JP3966007B2 - 睡眠カプセル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、睡眠カプセルに関し、特に、睡眠室における空調対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、睡眠カプセルには、実開平4−100545号公報に開示されているように、空気の吹出口と吸込口がカプセル本体の睡眠室に開口して形成されているものがある。上記睡眠カプセルは、吸込口と吹出口とを繋ぐ空気通路の途中に蒸発器を設置し、該蒸発器で冷却された空気を睡眠室に吹き出すように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の睡眠カプセルにおいは、就寝者の足下の1つの吸込口より室内空気を吸い込み、冷却した後、調和空気を就寝者の足下の1つの吹出口から睡眠室に吹き出すようにしている。そして、上記睡眠カプセルは、就寝者が希望する設定温度に睡眠室全体が均一になるように空調している。
【0004】
しかしながら、上記睡眠カプセルでは、人体の温熱生理的な快適性に適していないという問題があった。つまり、人体の部位別の至適温度を考察すると、頭部が最も低く、脚部にいくに従って漸次高くなる。つまり、「頭寒足熱」の温度分布が人体の温熱生理的な快適性に適している。
【0005】
従来の睡眠カプセルの空調制御は、単に睡眠室の全体が設定温度になるように制御しているのみであり、就寝者の快適性に欠けていた。
【0006】
本発明は、斯かる点に鑑みて成されたもので、カプセル本体の睡眠室を就寝者の温熱生理的な快適性に適した空調状態に制御することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〈発明の概要〉
本発明は、就寝者の頭部及び脚部において、調和空気の局所的なショートサーッキトを生起させるようにしたものである。
【0008】
〈解決手段〉
具体的に、図2に示すように、第1の発明は、カプセル本体(20)と、該カプセル本体(20)内の睡眠室(11)に調和空気を供給する吹出口(61,71)及び該吹出口(61,71)に対応して睡眠室(11)の室内空気を吸い込む吸込口(62,72)を有し、少なくとも就寝者の頭部及び脚部に対応して配置された頭側流出入部(60)及び脚側流出入部(70)と、該頭側流出入部(60)の吹出口(61)より吹き出す調和空気の温度が、脚側流出入部(70)の吹出口(71)より吹き出す調和空気の温度より低くなるように各吹出口(61,71)より吹き出す調和空気の空調能力を制御する空調制御手段(12)とを備えている。そして、上記頭側流出入部(60)は、吹出口(61)と吸込口(62)との間でショートサーキットを生ずる気流流れを形成するように、上記吹出口(61)と吸込口(62)とが同一平面上で近傍に位置し且つ上記吸込口(62)が吹出口(61)の真直下方に位置する構成となっている。更に、上記吸込口( 62 )の開口面積が吹出口( 61 )の開口面積よりも大きく形成されている。
【0009】
また、第2の発明は、第1の発明において、上記脚側流出入部(70)は、吹出口(71)と吸込口(72)との間でショートサーキットを生ずる気流流れを形成するように、上記吹出口(71)と吸込口(72)とが同一平面上で近傍に位置し且つ上記吸込口(72)が吹出口(71)の真直上方に位置する構成となっている。
【0010】
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記吹出口(61,71)に、空調空気の吹出し方向を調節する風向変更板(6e)が設けられた構成としている。
【0011】
また、第4の発明は、第1の発明において、上記頭側流出入部(60)又は脚側流出入部(70)が、就寝者の頭部及び脚部を覆う気流空間を形成するカウル体(65,75)を備えた構成としている。
【0012】
また、第5の発明は、第4の発明において、上記カウル体(65,75)に、空調空気の流れを調節する風向変更板(6r,7r)が設けられた構成としている。
【0013】
すなわち、本発明では、上記頭側流出入部(60)において、吹出口(61)より睡眠室(11)に吹き出した空調空気が吸込口(62)に吸い込まれ、局所的なショートサーキットを起こす。つまり、上記調和空気の多くが吹出口(61)より直ぐに吸込口(62)に吸い込まれるので、上記吹出口(61)及び吸込口(62)の間でショートサーキット領域が形成され、就寝者の頭部の空気調和が行われる。
【0014】
特に、上記頭側流出入部(60)の吸込口(62)を吹出口(61)の下方に配置することにより、該頭側流出入部(60)の調和空気が冷風であるので、下方の吸込口(62)に確実に吸い込まれ、ショートサーキット領域が確実に形成される。
【0015】
一方、第2の発明では、上記脚側流出入部(70)において、調和空気は、吹出口(71)より睡眠室(11)に吹き出した空調空気が吸込口(72)に吸い込まれ、局所的なショートサーキットを起こす。つまり、上記調和空気の多くが吹出口(71)より直ぐに吸込口(72)に吸い込まれるので、上記吹出口(71)及び吸込口(72)の間でショートサーキット領域が形成され、就寝者の脚部の空気調和が行われる。
【0016】
特に、上記脚側流出入部(70)の吸込口(72)を吹出口(71)の上方に配置することにより、上記脚側流出入部(70)の調和空気が温風であるので、上方の吸込口(72)に確実に吸い込まれ、ショートサーキット領域が確実に形成される。
【0017】
また、第3の発明及び第5の発明によれば、風向変更板(6e,6r,7r)によって空調空気の流れが調節され、就寝者へのドラフトが防止される。
【0018】
【発明の効果】
したがって、本発明によれば、各吹出口(61,71)より吹き出す調和空気の温度を個別に制御するようにしたために、人体の温熱生理的な快適性に適した睡眠室(11)を形成することができる。
【0019】
つまり、人体の部位別の至適温度に基づき、頭部が最も低く、脚部にいくに従って漸次高くなる「頭寒足熱」の温度分布に就寝者を維持することができる。この結果、就寝者の快適性の向上を図ることができる。
【0020】
また、上記頭側流出入部(60)の吹出口(61)及び吸込口(62)の間において、ショートサーキット領域が形成されるので、「頭寒足熱」の温度分布を確実に形成することができる。
【0021】
特に、上記頭側流出入部(60)の吸込口(62)を吹出口(61)の下方に配置しているので、ショートサーキット領域を確実に形成させることができる。つまり、上記頭側流出入部(60)の調和空気が冷風であるので、下方の吸込口(62)に確実に吸い込まれることになる。
【0022】
更に、上記吸込口( 62 )の開口面積が吹出口( 61 )の開口面積よりも大きく形成され、吹出流速を小さくして就寝者の頭部へのドラフトを防止している。
【0023】
また、第2の発明によれば、上記脚側流出入部(70)の吹出口(71)及び吸込口(72)の間において、ショートサーキット領域が形成されるので、「頭寒足熱」の温度分布を確実に形成することができる。
【0024】
特に、上記脚側流出入部(70)の吸込口(72)を吹出口(71)の上方に配置しているので、ショートサーキット領域を確実に形成させることができる。つまり、上記脚側流出入部(70)の調和空気が温風であるので、上方の吸込口(72)に確実に吸い込まれることになる。
【0025】
また、第3の発明によれば、上記吹出口(61,71)に風向変更板(6e)を設けるようにしたので、就寝者へのドラフトを確実に防止することができる。
【0026】
また、第4の発明によれば、就寝者の頭部及び脚部を覆う気流空間を形成するカウル体(65,75)を設けたので、ショートサーキット領域が確実に形成されることから、「頭寒足熱」の温度分布を確実に形成することができる。
【0027】
また、第5の発明によれば、カウル体(65,75)に風向変更板(6r,7r)を設けるようにしたので、就寝者へのドラフトを確実に防止することができると共に、気流による涼感を就寝者に与えることができる。
【0028】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
【0029】
図1〜図11に示すように、睡眠カプセル(10)は、仮眠等を行うためのもので、就寝者が就寝し得る比較的小空間の密閉空間を構成している。
【0030】
上記睡眠カプセル(10)は、カプセル本体(20)に2つの空調系統である頭部空調系統(3F)及び脚部空調系統(3R)が設けられて構成されている。
【0031】
上記カプセル本体(20)は、床台(21)と、該床台(21)の前部に形成された頭側の頭部板(22)と、上記床台(21)の後部に形成された脚側の脚部板(23)と、上記床台(21)の両側部及び上方を覆う覆い部材(40)とを備えている。そして、上記カプセル本体(20)の内部が就寝空間である睡眠室(11)に構成され、上記床台(21)の上部が就寝者の就寝部である睡眠用ベッド(24)に形成されている。つまり、上記覆い部材(40)と頭部板(22)と脚部板(23)とが睡眠室(11)の区画部材を構成している。
【0032】
上記覆い部材(40)は、図5〜図8に示すように、幌式に形成され、5本の支骨(41)と幌布(42)とを備えている。5本の支骨(41)は、門形に形成され、下端部が床台(21)の両側中央部に取り付けられている。上記幌布(42)は、5本の支骨(41)を覆うように該5本の支骨(41)に取り付けれらている。そして、上記5本の支骨(41)の内、最後部の支骨(41)が床台(21)及び脚部板(23)に固定され、他の4本の支骨(41)が床台(21)に対して前後に回動自在に構成されている。したがって、上記4本の支骨(41)を床台(21)に対して前後に回動すると、カプセル本体(20)が開閉するように構成されている。尚、上記床台(21)の前後両側部には、覆い部材(40)との隙間を閉鎖する三角形状の補助側板(25)が設けられている。
【0033】
上記頭部空調系統(3F)及び脚部空調系統(3R)は、図9〜図11に示すように、1つのケース(30)に空調ファン(31)と排熱ファン(32)と熱交換部材(50)とが収納されて1つのユニットに構成され、床台(21)の内部に配置されている。そして、上記頭部空調系統(3F)及び脚部空調系統(3R)は、ベッド(24)の前端部及び後端部の両側部に給気口(33)と還気口(34)とが形成されている。尚、上記頭部空調系統(3F)及び脚部空調系統(3R)は、ほぼ同一に構成されているので、脚部空調系統(3R)について説明する。また、本実施形態では、ベッド(24)側を前側としている。
【0034】
上記ケース(30)は、横長の矩形体に形成され、ベッド(24)の両側に亘るように形成され、該ケース(30)の内部には、仕切板(3a)が設けられている。該仕切板(3a)は、ケース(30)の左右の両側面に亘って形成され、ケース(30)の前後両側面に対して傾斜し且つケース(30)の左側面からケース(30)のほぼ中央部まで延びる傾斜部(3b)と、ケース(30)の前後両側面に平行し且つ傾斜部(3b)に連続してケース(30)の右側面に延びる並行部(3c)とを備えている。
【0035】
上記ケース(30)の内部は、仕切板(3a)の後側が空調通路(35)に区画され、仕切板(3a)の前側が排熱通路(36)に区画されている。そして、上記ケース(30)の上面における後側の両側部には、空調通路(35)に連通して給気口(33)と還気口(34)とが形成されている。
【0036】
また、上記仕切板(3a)における傾斜部(3b)の前側と後側とには、排熱通路(36)に配置された排熱ファン(32)と、空調通路(35)に配置された空調ファン(31)とが設けられている。上記空調ファン(31)と排熱ファン(32)とは、遠心ファンであって、図示しないが、仕切板(3a)の傾斜部(3b)に対向してファン吸込口が形成され、外周面の一部にファン吹出口が形成されている。
【0037】
上記熱交換部材(50)は、いわゆるペルチェ素子である熱電素子(51)を備えている。該熱電素子(51)は、2つの熱面が加熱面と冷却面となり、各熱面に多数のフィンが設けられて第1フィン群(52)と第2フィン群(53)とが構成されている。上記熱電素子(51)は、ケース(30)のほぼ中央部分において、仕切板(3a)の並行部(3c)を前後に貫通して配置されている。そして、上記第1フィン群(52)が空調通路(35)に位置し、上記第2フィン群(53)は、排熱通路(36)に位置している。
【0038】
上記ケース(30)における右側面には、床台(21)の側面の空気口(2a)に連通する空調用外気取入れ口(3d)と排熱口(3f)とが形成される一方、上記ケース(30)における左側面には、床台(21)の側面の空気口に連通する排熱用外気取入れ口(3e)が形成されている。
【0039】
上記空調用外気取入れ口(3d)は、空調通路(35)の吸込側であって還気口(34)側のケース(30)の側面に開口している。したがって、上記還気口(34)から流入した空気と外気とが合流して熱電素子(51)の第1フィン群(52)を流れる。
【0040】
上記排熱用外気取入れ口(3e)は、排熱通路(36)の吸込側であって給気口(33)側のケース(30)の側面に開口し、上記排熱口(3f)は、排熱通路(36)の吹出側であって還気口(34)側のケース(30)の側面に開口している。そして、上記排熱用外気取入れ口(3e)からの外気が熱電素子(51)の第2フィン群(53)を流れ、排熱口(3f)より外部に放出される。
【0041】
また、上記排熱通路(36)におけるケース(30)の底面には、蒸発用ヒータ(37)が設けられている。該蒸発用ヒータ(37)は、熱電素子(51)から滴下するドレンを蒸発させるものであって、熱電素子(51)の第2フィン群(53)より下流側に配置されている。また、上記空調通路(35)におけるケース(30)の底面には、ドレン受け(38)が設けられている。該ドレン受け(38)は、ドレンを蒸発用ヒータ(37)に導いている。尚、上記熱電素子(51)は、蒸発用ヒータ(37)及びドレン受け(38)に向かってやや傾斜して配置され、ドレンが蒸発用ヒータ(37)及びドレン受け(38)に流れるように構成されている。
【0042】
上記頭部空調系統(3F)の給気口(33)及び還気口(34)には、頭側流出入部(60)が接続され、上記脚部空調系統(3R)の給気口(33)及び還気口(34)には、脚側流出入部(70)が接続されている。
【0043】
上記頭側流出入部(60)は、吹出口(61)と吸込口(62)とがベッド(24)の前側である頭側に形成され、主として就寝者の頭部の空調を行うように構成されている。そして、上記頭側流出入部(60)は、吹出口(61)と吸込口(62)との間でショートサーキットを生ずる気流流れを形成するように構成され、吹出口(61)と吸込口(62)との前方にショートサーキット領域を形成するように構成されている。
【0044】
上記脚側流出入部(70)は、吹出口(71)と吸込口(72)とがベッド(24)の後側である脚側に形成され、主として就寝者の脚部の空調を行うように構成されている。そして、上記脚側流出入部(70)は、吹出口(71)と吸込口(72)との間でショートサーキットを生ずる気流流れを形成するように構成され、吹出口(71)と吸込口(72)との前方にショートサーキット領域を形成するように構成されている。
【0045】
上記頭側流出入部(60)は、頭部板(22)に取り付けられ、吹出通路(63)と吸込通路(64)とを備えている。該吹出通路(63)は、縦通路(6a)と横通路(6b)とを備えている。上記縦通路(6a)は、頭側流出入部(60)の側部に形成され、下端が給気口(33)に連通し、上端が横通路(6b)に連通している。上記横通路(6b)は、頭側流出入部(60)の上部に形成されている。そして、上記吹出口(61)は、頭側流出入部(60)のベッド(24)側に向いた前面に横通路(6b)が開口するように形成されている。
【0046】
上記横通路(6b)には、風速を調整する調節手段としての仕切板(6c)が設けられている。該仕切板(6c)は、横通路(6b)に沿って左右にスライド移動自在に形成され、吹出口(61)より吹き出す調和空気の風速を調整するように構成されている。上記吹出口(61)には、吹出風速分布を均一化する共に、吹出通路(63)が正圧となるように整流メッシュ(6d)が設けられている。
【0047】
上記吸込通路(64)は、横通路(6b)の下方に位置し、還気口(34)が連通する共に、吸込口(62)が形成されている。そして、該吸込口(62)が頭側流出入部(60)のベッド(24)側に向いた前面に開口している。
【0048】
上記頭側流出入部(60)の吹出口(61)と吸込口(62)とは、近傍に位置し、上記吸込口(62)が吹出口(61)の真直下方に位置している。更に、上記吸込口(62)の開口面積が吹出口(61)の開口面積よりも大きく形成され、吹出流速を小さくして就寝者の頭部へのドラフトを防止している。
【0049】
上記脚側流出入部(70)は、脚部板(23)に取り付けられ、吹出通路(73)と吸込通路(74)とを備えている。該吹出通路(73)は、縦通路(7a)と横通路(7b)とを備えている。上記縦通路(7a)は、脚側流出入部(70)の側部に形成され、下端が給気口(33)に連通し、上端が横通路(7b)に連通している。上記横通路(7b)は、脚側流出入部(70)の中央部に形成されている。そして、上記吹出口(71)は、脚側流出入部(70)のベッド(24)側に向いた前面に横通路(7b)が開口するように形成されている。
【0050】
上記横通路(7b)には、風速を調整する調節手段としての仕切板(7c)が設けられている。該仕切板(7c)は、横通路(7b)に沿って左右にスライド移動自在に形成され、吹出口(71)より吹き出す調和空気の風速を調整するように構成されている。上記吹出口(71)には、吹出風速分布を均一化する共に、吹出通路(73)が正圧となるように整流メッシュ(7d)が設けられている。
【0051】
上記吸込通路(74)は、吹出通路(73)の横通路(7b)の上下に位置する2つの横通路(7e,7f)と、該2つの横通路(7e,7f)を繋ぐ縦通路(7g)とを備えている。上記下側の横通路(7e)には還気口(34)が連通し、上側の横通路(7f)には、吸込口(72)が形成されている。そして、該吸込口(72)が脚側流出入部(70)のベッド(24)側に向いた前面に開口している。
【0052】
上記脚側流出入部(70)の吹出口(71)と吸込口(72)とは、近傍に位置し、上記吸込口(72)が吹出口(71)の真直上方に位置している。更に、上記吸込口(72)の開口面積が吹出口(71)の開口面積よりも大きく形成され、吹出流速を小さくして就寝者の脚部へのドラフトを防止している。尚、上記吸込口(72)の開口面積は、吹出口(71)の開口面積よりも必ずしも大きくする必要はなく、要するに、ドラフトを防止し得る吹出流速となる大きさであればよい。
【0053】
上記睡眠カプセル(10)には、空調制御手段であるコントローラ(12)が設けられている。上記コントローラ(12)は、頭側流出入部(60)の吹出口(61)から吹き出る調和空気の温度が設定温度STになるように熱交換部材(50)を制御する。つまり、上記コントローラ(12)は、頭側流出入部(60)に連続する頭側の給気通路(3a)の熱電素子(51)を制御し、該頭側の給気通路(3a)を通る空気を設定温度STに調節する。
【0054】
また、上記コントローラ(12)は、脚側流出入部(70)の吹出口(71)から吹き出る調和空気の温度が設定温度STより4.0℃だけ高く(ST+4.0℃)なるように熱交換部材(50)を制御する。つまり、上記コントローラ(12)は、脚側流出入部(70)に連続する脚側の給気通路(3a)の熱電素子(51)を制御し、該脚側の給気通路(3a)を通る空気を設定温度STより4.0℃だけ高く調節する。
【0055】
上記コントローラ(12)の制御によって「頭寒足熱」の温度分布が形成され、人体の温熱生理的な快適性に適した状態とすることができる。
【0056】
〈作用〉
次に、上述した睡眠カプセル(10)の空調動作について説明する。
【0057】
睡眠用ベッド(24)には、仮眠等を行う就寝者が覆い部材(40)を脚側に回動し、睡眠室(11)に入り、覆い部材(40)を頭側に回動して就寝する。そして、この就寝者は、操作ボックスで設定温度STを設定する。この設定温度STは、コントローラ(12)に入力される。
【0058】
一方、頭部空調系統(3F)及び脚部空調系統(3R)の空調ファン(31)及び排熱ファン(32)を駆動すると、還気口(34)より睡眠室(11)の空気が空調通路(35)に吸い込まれると共に、空調用外気取入れ口(3d)より外気が空調通路(35)に導入される。この空調通路(35)の空気は、熱交換部材(50)の第1フィン群(51)を通り、加熱又は冷却されて調和空気が生成される。つまり、熱電素子(51)は、加熱面と冷却面とが形成されるので、暖房運転時は第1フィン群(51)が加熱され、第2フィン群(52)が冷却される。冷房運転時は第1フィン群(51)が冷却され、第2フィン群(52)が加熱される。
【0059】
この各調和空気は、給気口(33)から頭側流出入部(60)及び脚側流出入部(70)を流れ、吹出口(61,71)から睡眠室(11)に吹き出す。つまり、頭側流出入部(60)の吹出口(61)から吹き出る調和空気は、就寝者の頭部に吹き出し、下方の吸込口(62)に吸い込まれる。また、脚側流出入部(70)の吹出口(71)から吹き出る調和空気は、就寝者の脚部に吹き出し、上方の吸込口(72)に吸い込まれる。
【0060】
そして、上記脚側流出入部(70)から吹き出る調和空気は、熱電素子(51)によって設定温度STより4.0℃だけ高く調節される。また、頭側流出入部(60)から吹き出る調和空気は、熱電素子(51)によって設定温度STに調節される。この結果、上記就寝者は、「頭寒足熱」の温度分布の基で就寝することになる。
【0061】
上記頭側流出入部(60)から吹き出た調和空気は、該頭側流出入部(60)の吸込口(62)から吸込通路(64)を介して空調通路(35)を流れ、脚側流出入部(70)から吹き出た調和空気は、該脚側流出入部(70)の吸込口(72)から吸込通路(74)を介して空調通路(35)を流れる。その後、空気は、空調通路(35)を経て空調ファン(31)に戻り、上述の動作が繰り返される。
【0062】
一方、上記排熱用外気取入れ口(3e)より外気が排熱通路(36)に導入される。この排熱通路(36)の空気は、排熱ファン(32)を通り、例えば、熱電素子(51)の第2フィン群(53)によって加熱され、排熱口(3f)よりカプセル本体(20)の外部に放出される。
【0063】
また、上記熱電素子(51)からでたドレン、例えば、冷房運転時に第1フィン群(52)より滴下したドレンは、ドレン受け(38)を経て蒸発用ヒータ(37)に流れ、蒸発し、排熱通路(36)の空気と共に外部に放出される。
【0064】
上記頭側流出入部(60)において、調和空気は、給気口(33)より吹出通路(63)の縦通路(6a)及び横通路(6b)を流れ、吹出口(61)より睡眠室(11)に吹き出すことになるが、吸込口(62)が真下に位置するので、局所的なショートサーキットを起こす。この結果、上記調和空気の多くが吸込口(62)に吸い込まれ、吸込通路(64)から還気口(34)に流れることになる。したがって、上記吹出口(61)及び吸込口(62)の前方にショートサーキット領域が形成され、就寝者の頭部の空気調和が行われる。
【0065】
上記脚側流出入部(70)において、調和空気は、給気口(33)より吹出通路(73)の縦通路(7a)及び横通路(7b)を流れ、吹出口(71)より睡眠室(11)に吹き出すことになるが、吸込口(72)が真上に位置するので、局所的なショートサーキットを起こす。この結果、上記調和空気の多くが吸込口(72)に吸い込まれ、吸込通路(74)の横通路(7e,7f)及び縦通路(7g)から還気口(34)に流れることになる。したがって、上記吹出口(71)及び吸込口(72)の前方にショートサーキット領域が形成され、就寝者の脚部の空気調和が行われる。
【0066】
〈実施形態1の効果〉
以上のように、本実施形態によれば、各吹出口(61,71)より吹き出す調和空気の温度を個別に制御するようにしたために、人体の温熱生理的な快適性に適した睡眠室(11)を形成することができる。
【0067】
つまり、人体の部位別の至適温度に基づき、頭部が最も低く、脚部にいくに従って漸次高くなる「頭寒足熱」の温度分布に就寝者を維持することができる。この結果、就寝者の快適性の向上を図ることができる。
【0068】
また、上記頭側流出入部(60)及び脚側流出入部(70)の吹出口(61,71)及び吸込口(62,72)の前方において、ショートサーキット領域が形成されるので、「頭寒足熱」の温度分布を確実に形成することができる。
【0069】
また、上記頭側流出入部(60)の吸込口(62)を吹出口(61)の下方に配置したので、ショートサーキット領域を確実に形成させることができる。特に、上記頭側流出入部(60)の調和空気が冷風であるので、下方の吸込口(62)に確実に吸い込まれることになる。
【0070】
また、上記脚側流出入部(70)の吸込口(72)を吹出口(71)の上方に配置したので、ショートサーキット領域を確実に形成させることができる。特に、上記脚側流出入部(70)の調和空気が温風であるので、上方の吸込口(72)に確実に吸い込まれることになる。
【0071】
また、上記頭側流出入部(60)及び脚側流出入部(70)の吹出口(61,71)に整流メッシュ(6d,7d)を設けたので、より確実にショートサーキット領域を形成させることができる。
【0072】
また、上記頭側流出入部(60)及び脚側流出入部(70)の吹出通路(63,73)に仕切板(6c,7c)を設けたので、吹出風速を調節することができる。この結果、ショートサーキット領域を確実に形成させることができる。
【0073】
【発明の実施の形態2】
以下、本発明の実施形態2を図面に基づいて詳細に説明する。
【0074】
本実施形態は、図12及び図13に示すように、前実施形態1の頭側流出入部(60)が前後に薄い箱形に形成されたのに代わり、前後に薄い門形に形成されたものである。
【0075】
つまり、上記頭側流出入部(60)の吹出通路(63)は、縦通路(6a)と横通路(6b)とを備えている。上記縦通路(6a)は、頭側流出入部(60)の側部に形成され、下端が給気口(33)に連通し、上端が横通路(6b)に連通している。上記横通路(6b)は、頭側流出入部(60)の上部に形成され、この横通路(6b)の下面に吹出口(61)が形成されている。更に、上記横通路(6b)の下面には、空調空気の吹出し方向を変更するための風向変更板(6e)が吹出口(61)の前辺に設けられている。
【0076】
一方、上記吸込通路(64)は、吹出通路(63)の縦通路(6a)とは反対側に位置し、縦方向に形成されている。そして、上記給気通路(3a)は、還気口(34)が連通する共に、吸込口(62)が前面である内側面に形成されている。
【0077】
尚、上記横通路(6b)には、実施形態1と同様に仕切板(6c)が設けられている。また、上記吸込口(62)が吹出口(61)の下方に位置している。更に、上記吸込口(62)の開口面積が吹出口(61)の開口面積よりも大きく形成されている。
【0078】
また、上記吸込口(62)は、図12の一点鎖線で示すように、内側の側面に形成するようにしてもよい。
【0079】
したがって、本実施形態によれば、頭側流出入部(60)において、調和空気は、給気口(33)より吹出通路(63)の縦通路(6a)及び横通路(6b)を流れ、吹出口(61)より睡眠室(11)に吹き出る。その後、風向変更板(6e)により前方の就寝者の頭部に流れ、吸込口(62)より吸い込み通路に吸い込まれる。
【0080】
この結果、就寝者の頭部において、ショートサーキット領域が確実に形成させることができる。また、上記風向変更板(6e)によって就寝者へのドラフトを確実に防止することができると共に、気流による涼感を就寝者に与えることができる。その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同様である。
【0081】
【発明の実施の形態3】
以下、本発明の実施形態3を図面に基づいて詳細に説明する。
【0082】
本実施形態は、図14〜図16に示すように、前実施形態1の頭側流出入部(60)及び脚側流出入部(70)が吹出口(61,71)と吸込口(62,72)の前方にショートサーキット領域を形成するようにしたのに代えて、吹出口(61,71)と吸込口(62,72)の上方にショートサーキット領域を形成するようにしたものである。
【0083】
つまり、頭側流出入部(60)及び脚側流出入部(70)は、就寝者の頭部及び脚部を覆うカウル型に形成されている。
【0084】
具体的に、上記頭側流出入部(60)は、カプセル本体(20)の頭部板(22)となる前板(6m)と左右の側板(6n,6p)と天井板(6q)とよりなるカウル体(65)を備え、該カウル体(65)は、ベッド(24)の内側に向く前面が開放された箱形に形成されている。そして、実施形態1における給気口(33)と還気口(34)が吹出口(61)と吸込口(62)となり、該吹出口(61)と吸込口(62)とがカウル体(65)の内部に開口し、上記カウル体(65)の内部がショートサーキット領域に形成されている。
【0085】
また、上記カウル体(65)の前面上端には、空調空気の流れを調節する風向変更板(6r)が左右両端に亘って形成されている。該風向変更板(6r)は、上辺を支点前後に回動し、就寝者の頭部へのドラフトを防止する共に、気流による涼感を得るように構成されている。
【0086】
一方、上記脚側流出入部(70)は、カプセル本体(20)の脚部板(23)となる後板(7m)と左右の側板(7n,7p)と天井板(7q)とよりなるカウル体(75)を備え、該カウル体(75)は、ベッド(24)の内側に向く前面が開放された箱形に形成されている。そして、実施形態1における給気口(33)と還気口(34)が吹出口(71)と吸込口(72)となり、該吹出口(71)と吸込口(72)とがカウル体(75)の内部に開口し、上記カウル体(75)の内部がショートサーキット領域に形成されている。
【0087】
また、上記カウル体(75)の前面上端には、空調空気の流れを調節する風向変更板(7q)が左右両端に亘って形成されている。更に、上記脚側流出入部(70)は、温風を吹き出すので、天井板(7q)は低いことが望ましく、頭側流出入部(60)より低く形成されている。
【0088】
尚、図15の一点鎖線で示すように、頭側流出入部(60)の開口部には、布製等の前面カバー(6s)を設けるようにしてもよい。
【0089】
したがって、本実施形態では、カウル体(65,75)の内部で吹出口(61,71)より上方に吹き出た調和空気が天井板(6q,7q)に当たって下方に方向転換し、吸込口(62,72)に吸い込まれるので、ショートサーキット領域を確実に形成することができる。そして、上記カウル体(65,75)の内部に就寝者の頭部又は脚部が位置するので、就寝者の頭部及び脚部を覆う気流空間を形成することができることから、「頭寒足熱」の温度分布を確実に形成することができる。
【0090】
また、上記カウル体(65,75)に風向変更板(6r,7r)を設けるようにしたので、就寝者へのドラフトを確実に防止することができると共に、気流による涼感を就寝者に与えることができる。その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同様である。
【0091】
【発明の実施の形態4】
以下、本発明の実施形態3を図面に基づいて詳細に説明する。
【0092】
本実施形態は、図17〜図19に示すように、前実施形態1が幌式の覆い部材(40)を設けたのに代えて、覆い部材(40)をほぼ円筒状に形成したものである。
【0093】
つまり、カプセル本体(20)の頭部板(22)及び脚部板(23)は、円盤状に形成されている。そして、上記覆い部材(40)は、床台(21)の上方右半分を覆う固定覆い(43)と、床台(21)の上方左半分を覆う可動覆い(44)とを備えている。上記固定覆い(43)と可動覆い(44)とは、円弧状に形成されている。
【0094】
上記可動覆い(44)は、頭部板(22)及び脚部板(23)の周囲に形成されたガイド溝(26)に沿って回動し、カプセル本体(20)を開閉するように構成されている。尚、上記床台(21)の前後側部には、可動覆い(44)の閉鎖時に該可動覆い(44)が連続する補助側板(25)が設けられている。
【0095】
したがって、本実施形態では、可動覆い(44)を回動して就寝者が睡眠室(11)に出入りすることになる。その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同様である。
【0096】
【発明の他の実施の形態】
上記実施形態においては、頭側流出入部(60)及び脚側流出入部(70)を設けるようにしたが、頭部と脚部との中間部にも空調空気の流出入部を設けるようにしてもよい。
【0097】
また、上記熱交換部材(50)は熱電素子(51)に限られるものではなく、蒸気圧縮式冷凍サイクルの蒸発器や凝縮器であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1のカプセル本体を示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態1のカプセル本体を示す分解斜視図である。
【図3】 本発明の実施形態1の頭部流出入部を示す斜視図である。
【図4】 本発明の実施形態1の脚部流出入部を示す斜視図である。
【図5】 本発明の実施形態1の睡眠カプセルを示す側面図である。
【図6】 本発明の実施形態1の睡眠カプセルを示す平面図である。
【図7】 本発明の実施形態1の睡眠カプセルを示す斜視図である。
【図8】 本発明の実施形態1の睡眠カプセルを幌布を省略して示す斜視図である。
【図9】 本発明の実施形態1の空調系統を示す平面図である。
【図10】 本発明の実施形態1の空調系統を示す正面からの斜視図である。
【図11】 本発明の実施形態1の空調系統を示す背面からの斜視図である。
【図12】 本発明の実施形態2の頭部流出入部を示す斜視図である。
【図13】 本発明の実施形態2の頭部流出入部を示す正面図である。
【図14】 本発明の実施形態3のカプセル本体を示す分解斜視図である。
【図15】 本発明の実施形態3の頭部流出入部を示す斜視図である。
【図16】 本発明の実施形態3の脚部流出入部を示す斜視図である。
【図17】 本発明の実施形態4の睡眠カプセルを示す側面図である。
【図18】 本発明の実施形態4の解放時の睡眠カプセルを示す斜視図である。
【図19】 本発明の実施形態4の閉鎖時の睡眠カプセルを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 睡眠カプセル
11 睡眠室
12 コントローラ(空調制御手段)
3F 頭部空調系統
3R 脚部空調系統
40 覆い部材
50 熱交換部材
60 頭部流出入部
70 脚部流出入部
61,71 吹出口
62,72 吸込口
63,73 吹出通路
64,74 吸込通路
65,75 カウル体
6e,6r,7r 風向変更板

Claims (5)

  1. カプセル本体(20)と、
    該カプセル本体(20)内の睡眠室(11)に調和空気を供給する吹出口(61,71)及び該吹出口(61,71)に対応して睡眠室(11)の室内空気を吸い込む吸込口(62,72)を有し、少なくとも就寝者の頭部及び脚部に対応して配置された頭側流出入部(60)及び脚側流出入部(70)と、
    該頭側流出入部(60)の吹出口(61)より吹き出す調和空気の温度が、脚側流出入部(70)の吹出口(71)より吹き出す調和空気の温度より低くなるように各吹出口(61,71)より吹き出す調和空気の空調能力を制御する空調制御手段(12)とを備え、
    上記頭側流出入部(60)は、吹出口(61)と吸込口(62)との間でショートサーキットを生ずる気流流れを形成するように、上記吹出口(61)と吸込口(62)とが同一平面上で近傍に位置し且つ上記吸込口(62)が吹出口(61)の真直下方に位置する構成となり、
    上記吸込口( 62 )の開口面積が吹出口( 61 )の開口面積よりも大きく形成されている
    ことを特徴とする睡眠カプセル。
  2. 請求項1において、
    上記脚側流出入部(70)は、吹出口(71)と吸込口(72)との間でショートサーキットを生ずる気流流れを形成するように、上記吹出口(71)と吸込口(72)とが同一平面上で近傍に位置し且つ上記吸込口(72)が吹出口(71)の真直上方に位置する構成となっている
    ことを特徴とする睡眠カプセル。
  3. 請求項1又は2において、
    上記吹出口(61,71)には、空調空気の吹出し方向を調節する風向変更板(6e)が設けられている
    ことを特徴とする睡眠カプセル。
  4. 請求項1において、
    上記頭側流出入部(60)又は脚側流出入部(70)は、就寝者の頭部及び脚部を覆う気流空間を形成するカウル体(65,75)を備えている
    ことを特徴とする睡眠カプセル。
  5. 請求項4において、
    上記カウル体(65,75)には、空調空気の流れを調節する風向変更板(6r,7r)が設けられている
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