JP3970029B2

JP3970029B2 - 画像再生装置

Info

Publication number: JP3970029B2
Application number: JP2002005216A
Authority: JP
Inventors: 睦松本
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2002-01-11
Filing date: 2002-01-11
Publication date: 2007-09-05
Anticipated expiration: 2022-01-11
Also published as: JP2003209809A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に記録される動画および静止画等の画像を再生する画像再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、記録媒体に記録された静止画像の閲覧方法として、画像を表示中に、画像送りや画像戻し、複数の画像データを一画面中に複数表示するインデックス表示、及び、記録されている画像を順次表示していくスライドショー機能がある。
【０００３】
スライドショーでは、記録媒体に記録されている画像データを一定時間、表示し、次に表示する画像データがあれば、その画像データを一定時間、表示するというように、すべての画像データを一定のインターバル時間で順次表示し、すべての画像データが表示された後には、また最初に表示した画像から繰り返し表示を行っていく方法がとられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスライドショーでは、記録媒体に記録される全画像データを順次更新表示していくので、表示したい画像以外の画像（表示しなくても良い画像と、表示したくない画像）も、順次、繰り返し表示されてしまい、表示したい画像のみのスライドショーは行えないでいた。
【０００５】
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、表示したい画像のみでスライドショーが行える画像再生方法及び装置を提示することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像再生装置は、記憶媒体から画像を再生する画像再生装置であって、前記記憶媒体から前記画像を再生する再生手段と、前記再生手段によって再生された画像を表示する表示手段と、前記再生手段を操作する操作手段と、前記再生手段によって前記画像を一定時間間隔で逐次再生するインターバル再生モードを実行中に前記操作手段による画像送り操作を検出する検出手段と、前記画像送り操作が検出されたタイミングで前記表示手段に表示される画像を次の画像に移行するとともに、前記画像送り操作の対象となった画像の前記インターバル再生モードにおける再生を禁止する制御手段とを有することを特徴とする。
【０００７】
本発明に係る画像再生装置はまた、記憶媒体から画像を再生する画像再生装置であって、前記記憶媒体に記憶する画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を前記記憶媒体に記憶する記憶手段と、前記記憶媒体に記憶された画像を再生する再生手段と、前記再生手段によって再生された画像を表示する表示手段と、前記撮像手段及び再生手段を操作する操作手段と、前記再生手段によって前記記憶媒体に記憶された画像を一定時間間隔で逐次再生するインターバル再生モードを実行中に前記操作手段による画像送り操作を検出する検出手段と、前記画像送り操作が検出されたタイミングで前記表示手段に表示される画像を次の画像に移行するとともに、前記画像送り操作の対象となった画像の前記インターバル再生モードにおける再生を禁止する制御手段とを有することを特徴とする。
【０００８】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【０００９】
（第１実施例）
図１は、本発明の画像再生装置の概略構成ブロック図を示す。１０は被写体を映像信号に変換する撮像部、１２は撮像された映像信号の画像データへの変換や画像データの表示処理等を行なう画像処理回路、１４は画像を表示するモニタ、１６は画像データを圧縮伸長する画像圧縮伸長回路１８はメモリカードインターフェース、２０は圧縮された画像データを記憶するメモリカード、２２は全体を制御するマイクロコンピュータからなるシステム制御回路、２４は操作スイッチ、２６は画像データの外部出力部である。なお、本発明での画像データとしては、動画及び静止画ともに扱える。
【００１０】
図２は、操作スイッチ２４の構成を示す平面図である。操作スイッチ２４は、望遠方向（Ｔ）ズームキー／＋方向の画像送りキー、広角方向（Ｗ）ズームキー／−方向の画像送りキー、サーチ／スキップキー、画像表示キー、読み出しキー、スライドショー実行キー、停止キー及びメニュー（設定）キー等からなる。図２に示す構成は、一例である。例えば、二つのズームキー／画像送りキーはそれぞれ撮影モードではズームキーとして、再生モードでは画像送りキーとして機能する、モードに応じて切り替わる兼用スイッチとなっているが、それぞれを個別に設けた構成であってもかまわない。また、サーチ／スキップキーは一回押し（短押し）ではサーチキーとして、一定時間以上押しつづけた場合（長押し）ではスキップキーとして機能するよう構成されたスイッチである。各キーボタンを、図２では一括して配置しているが、実際は、それぞれが適所に個別に配置された構成であってもかまわない。
【００１１】
次に本発明の画像再生装置におけるインターバル再生モード（スライドショー）の動作について説明する。
【００１２】
ユーザがスライドショー実行キーを押すと、スライドショーが開始される。スライドショーが実行されているときに、スライドショー実行キーが押されると、スライドショーが停止する。
【００１３】
メモリーカード２０から読み出された画像データは、圧縮伸長回路１６により伸長され、画像処理回路１２を介してモニタ１４に印加され、画像として表示される。
【００１４】
スライドショーでは、メモリーカード２０から記憶されている複数の画像データがファイル番号順やカテゴリー別等のルールに従いながら、一定時間間隔で読み出され、モニタ１４の画面上に表示される。
【００１５】
スライドショー実行中に画像送りキー（＋または−）を押すと、そのタイミングで表示処理されている画像を表示不可（すなわち再生禁止）に設定できる。スライドショーが継続して繰り返される場合、または再度スライドショーを実行したときには、この画像は表示されなくなる。これらの画像ごとの表示／非表示の設定情報を、設定キーによりスライドショー表示設定パターンのプログラムとしてメモリカード２０に保存できる。このプログラムは内容を替えて複数作成することも可能である。図３は、表示パターンの設定例を示す。なお、これらの画像の表示パターンを実際にスライドショーで表示するときの時間間隔もユーザによって設定することが可能である。本実施の形態では５秒に設定した例で説明するが、これについては任意の時間で設定可能とし、時間間隔の情報も同様にプログラムとして記憶することもできる。
【００１６】
スライドショー実行時には、所望のスライドショー表示設定パターンを読み出しキーにより選択し、メモリカード２０から選択されたプログラムを読み出し設定ことができる。以降、読み出された表示パターンに応じたよりスライドショーが実行される。
【００１７】
図４は、システム制御回路２２の動作フローチャートを示す。図４を参照して、本実施例におけるスライドショーの動作を説明する。
【００１８】
メモリカード２０に記憶された画像数を取得する（Ｓ１）。スライドショー実行／停止スイッチを監視し（Ｓ２）、実行要求があるまで待機する。
【００１９】
実行要求があると（Ｓ２）、設定されている表示パターンの読み込み要求の有無を確認する（Ｓ３）。読み込み要求があれば（Ｓ３）、表示パターンを選択及び読み込む（Ｓ４）。現在、設定されている表示パターンの保存要求があると（Ｓ５）、現在、設定されている表示パターンを保存する（Ｓ６）。保存された表示パターンを再度読み出すことにより、スライドショーの表示パターンとして設定できる。表示パターンの保存先は、メモリカード２０である。これにより、表示しようとする画像の表示パターンを、同じ記録媒体に記録できる。
【００２０】
システム制御回路２２は、メモリカードインターフェース１８を介してメモリカード２０から次に表示すべき画像データを読み出す。読み出された画像は、この時点では未だ表示されない。システム制御回路２２は、メモリカード２０から読み出した画像の表示が許可されているかどうかを確認する（Ｓ７）。表示が許可されていない（再生禁止設定されている）場合（Ｓ７）、次に表示すべき画像の選択処理（Ｓ１３）を経て、ステップＳ２に戻る。
【００２１】
表示が許可されている場合（Ｓ７）、メモリカード２２から読み出した画像データを圧縮伸長回路１６に転送して伸長させる。伸長された画像データは、画像処理回路１２を介してモニタ１４に印加され、画像として表示される（Ｓ８）。再びステップＳ７が実行されるまで、この画像が表示され続ける。５秒間のタイマを設定する（Ｓ９）。５秒の経過を待つ（Ｓ１２）。
【００２２】
５秒タイマの実行中には、画像送りキーにより（Ｓ１０）、表示中の画像を表示不可に設定でき、これにより表示パターンが更新される（Ｓ１１）。５秒の経過を待つこと無く、次に表示すべき画像の選択処理に移行する（Ｓ１３）。
【００２３】
（第２実施例）
図５は、システム制御回路２２の別のフローチャートを示す。画像送りキーの代わりに、画像スキップキーを使用する。なお、画像スキップキーを単押しするとスライドショーはただ次の画像へと移行し、長押しすると表示中の画像をサンターバル再生モードにおいて、表示不可（再生禁止）設定するコマンドを発する構成となっている。
【００２４】
メモリカード２０に記憶された画像数を取得する（Ｓ１）。スライドショー実行／停止スイッチを監視し（Ｓ２）、実行要求があるまで待機する。
【００２５】
実行要求があると（Ｓ２）、設定されている表示パターンの読み込み要求の有無を確認する（Ｓ３）。読み込み要求があれば（Ｓ３）、表示パターンを選択及び読み込む（Ｓ４）。現在、設定されている表示パターンの保存要求があると（Ｓ５）、現在、設定されている表示パターンを保存する（Ｓ６）。保存された表示パターンを再度読み出すことにより、スライドショーの表示パターンとして設定できる。表示パターンの保存先は、メモリカード２０である。これにより、表示しようとする画像の表示パターンを、同じ記録媒体に記録できる。
【００２６】
システム制御回路２２は、メモリカードインターフェース１８を介してメモリカード２０から次に表示すべき画像データを読み出す。読み出された画像は、この時点では未だ表示されない。システム制御回路２２は、メモリカード２０から読み出した画像の表示が許可されているかどうかを確認する（Ｓ７）。表示が許可されていない（再生禁止設定されている）場合（Ｓ７）、次に表示すべき画像の選択処理（Ｓ１３）を経て、ステップＳ２に戻る。
【００２７】
表示が許可されている場合（Ｓ７）、メモリカード２２から読み出した画像データを圧縮伸長回路１６に転送して伸長させる。伸長された画像データは、画像処理回路１２を介してモニタ１４に印加され、画像として表示される（Ｓ８）。再びステップＳ７が実行されるまで、この画像が表示され続ける。５秒間のタイマを設定する（Ｓ９）。５秒の経過を待つ（Ｓ１２）。
【００２８】
５秒タイマの実行中には、画像スキップキーにより（Ｓ１４）、表示中の画像を表示不可に設定でき、表示パターンが更新される（Ｓ１１）。５秒の経過を待つこと無く、次に表示すべき画像の選択処理に移行する（Ｓ１３）。
【００２９】
（第３実施例）
図６は、システム制御回路２２の第３のフローチャートを示す。画像送りキーまたはスキップキーの代わりに、画像表示キーを使用する。なお、画像表示キーは通常の再生状態では、各画像に対して表示形態（通常画像表示、撮影時情報の表示、ヒストグラム表示等）を切換えるためのスイッチである。
【００３０】
メモリカード２０に記憶された画像数を取得する（Ｓ１）。スライドショー実行／停止スイッチを監視し（Ｓ２）、実行要求があるまで待機する。
【００３１】
実行要求があると（Ｓ２）、設定されている表示パターンの読み込み要求の有無を確認する（Ｓ３）。読み込み要求があれば（Ｓ３）、表示パターンを選択及び読み込む（Ｓ４）。現在、設定されている表示パターンの保存要求があると（Ｓ５）、現在、設定されている表示パターンを保存する（Ｓ６）。保存された表示パターンを再度読み出すことにより、スライドショーの表示パターンとして設定できる。表示パターンの保存先は、メモリカード２０である。これにより、表示しようとする画像の表示パターンを、同じ記録媒体に記録できる。
【００３２】
システム制御回路２２は、メモリカードインターフェース１８を介してメモリカード２０から次に表示すべき画像データを読み出す。読み出された画像は、この時点では未だ表示されない。システム制御回路２２は、メモリカード２０から読み出した画像の表示が許可されているかどうかを確認する（Ｓ７）。表示が許可されていない（再生禁止設定されている）場合（Ｓ７）、次に表示すべき画像の選択処理（Ｓ１３）を経て、ステップＳ２に戻る。
【００３３】
表示が許可されている場合（Ｓ７）、メモリカード２２から読み出した画像データを圧縮伸長回路１６に転送して伸長させる。伸長された画像データは、画像処理回路１２を介してモニタ１４に印加され、画像として表示される（Ｓ８）。再びステップＳ７が実行されるまで、この画像が表示され続ける。５秒間のタイマを設定する（Ｓ９）。５秒の経過を待つ（Ｓ１２）。
【００３４】
５秒タイマの実行中には、画像表示キーにより（Ｓ１４）、表示中の画像を表示不許可に設定でき、表示パターンが更新される（Ｓ１１）。５秒の経過を待つこと無く、次に表示すべき画像の選択処理に移行する（Ｓ１３）。
【００３５】
（その他）
図示していないが、インデックス表示実行部では、メモリーカード２０に保存されている画像を１画面上に複数表示することにより、モニタ１４において画像のインデックス表示を行える。この場合にも、上述の表示設定パターンを使用することにより、表示を許可した画像のみからなるインデックス画面を作成できる。
【００３６】
また、外部出力部２６からデジタルインタフェース等を介して接続されるプリンタ（不図示）により、メモリーカード２０内の画像のプリントを自動実行させる場合にも、上述の表示設定パターンを使用することにより、インデックス再生モードで再生される画像（静止画）のみの印刷が可能である。
【００３７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、インターバル再生モードを実行中に、画像送り操作のみで、表示される画像の更新と、画像送り操作の対象となった画像の非表示設定とが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。
【図２】操作キーの２４の配置例である。
【図３】スライドショーの表示パターン例である。
【図４】システム制御回路２２の第１の動作フローチャートである。
【図５】システム制御回路２２の第２の動作フローチャートである。
【図６】システム制御回路２２の第３の動作フローチャートである。
【符号の説明】
１０：撮像部
１２：画像処理回路
１４：モニタ
１６：画像圧縮伸長回路
１８：メモリカードインターフェース
２０：メモリカード
２２：システム制御回路
２４：操作スイッチ

Claims

記憶媒体から画像を再生する画像再生装置であって、
前記記憶媒体から前記画像を再生する再生手段と、
前記再生手段によって再生された画像を表示する表示手段と、
前記再生手段を操作する操作手段と、
前記再生手段によって前記画像を一定時間間隔で逐次再生するインターバル再生モードを実行中に前記操作手段による画像送り操作を検出する検出手段と、
前記画像送り操作が検出されたタイミングで前記表示手段に表示される画像を次の画像に移行するとともに、前記画像送り操作の対象となった画像の前記インターバル再生モードにおける再生を禁止する制御手段
とを有することを特徴とする画像再生装置。
記憶媒体から画像を再生する画像再生装置であって、
前記記憶媒体に記憶する画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像を前記記憶媒体に記憶する記憶手段と、
前記記憶媒体に記憶された画像を再生する再生手段と、
前記再生手段によって再生された画像を表示する表示手段と、
前記撮像手段及び再生手段を操作する操作手段と、
前記再生手段によって前記記憶媒体に記憶された画像を一定時間間隔で逐次再生するインターバル再生モードを実行中に前記操作手段による画像送り操作を検出する検出手段と、
前記画像送り操作が検出されたタイミングで前記表示手段に表示される画像を次の画像に移行するとともに、前記画像送り操作の対象となった画像の前記インターバル再生モードにおける再生を禁止する制御手段
とを有することを特徴とする画像再生装置。
前記画像は、動画及び／または静止画であることを特徴とする請求項１又は２に記載の画像再生装置。
前記再生手段は、選択的に実行可能な、再生パターンの異なる複数のインターバル再生モードを有することを特徴とする請求項１又は２に記載の画像再生装置。
前記記憶媒体は前記再生パターンをプログラムとして保存することを特徴とする請求項４に記載の画像再生装置。
前記制御手段は、前記検出手段で前記画像送り操作を検出したとき、前記プログラムを変更して保存することを特徴とする請求項５に記載の画像再生装置。
前記記憶媒体は前記画像を圧縮状態で記憶可能であり、前記再生手段は前記画像を伸長する伸長手段を有することを特徴とする請求項１又は２に記載の画像再生装置。
前記画像送り操作のための操作手段は、他の機能を操作する操作手段との兼用であることを特徴とする請求項１又は２に記載の画像再生装置。
前記再生手段は、前記インターバル再生モードにおける初期設定として、すべての画像データを再生設定することを特徴とする請求項１又は２に記載の画像再生装置。
前記画像は取り外し可能な外部記録媒体に記録されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の画像再生装置。
接続された印刷機に画像データ伝送する出力手段を有し、前記出力手段は前記インターバル再生モードにおける再生が禁止されていない静止画像データのみを前記印刷機に出力することを特徴とする請求項１又は２に記載の画像再生装置。
前記表示手段は、前記画像のインデックス表示が可能であって、前記インターバル再生モードにおける再生が禁止されていない画像のみをインデックス表示することを特徴とする請求項１又は２に記載の画像再生装置。
前記再生手段は、前記インターバル再生モードにおける前記一定時間間隔のインターバルが設定可能であることを特徴とする請求項１又は２に記載の画像再生装置。