JP3967555B2 - エンジンの点火制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが独立して連続的に可変制御されるエンジンの点火制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用エンジンの燃料噴射制御において、運転性能向上のため、例えば、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変化させることで、吸・排気弁のバルブタイミング(開閉時期)を連続的に可変制御する可変バルブタイミング機構を備えたエンジンがある(特開平10−141022号公報等参照)。
【0003】
上記可変バルブタイミング機構を備えたエンジンにおいて、運転状態の変化に伴いバルブタイミングが変更されると、吸・排気弁のバルブオーバラップ量が変化して内部EGR量(残留既燃ガス量)が変化することなどにより、燃焼性(着火遅れ時間等)がする。したがって、前記バルブタイミングの変更による燃焼性変化を考慮して、エンジン点火時期を設定する必要がある。
【0004】
従来、基本的には機関の運転状態(回転速度や負荷)に応じて吸・排気弁の目標バルブタイミングが設定されるため、運転領域毎に吸・排気弁のバルブタイミングも考慮して基本点火時期を設定することで対応している。
しかしながら、上記吸・排気弁のバルブタイミングを考慮した運転領域毎の点火時期の設定方式では、過渡運転時や一時的な運転変動などによって目標バルブタイミングに対して実際のバルブタイミングがずれることがある。このため、特開平9−209895号公報に示されるものでは、目標バルブタイミングと実際のバルブタイミングとの偏差に応じて点火時期補正量を設定し、点火時期補正を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記方式は吸・排気弁の一方のバルブタイミングのみを可変制御するもの(通常は同公報中の実施例のように吸気弁側のみ制御)では、比較的容易に制御できるが、より高い性能向上を得るため吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを独立して連続的に可変制御するものに対しては、実用的でない。すなわち、吸気弁および排気弁のそれぞれに対して目標バルブタイミングと実バルブタイミングとの偏差を求め、これら偏差の組み合わせに対して点火時期補正量を設定する極めて複雑な制御が必要となり、メモリへのデータ記憶量も莫大となる。
【0006】
また、エンジンの回転速度や負荷(燃料噴射量等)が同一であっても別の条件例えばエンジン温度などで目標バルブタイミングを変更しようとする場合などは、さらに制御が複雑化してしまい、実質的に実現が困難である。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが独立して連続的に可変制御されるエンジンにおいて、比較的容易な制御で、バルブタイミングの変化に対応して適切に点火時期が制御されるようにしたエンジンの点火制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明は、
吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが、独立して連続的に可変制御されるエンジンの点火制御装置において、
吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを検出し、これら検出値に基づいてエンジン点火時期のバルブタイミング補正量を設定し、該設定されたバルブタイミング補正量で補正された点火時期に点火制御する一方、
前記バルブタイミング補正量は、該バルブタイミング補正量が最も遅角側に設定されるときの吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを基準位置としたとき、吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが、該基準位置に対して吸・排気弁のバルブオーバラップ量が増大する方向又は減少する方向に変化するほど、点火時期を進角側に大きく補正するように設定されることを特徴とする
【0008】
請求項1に係る発明によると、
センサ等により、吸気弁及び排気弁の実際のバルブタイミングが検出され、これら2つのバルブタイミング検出値に基づいて、マップデータからの検索などによって、エンジン点火時期のバルブタイミング補正量が設定され、該補正量で補正された点火時期に点火制御される。
【0009】
このようにすれば、吸気弁および排気弁の実バルブタイミングが、それぞれの目標バルブタイミングに一致している場合は勿論、目標バルブタイミングから任意の方向に任意の量ずれた場合でも、そのときの両実バルブタイミングに応じた燃焼性に見合うように、常に最適な点火時期補正が行われる。また、運転領域以外の条件で目標バルブタイミングを設定するような場合も含めて、必要最小限のデータを用いて容易に制御することができる。
また、上記のように設定したバルブタイミングの基準位置に対し、バルブオーバラップ量が増大すると、内部EGR量が増大して着火性遅れが大きくなるため、バルブオーバラップ量が増大する方向に変化するほど点火時期を進角補正することで、適正時期に着火させることができる。
一方、バルブオーバラップ量が所定以上減少すると、今度は内部EGR量減少による圧縮温度低下によって着火性が低下する影響が大きくなるので、基準位置よりバルブオーバラップ量が減少する方向に変化するほど、点火時期を進角補正することで、適正時期に着火させることができる。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、
吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが、独立して連続的に可変制御されるエンジンの点火制御装置において、
吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを検出し、これら検出値に基づいてエンジン点火時期のバルブタイミング補正量を設定し、該設定されたバルブタイミング補正量で補正された点火時期に点火制御する一方、
前記バルブタイミング補正量は、該バルブタイミング補正量が最も遅角側に設定されるときの吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを基準位置としたとき、吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが、該基準位置に対して共に進角方向又は共に遅角方向に変化するほど、点火時期を進角側に大きく補正するように設定されることを特徴とする。
請求項2に係る発明によると、
バルブタイミングの基準位置に対して、バルブオーバラップ中心位置が進角側または遅角側のいずれの方向にずれても内部EGR量が増加するため、点火時期を進角補正することで、適正時期に着火させることができる。
また、請求項3に係る発明は、
前記バルブタイミング補正量は、前記吸気弁及び排気弁のバルブタイミングのみに基づいて設定された補正量を基本補正量としたとき、該基本補正量とエンジン運転状態に基づいて設定された運転状態補正係数とを乗じて算出されることを特徴とする
請求項3に係る発明によると、バルブタイミングによる影響(内部EGR量等)が、エンジン運転状態によっても変化するので、該エンジン運転状態による補正の重み付けを行うことで、より適正なバルブタイミング補正を行うことができる。
【0016】
また、請求項4に係る発明は、
最終的に設定されるエンジン点火時期は、エンジン運転状態に基づいて設定される基本点火時期を、前記バルブタイミング補正量によって補正して設定されることを特徴とする。
請求項4に係る発明によると、エンジン運転状態に基づいて設定される基本点火時期を、前記バルブタイミング補正量によって補正して設定することで、総合的に燃焼性に最適な点火時期に制御することができる。
【0017】
また、請求項5に係る発明は、前記基本点火時期の設定に用いるエンジン状態のパラメータが、回転速度と負荷であることを特徴とする。
請求項5に係る発明によると、
最も代表的なエンジンの回転速度と負荷をパラメータとして、基本点火時期を最適に設定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図6は、本実施形態において、エンジンに備えられる可変バルブタイミング機構を示す。
図において、エンジン(内燃機関)のクランクシャフト(図示省略)によりタイミングチェーンを介して回転駆動されるカムスプロケット1(タイミングスプロケット)と、該カムスプロケット1に対して相対回転可能に設けられたカムシャフト2と、該カムシャフト2の端部に固定されてカムスプロケット1内に回転自在に収容された回転部材3と、該回転部材3をカムスプロケット1に対して相対的に回転させる油圧回路4と、カムスプロケット1と回転部材3との相対回転位置を所定位置で選択的にロックするロック機構10とを備えている。
【0019】
前記カムスプロケット1は、外周にタイミングチェーン(又はタイミングベルト)が噛合する歯部5aを有する回転部5と、該回転部5の前方に配置されて回転部材3を回転自在に収容したハウジング6と、該ハウジング6の前端開口を閉塞する蓋体たる円板状のフロントカバー7と、ハウジング6と回転部5との間に配置されてハウジング6の後端部を閉塞する略円板状のリアカバー8とから構成され、これら回転部5とハウジング6及びフロントカバー7,リアカバー8は、4本の小径ボルト9によって軸方向から一体的に結合されている。
【0020】
前記回転部5は、略円環状を呈し、周方向の約90°の等間隔位置に各小径ボルト9が螺着する4つの雌ねじ孔5bが前後方向へ貫通形成されていると共に、内部中央位置に後述する通路構成用のスリーブ25が嵌合する段差径状の嵌合孔11が貫通形成されている。更に、前端面には、前記リアカバー8が嵌合する円板状の嵌合溝12が形成されている。
【0021】
また、前記ハウジング6は、前後両端が開口形成された円筒状を呈し、内周面の周方向の90°位置には、4つの隔壁部13が突設されている。この隔壁部13は、横断面台形状を呈し、それぞれハウジング6の軸方向に沿って設けられて、各両端縁がハウジング6の両端縁と同一面になっていると共に、基端側には、小径ボルト9が挿通する4つのボルト挿通孔14が軸方向へ貫通形成されている。更に、各隔壁部13の内端面中央位置に軸方向に沿って切欠形成された保持溝13a内に、コ字形のシール部材15と該シール部材15を内方へ押圧する板ばね16が嵌合保持されている。
【0022】
更に、前記フロントカバー7は、中央の比較的大径なボルト挿通孔17が穿設されていると共に、前記ハウジング6の各ボルト挿通孔14と対応する位置に4つのボルト孔18が穿設されている。
また、リアカバー8は、後端面に前記回転部材5の嵌合溝12内に嵌合保持される円板部8aを有していると共に、中央にスリーブ25の小径な円環部25aが嵌入する嵌入孔8cが穿設され、更に、前記ボルト挿通孔14に対応する位置に4つのボルト孔19が同じく形成されている。
【0023】
前記カムシャフト2は、シリンダヘッド22の上端部にカム軸受23を介して回転自在に支持され、外周面の所定位置に、バルブリフターを介して吸気弁を開動作させるカム(図示省略)が一体に設けられていると共に、前端部にはフランジ部24が一体に設けられている。
前記回転部材3は、フランジ部24と嵌合穴11にそれぞれ前後部が嵌合した前記スリーブ25を介して軸方向から挿通した固定ボルト26によってカムシャフト2の前端部に固定されており、中央に前記固定ボルト26が挿通するボルト挿通孔27aを有する円環状の基部27と、該基部27の外周面周方向の90°位置に一体に設けられた4つのベーン28a,28b,28c,28dとを備えている。
【0024】
前記第1〜第4ベーン28a〜28dは、それぞれ断面が略逆台形状を呈し、各隔壁部13間の凹部に配置され、前記凹部を回転方向の前後に隔成し、ベーン28a〜28dの両側と各隔壁部13の両側面との間に、進角側油圧室32と遅角側油圧室33を構成する。また、各ベーン28a〜28dの外周面の中央に軸方向に切欠された保持溝29にハウジング6の内周面6aに摺接するコ字形のシール部材30と該シール部材30を外方に押圧する板ばね31がそれぞれ嵌着保持されている。
【0025】
前記ロック機構10は、前記回転部5の嵌合溝12の外周側所定位置に形成された係合溝20と、前記係合溝20に対応した前記リアカバー8の所定位置に貫通形成されて、内周面がテーパ状の係合孔21と、該係合孔21に対応した前記1つのベーン28の略中央位置に内部軸方向に沿って貫通形成された摺動用孔35と、該1つのベーン28の前記摺動用孔35内に摺動自在に設けられたロックピン34と、該ロックピン34の後端側に弾装されたばね部材であるコイルスプリング39と、ロックピン34と摺動用孔35との間に形成された受圧室40とから構成されている。
【0026】
前記ロックピン34は、中央側の中径状の本体34aと、該本体34aの先端側に略先細り円錐状に形成された係合部34bと、本体34aの後端側に形成された段差大径状のストッパ部34cとから構成されており、ストッパ部34cの内部凹溝34dの底面とフロントカバー7の内端面との間に弾装された前記コイルスプリング39のばね力によって係合孔21方向へ付勢されるようになっていると共に、前記本体34aとストッパ部34cとの間の外周面及び摺動用孔35の内周面との間に形成された受圧室40内の油圧によって、係合孔21から抜け出る方向に摺動するようになっている。また、この受圧室40は、前記ベーン28の側部に形成された通孔36によって前記遅角側油圧室33に連通している。また、ロックピン34の係合部34bは、回転部材3の最大遅角側の回動位置において係合部34bが係合孔21内に係入するようになっている。
【0027】
前記油圧回路4は、進角側油圧室32に対して油圧を給排する第1油圧通路41と、遅角側油圧室33に対して油圧を給排する第2油圧通路42との2系統の油圧通路を有し、この両油圧通路41,42には、供給通路43とドレン通路44とがそれぞれ通路切り換え用の電磁切換弁45を介して接続されている。前記供給通路43には、オイルパン46内の油を圧送するオイルポンプ47が設けられている一方、ドレン通路44の下流端がオイルパン46に連通している。
【0028】
前記第1油圧通路41は、シリンダヘッド22内からカムシャフト2の軸心内部に形成された第1通路部41aと、固定ボルト26内部の軸線方向を通って頭部26a内で分岐形成されて第1通路部41aと連通する第1油路41bと、頭部26aの小径な外周面と回転部材3の基部27内に有するボルト挿通孔27aの内周面との間に形成されて第1油路41bに連通する油室41cと、回転部材3の基部27内に略放射状に形成されて油室41cと各進角側油圧室32に連通する4本の分岐路41dとから構成されている。
【0029】
一方、第2油圧通路42は、シリンダヘッド22内及びカムシャフト2の内部一側に形成された第2通路部42aと、前記スリーブ25の内部に略L字形状に折曲形成されて第2通路部42aと連通する第2油路42bと、回転部材5の嵌合孔11の外周側孔縁に形成されて第2油路42bと連通する4つの油通路溝42cと、リアカバー8の周方向の約90°の位置に形成されて、各油通路溝42cと遅角側油圧室33とを連通する4つの油孔42dとから構成されている。
【0030】
前記電磁切換弁45は、内部のスプール弁体が各油圧通路41,42と供給通路43及びドレン通路44a,44bとを相対的に切り換え制御するようになっていると共に、コントローラ48からの制御信号によって切り換え作動されるようになっている。
具体的には、図4〜図6に示すように、シリンダブロック49の保持孔50内に挿通固定された筒状のバルブボディ51と、該バルブボディ51内の弁孔52に摺動自在に設けられて流路を切り換えるスプール弁体53と、該スプール弁体53を作動させる比例ソレノイド型の電磁アクチュエータ54とから構成されている。
【0031】
前記バルブボディ51は、周壁の略中央位置に前記供給通路43の下流側端と弁孔52とを連通する供給ポート55が貫通形成されていると共に、該供給ポート55の両側に前記第1,第2油圧通路41,42の他端部と弁孔52とを連通する第1ポート56及び第2ポート57がそれぞれ貫通形成されている。また、周壁の両端部には、両ドレン通路44a,44bと弁孔52とを連通する第3,第4ポート58,59が貫通形成されている。
【0032】
前記スプール弁体53は、小径軸部の中央に供給ポート55を開閉する略円柱状の第1弁部60を有していると共に、両端部に第3,第4ポート58,59を開閉する略円柱状の第2,第3弁部61,62を有している。また、スプール弁体53は、前端側の支軸53aの一端縁に有する傘部53bと弁孔52の前端側内周壁に有するスプリングシート51aとの間に弾装された円錐状の弁ばね63によって、図中右方向、つまり第1弁部60で供給ポート55と第2油圧通路42とを連通する方向に付勢されている。
【0033】
前記電磁アクチュエータ54は、コア64,移動プランジャ65,コイル66,コネクタ67などを備え、移動プランジャ65の先端に前記スプール弁体53の傘部53bを押圧する駆動ロッド65aが固定されている。
前記コントローラ48は、機関回転速度を検出する回転センサ101や吸入空気量を検出するエアフローメータ102からの信号によって現在の運転状態(負荷、回転)を検出すると共に、クランク角センサ103及びカムセンサ104からの信号によってカムスプロケット1とカムシャフト2との相対回動位置、即ち、クランクシャフトに対するカムシャフト2の回転位相を検出する。
【0034】
前記コントローラ48は、前記電磁アクチュエータ54に対する通電量をデューティ制御信号に基づいて制御する。
例えば、コントローラ48から電磁アクチュエータ54にデューティ比0%の制御信号(OFF信号)を出力すると、スプール弁体53が弁ばね63のばね力で図4に示す位置、つまり、最大右方向に移動する。これによって、第1弁部60が供給ポート55の開口端55aを開成して第2ポート57と連通させると同時に、第2弁部61が第3ポート58の開口端を開成すると共に、第4弁部62が第4ポート59を閉止する。このため、オイルポンプ47から圧送された作動油は、供給ポート55,弁孔52,第2ポート57,第2油圧通路42を通って遅角側油圧室33に供給されると共に、進角側油圧室32内の作動油が、第1油圧通路41,第1ポート56,弁孔52,第3ポート58を通って第1ドレン通路44aからオイルパン46内に排出される。
【0035】
従って、遅角側油圧室33の内圧が高、進角側油圧室32の内圧が低となって、回転部材3は、ベーン28a〜28bを介して最大一方向に回転する。これによって、カムスプロケット1とカムシャフト2とは一方側へ相対回動して位相が変化し、この結果、吸気弁の開時期が遅くなり、排気弁とのオーバーラップが小さくなる。
【0036】
一方、各種エンジン制御を行うエンジンコントロールユニット(ECU)48から電磁アクチュエータ54にデューティ比100%の制御信号(ON信号)を出力すると、スプール弁体53が弁ばね63のばね力に抗して図6に示すように左方向へ最大に摺動して、第3弁部61が第3ポート58を閉止すると同時に、第4弁部62が第4ポート59を開成すると共に、第1弁部60が、供給ポート55と第1ポート56とを連通させる。このため、作動油は、供給ポート55、第1ポート56、第1油圧通路41を通って進角側油圧室32内に供給されると共に、遅角側油圧室33内の作動油が第2油圧通路42、第2ポート57、第4ポート59、第2ドレン通路44bを通ってオイルパン46に排出され、遅角側油圧室33が低圧になる。
【0037】
このため、回転部材3は、ベーン28a〜28dを介して他方向へ最大に回転し、これによって、カムスプロケット1とカムシャフト2とは他方側へ相対回動して位相が変化し、この結果、吸気弁の開時期が早くなり(進角され)、排気弁とのオーバーラップが大きくなる。
前記ECU48は、第1弁部60が供給ポート55を閉止し、かつ、第3弁部61が第3ポート58を閉止し、かつ、第4弁部62が第4ポート59を閉止する位置となるデューティ比をベースデューティ比BASEDTYとする一方、クランク角センサ103及びカムセンサ104からの信号に基づいて検出されるカムスプロケット1とカムシャフト2との相対回動位置(回転位相)と、運転状態に応じて設定した前記相対回動位置(回転位相)の目標値(目標進角値)とを一致させるためのフィードバック補正分UDTYを設定し、前記ベースデューティ比BASEDTYとフィードバック補正分UDTYとの加算結果を最終的なデューティ比VTCDTYとし、該デューティ比VTCDTYの制御信号を電磁アクチュエータ54に出力するようにしてある。
【0038】
なお、前記ベースデューティ比BASEDTYは、供給ポート55,第3ポート58,第4ポート59が共に閉止され、いずれの油圧室32,33でも油の給排が行われないデューティ比範囲の略中央値(例えば50%)に設定されている。
つまり、前記相対回動位置(回転位相)を遅角方向へ変化させる必要がある場合には、前記フィードバック補正分UDTYによりデューティ比が減少され、オイルポンプ47から圧送された作動油が遅角側油圧室33に供給されると共に、進角側油圧室32内の作動油がオイルパン46内に排出されるようになり、逆に、前記相対回動位置(回転位相)を進角方向へ変化させる必要がある場合には、前記フィードバック補正分UDTYによりデューティ比が増大され、作動油が進角側油圧室32内に供給されると共に、遅角側油圧室33内の作動油がオイルパン46に排出されるようになる。そして、前記相対回動位置(回転位相)を現状の状態に保持する場合には、前記フィードバック補正分UDTYの絶対値が減ることで、ベースデューティ比付近のデューティ比に戻るよう制御され、供給ポート55,第3ポート58,第4ポート59の閉止(油圧の給排の停止)により各油圧室32,33の内圧を保持するように制御される。
【0039】
ここで、前記フィードバック補正分UDTYは、例えば、通常のPID制御当によって設定される。すなわち、前記検出されるカムスプロケット1とカムシャフト2との相対回動位置(回転位相)を可変バルブタイミング機構(VTC)の実角度VTCNOW、その目標値をVTCの目標角度VTCTRGとしてとき、両者の偏差VTCERR(=VTCNOW−VTCTRG)に対して比例分P、積分分I、微分分Dを設定して制御する。
【0040】
図7は、上記可変バルブタイミング機構を備えたエンジンのシステム構成を示す。
図において、吸気弁側と排気弁側とに上記可変バルブタイミング機構(VTC)121、122が設けられる。エンジン201の吸気通路202には、気筒毎に燃料噴射する燃料噴射弁203が設けられており、該燃料噴射弁203から噴射される燃料と空気とが予混合し、シリンダ内に吸気弁204を介して吸引される。シリンダ内の燃焼混合気は、点火栓205による火花点火によって着火燃焼し、燃焼排気は、排気弁206を介して排気通路207に排出される。
【0041】
排気通路207には、三元触媒208が介装されており、該三元触媒208で排気中のCO,HC,NOxが浄化される。
前記三元触媒208の上流側には、排気空燃比の変化に対して出力値が変化する特性を有することにより空燃比を検出する空燃比センサ209が介装されている。
【0042】
また、吸気通路202には、吸入空気量を制御するスロットル弁210が介装されると共に、該スロットル弁120の開度を検出するスロットルセンサ211が設けられ、更にその上流には吸入空気量を検出する前記エアフローメータ102が設けられる。その他、エンジン冷却水温度Twを検出する水温センサ212が設けられる。
【0043】
前記各センサの検出信号は,前記ECU48に入力され、該ECU48は、前記VTC121による吸気弁204のバルブタイミング制御の他、前記燃料噴射弁203による燃料噴射量制御、点火栓205による点火制御などを行う。
以下、前記本発明にかかる点火制御について、図8以下のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0044】
点火制御のメインルーチンを示す図8において、ステップ1では、前記クランク角センサ101によって検出されたエンジン回転速度Ne、別ルーチンで算出されたエンジン負荷としての基本燃料噴射量Tp、前記カムセンサ104によって検出される吸気弁204および排気弁206の実際のバルブタイミングVTCNOW(int)、VTCNOW(exh)などを読み込む。
【0045】
ステップ2では、前記エンジン回転速度Ne、基本燃料噴射量Tp等により、基本点火時期ADVbを、予め設定されたマップからの検索等によって設定する。
ステップ3では、点火時期のVTC制御に応じたVTC補正量ADVvtcを算出する。
【0046】
ステップ4では、次式により最終的なエンジン点火時期ADVを次式により設定する。
ADV=ADVb+ADVvtc
ステップ5では、前記点火時期ADVで点火栓205に点火信号を出力し、スパーク火花によって点火させる。
【0047】
図9は、前記ステップ3における補正量ADVvtcを算出するサブルーチンのフローチャートを示す。
ステップ11では、吸気弁204および排気弁206の実バルブタイミングVTCNOW(int)、VTCNOW(exh)に基づいて、VTC基本補正量ADVvtcbを、予め図10に示したようなマップから検索する。
【0048】
ここで、前記マップで設定されるVTC基本補正量ADVvtcbの特性について説明する。
いま、VTC基本補正量ADVvtcbが最も遅角側に設定されるときの吸気弁204および排気弁206のバルブタイミングを基準位置とすると、まず、該基準位置に対して吸・排気弁のバルブオーバラップ量が増大する方向(図示a方向)、すなわち吸気弁204が進角すると共に排気弁206が遅角する方向に変化するほど、点火時期を進角側に大きく補正するように設定される。すなわち、バルブオーバラップ量が増大すると、内部EGR量が増大して着火性遅れが大きくなるため、点火時期を進角補正するのである。
【0049】
また、吸気弁204及び排気弁206のバルブタイミングが基準位置に対して共に進角方向(図示b方向)又は共に遅角方向(図示c方向)に変化するほど、それぞれ点火時期を進角側に大きく補正するように設定される。これらの方向は、バルブオーバラップ量は変化しないが、基準位置に対してバルブオーバラップ中心位置が進角側または遅角側のいずれの方向にずれても内部EGR量が増加するため、点火時期を進角補正するのである。
【0050】
また、前記基準位置に対して吸・排気弁のバルブオーバラップ量が減少する方向(図示d方向)、すなわち吸気弁204が遅角すると共に排気弁206が進角する方向に変化するほど、点火時期を進角側に大きく補正するように設定される。この場合は、バルブオーバラップ量が減少するが、内部EGR量の減少によって圧縮温度が低下することによる着火遅れの影響の方が大きくなるので、点火時期を進角側に大きく補正するように設定される。
【0051】
ステップ12では、エンジン回転速度Ne、基本燃料噴射量Tp(負荷)により、予め図11に示したようなマップから運転状態補正係数Kvtcを設定する。ここで、運転状態補正係数Kvtcは、エンジン回転速度Neおよび負荷が大きいときほど、1より大きい値に設定されている。すなわち、エンジン回転速度Neおよび負荷が大きいときほど、同じバルブオーバラップ量であっても、内部EGR量が大きく、バルブオーバラップ量の変化量に対する内部EGR量の変化量の割合も増大するので、点火時期を進角側により大きく補正するように設定されるのである。
【0052】
ステップ13では、ステップ11で設定したVTC基本補正量ADVvtcbと、ステップ12で設定した運転状態補正係数Kvtcとに基づいて、次式により最終的なVTC補正量ADVvtcを設定する。
ADVvtc=ADVvtcb×Kvtc
このようにすれば、エンジン点火時期を、吸気弁と排気弁の実際のバルブタイミングに基づき、必要最小限のマップデータを用いて得られた燃焼性に見合ったバルブタイミング補正量によって、最適に制御することができる。
【0053】
なお、可変バルブタイミング機構として、上記油圧制御式の他、電磁ブレーキによりカムシャフトの回転位相を可変制御するもの、さらには、吸・排気弁を直接電磁駆動するものなどにも本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における可変バルブタイミング機構を示す断面図。
【図2】図1のB−B断面図。
【図3】上記可変バルブタイミング機構の分解斜視図。
【図4】上記可変バルブタイミング機構における電磁切換弁を示す縦断面図。
【図5】上記可変バルブタイミング機構における電磁切換弁を示す縦断面図。
【図6】上記可変バルブタイミング機構における電磁切換弁を示す縦断面図。
【図7】上記可変バルブタイミング機構を備えたエンジンのシステム構成を示す図。
【図8】上記エンジンの点火制御のメインルーチンを示すフローチャート。
【図9】上記点火時期のVTC補正量ADVvtcを算出するサブルーチンを示すフローチャート。
【図10】上記点火時期のVTC基本補正量ADVvtcbを設定したマップ。
【図11】上記点火時期の運転状態補正係数Kvtcを設定したマップ。
【符号の説明】
101…回転センサ
102…エアフローメータ
103…クランク角センサ
104…カムセンサ
121,122…可変バルブタイミング機構
201…エンジン
204…吸気弁
205…点火栓
206…排気弁

Claims (6)

  1. 吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが、独立して連続的に可変制御されるエンジンの点火制御装置において、
    吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを検出し、これら検出値に基づいてエンジン点火時期のバルブタイミング補正量を設定し、該設定されたバルブタイミング補正量で補正された点火時期に点火制御する一方、
    前記バルブタイミング補正量は、該バルブタイミング補正量が最も遅角側に設定されるときの吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを基準位置としたとき、吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが、該基準位置に対して吸・排気弁のバルブオーバラップ量が増大する方向又は減少する方向に変化するほど、点火時期を進角側に大きく補正するように設定されることを特徴とするエンジンの点火時期制御装置。
  2. 吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが、独立して連続的に可変制御されるエンジンの点火制御装置において、
    吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを検出し、これら検出値に基づいてエンジン点火時期のバルブタイミング補正量を設定し、該設定されたバルブタイミング補正量で補正された点火時期に点火制御する一方、
    前記バルブタイミング補正量は、該バルブタイミング補正量が最も遅角側に設定されるときの吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを基準位置としたとき、吸気弁及び排気弁のバルブタイミングが、該基準位置に対して共に進角方向又は共に遅角方向に変化するほど、点火時期を進角側に大きく補正するように設定されることを特徴とするエンジンの点火時期制御装置。
  3. 前記バルブタイミング補正量は、前記吸気弁及び排気弁のバルブタイミングのみに基づいて設定された補正量を基本補正量としたとき、該基本補正量とエンジン運転状態に基づいて設定された運転状態補正係数とを乗じて算出されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの点火制御装置。
  4. 前記運転状態補正係数は、エンジンの回転速度が高いほど、また、負荷が大きいほど、点火時期を進角側に大きく補正するように設定されることを特徴とする請求項3に記載のエンジンの点火時期制御装置。
  5. 最終的に設定されるエンジン点火時期は、エンジン運転状態に基づいて設定される基本点火時期を、前記バルブタイミング補正量によって補正して設定されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のエンジンの点火時期制御装置。
  6. 前記基本点火時期の設定に用いるエンジン状態のパラメータが、回転速度と負荷であることを特徴とする請求項5に記載のエンジンの点火制御装置。
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