１は、その耐摩擦性を向上するために摩擦抵抗が低く設定されている。具体的には摩擦係数が０．１〜０．７であり、好ましくは０．３〜０．６である。このような耐摩擦性を達成するためには、凸部１０を、後述する第１の方法ないし第３の方法を用いて形成することが好適である。耐摩擦性の尺度となる摩擦係数はカトーテック製のＫＥＳ−ＳＥＦＲＩＣＴＩＯＮＴＥＳＴＥＲを用いて測定する。測定各件は感度ｈｉｇｈポジション、スピードはスタンダートとする。
【００２０】
本実施形態のショーツ１が通気性を有することは先に述べた通りであるが、これに加えてショーツ１は耐水性を有することが好ましい。これによって、例えばショーツ１に生理用ナプキンを取り付けた状態において、万が一ナプキンから経血が漏れたとしても、経血のそれ以上の漏れをショーツ１で阻止することができ、着衣が汚れることを防止できる。この観点から、ショーツ１における少なくとも外層繊維シート６が耐水性を有している。外層繊維シート６に加えて内層繊維シート５も耐水性を有していると一層好ましい。これらの繊維シートに耐水性を付与するためには、例えばこれらの繊維シートが疎水性の合成樹脂を原料としている場合には、親水化処理をことさら行わないことで或る程度の耐水性を付与できる。積極的に耐水性を向上させるためには、耐水性の油剤を塗工すればよい。ショーツ１の耐水性は、耐水圧で表して１〜２００ｍｍＡｑ、特に１０〜１８０ｍｍＡｑであることが、耐水性と通気性とのバランスの点から好ましい。
【００２１】
凸部１０が形成されている第１の領域１１における内層繊維シート５の坪量は、３０〜８０ｇ／ｍ²、特に４０〜７０ｇ／ｍ²であることが、肌触りがよく、クッション感があり、通気性が良好になる点から好ましい。外層繊維シート６の坪量は、１５〜５０ｇ／ｍ²、特に２０〜４０ｇ／ｍ²であることが、ショーツ１の引き裂けを防ぐのに十分な強度が得られる点から好ましい。また、内層繊維シート５及び外層繊維シート６を含む第１の領域１１の坪量は、５０〜２００ｇ／ｍ²、特に６０〜１５０ｇ／ｍ²であることが、肌触りが良く、クッション性に優れ、通気性が良好になる点、及びショーツの強度が十分に保たれる点から好ましい。同様の理由により、第１の領域１１の厚み（最大厚み）は、０．６〜７ｍｍ、１〜５ｍｍであることが好ましい。
【００２２】
凸部１０を形成することによる肌対向面の肌触りの良さやクッション感を一層向上させ、また肌荒れを一層効果的に防止する観点から、凸部１０は十分に高いことが好ましい。この観点から、接合部の上面を基準とした凸部１０の高さｈは、０．３〜５ｍｍ、特に０．５〜４ｍｍであることが好ましい。このような高さを有する凸部を形成するために有効な方法については後述する。
【００２３】
凸部１０の大きさやその面積比率も、肌対向面の肌触りの良さ、クッション感、耐摩擦性を一層向上させる要因となるものである。この観点から、凸部１０を平面視したときの大きさ（即ち平面視での面積）は、５〜５０ｍｍ²、特に１０〜３０ｍｍ²であることが好ましい。また第１の領域１１の面積に対する、平面視での凸部１０の面積の総和の割合は、３０〜８０％、特に４０〜７０％であることが好ましい。
【００２４】
十分に高い凸部１０を形成するために有効な方法（以下、この方法を第１の方法ともいう）の一つとして、次に述べる方法がある。外層繊維シート６として、潜在捲縮性繊維の熱収縮によって生じた捲縮繊維を含むものを用いる。また内層繊維シート５として、実質的に熱収縮性を有しないか又は前記潜在捲縮性繊維の熱収縮温度以下で熱収縮しない繊維を含むものを用いる。そして、前記潜在捲縮性繊維の熱収縮によって、接合部７間に位置する内層繊維シート５を突出させて凸部１０を形成する。
【００２５】
詳細には、カード法によって、潜在捲縮性繊維を含む外層用ウエブを形成する。これとは別に、カード法によって、実質的に熱収縮性を有しないか又は前記潜在捲縮性繊維の熱収縮温度以下で熱収縮しない繊維を含む内層用ウエブを形成する。両ウエブを重ね合わせ、熱エンボスや超音波エンボスによって部分的に接合し一体化させる。次いで、外層用ウエブに含まれている潜在捲縮繊維が熱収縮を開始する温度以上で熱処理を行う。これによって外層用ウエブを収縮させると共に、接合部間に位置する内層用ウエブを凸状に突出させる。その結果、両ウエブが不織布化して内層繊維シート５及び外層繊維シート６となり、１枚の不織布となる。この場合、外層用ウエブが収縮し収縮前よりも面積が小さくなることを利用して、レッグ開口部の周辺領域及び股下部（後述する第２の実施形態参照）における凸部形成領域の寸法及び形状を適切に設計すれば、股下部が幅方向に適切な湾曲形状に収縮して、レッグ開口部に相当する部位を材料の切断無しに形成することができるという利点がある。
【００２６】
外層繊維シート６に、潜在捲縮性繊維の熱収縮によって生じた捲縮繊維が含まれていることで、外層繊維シート６は、その平面方向へ伸長させた場合に所定の収縮応力を示すようになる。更に、外層繊維シート６及び内層繊維シート５を含む不織布全体としてもエラストマー的挙動を示し、伸縮性を発現する。なお、内層繊維シート５に関しては、伸張可能であればよく、エラストマー的挙動を示すか否かは特に問われない。このように、凸部１０が設けられている第１の領域１１は、内層繊維シート５の作用によって伸縮性を発現している。ここで、「内層繊維シート５の作用によって伸縮性を発現している」とは、糸ゴムや平ゴムのような線状の弾性部材を用いることなく、内層繊維シート５のみで伸縮性が発現することを意味する。従って、本実施形態のショーツ１においては、少なくとも凸部１０が設けられている第１の領域１１、つまりレッグ開口部の周辺領域には、糸ゴムや平ゴムのような線状の弾性部材を配する必要はない。
【００２７】
第１の領域１１において発現する伸縮性は、潜在捲縮性繊維の熱収縮によって生じた捲縮繊維に起因するものなので、第１の領域１１を構成する繊維は、その材料がエラストマー樹脂である必要がない。従って、先に述べた特許文献１に記載されているようなエラストマー樹脂からなる不織布を素材としたショーツと異なり、本実施形態のショーツ１では、エラストマー樹脂を用いた場合に特有の肌に密着するような不快な感触がなく、肌触りが極めて良好になる。
【００２８】
十分に高いエラストマー的挙動を発現させる観点から、第１の領域１１は、その５０％伸張時の伸張回復率が５０％以上、特に６０％以上、とりわけ６０〜９０％であることが好ましい。伸張回復率は、第１の領域１１の流れ方向及び幅方向において値が異なる場合があるが、少なくとも何れかの方向において測定された伸張回復率の値が前記範囲内であれば、十分なエラストマー的挙動が発現する。
【００２９】
伸張回復率は、以下の方法で測定される。株式会社東洋ボールドウイン製の引張圧縮試験機ＲＴＭ−１００（商品名）を用い引張モードで測定する。先ず、ショーツ１から第１の領域１１を切り出し１５０ｍｍ×２５ｍｍの大きさに裁断し測定片を採取する。測定片を引張圧縮試験機に装着されたエアーチャック間に初期試料長（チャック間距離）１００ｍｍでセットし、引張圧縮試験機のロードセル（定格出力５ｋｇ）に取り付けられたチャックを１００ｍｍ／分の速度で上昇させて、測定片を伸張させる。測定片が初期試料長の５０％、つまり５０ｍｍ伸びた時点で、チャックの移動方向を逆転させ、チャックを１００ｍｍ／分の速度で下降させ、初期試料長の位置まで戻す。この間の操作でロードセルで検出される荷重と、測定片の伸びとの関係をチャートに記録し、このチャートに基づき下記式から伸張回復率を求める。
伸張回復率＝回復伸び／最大伸び長さ（＝チャック間距離１５０ｍｍ）
ここで、回復伸びは、最大伸び長さ（＝チャック間距離１５０ｍｍ）からチャックを下降させて、初めて荷重ゼロを記録したときの、最大伸び長さからのチャック移動距離で定義される。
【００３０】
以上の方法によって十分に高い凸部を有する不織布を製造する方法は、例えば本出願人の先の出願に係る特開２００２−２７６８９０号公報に記載されている。
【００３１】
十分に高い凸部１０を形成するために有効な別の方法（以下、この方法を第２の方法ともいう）として、外層繊維シート６として薄手の繊維シートを用い、また内層繊維シート５として外層繊維シート６よりも厚い繊維シートを用いる方法がある。そして、両繊維シートを接合部７において部分的に接合することで、接合部７間の内層繊維シート５を該接合部７よりも突出させて凸部１０を形成する。この場合、内層繊維シート５の厚みが、外層繊維シート６の厚みの１〜５倍、特に１．５〜３倍であると、十分に高い凸部１０を効果的に形成できるので好ましい。薄手の外層シート６はその厚みが０．２〜１ｍｍ程度であることが好ましい。この厚みは坪量で表した場合１５〜４０ｇ／ｍ²程度であることが好ましい。
【００３２】
十分に高い凸部１０を形成するために有効な更に別の方法（以下、この方法を第３の方法ともいう）として、外層繊維シート６として薄手の繊維シートを用い、また内層繊維シート５として蛇腹状に屈曲した繊維シートを用いる方法がある。そして、該蛇腹状の内層繊維シート５における谷部を外層繊維シート６と接合し、それによって該蛇腹状の内層繊維シート５における山部から凸部１０を形成する。この場合、凸部１０の内部が繊維で満たされるように、蛇腹状の内層繊維シート５の坪量や蛇腹の程度を調節することに留意する。この方法で用いられる薄手の外層シートは、第２の方法で用いられるものと同様のものである。
【００３３】
前述の第１の方法ないし第３の方法のうち、ショーツ１に伸縮性を付与できる観点から、第１の方法によって凸部１０を形成することが特に好ましい。
【００３４】
次に、本発明の第２の実施形態について図４を参照しながら説明する。第２の実施形態については、第１の実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、第１の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図４において、図２と同じ部材に同じ符号を付してある。
【００３５】
図４に示す実施形態のショーツ１においては、その肌対向面におけるレッグ開口部の周辺領域、股下部及びウエスト開口部の周辺領域に、多数の凸部１０が形成されている。その結果、肌触りが良好でクッション性の高い凸部１０の形成領域が、第１の実施形態に比べて広くなっているので、ショーツ１の装着感が一層良好になる。また、凸部１０を前述した第１の方法で形成すると、伸縮性を有する領域が第１の実施形態の場合に比べて一層広くなるので、ショーツ１のフィット性が一層良好になる。従って、例えばショーツ１に生理用ナプキンや失禁パッドを取り付けた場合に、これらの位置ずれが起こりにくくなり、その結果液漏れが効果的に防止される。また、生理用ナプキンや失禁パッドの裏面に取り付けられるショーツ固定用部材として、メカニカルファスナのフック部材を用いた場合には、ショーツ１の股下部に位置する凸部１０が、該フック部材に対するループ部材としての機能も発揮する。
【００３６】
本発明の使い捨てショーツの変形例として、ショーツの肌対向面に液の吸収機構を具備させて、ナプキンやおむつとして用いられる使い捨てショーツ型吸収性物品となすことができる。詳細には、ショーツの肌対向面における股下部に、液保持性の吸収体を配し、その上を液透過性の表面シートで被覆することで吸収機構となす。表面シートは、その周縁部をショーツの肌対向面と接合する。吸収体と肌対向面との間には液不透過性の防漏シートを配して液漏れを防ぐ。このように構成することで、肌触りが良好で、クッション感があり、肌荒れの起こりにくい吸収性物品となすことができる。しかも、この吸収性物品はショーツ型であることから、例えば通常のナプキンに比べて着用者の身体との密着性が高く、液漏れが起こりにくいという利点もある。
【００３７】
このような使い捨てショーツ型吸収性物品の具体例を図５及び図６を参照しながら説明する。図５及び図６については、先に述べた実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、先に述べた実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図５及び図６において、図１〜図４と同じ部材に同じ符号を付してある。
【００３８】
図５及び図６に示す実施形態のショーツ型吸収性物品１０１においては、その肌対向面の股下部に、表面シート１１２、吸収体１１３、防漏シート１１４を備えた吸収部１１１が配されている。吸収部１１１は接着剤１１５によって肌対向面に接合されている。吸収部１１１はその周囲が、凸部を有さず且つ伸縮性の低い領域である第２の領域１２によって取り囲まれている。更に第２の領域１２はその周囲が、多数の凸部１０を有し且つ伸縮性の高い領域である第１の領域１１によって取り囲まれている。このように構成されていることで、吸収部１１１は、凸部を有しない第２領域１２との接着性が良好になる。しかも吸収性物品１０１は、第２の領域１２の周囲に位置する第１の領域１１によって肌触りが良好となり、クッション性も高くなり、更に伸縮性も大きくなる。従って吸収性物品１０１のフィット性が向上する。その上、凸部１０が多数存在することによって防漏性が一層高まり、経血の漏れ出しが効果的に防止される。
【００３９】
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、凸部１０は、ショーツ１の肌対向面におけるレッグ開口部の周辺領域、又はこれに加えて股下部に設けられていたが、肌対向面の全域に凸部を設けてもよい。この場合、前述した第１の方法によって凸部を形成することで、ショーツ全体が伸縮性を発現するので、伸縮性を発現させるための部材として一般に用いられている糸ゴムや平ゴム等からなる弾性部材を全く用いなくてもよいという利点がある。
【００４０】
また、ショーツ１の通気性を確保しつつ、耐水性を高める観点から、内層繊維シート５と外層繊維シート６との間に液不透過性で且つ水蒸気透過性の多孔性シートを介在させてもよい。該多孔性シートを用いる場合には、外層繊維シート５として、該多孔性シートの表面に静電植毛によって多数の繊維を固着させて形成したものを用いることもできる。
【００４１】
また、本実施形態のショーツは一般に白色であるが、これに代えて例えば外層繊維シートに白色以外の着色を施して、ショーツの外観を向上させてもよい。
【００４２】
また、第１及び第２の実施形態においては、ショーツのフィット性を一層向上させる目的で、ウエスト開口部やレッグ開口部に、糸ゴムや平ゴム等からなる弾性部材を伸長状態で配してもよい。
【００４３】
【発明の効果】
本発明の使い捨てショーツによれば、肌触りが良好で、クッション感があり、肌荒れが起こりにくくなる。本発明の使い捨てショーツは、長期の旅行中や入院中に特に好適に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の使い捨てショーツの一実施形態を示す斜視図である。
【図２】図１に示すショーツを展開した状態を肌対向面側から視た平面図である。
【図３】図２におけるIII−III線断面図である。
【図４】本発明の第２の実施形態の使い捨てショーツを展開して、肌対向面側から視た平面図（図２相当図）である。
【図５】本発明の使い捨てショーツ型吸収性物品を展開して、肌対向面側から視た平面図である。
【図６】図５におけるVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
１使い捨てショーツ
２前見頃
３後見頃
４股下部
５内層繊維シート
６外層繊維シート
７接合部
１０凸部
１１第１の領域
１２第２の領域[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to disposable shorts. The disposable shorts of the present invention are generally discarded after being worn all day, and are particularly preferably used during, for example, a long trip or hospitalization.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
As disposable shorts, a non-woven fabric that is stretchable in multiple directions is formed into a pants shape (see Patent Document 1). As the nonwoven fabric which is a constituent material of the shorts, a spunbonded nonwoven fabric using a polyurethane elastomer as a raw material is used. However, this non-woven fabric has an unpleasant feel that is in close contact with the skin and cannot be said to have a good touch. Further, the cushioning property in the thickness direction is lacking, and the texture cannot be said to be good. Therefore, not only the feeling of wearing is not good, but it also causes rough skin.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 2-3719 [0004]
Therefore, an object of the present invention is to provide a disposable short having a good touch, a feeling of cushioning, and hardly causing rough skin.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a disposable shorts formed from a fiber sheet,
The fiber sheet includes an inner layer fiber sheet positioned on the skin facing surface side and an outer layer fiber sheet positioned on the outer surface side, and the inner layer fiber sheet and the outer layer fiber sheet are partially bonded at a number of bonding portions. Has been
In the peripheral region of at least the leg opening on the skin-facing surface of the shorts, it has a large number of convex portions formed by the inner layer fiber sheet located between the joint portions ,
The region where the convex portion is formed is a first region where the joint portion is formed sparsely, and the region other than the first region is a first region where the joint portion is formed densely. In the first region, the ratio of the total area of the joint portion to the area of the first region is 3 to 50%.
The region where the convex portion is provided has elasticity by the action of the inner layer fiber sheet and the outer layer fiber sheet, and the friction coefficient is 0.1 to 0.7,
The object is achieved by providing a disposable short having at least the outer fiber sheet having water resistance .
[0006]
The present invention is also a disposable shorts type absorbent article formed from a fiber sheet,
The fiber sheet includes an inner layer fiber sheet positioned on the skin facing surface side and an outer layer fiber sheet positioned on the outer surface side, and the inner layer fiber sheet and the outer layer fiber sheet are partially bonded at a number of bonding portions. Has been
In the crotch part on the skin facing surface of the absorbent article, a liquid retaining absorbent, a liquid permeable surface sheet covering the absorbent, and a liquid impervious located between the absorbent and the inner fiber sheet A plurality of convex portions formed by the inner-layer fiber sheet located between the joint portions at least in the peripheral region of the leg opening portion on the skin facing surface of the absorbent article. has,
The region where the convex portion is formed is a first region where the joint portion is formed sparsely, and the region other than the first region is a first region where the joint portion is formed densely. In the first region, the ratio of the total area of the joint portion to the area of the first region is 3 to 50%.
The region where the convex portion is provided has elasticity by the action of the inner layer fiber sheet and the outer layer fiber sheet, and the friction coefficient is 0.1 to 0.7,
A disposable shorts-type absorbent article in which at least the outer fiber sheet has water resistance is provided.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below based on preferred embodiments with reference to the drawings. FIG. 1 shows a perspective view of an embodiment of the disposable shorts of the present invention, and FIG. 2 shows a plan view of the shorts shown in FIG. 1 as viewed from the skin facing surface side. ing. FIG. 3 is a sectional view taken along line II-II in FIG.
[0008]
The shorts 1 of this embodiment shown in FIG. 1 has a front body 2, a back body 3, and a crotch part 4 positioned between the front body 2 and the back body 3. In the unfolded state shown in FIG. 2, the shorts 1 has a substantially hourglass shape in which the central portion in the longitudinal direction is constricted inward. The left and right side edges of the front body 2 are joined and fixed to the left and right side edges of the rear body 3 to form a shorts shape. The shorts 1 may be worn as it is or may be used as a sanitary short to which an absorbent article such as a sanitary napkin is attached. The shorts 1 of this embodiment is generally a disposable one that is discarded after being worn all day, and is not washed and reused.
[0009]
As shown in FIG. 3, the shorts 1 of the present embodiment is composed of two fiber sheets throughout the entire area. The two fiber sheets are an inner layer fiber sheet 5 located on the skin facing surface side and an outer layer fiber sheet 6 located on the outer surface side of the shorts 1. Both fiber sheets have almost the same shape. Both fiber sheets are each made of a soft and soft material such as a nonwoven fabric or fiber web. Moreover, as shown in FIG. 3, both the fiber sheets are partially joined and integrated in many joining parts 7 in the whole region.
[0010]
In both the fiber sheets integrated (hereinafter, this sheet is referred to as a composite sheet), a first region where the joint portions 7 are formed sparsely and a second area where the joint portions 7 are formed extremely densely. There are two areas, the area. As shown in FIG. 2, the first region 11 is a peripheral region of the leg opening, and has an arc shape with a predetermined width along the curved shape of the leg opening. Further, a first region 11 is also formed in the peripheral region of the waist opening. The second region 12 is a region other than the first region 11 in the composite sheet.
[0011]
In the second region 12, both fiber sheets are joined and integrated by the joint portion 7 formed extremely densely. Therefore, when the surface of the second region 12 is viewed macroscopically, the both fiber sheets are on the entire surface. It is almost flat as in the case of continuous joining. Of course, when the second region 12 is viewed microscopically, the portion between the joints 7 protrudes more than the joint 7, but the difference between them is as large as the first region. Instead, the outer fiber sheet and the inner fiber sheet have the same thickness or the inner layer is thin. Therefore, when the surface of the second region 12 is viewed macroscopically, it is almost flat as described above.
[0012]
On the other hand, in the first region 11, since the joints 7 are formed sparsely, as shown in FIG. 3, the portion between the joints 7 projects more greatly than the joints 7. It has become. As a result, the first region 11 has a large number of convex portions 10 formed by the inner fiber sheet 5. The convex portion 10 is formed on the skin facing surface side of the shorts 1. The convex part 10 has cushioning properties and a good texture. The inside of the convex portion 10 is filled with fibers constituting the inner layer fiber sheet 5. Thereby, the convex part 10 expresses sufficient compression recovery property in addition to cushioning property. As a result, the texture and feel of use of the shorts 1 are further improved. The degree of compression recovery of the convex portion 10 will be described later.
[0013]
In general, the convex portion 10 is formed by being surrounded by a large number of joint portions 7 arranged in a pattern. For example, when the bonding portions are arranged so as to form a rhombus lattice pattern, convex portions having a shape corresponding to the rhombus lattice are formed.
[0014]
In order to form the convex portion in the first region 11 without forming the convex portion in the second region 12, for example, the following is performed. Concerning the second region 12, the convex portion can be prevented from being formed by setting the ratio of the total area of the joint portion to the area of the region to 40 to 80%, particularly 50 to 70%. Also, the area of each junction 0.5 to 5 mm ^2, particularly preferably a 1 to 3 mm ^2. On the other hand, with respect to the first region, the ratio of the total area of the joint portion to the area of the region as a 3-50%, preferably can be easily formed protrusions by 5 to 40%. Also, the area of each junction 0.5 to 5 mm ^2, particularly preferably a 1 to 3 mm ^2.
[0015]
Since the convex part 10 is comprised from the inner-layer fiber sheet 5, ie, a fiber material, the touch and cushioning properties are favorable. As a result, by forming a large number of convex portions 10 in the peripheral region of the leg opening, which is one of the portions that are most rubbed with the wearer's skin in the shorts 1, the wearing feeling is improved and rough skin is less likely to occur. . Moreover, since the shorts 1 is composed of only two fiber sheets, the air permeability is good. Accordingly, the inside of the wearing is prevented from being in a high humidity state, and this also makes it difficult for rough skin to occur. The degree of air permeability is such that Gurley air permeability (JIS P 8117) is 0.1 to 5 s / 100 ml, particularly 0.1 to 3 s / 100 ml, from the viewpoint of balance between air permeability and water resistance described later. preferable.
[0016]
As described above, in the shorts 1 of the present embodiment, a plurality of convex portions 10 are formed by one composite sheet formed by integrating two fiber sheets of the inner fiber sheet 5 and the outer fiber sheet 6. 1 region 11 and a second region 12 which is flat and has no protrusions. Therefore, for example, the shorts 1 of this embodiment is compared with the case where a short sheet similar to the shorts 1 of this embodiment is manufactured by attaching a fiber sheet having a large number of convex portions to a normal nonwoven fabric or cloth by a method such as stitching. Is advantageous in that it is easy to manufacture and can reduce manufacturing costs.
[0017]
Further, when a sanitary napkin or an incontinence pad is attached to the shorts 1 of this embodiment, a leak-proof effect is exhibited by a large number of convex portions 10 formed in the peripheral region of the leg opening, and liquid leakage is effectively performed. There is also an advantage that it is prevented. Furthermore, the convex portion 10 makes it difficult for the sanitary napkin and the incontinence pad to be displaced in the left-right direction, thereby effectively preventing liquid leakage.
[0018]
The improvement of the compression recovery property by forming the convex portion 10 can be evaluated by the compression recovery force of the first region 11 where the convex portion 10 is formed. Specifically, the first region 11 is compressed until a compression load of 50 gf / cm ² is reached, then the compression is released and the stress at the time when the thickness of the region reaches 50% of the initial thickness (this The stress (referred to as compression recovery force) is preferably 1 to 20 gf / cm, more preferably 5 to 15 gf / cm. The compression recovery force is measured by the following method. KES-FB3 (manufactured by Kato Tech) is used as a measuring device, and the sensitivity is 2 × 5. The initial thickness T ₀ is a thickness under a load of 0.5 g / cm ² . The first region 11 is compressed until the compression load reaches 50 gf / cm ² (outward path). Next, the compression is released (return path), the stress is measured when the first region 11 reaches 50% (T _0/2 ) with respect to the initial thickness T ₀ , and the value is used as the compression recovery force. .
[0019]
As described above, since the peripheral region of the leg opening in the shorts 1 is one of the sites that most rub against the skin of the wearer, when the convex portion 10 made of a fiber material is formed in the region, The protrusion 10 is likely to fluff due to friction between the protrusion 10 and the skin of the wearer, which may cause irritation to the wearer's skin. From the viewpoint of preventing this, the first region 11 where the convex portion 10 is formed, the frictional resistance in order to improve the abrasion resistance that is set low. Friction coefficient in concrete is 0.1 to 0.7, Ru preferably 0.3-0.6 der. In order to achieve such friction resistance, it is preferable to form the convex portion 10 using a first method to a third method described later. The coefficient of friction, which is a measure of friction resistance, is measured using a KES-SE Friction Tester manufactured by Kato Tech. Each measurement case is a sensitivity high position and the speed is a standard.
[0020]
Although the shorts 1 of this embodiment has air permeability as described above, in addition to this, the shorts 1 preferably has water resistance. As a result, for example, even if menstrual blood leaks from the napkin in the state where the sanitary napkin is attached to the shorts 1, it is possible to prevent further leakage of menstrual blood with the shorts 1 and prevent the clothes from becoming dirty. it can. In this respect, at least the outer layer fiber sheet 6 in shorts 1 that has water resistance. It is more preferable that the inner fiber sheet 5 has water resistance in addition to the outer fiber sheet 6. In order to impart water resistance to these fiber sheets, for example, when these fiber sheets are made from a hydrophobic synthetic resin, a certain degree of water resistance is imparted by not performing a hydrophilic treatment. it can. In order to positively improve the water resistance, a water-resistant oil agent may be applied. The water resistance of the shorts 1 is preferably 1 to 200 mmAq, particularly 10 to 180 mmAq in terms of water pressure, from the viewpoint of the balance between water resistance and air permeability.
[0021]
The basis weight of the inner-layer fiber sheet 5 in the first region 11 where the convex portions 10 are formed is 30 to 80 g / m ² , particularly 40 to 70 g / m ² , and feels good and has a cushion feeling. From the viewpoint of improving air permeability. The basis weight of the outer fiber sheet 6 is preferably 15 to 50 g / m ² , particularly 20 to 40 g / m ² , from the viewpoint of obtaining sufficient strength to prevent the shorts 1 from being torn. Moreover, the basic weight of the 1st area | region 11 containing the inner-layer fiber sheet 5 and the outer-layer fiber sheet 6 is 50-200 g / m < ² >, It is especially 60-150 g / m < ² >, The touch is good and it is excellent in cushioning properties. From the point that air permeability becomes good and the strength of the shorts is sufficiently maintained. For the same reason, the thickness (maximum thickness) of the first region 11 is preferably 0.6 to 7 mm and 1 to 5 mm.
[0022]
From the viewpoint of further improving the feel of the skin facing surface and the feeling of cushioning by forming the convex portion 10 and more effectively preventing rough skin, the convex portion 10 is preferably sufficiently high. From this viewpoint, the height h of the convex portion 10 with respect to the upper surface of the joint portion is preferably 0.3 to 5 mm, particularly preferably 0.5 to 4 mm. An effective method for forming the convex portion having such a height will be described later.
[0023]
The size of the convex portion 10 and the area ratio thereof are factors that further improve the touch of the skin facing surface, the cushion feeling, and the friction resistance. From this viewpoint, the size of the convex portion 10 when viewed in plan (that is, the area when viewed in plan) is preferably 5 to 50 mm ² , particularly 10 to 30 mm ² . Moreover, it is preferable that the ratio of the sum total of the area of the convex part 10 in planar view with respect to the area of the 1st area | region 11 is 30 to 80%, especially 40 to 70%.
[0024]
As one of effective methods for forming the sufficiently high convex portion 10 (hereinafter, this method is also referred to as a first method), there is a method described below. As the outer layer fiber sheet 6, a sheet containing crimped fibers generated by heat shrinkage of latent crimpable fibers is used. Further, as the inner layer fiber sheet 5, a sheet containing a fiber that has substantially no heat shrinkability or does not heat shrink at a temperature lower than the heat shrink temperature of the latent crimpable fiber is used. And the inner layer fiber sheet 5 located between the junction parts 7 is protruded by the heat shrink of the latent crimpable fiber, and the convex part 10 is formed.
[0025]
Specifically, the outer layer web containing the latent crimpable fibers is formed by a card method. Separately from this, an inner layer web is formed by the card method, which contains fibers that are substantially not heat-shrinkable or that do not heat-shrink below the heat-shrinking temperature of the latent crimpable fibers. Both webs are overlapped and partially joined and integrated by hot embossing or ultrasonic embossing. Next, heat treatment is performed at a temperature equal to or higher than the temperature at which the latent crimped fiber contained in the outer layer web starts thermal shrinkage. As a result, the outer layer web is contracted, and the inner layer web positioned between the joints is projected in a convex shape. As a result, both webs are made into a non-woven fabric to become an inner layer fiber sheet 5 and an outer layer fiber sheet 6, which is a single nonwoven fabric. In this case, by utilizing the fact that the outer layer web shrinks and the area becomes smaller than before shrinkage, the dimensions of the convex portion forming region in the peripheral region of the leg opening and the crotch part (see the second embodiment described later) and If the shape is appropriately designed, there is an advantage that the crotch part contracts to an appropriate curved shape in the width direction, and a portion corresponding to the leg opening can be formed without cutting the material.
[0026]
Since the outer fiber sheet 6 contains crimped fibers generated by heat shrinkage of the latent crimpable fiber, the outer fiber sheet 6 exhibits a predetermined shrinkage stress when stretched in the plane direction. become. Furthermore, the whole nonwoven fabric including the outer layer fiber sheet 6 and the inner layer fiber sheet 5 also exhibits an elastomeric behavior and exhibits stretchability. In addition, regarding the inner layer fiber sheet 5, it is only necessary to be extensible, and it does not particularly matter whether or not it exhibits an elastomeric behavior. Thus, the 1st area | region 11 in which the convex part 10 is provided has expressed the elasticity by the effect | action of the inner-layer fiber sheet 5. FIG. Here, “expressing elasticity by the action of the inner layer fiber sheet 5” means that the elasticity is expressed only by the inner layer fiber sheet 5 without using a linear elastic member such as thread rubber or flat rubber. It means to do. Therefore, in the shorts 1 of the present embodiment, a linear elastic member such as thread rubber or flat rubber is provided at least in the first region 11 where the convex portion 10 is provided, that is, in the peripheral region of the leg opening. There is no need to distribute them.
[0027]
Since the stretchability developed in the first region 11 is caused by crimped fibers generated by heat shrinkage of the latent crimpable fiber, the material of the fibers constituting the first region 11 is an elastomer resin. There is no need. Therefore, unlike the shorts made of a nonwoven fabric made of an elastomer resin as described in Patent Document 1 described above, the shorts 1 of the present embodiment adheres to the specific skin when the elastomer resin is used. There is no such unpleasant feeling and the touch becomes very good.
[0028]
From the viewpoint of developing a sufficiently high elastomeric behavior, the first region 11 preferably has a stretch recovery rate of 50% or more, particularly 60% or more, particularly 60 to 90% when stretched by 50%. The stretch recovery rate may vary in the flow direction and the width direction of the first region 11, but if the stretch recovery rate measured in at least one of the directions is within the above range, a sufficient elastomer is sufficient. Behavior appears.
[0029]
The stretch recovery rate is measured by the following method. Measurement is performed in a tensile mode using a tensile compression tester RTM-100 (trade name) manufactured by Toyo Baldwin Co., Ltd. First, the first region 11 is cut out from the shorts 1 and cut into a size of 150 mm × 25 mm to collect a measurement piece. The test piece is set between the air chucks attached to the tensile and compression tester with an initial sample length (distance between chucks) of 100 mm, and the chuck attached to the load cell (rated output of 5 kg) of the tensile and compression tester is set at a speed of 100 mm / min. To raise the measurement piece. When the measurement piece extends 50% of the initial sample length, that is, 50 mm, the moving direction of the chuck is reversed, the chuck is lowered at a speed of 100 mm / min, and returned to the position of the initial sample length. The relationship between the load detected by the load cell by the operation during this time and the elongation of the measurement piece is recorded on a chart, and the extension recovery rate is obtained from the following formula based on this chart.
Elongation recovery rate = recovery elongation / maximum elongation length (= distance between chucks 150 mm)
Here, the recovery elongation is defined as the chuck moving distance from the maximum elongation length when the chuck is lowered from the maximum elongation length (= 150 mm between chucks) and zero load is recorded for the first time.
[0030]
A method for producing a non-woven fabric having sufficiently high convex portions by the above method is described in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-276890 related to the earlier application of the present applicant.
[0031]
As another effective method for forming the sufficiently high convex portion 10 (hereinafter, this method is also referred to as a second method), a thin fiber sheet is used as the outer fiber sheet 6 and an outer layer is used as the inner fiber sheet 5. There is a method using a fiber sheet thicker than the fiber sheet 6. Then, the two fiber sheets are partially joined at the joint 7, whereby the inner fiber sheet 5 between the joints 7 is protruded from the joint 7 to form the convex portion 10. In this case, it is preferable that the thickness of the inner layer fiber sheet 5 is 1 to 5 times, particularly 1.5 to 3 times the thickness of the outer layer fiber sheet 6, because a sufficiently high convex portion 10 can be effectively formed. The thin outer layer sheet 6 preferably has a thickness of about 0.2 to 1 mm. This thickness is preferably about 15 to 40 g / m ² in terms of basis weight.
[0032]
As yet another method effective for forming the sufficiently high convex portion 10 (hereinafter, this method is also referred to as a third method), a thin fiber sheet is used as the outer fiber sheet 6, and the inner fiber sheet 5 is used. There is a method using a fiber sheet bent in a bellows shape. And the trough part in this bellows-like inner-layer fiber sheet 5 is joined with the outer-layer fiber sheet 6, and thereby the convex part 10 is formed from the peak part in this bellows-like inner-layer fiber sheet 5. In this case, it should be noted that the basis weight of the bellows-like inner-layer fiber sheet 5 and the degree of bellows are adjusted so that the inside of the convex portion 10 is filled with fibers. The thin outer layer sheet used in this method is the same as that used in the second method.
[0033]
Of the first to third methods described above, it is particularly preferable to form the convex portion 10 by the first method from the viewpoint of imparting stretchability to the shorts 1.
[0034]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The second embodiment will be described only with respect to differences from the first embodiment, and the description detailed with respect to the first embodiment will be appropriately applied to points that are not particularly described. Further, in FIG. 4, the same members as those in FIG.
[0035]
In the shorts 1 of the embodiment shown in FIG. 4, a large number of convex portions 10 are formed in the peripheral region of the leg opening, the crotch portion, and the peripheral region of the waist opening on the skin facing surface. As a result, since the formation area of the convex portion 10 having a good touch and high cushioning properties is wider than that of the first embodiment, the wearing feeling of the shorts 1 is further improved. Moreover, when the convex part 10 is formed by the first method described above, the stretchable region becomes wider than in the case of the first embodiment, so that the fit of the shorts 1 is further improved. Therefore, for example, when a sanitary napkin or an incontinence pad is attached to the shorts 1, these positional shifts are less likely to occur, and as a result, liquid leakage is effectively prevented. Further, when a hook member of a mechanical fastener is used as a shorts fixing member attached to the back surface of a sanitary napkin or an incontinence pad, the convex portion 10 located at the crotch portion of the shorts 1 is a loop member for the hook member. As a function.
[0036]
As a modified example of the disposable shorts of the present invention, a liquid-absorbing mechanism can be provided on the skin-facing surface of the shorts to provide a disposable shorts-type absorbent article used as a napkin or a diaper. Specifically, a liquid-retaining absorber is disposed on the crotch portion of the shorts facing the skin, and the top is covered with a liquid-permeable surface sheet to provide an absorption mechanism. A surface sheet joins the peripheral part with the skin opposing surface of shorts. A liquid-impermeable leak-proof sheet is disposed between the absorbent body and the skin facing surface to prevent liquid leakage. By comprising in this way, it can be set as the absorptive article which has the favorable touch, has a cushion feeling, and does not produce rough skin easily. Moreover, since this absorbent article is a shorts type, for example, there is an advantage that the adhesiveness with the wearer's body is higher than that of a normal napkin, and liquid leakage hardly occurs.
[0037]
Specific examples of such disposable shorts-type absorbent articles will be described with reference to FIGS. 5 and 6 will be described only with respect to differences from the above-described embodiment, and the description detailed with respect to the above-described embodiment will be applied as appropriate to points that are not particularly described. 5 and 6, the same members as those in FIGS. 1 to 4 are denoted by the same reference numerals.
[0038]
In the shorts-type absorbent article 101 of the embodiment shown in FIGS. 5 and 6, an absorbent portion 111 including a surface sheet 112, an absorbent body 113, and a leak-proof sheet 114 is arranged on the crotch portion of the skin facing surface. Yes. The absorption part 111 is joined to the skin facing surface by an adhesive 115. The periphery of the absorbing portion 111 is surrounded by the second region 12 that does not have a convex portion and is a region having low stretchability. Further, the second region 12 is surrounded by the first region 11 having a large number of convex portions 10 and a highly stretchable region. By being configured in this way, the absorbing portion 111 has good adhesion to the second region 12 that does not have a convex portion. In addition, the absorbent article 101 has a good touch, a high cushioning property, and a high stretchability due to the first region 11 positioned around the second region 12. Therefore, the fitting property of the absorbent article 101 is improved. In addition, the presence of a large number of convex portions 10 further increases the leak-proof property and effectively prevents menstrual blood from leaking out.
[0039]
The present invention is not limited to the embodiment. For example, in the said embodiment, although the convex part 10 was provided in the peripheral area of the leg opening part in the skin opposing surface of the shorts 1, or in addition to this, a crotch part is provided, but a convex part is provided in the whole region of a skin opposing surface. May be. In this case, by forming the convex portion by the first method described above, the entire shorts develops elasticity, and therefore, it is made of thread rubber, flat rubber, or the like generally used as a member for developing elasticity. There is an advantage that it is not necessary to use an elastic member at all.
[0040]
Further, from the viewpoint of enhancing the water resistance while ensuring the air permeability of the shorts 1, a liquid-impermeable and water-vapor-permeable porous sheet may be interposed between the inner fiber sheet 5 and the outer fiber sheet 6. Good. When the porous sheet is used, the outer fiber sheet 5 may be formed by fixing a large number of fibers to the surface of the porous sheet by electrostatic flocking.
[0041]
Moreover, although the shorts of this embodiment are generally white, instead of this, for example, the outer layer fiber sheet may be colored other than white to improve the appearance of the shorts.
[0042]
In the first and second embodiments, for the purpose of further improving the fit of the shorts, an elastic member made of thread rubber, flat rubber or the like is arranged in an extended state in the waist opening or leg opening. Also good.
[0043]
【The invention's effect】
According to the disposable shorts of the present invention, the touch is good, there is a feeling of cushion, and rough skin is less likely to occur. The disposable shorts of the present invention are particularly preferably used during a long trip or hospitalization.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a disposable short according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a state in which the shorts shown in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
FIG. 4 is a plan view (corresponding to FIG. 2) of the disposable shorts of the second embodiment of the present invention, viewed from the skin facing surface side.
FIG. 5 is a plan view of the disposable shorts-type absorbent article of the present invention as viewed from the skin facing surface side.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Disposable shorts 2 The best time to see 3 The best time to look after 4 Crotch part 5 Inner layer fiber sheet 6 Outer layer fiber sheet 7 Joint part 10 Protrusion part 11 1st area | region 12 2nd area | region

Claims

繊維シートから形成された使い捨てショーツであって、
前記繊維シートは、肌対向面側に位置する内層繊維シート及び外面側に位置する外層繊維シートを含み、該内層繊維シートと該外層繊維シートとが多数の接合部において部分的に接合されて構成されており、
前記ショーツの肌対向面における少なくともレッグ開口部の周辺領域に、前記接合部間に位置する前記内層繊維シートによって形成された多数の凸部を有しており、
前記凸部が形成された領域は、前記接合部が疎に形成されている第１の領域となっており、該第１の領域以外の領域が、前記接合部が密に形成されている第２の領域となっており、該第１の領域においては、該第１の領域の面積に対する該接合部の面積の総和の割合が３〜５０％になっており、
前記凸部が設けられている領域は、前記内層繊維シート及び前記外層繊維シートの作用によって伸縮性を有しており、また摩擦係数が０．１〜０．７になっており、
少なくとも前記外層繊維シートが耐水性を有している使い捨てショーツ。Disposable shorts formed from a fiber sheet,
The fiber sheet includes an inner layer fiber sheet positioned on the skin facing surface side and an outer layer fiber sheet positioned on the outer surface side, and the inner layer fiber sheet and the outer layer fiber sheet are partially bonded at a number of bonding portions. Has been
In the peripheral region of at least the leg opening on the skin-facing surface of the shorts, it has a large number of convex portions formed by the inner layer fiber sheet located between the joint portions ,
The region where the convex portion is formed is a first region where the joint portion is formed sparsely, and the region other than the first region is a first region where the joint portion is formed densely. In the first region, the ratio of the total area of the joint portion to the area of the first region is 3 to 50%.
The region where the convex portion is provided has elasticity by the action of the inner layer fiber sheet and the outer layer fiber sheet, and the friction coefficient is 0.1 to 0.7,
Disposable shorts in which at least the outer fiber sheet has water resistance .

前記第２の領域においては、該第２の領域の面積に対する前記接合部の面積の総和の割合が４０〜８０％になっている請求項１記載の使い捨てショーツ。The disposable shorts according to claim 1 , wherein in the second region, a ratio of a total area of the joint portion to an area of the second region is 40 to 80% .

前記第２の領域は、凸部が形成されておらず平坦になっている請求項１又は２記載の使い捨てショーツ。The disposable shorts according to claim 1 or 2, wherein the second region is flat without a convex portion .

前記凸部が設けられている領域は、該領域を５０ｇｆ／ｃｍ²の圧縮荷重となるまで圧縮し、次に圧縮を解放して該領域の厚みが初期厚みの５０％となった時点での応力が１〜２０ｇｆ／ｃｍである請求項１〜３の何れかに記載の使い捨てショーツ。The region where the convex portion is provided is compressed when the region is compressed to a compressive load of 50 gf / cm ² , and then the compression is released and the thickness of the region reaches 50% of the initial thickness. The disposable shorts according to any one of claims 1 to 3, wherein the stress is 1 to 20 gf / cm.

前記外層繊維シートが、潜在捲縮性繊維の熱収縮によって生じた捲縮繊維を含むと共に、前記内層繊維シートが、実質的に熱収縮性を有しないか又は前記潜在捲縮性繊維の熱収縮温度以下で熱収縮しない繊維を含み、
前記潜在捲縮性繊維の熱収縮によって、前記接合部間に位置する前記内層繊維シートが突出して前記凸部が形成されている請求項１〜４の何れかに記載の使い捨てショーツ。The outer layer fiber sheet includes crimped fibers generated by heat shrinkage of latent crimpable fibers, and the inner layer fiber sheet has substantially no heat shrinkability or heat shrinkage of the latent crimpable fibers. Including fibers that do not heat shrink below temperature,
The disposable shorts according to any one of claims 1 to 4, wherein the convex portion is formed by projecting the inner-layer fiber sheet positioned between the joint portions by heat shrinkage of the latent crimpable fiber.

前記外層繊維シートが薄手の繊維シートからなると共に前記内層繊維シートが前記外層繊維シートよりも厚い繊維シートからなり、
両繊維シートが前記接合部において部分的に接合されることで、該接合部間の前記内層繊維シートが該接合部よりも突出して前記凸部が形成されている請求項１〜４の何れかに記載の使い捨てショーツ。The outer layer fiber sheet is made of a thin fiber sheet and the inner layer fiber sheet is made of a fiber sheet thicker than the outer layer fiber sheet,
Either of the fiber sheets is partially joined at the joint, and the inner fiber sheet between the joints protrudes from the joint to form the convex portion. Disposable shorts as described in.

前記外層繊維シートが薄手の繊維シートからなると共に前記内層繊維シートが蛇腹状に屈曲しており、該蛇腹状の内層繊維シートにおける谷部が前記外層繊維シートと接合されており、それによって該蛇腹状の内層繊維シートにおける山部から前記凸部が形成されている請求項１〜４の何れかに記載の使い捨てショーツ。 The outer layer fiber sheet is a thin fiber sheet, the inner layer fiber sheet is bent in a bellows shape, and a valley portion in the bellows-shaped inner layer fiber sheet is joined to the outer layer fiber sheet, thereby the bellows The disposable shorts in any one of Claims 1-4 in which the said convex part is formed from the peak part in a shape-like inner-layer fiber sheet.

前記凸部が、前記ショーツの肌対向面における股下部にも形成されている請求項１〜７の何れかに記載の使い捨てショーツ。 The disposable shorts according to any one of claims 1 to 7, wherein the convex portion is also formed on a crotch part on a skin facing surface of the shorts.

前記凸部の内部が前記内層繊維シートを構成する繊維で満たされている請求項１〜８の何れかに記載の使い捨てショーツ。 The disposable shorts in any one of Claims 1-8 with which the inside of the said convex part is satisfy | filled with the fiber which comprises the said inner-layer fiber sheet.

繊維シートから形成された使い捨てショーツ型吸収性物品であって、
前記繊維シートは、肌対向面側に位置する内層繊維シート及び外面側に位置する外層繊維シートを含み、該内層繊維シートと該外層繊維シートとが多数の接合部において部分的に接合されて構成されており、
前記吸収性物品の肌対向面における股下部に、液保持性の吸収体、該吸収体を被覆する液透過性の表面シート及び該吸収体と該内層繊維シートとの間に位置する液不透過性の防漏シートが配されており、また
前記吸収性物品の肌対向面における少なくともレッグ開口部の周辺領域に、前記接合部間に位置する前記内層繊維シートによって形成された多数の凸部を有しており、
前記凸部が形成された領域は、前記接合部が疎に形成されている第１の領域となっており、該第１の領域以外の領域が、前記接合部が密に形成されている第２の領域となっており、該第１の領域においては、該第１の領域の面積に対する該接合部の面積の総和の割合が３〜５０％になっており、
前記凸部が設けられている領域は、前記内層繊維シート及び前記外層繊維シートの作用によって伸縮性を有しており、また摩擦係数が０．１〜０．７になっており、
少なくとも前記外層繊維シートが耐水性を有している使い捨てショーツ型吸収性物品。A disposable shorts-type absorbent article formed from a fiber sheet,
The fiber sheet includes an inner layer fiber sheet positioned on the skin facing surface side and an outer layer fiber sheet positioned on the outer surface side, and the inner layer fiber sheet and the outer layer fiber sheet are partially bonded at a number of bonding portions. Has been
In the crotch part on the skin facing surface of the absorbent article, a liquid retaining absorbent, a liquid permeable surface sheet covering the absorbent, and a liquid impervious located between the absorbent and the inner fiber sheet A plurality of convex portions formed by the inner-layer fiber sheet located between the joint portions at least in the peripheral region of the leg opening portion on the skin facing surface of the absorbent article. has,
The region where the convex portion is formed is a first region where the joint portion is formed sparsely, and the region other than the first region is a first region where the joint portion is formed densely. In the first region, the ratio of the total area of the joint portion to the area of the first region is 3 to 50%.
The region where the convex portion is provided has elasticity by the action of the inner layer fiber sheet and the outer layer fiber sheet, and the friction coefficient is 0.1 to 0.7,
A disposable shorts-type absorbent article in which at least the outer fiber sheet has water resistance .